JPH06303062A - 増幅器のagcリンギング防止方法および装置 - Google Patents
増幅器のagcリンギング防止方法および装置Info
- Publication number
- JPH06303062A JPH06303062A JP8854193A JP8854193A JPH06303062A JP H06303062 A JPH06303062 A JP H06303062A JP 8854193 A JP8854193 A JP 8854193A JP 8854193 A JP8854193 A JP 8854193A JP H06303062 A JPH06303062 A JP H06303062A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- amplifier
- agc
- time constant
- point
- change
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
- Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 増幅器のAGC回路で生じるリンギングを防
止すること。 【構成】 増幅手段2の出力レベルの変化量を検出する
手段13と、この検出した変化量が大きいときはAGC
回路10,11の時定数が大きくなるように、変化量が
小さいときは時定数が小さくなるように制御する時定数
制御手段12を設けた。
止すること。 【構成】 増幅手段2の出力レベルの変化量を検出する
手段13と、この検出した変化量が大きいときはAGC
回路10,11の時定数が大きくなるように、変化量が
小さいときは時定数が小さくなるように制御する時定数
制御手段12を設けた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は増幅器のAGCリンギ
ング防止方法および装置に関する。
ング防止方法および装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の放送波受信機のブロック図
で、1は受信アンテナ、2はRFアンプ、3は同調回
路、4は局部発振回路(DSC)、5は周波数変換回路
(MIX)、6はIFアンプ、7は検波回路、8はパワ
ーアンプ、9はスピーカ、10は広帯域AGC回路、1
1はアンテナダンピング回路である。
で、1は受信アンテナ、2はRFアンプ、3は同調回
路、4は局部発振回路(DSC)、5は周波数変換回路
(MIX)、6はIFアンプ、7は検波回路、8はパワ
ーアンプ、9はスピーカ、10は広帯域AGC回路、1
1はアンテナダンピング回路である。
【0003】図6は図5の回路のAGC回路系をとり出
したブロック回路図で、RFアンプ2が増幅回路に、広
帯域AGC回路10が検出手段に、アンテナダンピング
回路11が制御手段にそれぞれ相当する。
したブロック回路図で、RFアンプ2が増幅回路に、広
帯域AGC回路10が検出手段に、アンテナダンピング
回路11が制御手段にそれぞれ相当する。
【0004】図5に示した受信回路の動作は周知である
ので説明を省略し、ここではAGC回路の動作を説明す
る。広帯域AGC回路10は受信電界強度が強くなった
ときは、RFアンプ2とMIX回路5が飽和しないよう
にRFアンプ2に印加しているAGC電圧を上げて増幅
率を低下させるとともに、アンテナダンピング回路11
を制御してRFアンプ2へ入力される信号のレベルを押
さえ、IF出力レベルの変動が少なくなるように制御す
る。
ので説明を省略し、ここではAGC回路の動作を説明す
る。広帯域AGC回路10は受信電界強度が強くなった
ときは、RFアンプ2とMIX回路5が飽和しないよう
にRFアンプ2に印加しているAGC電圧を上げて増幅
率を低下させるとともに、アンテナダンピング回路11
を制御してRFアンプ2へ入力される信号のレベルを押
さえ、IF出力レベルの変動が少なくなるように制御す
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、受信電界強度
が図7(a)に示すように、急激に変化すると、広帯域
AGC回路10の出力AGC電圧が急変し、RFアンプ
2の利得、およびアンテナ回路からRFアンプ2に入力
される受信信号のレベルも急激に抑えられるため、AG
C回路系のループゲインが高いと図7(b)に示すよう
なAGC電圧のリンギングが発生し、このためスピーカ
9から出力される音量が図7(e)に示すような変動を
生じて聞き苦しいものとなる。
が図7(a)に示すように、急激に変化すると、広帯域
AGC回路10の出力AGC電圧が急変し、RFアンプ
2の利得、およびアンテナ回路からRFアンプ2に入力
される受信信号のレベルも急激に抑えられるため、AG
C回路系のループゲインが高いと図7(b)に示すよう
なAGC電圧のリンギングが発生し、このためスピーカ
