JPH06303773A - スイッチングレギュレータ回路 - Google Patents
スイッチングレギュレータ回路Info
- Publication number
- JPH06303773A JPH06303773A JP5084290A JP8429093A JPH06303773A JP H06303773 A JPH06303773 A JP H06303773A JP 5084290 A JP5084290 A JP 5084290A JP 8429093 A JP8429093 A JP 8429093A JP H06303773 A JPH06303773 A JP H06303773A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- switching
- voltage
- power receiving
- regulator circuit
- power supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Dc-Dc Converters (AREA)
- Control Of Electrical Variables (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、複数の受電仕様時にスイッチ
ングトランスのタップを切替えることによりトランスの
共用を図り、小形で安価な電源回路を得ることにある。 【構成】スイッチングレギュレータのスイッチングトラ
ンス1次巻線を分割巻きにし中間タップを設け、入力電
圧仕様に応じて電源に接続される1次巻線の中間タップ
を変更する変更手段を備える。またこの変更手段は、受
電仕様の変更に対応して設けられた接続パターンに、選
択的に接続変更用零オーム抵抗器を取り付ける変更手
段、または受電電圧を検出し中間タップを自動的に切り
換える変更手段としたことを特徴とする。 【効果】本発明によれば、従来のような低周波降圧トラ
ンスが不必要であり、また基板部品の共用化が図れるの
で、複数受電仕様に容易に対応でき、また電源回路が小
形で安価になる効果がある。
ングトランスのタップを切替えることによりトランスの
共用を図り、小形で安価な電源回路を得ることにある。 【構成】スイッチングレギュレータのスイッチングトラ
ンス1次巻線を分割巻きにし中間タップを設け、入力電
圧仕様に応じて電源に接続される1次巻線の中間タップ
を変更する変更手段を備える。またこの変更手段は、受
電仕様の変更に対応して設けられた接続パターンに、選
択的に接続変更用零オーム抵抗器を取り付ける変更手
段、または受電電圧を検出し中間タップを自動的に切り
換える変更手段としたことを特徴とする。 【効果】本発明によれば、従来のような低周波降圧トラ
ンスが不必要であり、また基板部品の共用化が図れるの
で、複数受電仕様に容易に対応でき、また電源回路が小
形で安価になる効果がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スイッチングレギュレ
ータを用いた電源回路に係り、特に複数の受電仕様で動
作可能な電源回路に適する。
ータを用いた電源回路に係り、特に複数の受電仕様で動
作可能な電源回路に適する。
【0002】
【従来の技術】従来、制御装置の制御電源などを得る電
源回路において、受電仕様に変更があれば、1次側巻線
の巻数のみ変更したトランス、または2次側巻線の巻数
のみ変更したトランス等受電に対応したトランスを各々
用意する方法が用いられた。
源回路において、受電仕様に変更があれば、1次側巻線
の巻数のみ変更したトランス、または2次側巻線の巻数
のみ変更したトランス等受電に対応したトランスを各々
用意する方法が用いられた。
【0003】その他、制御装置の受電仕様が交流200
Vと交流400Vのそれぞれの機種において、その制御
回路用電源部は、その主構成部分であるスイッチングレ
ギュレータ回路を交流200Vの仕様で構成し、交流2
00V仕様の製品の場合は、受電交流電圧をそのまま整
流回路で直流に変換しスイッチングレギュレータ回路に
入力するようにし、交流400V仕様の製品の場合は、
受電交流電圧400Vを低周波降圧トランスにて交流2
00Vに変換後、整流回路で直流に変換し、交流200
V仕様のスイッチングレギュレータ回路に入力するよう
に構成するものが用いられた。
Vと交流400Vのそれぞれの機種において、その制御
回路用電源部は、その主構成部分であるスイッチングレ
ギュレータ回路を交流200Vの仕様で構成し、交流2
00V仕様の製品の場合は、受電交流電圧をそのまま整
流回路で直流に変換しスイッチングレギュレータ回路に
