JPH06303579A - 映像信号処理装置 - Google Patents

映像信号処理装置

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Publication number
JPH06303579A
JPH06303579A JP5089609A JP8960993A JPH06303579A JP H06303579 A JPH06303579 A JP H06303579A JP 5089609 A JP5089609 A JP 5089609A JP 8960993 A JP8960993 A JP 8960993A JP H06303579 A JPH06303579 A JP H06303579A
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JP
Japan
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signal
edtv2
signals
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JP5089609A
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Inventor
Hideki Otaka
秀樹 大高
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 補強信号、コントロール信号が多重されたE
DTV2信号を記録し高速で再生する場合の画質劣化を
小さくする。 【構成】 高速再生時にはモード情報204は高速再生
モードに設定されており、制御回路205はメイン部と
上下マスク部とで、スイッチ203を切り替える。すな
わち、メイン部に対してはスイッチ203をB側として
再生EDTV2信号200を選択し、上下マスク部に対
してはスイッチ203をA側としてレベル設定回路20
1で設定された固定値DC202を選択する。したがっ
て、高速再生時に端子12から出力されるEDTV2信
号206は、メイン部は再生EDTV2信号200、上
下マスク部は固定値DC202で各々構成される。得ら
れたEDTV2信号206を入力としたEDTV2デコ
ーダでは、上下マスク部のVT信号を用いて補間動作を
行うが、LD信号は常に0となり補間される標本点は上
下の標本点の平均値となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、補強信号が多重された
ワイドアスペクトテレビジョン信号を記録媒体に記録
し、高速で再生する場合の映像信号処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョンのワイド化が進む中
で、現行方式と両立性を有するワイドアスペクトテレビ
ジョン信号として第2世代EDTV信号(以下、EDT
V2信号と記す)がある。EDTV2信号はレターボッ
クス形式で伝送され、図8に示すように有効走査線数4
80ラインの16:9ワイド順次走査信号1を、走査線
変換により3/4に圧縮し、飛び越し走査化してメイン
部2(180ライン/フィールド)に配置して伝送す
る。ここで、上下マスク部3(各々30ライン/フィー
ルド)には各種補強信号が多重されるが、動画時に受像
機側で伝送されなかったラインの標本点を補間する場合
に発生する折り返し歪を除去するために、上下マスク部
3に垂直時間補強信号(以下、VT信号と記す)を多重
して伝送する方法が、例えば、鈴木他「EDTVにおけ
るV−T補強信号の理論的考察」テレビジョン学会技術
報告、vol.16, No.71,pp31〜36 ( Oct.1992 )に示され
ている。以下に、VT信号の作成方法を図9を用いて説
明する。
【0003】図9において、(白丸)は、飛び越し走査
信号として伝送される標本点であり、(黒丸)は、間引
かれて伝送されない標本点である。ここで、VT信号と
して(黒丸)の標本点をそのまま伝送すると、電力が大
きいために現行受像機において妨害となる。したがっ
て、同一フレームのライン差分信号(以下、LD信号と
記す)(黒三角)を作成する。LD信号は例えば図9に
おけるa,b,cを用いて(数1)のように作成され
る。
【0004】
【数1】
【0005】LD信号は上下マスク部に多重されるが、
360ライン分の補強信号を120ライン分の領域に多
重するため、水平帯域を1/3の1.4MHzに制限し
て1/3に時間軸圧縮し、3ライン分のLD信号を上下
