JP2735215B2 - 培養槽の運転方法 - Google Patents
培養槽の運転方法Info
- Publication number
- JP2735215B2 JP2735215B2 JP63063349A JP6334988A JP2735215B2 JP 2735215 B2 JP2735215 B2 JP 2735215B2 JP 63063349 A JP63063349 A JP 63063349A JP 6334988 A JP6334988 A JP 6334988A JP 2735215 B2 JP2735215 B2 JP 2735215B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dissolved oxygen
- pressure
- culture
- temperature
- microcomputer
- Prior art date
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- Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は培養槽の運転方法に係り、特に培養液中の溶
存酸素の監視や制御に好適な培養槽の運転方法に関する
ものである。
存酸素の監視や制御に好適な培養槽の運転方法に関する
ものである。
従来の培養装置の酸素計は測定時の温度でキャリブレ
ーションする必要があり(いわいる、測定誤差を減らす
ため培養運転開始前に行う目盛校正)、また、培養運転
中に測定された溶存酸素濃度の圧力による補正の点につ
いては配慮されていなかった。なお、この種の装置とし
て関連するものには、例えば特公昭60-18390号公報が挙
げられる。
ーションする必要があり(いわいる、測定誤差を減らす
ため培養運転開始前に行う目盛校正)、また、培養運転
中に測定された溶存酸素濃度の圧力による補正の点につ
いては配慮されていなかった。なお、この種の装置とし
て関連するものには、例えば特公昭60-18390号公報が挙
げられる。
上記従来技術は培養運転中において検出された溶存酸
素濃度を一定に保つようにする制御であるため、温度お
よび圧力補正の点について配慮がされておらず、培養に
おける増殖、細胞呼吸、代謝生産等に大量に必要とされ
る溶存酸素濃度の最大化が図られていない。
素濃度を一定に保つようにする制御であるため、温度お
よび圧力補正の点について配慮がされておらず、培養に
おける増殖、細胞呼吸、代謝生産等に大量に必要とされ
る溶存酸素濃度の最大化が図られていない。
本発明の目的は、培養液の温度、圧力を考慮した高精
度の溶存酸素濃度制御が可能な培養槽の運転方法を提供
するにある。
度の溶存酸素濃度制御が可能な培養槽の運転方法を提供
するにある。
上記目的は、培養運転中に検出された培養液の温度お
よび圧力の補正をマイクロコンピュータを介して行なう
ことにより、達成される。
よび圧力の補正をマイクロコンピュータを介して行なう
ことにより、達成される。
マイクロコンピュータに培養液の温度と溶存酸素濃度
の関係および培養液の溶存酸素濃度と圧力の関係を記録
させておく。また、マイクロコンピュータはこれに記録
された関係を利用するため、培養液の温度および圧力が
入力されるようにしておく。
の関係および培養液の溶存酸素濃度と圧力の関係を記録
させておく。また、マイクロコンピュータはこれに記録
された関係を利用するため、培養液の温度および圧力が
入力されるようにしておく。
培養槽が運転されると、マイクロコンピュータは入力
された温度および圧力により上記記憶された関係を利用
して培養液の溶存酸素値に補正する。それによって、精
度の良い溶存酸素の監視および制御をすることができ
る。
された温度および圧力により上記記憶された関係を利用
して培養液の溶存酸素値に補正する。それによって、精
度の良い溶存酸素の監視および制御をすることができ
る。
以下、本発明の一実施例を第1図により説明する。
図において、培養槽1には、培養液9の溶存酸素を測
定する溶存酸素センサー2、培養液9の温度を測定する
温度センサー3および培養槽1内の圧力を測定する圧力
センサー4が取付けられ、各センサー2、3、4からの
検出信号は、マイクロコンピュータ5に入力される。
定する溶存酸素センサー2、培養液9の温度を測定する
温度センサー3および培養槽1内の圧力を測定する圧力
センサー4が取付けられ、各センサー2、3、4からの
検出信号は、マイクロコンピュータ5に入力される。
マイクロコンピュータ5は、入力された温度、圧力信
号により溶存酸素信号を下記補正式で補正し表示する。
号により溶存酸素信号を下記補正式で補正し表示する。
D=T÷T0×D0(1+α+β) D:補正後の溶存酸素信号 T:温度信号 T0:キャリブレーション時の温度信号 D0:キャリブレーション時の溶存酸素信号 α:圧力信号 β:溶存酸素センサー取付位置静水圧 また、マイクロコンピュータ5は、補正後の溶存酸素
