JPH06303500A - ビデオカメラ - Google Patents

ビデオカメラ

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Publication number
JPH06303500A
JPH06303500A JP5090254A JP9025493A JPH06303500A JP H06303500 A JPH06303500 A JP H06303500A JP 5090254 A JP5090254 A JP 5090254A JP 9025493 A JP9025493 A JP 9025493A JP H06303500 A JPH06303500 A JP H06303500A
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JP
Japan
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video camera
remote commander
control unit
item
switch
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Application number
JP5090254A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Shoji
浩之 庄司
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビデオカメラ本体にリモートコマンダ又はカ
メラ制御ユニットが接続されている場合、これらによる
調整をビデオカメラ本体側の調整に優先させる。 【構成】 ビデオカメラ本体55側のCPU14により
ビデオカメラ本体55にリモートコマンダ51又はカメ
ラ制御ユニット53が接続されたのを検知した場合、C
PU14はリモートコマンダ51等から調整できる項目
とメニューページに表示された項目(すなわち、リモー
トコマンダ51等が接続されていないときにビデオカメ
ラ本体55側で調整できる項目)との間で共通の項目
は、リモートコマンダ51等からのみ調整可能なように
制御して、ビデオカメラ本体55側では調整不能なよう
に制御している。このため、ビデオカメラ本体55にリ
モートコマンダ51等が接続されている場合、リモート
コマンダ51等による調整をビデオカメラ本体55側の
調整に優先させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、業務用のVT
R一体型ビデオカメラに適用して好適なビデオカメラに
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、いわゆるアナログ信号処理方式に
よるビデオカメラでは、プリント配線基板上に、例え
ば、数10個の半固定のボリューム及びスイッチが搭載
されており、これらのボリュームを調整して信号レベル
を調節したり、スイッチをオン・オフして信号処理のオ
ン・オフ等を行うようにしていた。
【0003】この場合、プリント配線基板上に搭載され
ているスイッチやボリュームの位置は、機械的(例え
ば、小型化・軽量化・操作性)及び電気的(高画質化
等)制約からビデオカメラ本体の複数の適当な箇所に配
置されていたために、操作者は、操作しようとするスイ
ッチやボリュームの位置を捜さねばならないという煩雑
さがあった。そして、位置を見つけた後でも、人の手の
方向や向きが窮屈な状態で調整しなければならない場合
も有り、調整時間が長くなりがちになるという問題もあ
った。
【0004】これらの問題を解決するために、全項目又
はほとんど全ての項目を電子式のスイッチ・ボリューム
に変更する、いわゆる全デジタル信号処理方式ビデオカ
メラ(以下、単に、デジタル信号処理方式ビデオカメラ
という。)を製作することを本願出願人等が考えた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
デジタル信号処理方式ビデオカメラには、このビデオカ
メラの機能、例えば、ニー特性やγ特性などを調整する
ためのリモートコマンダ又はカメラ制御ユニット(CC
U:Camera Control Unit)がケーブルを介して接続で
きるようになっている。
【0006】すなわち、リモートコマンダ又はカメラ制
御ユニットを用いて、制御データを伝送することにより
遠隔操作でビデオカメラ本体の機能(調整項目)を調整