入力するようにし、交流400V仕様の製品の場合は、
受電交流電圧400Vを低周波降圧トランスにて交流2
00Vに変換後、整流回路で直流に変換し、交流200
V仕様のスイッチングレギュレータ回路に入力するよう
に構成するものが用いられた。
【0004】スイッチングレギュレータを用いた電源回
路に関する従来技術として特開昭62−196069号
公報(フィードフォワード方式のDC−DCコンバー
タ)、特開昭62−201060号公報(フライバック
方式のDC−DCコンバータ)などがある。なおフィー
ドフォワード方式のDC−DCコンバータ、フライバッ
ク方式のDC−DCコンバータの動作はこれらの公報に
詳述してあり公知であるので、ここではこれら方式の動
作については述べない。
路に関する従来技術として特開昭62−196069号
公報(フィードフォワード方式のDC−DCコンバー
タ)、特開昭62−201060号公報(フライバック
方式のDC−DCコンバータ)などがある。なおフィー
ドフォワード方式のDC−DCコンバータ、フライバッ
ク方式のDC−DCコンバータの動作はこれらの公報に
詳述してあり公知であるので、ここではこれら方式の動
作については述べない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、各
電源仕様に対し、各々別仕様のトランスを用意しなけれ
ばならず、制御回路基板上の部品も異なる場合は基板部
品等も各々用意しなければならなかった。また、上記交
流低周波降圧トランスを用いれば、スイッチングレギュ
レータ回路部は全く同じものが共用できるが、その為製
品の容積が大きくなり、コスト高となっていた。
電源仕様に対し、各々別仕様のトランスを用意しなけれ
ばならず、制御回路基板上の部品も異なる場合は基板部
品等も各々用意しなければならなかった。また、上記交
流低周波降圧トランスを用いれば、スイッチングレギュ
レータ回路部は全く同じものが共用できるが、その為製
品の容積が大きくなり、コスト高となっていた。
【0006】本発明では、上記交流低周波降圧トランス
を介さず、スイッチングレギュレータ回路に使用してい
るスイッチングトランス(高周波トランス)のタップ接
続の選択のみで複数種類の電源電圧仕様に対応でき、小
形で安価な電源回路を得ることを目的とする。
を介さず、スイッチングレギュレータ回路に使用してい
るスイッチングトランス(高周波トランス)のタップ接
続の選択のみで複数種類の電源電圧仕様に対応でき、小
形で安価な電源回路を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的は、スイッチン
グトランスの1次巻線を分割巻きにし中間タップを設
け、入力電圧仕様に応じて電源に接続される1次巻線の
巻き数を変更することにより達成される。
グトランスの1次巻線を分割巻きにし中間タップを設
け、入力電圧仕様に応じて電源に接続される1次巻線の
巻き数を変更することにより達成される。
【0008】
【作用】スイッチングトランスのタップ接続の変更によ
り、電源に接続される1次巻線の巻数が変わり、スイッ
チングトランスの巻数比が変えられるので、2次巻線に
は電源仕様の変更にかかわらずスイッチングレギュレー
タの動作上許容しうる電圧が得られる。
り、電源に接続される1次巻線の巻数が変わり、スイッ
チングトランスの巻数比が変えられるので、2次巻線に
は電源仕様の変更にかかわらずスイッチングレギュレー
タの動作上許容しうる電圧が得られる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1により説明す
る。
る。
【0010】交流電源電圧が投入されると、三相の交流
は整流回路1で直流に変換され、平滑コンデンサC1に
て平滑な直流電圧にされる。この直流電圧はスイッチン
グトランスT1とスイッチング素子Q1及び抵抗器R3
の直列回路に印加されるのと同時に、起動用抵抗R1を
介して制御回路2に印加される。これにより制御回路2
は抵抗器R2を介してスイッチング素子Q1にオンオフ
パルスを出力する。Q1はスイッチング動作の速いMO
S−FETを使用することができる。
は整流回路1で直流に変換され、平滑コンデンサC1に
て平滑な直流電圧にされる。この直流電圧はスイッチン
グトランスT1とスイッチング素子Q1及び抵抗器R3
の直列回路に印加されるのと同時に、起動用抵抗R1を
介して制御回路2に印加される。これにより制御回路2
は抵抗器R2を介してスイッチング素子Q1にオンオフ
パルスを出力する。Q1はスイッチング動作の速いMO
S−FETを使用することができる。
【0011】スイッチング素子Q1のオンオフ時にスイ
ッチングトランスT1の1次巻線に印加されたエネルギ
