JPH06302907A - リッジ埋込み型半導体レーザ及びその製造方法 - Google Patents
リッジ埋込み型半導体レーザ及びその製造方法Info
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- JPH06302907A JPH06302907A JP8848193A JP8848193A JPH06302907A JP H06302907 A JPH06302907 A JP H06302907A JP 8848193 A JP8848193 A JP 8848193A JP 8848193 A JP8848193 A JP 8848193A JP H06302907 A JPH06302907 A JP H06302907A
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- ridge
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 比較的簡単な工程を経て容易に形成すること
ができ、かつ特性の安定性に優れている、電流非注入部
を備えたリッジ埋込み型半導体レーザを提供する。 【構成】 n−GaAs基板11上に、n−Ga0.5 A
l0.5 Asクラッド層12、活性層13、p−Ga0.5
Al0.5 Asクラッド層14、p−GaAsキャップ層
15を積層してなり、上記p−クラッド層14及びp−
キャップ層15をエッチングすることによりメサ状リッ
ジAが構成されており、上記メサ状リッジAの外側にn
−電流ブロック層17が形成されており、電流非注入部
が、上記メサ状リッジAの上面に形成された所定幅の絶
縁層16及び空洞19で構成されている、リッジ埋込み
型半導体レーザ10。
ができ、かつ特性の安定性に優れている、電流非注入部
を備えたリッジ埋込み型半導体レーザを提供する。 【構成】 n−GaAs基板11上に、n−Ga0.5 A
l0.5 Asクラッド層12、活性層13、p−Ga0.5
Al0.5 Asクラッド層14、p−GaAsキャップ層
15を積層してなり、上記p−クラッド層14及びp−
キャップ層15をエッチングすることによりメサ状リッ
ジAが構成されており、上記メサ状リッジAの外側にn
−電流ブロック層17が形成されており、電流非注入部
が、上記メサ状リッジAの上面に形成された所定幅の絶
縁層16及び空洞19で構成されている、リッジ埋込み
型半導体レーザ10。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リッジ埋込み型半導体
レーザ及びその製造方法に関し、特に、一部に電流非注
入部が設けられたリッジ埋込み型半導体レーザ及びその
製造方法に関する。
レーザ及びその製造方法に関し、特に、一部に電流非注
入部が設けられたリッジ埋込み型半導体レーザ及びその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体レーザにおいては、高出力化ある
いはローノイズ化を果たすために、出射端面間の一部に
電流非注入部を設けた構造が従来より知られている。す
なわち、高出力化に伴う出射端面の光学破壊を防止する
ために、出射端面近傍に電流非注入構造を設けたもの
や、出射端面間の発振領域の一部に電流非注入部を設け
て自励振タイプの構造とすることにより、ノイズの低減
を果たすものが知られている。
いはローノイズ化を果たすために、出射端面間の一部に
電流非注入部を設けた構造が従来より知られている。す
なわち、高出力化に伴う出射端面の光学破壊を防止する
ために、出射端面近傍に電流非注入構造を設けたもの
や、出射端面間の発振領域の一部に電流非注入部を設け
て自励振タイプの構造とすることにより、ノイズの低減
を果たすものが知られている。
【0003】上記のように電流非注入部を一部に設けた
従来のリッジ埋込み型半導体レーザの製造方法の一例
を、図7〜図9を参照して説明する。まず、図7(a)
に示すように、n−GaAs基板1上に、n−GaAl
Asクラッド層2、アンドープのGaAlAs活性層
3、p−GaAlAsクラッド層4、及びp−GaAs
キャップ層5を、この順序で積層してなる積層体を用意
する。上記各層は、基板上に、例えばMOCVD法によ
り各層を結晶成長させることにより構成されている。
従来のリッジ埋込み型半導体レーザの製造方法の一例
を、図7〜図9を参照して説明する。まず、図7(a)
に示すように、n−GaAs基板1上に、n−GaAl
Asクラッド層2、アンドープのGaAlAs活性層
3、p−GaAlAsクラッド層4、及びp−GaAs
キャップ層5を、この順序で積層してなる積層体を用意
する。上記各層は、基板上に、例えばMOCVD法によ
り各層を結晶成長させることにより構成されている。
【0004】次に、p−GaAsキャップ層5上に、S
iO2 からなる絶縁膜を蒸着し、パターニングすること
により、図7(b)に示すように所定幅の絶縁層6を形
成する。しかる後、絶縁層6はエッチングしないエッチ