することができる。
【0007】この場合、遠隔操作によりビデオカメラ本
体の機能を調整する操作者は、ビデオカメラ本体にケー
ブルを介して接続されたモニタディスプレイ上の映像表
示及び(又は)波形モニタ等上の波形表示を見ながらモ
ニタディスプレイ上の画質が最良になるように各機能を
調整する。
【0008】しかしながら、リモートコマンダ又はカメ
ラ制御ユニットを用いて、一旦、画質が最良になるよう
に調整した場合において、ビデオカメラ本体側で同一の
調整項目を調整された場合には、リモートコマンダ又は
カメラ制御ユニットを用いて調整した内容が変更されて
しまうという問題があった。なお、一般的に、例えば、
スタジオ撮影の場合、ビデオカメラ本体を操作するカメ
ラマンはカメラアングルを決定する作業に専念できるよ
うに、エンジニアがカメラ制御ユニット側で画質の調整
を行うようになっている。
【0009】本発明はこのような課題を考慮してなされ
たものであり、ビデオカメラ本体にリモートコマンダ又
はカメラ制御ユニットが接続されている場合、リモート
コマンダ又はカメラ制御ユニットによる調整をビデオカ
メラ本体側の調整に優先させるようにすることを可能と
するビデオカメラを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、例えば、図1
に示すように、ビデオカメラ本体55にリモートコマン
ダ51又はカメラ制御ユニット53が接続可能なビデオ
カメラにおいて、複数のメニューページが表示される表
示装置19と、上記メニューページに表示された項目の
メニュー操作に関連したスイッチ29と、表示装置19
とスイッチ29とに接続されるとともにリモートコマン
ダ51又はカメラ制御ユニット53に接続される制御手
段14とを備え、制御手段14は、ビデオカメラ本体5
5にリモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53
が接続されたのを検知した場合、リモートコマンダ51
又はカメラ制御ユニット53から調整できる項目と上記
メニューページに表示された項目との間で共通の項目
は、リモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53
からのみ調整可能なように制御して、ビデオカメラ本体
55側では調整不能なように制御するものである。
【0011】また、本発明は、図1及び図5に示すよう
に、上記メニューページには、これから調整しようとす
る項目を指すマーカMが表示され、このマーカMの位置
を他の項目に順次変更するスイッチ29が操作された場
合で、ビデオカメラ本体55にリモートコマンダ51又
はカメラ制御ユニット53が接続されていたときには、
リモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53から
も調整可能な項目は飛ばして次の項目をマーカMが指す
ように制御するものである。
【0012】さらに、本発明は、リモートコマンダ51
又はカメラ制御ユニット53からも調整可能な項目をデ
ィテールレベルの調整項目としたものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、制御手段14によりビデオカ
メラ本体55にリモートコマンダ51又はカメラ制御ユ
ニット53が接続されたのを検知した場合、リモートコ
マンダ51又はカメラ制御ユニット53から調整できる
項目とメニューページに表示された項目(すなわち、リ
モートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53が接続
されていないときにビデオカメラ本体55側で調整でき
る項目)との間で共通の項目は、リモートコマンダ51
又はカメラ制御ユニット53からのみ調整可能なように
制御して、ビデオカメラ本体55側では調整不能なよう
に制御している。このため、ビデオカメラ本体55にリ
モートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53が接続
されている場合、リモートコマンダ51又はカメラ制御
ユニット53による調整をビデオカメラ本体55側の調
整に優先させることができる。
【0014】また、本発明によれば、メニューページに
は、これから調整しようとする項目を指すマーカMが表
示され、このマーカMの位置を他の項目に順次変更する
スイッチ29が操作された場合で、ビデオカメラ本体5
5にリモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53