信号と溶存酸素センサー2からの検出信号とに基づき、
培養液9中の溶存酸素の過不足を検出し、溶存酸素が過
不足すると、空気流量調節弁6,撹拌モータ7および圧力
調節弁8を制御する。
信号と溶存酸素センサー2からの検出信号とに基づき、
培養液9中の溶存酸素の過不足を検出し、溶存酸素が過
不足すると、空気流量調節弁6,撹拌モータ7および圧力
調節弁8を制御する。
本実施例によれば、自動的に温度および圧力補正され
た溶存酸素値が表示され、また、補正された溶存酸素値
により精度良い制御ができる効果がある。
た溶存酸素値が表示され、また、補正された溶存酸素値
により精度良い制御ができる効果がある。
本発明によれば自動的に培養液の溶存酸素の温度およ
び圧力の補正ができ、精度の良い監視と溶存酸素制御が
できる効果がある。
び圧力の補正ができ、精度の良い監視と溶存酸素制御が
できる効果がある。
第1図は本発明の一実施例の系統図である。 1……培養槽、2……溶存酸素センサー、3……温度セ
ンサー、4……圧力センサー、5……マイクロコンピュ
ータ、6……空気流量調節弁、7……撹拌モータ、8…
…圧力調節弁、9……培養液。
ンサー、4……圧力センサー、5……マイクロコンピュ
ータ、6……空気流量調節弁、7……撹拌モータ、8…
…圧力調節弁、9……培養液。
Claims (2)
- 【請求項1】培養槽と、培養槽内の培養液中の溶存酸素
濃度を検出する溶存酸素センサーと、上記培養液の温度
を検出する温度センサーと、上記培養槽内の圧力を検出
する圧力センサーと、温度と溶存酸素濃度との関係およ
び圧力と溶存酸素濃度との関係が予め記録されたマイク
ロコンピュータと、このマイクロコンピュータからの出
力信号に基づき上記培養液中の溶存酸素濃度を制御する
溶存酸素濃度制御手段とからなり、上記マイクロコンピ
ュータは上記各関係を利用して上記各センサーから供給
される検出値に基づいた信号を上記出力信号として発生
することを特徴とする培養槽の運転方法。 - 【請求項2】培養槽と、培養槽内の培養液中の溶存酸素
濃度を検出する溶存酸素センサーと、上記培養液の温度
を検出する温度センサーと、上記培養槽内の圧力を検出
する圧力センサーと、温度と溶存酸素濃度との関係およ
び圧力と溶存酸素濃度との関係が予め記録されたマイク
ロコンピュータと、このマイクロコンピュータからの出
力信号に基づき上記培養液中の溶存酸素濃度を制御する
溶存酸素濃度制御手段とからなり、上記マイクロコンピ
ュータは上記各関係を利用して上記各センサーから供給
される検出値に基づいた信号を上記出力信号として発生
することを特徴とする培養装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63063349A JP2735215B2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 培養槽の運転方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63063349A JP2735215B2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 培養槽の運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01240181A JPH01240181A (ja) | 1989-09-25 |
JP2735215B2 true JP2735215B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=13226680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63063349A Expired - Lifetime JP2735215B2 (ja) | 1988-03-18 | 1988-03-18 | 培養槽の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2735215B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6018389B2 (ja) * | 1980-11-26 | 1985-05-10 | 株式会社日立製作所 | 微生物培養制御方法 |
JPS6018390B2 (ja) * | 1981-01-21 | 1985-05-10 | 株式会社日立製作所 | 微生物の好気的培養制御方法 |
-
1988
- 1988-03-18 JP JP63063349A patent/JP2735215B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01240181A (ja) | 1989-09-25 |
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