JPH06302375A - 自動車用防曇ガラスの発熱体 - Google Patents
自動車用防曇ガラスの発熱体Info
- Publication number
- JPH06302375A JPH06302375A JP5111044A JP11104493A JPH06302375A JP H06302375 A JPH06302375 A JP H06302375A JP 5111044 A JP5111044 A JP 5111044A JP 11104493 A JP11104493 A JP 11104493A JP H06302375 A JPH06302375 A JP H06302375A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heating
- heating body
- bus bar
- conductor
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【構成】バスバー1および発熱線条2とからなる発熱体
が分割され、分割された該発熱体間が導電端子3を介し
て導電体で結ばれたことを特徴とする自動車用防曇ガラ
スの発熱体。 【効果】給電を平準化することができ、従来のように銅
板を貼着したりペーストを重ね塗りすることなく発熱を
抑制することができる。
が分割され、分割された該発熱体間が導電端子3を介し
て導電体で結ばれたことを特徴とする自動車用防曇ガラ
スの発熱体。 【効果】給電を平準化することができ、従来のように銅
板を貼着したりペーストを重ね塗りすることなく発熱を
抑制することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、好適な自動車用防曇ガ
ラスの発熱体に関する。
ラスの発熱体に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の後部窓枠などに装着される窓用
ガラスとしては、安全視界確保のために防曇機能が付与
されてなる防曇ガラスが多く用いられている。この場合
の防曇ガラスは、通常、板ガラス面に導電性のペースト
を適宜の発熱体パターンでプリントしてこれを焼結し、
バスバーと発熱線条とからなる発熱体を形成し、通電す
ることで発熱体を発熱させて板ガラス面を加熱し、除曇
と防曇とを行なうことができるようになっている。
ガラスとしては、安全視界確保のために防曇機能が付与
されてなる防曇ガラスが多く用いられている。この場合
の防曇ガラスは、通常、板ガラス面に導電性のペースト
を適宜の発熱体パターンでプリントしてこれを焼結し、
バスバーと発熱線条とからなる発熱体を形成し、通電す
ることで発熱体を発熱させて板ガラス面を加熱し、除曇
と防曇とを行なうことができるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の防曇
ガラスの場合、自動車用防曇ガラスの発熱体への給電は
アース側および+側がそれぞれ1点のみであるため、給
電が平準化されず、バスバー部において電流密度が不均
一な部分が生じ、特に高密度な部分では異常発熱が生じ
る。
ガラスの場合、自動車用防曇ガラスの発熱体への給電は
アース側および+側がそれぞれ1点のみであるため、給
電が平準化されず、バスバー部において電流密度が不均
一な部分が生じ、特に高密度な部分では異常発熱が生じ
る。
【0004】このため、従来は、ペーストを重ね塗りす
ることによりバスバーの厚さを厚くして抵抗値を小さく
したり、バスバーに銅板などを貼着したりすることで、
発熱の抑制に対処していた。
ることによりバスバーの厚さを厚くして抵抗値を小さく
したり、バスバーに銅板などを貼着したりすることで、
発熱の抑制に対処していた。
【0005】しかし、このようなペーストの重ね塗り作
業や銅板貼着作業は、防曇ガラスの製造工程の煩雑化を
招いて作業効率を低下させるばかりでなく、コストの上
昇をも招く不都合があった。また、銅板などがはがれた
場合、先に述べた通り、バスバー部が異常発熱し、規格
である70℃を超え、場合によっては300℃以上にも
昇温することがあり、その結果、その部分からガラスが
破損することもある。
業や銅板貼着作業は、防曇ガラスの製造工程の煩雑化を
招いて作業効率を低下させるばかりでなく、コストの上
昇をも招く不都合があった。また、銅板などがはがれた
場合、先に述べた通り、バスバー部が異常発熱し、規格
である70℃を超え、場合によっては300℃以上にも
昇温することがあり、その結果、その部分からガラスが
破損することもある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、従来技術の上
記課題に鑑みてなされたものであり、バスバーと発熱線
条とからなる自動車用防曇ガラスの発熱体において、該
バスバーおよび発熱線条とからなる発熱体が分割され、
分割された該発熱体間が導電端子を介して導電体で結ば
れたことを特徴とする自動車用防曇ガラスの発熱体を提
供するものである。
記課題に鑑みてなされたものであり、バスバーと発熱線
条とからなる自動車用防曇ガラスの発熱体において、該
バスバーおよび発熱線条とからなる発熱体が分割され、
分割された該発熱体間が導電端子を介して導電体で結ば
れたことを特徴とする自動車用防曇ガラスの発熱体を提
供するものである。
【0007】本発明における発熱体の分割数は特に限定
されず、2あるいはそれ以上である。また、本発明にお
ける導電体としては特に限定されず、たとえば被覆導線
などを挙げることができる。
されず、2あるいはそれ以上である。また、本発明にお
ける導電体としては特に限定されず、たとえば被覆導線
などを挙げることができる。
【0008】
【作用】本発明は、自動車用防曇ガラスの発熱体を2あ
るいはそれ以上に分割された構成にし、それぞれに導電
端子を介して独立に給電することにより発熱体への給電
を平準化することができるものである。
るいはそれ以上に分割された構成にし、それぞれに導電
端子を介して独立に給電することにより発熱体への給電
を平準化することができるものである。
【0009】本発明において、自動車用防曇ガラスの発
熱体を2分割し、分割された発熱体を1つの導電体で並
列につないだ場合は、通常コの字パターンと呼ばれる発
熱体パターンと同一の効果を得ることができる。
熱体を2分割し、分割された発熱体を1つの導電体で並
列につないだ場合は、通常コの字パターンと呼ばれる発
熱体パターンと同一の効果を得ることができる。
【0010】また、本発明において、自動車用防曇ガラ
スの発熱体を適当数に分割し、分割された発熱体を導電
体で直列につなぐ場合は、バスバー部の電流密度が一定
限度以下になるように設計することが容易となり、異常
発熱を容易に防止できる。
スの発熱体を適当数に分割し、分割された発熱体を導電
体で直列につなぐ場合は、バスバー部の電流密度が一定
限度以下になるように設計することが容易となり、異常
発熱を容易に防止できる。
【0011】
実施例1 図1は、本発明に係る自動車用防曇ガラスの発熱体の平
面図である。図1に示す例は、発熱体を2分割し、分割
された発熱体を1つの導電線で並列につないだ例であ
る。1はバスバー、2は発熱線条、3は導電端子、4は
給電用の+側導電端子、5は給電用のアース側導電端
子、6は被覆導線、9はリード線である。導電端子3は
ハンダなどによりバスバー部に取りつけられ、それぞれ
の導電端子3は、被覆導線6によって結線される。な
お、被覆導線6の固定化のために、両面テープなどを用
いてバスバー部に固定することもできる。
面図である。図1に示す例は、発熱体を2分割し、分割
された発熱体を1つの導電線で並列につないだ例であ
る。1はバスバー、2は発熱線条、3は導電端子、4は
給電用の+側導電端子、5は給電用のアース側導電端
子、6は被覆導線、9はリード線である。導電端子3は
ハンダなどによりバスバー部に取りつけられ、それぞれ
の導電端子3は、被覆導線6によって結線される。な
お、被覆導線6の固定化のために、両面テープなどを用
いてバスバー部に固定することもできる。
【0012】実施例2 図2は、本発明に係る自動車用防曇ガラスの発熱体の平
面図である。図2に示す例は、発熱体を2分割し、分割
された発熱体を2つの導電線で直列につないだ例であ
る。7は給電用の+側導電端子であるが、分割された発
熱体をつなぐための導電端子も兼ねる3つ又の導電端子
である。また、8は給電用のアース側導電端子である
が、分割された発熱体をつなぐための導電端子も兼ねる
3つ又の導電端子である。導電端子3はハンダなどによ
りバスバー部に取りつけられ、2つの導電端子3はそれ
ぞれ給電用の+側導電端子7および給電用のアース側導
電端子8と被覆導線6によって結線される。なお、被覆
導線6の固定化のために、両面テープなどを用いてバス
バー部に固定することもできる。
面図である。図2に示す例は、発熱体を2分割し、分割
された発熱体を2つの導電線で直列につないだ例であ
る。7は給電用の+側導電端子であるが、分割された発
熱体をつなぐための導電端子も兼ねる3つ又の導電端子
である。また、8は給電用のアース側導電端子である
が、分割された発熱体をつなぐための導電端子も兼ねる
3つ又の導電端子である。導電端子3はハンダなどによ
りバスバー部に取りつけられ、2つの導電端子3はそれ
ぞれ給電用の+側導電端子7および給電用のアース側導
電端子8と被覆導線6によって結線される。なお、被覆
導線6の固定化のために、両面テープなどを用いてバス
バー部に固定することもできる。
【0013】
【発明の効果】本発明の自動車用防曇ガラスの発熱体を
用いることにより、給電を平準化することができ、従来
のように銅板を貼着したりペーストを重ね塗りすること
なく発熱を抑制することができる。
用いることにより、給電を平準化することができ、従来
のように銅板を貼着したりペーストを重ね塗りすること
なく発熱を抑制することができる。
【図1】本発明の実施例1に係る自動車用防曇ガラスの
発熱体の平面図
発熱体の平面図
【図2】本発明の実施例2に係る自動車用防曇ガラスの
発熱体の平面図
発熱体の平面図
1:バスバー 2:発熱線条 3:導電端子 4:給電用の+側導電端子 5:給電用のアース側導電端子 6:被覆導線 7:3つ又の給電用の+側導電端子 8:3つ又の給電用のアース側導電端子 9:リード線
Claims (2)
- 【請求項1】バスバーと発熱線条とからなる自動車用防
曇ガラスの発熱体において、該バスバーおよび発熱線条
とからなる発熱体が分割され、分割された該発熱体間が
導電端子を介して導電体で結ばれたことを特徴とする自
