JPH06303957A - 酵母自動添加装置 - Google Patents
酵母自動添加装置Info
- Publication number
- JPH06303957A JPH06303957A JP5091764A JP9176493A JPH06303957A JP H06303957 A JPH06303957 A JP H06303957A JP 5091764 A JP5091764 A JP 5091764A JP 9176493 A JP9176493 A JP 9176493A JP H06303957 A JPH06303957 A JP H06303957A
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- JP
- Japan
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- yeast
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- Distillation Of Fermentation Liquor, Processing Of Alcohols, Vinegar And Beer (AREA)
Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【目的】 麦汁に酵母を添加して発酵タンクに供給する
際酵母の添加量を瞬時毎に自動的に制御し所定量を常に
一定比率に保持する簡単な装置で調整、保全及び添加設
定値の変更が容易にできる酵母自動添加装置を提供す
る。 【構成】 酵母を麦汁に添加する酵母ライン２に近赤外
線濁度計４、流量計５及び濁度計と流量計の測定値を演
算しフィードバックして酵母添加ポンプを制御した酵母
自動添加装置。
際酵母の添加量を瞬時毎に自動的に制御し所定量を常に
一定比率に保持する簡単な装置で調整、保全及び添加設
定値の変更が容易にできる酵母自動添加装置を提供す
る。 【構成】 酵母を麦汁に添加する酵母ライン２に近赤外
線濁度計４、流量計５及び濁度計と流量計の測定値を演
算しフィードバックして酵母添加ポンプを制御した酵母
自動添加装置。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、発酵タンク中に常に必
要な酵母量を自動的に麦汁に供給する酵母自動添加装置
に関する。
要な酵母量を自動的に麦汁に供給する酵母自動添加装置
に関する。
【０００２】
【従来の技術】ビール等の製造に際し、麦汁に酵母を供
給して発酵タンクに送り込んでいた。その場合酵母の必
要量は酵母タンク中の酵母をサンプリングして遠心分離
し酵母濃度を測定して算出していた。しかし、このよう
な一酵母タンク毎のサンプリングによる場合、手仕事に
よる作用が介在すると共に代表的な良好なサンプルを採
取することが困難であった。そこで、酵母添加ライン中
を通る酵母液の酵母濃度及び流量を夫々検出する濃度セ
ンサ及び流量計と、前記濃度センサにより検出された酵
母濃度と前記流量計により検出された所定量との積を順
次積算して発酵タンク中に添加された酵母量の演算手段
により求め、その酵母量が目標値に達すると酵母液の添
加を停止する手段を備えた酵母自動添加装置が開発され
ている、特開平4-108371号公報。
給して発酵タンクに送り込んでいた。その場合酵母の必
要量は酵母タンク中の酵母をサンプリングして遠心分離
し酵母濃度を測定して算出していた。しかし、このよう
な一酵母タンク毎のサンプリングによる場合、手仕事に
よる作用が介在すると共に代表的な良好なサンプルを採
取することが困難であった。そこで、酵母添加ライン中
を通る酵母液の酵母濃度及び流量を夫々検出する濃度セ
ンサ及び流量計と、前記濃度センサにより検出された酵
母濃度と前記流量計により検出された所定量との積を順
次積算して発酵タンク中に添加された酵母量の演算手段
により求め、その酵母量が目標値に達すると酵母液の添
加を停止する手段を備えた酵母自動添加装置が開発され
ている、特開平4-108371号公報。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術において
は、酵母添加全工程における麦汁への酵母の注入量を濃
度センサ及び流量計による測定値を演算しこれを積算し
て求め、その値を所定値の範囲内に制御するよう信号で
行っている。そのため、全工程における酵母の添加量は