ャントを用い、上記p−GaAlAsクラッド層4及び
p−GaAsキャップ層5をエッチングし、メサ状リッ
ジAを形成する。
iO2 からなる絶縁膜を蒸着し、パターニングすること
により、図7(b)に示すように所定幅の絶縁層6を形
成する。しかる後、絶縁層6はエッチングしないエッチ
ャントを用い、上記p−GaAlAsクラッド層4及び
p−GaAsキャップ層5をエッチングし、メサ状リッ
ジAを形成する。
【0005】次に、電流注入部については図8(a)に
示すようにその状態のままとし、電流非注入部を構成す
る部分については、フォトレジストを積層し、絶縁層6
のみをエッチングにより除去し、しかる後上記フォトレ
ジストを除去し、図9(a)に示すように、メサ状リッ
ジAを露出させる。
示すようにその状態のままとし、電流非注入部を構成す
る部分については、フォトレジストを積層し、絶縁層6
のみをエッチングにより除去し、しかる後上記フォトレ
ジストを除去し、図9(a)に示すように、メサ状リッ
ジAを露出させる。
【0006】次に、n−GaAs電流ブロック層7を成
長させる。この場合、電流注入部では図8(b)に示さ
れているように、メサ状リッジA及び絶縁層6の両側に
上記n−GaAs電流ブロック層7が形成される。電流
非注入部においては、図9(b)に示すように、メサ状
リッジAの上面にも至るようにn−GaAs電流ブロッ
ク層7が形成される。
長させる。この場合、電流注入部では図8(b)に示さ
れているように、メサ状リッジA及び絶縁層6の両側に
上記n−GaAs電流ブロック層7が形成される。電流
非注入部においては、図9(b)に示すように、メサ状
リッジAの上面にも至るようにn−GaAs電流ブロッ
ク層7が形成される。
【0007】しかる後、エッチングにより電流注入部の
絶縁層6を除去する(図8(c)参照)。さらに、電流
注入部及び非注入部において電極と接続するためのp−
GaAsコンタクト層8を成長させる(図8(d)及び
図9(d)参照)。
絶縁層6を除去する(図8(c)参照)。さらに、電流
注入部及び非注入部において電極と接続するためのp−
GaAsコンタクト層8を成長させる(図8(d)及び
図9(d)参照)。
【0008】上記のようにして、図9(d)に示されて
いるように、電流非注入部においては、発振領域とp−
GaAsコンタクト層8との間にも電流ブロック層7を
介在させることにより、発振領域への電流注入が抑制さ
れている。
いるように、電流非注入部においては、発振領域とp−
GaAsコンタクト層8との間にも電流ブロック層7を
介在させることにより、発振領域への電流注入が抑制さ
れている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の半導体レー
ザの製造方法では、メサ状リッジAをエッチングにより
形成した後に、フォトレジストのパターニング、電流非
注入部における絶縁層6の除去、フォトレジストの除
去、n−GaAs電流ブロック層7の形成、電流注入部
におけるSiO2 の除去及びp−GaAsコンタクト層
の形成という煩雑な工程を経なければ、電流注入部及び
電流非注入部を形成することができなかった。すなわ
ち、従来の製造方法では、n−GaAs電流ブロック層
7の成長に際し、電流注入部においては絶縁層6を残存
させておき、他方、電流非注入部では上記絶縁層6を除
去しておくことにより、電流非注入部においてメサ状リ
ッジAをn−GaAs電流ブロック層7で覆うことによ
り電流非注入部を構成しているが、このように電流注入
部と電流非注入部とを構成するのに多数の工程を経なけ
ればならなかった。
ザの製造方法では、メサ状リッジAをエッチングにより
形成した後に、フォトレジストのパターニング、電流非
注入部における絶縁層6の除去、フォトレジストの除
去、n−GaAs電流ブロック層7の形成、電流注入部
におけるSiO2 の除去及びp−GaAsコンタクト層
の形成という煩雑な工程を経なければ、電流注入部及び
電流非注入部を形成することができなかった。すなわ
ち、従来の製造方法では、n−GaAs電流ブロック層
7の成長に際し、電流注入部においては絶縁層6を残存
させておき、他方、電流非注入部では上記絶縁層6を除
去しておくことにより、電流非注入部においてメサ状リ
ッジAをn−GaAs電流ブロック層7で覆うことによ
り電流非注入部を構成しているが、このように電流注入
部と電流非注入部とを構成するのに多数の工程を経なけ
ればならなかった。
【0010】加えて、メサ状リッジAについてはエッチ
ングにより所望の形状に形成されており、かつエッチン
グ後にはその外表面は清浄な面として形成されるが、メ
サ状リッジAをエッチングした後に上記フォトレジスト
によるパターニング、絶縁層の除去及びフォトレジスト
の除去が行われるため、メサ状リッジAの外表面にフォ
トレジスト残留物が残存し、外表面を汚染するという問
題があった。その結果、半導体レーザの素子特性のばら
つき等が生じるおそれがあった。
ングにより所望の形状に形成されており、かつエッチン