が接続されていたときには、リモートコマンダ51又は
カメラ制御ユニット53からも調整可能な項目は飛ばし
て次の項目を上記マーカMが指すように制御している。
このため、ビデオカメラ本体55の操作者は、ビデオカ
メラ本体55側で調整できる調整項目を確実に認識する
ことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明ビデオカメラの一実施例につい
て図面を参照して説明する。
【0016】図1は本実施例によるビデオカメラの構成
を示している。図1において、符号1はCCD撮像回路
であり、このCCD撮像回路1は、被写体からの画像情
報を有する光Lを電気信号に変換し、この電気信号をタ
イミング発生器2からのタイミング信号に基づいてビデ
オ信号(図中、ビデオ信号路は点線で示している)に変
換して出力する。ここで、タイミング発生器2はライン
17を通じてCPU14により制御される。例えば、C
PU14によりタイミング発生器2を通じてCCD撮像
回路1のシャッタ速度をも変化させることができる。
【0017】このビデオ信号はビデオアンプ3で増幅さ
れてA/D変換器4に供給される。この場合、ビデオア
ンプ3にはD/A変換器(図示していない)が搭載さ
れ、ビデオアンプ3の利得及び周波数特性等をCPU1
4からライン16を通じて供給されるデジタルデータに
よりそのA/D変換器を介して変化させることができ
る。また、A/D変換器4の位相等も、CPU14から
ライン16を通じて供給されるデジタルデータにより変
化させることができる。すなわち、ビデオアンプ3及び
A/D変換器4は、それぞれ、いわゆる電子ボリューム
化されている。
【0018】なお、ライン16には、ビデオアンプ3及
びA/D変換器4以外にI/Oインタフェース38通じ
てメニュー機能をオン・オフさせるメニュースイッチ
7、後に説明するD/A変換器5、表示用のインタフェ
ース6及びEEPROM18が接続されている。D/A
変換器5及びインタフェース6も電子ボリューム化され
ていてこれらの電気的特性もCPU14からライン15
を通じて所定のデジタルデータを供給することにより変
化させることができる。
【0019】A/D変換器4でデジタル化されたデジタ
ルビデオ信号は、データ処理用基板8に供給される。こ
のデータ処理用基板8は、それぞれがLSI(大規模集
積回路)であるシェーディング回路9、デテクタ回路1
0、プロセス回路11、エンコーダ12及び信号発生器
13を備えている。これらのLSI9〜13は、ライン
15を通じてCPU14に接続されている。したがっ
て、各回路の定数・レベル等のパラメータデータがCP
U14からライン15を通じて各LSIに設定されるよ
うになっている。
【0020】ここで、デテクタ回路10はホワイトバラ
ンス処理やオートアイリス処理等を行う回路であり、プ
ロセス回路11はγ補正処理や輪郭強調処理(ディテー
ル処理)等を行う回路であり、エンコーダ回路12は
R,G,Bビデオ信号をNTSC又はPALビデオ信号
に変換する処理を行う回路である。
【0021】データ処理用基板8では、A/D変換器4
から供給されたデジタルビデオ信号に対して、このよう
な処理が行われ、処理後のデジタルビデオ信号がD/A
変換器5を通じてインタフェース6に供給される。
【0022】このインタフェース6はD/A変換器5か
ら供給された(アナログ)ビデオ信号をビューファイン
ダ19の仕様に合ったアナログ信号に処理して出力す
る。なお、インタフェース6の出力信号は図示しないV
TRにも供給される。この場合、インタフェース6で
は、キャラクタ発生器20から出力される文字信号と上
記ビデオ信号とを混合して、具体的には、上記ビデオ信
号に文字信号をスーパーインポーズしてビューファイン
ダ19に供給するようになっている。
【0023】自動化用基板21に搭載されているCPU
14は、表示用データをも発生する。CPU14には、
上記ライン15等以外にEEPROM22、ROM2
3、ワーク用のRAM24及びI/Oエクスパンダ25
等が接続されている。
【0024】ROM23は紫外線消去型のEPROMで
あり、このROM23には、予め、制御プログラム及び
各被設定手段(ビデオアンプ3に搭載されているD/A
変換器、プロセス回路11等)への初期設定パラメータ
データが格納されている。EEPROM22には、新た
な設定パラメータデータが記憶される。なお、以下の説
明にあたり、CPU14によって設定パラメータデータ