制御できるが、酵母タンクからの瞬時瞬時の酵母の量は
制御することはできなかった。本発明は酵母の添加量を
瞬時毎に所定の量に自動的に制御し、併せて、全工程に
おける酵母の添加量も制御し得るようにした酵母自動添
加装置を提供することを目的とするものである。
は、酵母添加全工程における麦汁への酵母の注入量を濃
度センサ及び流量計による測定値を演算しこれを積算し
て求め、その値を所定値の範囲内に制御するよう信号で
行っている。そのため、全工程における酵母の添加量は
制御できるが、酵母タンクからの瞬時瞬時の酵母の量は
制御することはできなかった。本発明は酵母の添加量を
瞬時毎に所定の量に自動的に制御し、併せて、全工程に
おける酵母の添加量も制御し得るようにした酵母自動添
加装置を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するために鋭意研究の結果、酵母ライン上の酵母は
その性質上泥状であり、この濃度を精密に測定する濃度
センサとして近赤外線濁度計を用い、瞬時の酵母の濃度
が測定でき、この値と流量計による流量値とで所定の酵
母量を演算し、酵母添加ポンプにフィードバックするこ
とによって、酵母濃度の変動に関わらず常に所定の麦汁
中への酵母の注入を自動的に行えることを見出し本発明
を完成した。なお、この装置に酵母添加量の総量の積算
を行い添加量の制御も行いうる。
解決するために鋭意研究の結果、酵母ライン上の酵母は
その性質上泥状であり、この濃度を精密に測定する濃度
センサとして近赤外線濁度計を用い、瞬時の酵母の濃度
が測定でき、この値と流量計による流量値とで所定の酵
母量を演算し、酵母添加ポンプにフィードバックするこ
とによって、酵母濃度の変動に関わらず常に所定の麦汁
中への酵母の注入を自動的に行えることを見出し本発明
を完成した。なお、この装置に酵母添加量の総量の積算
を行い添加量の制御も行いうる。
【０００５】即ち、本発明は酵母保存タンクから酵母を
麦汁へ添加するラインに、近赤外線濁度計及び流量計並
びに、該濁度計及び流量計により測定された測定値によ
り瞬時毎の酵母添加量を演算する演算手段、この演算値
をフィードバックして酵母添加ポンプを制御する制御手
段、この制御手段により制御される酵母添加ポンプを設
けたことを特徴とする酵母自動添加装置。並びに、同装
置に瞬時毎の酵母添加量を演算する演算手段により演算
された値を順次積算する積算手段とこの積算値が目標添
加量に達した時点で酵母添加工程が終了したことを表示
する標示手段を設けたことを特徴とする酵母自動添加装
置である。
麦汁へ添加するラインに、近赤外線濁度計及び流量計並
びに、該濁度計及び流量計により測定された測定値によ
り瞬時毎の酵母添加量を演算する演算手段、この演算値
をフィードバックして酵母添加ポンプを制御する制御手
段、この制御手段により制御される酵母添加ポンプを設
けたことを特徴とする酵母自動添加装置。並びに、同装
置に瞬時毎の酵母添加量を演算する演算手段により演算
された値を順次積算する積算手段とこの積算値が目標添
加量に達した時点で酵母添加工程が終了したことを表示
する標示手段を設けたことを特徴とする酵母自動添加装
置である。
【０００６】
【作用】酵母送りラインにより酵母は保存タンクから送
られ、酵母添加ポンプ、近赤外線濁度計、流量計を設け
た該ラインによって麦汁ラインに供給される。この酵母
送りラインで送られた泥状酵母は、近赤外線濁度計によ
って酵母濃度を測定し、同時に流量計によって酵母流量
を測定する。この測定値を演算回路によって瞬時毎の泥
状換算当りの酵母添加量を下記式により算出する。
られ、酵母添加ポンプ、近赤外線濁度計、流量計を設け
た該ラインによって麦汁ラインに供給される。この酵母
送りラインで送られた泥状酵母は、近赤外線濁度計によ
って酵母濃度を測定し、同時に流量計によって酵母流量
を測定する。この測定値を演算回路によって瞬時毎の泥
状換算当りの酵母添加量を下記式により算出する。
【０００７】
【式１】（酵母濃度）×（酵母液量）＝（酵母添加量）
【０００８】この演算により算出した値をフィードバッ
クして酵母添加ポンプの回転数を制御する。このように
瞬時毎の酵母添加量に応じた酵母供給量が自動的に制御
され麦汁に供給される。また、第２の発明のように、上
記演算回路の算出結果を積算回路により順次積算し、所
定の目標添加量を設定しこの値に達した所で添加終了の