9から出力される音量が図7(e)に示すような変動を
生じて聞き苦しいものとなる。
【0006】この発明は、上記のような問題点の解消を
目的としてなされたもので、受信信号、すなわち、入力
信号のレベルが急変した場合、出力信号のレベルがこれ
に伴って変動することのないAGC回路を得ることを目
的とする。
目的としてなされたもので、受信信号、すなわち、入力
信号のレベルが急変した場合、出力信号のレベルがこれ
に伴って変動することのないAGC回路を得ることを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる増幅器
のAGCリンギング防止方法は、増幅器の出力信号レベ
ルの変化量を検出し、変化量が大きいときはAGC回路
系の時定数を大きくし、変化量が小さいときは時定数が
小さくなるようにした。
のAGCリンギング防止方法は、増幅器の出力信号レベ
ルの変化量を検出し、変化量が大きいときはAGC回路
系の時定数を大きくし、変化量が小さいときは時定数が
小さくなるようにした。
【0008】また、この発明に係わる増幅器のAGCリ
ンギング防止装置は、増幅器の出力信号レベルを検出す
る手段と、この検出手段の検出信号の変化量を検出する
手段とこの変化量が大きいときは上記増幅器のAGC回
路系の時定数を大きくし、変化量が小さいときは時定数
を小さくする時定数制御手段とを備えたものである。ま
た、時定数制御手段は、AGC回路系の時定数を決定す
るコンデンサの容量を切り換える手段で構成されてい
る。
ンギング防止装置は、増幅器の出力信号レベルを検出す
る手段と、この検出手段の検出信号の変化量を検出する
手段とこの変化量が大きいときは上記増幅器のAGC回
路系の時定数を大きくし、変化量が小さいときは時定数
を小さくする時定数制御手段とを備えたものである。ま
た、時定数制御手段は、AGC回路系の時定数を決定す
るコンデンサの容量を切り換える手段で構成されてい
る。
【0009】
【作用】この発明によれば、出力信号のレベルの変化量
の大,小に応じてAGC回路系の時定数が大,小に調節
されるので、入力信号のレベルが急変したときはAGC
回路系の時定数が大きくなり、AGC電圧のリンギング
は生じない。また、入力信号のレベル変化が小さいとき
は、AGC回路系の時定数は小さくなるので、応答特性
に支障は生じない。
の大,小に応じてAGC回路系の時定数が大,小に調節
されるので、入力信号のレベルが急変したときはAGC
回路系の時定数が大きくなり、AGC電圧のリンギング
は生じない。また、入力信号のレベル変化が小さいとき
は、AGC回路系の時定数は小さくなるので、応答特性
に支障は生じない。
【0010】
【実施例】実施例1.図1は、この発明の実施例1の放
送波受信機のブロック図で、図4と同一符号はそれぞれ
同一部分を示しており、12は時定数制御回路、13は
微分回路である。
送波受信機のブロック図で、図4と同一符号はそれぞれ
同一部分を示しており、12は時定数制御回路、13は
微分回路である。
【0011】図2は、実施例1のAGC回路系のブロッ
ク回路図で、時定数制御回路12は時定数制御手段に、
また微分回路13は変化量検出手段にそれぞれ相当して
いる。ここで手段12,13は、具体的な回路例を示し
ており、このうちC1は無極性電解コンデンサである。
ク回路図で、時定数制御回路12は時定数制御手段に、
また微分回路13は変化量検出手段にそれぞれ相当して
いる。ここで手段12,13は、具体的な回路例を示し
ており、このうちC1は無極性電解コンデンサである。
【0012】次に、図2を用いて本実施例1の動作を説
明する。検出手段10は、出力レベルが図3(a)に示
したように上るとa点の電位を下げるように働く。a点
の電位が下がると、コンデンサC1が抵抗R1を通して
充電される間、b点の電位が下がってトランジスタQが
オン状態となり、抵抗R3を通してc点に向かって充電
電流がながれるため、c点に直結されているa点の電位
変化の速さは穏やかになり、AGC回路系の時定数は図
3(b)に示すように変化する。したがって、制御手段
11に印加されるc点(a点)のAGC電圧は図3
(c)のように穏やかに変化し、出力信号のレベルは図
3(d)に示すように穏やかに変化する。このため、A
GC電圧のリンギングは発生せず、出力信号レベルのリ
ンギングも生じない。
明する。検出手段10は、出力レベルが図3(a)に示
したように上るとa点の電位を下げるように働く。a点
の電位が下がると、コンデンサC1が抵抗R1を通して
充電される間、b点の電位が下がってトランジスタQが
オン状態となり、抵抗R3を通してc点に向かって充電
電流がながれるため、c点に直結されているa点の電位
変化の速さは穏やかになり、AGC回路系の時定数は図
3(b)に示すように変化する。したがって、制御手段
11に印加されるc点(a点)のAGC電圧は図3
(c)のように穏やかに変化し、出力信号のレベルは図