マスク部の1ラインに挿入する。さらに、現行受像機に
おける妨害をできるだけ小さくし、かつ同期信号に影響
しないことを目的として、(数2)に示すように、LD
信号を1/k倍し、所定のレベルDCの上にに多重して
VT信号として伝送する。
【0006】
【数2】
【0007】したがって、逆にEDTV2デコーダで伝
送されなかった標本点を復元する場合には、まず、(数
3)に示すように、伝送されたVT信号から中心レベル
DCを減算し、k倍することによってLD信号を得る。
次に、メイン部の信号から(数4)を用いフィールド内
補間信号xを作成しLD信号と加算することにより、間
引かれた標本点bが再生できる。
【0008】
【数3】
【0009】
【数4】
【0010】以上のように、補強信号が多重されたED
TV2信号を入力として記録再生を行う記録装置とし
て、ディジタルVTRを例に挙げてその信号処理につい
て説明する。
【0011】図10は、従来の映像信号処理装置の例と
して、EDTV2信号を記録再生可能な高能率符号化を
用いたディジタルVTRの構成を示したブロック図であ
る。図10において、1はEDTV2信号の入力端子、
2はアナログ信号をディジタル信号に変換するA/D変
換回路、3は高能率符号化回路、4は誤り訂正符号化回
路、5は変調回路及び記録アンプからなる記録処理回
路、6は磁気テープである。次に、7はヘッドアンプ及
び再生信号の検出、復調を行う再生処理回路、8は記録
時に付加された誤り訂正用パリティにもとづいて再生信
号の誤りを訂正する誤り訂正復号化回路、9は誤り訂正
復号化回路8によって訂正できなかった誤りを修整する
誤り修整回路、10は高能率符号化されたデータをもと
のデータに復号化する高能率復号化回路、11は復号化
されたデータをアナログ信号に変換するD/A変換回
路、12は再生されたEDTV2信号の出力端子であ
る。以下にディジタルVTRの動作を説明する。
【0012】まず、記録時には端子1から入力されたE
DTV2信号をA/D変換回路2でディジタル信号に変
換し、高能率符号化回路3で所定のデータ量に圧縮す
る。次に、誤り訂正符号化回路4で誤り訂正用パリティ
を付加し、同期信号、ID情報を付加して記録ブロック
(以下、同期ブロックと記す)を構成し、記録処理回路
5により記録用の符号化(変調)を行ってテープ6上に
データを記録する。図11は同期ブロックの構成を示し
た図であり、20は同期信号、21は記録されたデータ
の画面上での位置を示すためのアドレス情報などからな
る識別情報(ID情報)、22は高能率符号化された画
像データ、23は同期ブロック単位に付加された誤り訂
正用のパリティである。以上のように構成された同期ブ
ロックがトラック上に配置されてテープ上に記録され
る。
【0013】逆に再生時には、磁気テープ6から再生さ
れたデータに対して再生処理回路7で検出、復調等の処
理を行い、誤り訂正復号化回路8で再生信号の誤りを訂
正する。ここで、テープに傷がつくなどしてドロップア
ウトが発生した場合には、訂正能力を上回る誤りとなる
ため、誤り修整回路9で、誤った同期ブロックを過去の
正しい同期ブロックで置き換えることにより、誤りの修
整を行う。つまり、1フィールド単位で圧縮されている
場合には、1フィールド前の対応する同期ブロックのデ
ータで置換することにより誤り修整を行う。最後に、修
整されたデータを高能率復号化回路10でもとのデータ
に復号化し、D/A変換回路11でアナログ信号に変換
して、再生EDTV2信号を出力端子12から出力す
る。
【0014】次に、以上のように構成されたディジタル
VTRにおける高速再生について説明する。図12
(a)は通常再生時のトラックとヘッド軌跡の関係を示
した図であり、図12(b)は高速再生時のトラックと
ヘッド軌跡の関係を示した図である。図12において、
30はトラック、31は通常再生時のヘッド軌跡、32
は高速再生時のヘッド軌跡、33(斜線部)は高速再生
時に再生される領域である。通常再生時は図12(a)
に示すように、ヘッドが1本のトラック上を走査するた
め、各トラックから各同期ブロックのデータが再生され
る。次に高速再生時は、テープの送り速度が通常再生時
よりも速いので、図12(b)に示すように、再生ヘッ
ドは複数トラックにまたがって走査する。再生される信
号の振幅はヘッドが逆アジマスのトラックを通過すると
きに減少するため、各トラックの中で、再生ヘッドが同
一アジマスのトラックをトレースした部分の同期ブロッ
クのみが再生される。正しく再生されなかった同期ブロ
ックは、誤り修整処理によって過去の対応する位置のデ