ーが、スイッチング素子Q1のオフ時にダイオードD
1、D2、D3のダイオードを通ってフライバックされ
出力電圧を得る。図1では、フライバック方式としてい
るがフィードフォワード方式で行っても同様である。出
力電圧を検出回路3にて監視し、出力が過電圧となると
フォトカプラPC1を介し、制御回路に過電圧エラー信
号を送り、スイッチングパルスのオン期間のデューティ
を下げ、負荷4、5に供給する出力電圧を一定にするよ
うに動作する。
ッチングトランスT1の1次巻線に印加されたエネルギ
ーが、スイッチング素子Q1のオフ時にダイオードD
1、D2、D3のダイオードを通ってフライバックされ
出力電圧を得る。図1では、フライバック方式としてい
るがフィードフォワード方式で行っても同様である。出
力電圧を検出回路3にて監視し、出力が過電圧となると
フォトカプラPC1を介し、制御回路に過電圧エラー信
号を送り、スイッチングパルスのオン期間のデューティ
を下げ、負荷4、5に供給する出力電圧を一定にするよ
うに動作する。
【0012】なおR4は抵抗、C2〜C6はコンデン
サ、L1はインダクタンス、D4はダイオードである。
スイッチングトランスT1の1次巻線のタップ401、
403であり、その中間タップが402である。401
−403巻線P1が高い受電用、402−403巻線P
2が低い受電用である。404−405巻線S1は、制
御回路2を動作させる電源供給巻線であり、406−4
07巻線S2は、検出回路3により平滑コンデンサC5
の出力電圧が直接制御される。408−409巻線S3
は、前記巻線S2の出力制御により間接的に安定出力電
圧が得られる。受電仕様の高い受電と低い受電との電圧
比が、n:1であれば、前記1次巻線P1とP2の巻数
比がn:1となるように中間タップを設ければ、1次巻
線の巻数の異なる2種類のスイッチングトランスを用い
なくても、1種類のスイッチングトランスで2種類の受
電に対応できる。但し、2次側のS2、S3、S4は巻
き数を変える必要はない。図1が低い受電仕様時の実施
例であり、図2が高い受電仕様時の実施例である。すな
わち、トランスタップ401と402の接続変更により
達成できることがわかる。
サ、L1はインダクタンス、D4はダイオードである。
スイッチングトランスT1の1次巻線のタップ401、
403であり、その中間タップが402である。401
−403巻線P1が高い受電用、402−403巻線P
2が低い受電用である。404−405巻線S1は、制
御回路2を動作させる電源供給巻線であり、406−4
07巻線S2は、検出回路3により平滑コンデンサC5
の出力電圧が直接制御される。408−409巻線S3
は、前記巻線S2の出力制御により間接的に安定出力電
圧が得られる。受電仕様の高い受電と低い受電との電圧
比が、n:1であれば、前記1次巻線P1とP2の巻数
比がn:1となるように中間タップを設ければ、1次巻
線の巻数の異なる2種類のスイッチングトランスを用い
なくても、1種類のスイッチングトランスで2種類の受
電に対応できる。但し、2次側のS2、S3、S4は巻
き数を変える必要はない。図1が低い受電仕様時の実施
例であり、図2が高い受電仕様時の実施例である。すな
わち、トランスタップ401と402の接続変更により
達成できることがわかる。
【0013】図1、図2の実施例によれば、1種類のス
イッチングトランスを2種類以上の受電仕様に対応して
使用できるので、複数の受電仕様に対し、複数のスイッ
チングトランスを作る必要がなく部品管理工数等の面で
極めて有利である。
イッチングトランスを2種類以上の受電仕様に対応して
使用できるので、複数の受電仕様に対し、複数のスイッ
チングトランスを作る必要がなく部品管理工数等の面で
極めて有利である。
【0014】図3は本発明の他の実施例で、スイッチン
グトランスT1のタップ選択をタップ選択用ジャンパー
抵抗で行なったものを示す。それぞれの記号は、図1に
対応し、抵抗器R5、R6はタップ選択用ジャンパー抵
抗(0Ω抵抗)である。スイッチングレギュレータ回路
搭載基板に、R5、R6なる選択用部品パターンを設け
る。そして、例えばタップ401を選択する時(受電仕
様が高い場合)は、抵抗器R5を取り付けて抵抗器R6
を不付とする。タップ402を選択する時(受電仕様が
低い場合)は抵抗器R5を不付とし、抵抗器R6を取り
付ければタップの選択が可能である。以上のように構成
し、しかも1次側巻線部回路の耐圧を受電電圧の高圧側
で考慮し、また部品の熱容量、形状等を適切に選定すれ
ば、2次側巻線部回路の部品は共用でき、基板が共用で
きる。抵抗器R5、R6は単なるジャンパー線でもよ
い。
グトランスT1のタップ選択をタップ選択用ジャンパー
抵抗で行なったものを示す。それぞれの記号は、図1に