3(d)に示すように穏やかに変化する。このため、A
GC電圧のリンギングは発生せず、出力信号レベルのリ
ンギングも生じない。
【0013】なお、トランジスタQがオンとなる電位
は、検出手段10の出力電位(a点の電位)の中間値に
設定できるので、時定数の変化特性を任意の特性に設定
することができる。
は、検出手段10の出力電位(a点の電位)の中間値に
設定できるので、時定数の変化特性を任意の特性に設定
することができる。
【0014】実施例2.図4は、実施例2のブロック回
路図で、時定数制御手段12の構成を簡単にし、a点の
電位が所定の電位になったとき、変化量検出手段13の
出力信号によってスイッチSを閉じ、c点と接地間に大
容量のコンデンサC3を接続することで、AGC回路系
の時定数を図3(e)に示すように切り換えるようにし
たものである。
路図で、時定数制御手段12の構成を簡単にし、a点の
電位が所定の電位になったとき、変化量検出手段13の
出力信号によってスイッチSを閉じ、c点と接地間に大
容量のコンデンサC3を接続することで、AGC回路系
の時定数を図3(e)に示すように切り換えるようにし
たものである。
【0015】この実施例2においても、実施例1と同様
に、AGC回路のリンギングの発生を防止できる。
に、AGC回路のリンギングの発生を防止できる。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、増幅回路の出力信号
のレベル変化が大きいときは、AGC回路系の時定数を
大きくし、レベル変化が小さいときは時定数を小さくな
るように調節するようにしたので、AGC回路のリンギ
ングの発生を防止することができる。
のレベル変化が大きいときは、AGC回路系の時定数を
大きくし、レベル変化が小さいときは時定数を小さくな
るように調節するようにしたので、AGC回路のリンギ
ングの発生を防止することができる。
【0017】また、AGC回路系の時定数の切り換え
を、コンデンサの切り換えによって行なうようにしたの
で、簡単な構成でAGC回路のリンギングの発生を防止
できる。
を、コンデンサの切り換えによって行なうようにしたの
で、簡単な構成でAGC回路のリンギングの発生を防止
できる。
【図1】この発明の実施例1の放送波受信機のブロック
回路図である。
回路図である。
【図2】実施例1のAGC回路系を示す図である。
【図3】実施例1の波形図である。
【図4】この発明の実施例2のAGC回路系を示す図で
ある。
ある。
【図5】従来の放送波受信機のブロック回路図である。
【図6】従来例のAGC回路系を示すブロック回路図で
ある。
ある。
【図7】従来例の波形図である。
2 増幅手段 10 検出手段 11 制御手段 12 時定数制御手段 13 変化量検出手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】図5は従来の放送波受信機のブロック図
で、1は受信アンテナ、2はRFアンプ、3は同調回
路、4は局部発振回路(OSC)、5は周波数変換回路
(MIX)、6はIFアンプ、7は検波回路、8はパワ
ーアンプ、9はスピーカ、10は広帯域AGC回路、1
1はアンテナダンピング回路である。
で、1は受信アンテナ、2はRFアンプ、3は同調回
路、4は局部発振回路(OSC)、5は周波数変換回路
(MIX)、6はIFアンプ、7は検波回路、8はパワ
ーアンプ、9はスピーカ、10は広帯域AGC回路、1
1はアンテナダンピング回路である。
Claims (3)
- 【請求項1】 増幅器の出力信号レベルの変化量を検出
すると共に、この変化量が大きいときは上記増幅器のA
GC回路系の時定数を大きくし、変化量が小さいときは
時定数を小さくするようにしたことを特徴とする増幅器
のAGCリンギング防止方法。 - 【請求項2】 増幅器の出力信号レベルを検出する手
段、この検出信号の変化量を検出する手段、および上記
検出信号の変化量が大きいときは上記増幅器のAGC回
路系の時定数を大きくし、変化量が小さいときは時定数
を小さくする時定数制御手段を備えた増幅器のAGCリ
ンギング防止装置。 - 【請求項3】 時定数制御手段は、AGC回路系の時定
数を決定するコンデンサの容量を切り換える手段で構成
されてなる請求項2記載の増幅器のAGCリンギング防
止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8854193A JPH06303062A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 増幅器のagcリンギング防止方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8854193A JPH06303062A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 増幅器のagcリンギング防止方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06303062A true JPH06303062A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13945715