が設定されるタイミング発生器2、ビデオアンプ3、A
/D変換器4、D/A変換器5及びインタフェース6
は、それぞれ、IC(集積回路)であるので、必要に応
じて、それぞれ、IC2,IC3,IC4,IC5及び
IC16と表す。
【0025】I/Oエクスパンダ25は、CPU14の
出力ポート数を拡張するものであり、このI/Oエクス
パンダ25には、ユーザ階層水準と局エンジニア階層水
準との切り換えを行うユーザスイッチ(以下、必要に応
じてユーザ/エンジニア切替スイッチという)26、サ
ービスなどの切り換えを行うディップスイッチ(以下、
必要に応じてサービススイッチという)27、ページス
イッチ28、項目スイッチ29、キャンセル/プリセッ
トスイッチ30、アップスイッチ31及びダウンスイッ
チ32が接続されている。これらのスイッチ26〜32
のうち、スイッチ26とスイッチ27は外部からは操作
できないようになっているので、以下、必要に応じてメ
ニュー用内部操作スイッチ群34といい、また、メニュ
ースイッチ7及びスイッチ28〜32はビデオカメラの
外部から操作可能なスイッチであるので、以下、必要に
応じて、メニュー用外部操作スイッチ群33という。
【0026】また、CPU14にはシリアルインタフェ
ース35が接続され、このシリアルインタフェース35
の反対側のコネクタ側(図示していない)にはリモート
コマンダ(RM)51を直接、又はカメラアダプタ52
を介してカメラ制御ユニット(CCU)53を接続でき
るようになっている。リモートコマンダ51又はカメラ
制御ユニット53はいずれか一方だけを接続できるよう
になっている。以下、本発明の理解を容易にするため
に、図1中、リモートコマンダ51とカメラアダプタ5
2及びカメラ制御ユニット53を有するユニットを遠隔
操作ユニット56といい、それ以外の部分をビデオカメ
ラ本体55という。
【0027】上記シリアルインタフェース35には、こ
れらリモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53
に代替してパーソナルコンピュータを接続することも可
能であり、このパーソナルコンピュータを利用して作成
したこのビデオカメラの履歴データなどは、シリアルイ
ンタフェース35、CPU14及びライン15を通じて
データ処理用基板8のEEPROM18に記録しておく
ことができる。
【0028】さらに、CPU14からの表示データがI
/Oエクスパンダ25を通じてキャラクタ発生器20に
供給されることで、キャラクタ発生器20からインタフ
ェース6に文字・図形等を表すキャラクタ信号が供給さ
れるようになっている。
【0029】次に、上記の実施例の動作について説明す
る。
【0030】図1例のビデオカメラに電源が投入される
と、CPU14の制御の基にROM23に格納されてい
る初期設定用パラメータデータがライン(実際にはシリ
アルバス)15を介してシェーディング回路9等の各L
SI9〜13に送られ設定されるとともに、ライン1
6,17を介してIC2〜6に送られ設定される。
【0031】一方、CPU14は表示データをも作成す
る。したがって、メニュースイッチ7がオンにされてい
るときには、表示データをキャラクタ発生器20に送
る。そして、キャラクタ発生器20からのキャラクタ信
号がインタフェース6でD/A変換器5からのビデオ信
号に混合されることで、ビューファインダ19には、映
像にメニューのキャラクタがスーパーインポーズされた
映像が表示される。なお、メニュースイッチ7がオンに
されていて電源が投入されたときには、いわゆるパワー
オンリセット処理により、メニューの第1ページ目(必
要に応じて、ページ1という)が自動的に表示されるよ
うになっている。
【0032】そこで、メニューの第1ページが表示され
た後、図2に示すように、ユーザはビューファインダ1
9を見ながらメニュー用外部操作スイッチ群33を構成
するページスイッチ28を押して(ページスイッチ28
の操作は符号Pを付けた矢印で表している。)希望のペ
ージにすることができる。すなわち、ページスイッチ2
8を押すごとにページがページ1、ページ2、…、ペー
ジn、…と変更され、最終ページ(この実施例では、ペ
ージ37)に達すると最初のページ(ページ1)にもど
る。なお、電源投入状態において、メニュースイッチ7
がオフにされた場合には、そのページ数がRAM24に
記憶され、再びメニュースイッチ7をオンにした場合に
は、そのページのメニュー内容が表示される。一方、任
意のページを表示時に、電源が切断された場合、電源の