ータで置換される。つまり、高速再生時には複数のフィ
ールドのデータによって1フィールド分のデータが構成
される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の構成では以下に示す課題を有している。
【0016】VTRから再生されたEDTV2信号は、
EDTV2デコーダに入力される。EDTV2デコーダ
では、多重された補強信号を用いて順次走査信号への復
号化処理を行う。ここで、EDTV2デコーダでは、メ
イン部の画像信号と同一フィールドの補強信号を用いて
復号化処理を行うため、1フィールドが同一フィールド
のデータで構成された通常再生の信号は正しく復号化で
きる。一方、VTRの高速再生の信号はその1フィール
ド分が複数フィールドのデータで構成されるため、メイ
ン部の画像信号と異なるフィールドの補強信号とが組み
合わされて1フィールドが構成される。したがって、E
DTV2デコーダがこのようなVTRの高速再生のデー
タを処理する場合、メイン部の画像信号と同一フィール
ドの補強信号を用いて復号化処理を行うことができない
ため、図6に示したような補間方法が正しく動作しなく
なり、得られた順次走査信号に横縞状の妨害が入るなど
の劣化が発生する。
【0017】本発明はかかる従来技術の課題に鑑み、記
録媒体にEDTV2信号を記録し高速で再生する場合
に、復号化された順次走査信号の劣化を小さく抑えるこ
とが可能な映像信号の再生装置を提供することを目的と
する。
【0018】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、上下マス
ク部に補強信号が多重されたレターボックス形式のワイ
ドアスペクトテレビジョン信号を記録媒体に記録し高速
で再生を行うにあたり、前記補強信号を所定の信号に設
定する設定手段と、前記記録媒体から再生された前記補
強信号の代わりに前記設定手段で設定された補強信号を
前記上下マスク部に多重して出力する手段とを有するこ
とを特徴とする映像信号処理装置である。
【0019】また、第2の発明は、補強信号と前記補強
信号に対するコントロール信号が多重されたレターボッ
クス形式のワイドアスペクトテレビジョン信号を記録媒
体に記録し高速で再生を行うにあたり、前記コントロー
ル信号を所定の信号に設定する設定手段と、前記記録媒
体から再生された前記コントロール信号の代わりに前記
設定手段で設定されたコントロール信号を多重して出力
する手段とを有することを特徴とする映像信号処理装置
である。
【0020】
【作用】第1の発明は前記した構成により、上下マスク
部に補強信号が多重されたレターボックス形式のワイド
アスペクトテレビジョン信号を記録媒体に記録し、高速
で再生する場合に、記録媒体から再生された補強信号を
使用しないで、設定回路で所定の信号に設定された補強
信号を多重して、高速再生の再生信号として出力する。
【0021】また、第2の発明は前記した構成により、
補強信号と補強信号に対するコントロール信号が多重さ
れたレターボックス形式のワイドアスペクトテレビジョ
ン信号を記録媒体に記録し、高速で再生する場合に、記
録媒体から再生されたコントロール信号を使用しない
で、設定回路で所定の信号に設定されたコントロール信
号を多重して高速再生の再生信号として出力する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を用いて説
明する。なお、実施例の構成図において、上記従来例と
同じ付号を付したブロックについてはその説明を省く。
【0023】図1は、第1の発明の一実施例に係る映像
信号処理装置の構成を示した図である。図1において、
200はテープから再生された再生EDTV2信号、2
01はVT信号のレベルをVT信号の伝送時の中心レベ
ルに設定するレベル設定回路、202はレベル設定回路
201で設定された固定値DC、203はスイッチ、2
04は通常再生、高速再生等のモード情報、205はモ
ード情報に応じてスイッチ203の切換を行う制御回
路、206は外部に出力される再生EDTV2信号であ
る。以下、本実施例の動作を説明する。
【0024】テープ6には、補強信号としてVT信号が
多重されたEDTV2信号が記録されている。再生時に
は、テープ6から再生されたデータに対して、再生処理
回路7、誤り訂正復号化回路8、誤り修整回路9、高能
率復号化回路10で一連の再生処理を行い、再生EDT
V2信号200が得られる。得られた再生EDTV2信
号200はスイッチ203を経て、D/A変換回路11
でアナログ信号に変換されて端子12から出力される。