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8854193A Pending JPH06303062A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | 増幅器のagcリンギング防止方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06303062A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2998119A1 (fr) * | 2012-11-14 | 2014-05-16 | Inst Mines Telecom | Circuit a controle automatique de gain a temps de reaction variable ajuste analogiquement et dispositif recepteur comprenant un tel circuit |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP8854193A patent/JPH06303062A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2998119A1 (fr) * | 2012-11-14 | 2014-05-16 | Inst Mines Telecom | Circuit a controle automatique de gain a temps de reaction variable ajuste analogiquement et dispositif recepteur comprenant un tel circuit |
WO2014076158A1 (fr) * | 2012-11-14 | 2014-05-22 | Institut Mines Telecom | Circuit à contrôle automatique de gain à temps de réaction variable ajusté analogiquement et dispositif récepteur comprenant un tel circuit |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2577490B2 (ja) | Fmフロントエンド部のagc回路 | |
JPH098576A (ja) | 信号を増幅するための方法および装置 | |
US4393513A (en) | Input signal level control device for receiver | |
KR910010897A (ko) | Am라디오 수신기 | |
US4107614A (en) | Muting control circuit for FM receiver | |
US4432097A (en) | Tone control circuit | |
JPH06303062A (ja) | 増幅器のagcリンギング防止方法および装置 | |
JPH05175767A (ja) | 電流制御回路 | |
US3035170A (en) | Automatic gain controls for radios | |
KR100190610B1 (ko) | 자동 이득 제어 회로 | |
JPS6012367Y2 (ja) | ラジオ受信機 | |
JPS6046133A (ja) | ラジオ受信機 | |
JPS6218982Y2 (ja) | ||
JP3203086B2 (ja) | 光信号受信回路 | |
JPS6141296Y2 (ja) | ||
JPH03297227A (ja) | 無線受信装置 | |
KR800001064Y1 (ko) | 자동이득 조절회로(agc) | |
JPH0336101Y2 (ja) | ||
JPH05300029A (ja) | 自動送信電力制御回路の電力増幅器バイアス回路 | |
JPH05175770A (ja) | 低周波agc回路 | |
JPH0611649Y2 (ja) | チユ−ナ | |
JPS628576Y2 (ja) | ||
JPH0423443B2 (ja) | ||
JPH1022943A (ja) | ラジオ受信機 | |
JP2583350B2 (ja) | 出力自動制御機能を有するパワーアンプの立上り特性改善回路 |