対応し、抵抗器R5、R6はタップ選択用ジャンパー抵
抗(0Ω抵抗)である。スイッチングレギュレータ回路
搭載基板に、R5、R6なる選択用部品パターンを設け
る。そして、例えばタップ401を選択する時(受電仕
様が高い場合)は、抵抗器R5を取り付けて抵抗器R6
を不付とする。タップ402を選択する時(受電仕様が
低い場合)は抵抗器R5を不付とし、抵抗器R6を取り
付ければタップの選択が可能である。以上のように構成
し、しかも1次側巻線部回路の耐圧を受電電圧の高圧側
で考慮し、また部品の熱容量、形状等を適切に選定すれ
ば、2次側巻線部回路の部品は共用でき、基板が共用で
きる。抵抗器R5、R6は単なるジャンパー線でもよ
い。
【0015】このように図3の実施例によればスイッチ
ングトランスT1のタップ選択をタップ選択用ジャンパ
ー抵抗の変更のみで受電電圧仕様の変更に対応でき、小
形で安価な電源回路を得ることができる。また1種類の
スイッチングトランスを2種類以上の受電仕様に対応し
て使用できるので、複数の受電仕様に対し、複数のスイ
ッチングトランスを作る必要がなく部品管理工数等の面
で極めて有利である。
ングトランスT1のタップ選択をタップ選択用ジャンパ
ー抵抗の変更のみで受電電圧仕様の変更に対応でき、小
形で安価な電源回路を得ることができる。また1種類の
スイッチングトランスを2種類以上の受電仕様に対応し
て使用できるので、複数の受電仕様に対し、複数のスイ
ッチングトランスを作る必要がなく部品管理工数等の面
で極めて有利である。
【0016】一次巻線の切り換えは自動で行ってもよ
い。図4に交流200Vと交流400V用の一次巻線の
切り換えを自動で行った場合の、本発明による更に他の
実施例を示す。図1、図2と同じ符号は同じものを示
す。
い。図4に交流200Vと交流400V用の一次巻線の
切り換えを自動で行った場合の、本発明による更に他の
実施例を示す。図1、図2と同じ符号は同じものを示
す。
【0017】まず抵抗器R1を通してコンデンサC2に
充電した電圧を、比較器CP1と制御回路2に電源電圧
VS1として供給する。電源電圧VS1が確立し、抵抗
器R5〜R9及び比較器CP1により交流200Vか交
流400Vかの判断を行なう。比較器CP1の出力Vは
図5に示すようにヒステリシス特性を設けて、交流20
0V受電と交流400V受電で受電電圧がオーバーラッ
プする範囲内で受電変動が生じる場合においても対応で
きるようにする。受電変動は図5に示すように、交流2
00V受電用ではコンデンサC1の電圧Vc1に換算し
て例えばDC100V〜DC400V、交流400V受
電用ではコンデンサC1の電圧Vc1に換算して例えば
DC200V〜DC800Vにおいて使用可能とするこ
とができる。即ち交流200V受電のとき、コンデンサ
C1の電圧Vc1はDC100V〜DC400Vとな
り、比較器CP1の出力VはHレベルとなる。この信号
は反転器INVを通って反転される。これによりスイッ
チSW2がONしてスイッチングトランスのタップ40
2が受電部に接続される。また交流400V受電のと
き、コンデンサC1の電圧Vc1はDC200V〜DC
800Vとなり、比較器CP1の出力VはLレベルとな
る。これによりスイッチSW1がONしてスイッチング
トランスのタップ401が受電部に接続される。このよ
うに比較器CP1の出力VによりスイッチSW1または
SW2のいずれかをONし、スイッチングトランスのタ
ップ401または402を選択的に受電部に接続する。
コンデンサC1の電圧Vc1がDC200V〜DC40
0Vの間ではスイッチングトランスのタップは401、
402のどちらが選択されて受電部に接続されるか不明
であるが、どちらが接続されても動作するようにスイッ
チングレギュレータは設計される。即ち実際、交流20
0V受電または交流400V受電のいずれか一方で使用
されるが、このとき受電電圧の変動でスイッチSW1、
SW2が頻繁に動作しないように比較器CP1にヒステ
リシス特性を設けて、またスイッチングレギュレータは
コンデンサC1の電圧Vc1がDC200V〜DC40
0Vの間でタップは401、402のどちらが選択され
ても動作できるように設計され、交流200V受電と交
流400V受電で受電電圧がオーバーラップする範囲内
で受電変動が生じる場合においても対応できるようにさ
れるのである。
充電した電圧を、比較器CP1と制御回路2に電源電圧
VS1として供給する。電源電圧VS1が確立し、抵抗
器R5〜R9及び比較器CP1により交流200Vか交
流400Vかの判断を行なう。比較器CP1の出力Vは
図5に示すようにヒステリシス特性を設けて、交流20
0V受電と交流400V受電で受電電圧がオーバーラッ
