JPH06305137A - インクジェットヘッドおよびその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッドおよびその製造方法

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JPH06305137A
JPH06305137A JP5096334A JP9633493A JPH06305137A JP H06305137 A JPH06305137 A JP H06305137A JP 5096334 A JP5096334 A JP 5096334A JP 9633493 A JP9633493 A JP 9633493A JP H06305137 A JPH06305137 A JP H06305137A
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ejection port
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Yoshihiro Kondo
宣裕 近藤
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2202/00Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
    • B41J2202/01Embodiments of or processes related to ink-jet heads
    • B41J2202/10Finger type piezoelectric elements

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
  • Laser Beam Processing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク流路の底部にレーザを照射してインク
吐出口を形成することにより、製造が容易で信頼性の高
いインクジェットヘッドおよびその製造方法を提供す
る。 【構成】 圧電材料からなる圧力隔壁により分離された
複数のインク流路2の底部にインク流路2の上面側から
レーザを照射してインク吐出口3を形成したインクジェ
ットヘッドにおいて、電極4に電圧を印加して上記圧力
隔壁を撓ませることにより、インク流路2内のインク圧
を高めてインク吐出口3からインクを吐出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットヘッド
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開昭63−247051号公報に、圧
電材料からなる圧力隔壁により分離された複数のインク
流路の壁面に電極を設け、この電極に電圧を印加するこ
とにより上記壁面を変形させてインクを吐出せしめるイ
ンクジェットヘッドが開示されている。このインクジェ
ットヘッドの構成を図3に示す。PZT等の圧電セラミ
ック基板31に切削加工等によりインク流路32〜32
を形成し、基板31上にインク流路32に蓋をするよう
にカバープレート33を取り付け、さらにその端面にイ
ンク吐出口34〜34を形成した吐出口部材35を取り
付けてある。インク供給口36からインク流路32にイ
ンクが充填され、電極37〜37に選択的に電圧を印加
することにより、各インク流路32を分離している圧力
隔壁が撓み、インク吐出口34からインクが吐出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
実際には基板31やカバープレート33の端面に凹凸が
あるため、そこに吐出口部材35を接着しても十分密着
せず、インクが漏れたり、インク吐出方向が変化したり
てしまう。そこで、吐出口部材35を取り付ける前に上
記端面を研磨しておく必要があるが、研磨工程は時間が
かかるとともに、基板31側に入り込んだ研磨剤や研磨
カスの除去が大変である。また、研磨時に基板31に欠
けやひび等が生じ易くヘッドの歩留まりを低下させる原
因になっていた。
【0004】また、吐出口部材35の接着強度の問題が
あった。吐出口34の表面にはインクが存在するのでク
リーニングしなければならない。通常はフェルト等で機
械的に擦ってクリーニングする場合が多いが、吐出口部
材35と基板31との接着強度が不十分であると両者が
剥離してしまい、長期信頼性を低下させる原因となって
いた。
【0005】さらに、吐出口34のテーパー加工の問題
があった。吐出口34はインクの射出効率を考えると、
インク流路32側の面積より出口の面積の方が小さいテ
ーパー状であることが好ましいが、インク流路32を形
成した基板31に吐出口部材35を接着した後で上記テ
ーパー加工を施すことは困難である。
【0006】また、吐出口部材35を上記端面に接着す
る際に、吐出口34とインク流路32との位置合わせが
難しかった。
【0007】本発明は、簡単な構成で容易に製造でき、
かつ信頼性の高いインクジェットヘッドおよびその製造
方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、圧電材料から
なる圧力隔壁により分離された複数のインク流路の底部
にインク吐出口を形成し、上記インク流路の壁面に設け
た電極に電圧を印加することにより上記壁面を変形させ
て上記吐出口からインクを吐出せしめることにより、上
記課題を解決するものである。