グ後にはその外表面は清浄な面として形成されるが、メ
サ状リッジAをエッチングした後に上記フォトレジスト
によるパターニング、絶縁層の除去及びフォトレジスト
の除去が行われるため、メサ状リッジAの外表面にフォ
トレジスト残留物が残存し、外表面を汚染するという問
題があった。その結果、半導体レーザの素子特性のばら
つき等が生じるおそれがあった。
【0011】本発明の目的は、比較的簡単な工程により
容易に電流非注入部を形成することができ、かつメサ状
リッジ面に汚染が生じ難く、特性に優れたリッジ埋込み
型半導体レーザ及びその製造方法を提供することにあ
る。
容易に電流非注入部を形成することができ、かつメサ状
リッジ面に汚染が生じ難く、特性に優れたリッジ埋込み
型半導体レーザ及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、第1の導電型のクラッド層と、第1の導電型のクラ
ッド層上に積層された活性層と、活性層上に形成されて
おり、かつ活性層とは反対側の面にメサ状リッジが形成
された第2の導電型のクラッド層と、第2の導電型のク
ラッド層のメサ状リッジの両側に形成された電流ブロッ
ク層とを備え、出射端面間の一部の領域に電流非注入部
が形成されたリッジ埋込み型半導体レーザにおいて、電
流非注入部が、メサ状リッジの上方に該リッジ上面より
も幅広に形成された絶縁層と、該絶縁層上に形成された
空洞とにより構成されていることを特徴とする、リッジ
埋込み型半導体レーザである。
は、第1の導電型のクラッド層と、第1の導電型のクラ
ッド層上に積層された活性層と、活性層上に形成されて
おり、かつ活性層とは反対側の面にメサ状リッジが形成
された第2の導電型のクラッド層と、第2の導電型のク
ラッド層のメサ状リッジの両側に形成された電流ブロッ
ク層とを備え、出射端面間の一部の領域に電流非注入部
が形成されたリッジ埋込み型半導体レーザにおいて、電
流非注入部が、メサ状リッジの上方に該リッジ上面より
も幅広に形成された絶縁層と、該絶縁層上に形成された
空洞とにより構成されていることを特徴とする、リッジ
埋込み型半導体レーザである。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明にかかる半導体レーザを製造するため
の方法であって、第1の導電型の基板上に直接または間
接に第1の導電型のクラッド層、活性層、及び第2の導
電型のクラッド層を順に成長させる工程と、第2の導電
型のクラッド層上に直接または間接に所定幅の絶縁層を
出射端面間に延びるように形成する工程と、エッチング
により前記所定幅の絶縁膜の下方の第2の導電型のクラ
ッド層をエッチングしてメサ状リッジを形成する工程
と、メサ状リッジの両側において第1の導電型の電流ブ
ロック層を形成する工程と、前記電流ブロック層上に第
2の導電型のコンタクト層を成長させると共に、出射端
面間の一部において前記絶縁膜上に空洞を形成して電流
非注入ブロックを構成し、出射端面間の残りの領域にお
いては、電流ブロック層及びメサ状リッジの双方の上面
に第2の導電型のコンタクト層を成長させる工程とを備
えることを特徴とする、リッジ埋込み型半導体レーザの
製造方法である。
項1に記載の発明にかかる半導体レーザを製造するため
の方法であって、第1の導電型の基板上に直接または間
接に第1の導電型のクラッド層、活性層、及び第2の導
電型のクラッド層を順に成長させる工程と、第2の導電
型のクラッド層上に直接または間接に所定幅の絶縁層を
出射端面間に延びるように形成する工程と、エッチング
により前記所定幅の絶縁膜の下方の第2の導電型のクラ
ッド層をエッチングしてメサ状リッジを形成する工程
と、メサ状リッジの両側において第1の導電型の電流ブ
ロック層を形成する工程と、前記電流ブロック層上に第
2の導電型のコンタクト層を成長させると共に、出射端
面間の一部において前記絶縁膜上に空洞を形成して電流
非注入ブロックを構成し、出射端面間の残りの領域にお
いては、電流ブロック層及びメサ状リッジの双方の上面
に第2の導電型のコンタクト層を成長させる工程とを備
えることを特徴とする、リッジ埋込み型半導体レーザの
製造方法である。
【0014】
【作用】請求項1に記載の発明のリッジ埋込み型半導体
レーザでは、電流非注入部が、メサ状リッジの上面に絶
縁層を残し、該絶縁層と絶縁層上の上記空洞とにより発
振領域と一方の電極との電気的絶縁が果たされ、それに
よって電流非注入部が構成される。
レーザでは、電流非注入部が、メサ状リッジの上面に絶
縁層を残し、該絶縁層と絶縁層上の上記空洞とにより発
振領域と一方の電極との電気的絶縁が果たされ、それに
よって電流非注入部が構成される。
【0015】上記電流非注入部における絶縁層及び空洞
は、請求項2に記載の発明のように、第1の導電型の電
流ブロック層を成長させ、しかる後電流注入部において
フォトレジストを付与、SiO2 の除去及び該フォトレ
ジストの除去を行い、次に、第2の導電型のコンタクト
層を成長させるだけで形成される。また、電流非注入部
