JPH06302267A - 冷陰極蛍光ランプの電極の製造方法 - Google Patents

冷陰極蛍光ランプの電極の製造方法

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JPH06302267A
JPH06302267A JP11251493A JP11251493A JPH06302267A JP H06302267 A JPH06302267 A JP H06302267A JP 11251493 A JP11251493 A JP 11251493A JP 11251493 A JP11251493 A JP 11251493A JP H06302267 A JPH06302267 A JP H06302267A
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正宣 相澤
Masazumi Yoshida
允済 吉田
Toshimichi Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の電極においては、ゲッター材、水銀ア
マルガム材が塗布された帯状の金属板を適宜な幅に切断
し電極本体を形成するものであったので、バルブ径が細
い蛍光ランプではゲッターなどの量が不足し短寿命と成
っていた。 【構成】 本発明により、電極本体2は金属部材で形成
された長尺のパイプ状部材として、中空部にゲッター材
3及び水銀アマルガム材4が充填されたものを予めに形
成し、このパイプ状部材を適宜寸法に切断すると共に一
方の端部2a側からゲッター材3及び水銀アマルガム材
4の除去加工を行い、該除去加工により生じた空洞に導
入線5を挿入しスポット溶接で取付けを行う電極1の製
造方法としたことで、パイプ状部材の軸方向に長さLを
変えて切断を行うことで、電極本体に保持されているゲ
ッター材3及び水銀アマルガム材4の量の調整をバルブ
に接触するなどの不都合を生じることなく自在なものと
し課題を解決する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は冷陰極蛍光ランプの電極
に関するものであり、詳細にはその製造方法に係るもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電極90の構成の例を示
すものが図6であり、前記電極90は鉄にニッケル鍍金
を施した板状部材で形成された電極本体91に、ジルコ
ンなどで構成されるゲッター材92と、水銀及びチタン
による水銀アマルガム材93とが混和されたものの適宜
量が保持させられたものであり、前記電極本体91は一
対が、ニッケル線94a及びデュメット線94bで成る
導入線94に両面からスポット溶接などにより取付けら
れている。
【0003】この電極90を形成するときには、予めに
ニッケル鍍金が施された帯状の鉄板に、ゲッター材92
と水銀アマルガム材93とが混和されたものを所定幅で
塗布したものを形成しておき、この帯状部材を蛍光ラン
プの管の内径に合わせて所定幅Dとして切断し、これに
より得られる電極本体91を前記導入線94に溶接する
ことで製造するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の電極90は、蛍光ランプの管径が細いも
のである場合には前記した帯状部材を切断する時の幅D
も狭いものとなり、これによりゲッター材92及び水銀
アマルガム材93の保持量が減少してランプ寿命が短く
なると言う問題点を生じている。
【0005】また、前記ランプ寿命の延命を目的として
蛍光ランプの内径に接触するほどに幅Dが広いものとし
て電極本体91を形成したときには、点灯時における電
極本体91の発熱によりバルブに破損を生じると言う問
題点も生じ、これらの点の解決が課題とされるものとな
っていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、冷陰極蛍光
ランプに用いられる電極であり、金属部材で形成される
電極本体にゲッター材及び水銀アマルガム材が保持され
導入線が取付けられて成る冷陰極蛍光ランプの電極にお
いて、前記電極本体は金属部材で形成された長尺のパイ
プ状部材として、中空部にゲッター材及び水銀アマルガ
ム材が充填されたものを予めに形成し、このパイプ状部
材を適宜寸法に切断すると共に一方の端部側から前記ゲ
ッター材及び水銀アマルガム材の除去加工を行い、該除
去加工により生じた空洞に前記導入線を挿入しスポット
溶接で取付けを行ったことを特徴とする冷陰極蛍光ラン
プの電極の製造方法を提供することで、ゲッター材及び
水銀アマルガム材の保持量の増加を可能として課題を解
決するものである。
【0007】
【実施例】つぎに、本発明を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本発明に
係る電極であり、この電極1は基本的に電極本体2と、
前記電極本体2に保持されるゲッター材3及び水銀アマ
ルガム材4と、導入線5とで構成されるものである点は
従来例のものと同様である。
【0008】ここで、本発明においては前記電極本体2
をパイプ状として形成するものであり、この電極本体2
を形成するに当たっては、図2に示すように金属部材の
長尺なパイプ状部材の中空部にゲッター材3及び水銀ア
マルガム材4を混和して充填したものを形成しておき、
このパイプ状部材を適宜な長さLに切断することで、ゲ
ッター材3及び水銀アマルガム材4を内径側に保持する
電極本体2を得るものとされている。
【0009】上記のようにして得られた電極本体2に
は、続いてニッケル線6及びデュメット線7で構成され
る導入線5がスポット溶接で取付けられるものとなる
が、このときには前記したように電極本体2の内径には
ゲッター材3及び水銀アマルガム材4が充填されている
ので、導入線5を挿入する部分に対しては前記ゲッター
材3及び水銀アマルガム材4の除去加工が必要とされ
る。
【0010】上記の除去加工の例を示すものが図3であ
り、前記電極本体2の導入線5を挿入する側である一方
の端部2aには、スライスカッター20或いはフライス
盤などにより前記電極本体2の中心軸と一致するように
摺割溝2bを形成することで行われている。
【0011】従って、前記摺割溝2bの深さは前記導入
