JPH0630481Y2 - ホイ−ルロツク - Google Patents

ホイ−ルロツク

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JPH0630481Y2
JPH0630481Y2 JP1984102269U JP10226984U JPH0630481Y2 JP H0630481 Y2 JPH0630481 Y2 JP H0630481Y2 JP 1984102269 U JP1984102269 U JP 1984102269U JP 10226984 U JP10226984 U JP 10226984U JP H0630481 Y2 JPH0630481 Y2 JP H0630481Y2
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JP
Japan
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lock
nut
plate
lock plate
core rod
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JP1984102269U
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JPS6116901U (ja
Inventor
参郎 南
Original Assignee
大阪金具株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車の車輪の盗難を防止するため使用される
ホイールロックに関する。
〔従来の技術〕
本考案者は車輪の締結ナットのうちの1つを被覆する筒
型ケースに電子ロックを組み込み、電子ロックを解錠し
ない限り、ケースがナットから外れないようにした幾つ
かのホイールロックを開発した。このような電子ロック
付きホイールロックとして例えば実公昭53−5401
1号、実開昭58−158657号、同59−4301
号、同59−22317号等がある。これらの先行のホ
イールロックは筒型ケースの内部に劃壁を一体に設け、
劃壁とその前面に重ねた錠板にわたって電子ロックを組
み込み、ケースに固定されたロック本体に一対の爪片を
直径方向に嵌挿し、ばねの突っ張りで爪先をナットの環
状溝に引っかけてケースを回動自由に係止し、錠板の前
面に所定のキーを重ねて錠板を回すと、その芯棒が爪先
を外すように構成しており、これらのホイールロックは
部品数が多いため、組立に手数を要している。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は、少ない部品をもって丈夫で安価な電子ロック
付きホイールロックを製作し、従来品にみられた抜止め
ピンを省くことにより、その全長を縮小することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案のホイールロックは、
ハブと車輪のディスクを締結するボルトに螺合するナッ
トの入口をテーパ面とし、このテーパ面の奥側に環状溝
を切り、前記ナットの先端部へ嵌り込むロック本体に座
板を固設し、該座板とナットの外周面を覆う筒型ケース
とを筒型ケースの先端近傍で固着し、座板の前面に錠板
を重ねて錠板に設けた芯棒をロック本体の軸孔に嵌挿
し、座板と錠板の重なり面に錠板の回動を阻止する電子
ロックを組み込み、ロック本体の側縁にその反対側近く
に至る偏平な縦孔を刳抜き、該縦孔内にばねによって付
勢され、前記錠板の芯棒を遊挿する透孔を設けた爪片を
摺動可能に嵌挿し、前記芯棒に設けた切欠きを爪片の透
孔に係止して錠板の抜止めとするとともに、前記錠板の
芯棒の回動により前記爪片の爪先とナットの環状溝とを
係脱自在にしてなることを要旨とする。
〔実施例〕
第11図において、1は車輪2を装着したディスクで、
数組のボルト3とナット4により車輪のハブ5に締結さ
れ、ディスクの突条(図示なし)にキャップ6を嵌込ん
でナット群を被覆し、キャップを取り除いてナットをは
ずすことによりディスク1をハブ5から外して車輪を交
換することは知られている。本考案に係るホイールロッ
クRは数本の締結ボルト3のうち1本に使用する。
第1図以下に示す実施例において、Nはホイール用のナ
ット(単にナットという)で、ふつうのナットよりも長
い目に作って外周面の先端(左端)から中間部を6角形
に削り、内周面のほぼ前半分に凹嵌部7を設けてその入
口寄りに環状溝8を切り、この環状溝8より外側のナッ
トの入口を外広がりに刳取って短いテーパ面9を形成す
る。
10はナットNにかぶせる円筒形のケースで、ナットの
6角面を被覆して左側へ突出し、このケースをはずさな
い限り、ナットNにスパナ(図示なし)が掛からないよ