については、第1の導電型の電流ブロック層を成長させ
た後には、単に残された絶縁層及び該絶縁層の両側の第
1の導電型の電流ブロック層上に上記第2の導電型のコ
ンタクト層を成長させるだけで、上記絶縁層上に空洞を
形成し得るため、極めて容易に電流非注入部が構成され
る。
は、請求項2に記載の発明のように、第1の導電型の電
流ブロック層を成長させ、しかる後電流注入部において
フォトレジストを付与、SiO2 の除去及び該フォトレ
ジストの除去を行い、次に、第2の導電型のコンタクト
層を成長させるだけで形成される。また、電流非注入部
については、第1の導電型の電流ブロック層を成長させ
た後には、単に残された絶縁層及び該絶縁層の両側の第
1の導電型の電流ブロック層上に上記第2の導電型のコ
ンタクト層を成長させるだけで、上記絶縁層上に空洞を
形成し得るため、極めて容易に電流非注入部が構成され
る。
【0016】加えて、エッチングにより形成されたメサ
状リッジは、上記第1の導電型の電流ブロック層を成長
させる際に覆われ、従ってメサ状リッジの両側面にフォ
トレジスト残留物が付着することがないため、フォトレ
ジスト残留物による特性のばらつきも生じ難い。
状リッジは、上記第1の導電型の電流ブロック層を成長
させる際に覆われ、従ってメサ状リッジの両側面にフォ
トレジスト残留物が付着することがないため、フォトレ
ジスト残留物による特性のばらつきも生じ難い。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明すること
により、本発明を明らかにする。図1は、本発明の一実
施例にかかるリッジ埋込み型半導体レーザを示す斜視図
である。本実施例のリッジ埋込み型半導体レーザ10
は、高出力用途に適した装置として構成されており、出
射端面10a,10b近傍に電流非注入部が構成されて
いる。
により、本発明を明らかにする。図1は、本発明の一実
施例にかかるリッジ埋込み型半導体レーザを示す斜視図
である。本実施例のリッジ埋込み型半導体レーザ10
は、高出力用途に適した装置として構成されており、出
射端面10a,10b近傍に電流非注入部が構成されて
いる。
【0018】すなわち、図2に略図的平面図で示すよう
に、半導体レーザ10の中央においては、出射端面10
a,10b間に発振領域Bが延ばされているが、出射端
面10a,10b近傍の斜線のハッチングを付して示す
部分に電流非注入部C,Dが構成されており、残りの部
分は電流注入部とされている。
に、半導体レーザ10の中央においては、出射端面10
a,10b間に発振領域Bが延ばされているが、出射端
面10a,10b近傍の斜線のハッチングを付して示す
部分に電流非注入部C,Dが構成されており、残りの部
分は電流注入部とされている。
【0019】なお、電流非注入部C,Dの長さl1 ,l
2 は、出射端面間の距離が600μm程度の寸法の場
合、25μm程度とされる。電流注入部の構造を、図1
のE−E線に沿う断面図である図4(b)を参照して説
明する。
2 は、出射端面間の距離が600μm程度の寸法の場
合、25μm程度とされる。電流注入部の構造を、図1
のE−E線に沿う断面図である図4(b)を参照して説
明する。
【0020】n−GaAs基板11上に、n−Ga0.5
Al0.5 Asクラッド層12、アンドープのGa0.87A
l0.13As活性層13、p−Ga0.5 Al0.5 Asクラ
ッド層14がこの順序で積層されている。p−Ga0.5
Al0.5 Asクラッド層14の上方中央には、p−Ga
Asキャップ層15が積層されており、該p−GaAs
キャップ層が積層されている部分においてメサ状リッジ
Aが形成されている。すなわち、p−Ga0.5 Al0.5
Asクラッド層14及びp−GaAsキャップ層15を
積層してエッチングすることにより上記メサ状リッジA
が形成されている。
Al0.5 Asクラッド層12、アンドープのGa0.87A
l0.13As活性層13、p−Ga0.5 Al0.5 Asクラ
ッド層14がこの順序で積層されている。p−Ga0.5
Al0.5 Asクラッド層14の上方中央には、p−Ga
Asキャップ層15が積層されており、該p−GaAs
キャップ層が積層されている部分においてメサ状リッジ
Aが形成されている。すなわち、p−Ga0.5 Al0.5
Asクラッド層14及びp−GaAsキャップ層15を
積層してエッチングすることにより上記メサ状リッジA
が形成されている。
【0021】メサ状リッジAの両側には、n−GaAs
電流ブロック層17が形成されており、かつメサ状リッ
ジAの上面及び該n−GaAs電流ブロック層17の上
面に、p−GaAsコンタクト層18が形成されてい
る。
電流ブロック層17が形成されており、かつメサ状リッ
ジAの上面及び該n−GaAs電流ブロック層17の上
面に、p−GaAsコンタクト層18が形成されてい
る。
【0022】他方、電流非注入部の断面構造は、図1に
出射端面10a側において示されている。すなわち、電
流注入部と同様に、n−GaAs基板10上に、n−G
