JPH0630315Y2 - 杭壁清掃装置 - Google Patents

杭壁清掃装置

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JPH0630315Y2
JPH0630315Y2 JP14750389U JP14750389U JPH0630315Y2 JP H0630315 Y2 JPH0630315 Y2 JP H0630315Y2 JP 14750389 U JP14750389 U JP 14750389U JP 14750389 U JP14750389 U JP 14750389U JP H0630315 Y2 JPH0630315 Y2 JP H0630315Y2
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勝介 粟野
寛 野坂
文彦 石瀬
誠 鮫島
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新キャタピラー三菱株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案は、油圧ショベルを使用して構成した杭壁清掃装
置に関するものである。
(従来の技術) 従来、都市土木等において、油圧ショベルには多様な使
われ方が要求されてきている。
その中でも、第6図(建設機械1988年5月号第51頁
〜第55頁)に示される油圧ショベルのフロント作業系の
ように、2ピースブームを有し、かつアームがその長手
方向軸線を中心として回転できるようにしたものがあ
る。
該油圧ショベルは、第6図において、下部走行体11の上
側に設けられた上部旋回体12に対し、ロアブームシリン
ダ13により回動されるロアブーム14の基端が枢着され、
該ロアブーム14の先端にアッパブームシリンダ15により
回動されるアッパブーム16の基端が枢着され、該アッパ
ブーム16の先端にアームシリンダ17により回動されるア
ーム取付基部18が枢着され、該アーム取付基部18に対し
ベアリング19を介して旋回アーム20が、該旋回アーム20
の長手方向軸線X−Xを中心として回転自在に結合さ
れ、前記アーム取付基部18の内部に、旋回アーム20を前
記軸線X−Xを中心として回動するアクチュエータ(図
示せず)が装着され、該旋回アーム20の先端に、旋回ア
ーム20に取付けられたバケットシリンダ21により回動さ
れるバケット22が、ピン23を支点に枢着されてい
る。前記バケットシリンダ21の先端には、旋回アーム20
にピン24により連結されたリンクプレード25と、バケッ
ト22にピン26により連結されたバケットリンケージ27と
が、ピン28により結合されている。
(考案が解決しようとする課題) 建築構造物の基礎杭打工事では、杭の打設後に杭の周囲
を堀下げ、梁との接続工事を行うが、このとき、掘下げ
た杭壁には土砂が付着しており、この土砂を掻き落とす
必要がある。
第6図に示された油圧ショベルをそのまま前記土砂の掻
き落としに使用すると、バケット22の先端が突出してい
るとともに硬いため、杭壁の付着土を能率良くかつ杭に
損傷を与えずに取除くことは、非常に困難である。
また、建築現場が狭い場合、油圧ショベル等の機械は、
一方向からしか杭に近付くことができないため、杭の周
囲全てを清掃することができない。
以上の理由により、現在、この作業は人手で行ってお
り、杭数が多いときには作業量が多く、足場が悪い上に
力仕事のため、かなりの苦渋作業となっており、機械化
が望まれている。
本考案は、このような点に鑑みなされたもので、フロン
ト作業系のブームに枢着されたアーム取付基部に対して
旋回アームが、該旋回アームの長手方向軸線を中心に回
動されるタイプの油圧ショベルを改造して、杭壁に付着
している土砂を全周にわたり能率良く清掃除去できる杭
壁清掃装置を提供することを目的とするものである。
[考案の構成] (課題を解決するための手段) 請求項1の考案は、ブーム16に枢着されたアーム取付基
部18に対し旋回アーム20が、該旋回アーム20の長手方向
軸線X−Xを中心に回動されるタイプのフロント作業系
を有する油圧ショベルをベースマシンとして構成された
杭壁清掃装置であって、前記旋回アーム20の先端に、平
行運動機構32を介して、該旋回アーム20に取付けられた
バケットシリンダ21により該旋回アーム20の長手方向軸
線X−Xとの平行を保ちながら揺動されるガイド43が取
付けられ、該ガイド43に対し、スライドシリンダ45によ
り伸縮されるスライダ44が摺動自在に嵌合され、該スラ
イダ44の先端に、取付部51を介して、少なくとも前記旋
回アーム20の長手方向軸線X−Xに対向可能の清掃部52
が設けられた杭壁清掃装置である。
請求項2の考案は、請求項1に記載された杭壁清掃装置
において、スライダ44の先端と清掃部52との間に設けら
れた取付部51では、スライダ44の先端に揺動自在に結合
された向替えアーム54が、旋回アーム20の長手方向軸線
X−Xに対向する方向または反対方向の2位置に、サポ
ート57によって選択的に固定され、該向替えアーム54の
先端に清掃部取付用のプレート55が設けられたものであ
る。
(作用) 請求項1の考案は、旋回アーム20の長手方向軸線X−X