うにする。ケース10は第1,4図に示す如く、内周面
の先端近くに4つの細幅の突縁11…を一体に有し、こ
の突縁11を同じ間隙12を隔てて等分角に設ける。1
3は短小な円柱状のロック本体で、ナットの凹嵌部7に
嵌り込む寸法に作り、第5〜7図に示す如く、中心に丸
い軸孔14を刳抜き、先端側にケース10の内径に等し
い円形の座板15を一体に設け、座板の背面の周縁に4
つの細幅の凹部16を等分角に設けてその間に凸部17
を残す。20は皿形の錠板で、内面の中心に連設した芯
棒21をロック本体の軸孔14に遊嵌して座板15の前
面に重ね、第8図に示す如く芯棒21の後端近くに半円
形の切欠き22を設け、この切欠きに爪片(後記)を係
合させて抜止めとなす。この座板15と錠板20をケー
ス10の先端内へ装入して座板の凸部17…をケースの
突縁間の間隙12…へ嵌込み、4つの凸部17の両端を
プレスで一斉にかしめて各凸部を両側へ拡げ、これを突
縁11に圧着させることにより座板15をケース10に
一体に結合する。
ロック本体の座板15の前面に第5図に示す如く、半径
方向に延びる4本の放射溝24を等分角に切って短小な
磁石23を1個ずつ装入する。25も4本の放射溝で、
第9図に示す如く錠板20の一部を嵌込み、その途中か
ら同じ側(第9図で時計方向)へ円弧状の逃し溝26を
設け、このような錠板20とロック本体の座板15によ
りケース10に電子ロックEを組み込む。錠板20は平
常は放射溝24,25に嵌合する磁石23により回動を
阻止されており、各磁石23が放射溝25と逃し溝26
の接続部に揃うと錠板20は回動可能となる。
錠板20にかぶせる円形のキー27は第1図に示す如
く、背面に掴みを有し、突起29を錠板の周縁の切欠き
18に係合させて使用位置を規制し、かつ錠板20を回
動させる。
キー27は円周方向に4つの短小な磁石28を等分角に
埋め込み、これを錠板の背面に設けた放射溝25と逃し
溝26の接続部に向かわせ、かつロック本体の磁石23
と異性の磁極が相対するように配置し、磁石23の磁極
の向きと逃し溝26の位置を変えることによってキー違
いを作る。
第3図に示す如くロック本体13の上縁から軸孔14を
通り過ぎて反対側近くへ至る偏平な縦孔30を刳抜き、
この縦孔にコイルばね31と爪片32を嵌挿する。爪片
32は第10図に示す如く爪先33となる上縁をロック
本体13と同じ半径の円弧面に作り、下縁の凹み34に
ばね31の上端を納めてばねを安定させ、ほぼ一杯にト
ンネル形の透孔35を穿って錠板の芯棒21を貫通させ
る。ここに芯棒21が切欠き22の個所で爪片32を貫
通するように設定し、ばね31でこの爪片32を押して
透孔35の短辺を芯棒の切欠面に当接させ、爪辺の透孔
35を切欠き22に引っかけることによって芯棒21の
抜出しを止める。この当接状態において爪先33がロッ
ク本体13の周囲から突出し、透孔35が芯棒21の上
縁に対して若干の余裕をもつように透孔の上下長さを決
める。そしてこの爪先を押し込むと透孔35の余裕によ
り、ばね31に抗して爪片32が降下し、爪先33がロ
ック本体13の周囲位置になる。
本考案の一実施例は以上の構成からなり、車輪のディス
ク1とハブ5を数本のボルト3とナットNで締結し、そ
のうちの1本のボルトにナットNを固く螺合する。つぎ
に電子ロックを組み込んだケース10をナットNにかぶ
せてロック本体13をナットの凹嵌部7へ嵌込み、ロッ
ク本体から突出する爪先33をナットの入口のテーパ面
9を滑りつつ、ばね31に抗して爪片32を降下させ、
爪先33が退入してロック本体13の周囲位置となり、
この爪先がナットの環状溝8に向かうと、ばね31によ
り爪先33がロック本体から突出して環状溝8に引っか
かり、この引っかかりでケース10がナットNから外れ
るのを防止する。なおケース10はナットNに対して回
動自由である。ここにロック本体の磁石23…が座板の
放射溝24と錠板背面の放射溝25の両方に嵌合して錠
板20の回動を阻止しており、爪先33の引っかかりと
錠板20の回止めによりホイールロックRは錠止状態と
なってケース10がナットNの6角面を被覆し、ナット
にスパナを掛けることができないから車輪の盗難が防止
される。
車輪を交換する場合はキーの突起29を錠板の凹み18
に係合させてキー27を錠板20に重ねると、ロック本
体の磁石23…がキーの磁石28…に吸引され、第2図
の鎖線23…に示すように放射溝25と逃し溝26の接
続部に集まるので、ロック本体の磁石23…は逃し溝2
6…の方へ移動可能となる。そこでケース10を掴んで
キー27を回すと錠板20は磁石23…を逃し溝26…
へ入れて回動し、錠板が40°回動すると各磁石23は
逃し溝26の奥端に突き当たる。錠板20が回動すると
芯棒21の切欠き22が透孔35の短辺をこじて爪先3
2をロック本体13内に押し込み、爪先33がロック本
体13の周面と同一面となる。この結果、爪先33と環