プする範囲内で受電変動が生じる場合においても対応で
きるようにする。受電変動は図5に示すように、交流2
00V受電用ではコンデンサC1の電圧Vc1に換算し
て例えばDC100V〜DC400V、交流400V受
電用ではコンデンサC1の電圧Vc1に換算して例えば
DC200V〜DC800Vにおいて使用可能とするこ
とができる。即ち交流200V受電のとき、コンデンサ
C1の電圧Vc1はDC100V〜DC400Vとな
り、比較器CP1の出力VはHレベルとなる。この信号
は反転器INVを通って反転される。これによりスイッ
チSW2がONしてスイッチングトランスのタップ40
2が受電部に接続される。また交流400V受電のと
き、コンデンサC1の電圧Vc1はDC200V〜DC
800Vとなり、比較器CP1の出力VはLレベルとな
る。これによりスイッチSW1がONしてスイッチング
トランスのタップ401が受電部に接続される。このよ
うに比較器CP1の出力VによりスイッチSW1または
SW2のいずれかをONし、スイッチングトランスのタ
ップ401または402を選択的に受電部に接続する。
コンデンサC1の電圧Vc1がDC200V〜DC40
0Vの間ではスイッチングトランスのタップは401、
402のどちらが選択されて受電部に接続されるか不明
であるが、どちらが接続されても動作するようにスイッ
チングレギュレータは設計される。即ち実際、交流20
0V受電または交流400V受電のいずれか一方で使用
されるが、このとき受電電圧の変動でスイッチSW1、
SW2が頻繁に動作しないように比較器CP1にヒステ
リシス特性を設けて、またスイッチングレギュレータは
コンデンサC1の電圧Vc1がDC200V〜DC40
0Vの間でタップは401、402のどちらが選択され
ても動作できるように設計され、交流200V受電と交
流400V受電で受電電圧がオーバーラップする範囲内
で受電変動が生じる場合においても対応できるようにさ
れるのである。
【0018】スイッチSW1とSW2は1つにまとめて
C接点スイッチで行なってもよいし、片方をB接点とし
反転器INVを除いてもよい。
C接点スイッチで行なってもよいし、片方をB接点とし
反転器INVを除いてもよい。
【0019】抵抗器R4、コンデンサC6、ダイオード
D4で構成されるスイッチング時の過電圧防止用のスナ
バ回路は図4に示すように配置し共用してもよいし、ス
イッチングトランスのタップ401と403の間、また
はタップ402とタップ403の間に夫々配置し、交流
200V用と交流400V用の2回路設けてもよい。
D4で構成されるスイッチング時の過電圧防止用のスナ
バ回路は図4に示すように配置し共用してもよいし、ス
イッチングトランスのタップ401と403の間、また
はタップ402とタップ403の間に夫々配置し、交流
200V用と交流400V用の2回路設けてもよい。
【0020】タイマー回路TMは、電源投入時スイッチ
SW1とSW2の遅れを考慮し、確実にスイッチングト
ランスのタップ401または402を選択した後、スイ
ッチング素子Q1をスイッチング動作させるものであ
る。
SW1とSW2の遅れを考慮し、確実にスイッチングト
ランスのタップ401または402を選択した後、スイ
ッチング素子Q1をスイッチング動作させるものであ
る。
【0021】以上図4、図5の実施例によれば、接続さ
れる受電電圧に応じて自動的にスイッチングトランスの
タップを切り換えることができるので、受電電圧仕様に
より内部回路を変更する必要がなくなり、量産化の上で
有利となる。また広い受電電圧に対応することができる
効果がある。
れる受電電圧に応じて自動的にスイッチングトランスの
タップを切り換えることができるので、受電電圧仕様に
より内部回路を変更する必要がなくなり、量産化の上で
有利となる。また広い受電電圧に対応することができる
効果がある。
【0022】以上は1種類のスイッチングトランスを交
流200V、交流400Vの2種類の受電電圧仕様に対
応する場合について説明したが、電源仕様はこれに限ら
ず対応するようにできることは明らかである。またタッ
プも2種類以上の受電仕様に対応できるよう2つ以上の
中間タップを設けるようにして複数受電仕様に対応でき
ることは明らかである。
流200V、交流400Vの2種類の受電電圧仕様に対
応する場合について説明したが、電源仕様はこれに限ら
ず対応するようにできることは明らかである。またタッ
プも2種類以上の受電仕様に対応できるよう2つ以上の
中間タップを設けるようにして複数受電仕様に対応でき
ることは明らかである。
【0023】
【発明の効果】本発明によれば、従来のような低周波降
圧トランスが不必要であり、また基板部品の共用化が図
れるので、複数受電仕様に容易に対応でき、また電源回