信号を与えることで酵母の供給を停止することができ
る。
クして酵母添加ポンプの回転数を制御する。このように
瞬時毎の酵母添加量に応じた酵母供給量が自動的に制御
され麦汁に供給される。また、第２の発明のように、上
記演算回路の算出結果を積算回路により順次積算し、所
定の目標添加量を設定しこの値に達した所で添加終了の
信号を与えることで酵母の供給を停止することができ
る。
【０００９】以下図面を参照して本発明の酵母自動添加
装置の実施例を示す。 実施例１ 酵母タンク１に保存されている酵母を酵母送りライン２
により払い出し流量を調整する酵母添加ポンプ３により
酵母がライン中を送られる。この酵母ラインに設けられ
た近赤外線濁度計４により送られる酵母の濃度を瞬時毎
に測定し、同時に酵母ライン中に設けられた電磁流量計
５により酵母の流量を測定し、この両者の値を式１の演
算を行う演算回路６により演算しその値をインバーター
７によって酵母添加ポンプ３の回転数を制御する。この
ように制御された酵母をライン２を通って麦汁ライン８
に供給され発酵タンク（図示しない）に送られる。
装置の実施例を示す。 実施例１ 酵母タンク１に保存されている酵母を酵母送りライン２
により払い出し流量を調整する酵母添加ポンプ３により
酵母がライン中を送られる。この酵母ラインに設けられ
た近赤外線濁度計４により送られる酵母の濃度を瞬時毎
に測定し、同時に酵母ライン中に設けられた電磁流量計
５により酵母の流量を測定し、この両者の値を式１の演
算を行う演算回路６により演算しその値をインバーター
７によって酵母添加ポンプ３の回転数を制御する。この
ように制御された酵母をライン２を通って麦汁ライン８
に供給され発酵タンク（図示しない）に送られる。
【００１０】実施例２ 酵母タンク１に保存されている酵母を酵母送りライン２
により払い出し流量を調整する酵母添加ポンプ３により
酵母がライン中を送られる。この酵母ラインに設けられ
た近赤外線濁度計４により送られる酵母の濃度を瞬時毎
に測定し、同時に酵母ライン中に設けられた電磁流量計
５により酵母の流量を測定し、この両者の値を式１の演
算を行う演算回路６により演算しその値をインバーター
７によって酵母添加ポンプ３の回転数を制御する。この
ように制御された酵母をライン２を通って麦汁ライン８
に供給され発酵タンク（図示しない）に送られる。この
装置に演算回路６で演算された結果を積算回路９で順次
積算し、その値が予め設定した目標添加量に達した時添
加終了信号器10により信号を与える。
により払い出し流量を調整する酵母添加ポンプ３により
酵母がライン中を送られる。この酵母ラインに設けられ
た近赤外線濁度計４により送られる酵母の濃度を瞬時毎
に測定し、同時に酵母ライン中に設けられた電磁流量計
５により酵母の流量を測定し、この両者の値を式１の演
算を行う演算回路６により演算しその値をインバーター
７によって酵母添加ポンプ３の回転数を制御する。この
ように制御された酵母をライン２を通って麦汁ライン８
に供給され発酵タンク（図示しない）に送られる。この
装置に演算回路６で演算された結果を積算回路９で順次
積算し、その値が予め設定した目標添加量に達した時添
加終了信号器10により信号を与える。
【００１１】
【発明の効果】本発明は前述のような構成、作用を有す
る装置であるから発酵タンクに供給される麦汁に添加さ
れる酵母の量が瞬時毎に制御されるから、酵母濃度の変
動に関わらず常に自動的に一定の比率に保たれ正しい酵
母添加量が保証され、更に、酵母ラインに濃度センサー
を設置することができるので、設備導入において現設備
の制約を受けることが少なく、酵母注入量の調整をイン
バーター制御による添加ポンプの変速によって行うこと
による酵母配管内圧力の変動の影響が少なく、かつ、第
２の発明によると、酵母添加量を酵母添加量の計量と酵
母注入速度の互に独立した２つの機構によって保証する
から、トラブルにより酵母注入速度が一定に保てなくな
っても正しい酵母添加量が保証でき、酵母添加設定値も
容易に変更できる。また、濁度計に近赤外線濁度計を採
用したことにより、安価でしかも正確な泥状酵母の濃度
を測定することができる各種の利点を有する。
る装置であるから発酵タンクに供給される麦汁に添加さ
れる酵母の量が瞬時毎に制御されるから、酵母濃度の変
動に関わらず常に自動的に一定の比率に保たれ正しい酵
母添加量が保証され、更に、酵母ラインに濃度センサー
を設置することができるので、設備導入において現設備