再投入時には、上記パワーオンリセット処理によりメニ
ューの第1ページが表示されるようになっている。
【0033】図3に示すように、大項目がAである希望
のページ(図3例では、便宜上、「ページA」と表示し
ている。)がビューファインダ19上に表示されたと
き、項目スイッチ29を一度押す毎に、画面上、項目
(項目 A1等)40の前に表示されているカーソル
(矢印で表示)Mが点線の矢線方向に1項目ずつ移動す
る。カーソルMが「項目 A5」の位置にあるときに項
目スイッチ29を押すとカーソルMは一番上の項目(こ
の場合、項目 A1)に戻る。したがって、希望の項目
40を項目スイッチ29で選ぶことができる。選ばれた
項目40はカーソルMの指す位置で分かる。
【0034】選ばれた項目40のオン(ON)/オフ
(OFF)の設定と、選ばれた項目40の設定(調整)
パラメータデータ(以下、単に設定データという)の変
更はアップスイッチ31、ダウンスイッチ32を操作す
ることにより行える。各設定データは、図3に示すビュ
ーファインダ19の画面中、コロン「:」の右隣りの設
定欄41に「ON」、「OFF」又は「10」等の数字
で表示される。この数字は、工場出荷データを「0」値
としたときの相対値である。
【0035】この場合、アップスイッチ31を押すこと
で「ON」になるとともに、「10」等の数値設定デー
タ値を徐々に大きくすることができる。ダウンスイッチ
32を押すことで「OFF」になるとともに、数値設定
データを徐々に小さくすることができる。
【0036】また、キャンセル/プリセットスイッチ3
0を押すことで、設定前のデータにもどすこと(キャン
セル)とROM23に記憶されている初期設定データ、
いわゆる工場出荷データにもどすことができる。具体的
には、図3等のメニューが表示された画面において、ス
イッチ30を1回押すと画面上に「CANCEL(キャ
ンセル)」の文字が現れ、もう1回押すと画面上に「C
ANCEL(キャンセル)?」とキャンセル確認の画面
が現れ、さらにもう1回押すとキャンセルが実行され
て、設定前のデータにもどる。この状態で、さらにもう
1回押すと画面上に「PRESET(プリセット)?」
とプリセット確認画面が現れ、もう1回(これは、はじ
めから5回目)押すとプリセットが実行されるようにな
っている。このように多重押し操作にしたのは、誤操作
によって設定データが変更されるのを防止するためであ
る。
【0037】実際上、これらのスイッチ29〜32が操
作されたときCPU14は、この操作に対応するIC2
〜6及びLSI9〜13の各設定パラメータデータを変
更し、ライン15〜17を介して対応するIC2〜6及
びLSI9〜13の設定パラメータデータを更新すると
ともに、この新たな設定データをRAM24及びEEP
ROM22に記憶させておく。これらのデータに対応づ
けられた表示データをキャラクタ発生器20にも送るこ
とでビューファインダ19上の表示も対応する表示に変
更される。
【0038】図1例のビデオカメラのメニューページは
全部で37ページ存在する。これらのページはCPU1
4の制御の基にメニューを使用する操作者の階層水準に
応じて制限できるようになっている。すなわち、使用で
きるメニューページ数を制限することができるようにな
っている。そして、比較的に上位の階層水準(例えば、
局エンジニア階層水準)の操作者が比較的に下位の階層
水準(例えば、ユーザ階層水準)の操作者の使用できる
メニューページを制限することができるようになってい
る。
【0039】図4A〜図4Dはユーザ階層水準(及び局
エンジニア階層水準とサービスエンジニア階層水準)で
使用できるメニューページの4ページ分の具体的表示例
を示している。
【0040】図4Aはプロセス回路11に設定可能な主
にディテール関係の設定を行うページであり、図4B
は、同様にプロセス回路11に設定可能な主にスキント
ーンディテール関係の設定を行うページである。図4C
は、主に、ビューファインダ19の画面(「VF DI
SPLAY」)上、最上行及び(又は)最下行に表示さ
れるシャッタ速度(「SHUTTER」)等のステータ
スのメッセージを表示させるか(「ON」)かどうか
(「OFF」)の設定を行うページであり、オフ状態に
すれば、ビューファインダ19の画面上にステータスメ
ッセージは表示されない。すなわち、ユーザであるカメ
ラマンが画作り上煩わしいと判断した場合等にはユーザ
階層水準でオフ状態にすることができる。図4Dはシャ
ッタ速度関係の設定を行うページである。図4D中、C