ここで、スイッチ203は上下マスク部に多重して出力
する信号を選択するスイッチであり、再生モードに応じ
て異なった動作を行う。以下に、通常再生、高速再生各
々のモードにおける動作を説明する。
【0025】まず、通常再生時にはモード情報204は
通常再生モードに設定されており、図2(a)に示すよ
うに、制御回路205はスイッチ203をB側に固定す
る。したがって、再生EDTV2信号200がそのまま
アナログ信号に変換されて外部に出力される。また、図
3(a)は通常再生時の端子12から出力されるEDT
V2信号206の1フィールドの有効画面の構成を示し
た図であり、メイン部の画像信号、上下マスク部のVT
信号共に再生EDTV2信号200で構成される。出力
されたEDTV2信号206を入力としたEDTV2デ
コーダでは、上下マスク部に多重されたVT信号をもと
に、図9に示した補間動作を行って順次走査信号を得
る。
【0026】次に、高速再生時にはモード情報204は
高速再生モードに設定されており、図2(b)に示すよ
うに、制御回路205はメイン部(31ライン〜210
ライン)、上下マスク部(1ライン〜30ラインと21
1ライン〜240ライン)とで、スイッチ203を切り
替える。すなわち、メイン部に対してはスイッチ203
をB側として再生EDTV2信号200を選択し、上下
マスク部に対してはスイッチ203をA側としてレベル
設定回路201で設定された固定値DC202を選択す
る。したがって、図3(b)は高速再生時に端子12か
ら出力されるEDTV2信号206の1フィールドの有
効画面の構成を示した図であり、メイン部は再生EDT
V2信号200、上下マスク部は固定値DC202で各
々構成される。
【0027】得られたEDTV2信号206を入力とし
たEDTV2デコーダでは、上下マスク部のVT信号を
用いて補間動作を行うが、VT=DCであるため、(数
2)より得られるLD信号は常に0となる。したがっ
て、補間される標本点は、上下の標本点の平均値とな
る。図4は、高速再生時の伝送されない標本点の補間方
法を示した図であり、(白四角)が補間によって得られ
る標本点である。平均値で補間するため、完全にもとの
値bを復元することは不可能であり垂直解像度が低下す
るが、高速再生時の画質として特に問題とはならず十分
な画質が得られる。逆に、間違ったVT信号を用いて補
間した場合の劣化の方が大きい。
【0028】以上説明したように本実施例によれば、E
DTV2信号を記録し、高速で再生する場合、EDTV
2デコーダにおいて順次走査化する際に補強信号を使用
しないで補間動作を行うため、画面上に妨害が発生する
ことなく高速再生として十分な画質が得られる。
【0029】図5は、第2の発明の一実施例に係る映像
信号処理装置の構成を示した図である。図5において、
500はテープから再生されたEDTV2信号の有効画
面の信号(以後、再生有効画面信号と記す)、501は
テープから再生されたEDTV2信号のコントロール信
号(以後、再生コントロール信号と記す)、502はE
DTV2信号のコントロール信号を設定するコントロー
ル信号設定回路、503はコントロール信号設定回路5
02で設定されたコントロール信号(以後、設定コント
ロール信号と記す)、504は外部に出力するEDTV
2信号のコントロール信号を選択するためのスイッチ、
505はモード情報204に応じてスイッチ504を制
御する制御回路、506はスイッチ504で選択された
コントロール信号、507は水平、垂直の同期信号を発
生する同期信号発生回路、508は水平、垂直の同期信
号、509は再生有効画面信号500にコントロール信
号506及び同期信号508を多重する多重回路、51
0はコントロール信号、同期信号508が多重された再
生EDTV2信号である。
【0030】EDTV2信号には各種コントロール信号
が多重される。コントロール信号としては、例えば現行
方式テレビジョン信号(NTSC信号)とEDTV2信
号とを識別する信号、あるいはVT信号等の各種補強信
号が多重されていることを示す信号等が挙げられる。E
DTV2信号を受信した受像機では、これらのコントロ
ール信号をもとに信号処理を行う。例えば、コントロー
ル信号によってVT信号が上下マスク部に多重されてい
ることを識別した場合には、VT信号を用いた補間動作
を行う。ここで、コントロール信号は、各フィールド単
位で垂直のブランキング期間に多重されて伝送されるた
め、EDTV2信号を記録媒体に記録するにあたって
は、有効画面の信号とコントロール信号を合わせて記録