a0. 5 Al0.5 Asクラッド層12、アンドープのGa
0.87Al0.13As活性層13、p−Ga0.5 Al0.5 A
sクラッド層14を積層した構造を有する。p−Ga
0.5 Al0.5 Asクラッド層14上に、p−GaAsキ
ャップ層15が積層されており、電流注入部と同様に、
これらの両層をエッチングすることによりメサ状リッジ
Aが構成されている。さらに、電流非注入部が電流注入
部と異なるのは、上記メサ状リッジAの上面にSiO2
よりなる絶縁層16がメサ状リッジAの幅よりも若干広
い幅に形成されており、かつ該絶縁層16の上面に、角
柱形状の空洞19がp−GaAsコンタクト層18内に
形成されていることにある。
出射端面10a側において示されている。すなわち、電
流注入部と同様に、n−GaAs基板10上に、n−G
a0. 5 Al0.5 Asクラッド層12、アンドープのGa
0.87Al0.13As活性層13、p−Ga0.5 Al0.5 A
sクラッド層14を積層した構造を有する。p−Ga
0.5 Al0.5 Asクラッド層14上に、p−GaAsキ
ャップ層15が積層されており、電流注入部と同様に、
これらの両層をエッチングすることによりメサ状リッジ
Aが構成されている。さらに、電流非注入部が電流注入
部と異なるのは、上記メサ状リッジAの上面にSiO2
よりなる絶縁層16がメサ状リッジAの幅よりも若干広
い幅に形成されており、かつ該絶縁層16の上面に、角
柱形状の空洞19がp−GaAsコンタクト層18内に
形成されていることにある。
【0023】すなわち、電流非注入部においては、上記
絶縁層16及びその上の空洞19により、p−GaAs
コンタクト層18と発振領域との電気的絶縁が果たされ
ており、それによって電流非注入構造が実現されてい
る。
絶縁層16及びその上の空洞19により、p−GaAs
コンタクト層18と発振領域との電気的絶縁が果たされ
ており、それによって電流非注入構造が実現されてい
る。
【0024】次に、上記リッジ埋込み型半導体レーザ1
0の製造方法についての実施例を、図3〜図5を参照し
て説明することにより、本実施例の半導体レーザの構造
及びその特徴をより詳細に説明する。なお、以下の製造
方法における基板上の各層の形成は、すべてMOCVD
法により行った。
0の製造方法についての実施例を、図3〜図5を参照し
て説明することにより、本実施例の半導体レーザの構造
及びその特徴をより詳細に説明する。なお、以下の製造
方法における基板上の各層の形成は、すべてMOCVD
法により行った。
【0025】まず、図3(a)に示すように、n−Ga
As基板11上に、n−Ga0.5 Al0.5 Asクラッド
層12(Seドープ,n=5×1017cm-3:膜厚2μ
m)、アンドープのGa0.87Al0.13As活性層13
(膜厚0.05〜0.1μm)、p−Ga0.5 Al0.5
Asクラッド層14(Znドープ,p=2×1018cm
-3:膜厚1.8μm)、p−GaAsキャップ層15
(Znドープ,p=1×1019cm-3:膜厚0.2μ
m)を成長させた。
As基板11上に、n−Ga0.5 Al0.5 Asクラッド
層12(Seドープ,n=5×1017cm-3:膜厚2μ
m)、アンドープのGa0.87Al0.13As活性層13
(膜厚0.05〜0.1μm)、p−Ga0.5 Al0.5
Asクラッド層14(Znドープ,p=2×1018cm
-3:膜厚1.8μm)、p−GaAsキャップ層15
(Znドープ,p=1×1019cm-3:膜厚0.2μ
m)を成長させた。
【0026】次に、上記のようにして成長させたp−G
aAsキャップ層15上に、厚み2000ÅのSiO2
からなる絶縁層を形成した後、パターニングして、所定
の幅の絶縁層16を形成した(図3(b)参照)。しか
る後、エッチングにより、p−GaAsキャップ層15
及びp−Ga0.5 Al0.5 Asクラッド層14をエッチ
ングし、幅W=4〜5μmのメサ状リッジAを形成した
(図3(c)参照)。なお、メサ状リッジの両側のp−
Ga0.5 Al0.5 Asクラッド層14の厚みhは0.2
〜0.4μmであった。
aAsキャップ層15上に、厚み2000ÅのSiO2
からなる絶縁層を形成した後、パターニングして、所定
の幅の絶縁層16を形成した(図3(b)参照)。しか
る後、エッチングにより、p−GaAsキャップ層15
及びp−Ga0.5 Al0.5 Asクラッド層14をエッチ
ングし、幅W=4〜5μmのメサ状リッジAを形成した
(図3(c)参照)。なお、メサ状リッジの両側のp−
Ga0.5 Al0.5 Asクラッド層14の厚みhは0.2
〜0.4μmであった。
【0027】メサ状リッジAを形成した後、n−GaA
s電流ブロック層17(GaAs,Seドープ、n=1
×1018cm-3、膜厚1.0μm)を上記メサ状リッジ
A及び絶縁層16の両側に成長させた(図3(d)参
照)。
s電流ブロック層17(GaAs,Seドープ、n=1
×1018cm-3、膜厚1.0μm)を上記メサ状リッジ
A及び絶縁層16の両側に成長させた(図3(d)参