状溝8の引っかかりが外れるので、ケース10をナット
Nから外してその6角面を露出させることができ、これ
にスパナを掛けてナットNを外す。
以上は本考案の一実施例を説明したもので、本考案はこ
の実施例に限定されることなく、例えば電子ロックの構
成自体は本考案の要旨に関係ないし、爪片の透孔35を
上下に長い長方形に作ってもよい。
〔考案の効果〕
本考案においてはナットにかぶせる筒形ケースの先端寄
りにロック本体と一体の座板を固く結合し、座板の前面
に錠板を重ねて両板の重なり面に電子ロックを組み込
み、ロック本体に偏平な縦孔を刳抜いてばねと爪片を嵌
挿し、錠板の芯棒に設けた切欠きを爪片の透孔に引っか
けて錠板の抜止めとしており、従来品の抜止めピンを省
いたから、その分だけ全長を短縮することができ、芯棒
の切欠面で透孔の短辺をこじて爪先を退入させるように
構成したから、従来のホイールロックに比較して部品数
が少なく、したがって組立てが簡単となり、丈夫なホイ
ールロックを安価に提供しうる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るホイールロックの実施例を示すもの
で、第1図は施錠時における実施例の縦断面図、第2,
3図はそれぞれ第1図のA−A線とB−B線における縦
断面図、第4図はケースの正面図、第5図はロック本体
の正面図、第6図はロック本体の側面図、第7図はロッ
ク本体の一部を破断した背面図、第8図は錠板の側面
図、第9図は錠板の背面図、第10図は爪片の正面図、
第11図はホイールロックを使用した車輪の正面図であ
る。 なお、1はディスク、3はボルト、5はハブ、8は環状
溝、9はテーパ面、10はケース、13はロック本体、
14は軸孔、15は座板、20は錠板、21は芯棒、2
2はその切欠き、27はキー、30は縦孔、31はば
ね、32は爪片、33は爪先、35は透孔、Eは電子ロ
ック、Nはナットである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハブ(5)と車輪(2)のディスク(1)
    を締結するボルト(3)に螺合するナット(N)の入口
    をテーパ面(9)とし、このテーパ面の奥側に環状溝
    (8)を切り、前記ナット(N)の先端部へ嵌り込むロ
    ック本体(13)に座板(15)を固設し、該座板(1
    5)とナット(N)の外周面を覆う筒型ケース(10)
    とを筒型ケース(10)の先端近傍で固着し、座板(1
    5)の前面に錠板(20)を重ねて錠板(20)に設け
    た芯棒(21)をロック本体(13)の軸孔(14)に
    嵌挿し、座板(13)と錠板(20)の重なり面に錠板
    (20)の回動を阻止する電子ロック(E)を組み込
    み、ロック本体(13)の側縁にその反対側近くに至る
    偏平な縦孔(30)を刳抜き、該縦孔(30)内にばね
    (31)によって付勢され、前記錠板(20)の芯棒
    (21)を遊挿する透孔(35)を設けた爪片(32)
    を摺動可能に嵌挿し、前記芯棒(21)に設けた切欠き
    (22)を爪片(35)の透孔(35)に係止して錠板
    (20)の抜止めとするとともに、前記錠板(20)の
    芯棒(21)の回動により前記爪片(32)の爪先(3
    3)とナット(N)の環状溝(8)とを係脱自在にして
    なることを特徴とするホイールロック。
JP1984102269U 1984-07-05 1984-07-05 ホイ−ルロツク Expired - Lifetime JPH0630481Y2 (ja)

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JPS6116901U JPS6116901U (ja) 1986-01-31
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JP1984102269U Expired - Lifetime JPH0630481Y2 (ja) 1984-07-05 1984-07-05 ホイ−ルロツク

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6240801Y2 (ja) * 1979-04-12 1987-10-19
JPS5977901A (ja) * 1982-10-28 1984-05-04 Nippon Denshi Lock Kk ホイ−ルロツク装置

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JPS6116901U (ja) 1986-01-31

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