する。逆に、再生時には伝送された状態と同様の形式で
垂直ブランキング期間にコントロール信号を多重して出
力する。図5におけるテープ6には上下マスク部にVT
信号が多重されたEDTV2信号の有効画面の信号と対
応するコントロール信号とが記録されている。以下に、
本実施例の動作を説明する。
【0031】まず、有効画面に対しては高能率符号化処
理が行われているため、テープ6から再生されたデータ
に対して、再生処理回路7、誤り訂正復号化回路8、誤
り修整回路9、高能率復号化回路10を経て再生有効画
面信号500が得られる。また、コントロール信号に対
しては高能率符号化処理が行われていないため、再生処
理回路7、誤り訂正復号化回路8を経て再生コントロー
ル信号501が得られる。ここで、スイッチ504は垂
直ブランキングに多重して出力するコントロール信号を
選択するスイッチであり、再生モードに応じて異なった
動作を行う。以下に、通常再生、高速再生各々のモード
における動作を説明する。
【0032】まず、通常再生時にはモード情報204は
通常再生モードに設定されており、図6(a)に示すよ
うに、制御回路505はスイッチ504をA側に固定す
る。通常再生時は、ドロップアウトによる大きな誤りが
発生しない限り、再生コントロール信号501は正しく
再生される。したがって、再生コントロール信号501
がコントロール信号506として選択され、同期信号5
08と共に多重回路509で再生有効画面信号500に
多重される。
【0033】図7(a)は通常再生時の端子12から出
力されるEDTV2信号510の1フィールドの構成を
示した図であり、メイン部の画像信号、上下マスク部の
VT信号は再生有効画面信号500で構成され、垂直ブ
ランキング期間に再生コントロール信号501と同期信
号508が多重された形で信号が出力される。出力され
たEDTV2信号510を入力したEDTV2デコーダ
では、再生コントロール信号と上下マスク部に多重され
たVT信号をもとに、図6に示した補間動作を行って順
次走査信号を得る。
【0034】次に、高速再生時にはモード情報204は
高速再生モードに設定されており、図6(b)に示すよ
うに、制御回路505はスイッチ504をB側に固定す
る。したがって、設定コントロール信号503がコント
ロール信号506として選択される。ここで、コントロ
ール信号設定回路502の動作を説明する。コントロー
ル信号設定回路502への入力信号としては、モード情
報204と再生コントロール信号501がある。前述し
たように高速再生時は、複数フィールドのデータで1フ
ィールドが構成されるため、再生コントロール信号50
1にはヘッドが走査して正しく再生できたコントロール
信号のみが再生される。このような理由から、コントロ
ール信号設定回路502では、再生コントロール信号5
01をもとに所定のコントロール信号を設定する。例え
ば、EDTV2信号であることを示す識別信号等は正し
く再生された再生コントロール信号をもとに固定の信号
に設定する。また、高速再生時にはメイン部の画像信号
に対応したVT信号が正しく再生できないため、VT信
号が多重されていないことを示すコントロール信号を設
定する。
【0035】以上のように設定された設定コントロール
信号503は同期信号508と共に多重回路509で再
生有効画面信号500に多重される。図7(b)は、高
速再生時に端子12から出力されるEDTV2信号51
0の1フィールドの構成を示した図であり、メイン部の
画像信号、上下マスク部のVT信号は再生有効画面信号
500から構成され、垂直ブランキング期間に設定コン
トロール信号503と同期信号508が多重された形の
信号が出力される。出力されたEDTV2信号510を
入力としたEDTV2デコーダでは、コントロール信号
によって、VT信号が多重されていないことを識別し、
VT信号を用いた補間動作を行わず、例えば上下の標本
点の平均値を用いて伝送されなかった標本点を補間す
る。得られる画質は、第1の発明の実施例と同様に高速
再生の画質として十分である。
【0036】以上説明したように本実施例によれば、映
像信号の記録再生装置にEDTV2信号を記録し、高速
再生モードで再生する場合、EDTV2デコーダにおい
て順次走査化する際に、設定されたコントロール信号に
従って、補強信号を使用しないで補間動作を行うため、
画面上に妨害が発生することなく高速再生として十分な
画質が得られる。
【0037】なお、以上の実施例では、上下マスク部に
多重されたVT信号を補強信号の例にあげたが、輝度信
号に対するその他の補強信号が多重された信号に対して