照)。
【0028】次に、パターニングによりフォトレジスト
を電流非注入部上にのみ付与し、エッチングにより電流
注入部のSiO2 よりなる絶縁層16を除去した。しか
る後、電流非注入部のフォトレジストを除去した。この
状態を、電流注入部については図4(a)に、電流非注
入部については図5(a)に示す。フォトレジストの除
去は、電流注入部におけるメサ状リッジAの上面におい
てのみ行われる。従って、メサ状リッジの両側面は電流
注入部及び非注入部のいずれにおいてもフォトレジスト
残留物により汚染されないことがわかる。
を電流非注入部上にのみ付与し、エッチングにより電流
注入部のSiO2 よりなる絶縁層16を除去した。しか
る後、電流非注入部のフォトレジストを除去した。この
状態を、電流注入部については図4(a)に、電流非注
入部については図5(a)に示す。フォトレジストの除
去は、電流注入部におけるメサ状リッジAの上面におい
てのみ行われる。従って、メサ状リッジの両側面は電流
注入部及び非注入部のいずれにおいてもフォトレジスト
残留物により汚染されないことがわかる。
【0029】次に、電流注入部及び非注入部上におい
て、p−GaAsコンタクト層18(Znドープ、p=
3×1019cm-3、膜厚6〜8μm)を成長させた。結
果を、図4(b)及び図5(b)に示す。
て、p−GaAsコンタクト層18(Znドープ、p=
3×1019cm-3、膜厚6〜8μm)を成長させた。結
果を、図4(b)及び図5(b)に示す。
【0030】上記p−GaAsコンタクト層18の成長
により、電流注入部においてはメサ状リッジAの上面に
p−GaAsコンタクト層18が接触されており(図4
(b))、他方、電流非注入部においては、絶縁層16
が残存しているため、絶縁層16上に空洞19が形成さ
れる。
により、電流注入部においてはメサ状リッジAの上面に
p−GaAsコンタクト層18が接触されており(図4
(b))、他方、電流非注入部においては、絶縁層16
が残存しているため、絶縁層16上に空洞19が形成さ
れる。
【0031】上記のようにして、図1に示した本実施例
のリッジ埋込み型半導体レーザ10が得られる。なお、
使用に際しては、図1に示したリッジ埋込み型半導体レ
ーザ10の上面及び下面に適宜の電極が付与される。ま
た、上記実施例では、n−GaAs基板11上に直接n
−GaAlAsクラッド層12が成長されていたが、間
にn型バッファ層を介在させてもよい。さらに、上記実
施例では、p−GaAlAsクラッド層14上にp−G
aAsキャップ層15を形成したが、p−GaAsキャ
ップ層15を省略し、p−GaAlAsクラッド層14
上に直接絶縁層16を形成してもよい。
のリッジ埋込み型半導体レーザ10が得られる。なお、
使用に際しては、図1に示したリッジ埋込み型半導体レ
ーザ10の上面及び下面に適宜の電極が付与される。ま
た、上記実施例では、n−GaAs基板11上に直接n
−GaAlAsクラッド層12が成長されていたが、間
にn型バッファ層を介在させてもよい。さらに、上記実
施例では、p−GaAlAsクラッド層14上にp−G
aAsキャップ層15を形成したが、p−GaAsキャ
ップ層15を省略し、p−GaAlAsクラッド層14
上に直接絶縁層16を形成してもよい。
【0032】上記製造工程から明らかなように、本実施
例のリッジ埋込み型半導体レーザ10では、電流注入部
及び非注入部を構成するにあたり、リッジAをエッチン
グにより形成した後に、n−GaAs電流ブロック層1
7を出射端面間の全長に渡り上記リッジの両側に成長さ
せた後、電流注入部においてのみフォトレジストのパタ
ーニング、絶縁層の除去及びフォトレジストの除去を行
うだけでよく、電流非注入部については、上記p−Ga
Asコンタクト層18の成長により完成される。従っ
て、従来のリッジ埋込み型半導体レーザの製造方法に比
べて極めて容易に電流注入部及び電流非注入部を構成し
得ることがわかる。
例のリッジ埋込み型半導体レーザ10では、電流注入部
及び非注入部を構成するにあたり、リッジAをエッチン
グにより形成した後に、n−GaAs電流ブロック層1
7を出射端面間の全長に渡り上記リッジの両側に成長さ
せた後、電流注入部においてのみフォトレジストのパタ
ーニング、絶縁層の除去及びフォトレジストの除去を行
うだけでよく、電流非注入部については、上記p−Ga
Asコンタクト層18の成長により完成される。従っ
て、従来のリッジ埋込み型半導体レーザの製造方法に比
べて極めて容易に電流注入部及び電流非注入部を構成し
得ることがわかる。
【0033】なお、図1に示した実施例のリッジ埋込み
型半導体レーザ10は高出力用に設計されてものである
ため、出射端面10a,10b近傍に電流非注入部C,
D(図2参照)が構成されていたが、本発明のリッジ埋
込み型半導体レーザは、ローノイズ化を目的とした半導
体レーザにも適用することができる。
型半導体レーザ10は高出力用に設計されてものである
ため、出射端面10a,10b近傍に電流非注入部C,
D(図2参照)が構成されていたが、本発明のリッジ埋