路が小形で安価になる効果がある。
圧トランスが不必要であり、また基板部品の共用化が図
れるので、複数受電仕様に容易に対応でき、また電源回
路が小形で安価になる効果がある。
【図1】本発明による具体的一実施例を示す図である。
【図2】本発明による具体的一実施例を示す図である。
【図3】本発明による具体的一実施例を示す図である。
【図4】本発明による具体的一実施例を示す図である。
【図5】比較器CP1の動作特性を説明する図である。
1…整流回路、 2…制御回路、 3…検出回路、 4
〜5…負荷、 401〜409…スイッチングトランス
T1のタップ、 Q1…スイッチング素子、T1…スイ
ッチングトランス、 PC1…フォトカプラ、 D1〜
D4…ダイオード、 R1〜R9…抵抗器、 C1〜C
6…コンデンサ、 L1…インダクタンス、 P1…1
次巻線、 P2…スイッチングトランスT1の1次巻
線、S1〜S3…スイッチングトランスT1の2次巻
線、 CP1…比較器、 TM…タイマ、 INV…反
転器、 SW1〜SW2…スイッチ。
〜5…負荷、 401〜409…スイッチングトランス
T1のタップ、 Q1…スイッチング素子、T1…スイ
ッチングトランス、 PC1…フォトカプラ、 D1〜
D4…ダイオード、 R1〜R9…抵抗器、 C1〜C
6…コンデンサ、 L1…インダクタンス、 P1…1
次巻線、 P2…スイッチングトランスT1の1次巻
線、S1〜S3…スイッチングトランスT1の2次巻
線、 CP1…比較器、 TM…タイマ、 INV…反
転器、 SW1〜SW2…スイッチ。
Claims (5)
- 【請求項1】1次巻線と複数の2次巻線を有するスイッ
チングトランスと、 前記1次巻線に直列に接続されたスイッチング手段を備
え、 前記スイッチング手段をスイッチングすることにより前
記2次巻線に出力電圧を得るように構成されたスイッチ
ングレギュレータ回路において、 前記スイッチングトランスは前記1次巻線に3つ以上の
タップを備え、 電源電圧に応じて前記タップの少なくとも1つを選択的
に電源に接続したことを特徴とするスイッチングレギュ
レータ回路。 - 【請求項2】1次巻線と複数の2次巻線を有するスイッ
チングトランスと、 前記1次巻線に直列に接続されたスイッチング手段を備
え、 前記スイッチング手段をスイッチングすることにより前
記2次巻線に出力電圧を得るように構成されたスイッチ
ングレギュレータ回路において、 前記スイッチングトランスは前記1次巻線に3つ以上の
タップを備え、 前記タップを電源電圧に応じて電源に選択的に接続する
接続変更手段を備えたことを特徴とするスイッチングレ
ギュレータ回路。 - 【請求項3】前記接続変更手段は、 受電仕様の変更に対応して設けられた接続パターンと、 受電仕様の変更に対応して選択的に接続パターンに取り
付けられる零オーム抵抗器とを備えることを特徴とする
請求項2記載のスイッチングレギュレータ回路。 - 【請求項4】前記接続変更手段は、 受電電圧を検出する受電電圧検出手段と、 前記受電電圧検出手段の出力により前記1次巻線のタッ
プを電源に選択的に接続する切換手段を備えたことを特
徴とする請求項2記載のスイッチングレギュレータ回
路。 - 【請求項5】前記受電電圧検出手段はヒステリシス特性
を有していることを特徴とする請求項4記載のスイッチ
ングレギュレータ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5084290A JPH06303773A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | スイッチングレギュレータ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5084290A JPH06303773A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | スイッチングレギュレータ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06303773A true JPH06303773A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13826345
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5084290A Pending JPH06303773A (ja) | 1993-04-12 | 1993-04-12 | スイッチングレギュレータ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06303773A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012085447A (ja) * | 2010-10-12 | 2012-04-26 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | Ac−dcコンバータ |
