JPH0630478A - 多重伝送装置 - Google Patents

多重伝送装置

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JPH0630478A
JPH0630478A JP4207325A JP20732592A JPH0630478A JP H0630478 A JPH0630478 A JP H0630478A JP 4207325 A JP4207325 A JP 4207325A JP 20732592 A JP20732592 A JP 20732592A JP H0630478 A JPH0630478 A JP H0630478A
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秀己 中園
Toshiaki Kasai
俊明 河西
Toshiyuki Matsuzaki
俊幸 松▲崎▼
Koji Terayama
孝二 寺山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電気負荷を制御する制御手段と多重通信を行
う通信手段とを有する第1ユニット群と、該第1ユニッ
ト群との間で多重通信を行う通信手段を有する第2ユニ
ット群とが共通の多重伝送路に接続された多重伝送装置
において、各ユニットの起動時における信号の未受信を
防止することを目的とする。 【構成】 電気負荷14を制御する第1ないし第4ユニ
ット3〜6でなる第1ユニット群Aと、各種のスイッチ
やセンサ類15が接続された第5、第6ユニット7,8
でなる第2ユニット群Bとを共通の多重伝送路2により
接続すると共に、上記第1ユニット群Aの1つのユニッ
トは、該第1ユニット群の全てのユニットが起動したと
きに上記第2ユニット群Bに起動信号を送信し、一方、
第2ユニット群Bの各ユニットは、上記起動信号を受信
したときに自らを起動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は多重伝送装置、特に、電
気負荷を制御する制御手段と多重通信を行うための通信
手段とを有する第1ユニット群と、上記電気負荷を制御
する制御手段を有せず上記第1ユニット群との間で多重
通信を行うための通信手段を有する第2ユニット群とが
共通の多重伝送路に接続された多重伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車においては、エレクトロニ
クス技術の急激な進歩に伴って各種制御の電子化が進め
られていると共に、ユーザの要求や付加価値を高めるた
めに新たなな電装品がより多く搭載される傾向にある。
この場合、各機器に対して多数の電気配線が束ねられた
ワイヤハーネスを用いて制御信号を伝達するようになっ
ているが、エレクトロニクス化が進むにつれてワイヤハ
ーネスが肥大化し、その配設スペースの確保やレイアウ
トが困難となる傾向にあった。
【0003】そこで、上記のような不具合を解決するた
めに、例えば特開昭64−103044号公報に示され
ているように、多重通信技術を自動車に応用した多重伝
送装置が開発されている。これは、例えば、各種の電気
負荷を制御する論理処理機能を備えた複数の主多重通信
ユニットと、上記電気負荷を制御するための論理機能を
備えない従多重通信ユニットとを共通の多重通信線(多
重伝送路)を介して互いに接続することにより、各多重
通信ユニット間において信号の授受を行わせるようにし
たものである。これによれば、従来に比べて多数の信号
線が省略されることになって、これらを束ねるワイヤハ
ーネスの肥大化が抑制され、該ワイヤハーネスが簡素化
されることになり、その配設スペースを確保することが
可能となると共に、該ワイヤハーネスを適切にレイアウ
トすることが可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な自動車用の多重伝送装置においては、例えば空調装置
を構成するエアコンプレッサあるいはパワーウインド用
の駆動モータ等を始めとする各種アクチュエータとして
の電気負荷を制御する複数のユニットを共通の多重伝送
路に接続する一方、各ユニットには、それぞれに設けら
れた電気負荷の作動を制御するためのセンサ類が接続さ
れるのが通例である。この場合、複数のユニットが共通
の多重伝送路を介して互いに接続されることにより、従
来に比べて、省線化が図られてワイヤハーネスの肥大化
が抑制されることになるのであるが、依然として、各ユ
ニットとセンサ類とが個々に独立した電気配線により接
続されており、特に、各ユニットとこれに接続されるセ
ンサ類とが車体の前部と後部とに離反して配置される場
合には、その両者を接続するための電気配線がことさら
長くなって、その分の省線化を図ることができず、複数
のユニットを共通の多重伝送路を介して接続することに
より、ワイヤハーネスの肥大化を抑制して省線化を図る
多重伝送の意味合いが薄れることになる。
【0005】そこで、各ユニットとこれに接続されるセ
ンサ類との間の省線化を図るために、各ユニットよりセ
ンサ類を独立させ、電気負荷を制御する制御機能を有す
る複数のユニットにより第1ユニット群を構成すると共
に、各種のセンサ類が接続されて各センサにより検出し
た検出信号を上記第1ユニット群に対して送信するのみ
で制御機能を持たない複数のユニットにより第2ユニッ
ト群を構成し、これらの第1ユニット群および第2ユニ
ット群を共通の多重伝送路で互いに接続することによ
り、該第2ユニット群を構成するユニットにおける各セ
ンサ類により検出した各種信号を多重伝送路を介して第
1ユニット群に送信することが考えられるが、この場
合、第2ユニット群を構成するユニットは、制御機能を
持たないため、多重伝送路上の他のユニットの起動状態
を判断することができない。従って、図9に示すよう
に、第1ユニット群を構成する一部のユニット、例え
ば、パワーウインド用駆動モータの作動を制御する制御
ユニット(A)が起動されていない状態(OFF状態)
で、第2ユニットを構成するを構成する一部のユニッ
ト、例えば、パワーウインド開閉用スイッチの投入状態
を検出するセンサを有するユニット(B)が起動(ON
状態)された場合には、該ユニット(B)よりパワーウ
インド開閉用スイッチが投入されたことを示す信号が上
記ユニット(A)に送信されることになるのであるが、
該ユニット(A)は未だ起動されておらず、このため、
パワーウインド開閉用スイッチが投入されたことを示す
信号を受信することができず、受信エラーが発生し、該
制御ユニット(A)により制御されるパワーウインド用
駆動モータが作動される状態にあるにもかかわらず作動
されないといった不具合が発生することになる。
【0006】また、通常、ある特定のユニットで受信エ
ラーが発生した場合には、送信元のユニットがその特定
のユニットに対して所定の周期で繰り返しデータを送信
するようになっているのであるが、この場合、余分な信
号が送信されることになって、一時的にトラフィック量
が増大し、このため、他の正規の信号の送信に支障をき
たす虞がある。
【0007】そこで本発明は、電気負荷を制御する制御
手段と多重通信を行うための通信手段とを有する第1ユ
ニット群と、上記電気負荷を制御する制御手段を有せず
上記第1ユニット群との間で多重通信を行うための通信
手段を有する第2ユニット群とが共通の多重伝送路に接
続された多重伝送装置において、各ユニットの起動時に
おける信号の未受信を確実に防止すると共に、起動時に
おける信号の未受信に伴うトラフィック量の増大を防止
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0009】即ち、電気負荷を制御する制御手段と多重
通信を行うための通信手段とを有する第1ユニット群
と、上記電気負荷を制御する制御手段を有せず上記第1
ユニット群との間で多重通信を行うための通信手段を有
する第2ユニット群とが共通の多重伝送路に接続された
多重伝送装置において、上記第1ユニット群の1つのユ
ニットは、該第1ユニット群の全てのユニットが起動し
たことを検出したときに上記第2ユニットを起動させる
たの起動信号を送信する起動信号送信手段を有すると共
に、該第2ユニット群の各ユニットは、上記起動信号送
信手段からの起動信号を受信したときに自らを起動させ
る起動手段を有すること特徴とする。
【0010】
【作用】上記の構成によれば、電気負荷を制御する制御
手段を有する第1ユニット群の全てが起動したのちに、
該第1ユニット群の1つのユニットに設けられた起動信
号送信手段より第2ユニット群に対して起動信号が送信
され、この起動信号を受信することにより、第2ユニッ
ト群の各ユニットがそれぞれ起動することになる。従っ
て、上記第1ユニット群の一部が起動されていない状態
で、該第1ユニット群に対して第2ユニット群から信号
が送信されることが防止されることになって、起動時に
おける第1ユニット群側での信号の未受信が確実に防止
されることになる。
【0011】また、上記第1ユニット群側での信号の未
受信が確実に防止されることにより、第2ユニット群側
より信号が再送信されることがなく、これにより、起動
時におけるトラフィック量の増大が防止されて正規の信
号が各制御ユニット間で効率良く送受信されることにな
る。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】なお、本実施例においては、本発明に係る
多重伝送装置を自動車に適用する場合について説明す
る。
【0014】図1は本実施例に係る多重伝送装置の全体
概略構成図であって、この多重伝送装置1は、ループ状
に構成された1本まはた2本のツイストペア線等でなる
多重伝送路(多重通信線)2に複数のユニット、例え
ば、第1から第6の6つのユニット3〜8がそれぞれ接
続されており、各ユニット3〜8間で多重信号の授受を
行うものである。上記第1ないし第4ユニット3〜6に
は、各種アクチュエータとしての電気負荷14がそれぞ
れ接続されており、これらの各ユニットにより第1ユニ
ット群Aが構成されていると共に、上記第5、第6ユニ
ット7,8には、各種のスイッチやセンサ類15がそれ
ぞれ接続されており、これらの各ユニット7,8により
第2ユニット群Bが構成されている。
【0015】そして、上記第1ユニット3は、例えば燃
料噴射量や燃料噴射時期、あるいは吸入空気量等の制御
を始めとするエンジンの作動に関する制御を行うユニッ
ト、第2ユニット4は、ドアのロック、アンロック機構
の作動およびパワーウインドの開閉を制動するユニット
であり、また、第3ユニット5は、各ランプ類の点灯を
制御するユニットである。更に、第4ユニット6は、各
種のメータ類やインジケータ類を制御するユニットであ
り、第5ユニット7は、ドアやパワーウインド等の開閉
体の開閉状態を検出するためのユニットであって、第6
ユニット8は、各ランプ類を点灯させるためのスイッチ
類の投入状態を検出するためのユニットである。
【0016】上記第1ユニット群Aを構成する第1ユニ
ット3には、燃料噴射量、燃料噴射時期あるいは吸入空
気量等を制御するアクチュエータとしての各種電気負荷
が接続されていると共に、第2ユニット4には、ドアの
ロック、アンロック機構を作動させるアクチュエータや
パワーウインド用駆動モータ等の電気負荷が接続されて
おり、また、第3ユニット5には、前照灯を始めとする
各種のランプ類等の電気負荷が接続されている。更に、
第4ユニット6には、各種のメータ類やインジケータ類
が接続されている。
【0017】一方、上記第2ユニット群Bを構成する第
5、第6ユニット7,8には、ドアやパワーウインド等
の開閉体の開閉状態を検出するためのセンサ類や各ラン
プ類を点灯させるためのスイッチ類が接続されている。
【0018】なお、本実施例においては、上記多重伝送
路2に第1ユニット群Aを構成する第1ないし第4の4
つユニット3〜6および第2ユニット群Bを構成する第
5、第6の2つユニット7,8の合計6つのユニットが
接続されているが、多重伝送路2に接続されるユニット
の数は6つの限定されるものではなく、上記第1〜第6
ユニット3〜8以外に、例えば車両の制動時における制
動性を向上させるアンチスキッド制御を行うためのユニ
ット、または操縦安定性を向上させるための4輪操舵制
御を行うためのユニット等を必要に応じて接続すること
も可能である。
【0019】そして、上記第1〜第6ユニット3〜8に
は、バッテリーからの電源電圧が直接に、あるいはアク
セサリースイッチまたはイグニッションスイッチの投入
に伴って供給されることになって、各ユニットが起動さ
れるようになっている。
【0020】ここで、上記第1ユニット群Aを構成する
各ユニット3〜6の具体的な構成を、図2に基づいて説
明する。なお、各ユニット3〜6はそれぞれ同様の構成
とされているので、第1ユニット3の構成について具体
的に説明する。
【0021】図2に示すように、第1ユニット3は、上
記多重伝送路2にコネクタ10を介して接続されてお
り、多重伝送路2を介して送信される他の制御ユニット
4ないし8からの情報信号が多重インターフェイスモジ
ュールでなる受信制御部11aで受信され、この受信制
御部11aで変換された信号がコントローラ12に入力
されて論理演算処理されると共に、該コントローラ12
から多重インターフェイスモジュールでなる送信制御部
11bに出力された信号が変換されて、多重伝送路2を
介して他のユニット4〜8に送信されることになる。更
に、上記コントローラ12には、出力インターフェイス
13aを介して各種の電気負荷14が接続されており、
該コントローラ12から各種の電気負荷14を制御する
信号が出力されるようになっている。
【0022】一方、上記第2ユニット群Aを構成する第
5、第6ユニット7,8の具体的な構成を、図2に基づ
いて説明する。なお、各ユニット7,8それぞれ同様の
構成とされているので、第5ユニット7の構成について
具体的に説明する。図3に示すように、第5ユニット7
も上記第1ユニット3と同様に、上記多重伝送路2にコ
ネクタ10を介して接続されており、多重伝送路2を介
して送信される他のユニットからの情報信号が多重イン
ターフェイスモジュールでなる送受信制御部11で受信
され、該受信信号に対する受信確認信号を多重伝送路2
を介して送信する。更に、上記送受信制御部11、コネ
クタ16、入力インターフェイス13bを介して各種の
スイッチやセンサ類15が接続されており、これらのス
イッチやセンサ類15からの信号が送受信制御部11に
入力され、多重伝送路2を介して送信されるようになっ
ている。
【0023】ところで、本実施例においては、上記第1
ないし第6ユニット3〜8より送信される情報信号とし
て、図4に示すような構成のフレームFごとに各種情報
を伝送することが行われている。このフレームFは、S
OM(スタートオブメッセージ)コード、プライオリテ
ィ/宛先アドレスコード、IDコード、VALID/I
NVALIDコード、データ領域、EOD(エンドオブ
データ)コード、ACK領域およびEOM(エンドオブ
メッセージ)コードを有するフレーム構成とされてい
る。
【0024】上記SOMコードは、フレームFの開始を
示すコードであり、各ユニット3〜8は、このSOMコ
ードを受信することによりフレームFの開始を認知する
ようになっている。また、プライオリティ/宛先アドレ
スコードのうち、プライオリティは、各ユニット3〜8
のうち複数のユニットから同時に送信されて信号が衝突
した場合に、どの信号を優先して処理するかを指示する
優先順位を示すものである。一方、宛先アドレスは、信
号を送信すべき送信先のユニットを示すものである。更
に、IDコードは、当該フレームFのデータの内容を示
すコードであって、このIDコードにより各ユニット3
〜8はそのフレームFのデータ領域の内容を知ることが
できる。また、VALID/INVALIDコードは、
送信すべきデータの有効、無効を示すコードである。そ
して、データ領域には、各種データの数、各データ内容
等が示されており、EODコードは、データの終わりを
示すコードである。更に、ACK領域は各ユニット3〜
8間で信号の授受が正確に行われたか否かを判別する領
域であり、また、EOM(エンドオブメッセージ)コー
ドは、フレームFの終了を示すコードである。
【0025】そして、上記ACK領域は、複数のビッ
ト、例えば16ビットからなり、各ユニット3〜8に対
応させてそれぞれのユニットに対して予め設定されたビ
ット領域が割り当てられており、各ビットにより各ユニ
ット3〜8は正常受信の確認を行う。即ち、送信元のユ
ニットは、16ビットのACK領域の自身のユニットに
対応する位置のビットのみを“0”とし、他のビットの
全てを“1”にして、1個の“0”と15個の“1”ビ
ットを送信する。一方、受信側のユニットにおいては、
受信したフレームFの内容に誤りがないかをチェック
し、誤りがなければ、自身のユニットについて予め設定
された位置のビット領域に、それぞれのユニットに固有
の受信確認信号(以下、ACK信号と記載する)を
“0”として送信元のユニットに返送するようになって
いる。従って、上記ACK領域におけるビット領域が
“0”になっているユニットは、正常にフレームFを受
信したことを示す。
【0026】なお、受信側のユニットからACK信号が
返送されてこない場合は、受信エラーが発生したものと
して、送信元のユニットは所定の周期で繰り返しフレー