込み型半導体レーザは、ローノイズ化を目的とした半導
体レーザにも適用することができる。
【0034】例えば、図6(a)に略図的平面図で示す
ように、出射端面21a,21b間の寸法が250μm
程度の半導体レーザ21において、該出射端面間の中央
に、出射端面21a,21b間を結ぶ方向の寸法が5〜
10μm程度の電流非注入部Fを形成したり、図6
(b)に示すように、出射端面31a,31b間の距離
が同じく250μm程度の半導体レーザ31において、
出射端面31a,31b間において、約50μmの間隔
を隔てて出射端面間を結ぶ方向の長さが1〜2μmの電
流非注入部G1 〜G5 を形成したりすることにより、自
励発振タイプの半導体レーザ21,31を得ることがで
きる。従って、このような電流非注入部F,G1 〜G5
を構成することにより、半導体レーザのノイズの低減を
効果的に果たし得る。
ように、出射端面21a,21b間の寸法が250μm
程度の半導体レーザ21において、該出射端面間の中央
に、出射端面21a,21b間を結ぶ方向の寸法が5〜
10μm程度の電流非注入部Fを形成したり、図6
(b)に示すように、出射端面31a,31b間の距離
が同じく250μm程度の半導体レーザ31において、
出射端面31a,31b間において、約50μmの間隔
を隔てて出射端面間を結ぶ方向の長さが1〜2μmの電
流非注入部G1 〜G5 を形成したりすることにより、自
励発振タイプの半導体レーザ21,31を得ることがで
きる。従って、このような電流非注入部F,G1 〜G5
を構成することにより、半導体レーザのノイズの低減を
効果的に果たし得る。
【0035】
【発明の効果】請求項1に記載の発明のリッジ埋込み型
半導体レーザでは、電流非注入部がメサ状リッジの上部
に形成された所定幅の絶縁層及びその上の空洞を設ける
ことにより構成されており、それによって発振領域への
電流注入を抑制することが可能とされている。この絶縁
層及び空洞は、メサ状リッジの両側に成長される第1の
導電型の電流ブロック層を成長させた後に、電流非注入
部において絶縁層を残し、第2の導電型のコンタクト層
を成長させるだけで構成することができる。すなわち、
請求項2に記載の発明のように、従来法に比べて比較的
簡単な工程により電流非注入部及び電流注入部を構成す
ることができる。従って、リッジ埋込み型半導体レーザ
における電流非注入構造を、より簡単な工程を経ること
により容易に形成することが可能となる。
半導体レーザでは、電流非注入部がメサ状リッジの上部
に形成された所定幅の絶縁層及びその上の空洞を設ける
ことにより構成されており、それによって発振領域への
電流注入を抑制することが可能とされている。この絶縁
層及び空洞は、メサ状リッジの両側に成長される第1の
導電型の電流ブロック層を成長させた後に、電流非注入
部において絶縁層を残し、第2の導電型のコンタクト層
を成長させるだけで構成することができる。すなわち、
請求項2に記載の発明のように、従来法に比べて比較的
簡単な工程により電流非注入部及び電流注入部を構成す
ることができる。従って、リッジ埋込み型半導体レーザ
における電流非注入構造を、より簡単な工程を経ること
により容易に形成することが可能となる。
【0036】さらに、本発明のリッジ埋込み型半導体レ
ーザでは、メサ状リッジをエッチングした後に、該メサ
状リッジの両側に第1の導電型の電流ブロック層が成長
されることになり、メサ状リッジの両側面が該電流ブロ
ック層により被覆され、メサ状リッジの側面が以後の工
程において汚染されることがない。よって、リッジ埋込
み型半導体レーザの特性のばらつきも生じ難い。
ーザでは、メサ状リッジをエッチングした後に、該メサ
状リッジの両側に第1の導電型の電流ブロック層が成長
されることになり、メサ状リッジの両側面が該電流ブロ
ック層により被覆され、メサ状リッジの側面が以後の工
程において汚染されることがない。よって、リッジ埋込
み型半導体レーザの特性のばらつきも生じ難い。
【0037】よって、本発明によれば、高出力用途やロ
ーノイズ化が要求されている用途に最適のリッジ埋込み
型半導体レーザの生産及び特性の安定性を高めることが
可能となる。
ーノイズ化が要求されている用途に最適のリッジ埋込み
型半導体レーザの生産及び特性の安定性を高めることが
可能となる。
【図1】本発明の一実施例の半導体レーザを示す斜視
図。
図。
【図2】図1に示した実施例の略図的平面図。
【図3】(a)〜(d)は、実施例のリッジ埋込み型半
導体レーザの製造工程を説明するための各断面図。
導体レーザの製造工程を説明するための各断面図。
【図4】(a)及び(b)は、実施例の製造方法におけ
る電流注入部を製造する工程を説明するための各断面
図。
る電流注入部を製造する工程を説明するための各断面
図。
【図5】(a)及び(b)は、実施例において電流非注
入部を形成するための工程を説明するための各断面図。
入部を形成するための工程を説明するための各断面図。
【図6】(a)及び(b)は、それぞれ、ローノイズ化