動車用防曇ガラスの発熱体。 - 【請求項2】前記導電体が被覆導線であることを特徴と
する請求項1記載の自動車用防曇ガラスの発熱体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5111044A JPH06302375A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 自動車用防曇ガラスの発熱体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5111044A JPH06302375A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 自動車用防曇ガラスの発熱体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06302375A true JPH06302375A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=14550995
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5111044A Pending JPH06302375A (ja) | 1993-04-14 | 1993-04-14 | 自動車用防曇ガラスの発熱体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06302375A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000235889A (ja) * | 1998-11-10 | 2000-08-29 | Asahi Glass Co Ltd | 防曇ガラス |
GB2372927A (en) * | 2001-03-01 | 2002-09-04 | Pilkington Plc | Heated vehicle window |
WO2005048657A1 (ja) * | 2003-11-14 | 2005-05-26 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 電熱窓ガラス |
US20130153559A1 (en) * | 2011-01-13 | 2013-06-20 | Lg Chem, Ltd. | Heating element and a production method thereof |
JP2016190785A (ja) * | 2011-02-16 | 2016-11-10 | サン−ゴバン グラス フランス | 電気加熱層を備える透明な板ガラス、およびそのための製造プロセス |
-
1993
- 1993-04-14 JP JP5111044A patent/JPH06302375A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000235889A (ja) * | 1998-11-10 | 2000-08-29 | Asahi Glass Co Ltd | 防曇ガラス |
GB2372927A (en) * | 2001-03-01 | 2002-09-04 | Pilkington Plc | Heated vehicle window |
WO2005048657A1 (ja) * | 2003-11-14 | 2005-05-26 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | 電熱窓ガラス |
JP2005145211A (ja) * | 2003-11-14 | 2005-06-09 | Nippon Sheet Glass Co Ltd | 電熱窓ガラス |
US7652226B2 (en) | 2003-11-14 | 2010-01-26 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Electrically heated window glass |
US20130153559A1 (en) * | 2011-01-13 | 2013-06-20 | Lg Chem, Ltd. | Heating element and a production method thereof |
US9029735B2 (en) | 2011-01-13 | 2015-05-12 | Lg Chem, Ltd. | Heating element and a production method thereof |
JP2016190785A (ja) * | 2011-02-16 | 2016-11-10 | サン−ゴバン グラス フランス | 電気加熱層を備える透明な板ガラス、およびそのための製造プロセス |
US10124770B2 (en) | 2011-02-16 | 2018-11-13 | Saint-Gobain Glass France | Transparent pane with an electrical heating layer, and production process therefor |
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