ムFを再送信するが、所定の回数以上、例えば3回以上
繰り返し送信してもACK信号が返送されてこない場合
には、そのユニットが何らかの原因でシステムダウンし
たものとして多重伝送路2から取り除かれるようになっ
ている。
【0027】次に、本実施例の特徴部分である上記第
1、第2ユニット群A,Bの各ユニット3〜8の起動時
における制御動作を図5ないし図7のフローチャートに
従って説明する。
【0028】図5に示すように、上記第1ユニット群A
の特定のユニット、例えば、第1ユニット3のコントロ
ーラ12は、まず、ステップS1でイニシャルチェック
を行い、ステップS2においてエンジン回転がアイドル
状態であるかを判定する。そして、YESと判定したと
き、即ち、エンジン回転がアイドル状態となり、発電機
の作動状態が安定したときには、ステップS3で、第1
ユニット群Aの他の制御ユニット4〜6に対して、それ
らのユニットを起動させるための信号としての起動フレ
ームを送信する。次いで、ステップS4でタイマをクリ
アすると共に、ステップS5においては第1ユニット群
Aを構成する各ユニット4〜6よりACK信号が返送さ
れてきたか否かを判定し、YESの場合、即ち、各ユニ
ット4〜6よりのACK信号を受信した場合には、ステ
ップS6で各ユニットの起動を確認し、ステップS7に
おいて、予め設定された所定時間が経過したかを判定
し、所定時間を経過した場合にステップS8に進む。な
お、ステップS5でNOと判定したちき、即ち、いずれ
かのユニットがACK信号を返送しない場合には、所定
時間が経過するまで、ステップS5〜ステップS7を繰
り返し実行し、所定時間が経過しても特定のユニットよ
りACK信号が返送されてこない場合には、その特定の
ユニットがシステムダウンしているものとしてステップ
S6で起動状態にあるユニットを確認する。
【0029】そして、ステップS8においては、起動が
完了して多重通信可能な状態にあるユニットを判別する
と共に、ステップS9で第1ユニット群Aの全てのユニ
ットが起動完了したことを示す起動完了フレームを送信
する。
【0030】即ち、図8に示すように、第1ユニット群
Aを構成する第1ユニット3からの起動フレームFの送
信(ON状態)に呼応して、他の各ユニットはフレーム
F(ACK信号)を返送(ON状態)し、全てのユニッ
トが起動したことを第1ユニット3において確認した場
合には、該第1ユニット3より起動完了フレームFaを
送信したのち、点線aで示すように多重通信状態に入
る。
【0031】一方、上記第1ユニット群Aの第4ユニッ
ト6のコントローラは、図6に示すように、まず、ステ
ップS10でイニシャルチェックを行ったのち、ステッ
プS11で上記第1ユニット3からの起動フレームを受
信したかを判定し、YESの場合、即ち、起動フレーム
を受信した場合には、ステップS12で第1ユニット3
に対してACK信号を返送する。これにより、第1制御
ユニット3において第4制御ユニット6が起動したこと
が確認される。
【0032】次いで、ステップS13で第1ユニット3
からの起動完了フレームを受信したを判定し、YES場
合、起動完了フレームを受信を確認した場合には、ステ
ップS14で起動が完了して多重通信可能な状態にある
ユニットを判別すると共に、ステップS15で第2ユニ
ット群Bを構成する第5、第6ユニット7,8を起動さ
せるための起動フレームを送信する。これにより、図8
に示すように、第1ユニット群Aの全てのユニット3〜
8が起動を完了して起動完了フレームFaが送信された
場合には、第4ユニット6より第2ユニット群Bに対し
て起動フレームFbが送信されて、該第2ユニット群B
の各ユニット7,8が順次起動されることになる。
【0033】また、第5、第6ユニット7,8のコント
ローラは、図7に示すように、まず、ステップS20で
上記第4ユニット6からの起動フレームを受信したかを
判定し、YESの場合、即ち、起動フレームをを受信し
た場合には、ステップS21において、それぞれの有す
るデータを示す信号をフレームとして第1ユニット群A
に送信する。これにより、図8に示すように、第2ユニ
ット群Bを構成する各ユニット7,8より第1ユニット
群Aを構成する各ユニット3〜8にデータ信号としての
フレームFが送信されることになる。
【0034】このように、本実施例によれば、電気負荷