を目的として電流非注入部を構成した変形例を説明する
ための略図的平面図。
を目的として電流非注入部を構成した変形例を説明する
ための略図的平面図。
【図7】(a)〜(c)は、従来のリッジ埋込み型半導
体レーザの製造方法を説明するための各断面図。
体レーザの製造方法を説明するための各断面図。
【図8】(a)〜(d)は、従来のリッジ埋込み型半導
体レーザの製造方法において電流注入部を形成する工程
を示す各断面図。
体レーザの製造方法において電流注入部を形成する工程
を示す各断面図。
【図9】(a)〜(d)は、従来のリッジ埋込み型半導
体レーザの製造方法において、電流非注入部を形成する
工程を説明するための断面図。
体レーザの製造方法において、電流非注入部を形成する
工程を説明するための断面図。
10…リッジ埋込み型半導体レーザ 11…n−GaAs基板 12…n−Ga0.5 Al0.5 Asクラッド層 13…活性層 14…p−Ga0.5 Al0.5 Asクラッド層 15…p−GaAsキャップ層 16…絶縁層 17…n−GaAs電流ブロック層 18…p−GaAsコンタクト層 19…空洞
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の導電型のクラッド層と、 第1の導電型のクラッド層上に積層された活性層と、 前記活性層上に形成されており、かつ活性層とは反対側
の面にメサ状リッジが形成された第2の導電型のクラッ
ド層と、 前記第2の導電型のクラッド層のメサ状リッジの両側に
形成された電流ブロック層とを備え、 出射端面間の一部の領域に電流非注入部が形成されたリ
ッジ埋込み型半導体レーザにおいて、 前記電流非注入部が、メサ状リッジの上方に該リッジ上
面よりも幅広に形成された絶縁層と、該絶縁層上に形成
された空洞とにより構成されていることを特徴とする、
リッジ埋込み型半導体レーザ。 - 【請求項2】 第1の導電型の基板上に直接または間接
に第1の導電型のクラッド層、活性層、及び第2の導電
型のクラッド層を順に成長させる工程と、 前記第2の導電型のクラッド層上に直接または間接に所
定幅の絶縁層を出射端面間に延びるように形成する工程
と、 エッチングにより前記所定幅の絶縁層の下方の第2の導
電型のクラッド層をエッチングしてメサ状リッジを形成
する工程と、 前記メサ状リッジの両側において第1の導電型の電流ブ
ロック層を形成する工程と、 前記電流ブロック層上に第2の導電型のコンタクト層を
成長させると共に、出射端面間の一部において、前記絶
縁膜上に空洞を形成して電流非注入部を構成し、出射端
面間の残りの領域においては、電流ブロック層及びメサ
状リッジの双方の上面に前記第2の導電型のコンタクト
層を成長させる工程とを備えることを特徴とする、リッ
ジ埋込み型半導体レーザの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8848193A JPH06302907A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | リッジ埋込み型半導体レーザ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8848193A JPH06302907A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | リッジ埋込み型半導体レーザ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06302907A true JPH06302907A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13943991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8848193A Pending JPH06302907A (ja) | 1993-04-15 | 1993-04-15 | リッジ埋込み型半導体レーザ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06302907A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040043243A (ko) * | 2002-11-16 | 2004-05-24 | 엘지이노텍 주식회사 | 레이저 다이오드 및 레이저 다이오드의 제조 방법 |
-
1993
- 1993-04-15 JP JP8848193A patent/JPH06302907A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040043243A (ko) * | 2002-11-16 | 2004-05-24 | 엘지이노텍 주식회사 | 레이저 다이오드 및 레이저 다이오드의 제조 방법 |
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