も適用できる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録媒体にEDTV2信号を記録し、高速で再生する場
合、EDTV2デコーダにおいて順次走査化する際に補
強信号を使用しないで補間動作を行うため、画面上に妨
害が発生することなく高速再生として十分な画質が得ら
れる。かつ、その実現方法は非常に容易であり実用的効
果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例に係る映像信号処理装置
の構成を示したブロック図
【図2】通常再生、高速再生時のスイッチ203の動作
及びスイッチ203の出力信号を示した説明図
【図3】通常再生、高速再生時の端子12から出力され
るEDTV2信号204の1フィールドの有効画面の構
成を示した説明図
【図4】高速再生時の伝送されない標本点の補間方法を
示した説明図
【図5】第2の発明の一実施例に係る映像信号処理装置
の構成を示したブロック図
【図6】通常再生、高速再生時のスイッチ504の動
作、多重回路509の入出力信号を示した説明図
【図7】通常再生、高速再生時の端子12から出力され
るEDTV2信号の1フィールドの構成を示した説明図
【図8】レターボックス形式のEDTV2信号の1フィ
ールドの構成を示した説明図
【図9】EDTV2信号におけるVT信号の作成方法を
示した説明図
【図10】従来の、映像信号処理装置であるEDTV2
信号を記録再生可能な高能率符号化を用いたディジタル
VTRの構成を示したブロック図
【図11】同期ブロックの構成を示した説明図
【図12】通常再生、高速再生時のトラックとヘッド軌
跡の関係を示した説明図
【符号の説明】
200 再生EDTV2信号 201 レベル設定回路 202 固定値DC 203、504 スイッチ 204 モード情報 205、505 制御回路 500 再生有効画面信号 501 再生コントロール信号 502 コントロール信号設定回路 503 設定コントロール信号 506 コントロール信号

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下マスク部に補強信号が多重されたレタ
    ーボックス形式のワイドアスペクトテレビジョン信号を
    記録媒体に記録し高速で再生を行うにあたり、前記補強
    信号を所定の信号に設定する設定手段と、前記記録媒体
    から再生された補強信号の代わりに前記設定手段で設定
    された信号を前記上下マスク部に多重して出力する手段
    とを有することを特徴とする映像信号処理装置。
  2. 【請求項2】補強信号は飛び越し走査の信号から順次走
    査の信号を補間する場合の補強信号であり、設定手段は
    前記補強信号を一定値の信号に設定することを特徴とす
    る請求項1記載の映像信号処理装置。
  3. 【請求項3】補強信号と前記補強信号に対するコントロ
    ール信号が多重されたレターボックス形式のワイドアス
    ペクトテレビジョン信号を記録媒体に記録し高速で再生
    を行うにあたり、前記コントロール信号を所定の信号に
    設定する設定手段と、前記記録媒体から再生されたコン
    トロール信号の代わりに前記設定手段で設置されたコン
    トロール信号を多重して出力する手段とを有することを
    特徴とする映像信号処理装置。
  4. 【請求項4】コントロール信号は補強信号が多重されて
    いることを識別するための制御信号であり、設定手段は
    前記コントロール信号を前記補強信号が多重されていな
    いことを示す信号に設定することを特徴とする請求項3
    記載の映像信号処理装置。
JP5089609A 1993-04-16 1993-04-16 映像信号処理装置 Pending JPH06303579A (ja)

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JP5089609A JPH06303579A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 映像信号処理装置

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JP5089609A JPH06303579A (ja) 1993-04-16 1993-04-16 映像信号処理装置

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