を、杭Pの中心線と一致させ、該旋回アーム20をアーム
取付基部18に対して回動することにより、ガイド43、ス
ライダ44および清掃部52が旋回アーム20の長手方向軸線
X−Xを中心として円運動し、杭Pの周面に沿って同心
円運動で摺動する清掃部52により、杭Pの周面に付着し
ている土砂が除去される。
杭Pの径に応じて、バケットシリンダ21の伸縮および平
行運動機構32の作用で、ガイド43およびスライダ44を、
旋回アーム20の長手方向軸線X−Xとの平行を保ちなが
ら揺動することにより、旋回アーム20の長手方向軸線X
−Xから清掃部52までの半径を可変調整する。
杭Pの土砂付着面の軸方向長さに応じて、スライダ44を
スライダシリンダ45により伸縮すると、清掃部52が、前
記軸X−Xからの半径を一定に保ちながら杭Pの軸方向
に摺動し、前記円運動との組合せで、杭Pの土砂付着面
を全面にわたって一度に清掃できる。
請求項2の考案は、スライダ44の先端の向替えアーム54
およびプレート55を、旋回アーム20の長手方向軸線X−
Xに対向する方向から反対方向に付け替えてサポート57
により固定すると、旋回アーム20の回動による清掃部52
の内向き円運動を外向き円運動に変えることができる。
清掃部52が内向きの場合は杭Pの外周面を清掃し、清掃
部52が外向きの場合は杭Pの内周面を清掃する。
(実施例) 以下、本考案の第1図乃至第5図に示される実施例を参
照して詳細に説明する。なお、第6図に示された部分と
同様の部材は、同一符号を付してその説明を省略する。
第1図および第2図に示されるように、旋回アーム20の
先端に、前記バケット取付用のピン23およびリンクプレ
ート取付用のピン24を利用してベースプレート31が固定
され、該ベースプレート31に、平行運動機構32を構成す
る上側のリンク33および下側のリンク34の基端がピン3
5,36により結合されている。前記旋回アーム20に取付け
られたバケットシリンダ21のロッド端にはピン37により
ストラップ38およびロッド39が結合され、ストラップ38
は前記ピン24により旋回アーム20に連結され、ロッド39
はピン40により上側のリンク33に連結されている。
前記上側および下側のリンク33,34の先端には、ピン41,
42により筒状のガイド43が連結され、該ガイド43の内部
に筒状のスライダ44が摺動自在に嵌合されている。これ
らの内部に設けられたスライドシリンダ45の基端が、第
3図に示されるようにピン46によりガイド43に連結され
るとともに、ロッド端がピン47によりスライダ44に連結
されている。スライダ44の先端にはブラケット48が設け
られている。
そうして、バケットシリンダ21の伸縮により、ロッド39
を介して平行運動機構32のリンク33,34が作動され、前
記ガイド43およびスライダ44は前記旋回アーム20の長手
方向軸線X−Xとの平行を保ちながら揺動される。ま
た、前記スライドシリンダ45の伸縮によりスライダ44が
ガイド43から出入される。前記軸線X−Xは、第6図に
示されたベアリング19およびアーム取付基部内アクチ
ュエータにより旋回アーム20が回動する回転中心であ
る。
該スライダ44の先端のブラケット48には、取付部51を介
して、少なくとも前記旋回アーム20の長手方向軸線X−
Xに対向可能の清掃部52が設けられている。
すなわち、前記取付部51として、スライダ44の先端のブ
ラケット48にピン53により向替えアーム54が揺動自在に
結合され、該向替えアーム54の先端に清掃部取付用のプ
レート55が一体に設けられ、そして、該プレート55にス
プリング等の弾性体56により前記清掃部52が取付けられ
ている。
該清掃部52の向きは、前記向替えアーム54の揺動により
変えることができ、該向替えアーム54は、旋回アーム20
の長手方向軸線X−Xに対向する方向または反対方向
(旋回アーム20の回動による清掃部52の円運動の内側方
向または外側方向)の2位置に、サポート57およびピン
58,59によって選択的に固定される。ピン58が2箇所に
設けられた孔60のいずれか一方に挿入される。
次に、この実施例の作用に説明する。
第1図に示されるように、旋回アーム20の長手方向軸線
X−Xを、杭Pの中心線と一致させ、該軸線X−Xを中
心に旋回アーム20を回動することにより、ガイド43、ス
ライダ44および清掃部52も、前記軸線X−Xを中心とし
て円運動し、杭Pの周面に沿って同心円運動で摺動する
清掃部52により、杭Pの周面に付着している土砂が除去
される。
杭Pの径の変化に対応する場合は、バケットシリンダ21
を伸縮して平行リンク33,34を起伏動することにより、
ガイド43およびスライダ44を、旋回アーム20の長手方向
軸線X−Xとの平行を保ちながら揺動すれば、旋回アー
ム20の長手方向軸線X−Xから清掃部52までの円運動の
半径を可変調整できる。
つまり、バケットシリンダ21を伸ばせば清掃部52の描く
円の半径は小さくなり、また、バケットシリンダ21を縮
めれば清掃部52の描く円の半径は大きくなるので、清掃
しようとする杭Pの壁面の半径に応じてこの調整を行
い、かつ、旋回アーム20の長手方向軸線X−Xを、杭P
の中心線と一致させることにより、清掃部52は杭Pに接