線5を挿入し、更にスポット溶接で両者を固着する(図
1を参照)に充分なものとすれば良く、よって、前記摺
割溝2bが形成されない電極本体2の部分にはゲッター
材3及び水銀アマルガム材4が残存するものとなり、電
極本体2の他の一方の端部2cからその作用を行うもの
となる。また、このようにして形成された電極1は図4
に示すようにバルブ11の両端に導入線5部分で封止さ
れ、冷陰極蛍光ランプ10として完成されるものとな
る。
【0012】次いで、上記のように構成された本発明の
電極1の作用及び効果について説明を行えば、内径にゲ
ッター材3及び水銀アマルガム材4が充填されたパイプ
状部材を適宜寸法に切断し電極本体2を形成するものと
したことで、前記ゲッター材3及び水銀アマルガム材4
の量は、その切断の長さLを変更することで自在に調整
可能となる。
【0013】従って、蛍光ランプ10に期待する寿命に
見合うゲッター材3及び水銀アマルガム材4の量の設定
は自在であり、且つ、この調整を行うときにも電極本体
2の外径には変化を生じないので、バルブ11の内径へ
の接触は生じることがなく、これにより電極1の発熱に
よりバルブ11が破損する事故も完全に防止することが
可能となる。
【0014】図5に示すものは前記したゲッター材3及
び水銀アマルガム材4の除去加工の別な実施例であり、
この実施例では前記電極本体2は前記ゲッター材3及び
水銀アマルガム材4を残余させたい部分を水冷治具21
内に挿入し、この水冷治具21から突出した部分、即ち
導入線5を挿入する側となる一方の端部2aの部分をガ
スバーナ22などで加熱する。
【0015】上記の加熱により電極本体2内に保持され
たゲッター材3及び水銀アマルガム材4は蒸発し除去さ
れるものとなるが、残余を希望する部分が水冷治具21
内に挿入されていることで強制的な冷却が行われて、こ
の部分には前記ガスバーナ22などによる加熱は伝達さ
れることはなく、よって必要部分のみの除去が行われる
ものとなる。尚、この実施例により形成した電極本体2
においても、得られる作用、効果は前の実施例と全くに
同様であるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように本発明により、電
極本体は金属部材で形成された長尺のパイプ状部材とし
て、中空部にゲッター材及び水銀アマルガム材が充填さ
れたものを予めに形成し、このパイプ状部材を適宜寸法
に切断すると共に一方の端部側から前記ゲッター材及び
水銀アマルガム材の除去加工を行い、該除去加工により
生じた空洞に前記導入線を挿入しスポット溶接で取付け
を行う冷陰極蛍光ランプの電極の製造方法としたこと
で、パイプ状部材の軸方向に長さを変えて切断を行うこ
とで、電極本体に保持されているゲッター材及び水銀ア
マルガム材の量の調整をバルブに接触するなどの不都合
を生じることなく自在なものとし、これにより前記ゲッ
ター材及び水銀アマルガム材の量の充分な確保を可能と
して冷陰極蛍光ランプの寿命の延命を可能とし、性能の
向上に極めて優れた効果を奏するものである。
【0017】また、除去加工は一方の端部に中心軸と平
行に摺割溝を形成することで行われる電極の製造方法及
び前記除去加工は一方の端部以外の部分をを水冷治具内
に収納し、該水冷治具から露出した一方の端部を部分的
に加熱することで、前記ゲッター材及び水銀アマルガム
材を蒸発させて行う電極の製造方法を提供することで、
その実施を容易なものとし、この種の電極のコストダウ
ンにも優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る冷陰極蛍光ランプの電極の一実
施例を示す断面図である。
【図2】 同じ実施例の電極本体の形成工程を示す説明
図である。
【図3】 同じ実施例のゲッター材及び水銀アマルガム
材の除去工程を示す説明図である。
【図4】 同じく本発明の電極を採用した冷陰極蛍光ラ
ンプの例を示す断面図である。
【図5】 同じく本発明のゲッター材及び水銀アマルガ
ム材の除去工程の別な実施例を示す説明図である。
【図6】 従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1……電極 2……電極本体 2a……一方の端部 2b……摺割溝 2c……他の一方の端部 3……ゲッター材 4……水銀アマルガム材 5……導入線 5a……ニッケル線 5b……デュメット線 10……冷陰極蛍光ランプ 11……バルブ L……電極本体の長さ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷陰極蛍光ランプに用いられる電極であ
    り、金属部材で形成される電極本体にゲッター材及び水
    銀アマルガム材が保持され導入線が取付けられて成る冷
    陰極蛍光ランプの電極において、前記電極本体は金属部
    材で形成された長尺のパイプ状部材として、中空部にゲ
    ッター材及び水銀アマルガム材が充填されたものを予め
    に形成し、このパイプ状部材を適宜寸法に切断すると共
    に一方の端部側から前記ゲッター材及び水銀アマルガム
    材の除去加工を行い、該除去加工により生じた空洞に前
    記導入線を挿入しスポット溶接で取付けを行ったことを
    特徴とする冷陰極蛍光ランプの電極の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記除去加工は前記一方の端部に中心軸
    と平行に摺割溝を形成することで行われていることを特
    徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光ランプの電極の製造
    方法。
  3. 【請求項3】 前記除去加工は前記一方の端部以外の部
    分をを水冷治具内に収納し、該水冷治具から露出した前
    記一方の端部を部分的に加熱することで、前記ゲッター
    材及び水銀アマルガム材を蒸発させて行われていること
    を特徴とする請求項1記載の冷陰極蛍光ランプの電極の
    製造方法。
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Cited By (5)

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