LSはいわゆるクリアスキャン、EVSは垂直軸解像度
を変化させるシャッタ(EXTEND VARIABL
E SHUTTER)を意味している。
【0041】次に本発明の要部の動作について図5を参
照して概略的に説明するとともに、その詳細について図
6のチャートをも参照して説明する。なお、図6のチャ
ートにおいて、○記号は処理を表し、◎記号はサブルー
チン処理を表し、○の中に右向きの三角が描かれている
記号はイフ(if;条件分岐)文を表している。
【0042】図5は、図4Aに示した主にディテール関
係の設定を行うページを再掲載したもので、このページ
の調整項目はリモートコマンダ51及びカメラ制御装置
53で調整できる項目がビデオカメラ本体55側にもあ
る場合を示している。リモートコマンダ51又はカメラ
制御装置53が接続されていないビデオカメラ本体55
のみ、言い換えればビデオカメラ単体の場合には、項目
スイッチ29を押すごとにビューファインダ19の画面
上のカーソルMが1行ずつ下に移動して、全ての項目の
調整が可能になっている。カーソルMが最下行に達した
ときに項目スイッチ29を押すとカーソルMが最上行
(図示の位置)に移動する。
【0043】図5において、符号Jで表した範囲がビデ
オカメラ本体55で調整可能な項目であり、符号Kで表
した範囲がリモートコマンダ51又はカメラ制御装置5
3が接続された場合のビデオカメラ本体55側で調整可
能な項目を表している。すなわち、このメニューページ
において、リモートコマンダ51及びカメラ制御装置5
3からも調整可能な共通の項目は、最上行のディテール
レベル(DETAILLEVEL)の項目であることが
分かる。
【0044】そこで、この実施例では、リモートコマン
ダ51又はカメラ制御ユニット53がビデオカメラ本体
55に接続されているときに、メニュースイッチ7がオ
ンにされたときには、最上行のディテールレベル(図5
参照)の項目にはカーソルMを項目スイッチ29をいく
ら操作してももっていくことができず、最下行のアフタ
ーγディテール(AFTER GAMMA DTL)の
項目の次には、2行目のVディテールレベル(V DT
L LEVEL)にカーソルMが飛ぶように(いわゆる
スキップするように)なっている。
【0045】図示しないその他のページの項目に対して
も、リモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53
が接続されている場合には、リモートコマンダ51又は
カメラ制御ユニット53で調整可能な共通項目にカーソ
ルMを持っていくことができないようになっている。言
い換えれば、ビデオカメラ本体55側では、共通項目の
調整をすることができないようになっている。
【0046】この結果、リモートコマンダ51又はカメ
ラ制御ユニット53がビデオカメラ本体55に接続され
たときには、ビデオカメラ本体55側でどのような調整
レベル(実際には例えば、デテクタ回路10への設定デ
ータ)になっていても、その調整レベル(設定データ)
をリモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53側
からの設定データに置き換えることができる。
【0047】次に図6のチャートを参照してさらに詳し
く説明する。
【0048】図6のメニュー処理モジュールは、メニュ
ースイッチ7がオンになっていることを前提として、ス
テップS11において、各種スイッチ29〜32の状態
読み込み処理が行われる。次にステップS12におい
て、項目スイッチ29、キャンセル/プリセットスイッ
チ30、アップスイッチ31又はダウンスイッチ32が
押されたかどうかの確認がなされる。それらのいずれか
が押された場合の処理はステップS13〜S16のよう
になされる。
【0049】キャンセル/プリセットスイッチ30、ア
ップスイッチ31又はダウンスイッチ32が押された場
合は、それぞれ、ステップS13〜S15に示す上述し
た処理が行われる。
【0050】そこで、項目スイッチ29が押された場合
には、カーソルMを1項目下げる処理(図5例では、カ
ーソルMが、例えば、最下行のアフターγディテール項
目にあった場合には、第1行のディテールレベル項目に
移動する処理)が行われる(ステップS16)。
【0051】そして、次に、シリアルインタフェース3
5にリモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53
が接続されているかどうかが確認される(ステップS1
7)。この確認は、シリアルインタフェース35を通じ