【0009】また、本発明は、圧電材料からなるヘッド
基板に圧力隔壁により分離された複数のインク流路を形
成し、このインク流路底部にレーザを照射してインク吐
出口を形成するようにして、上記課題を解決するもので
ある。
【0010】なお、上記ヘッド基板のインク流路上面側
からレーザを照射して上記吐出口を形成することが望ま
しい。
【0011】さらに、上記レーザは、YAGレーザまた
はエキシマレーザであることが望ましい。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0013】図1に本発明によるインクジェットヘッド
の要部の構成を示す。同図において、1はPZT等の圧
電材料からなるヘッド基板である。ヘッド基板1には切
削加工等により複数のインク流路2〜2が形成されてい
る。すなわちインク流路2〜2は圧電材料からなる圧力
隔壁により互いに分離された状態となっている。インク
流路2の底面にはそれぞれインク吐出口3が形成されて
いる。インク吐出口3はインク流路2側の面積より出口
側の面積が小さくなるようにテーパー状に加工されてい
る。4〜4は上記圧力隔壁に電圧を印加するための電
極、5〜5は電極4から引き出した電気的配線である。
ヘッド基板1にはインク流路2に蓋をするようにカバー
部材(図示せず。)が接着されてインクジェットヘッド
が形成され、電気的配線にはヘッド駆動手段(図示せ
ず。)から印字タイミングに応じた信号が供給される。
【0014】上記構成のインクジェットヘッドにおい
て、インク流路2にインクが充填され、上記ヘッド駆動
手段からの印字タイミングに応じた信号により電極4〜
4に選択的に電圧が印加される。電極4に電圧が印加さ
れると、その電極が配設されている圧力隔壁が撓み、イ
ンク流路2内のインク圧力が高くなりインク吐出口3か
らインクが吐出する。このようにして記録が行なわれ
る。
【0015】つぎに、上記インクジェットヘッドの製造
方法について説明する。
【0016】まず、ヘッド基板1に切削加工等によりイ
ンク流路2を形成する。つぎに、図2に示したように、
インク流路2の上面側からレーザ発振器21によりイン
ク流路2の底部にレーザを照射してインク吐出口3を形
成する。レーザによるインク吐出口の形成方法の一例と
して、HOYA製YAGレーザのウエハーマーカLM−
300を用い、発振波長1064nmで、富士セラミッ
クス製のPZTに対して、繰返し周波数1kHzで20
回照射により、深さ250 μm、レーザ光入射側直径60μ
mのテーパー状のインク吐出口3を形成することができ
る。
【0017】インク吐出口3の形成後、ヘッド基板1に
AlやNi等の電極材料を斜め蒸着法等で成膜し、圧力
隔壁上面の電極材料を分離して電極4を形成した後、上
記カバー部材を接着する。
【0018】以上のようにして、図1に示したヘッド基
板を製造する。
【0019】なお、上記レーザはYAGレーザに限ら
ず、XeCl,KrF等のエキシマレーザのアブレーシ
ョン加工でもよい。
【0020】また、上記実施例ではヘッド基板全体を圧
電材料としたが、少なくとも圧力隔壁が圧電材料であれ
ばよい。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、ヘッド基板に形成した
インク流路の底部にインク吐出口を形成するので、従来
の吐出口部材の接着面の研磨やインク吐出口とインク流
路の位置合せ等の工程が不要となり、インク吐出口形成
に関する製造工程が簡素化されるとともに、従来の吐出
口部材の剥離の問題が解消され長期信頼性を確保するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインクジェットヘッドの要部の構
成を示した説明図
【図2】本発明によるインクジェットヘッドの製造方法
を説明するための説明図
【図3】従来のインクジェットヘッドの構成を示した説
明図
【符号の説明】
1 ヘッド基板 2 インク流路 3 インク吐出口 4 電極
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/135

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電材料からなる圧力隔壁により分離さ
    れた複数のインク流路の底部にインク吐出口を形成し、
    上記インク流路の壁面に設けた電極に電圧を印加するこ
    とにより上記壁面を変形させて上記吐出口からインクを
    吐出せしめることを特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 圧電材料からなるヘッド基板に圧力隔壁
    により分離された複数のインク流路を形成し、このイン
    ク流路底部にレーザを照射してインク吐出口を形成する
    ことを特徴とするインクジェットヘッドの製造方法。
  3. 【請求項3】 上記ヘッド基板のインク流路上面側から
    レーザを照射して上記吐出口を形成することを特徴とす
    る請求項2記載のインクジェットヘッドの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記レーザは、YAG(Y3 Al5 O1
    2,イットリウムアルミニウムガーネット)レーザまた
    はエキシマレーザであることを特徴とする請求項2また
    は3記載のインクジェットヘッドの製造方法。
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