の制約を受けることが少なく、酵母注入量の調整をイン
バーター制御による添加ポンプの変速によって行うこと
による酵母配管内圧力の変動の影響が少なく、かつ、第
２の発明によると、酵母添加量を酵母添加量の計量と酵
母注入速度の互に独立した２つの機構によって保証する
から、トラブルにより酵母注入速度が一定に保てなくな
っても正しい酵母添加量が保証でき、酵母添加設定値も
容易に変更できる。また、濁度計に近赤外線濁度計を採
用したことにより、安価でしかも正確な泥状酵母の濃度
を測定することができる各種の利点を有する。
【図１】第１の発明の実施例を示すブロック図である。
【図２】第２の発明の実施例を示すブロック図である。
１ 酵母タンク ２ 酵母ライン ３ 酵母添加ポンプ ４ 濁度計 ５ 流量計 ６ 演算回路 ７ インバーター ８ 麦汁ライン ９ 積算回路 10 信号器
Claims (2)
- 【請求項１】 酵母保存タンクから酵母を麦汁へ添加す
る酵母ラインに近赤外線濁度計及び流量計並びに、該濁
度計及び流量計により測定された測定値により瞬時毎の
酵母添加量を演算する演算手段、この演算値をフィード
バックして酵母添加ポンプを制御する制御手段、この制
御手段による制御される酵母添加ポンプを設けたことを
特徴とする酵母自動添加装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の酵母自動添加装置にお
いて、瞬時毎の酵母添加量を演算する演算手段により演
算された値を順次積算する積算手段とこの積算値が目標
添加量に達した時点で酵母添加工程が終了したことを表
示する表示手段を設けたことを特徴とする酵母自動添加
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5091764A JP2726373B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 酵母自動添加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5091764A JP2726373B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 酵母自動添加装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06303957A true JPH06303957A (ja) | 1994-11-01 |
| JP2726373B2 JP2726373B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=14035630
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5091764A Expired - Fee Related JP2726373B2 (ja) | 1993-04-20 | 1993-04-20 | 酵母自動添加装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2726373B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009037745A1 (ja) * | 2007-09-19 | 2009-03-26 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | 発酵麦芽飲料製造方法及び発酵麦芽飲料製造装置 |
-
1993
- 1993-04-20 JP JP5091764A patent/JP2726373B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009037745A1 (ja) * | 2007-09-19 | 2009-03-26 | Mayekawa Mfg. Co., Ltd. | 発酵麦芽飲料製造方法及び発酵麦芽飲料製造装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2726373B2 (ja) | 1998-03-11 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971111 |
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