14を制御する第1ユニット群Aの全てのユニット3〜
6が起動したのちに、該第1ユニット群Aを構成する第
4ユニット6より第2ユニット群Bの各ユニット7,8
に対して起動信号が送信され、この起動信号を受信する
ことにより、該第2ユニット群Bの各ユニット7,8が
それぞれ起動することになる。従って、上記第1ユニッ
ト群Aの一部のユニットが起動されていない状態で、該
第1ユニット群Aに対して第2ユニット群Bから信号が
送信されることが防止されることになって、起動時にお
ける第1ユニット群A側での信号の未受信が確実に防止
されることになる。
【0035】また、第1ユニット群A側での信号の未受
信が確実に防止されることにより、第2ユニット群B側
より信号が再送信されることがなく、これにより、起動
時におけるトラフィック量の増大が防止されて正規の信
号を各ユニット3〜8間で効率良く送受信されることに
なる。
【0036】なお、本実施例においては、本発明に係る
多重伝送装置を自動車に適用した場合について説明した
が、本発明に係る多重伝送装置が適用される対象は必ず
しも自動車に限定されるものではない。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電気負荷
を制御する制御手段を有する第1ユニット群の全てが起
動したのちに、該第1ユニット群の1つのユニットに設
けられた起動信号送信手段より第2ユニット群に対して
起動信号が送信され、この起動信号を受信することによ
り、第2ユニット群の各ユニットがそれぞれ起動するこ
とになる。従って、上記第1ユニット群の一部が起動さ
れていない状態で、該第1ユニット群に対して第2ユニ
ット群から信号が送信されることが防止されることにな
って、起動時における第1ユニット群側での信号の未受
信を確実に防止することができる。
【0038】また、上記第1ユニット群側での信号の未
受信が確実に防止されることにより、第2ユニット群側
より信号が再送信されることがなく、これにより、起動
時におけるトラフィック量の増大が防止されて各ユニッ
ト間で正規の信号を効率良く送受信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 多重伝送装置の全体概略システム図。
【図2】 第1ユニット群を構成するユニットの具体的
な構造を示すシステム図。
【図3】 第2ユニット群を構成するユニットの具体的
な構造を示すシステム図。
【図4】 信号フレームの具体的な構成の一例を説明す
る説明図。
【図5】 起動時における第1ユニットの制御動作を示
すフローチャート図。
【図6】 起動時における第4ユニットの制御動作を示
すフローチャート図。
【図7】 起動時における第5、第6ユニットの制御動
作を示すフローチャート図。
【図8】 各ユニットの信号送信状態を示すタイムチャ
ート図。
【図9】 従来の多重伝送装置の起動時における問題点
を説明するためのタイムチャート図。
【符号の説明】
1 多重伝送装置 2 多重伝送路 3〜8 第1〜第6制御ユニット 11 送受信制御部 11a 受信制御部 11b 送信制御部 12 コントローラ 14 電気負荷置 15 スイッチ、センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 寺山 孝二 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気負荷を制御する制御手段と多重通信
    を行うための通信手段とを有する第1ユニット群と、上
    記電気負荷を制御する制御手段を有せず上記第1ユニッ
    ト群との間で多重通信を行うための通信手段を有する第
    2ユニット群とが共通の多重伝送路に接続された多重伝
    送装置であって、上記第1ユニット群の1つのユニット
    は、該第1ユニット群の全てのユニットが起動したこと
    を検出したときに上記第2ユニットを起動させるたの起
    動信号を送信する起動信号送信手段を有すると共に、該
    第2ユニット群の各ユニットには、上記起動信号送信手
    段からの起動信号を受信したときに自らを起動させる起
    動手段が設けられていることを特徴とする多重伝送装
    置。
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