し、そして、旋回アーム20を回動することにより、杭P
の全周を一度に清掃できる。
前記軸線X−Xが杭Pの中心からから若干ずれていて
も、清掃部52は、弾性体56により支えられているため半
径方向に若干動くことができる。また、該清掃部52は、
弾性体56により杭壁に押付けられるため、杭壁を傷付け
ることなく、かつ取り残しを少なくして杭壁を清掃でき
る。
また、杭Pの土砂付着面の軸方向長さに応じて、スライ
ダ44をスライドシリンダ45により伸縮すると、清掃部52
が、前記軸線X−Xからの半径を一定に保ちながら杭P
の軸方向に摺動し、前記円運動との組合せで、杭Pの土
砂付着面を全表面にわたって効率良く一度に清掃でき
る。
次に、第4図から第5図に示されるように清掃部52の向
きを替えるときは、スライダ44の先端の向替えアーム54
およびプレート55を、旋回アーム20の長手方向軸線X−
Xに対向する方向(第1図に実線で示す)から反対方向
(第1図に2点鎖線で示す)に付け替えてサポート57に
より固定すると、旋回アーム20の回動による清掃部52の
内向き円運動を外向き円運動に変えることができる。第
4図に示されるように、清掃部52が内向きの場合は杭P
の外周面を清掃でき、第5図に示されるように、清掃
部52が外向きの場合は杭Pの内周面を清掃できる。
なお、本実施例においては、清掃部52としてブラシ状の
ものを図示しているが、本考案はこれに限定されるもの
ではなく、清掃可能なものなら掻き取り板等でもよく、
また、清掃部としての回転ブラシをモータにより回転さ
せてもよく、それらは本考案の趣旨を逸脱するものでは
ない。
[考案の効果] 請求項1の考案によれば、バケットシリンダの伸縮、旋
回アームの回動およびスライドシリンダの伸縮により、
種々の径の杭に対し、一方向から一度に杭壁を清掃する
ことができ、従来の油圧ショベルでは不可能あるいは非
常に効率が悪く、人手に頼らざるを得なかった狭隘地で
の杭壁清掃作業を、簡単にかつ確実に効率良く行うこと
ができる。
請求項2の考案によれば、杭の外壁面だけでなく、内壁
面の清掃作業も行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る杭壁清掃装置の側面
図、第2図は第1図のII-II線断面図、第3図は杭壁清
掃装置のガイド、スライダ、清掃部取付プレート等を示
す一部切欠正面図、第4図は杭外壁清掃時の杭および清
掃部の位置関係を示す平面図、第5図は杭内壁清掃時の
杭および清掃部の位置関係を示す平面図、第6図は本考
案に使用された油圧ショベルの側面図である。 P……杭、16……ブーム、18……アーム取付基部、20…
…旋回アーム、21……バケットシリンダ、32……平行運
動機構、43……ガイド、44……スライダ、45……スライ
ドシリンダ、51……取付部、52……清掃部、54……向替
えアーム、55……プレート、57……サポート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 鮫島 誠 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 三 菱重工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−143510(JP,A) 特開 昭60−229836(JP,A) 特開 昭55−114380(JP,A) 実開 昭60−172862(JP,U) 実開 昭60−132890(JP,U) 実開 昭64−44961(JP,U) 実開 昭53−105477(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ブームに枢着されたアーム取付基部に対し
    旋回アームが、該旋回アームの長手方向軸線を中心に回
    動されるタイプのフロント作業系を有する油圧ショベル
    をベースマシンとして構成された杭壁清掃装置であっ
    て、 前記旋回アームの先端に、平行運動機構を介して、該旋
    回アームに取付けられたバケットシリンダにより該旋回
    アームの長手方向軸線との平行を保ちながら摺動される
    ガイドが取付けられ、 該ガイドに対し、スライドシリンダにより伸縮されるス
    ライダが摺動自在に嵌合され、 該スライダの先端に、取付部を介して、少なくとも前記
    旋回アームの長手方向軸線に対向可能の清掃部が設けら
    れた ことを特徴とする杭壁清掃装置。
  2. 【請求項2】スライダの先端と清掃部との間に設けられ
    た取付部では、スライダの先端に揺動自在に結合された
    向替えアームが、旋回アームの長手方向軸線に対向する
    方向または反対方向の2位置に、サポートによって選択
    的に固定され、該向替えアームの先端に清掃部取付用の
    プレートが設けられたことを特徴とする請求項1記載の
    杭壁清掃装置。
JP14750389U 1989-12-21 1989-12-21 杭壁清掃装置 Expired - Fee Related JPH0630315Y2 (ja)

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