JPH0630406U - シリコンゴム製ホース - Google Patents

シリコンゴム製ホース

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Publication number
JPH0630406U
JPH0630406U JP6742092U JP6742092U JPH0630406U JP H0630406 U JPH0630406 U JP H0630406U JP 6742092 U JP6742092 U JP 6742092U JP 6742092 U JP6742092 U JP 6742092U JP H0630406 U JPH0630406 U JP H0630406U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicone rubber
hose
oil
rubber
hose body
Prior art date
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Pending
Application number
JP6742092U
Other languages
English (en)
Inventor
節夫 塩原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by UD Trucks Corp filed Critical UD Trucks Corp
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Publication of JPH0630406U publication Critical patent/JPH0630406U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、シリコンゴム製ホースに関し、オ
イルによるシリコンゴムの膨潤を防止して、シリコンゴ
ム製ホースの表面にオイルの滲み出るのを防止すること
を目的とする。 【構成】 シリコンゴムホース本体の内面に、フロロシ
リコンゴム層をコーティングした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、周囲温度、或いはこれを流れる流体温度の高い場合に用いられるシ リコンゴム製ホースに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のシリコンゴム製ホースの一例としては、図5、図6に示す物が あり、このシリコンゴム製ホースは、耐熱性に優れたシリコンゴムの単体で、ホ ース本体1が形成されていた。
【0003】 このシリコンゴム単体でホース本体1を形成した場合における引っ張り強度、 曲げ強度等を補強するために、図7、図8に示すようなシリコンゴムのホース本 体1は表面シリコンゴム層1aと内面シリコンゴム層1bとの間に、ガラス繊維 、或いはアラミド繊維を織成した補強層2を介在させたものがある。
【0004】 尚、この他に、実開昭63−170677号公報に記載された車両用ラバーホ ースが知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
前述のように耐熱性が優れているシリコンゴムをホース本体1として、又は表 面シリコンゴム層1aと内面シリコンゴム層1bとの間に補強層2を設けたシリ コンゴム製ホースにおいては、オイルが流通するホースとして用いると、シリコ ンゴムはオイルで膨潤する性質があるために、内部を流通するオイルがホース本 体1の表面に滲み出る問題がある。
【0006】 この問題を解決するために、ホース本体1の内面に、耐油性に優れたブタジェ ンゴム等のゴム材を接着しようとしても、シリコンゴムは接着性がないために、 これを接着した耐油性のゴムホースを作ることができなかった。
【0007】 本考案は、従来のシリコンゴム製ホースの前述の問題点を解決するために、オ イルによるシリコンゴムの膨潤を防止して、シリコンゴム製ホースの表面にオイ ルの滲み出るのを防止することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、シリコンゴムホース本体の内面に、フロロシリコンゴム層をコーテ ィングしたことを特徴とする。
【0009】
【作用】
本考案のシリコン製ゴムホースのフロロシリコンゴムは、オイルによる膨潤の し難い耐油性に優れたゴムであり、これをシリコンゴムホース本体の内面にコー ティングすることにより、シリコンゴムがオイルに直接接触しないようにして、 シリコンゴムホース本体のオイルによる膨潤を防止し、シリコンゴムホース本体 の表面へのオイルの滲み出るのを防止できるものである。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の第1の実施例を、図1、図2について以下に説明する。 この実施例におけるホース本体1は、シリコンゴム単体で厚さ6mm程度に形 成され、このホース本体1の内面には、シリコンにフッ素を添加したフロロシリ コンゴム層3が、厚さ0.1〜0.5mm程度にコーティングされるものである 。
【0011】 このフロロシリコンゴムは、高価ではあるが、シリコンゴムの中でも耐油性に 優れ、オイルで膨潤しにくい性質を持っており、しかもシリコンゴムに対して接 着強度が高いものである。
【0012】 このフロロシリコンゴムによるフロロシリコンゴム層3がホース本体1の内面 にコーティングされることにより、このホース内を流通するオイルとシリコンゴ ムのホース本体1とを、フロロシリコンゴム層3で遮断することができる。
【0013】 従って、シリコンゴムの単体で形成されたホース本体1を、フロロシリコンゴ ム層3を浸透したオイルが膨潤させるのが避けられ、オイルがシリコンゴム製ホ ースの表面に滲み出るのが防止される。
【0014】 次に、本考案の第2実施例として、図7、図8に示した従来のシリコンゴム製 ホースに実施した場合を説明する。 この実施例においては、図3及び図4に示すように、ホース本体1は、シリコ ンゴム層1aと内面シリコンゴム層1b間にガラス繊維又はアラミド繊維を織成 した補強層2を介在させたものであるが、このホース本体1の内面側に、前実施 例と同様にフロロシリコンゴム層3をコーティングしたものである。
【0015】 この実施例においても、フロロシリコンゴム層3によって、ホース本体1と、 その中を流通するオイルとが遮断されて、シリコンゴムのホース本体1が膨潤す るのを避けることができ、従ってホース本体1の表面にオイルが滲み出るのを防 止できる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、シリコンゴムで形成したホース本体の内面に、 耐油性に優れたフロロシリコンゴム層をコーティングしたので、ホース内にオイ ルの流通が行われた場合に、シリコンゴムとオイルとを遮断している。
【0017】 前述のように、フロロシリコンゴムは、耐油性に優れているので、このフロロ シリコン層はオイルによる浸透や膨潤がなく、シリコンゴムとオイルの接触が完 全に遮断され、シリコンゴムの特性である耐油性の低さによる膨潤が防止され、 ホースが膨潤して表面にオイルが滲み出たり、ホースからのオイル漏れが防止で きる。
【0018】 そして、フロロシリコンゴムはホース内面にコーティングされるだけなので、 その使用量は少量で足り、全体をフロロシリコンゴムで形成したホースに比して 、安価に提供できる。
【0019】 更に、シリコンゴムとフロロシリコンゴムとは接着強度が大であるために、ホ ース内を流通するオイル等の流体でフロロシリコンゴム層が剥離される虞がない 等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例の長手方向に直角な断面図
である。
【図2】同上の長手方向に平行な断面図である。
【図3】本考案の第2実施例の長手方向に直角な断面図
である。
【図4】同上の長手方向に平行な断面図である。
【図5】従来のシリコンゴムホースの長手方向に直角な
断面図である。
【図6】同上の長手方向に平行な断面図である。
【図7】従来の他の例のシリコンゴムホースの長手方向
に直角な断面図である。
【図8】同上の長手方向に平行な断面図である。
【符号の説明】
1 ホース本体 3 フロロシリコンゴム層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリコンゴムホース本体の内面に、フロ
    ロシリコンゴム層をコーティングしたことを特徴とする
    シリコンゴム製ホース。
JP6742092U 1992-09-28 1992-09-28 シリコンゴム製ホース Pending JPH0630406U (ja)

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JP6742092U JPH0630406U (ja) 1992-09-28 1992-09-28 シリコンゴム製ホース

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JPH0630406U true JPH0630406U (ja) 1994-04-22

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997013093A1 (fr) * 1995-10-06 1997-04-10 Tokai Rubber Industries, Ltd. Tuyau a couche de fixation et sa structure de raccordement
JP2001527198A (ja) * 1997-12-19 2001-12-25 ディクソン−ロチェ,キース ホース即ちフレキシブルパイプ
JP2012223012A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Viscas Corp 電力ケーブル気中終端接続部
JP2021045998A (ja) * 2019-09-17 2021-03-25 株式会社豊田中央研究所 エアージャッキおよび刺激装置

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JP2012223012A (ja) * 2011-04-12 2012-11-12 Viscas Corp 電力ケーブル気中終端接続部
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