てCPU14に供給されるリモートコマンダ51又はカ
メラ制御ユニット53からのコマンドを予めROM23
に記憶されているコマンド内容と比較解析することによ
りCPU14で確認することができる。
【0052】リモートコマンダ51又はカメラ制御ユニ
ット53が接続されていると判断した場合には、現在、
カーソルMが指している項目がリモートコマンダ51又
はカメラ制御ユニット53で調整可能な項目であるかど
うかの確認が行われる(ステップS18)。この場合、
外部接続されるリモートコマンダ51又はカメラ制御ユ
ニット53で調整可能な項目は予めROM23内に書き
込まれているので、リモートコマンダ51又はカメラ制
御ユニット53からのコマンドを解析したときに機種型
式が判明する。そこで、その機種型式に対応した調整項
目と現在カーソルMが指している項目とを比較すればよ
い。
【0053】ステップS18の判断が成立した場合、言
い換えれば、現在カーソルMが指している項目がリモー
トコマンダ51又はカメラ制御ユニット53でも調整可
能な項目である場合(図5例のカーソルMが指している
項目のディテールレベルはその項目である。)には、直
ちに、カーソルMをさらに1行下に移動させる処理を行
う(ステップS19)。ここで、ステップS11、ステ
ップS12、及びステップS16〜S19までの処理は
瞬時に行われるので、図5例に示すビューファインダ1
9の画面上では、カーソルMが最下行の項目アフターγ
ディテール処理から2行目のVディテールレベル処理ま
でスキップした(飛んだ)ように見える。
【0054】なお、図6中に図示はしていないが、ステ
ップS17において、リモートコマンダ51又はカメラ
制御ユニット53が接続されていると判断された場合に
は、リモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53
から送られてきた設定(調整)データが、例えば、ディ
テールレベル(図5の最上行の項目)のデータであると
きには、プロセス回路11に設定されるとともに、RA
M24及び必要に応じてEEPROM18に記憶され
る。
【0055】また、ステップS13〜S15の処理が終
了した場合、ステップS17及びS18の判断が成立し
なかった場合及びステップS19の処理が終了した場合
には、プログラムは図中、符号T点の線に進み、その
後、再び、ステップS11からの処理を繰り返すように
動作する。
【0056】このように上記した実施例によれば、ビデ
オカメラ本体側のCPU14により上記ビデオカメラ本
体55にリモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット
53が接続されたのを検知した場合、CPU14はリモ
ートコマンダ51又はカメラ制御ユニット53から調整
できる項目と上記メニューページに表示された項目(す
なわち、リモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット
53が接続されていないときにビデオカメラ本体55側
で調整できる項目)との間で共通の項目は、リモートコ
マンダ51又はカメラ制御ユニット53からのみ調整可
能なように制御して、ビデオカメラ本体55側では調整
不能なように制御している。このため、ビデオカメラ本
体55にリモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット
53が接続されている場合、リモートコマンダ51又は
カメラ制御ユニット53による調整をビデオカメラ本体
55側の調整に優先させることができる。
【0057】また、本発明によれば、メニューページに
は、これから調整しようとする項目を指すマーカMが表
示され、このマーカMの位置を他の項目に順次変更する
項目スイッチ29が操作された場合で、ビデオカメラ本
体55にリモートコマンダ51又はカメラ制御ユニット
53が接続されていたときには、リモートコマンダ51
又はカメラ制御ユニット53からも調整可能な項目は飛
ばして次の項目をマーカMが指すように制御している。
このため、ビデオカメラ本体55の操作者は、ビデオカ
メラ本体側で調整できる調整項目を確実に認識すること
ができる。
【0058】なお、本発明は上記の実施例に限らず、本
発明の要旨を逸脱することなく種々の構成を採り得るこ
とはもちろんである。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
制御手段によりビデオカメラ本体にリモートコマンダ又
はカメラ制御ユニットが接続されたのを検知した場合、
上記リモートコマンダ又は上記カメラ制御ユニットから
調整できる項目とメニューページに表示された項目(す
なわち、リモートコマンダ又はカメラ制御ユニットが接
続されていないときにビデオカメラ本体側で調整できる
項目)との間で共通の項目は、上記リモートコマンダ又
は上記カメラ制御ユニットからのみ調整可能なように制
御して、上記ビデオカメラ本体側では調整不能なように
制御している。このため、ビデオカメラ本体にリモート
コマンダ又はカメラ制御ユニットが接続されている場
合、リモートコマンダ又はカメラ制御ユニットによる調
整をビデオカメラ本体側の調整に優先させることができ
る。
【0060】また、本発明によれば、上記メニューペー
ジには、これから調整しようとする項目を指すマーカが
表示され、このマーカの位置を他の項目に順次変更する
上記スイッチが操作された場合で、上記ビデオカメラ本
体に上記リモートコマンダ又は上記カメラ制御ユニット
が接続されていたときには、上記リモートコマンダ又は
上記カメラ制御ユニットからも調整可能な項目は飛ばし
て次の項目を上記マーカが指すように制御している。こ
のため、ビデオカメラ本体の操作者は、ビデオカメラ本
体側で調整できる調整項目を確実に認識することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるビデオカメラの一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図2】メニューページの変更方法及び一実施例の要部
の動作説明に供される線図である。
【図3】メニュースイッチに関連するスイッチの操作方
法の説明に供される線図である。
【図4】メニューページ例の説明に供される線図であ
る。
【図5】本発明の一実施例の要部の動作説明に供される
線図である。
【図6】本発明の一実施例の要部の動作説明に供される
チャートである。
【符号の説明】
1 CCD撮像回路 7 メニュースイッチ 8 データ処理基板 14 CPU 19 ビューファインダ 21 自動化用基板 28 ページスイッチ 29 項目スイッチ 30 キャンセル/セレクトスイッチ 31 アップスイッチ 32 ダウンスイッチ 51 リモートコマンダ 53 カメラ制御ユニット 55 ビデオカメラ本体 56 遠隔操作ユニット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオカメラ本体にリモートコマンダ又
    はカメラ制御ユニットが接続可能なビデオカメラにおい
    て、 上記ビデオカメラ本体側に、 複数のメニューページが表示される表示装置と、 上記メニューページに表示された項目のメニュー操作に
    関連したスイッチと、 上記表示装置と上記スイッチとに接続されるとともに、
    上記リモートコマンダ又は上記カメラ制御ユニットに接
    続される制御手段とが備えられ、 上記制御手段は、上記ビデオカメラ本体に上記リモート
    コマンダ又は上記カメラ制御ユニットが接続されたのを
    検知した場合、上記リモートコマンダ又は上記カメラ制
    御ユニットから調整できる項目と上記メニューページに
    表示された項目との間で共通の項目は、上記リモートコ
    マンダ又は上記カメラ制御ユニットからのみ調整可能な
    ように制御して、上記ビデオカメラ本体側では調整不能
    なように制御することを特徴とするビデオカメラ。
  2. 【請求項2】 上記メニューページには、これから調整
    しようとする項目を指すマーカが表示され、このマーカ
    の位置を他の項目に順次変更する上記スイッチが操作さ
    れた場合で、上記ビデオカメラ本体に上記リモートコマ
    ンダ又は上記カメラ制御ユニットが接続されていたとき
    には、上記リモートコマンダ又は上記カメラ制御ユニッ
    トからも調整可能な項目は飛ばして次の項目を上記マー
    カが指すように制御することを特徴とする請求項1記載
    のビデオカメラ。
  3. 【請求項3】 上記リモートコマンダ又は上記カメラ制
    御ユニットからも調整可能な項目はディテールレベルの
    調整であることを特徴とする請求項2記載のビデオカメ
    ラ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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