JP2015114577A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 株式会社リコー | 誘導加熱装置、定着装置及び画像形成装置 |
DE102017204995A1 (de) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | Tridonic Gmbh & Co. Kg | Schaltungsanordnung und Verfahren zum Betreiben eines Leuchtmittels |
-
1993
- 1993-04-12 JP JP5084290A patent/JPH06303773A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012085447A (ja) * | 2010-10-12 | 2012-04-26 | Diamond Electric Mfg Co Ltd | Ac−dcコンバータ |
JP2015114577A (ja) * | 2013-12-13 | 2015-06-22 | 株式会社リコー | 誘導加熱装置、定着装置及び画像形成装置 |
DE102017204995A1 (de) * | 2017-03-24 | 2018-09-27 | Tridonic Gmbh & Co. Kg | Schaltungsanordnung und Verfahren zum Betreiben eines Leuchtmittels |
AT17047U1 (de) * | 2017-03-24 | 2021-04-15 | Tridonic Gmbh & Co Kg | Schaltungsanordnung und Verfahren zum Betreiben eines Leuchtmittels |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07107737A (ja) | 高圧電源回路 | |
JP3559645B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JPH04299070A (ja) | スイッチングレギュレータ | |
EP1050953B1 (en) | Zero voltage switching power supply | |
JPH06303773A (ja) | スイッチングレギュレータ回路 | |
US7092260B2 (en) | Short-circuiting rectifier for a switched-mode power supply | |
JP2001016851A (ja) | スイッチング電源装置 | |
CN209526519U (zh) | 支持以太网供电的电源供应装置 | |
JPH1127875A (ja) | 充電装置 | |
JPH07288976A (ja) | 多出力コンバータ | |
JP2603966B2 (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2002095257A (ja) | 電子機器の電源装置 | |
JP3447975B2 (ja) | スイッチング電源回路 | |
JPH07303373A (ja) | 電源装置 | |
JP2001037217A (ja) | スイッチング電源装置 | |
JP2003047248A (ja) | スイッチング電源 | |
KR100286308B1 (ko) | 다회로스위칭전원장치 | |
JP2773534B2 (ja) | 直流電源装置 | |
JP2000350454A (ja) | スイッチング電源装置およびその電圧制御方法 | |
JP3155882B2 (ja) | スイッチングレギュレータ | |
JP2003348846A (ja) | 電源回路 | |
JPH11285245A (ja) | 電源装置 | |
JPH05344240A (ja) | 信号分離回路 | |
JPH0389851A (ja) | 共振型スイッチング電源 | |
JPH0534233Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |