JPH06301894A - 交通情報提示装置 - Google Patents

交通情報提示装置

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JPH06301894A
JPH06301894A JP5105902A JP10590293A JPH06301894A JP H06301894 A JPH06301894 A JP H06301894A JP 5105902 A JP5105902 A JP 5105902A JP 10590293 A JP10590293 A JP 10590293A JP H06301894 A JPH06301894 A JP H06301894A
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宏昭 井手野
Masaharu Umetsu
正春 梅津
Yoshisada Mizutani
芳禎 水谷
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転者により見やすい認識の容易な交通情報
を提供する。 【構成】 経路探索手段103は、地図情報記憶手段1
01内の地図情報から任意の2地点間の最短経路を探索
する。特徴点抽出手段104は、経路上の特徴点を地図
情報から抽出する。情報提示手段105は、経路と特徴
点とを、特徴点周辺の施設とともに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車等の移動体に
搭載され、運転者等の使用者に地図情報等を提示する地
図情報提示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図297は例えば特開昭63−1198
5号公報に示された従来の自動車に搭載される交通情報
提示装置を示すブロック図である。図において、11は
地磁気を検出することによって車両の進行方位を検出す
る地磁気センサ、12は車両の角速度を検出する角速度
センサ、13は車両の移動距離を検出する走行距離セン
サ、14は複数の人工衛星からの電波を受信して現在位
置等を確認する全世界測位システム(Grobal Positioni
ng System : GPS)である。
【0003】また、20はシステムコントローラであ
り、地磁気センサ11等の出力を取り込むインタフェー
ス21、車両の移動量の演算等を行うCPU22、この
CPU22が実行するプログラムが格納されたROM2
3、プログラム実行上必要とされるデータを一時格納す
るRAM24、ディジタル化された地図情報(地図デー
タ)が格納されたCD−ROMやICカード等からなる
記録媒体25、ビデオRAM等からなるグラフィックメ
モリ26、およびCPU22から送られてきたグラフィ
ックデータにもとづいてグラフィックメモリ26に地図
を作成するとともにその地図をディスプレイ5に表示す
るグラフィックコントローラ27を含んでいる。また、
28はキーボード等の入力装置である。
【0004】図298(A)は記録媒体25内にある地
図データの一例を示している。このデータは、所定の領
域を所定数の小さな領域(例えば256領域)に分割し
た場合の分割後の1領域(これをユニットという。)に
関するデータである。ナビIDはこのユニットのIDで
ある。また、地図データは図298(B)に示すように
階層構造となっている。
【0005】道路セクションテーブル、交差点テーブル
および3つのピクチャーIDエリアは管理用のテーブル
であり、その他の道路セクションデータ等が有効な地図
データである。ここで、ポリゴンデータは図299に示
すように作成される。すなわち、ユニット内の海と陸地
との境界や公園の輪郭などが多角形近似され、その多角
形の頂点の座標が決定される。そして、それらの座標が
ポリゴンデータとなる。
【0006】また、ラインデータは図300に示すよう
に作成される。すなわち、ユニット内の道路や鉄道など
が折れ線近似され、その折れ線の頂点の座標が決定され
る。そして、それらの座標がラインデータとなる。ま
た、ユニット内の交差点の座標等は交差点データとさ
れ、ユニット内の必要なキャラクタと文字との座標およ
び種別がキャラクタデータおよび文字データとなる。
【0007】ユニットは多数のセクション(例えば16
個)に分割される。そして、各セクションにおける道路
等を示す直線の始点座標と終点座標との集合が道路セク
ションデータとなり、各セクションにおける交差点の座
標の集合が交差点セクションデータとなっている。そし
て、道路セクションテーブルには、各セクションに対応
した道路セクションデータの記録媒体25における先頭
アドレスが設定され、交差点セクションテーブルには、
各セクションに対応した交差点セクションデータの記録
媒体25における先頭アドレスが設定されている。
【0008】また、3つのピクチャーIDエリアには、
それぞれ各縮尺でそのユニットを表示する場合に必要と
なるポリゴンデータの部分、ラインデータの部分、キャ
ラクタデータの部分および文字データの部分を示すアド
レス情報が設定される。
【0009】次に動作について説明する。CPU22
は、インタフェース21を介して、地磁気センサ11、
角速度センサ12、走行距離センサ13およびGPS1
4の出力を入手する。そして、それらの出力と記録媒体
25中の交差点データとにもとづいて車両の現在位置と
走行方位とを算出する。
【0010】次に、車両の現在位置が存在するユニット
を決定し、入力装置28から入力されている縮尺に応じ
た地図を作成する。すなわち、そのユニットのポリゴン
データ等を入力し、それらのデータをもとに地図を作成
する。また、その地図上に車両の現在位置を示す記号が
付加される。そして、作成された地図を構成するグラフ
ィックデータが、グラフィックコントローラ27に出力
される。グラフィックコントローラ27は、与えられた
グラフィックデータにもとづいて画像を情報グラフィッ
クメモリ26上に展開する。そして、グラフィックメモ
リ26上の画像はディスプレイ5に表示される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の交通情報提示装
置は以上のように構成されているので、ディスプレイ5
には複雑な道路地図が表示されることになり、このディ
スプレイ表示が車両の運転者に提示されたときに、運転
者が現在地を認識することは容易ではない。特に、車載
ディスプレイは運転の妨げとならずかつ運転者の確認が
容易になるように、ダッシュボート周辺に取り付けられ
る。従って、ディスプレイサイズは高々6〜9インチ程
度となり、運転者が現在地を認識することはより困難に
なる。
【0012】上記のような問題を解決するものとして、
特開昭63−271109号公報や特開昭64−134
15号公報に示された略図を表示する装置がある。しか
し、それらの装置にあっては、単純に地図情報を簡略化
するだけであって、真に運転者に対して適切な表示を提
供しているとはいい難い。
【0013】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、運転者に、より見易くかつ容易に
現在位置等を認識しうる地図を提供しうる交通情報提示
装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
る交通情報提示装置は、各道路の始点と終点を示す情報
を含む各道路データおよび各道路間の接続に関するデー
タを有する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路
を記地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探
索手段と、探索された経路上の特徴点を地図情報記憶手
段内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、探索さ
れた経路および特徴点抽出手段が抽出した各特徴点を特
徴点周辺とともに提示する情報提示手段とを備えたもの
である。
【0015】請求項2記載の発明に係る交通情報提示装
置は、請求項1記載の発明に係る交通情報提示装置にお
いて、経路上の特徴点間を直線で結ぶデフォルメ図作成
手段を備えたものである。
【0016】請求項3記載の発明に係る交通情報提示装
置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デー
タおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図情
報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶手
段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索され
た経路上の1つの特徴点を地図情報記憶手段内の地図情
報から抽出する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段
が抽出した特徴点を特徴点周辺および道路とともに提示
する情報提示手段とを備えたものである。
【0017】請求項4記載の発明に係る交通情報提示装
置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デー
タおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図情
報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶手
段内の地図情報から探索する経路探索手段と、地図情報
記憶手段内の地図情報から、経路上の交差点であってそ
こからの経路流出角度とそこからの経路外道路の流出角
度との差が規定値より小さくなっている交差点を特徴点
として抽出する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段
が抽出した特徴点を提示する情報提示手段とを備えたも
のである。
【0018】請求項5記載の発明に係る交通情報提示装
置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デー
タおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図情
報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶手
段内の地図情報から探索する経路探索手段と、地図情報
記憶手段内の地図情報から、路線番号変化点または道路
種別変化点を特徴点として抽出する特徴点抽出手段と、
この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示する情報提
示手段とを備えたものである。
【0019】請求項6記載の発明に係る交通情報提示装
置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デー
タおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図情
報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶手
段内の地図情報から探索する経路探索手段と、地図情報
記憶手段内の地図情報から、主要道路と交差する交差点
を特徴点として抽出する特徴点抽出手段と、この特徴点
抽出手段が抽出した特徴点を提示する情報提示手段とを
備えたものである。
【0020】請求項7記載の発明に係る交通情報提示装
置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デー
タおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図情
報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶手
段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索され
た経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報から
抽出するとともに、流入道路および流出道路が本線であ
って側道または連結路が接続する交差点を特徴点から除
外する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出し
た特徴点を提示する情報提示手段とを備えたものであ
る。
【0021】請求項8記載の発明に係る交通情報提示装
置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デー
タおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図情
報記憶手段と、任意の2地点間の経路を記地図情報記憶
手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索さ
れた経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報か
ら抽出するとともに、同一路線の側道もしくは連結道へ
の分岐点または合流点を特徴点から除外する特徴点抽出
手段と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示す
る情報提示手段とを備えたものである。
【0022】請求項9記載の発明に係る交通情報指示装
置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デー
タおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図情
報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶手
段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索され
た経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報から
抽出するとともに、上下線分離と上下線非分離との分岐
点を特徴点から除外する特徴点抽出手段と、この特徴点
抽出手段が抽出した特徴点を提示する情報提示手段とを
備えたものである。
【0023】請求項10記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶
手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索さ
れた経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報か
ら抽出するとともに、同一交差点内に複数の特徴点が設
定された場合に1の特徴点を選択する特徴点抽出手段
と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示する情
報提示手段とを備えたものである。
【0024】請求項11記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶
手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索さ
れた経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報か
ら抽出するとともに、直前の特徴点からの距離がしきい
値より小さい点を特徴点から除外する特徴点抽出手段
と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示する情
報提示手段とを備えたものである。
【0025】請求項12記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶
手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索さ
れた経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報か
ら抽出するとともに、流入道路および流出道路がいずれ
も地方道である属性変化点を特徴点から除外する特徴点
抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提
示する情報提示手段とを備えたものである。
【0026】請求項13記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータを有する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経
路を地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探
索手段と、探索された経路上の特徴点を地図情報記憶手
段内の地図情報から抽出するとともに、流入道路および
流出道路がいずれも本線であって側道または連結路が接
続する交差点を特徴点から除外する特徴点抽出手段と、
この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示する情報提
示手段とを備えたものである。
【0027】請求項14記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶
手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索さ
れた経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報か
ら抽出するとともに、流入道路および流出道路の他に流
入道路側から進入できない側道または連結路のみが接続
する交差点を特徴点から除外する特徴点抽出手段と、こ
の特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示する情報提示
手段とを備えたものである。
【0028】請求項15記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を記地図情報記
憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索
された経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報
から抽出する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が
抽出した各特徴点をレベル分けする選別手段と、経路上
の特徴点間を直線で結ぶデフォルメ図作成手段と、提示
される経路における最初の特徴点および提示される経路
における最後の特徴点をレベルの高い特徴点としつつ特
徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示する情報提示手段
とを備えたものである。
【0029】請求項16記載の発明に係る交通情報提示
装置は、移動体の現在位置を検出する現在位置検出手段
と、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路データ
および各道路間の接続に関するデータを有する地図情報
記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶手段
内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索された
経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報から抽
出する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出し
た各特徴点をレベル分けする選別手段と、経路上の特徴
点間を直線で結ぶデフォルメ図作成手段と、レベルの高
い特徴点と移動体の現在位置の周辺の特徴点とを提示す
る情報提示手段とを備えたものである。
【0030】請求項17記載の発明に係る交通情報提示
装置は、移動体の現在位置を検出する現在位置検出手段
と、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路データ
および各道路間の接続に関するデータを有する地図情報
記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶手段
内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索された
経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報から抽
出する特徴点抽出手段と、経路上の特徴点間を直線で結
ぶデフォルメ図作成手段と、移動体の現在位置の周辺の
特徴点を提示する情報提示手段とを備えたものである。
【0031】請求項18記載の発明に係る交通情報提示
装置は、移動体の現在位置を検出する現在位置検出手段
と、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路データ
および各道路間の接続に関するデータを有する地図情報
記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶手段
内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索された
経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報から抽
出する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出し
た各特徴点をレベル分けする選別手段と、経路上の特徴
点間を直線で結ぶデフォルメ図作成手段と、移動体の現
在位置の周辺のレベルの高い特徴点を提示する情報提示
手段とを備えたものである。
【0032】請求項19記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶
手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索さ
れた経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報か
ら抽出する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽
出した特徴点から経路の特徴を記述する経路命題を作成
する命題作成手段と、特徴点抽出手段が抽出した各特徴
点を提示する情報提示手段とを備えたものである。
【0033】請求項20記載の発明に係る交通情報提示
装置は、請求項19記載の発明に係る装置において、命
題作成手段が作成した経路命題から新たな命題を合成す
る命題合成手段を備えたものである。
【0034】請求項21記載の発明に係る交通情報提示
装置は、請求項19記載の発明に係る装置において、命
題作成手段が作成した経路命題から、同一路線を示す各
経路命題を統合する命題を合成する命題合成手段を備え
たものである。
【0035】請求項22記載の発明に係る交通情報提示
装置は、請求項19記載の発明に係る装置において、命
題作成手段が作成した経路命題から、インターチェン
ジ、ランプ、またはジャンクションまでの各経路命題を
統合する命題を合成する命題合成手段を備えたものであ
る。
【0036】請求項23記載の発明に係る交通情報提示
装置は、請求項19記載の発明に係る装置において、命
題作成手段が作成した経路命題から重要特徴点への方位
に関する命題を合成する命題合成手段を備えたものであ
る。
【0037】請求項24記載の発明に係る交通情報提示
装置は、請求項19記載の発明に係る装置において、命
題作成手段が作成した経路命題から、短道路を統合する
命題を合成する命題合成手段を備えたものである。
【0038】請求項25記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を記地図情報記
憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索
された経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報
から抽出する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が
抽出した特徴点から経路の特徴を記述する経路命題を作
成する命題作成手段と、この命題作成手段が作成した各
命題から地図情報を作成しそれを提示する情報提示手段
とを備えたものである。
【0039】請求項26記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を記地図情報記
憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索
された経路上の特徴点を地図情報記憶手段内の地図情報
から抽出する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が
抽出した特徴点から経路の特徴を記述する経路命題を作
成する命題作成手段と、この命題作成手段が作成した各
経路命題から新たな命題を合成する命題合成手段命題
と、この命題合成手段が合成した各命題から地図情報を
作成しそれを提示する情報提示手段とを備えたものであ
る。
【0040】請求項27記載の発明に係る交通情報指示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地図情報か
ら任意の交差点を選択する交差点選択手段と、この交差
点選択手段が選択した交差点に接続する道路とその接続
角度を地図情報から抽出し、抽出した接続角度を量子化
する制御手段と、この制御手段が量子化した接続角度を
用いて、選択された前記交差点に対する各道路の接続形
状を図化して表示する表示手段とを備えたものである
【0041】請求項28記載の発明に係る交通情報提示
装置は、請求項27記載の交通情報提示装置において、
制御手段が、各接続角度を、水平、垂直方向の4角度お
よびそれらの間を二分する角度に量子化するものであ
る。
【0042】請求項29記載の発明に係る交通情報提示
装置は、請求項28記載の交通情報提示装置において、
制御手段が、各接続角度を、水平、垂直方向の角度を優
先させて量子化するものである。
【0043】請求項30記載の発明に係る交通情報提示
装置は、請求項27記載の交通情報提示装置において、
移動体の現在位置および進行方位を検出する現在位置検
出手段を備え、制御手段が、各接続角度を、移動体の存
在する道路を基準とした角度に置き換えて量子化するも
のである。
【0044】請求項31記載の発明に係る交通情報提示
装置は、請求項27記載の交通情報提示装置において、
制御手段が、各接続角度を、北を基準とした角度に置き
換えて量子化するものである。
【0045】請求項32記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地図情報か
ら任意の交差点を選択する交差点選択手段と、この交差
点選択手段が選択した交差点に接続する道路およびその
接続角度ならびに交差点選択手段が選択した交差点の種
類を示す情報を地図情報から抽出する制御手段と、選択
された交差点に対する各道路の接続形状を図化して表示
するとともに、選択された交差点をその種類に応じた記
号で表示する表示手段とを備えたものである。
【0046】請求項33記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータならびに各道
路に隣接する施設に関するデータを有する地図情報記憶
手段と、この地図情報記憶手段内の地図情報から任意の
交差点を選択する交差点選択手段と、この交差点選択手
段が選択した交差点に接続する道路およびその接続角度
を地図情報から抽出するとともに、選択された交差点の
周囲の施設に関するデータを地図情報から選択する制御
手段と、選択された交差点に対する各道路の接続形状を
図化して表示するとともに、制御手段が選択した施設を
その種類に応じた記号で表示する表示手段とを備えたも
のである。
【0047】請求項34記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータならびに各道
路に隣接する施設に関するデータを有する地図情報記憶
手段と、この地図情報記憶手段内の地図情報から任意の
交差点を選択する交差点選択手段と、この交差点選択手
段が選択した交差点に接続する道路およびその接続角度
を地図情報から抽出するとともに、選択された交差点の
周囲の歩道橋の有無を前記地図情報を用いて調査する制
御手段と、選択された前記交差点に対する各道路の接続
形状を図化して表示するとともに、歩道橋の有無を示す
記号を、交差点を示す記号に併せて表示する表示手段と
を備えたものである。
【0048】請求項35記載の発明に係る交通情報提示
装置は、移動体の現在位置および進行方位を検出する現
在位置検出手段と、各道路の始点と終点を示す情報を含
む各道路データおよび各道路間の接続に関するデータな
らびに各道路に隣接する施設に関するデータを有する地
図情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地図情報
から任意の交差点を選択する交差点選択手段と、この交
差点選択手段が選択した交差点に接続する道路およびそ
の接続角度を地図情報から抽出するとともに、選択され
た交差点の周囲の施設であって現在位置からみて交差点
の左側にある施設に関するデータを地図情報から選択す
る制御手段と、選択された交差点に対する各道路の接続
形状を図化して表示するとともに、制御手段が選択した
施設をその種類に応じた記号で表示する表示手段とを備
えたものである。
【0049】請求項36記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータならびに各道
路に隣接する施設に関するデータを有する地図情報記憶
手段と、この地図情報記憶手段内の地図情報から各要素
を取り出し、それらの要素を絵部品に置き換え、さらに
絵部品の表示形状および部品間関係を記述した絵構造命
題データに変換する絵構造命題データ変換手段と、各絵
構造命題データの絵部品の表示形状および部品間関係を
画面に展開する表示手段とを備えたものである。
【0050】請求項37記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を地図情報記憶
手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索さ
れた経路上の交差点を地図情報記憶手段内の地図情報か
ら抽出するとともに、抽出した交差点を表示手段に表示
させ、かつ、交差点の間の道路を直線的に表示手段に表
示させる制御手段とを備えたものである。
【0051】請求項38記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を記地図情報記
憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、探索
された経路上の交差点およびその交差点に接続する道路
の接続角度を地図情報記憶手段内の地図情報から抽出す
るとともに、抽出した交差点を表示手段に表示させ、か
つ、交差点間の道路を、交差点の周囲の道路では接続角
度に応じて、交差点から離れた道路部分では直線的に表
示手段に表示させる制御手段とを備えたものである。
【0052】請求項39記載の発明に係る交通情報提示
装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道路デ
ータおよび各道路間の接続に関するデータを有する地図
情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を記地図情報記
憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段と、経路
の一部または全部を含む任意の範囲の地図図形を画面に
表示する表示手段と、経路全体に対する表示手段で表示
された経路の範囲を、画面に記号で重畳表示する経路範
囲表示手段とを備えたものである。
【0053】そして、請求項40記載の発明に係る交通
情報提示装置は、各道路の始点と終点を示す情報を含む
各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
する地図情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地
図情報を用いて表示地図を作成するとともに、高速道路
については高速道路を表す記号を道路中央部に付加する
制御手段と、この制御手段による表示地図を表示する表
示手段とを備えたものである。
【0054】
【作用】請求項1記載の発明における情報提示手段は、
特徴点の周辺の情報のみを運転者等に提供する。
【0055】請求項2記載の発明におけるデフォルメ地
図作成手段は、特徴点の周辺の道路を直線で運転者等に
提供示する。
【0056】請求項3記載の発明における情報提示手段
は、1つの特徴点の周辺の情報のみを運転者等に提供す
る。
【0057】請求項4記載の発明における特徴点抽出手
段は、道路の接続角度の差が小さい交差点のみを特徴点
として抽出する。
【0058】請求項5記載の発明における特徴点抽出手
段は、道路の路線が変化した地点のみを特徴点として抽
出する。
【0059】請求項6記載の発明における特徴点抽出手
段は、主要道路と交差している交差点のみを特徴点とし
て抽出できる。
【0060】請求項7記載の発明における特徴点抽出手
段は、経路が本線であり、側道または連結道が接続して
いる交差点を特徴点としないことができる。
【0061】請求項8記載の発明における特徴点抽出手
段は、側道または連結道が接続している交差点に対して
特徴点を1つだけ抽出することができる。
【0062】請求項9記載の発明における特徴点抽出手
段は、単に上下線分離・非分離の移行点にすぎない点を
特徴点としないことができる。
【0063】請求項10記載の発明における特徴点抽出
手段は、1つの交差点に対して複数の特徴点候補がある
場合に、その中から特徴点として1つだけを抽出する。
【0064】請求項11記載の発明における特徴点抽出
手段は、互いに近接している複数の特徴点候補がある場
合に、その中から特徴点として1つだけを抽出する。
【0065】請求項12記載の発明における特徴点抽出
手段は、単に行政の区界にすぎない地点を特徴点としな
いことができる。
【0066】請求項13記載の発明における特徴点抽出
手段は、単に側道または連結道が接続しているにすぎな
い地点を特徴点としないことができる。
【0067】請求項14記載の発明における特徴点抽出
手段は、経路外道路に進行方向から通行できない交差点
を特徴点としないことができる。
【0068】請求項15記載の発明における情報提示手
段は、画面上、重要な特徴点を表示界始点および表示終
了点とする。
【0069】請求項16記載の発明における情報提示手
段は、移動体周辺の状況を詳しく、それ以外の部分を大
まかに提示することができる。
【0070】請求項17記載の発明における情報提示手
段は、移動体周辺の状況のみを提示してその周辺をを詳
しく提示することができる。
【0071】請求項18記載の発明における情報提示手
段は、移動体前後の重要な特徴点を詳しく表示すること
ができる。
【0072】請求項19記載の発明における命題作成手
段は、経路の特徴を表す経路命題を生成し、種々の用途
に供することができる。
【0073】請求項20ないし請求項24記載の発明に
おける命題合成手段は、命題作成手段が作成した命題を
より適切なものに合成する。
【0074】請求項25または請求項26記載の発明に
おける情報提示手段は、作成された命題にもとづく交通
情報を運転者等に提示できる。
【0075】請求項27ないし請求項31記載の発明に
おける表示手段は、制御手段が量子化した接続角度をも
って交差点の接続形状を運転者等に提示する。
【0076】請求項32記載の発明における表示手段
は、交差点種別に対応した各記号によって交差点の接続
形状を運転者等に提示する。
【0077】請求項33記載の発明における表示手段
は、交差点近傍の施設をその種別に対応した各記号によ
って運転者等に提示する。
【0078】請求項34記載の発明における表示手段
は、歩道橋のある交差点を運転者等に容易に理解できる
ように提示する。
【0079】請求項35記載の発明における表示手段
は、運転者等が確認しやすい進行方向左側の施設を画面
に提示する。
【0080】請求項36記載の発明における絵構造命題
データ変換手段が作成した絵構造命題データにもとづい
て画面表示を行う。
【0081】請求項37記載の発明における表示手段
は、経路上の交差点の位置を正しく表示しつつ、交差点
間の道路を直線表示できる。
【0082】請求項38記載の発明における表示手段
は、経路上の交差点を中心とする一定範囲内においては
接続道路を正確に表示し、それ以外の範囲では道路を直
線表示できる。
【0083】請求項39記載の発明における表示手段
は、表示される経路の全経路に対する位置づけを運転者
等に提示する。
【0084】請求項40記載の発明における表示手段
は、高速道路記号を道路のほぼ中央に表示する。
【0085】
【実施例】以下、この発明の各実施例を図について説明
する。 実施例1.図1はこの発明の第1の実施例による交通情
報提示装置を示すブロック図である。図において、10
1は地図データが格納された地図情報記憶手段、102
は車両の現在位置を検出する現在位置検出手段、103
は地図情報記憶手段101内の地図データを用いて任意
の2地点間の経路を探索する経路探索手段、104は探
索された経路上の重要な地点である経路特徴点を抽出す
る特徴点抽出手段、105はLCD等の表示手段を含み
経路と特徴点周辺の情報とを提示する情報提示手段手
段、106はキーボード等の操作手段、107Aは表示
用の地図を作成する際に必要とされる座標の決定等を行
う制御手段である。
【0086】なお、現在位置方位手段102は例えば図
297に示した地磁気センサ11、角速度センサ12、
走行距離センサ13およびGPS14で実現される。ま
た、地図情報記憶手段101はCD−ROM等で実現さ
れる。そして、経路探索手段103、特徴点抽出手段1
04、情報提示手段の一部、および制御手段107A
は、例えばマイクロコンピュータ(CPUおよびプログ
ラムを含む)で実現される。
【0087】図2は地図データの一構成例を示したもの
で、多数のリンクデータ(道路データ)、多数のノード
データ(交差点データ)、多数の施設データおよび補間
点データからなっている。図2には、1つのリンクデー
タと1つのノードデータとが示されている。補間点デー
タはリンクデータ中の補間点ポインタでポインティング
されている。施設データはリンクデータ中の隣接施設デ
ータポインタでポインティングされている。また、リン
クデータとノードデータとは、各ポインタで互いに結合
される。
【0088】ここで、リンクは、2つのノード(始点と
終点)の間の道路として定義されている。リンクデータ
は、リンクナンバ(道路番号)と、高速道、国道、県道
等の別を示す道路種別と、そのリンクが含まれる路線の
路線番号と、本線、側道、連絡路、交差点内リンク等の
別を示すリンク種別と、そのリンクの長さを示すリンク
長と、始点となるノードのデータが設定されているアド
レスを示す始点ノードポインタ、終点となるリンクのデ
ータが設定されているアドレスを示す終点リンクポイン
タ、そのリンク路上の屈曲点などの補間点に関するデー
タを格納した補間点データにおける該当アドレスを示す
補間点ポインタと、その道路に隣接している施設の数を
示す隣接施設数と、その道路に隣接している施設のデー
タが設定されているアドレスを示す隣接施設データポイ
ンタとを含んでいる。
【0089】また、ノードとは交差点、屈曲点、行き止
まり点、および道路種別または路線番号の変化点である
属性変化点などをいう。そして、ノードデータは、ノー
ドナンバと、重要交差点、一般交差点、屈曲点、行き止
まり点などの別を示すノード種別、そのノードの座標
(経緯度またはある規則でそれが正規化された値)、そ
のノードが交差点である場合の交差点名称と、そのノー
ドに接続している道路の数(接続リンク数NR )と、そ
れらのリンクのリンクデータが設定されているアドレス
を示す接続リンクポインタおよびそれらのリンクとの接
続角度とを含んでいる。
【0090】補間点データは、該当するリンク上の補間
点の数を示す補間点数NC と、各補間点の座標を示す補
間点座標とを含んでいる。
【0091】そして、施設データは、学校、郵便局、駐
車場、ガソリンスタンド、レストラン等の別を示す施設
種別と、その施設の座標を示す施設位置座標と、その施
設に隣接する道路のリンクデータが設定されているアド
レスを示す隣接リンクポインタと、その施設が隣接する
リンクの左右いずれに位置しているかまたは始点もしく
は終点に近いか否かを示す隣接位置情報とを含んでい
る。
【0092】図3は経路探索手段103によって探索さ
れた経路データのフォーマットを示す説明図である。図
に示すように、経路データは、経路上のリンクのリンク
ナンバおよび経路方向フラグからなる経路リンクデータ
と、経路上のリンク数を示す経路リンク数とで構成され
る。経路方向フラグは、経路の方向がリンクの方向に対
して順方向か逆方向かを示すものである。
【0093】図4は特徴点抽出手段104によって抽出
された特徴点リストのフォーマットを示す説明図であ
る。図に示すように、特徴点リストは、特徴点であるノ
ードのノードナンバと特徴点数とで構成される。図5は
特徴点リストの他のフォーマットを示す説明図である。
この場合には、さらに特徴点種別が加えられる。特徴点
種別は、出発地、目的地、右左折交差点等を示してい
る。
【0094】図6は地図の一例であり、図中の太線は経
路を示している。また、601〜606は経路上のリン
ク(経路リンク)を示し、607〜611は経路上のノ
ードを示している。612〜632は経路外のリンク,
633,634はそれぞれノード608,610の交差
点名称、635〜639は施設を示している。
【0095】次に動作について説明する。まず、操作手
段106から出発地および目的地が、または目的地のみ
が入力されると、経路探索手段103は、地図情報記憶
手段101から、出発地または現在位置に相当するノー
ドのノードデータを取り出す。さらに、そのノードと目
的地に最も近いノードとの間の各リンクの内最短距離を
経路を構成する各リンクのリンクデータを抽出する。そ
して、抽出したデータから図3に示すような経路データ
を作成する。
【0096】ここで、あるリンクの始点から終点への方
向が経路の方向と逆であるなら、経路方向フラグの状態
を逆としておく。最短距離探索の手法は、例えば特開昭
63−271109号公報に記載されているように公知
である。ただし、その公報に記載されている手法に限定
されないことは当然である。
【0097】次に、特徴点抽出の処理について図7,図
8のフローチャートを参照して説明する。特徴点抽出手
段104は、まず、経路データから1番目の経路リンク
データを取り出す(ステップST701)。次に、この
経路リンクデータ中のリンクナンバで指定されるリンク
のリンクデータを地図情報記憶手段101から取り出す
(ステップST702)。また、経路リンクデータ中の
経路方向フラグを判定する(ステップST703)。そ
のリンクが順方向ならリンクデータから終点ノードポイ
ンタを取り出し、終点ノードポインタが示すノードナン
バを取り出す(ステップST704)。逆方向ならリン
クの始点ノードポインタが示すノードナンバをを取り出
す(ステップST705)。そして、取り出したノード
ナンバに対応したノードが特徴点であるかどうかを判定
する特徴点抽出を行う(ステップST706)。経路デ
ータにおける全ての経路リンクデータについて以上の処
理を実行したら特徴点抽出処理は完了し、そうでなけれ
ば、経路データ中の次の経路リンクデータについてステ
ップST701〜ST706の処理を行う(ステップS
T707)。
【0098】特徴点抽出処理の一例として、図8のフロ
ーチャートに示すような右左折交差点を特徴点とする場
合の処理を説明する。特徴点抽出手段104は、ステッ
プST704またはST705で取り出されたノードデ
ータからノード種別を取り出す(ステップST80
1)。そして、そのノードが交差点であるかどうか判定
する(ステップST802)。交差点でなければ、その
ノードは非特徴点であるとする。
【0099】そのノードが交差点であるならば、その交
差点に流入する道路(今注目している経路上の道路)の
角度の判定を行う。その交差点に流入するリンクについ
てノードデータから接続角度を取り出す(ステップST
803)。これをθinとする。また、その交差点から流
出するリンクについてノードデータから接続角度を取り
出す(ステップST804)。これをθout とする。そ
して、θinとθout との角度差がしきい値θth(例えば
120゜)以下であるなら、その交差点すなわちそのノ
ードは右左折交差点であったと判断してそのノードのノ
ードナンバを特徴点リストに登録する。
【0100】図9はこの処理を説明するための説明図で
ある。ノード901に3つのリンク903〜905が接
続される場合に、リンク903,904が経路上の道路
であったとする。なお、矢印902は経路を示してい
る。流入リンク903と流出リンク904との間の角度
差がしきい値θth以下であれば、ノード901は、右左
折交差点である。
【0101】以上のようにして経路上の特徴点が抽出さ
れる。図6に示す地図ではノード607,608.61
1が特徴点として抽出される。
【0102】次に、図10〜図13のフローチャートを
参照して情報提示処理について説明する。情報提示手段
105は、まず、経路データから1番目の経路リンクデ
ータを取り出す(ステップST1001)。次に、この
経路リンクデータ中のリンクナンバで指定されるリンク
データを地図情報記憶手段101から取り出す(ステッ
プST1002)。そして、取り出したリンクデータを
用いて後述する経路描画処理を行う(ステップST10
03)。次いで、経路リンクデータ中の経路方向フラグ
を判定し(ステップST1004)、順方向ならリンク
データの終点ノードポインタを取り出し、そのノードポ
インタが指すノードナンバを取り出す(ステップST1
005)。逆方向ならリンクデータの始点ノードポイン
タを取り出し、そのノードポインタが指すノードナンバ
を取り出す(ステップST1006)。取り出したノー
ドナンバが特徴点リストに登録されていれば、そのノー
ドについて後述する特徴点描画処理を行う(ステップS
T1007,1008)。経路データにおける全ての経
路リンクデータについて以上の処理を実行したら特徴点
抽出処理は完了し、そうでなければ、経路データ中の次
の経路リンクデータについてステップST1001〜S
T1008の処理を行う(ステップST1009)。
【0103】次に経路描画処理について図11のフロー
チャートを参照して説明する。情報提示手段105は、
まず、ステップST1002で取り出したリンクデータ
中の補間点ポインタを取り出す。そして、その補間点ポ
インタが指す補間点データを取り出す(ステップST1
101)。次いで、LCD等の表示手段の画面上で、補
間点データ中の隣接する補間点座標が示す2つの点の間
を順次直線描画する(ステップST1102)。これを
全ての隣接する補間点について実行する(ステップST
1103)。
【0104】次に、リンクデータ中の隣接施設データポ
インタを取り出し、そのポインタが示す施設データを取
り出す(ステップST1104)。そして、施設データ
中の施設種別からその施設が重要施設かどうか判定し
(ステップST1105)、重要施設であるなら後述す
る施設記号描画処理を行う(ステップST1106)。
以上の処理をリンクデータ中の全ての隣接施設データポ
インタが指す隣接施設について実行する(ステップST
1107)。なお、施設が重要施設であるかどうかはあ
らかじめ定義されている。例えば、ガソリンスタンド等
が重要施設として定義される。
【0105】図12は施設記号描画処理を示すフローチ
ャートである。情報提示手段105は、取り出した施設
データ中の施設位置座標を取り出す。そして、その座標
を画面中の座標である描画座標に換算し(ステップST
1201)、その描画座標に施設記号を描画する(ステ
ップST1202)。
【0106】図13は特徴点描画処理を示すフローチャ
ートである。情報提示手段105は、まず、特徴点であ
るノードに接続されるリンクのリンクデータを、ノード
データ中の接続リンクポインタによって取り出す(ステ
ップST1301)。そして、そのリンクデータ中のリ
ンクナンバが経路データ中にあるかどうか、すなわち今
着目しているリンクが経路上のリンク(経路リンク)か
どうか判定する(ステップST1301)。
【0107】判定の結果、そのリンクが経路リンクであ
ることがわかれば、そのリンクについては既にステップ
ST1003において描画処理がなされているので描画
処理をしない(ステップST1302)。そのリンクが
経路リンクでなければ、描画処理を行う。すなわち、リ
ンクデータ中の補間点ポインタを取り出す。そして、そ
の補間点ポインタが指す補間点データを取り出す(ステ
ップST1303)。次いで、LCD等の表示手段の画
面上で、補間点データ中の1番目と2番目の補間点座標
が示す2つの点の間を直線描画する(ステップST13
04)。
【0108】次に、情報提示手段105は、リンクデー
タ中の隣接施設ポインタが指す施設データを取り出す
(ステップST1305)。そして、その施設データ中
の施設位置座標と、今着目している特徴点であるノード
のノードデータ中のノード座標とを比較して、施設デー
タに対応する施設が特徴点付近のものかどうか判定する
(ステップST1306)。その施設が特徴点付近の施
設である場合には、その施設が既にステップST110
6で描画済みのものかどうか判定する(ステップST1
307)。描画済みでなければ、その施設について施設
記号描画処理を行う(ステップST1308)。
【0109】情報提示手段105は、ステップST13
05〜ST1308の処理を、隣接施設数分だけ繰り返
す(ステップST1309)。さらに、情報提示手段1
05は、隣接施設数分だけステップST1301〜ST
1309の処理を繰り返す(ステップST1310
9)。以上の処理によって、特徴点であるノードについ
ては、そのノードに接続する道路のそのノード付近の部
分と、そのノード近傍の施設が表示される。最後に、情
報提示手段105は、その特徴点のノードデータ中の交
差点名称を取り出し、それを描画する。
【0110】以上の処理によって、例えば、図14に示
すような表示を行うことができる。図14において、1
401,1402,1404はそれぞれ図6におけるリ
ンク601、602、606に対応した経路上のリンク
であり、1403はノード603〜605に対応した経
路上のリンクである。1405,1406,1407は
それぞれ図6におけるノード607,608,611に
対応したノードであり、この場合の特徴点である。14
08〜1413はそれぞれ図6におけるリンク612,
615,621,622,620,625に対応したリ
ンクであり、ステップST1304において描画された
ものである。また、1415はステップ1003におけ
るステップST1106で描画された施設であり、14
16はステップ1008におけるステップST1308
で描画された施設である。1414はステップST13
11で描画された交差点名称である。
【0111】実施例2.図15はこの発明の第2の実施
例による交通情報提示装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、108は特徴点間の洋舞を超苦戦で表
現したデフォルメ図を作成するデフォルメ図作成手段、
109はLCD等の表示手段である。107Bは制御手
段である。このような構成の場合には、表示手段109
と制御手段107Bとで情報提示手段が実現される。こ
のことは、以下の実施例においても同様である。図16
はこの交通情報提示装置が提示するデフォルメ図の一例
を示すものである。
【0112】図17はこの場合の地図情報記憶手段10
1に記憶されている地図情報のフォーマットを示す説明
図である。この実施例は、補間点データを用いず、施設
データ中に施設位置座標を用いない場合の例である。よ
って、リンクデータ中に補間点ポインタは必要とされな
い。
【0113】次に動作について説明する。第1の実施例
の場合と同様にして、操作手段106から出発地および
目的地が、または目的地のみが入力されると、経路探索
手段103は図3に示すような経路データを作成する。
また、特徴点抽出手段104も、第1の実施例の場合と
同様にして、図4または図5に示すような特徴点リスト
を作成する。
【0114】続いて、図18〜図21のフローチャート
を参照して情報提示処理について説明する。デフォルメ
図作成手段108は、まず、特徴点リストから最初のノ
ードナンバを取り出す(ステップST1801)。そし
て、そのノードについて特徴点描画処理を行う(ステッ
プST1802)。特徴点描画処理は、図13のフロー
チャートに示す処理と同様に実行される。ただし、補間
点データを扱っていないのでステップST1302〜S
T1304の経路リンク以外のリンクを描画する処理は
行われない。また、ステップST1306〜ST130
8の施設記号描画処理に関する処理はここでは実行され
ない。次いで、特徴点リスト中の次のノードナンバを取
り出す(ステップST1803)。そして、そのノード
ナンバに対応した特徴点と、特徴点リスト中の1つ前の
ノードナンバに対応した特徴点との間で後述する特徴点
間描画処理を行う(ステップST1804)。以上の処
理を特徴点リスト中の全てのノードナンバが指すノード
すなわち特徴点について実行する。
【0115】次に、図19のフローチャートを参照して
特徴点間描画処理について説明する。デフォルメ図作成
手段108は、2つの特徴点の座標を算出し、それらを
描画座標に換算する(ステップST1901)。そし
て、2つの描画座標間を、制御手段107Bを介して表
示手段109の画面に直線として描画する(ステップS
T1902)。さらに、それらの特徴点間を接続するリ
ンクを、それらの特徴点に対応したノードデータ中の接
続リンクポインタから特定する。そして、特定されたリ
ンクのリンクデータを取り出す(ステップST190
3)。
【0116】デフォルメ図作成手段108は、取り出し
たリンクデータ中の隣接施設データポインタが指す施設
データを取り出し(ステップST1904)、その施設
データ中の施設種別を確認する。施設種別によってその
施設が重要施設であることがわかると、後述する施設記
号描画処理を行う(ステップST1905,ST190
6)。デフォルメ図作成手段108は、ステップST1
904〜ST1906の処理を、ノードデータ中の全て
の隣接施設データポインタが指す隣接施設について実行
する(ステップST1907)。
【0117】図20はステップST1901の特徴点座
標算出処理の内容を示すものである。デフォルメ図作成
手段108は、特徴点に対応するノードデータ中のノー
ド座標を特徴点座標とし、さらに、その座標を描画座標
に換算する。図21はステップST1906の施設記号
描画処理を示すフローチャートである。デフォルメ図作
成手段108は、施設データ中の施設位置の座標を描画
座標に換算し(ステップST2101)、その描画座標
の位置に施設記号を描画する(ステップST210
2)。
【0118】以上のようにして図16に示すようなデフ
ォルメ化された地図が表示手段109に表示される。図
16において、1601,1602,1603,160
4はそれぞれ図14におけるリンク1401,140
2,1403,1404に対応した経路上のリンクであ
る。1605,1606,1607は図14における特
徴点であるノードに対応したノードである。また、16
15,1616は図14における施設1415,141
6に対応した施設であり、1614は図14における交
差点名称1414に対応したものである。
【0119】実施例3.図22はこの発明の第3の実施
例による交通情報提示装置による表示例を示したもので
ある。図において、2201,2202,2203,2
204はそれぞれ図14におけるリンク1401,14
02,1403,1404に対応した経路上のリンクで
ある。2205,2206,2207は図14における
特徴点であるノードに対応したノードである。また、2
215,2216は図14における施設1415,14
16に対応した施設であり、2214は図14における
交差点名称1414に対応したものである。この場合の
装置構成は、デフォルメ図作成手段108の構成は異な
るものの図15に示す構成と同様である。
【0120】次に動作について説明する。経路探索手段
103は、第2の実施例の場合と同様に動作し探索デー
タを作成する。特徴点抽出手段104も、第2の実施例
の場合と同様に動作し特徴点リストを作成する。デフォ
ルメ図作成手段108も、図18のフローチャートに示
す処理を実行する。ただし、この場合には、ステップS
T1802の特徴点描画処理は、図23のフローチャー
トに示すように実行される。
【0121】すなわち、特徴点描画処理において、ま
ず、今扱っている特徴点が特徴点リストの最初の特徴点
であれば、そのノード座標を特徴点初期座標と定義する
(ステップST2302)。次に、その特徴点のノード
データ内の接続リンクポインタが示すリンクデータを取
り出す(ステップST2303)。そのリンクデータに
対応したリンクが経路リンクでなければ、ノードデータ
内の接続角度を取り出しその接続角度を量子化する(ス
テップST2304,2305)。量子化については後
で詳しく説明するが、接続角度を、例えば、0゜、45
゜、・・・、315゜のいずれかのうち最も近いものに
変換するような処理である。
【0122】そして、図24のフローチャートに示すよ
うな特徴点座標算出処理を行う。特徴点座標算出処理に
おいて、デフォルメ図作成手段108は、直前の特徴点
から対象としている特徴点までの距離を量子化する(ス
テップST2401)。例えば、100m、200m、
・・・のうちの最も近いものに変換する。ここで、対象
としている特徴点が最初のものであれば、この処理は行
われない。また、2番目の特徴点については、距離算出
に用いる直前の特徴点の座標は、特徴点初期座標であ
る。さらに、デフォルメ図作成手段108は、対象とし
ている特徴点の直前の特徴点からの方位を量子化する
(ステップST2402)。そして、量子化された距離
と方位とから特徴点座標を決定する(ステップST24
03)。
【0123】デフォルメ図作成手段108は、決定され
た特徴点座標から、量子化された角度方向に適当な長さ
の直線を描画する(ステップST2306)。よって、
角度が量子化されているリンク2208等が描画され
る。なお、経路リンクはステップST1804の特徴点
間描画処理で描画される。
【0124】次に、デフォルメ図作成手段108は、リ
ンクデータ中の隣接施設ポインタが示す施設データを取
り出す(ステップST2307)。そして、その施設デ
ータに対応した施設が特徴点付近のものであれば、施設
記号描画処理を行う(ステップST2308,231
0)。ただし、すでに描画済みであれば施設記号描画処
理は実行されない(ステップST2309)。以上のス
テップST2303〜ST2310の処理が、隣接施設
数分だけ繰り返される(ステップST2315)。ま
た、ステップST2303〜ST2311の処理が、ノ
ードデータ中の接続リンク数分だけ繰り返される(ステ
ップST2312)。最後に、デフォルメ図作成手段1
08は、交差点名称を描画する(ステップST231
3)。以上のようにして図22に示すようなデフォルメ
化された地図が表示手段109に表示される。
【0125】実施例4.図25はこの発明の第4の実施
例による交通情報提示装置による表示例を示したもので
ある。図において、2501は特徴点であるノードであ
る。2502,2503はそれぞれ経路上のリンクであ
る。また、2504,2505は経路外のリンクであ
り、2506は施設であり、2507は交差点名称であ
る。この場合の装置構成は、情報提示手段105の動作
は異なるものの、図1に示すものと同様である。よっ
て、地図情報記憶手段101内のデータの構造は図2に
示すようになっている。
【0126】次に動作について説明する。経路探索手段
103は、第1の実施例の場合と同様に動作し探索デー
タを作成する。特徴点抽出手段104も、第1の実施例
の場合と同様に動作し特徴点リストを作成する。図26
はこの場合の特徴点描画処理を示すフローチャートであ
る。この場合には、ある1つの特徴点の周辺のみが表示
される。情報提示手段105は、まず、特徴点であるノ
ードに接続されるリンクのリンクデータを、ノードデー
タ中の接続リンクポインタによって取り出す(ステップ
ST2601)。そして、リンクデータ中の補間点ポイ
ンタを取り出す。そして、その補間点ポインタが指す補
間点データを取り出す(ステップST2602)。次い
で、今対象としているリンクが経路リンクかどうか判定
する(ステップST2603)。
【0127】経路リンクであるならば、第1補間点と第
2補間点との間を経路用直線(例えば、太線)で描画す
る(ステップST2604)。経路リンクでないなら
ば、第1補間点と第2補間点との間を経路外用直線(例
えば、細線)で描画する(ステップST2605)。次
に、情報提示手段105は、リンクデータ中の隣接施設
ポインタが示す施設データを取り出す(ステップST2
606)。そして、その施設データに対応した施設が特
徴点付近のものであれば、施設記号描画処理を行う(ス
テップST2607,2608)。以上のステップST
2606〜ST2608の処理が、隣接施設数分だけ繰
り返される(ステップST2609)。また、ステップ
ST2601〜ST2609の処理が、ノードデータ中
の接続リンク数分だけ繰り返される(ステップST26
10)。最後に、情報提示手段105は、交差点名称を
描画する(ステップST2611)。以上のようにして
図25に示すような地図が表示手段109に表示され
る。
【0128】実施例5.図27はこの発明の第5の実施
例による交通情報提示装置による表示例を示したもので
ある。図において、2701は特徴点であるノードであ
る。2702,2703はそれぞれ経路上のリンクであ
る。また、2704,2705は経路外のリンクであ
り、2706は施設であり、2707は交差点名称であ
る。この場合の装置構成は、情報提示手段105の動作
は異なるものの、図1に示すものと同様である。
【0129】次に動作について説明する。経路探索手段
103は、第1の実施例の場合と同様に動作し経路デー
タを作成する。特徴点抽出手段104も、第1の実施例
の場合と同様に動作し特徴点リストを作成する。図28
はこの場合の特徴点描画処理を示すフローチャートであ
る。情報提示手段105は、まず、特徴点であるノード
に接続されるリンクのリンクデータを、ノードデータ中
の接続リンクポインタによって取り出す(ステップST
2801)。また、ノードデータ中の接続角度を取り出
す。そして、その接続角度を量子化する(ステップST
2802)。次いで、今対象としているリンクが経路リ
ンクかどうか判定する(ステップST2803)。
【0130】経路リンクであるなら、画面中央の基準点
から量子化された角度の方向に経路用直線を描画する
(ステップST2804)。経路リンクでないならば、
基準点から量子化された角度の方向に経路外用直線を描
画する(ステップST2805)。次に、情報提示手段
105は、リンクデータ中の隣接施設ポインタが示す施
設データを取り出す(ステップST2806)。そし
て、その施設データに対応した施設が特徴点付近のもの
であれば、施設記号描画処理を行う(ステップST28
07,2808)。以上のステップST2806〜ST
2808の処理が、隣接施設数分だけ繰り返される(ス
テップST2809)。また、ステップST2801〜
ST2809の処理が、ノードデータ中の接続リンク数
分だけ繰り返される(ステップST2810)。最後
に、情報提示手段105は、交差点名称を描画する(ス
テップST2811)。以上のようにして図27に示す
ような地図が表示手段109に表示される。
【0131】実施例6.図29は経路リンクが探索され
た後のリンク接続概念図の一例を示し、2901〜29
03は経路リンクを示す。2904,2905はノード
を示す。2906,2907は経路外リンクを示す。ま
た、図30はこの発明の第6の実施例による交通情報提
示装置による表示例を示したものである。図において、
3004はノード2901に対応した特徴点、300
1,3003は経路リンク2901,2903に対応し
た経路リンク、3007は経路外リンク2907に対応
した経路外リンクである。この場合の装置構成は、特徴
点抽出手段104の動作は異なるものの、図1に示すも
のと同様である。
【0132】次に動作について説明する。経路探索手段
103は、第1の実施例の場合と同様に動作し経路デー
タを作成する。特徴点抽出手段104も、第1の実施例
の場合と同様に動作し特徴点リストを作成する。ただ
し、この場合には、特徴点抽出手段104は、図8に示
す特徴点抽出処理に代えて図31のフローチャートに示
すように特徴点抽出を行う。
【0133】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、特徴点抽出手段104は、ス
テップST704またはST705で取り出されたノー
ドデータからノード種別を取り出す(ステップST31
01)。そして、そのノードが交差点であるかどうか判
定する(ステップST3102)。交差点でなければ、
そのノードは非特徴点であるとする。
【0134】そのノードが交差点であるならば、その交
差点に流入する道路(今注目している経路上の道路)の
角度の判定を行う。その交差点に流入するリンクについ
てノードデータから接続角度を取り出す(ステップST
3103)。これをθinとする。また、その交差点から
流出するリンクについてノードデータから接続角度を取
り出す(ステップST3104)。これをθout とす
る。そして、θinとθout との角度差がしきい値θth1
よりも大きければ、その交差点すなわちそのノードは特
徴点ではない判断してそのノードのノードナンバを特徴
点リストに登録することはしない(図32参照)。
【0135】θinとθout との角度差がしきい値θth1
以下であれば、その交差点に接続している経路リンク以
外のリンクについて角度判定を行う。まず、ノードデー
タ中の接続角度を取り出す(ステップST3106)。
その角度θp が経路リンクのものであれば、ステップS
T3108の処理をスキップする(ステップST310
7)。経路リンク以外のものであれば、θout とθp と
の角度差を判定する(ステップST3107)。角度差
がしきい値θth2 以下であれば、今対象としているノー
ドは特徴点であるとして特徴点リストに登録する(ステ
ップST3109)。そして、ステップST3106〜
ST3109の処理を繰り返す(ステップST311
0)。
【0136】以上のようにして、図2におけるノード2
904は特徴点であると判定される。しかし、ノード2
905は特徴点であるとはされない。その後、この実施
例による交通情報提示装置は、実施例1による装置と同
様に動作して図30に示す表示を行う。
【0137】なお、この実施例では、実施例1による動
作にこのような特徴点抽出処理を適用した場合を示した
が、実施例2,3による動作や実施例4,5による動作
に適用することもできる。図33はこのような特徴点抽
出処理を実施例2に適用した場合の表示例を示すもので
あり、図34は実施例3に適用した場合の表示例を示す
ものである。図33,図34において、3301、34
01は特徴点であり、3302,3303,3402,
3403は経路リンンクである。3304,3404は
特徴点に接続される経路リンク以外のリンクである。
【0138】実施例7.図35はこの発明の第7の実施
例による交通情報提示装置が提示する表示の一例を示す
ものである。この表示は図6の地図をもとに作成された
ものである。図において、3501〜3505は経路リ
ンク、3510〜3517は経路外リンクを示す。35
18,3519は交差点名称を示す。3520〜352
2は施設を示す。なお、この場合の装置構成は、特徴点
抽出手段104の動作は異なるものの、図1に示すもの
と同様である。
【0139】次に動作について説明する。経路探索手段
103は、第1の実施例の場合と同様に動作し経路デー
タを作成する。特徴点抽出手段104も、第1の実施例
の場合と同様に動作し特徴点リストを作成する。ただ
し、この場合には、特徴点抽出手段104は、図8に示
す特徴点抽出処理に代えて図36のフローチャートに示
すように特徴点抽出を行う。
【0140】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、特徴点抽出手段104は、ス
テップST704またはST705で取り出されたノー
ドデータ中の接続リンクポインタが指すリンクデータを
取り出す(ステップST3601)。そのリンクデータ
に対応したリンクが経路リンクでなければ、リンクデー
タから道路種別を取り出す(ステップST3602,3
603)。そして、道路種別が国道を表示していれば、
対象としているノードを特徴点として特徴点リストに登
録する(ステップST3605)。そして、国道が見つ
かるまで、または、接続リンク数分だけステップST3
602〜ST3604の処理を繰り返す(ステップST
3606)。
【0141】以上のようにして、国道が接続されている
ノードが特徴点として抽出され、その後、この実施例に
よる交通情報提示装置は、実施例1による装置と同様に
動作して図35に示す表示を行う。
【0142】なお、この実施例では、実施例1による動
作にこのような特徴点抽出処理を適用した場合を示した
が、実施例2,3による動作や実施例4,5による動作
に適用することもできる。図37はこのような特徴点抽
出処理を実施例2に適用した場合の表示例を示すもので
あり、図において、3701〜3705は経路リンク、
3710〜3717は経路外リンクを示す。3718,
3719は交差点名称を示す。3720〜3722は施
設を示す。図38は実施例3に適用した場合の表示例を
示すものであり、3801〜3805は経路リンク、3
810〜3817は経路外リンクを示す。3818,3
819は交差点名称を示す。3820〜3822は施設
を示す。
【0143】実施例8.図39は経路リンクが探索され
た後のリンク接続概念図の一例を示し、3901〜39
03は経路リンクを示す。3904,3905はノード
を示す。3906,3907は経路外リンクを示す。経
路リンク3901、経路外リンク3906は国道であ
り、経路リンク3902,3903、経路外リンク39
07は都市高速道であるとする。また、図40はこの発
明の第8の実施例による交通情報提示装置による表示例
を示したものである。図において、4004はノード3
904に対応した特徴点、4001,4003は経路リ
ンク3901,3903に対応したは経路リンク、40
06は経路外リンク3906に対応したは経路外リンク
である。この場合の装置構成は、特徴点抽出手段104
の動作は異なるものの、図1に示すものと同様である。
【0144】次に動作について説明する。経路探索手段
103は、第1の実施例の場合と同様に動作し経路デー
タを作成する。特徴点抽出手段104も、第1の実施例
の場合と同様に動作し特徴点リストを作成する。ただ
し、この場合には、特徴点抽出手段104は、図8に示
す特徴点抽出処理に代えて図41のフローチャートに示
すように特徴点抽出を行う。
【0145】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、特徴点抽出手段104は、ス
テップST704またはST705で取り出されたノー
ドデータに対応したノードについて、流入するリンクの
リンクデータから道路種別を取り出す(ステップST4
101)。また、流出するリンクのリンクデータから道
路種別を取り出す(ステップST4102)。それらの
道路種別が異なるものを表示していれば、対象としてい
るノードを特徴点として特徴点リストに登録する(ステ
ップST4103,4104)。道路種別が同じものを
表示していれば、流入するリンクのリンクデータから路
線番号を取り出す(ステップST4105)。また、流
出するリンクのリンクデータから路線番号を取り出す
(ステップST4106)。それらの路線番号が異なる
ものを表示していれば、対象としているノードを特徴点
として特徴点リストに登録する(ステップST410
7,4108)。
【0146】以上のようにして、流入リンクと流出リン
クとの道路種別が異なる場合、または、路線番号が異な
る場合に、対象とされているノードが特徴点として抽出
される。その後、この実施例による交通情報提示装置
は、実施例1による装置と同様に動作して図40に示す
表示を行う。
【0147】なお、この実施例では、実施例1による動
作にこのような特徴点抽出処理を適用した場合を示した
が、実施例2,3による動作や実施例4,5による動作
に適用することもできる。図42はこのような特徴点抽
出処理を実施例2に適用した場合の表示例を示すもので
あり、図において、4204はノード3904に対応し
た特徴点、4201,4203は経路リンク3901,
3903に対応したは経路リンク、4206は経路外リ
ンク3906に対応したは経路外リンクである。図43
は実施例3に適用した場合の表示例を示すものであり、
4304はノード3904に対応した特徴点、430
1,4303は経路リンク3901,3903に対応し
たは経路リンク、4306は経路外リンク3906に対
応したは経路外リンクである。
【0148】実施例9.図44は経路リンクが探索され
た後のリンク接続概念図の一例を示し、4401〜44
05は経路リンクを示す。4406〜4409はノード
を示す。4410〜4414は経路外リンクを示す。経
路リンク3901、経路外リンク3906は国道であ
り、経路リンク4402〜4404、経路外リンク44
14は国道であるとする。また、経路リンク4402〜
4404のリンク種別は本線、経路外リンク4412の
リンク種別は側道であるとする。
【0149】図45はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の表示例を示すもので、例えば、実施
例1による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、4501,4503,4505は経路リンク
4401,4403,4405に対応した経路リンクを
示す。4506〜4509はノード4406〜4409
に対応したノードを示す。4510〜4514,452
0は経路外リンク4410〜4414に対応した経路外
リンクを示す。なお、経路外リンク4512,4520
は経路外リンク4412に対応している。
【0150】図46はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する表示の例を示すものである。図において、
4601,4603,4605は経路リンク4401,
4403,4405に対応した経路リンクを示す。46
06,4609はノード4406,4409に対応した
ノードを示す。4610,4611,4613,461
4は経路外リンク4410,4411,4413,44
14に対応した経路外リンクを示す。
【0151】図47はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の他の例を示すもので、例えば、実施
例3による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、4701,4703,4705は経路リンク
4401,4403,4405に対応した経路リンクを
示す。4706〜4709はノード4406〜4409
に対応したノードを示す。4710〜4714,472
0は経路外リンク4410〜4414に対応した経路外
リンクを示す。なお、経路外リンク4712,4720
は経路外リンク4412に対応している。
【0152】図48はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する他の表示の例を示すものである。図におい
て、4801,4803,4805は経路リンク440
1,4403,4405に対応した経路リンクを示す。
4806,4909はノード4406,4409に対応
したノードを示す。4810,4811,4813,4
814は経路外リンク4410,4411,4413,
4414に対応した経路外リンクを示す。
【0153】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104の動作は異なるものの、図1または図15
に示すものと同様である。次に動作について説明する。
経路探索手段103は、実施例1または実施例3の場合
と同様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段
104も、実施例1または実施例3の場合と同様に動作
し特徴点リストを作成する。ただし、この場合には、特
徴点抽出手段104は、図49のフローチャートに示す
ような特徴点削除をも行う。
【0154】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、例えば、特徴点抽出手段10
4は、ステップST706の処理の完了後に、図49の
フローチャートに示す特徴点削除処理を行う。特徴点抽
出手段104は、今対象としているノード(特徴点リス
トにのっているもの)について、流入するリンクのリン
クデータからリンク種別を取り出す。そして、本線かど
うか判定する(ステップST4901)。本線でなけれ
ば、そのノードを特徴点としない。また、流出するリン
クのリンクデータからリンク種別を取り出す。そして、
本線かどうか判定する(ステップST4902)。
【0155】双方のリンクとも本線であれば、ステップ
ST4903以下の処理を行う。まず、ノードデータ中
の接続リンクポインタが示すリンクデータを取り出す
(ステップST4903)。そして、そのリンクが経路
リンクでなければ、リンクデータ中のリンク種別を調べ
る(ステップST4904)。リンク種別が側道または
連絡路を示していれば、そのノードを特徴点リストから
削除する(ステップST4905,4906)。そし
て、ステップST4903〜4905の処理を、ステッ
プST4906の削除処理が実行されるか、それとも接
続リンク数分だけ繰り返す(ステップST4907)。
【0156】以上のようにして、流入リンク、流出リン
クともに本線であって、そのノードに接続する他のリン
クが側道または連絡路にすぎない場合には、そのノード
は特徴点とはされないという処理がなされる。例えば、
図44におけるノード4402,4408は特徴点とさ
れない。その後、この実施例による交通情報提示装置
は、実施例1または実施例3による装置と同様に動作し
て図46または図48に示す表示を行う。
【0157】実施例10.図50は経路リンクが探索さ
れた後のリンク接続概念図の一例を示し、5001〜5
004は経路リンクを示す。5005〜5007はノー
ドを示す。5008〜5011は経路外リンクを示す。
経路リンク5002〜5004、経路外リンク501
0,5011は国道であり、経路リンク5002,50
04、経路外リンク5010,5011は国道であると
する。また、経路リンク5002,5004、経路外リ
ンク5010,5011のリンク種別は本線、経路リン
ク5003のリンク種別は連絡路であるとする。経路リ
ンク5003,5004は同一路線のものであるとす
る。
【0158】図51はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の表示例を示すもので、例えば、実施
例1による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、5101〜5104は経路リンク5001〜
5004に対応した経路リンクを示す。5105〜51
07はノード5005〜5007に対応した特徴点を示
す。5108〜5111は経路外リンク5018〜50
11に対応した経路外リンクを示す。
【0159】図52はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する表示の例を示すものである。図において、
5201〜5203は経路リンク5001〜5004に
対応した経路リンクを示す。なお、経路リンク5203
は経路リンク5003,5004に対応している。52
05,5206はノード5005,5006に対応した
特徴点を示す。5208,5209,5211は経路外
リンク5008,5009,5011に対応した経路外
リンクを示す。
【0160】図53はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の他の例を示すもので、例えば、実施
例3による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、5301〜5304は経路リンク5001〜
5004に対応した経路リンクを示す。5305〜53
07はノード5005〜5007に対応した特徴点を示
す。5308〜5311は経路外リンク5018〜50
11に対応した経路外リンクを示す。
【0161】図54はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する他の表示の例を示すものである。図におい
て、5401〜5403は経路リンク5001〜500
4に対応した経路リンクを示す。なお、経路リンク54
03は経路リンク5003,5004に対応している。
5405,5406はノード5005,5006に対応
した特徴点を示す。5408,5409,5411は経
路外リンク5008,5009,5011に対応した経
路外リンクを示す。
【0162】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104の動作は異なるものの、図1または図15
に示すものと同様である。次に動作について説明する。
経路探索手段103は、実施例1または実施例3の場合
と同様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段
104も、実施例1または実施例3の場合と同様に動作
し特徴点リストを作成する。ただし、この場合には、特
徴点抽出手段104は、図55および図56のフローチ
ャートに示すような特徴点削除をも行う。
【0163】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、例えば、特徴点抽出手段10
4は、ステップST706の処理の完了後に、図55の
フローチャートに示す特徴点削除処理を行う。特徴点抽
出手段104は、今対象としているノードについて、流
入するリンクのリンクデータからリンク種別を取り出
す。そして、側道または連絡路であるかどうか確認する
(ステップST5501)。側道または連絡路であれ
ば、流出するリンクのリンクデータからリンク種別を取
り出し、本線かどうか確認する(ステップST550
2)。本線であって、かつ、双方のリンクが同一路線で
ある場合には、対象としているノードを特徴点リストか
ら削除する(ステップST5503,5504)。
【0164】削除処理がなされなかった場合には、特徴
点抽出手段104は、図56のフローチャートに示す処
理を行う。特徴点抽出手段104は、今対象としている
ノードについて、流入するリンクのリンクデータからリ
ンク種別を取り出す。そして、本線であるかどうか確認
する(ステップST5601)。本線であれば、流出す
るリンクのリンクデータからリンク種別を取り出し、側
道または連絡路線かどうか確認する(ステップST56
02)。側道または連絡路線であって、かつ、双方のリ
ンクが同一路線である場合には、対象としているノード
を特徴点リストから削除する(ステップST5503,
5604)。
【0165】以上のようにして、流入リンク、流出リン
クの少なくとも一方が本線であって、かつ、両リンクが
同一路線であるにすぎない場合には、そのノードは特徴
点とはされないという処理がなされる。例えば、図50
におけるノード5007は特徴点とされない。その後、
この実施例による交通情報提示装置は、実施例1または
実施例3による装置と同様に動作して図52または図5
4に示す表示を行う。
【0166】実施例11.図57は経路リンクが探索さ
れた後のリンク接続概念図の一例を示し、5701〜5
705は経路リンクを示す。5706〜5709はノー
ドを示す。5710〜5714は経路外リンクを示す。
経路リンク5702,5704は上下線非分離本線であ
り、経路リンク5703、経路外リンク5712は上下
線分離本線であるとする。
【0167】図58はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の表示例を示すもので、例えば、実施
例1による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、5801〜5805は経路リンク5701〜
5705に対応した経路リンクを示す。5806,58
09はノード5706,5709に対応した特徴点を示
す。5810,5811,5813,5814は経路外
リンク5710,5711,5713,5714に対応
した経路外リンクを示す。
【0168】図59はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する表示の例を示すものである。図において、
5901,5902,5905は経路リンク5701,
5702,5705に対応した経路リンクを示す。な
お、経路リンク5902は経路リンク5702,570
3,5704に対応している。5906,5909はノ
ード5706,5709に対応した特徴点を示す。59
10,5911,5913,5914は経路外リンク5
710,5711,5713,5714に対応した経路
外リンクを示す。
【0169】図60はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の他の例を示すもので、例えば、実施
例3による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、6001〜6005は経路リンク5701〜
5705に対応した経路リンクを示す。6006,60
09はノード5706,5709に対応した特徴点を示
す。6010,6011,6013,6014は経路外
リンク5710,5711,5713,5714に対応
した経路外リンクを示す。
【0170】図61はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する他の表示の例を示すものである。図におい
て、6101,6102,6105は経路リンク570
1,5702,5705に対応した経路リンクを示す。
なお、経路リンク6102は経路リンク5702,57
03,5704に対応している。6106,6109は
ノード5706,5709に対応した特徴点を示す。6
110,6111,6113,6114は経路外リンク
5710,5711,5713,5714に対応した経
路外リンクを示す。
【0171】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104の動作は異なるものの、図1または図15
に示すものと同様である。次に動作について説明する。
経路探索手段103は、実施例1または実施例3の場合
と同様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段
104も、実施例1または実施例3の場合と同様に動作
し特徴点リストを作成する。ただし、この場合には、特
徴点抽出手段104は、図62のフローチャートに示す
ような特徴点削除をも行う。
【0172】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、例えば、特徴点抽出手段10
4は、ステップST706の処理の完了後に、図62の
フローチャートに示す特徴点削除処理を行う。特徴点抽
出手段104は、今対象としているノードについて、流
入するリンクのリンクデータおよび流出するリンクのリ
ンンクデータからリンク種別を取り出す。そして、いず
れかが上下線非分離本線であって他方が上下線分離本線
である場合には、対象としているノードを特徴点でない
とする(ステップST6201〜6205)。
【0173】以上のようにして、そのノードが単に上下
線分離本線と上下線非分離との接続点である場合には、
そのノードは特徴点とはされないという処理がなされ
る。例えば、図57におけるノード5707,5708
は特徴点とされない。その後、この実施例による交通情
報提示装置は、実施例1または実施例3による装置と同
様に動作して図59または図61に示す表示を行う。
【0174】実施例12.図63は経路リンクが探索さ
れた後のリンク接続概念図の一例を示し、6301〜6
305は経路リンクを示す。6306〜6309は経路
上のノードを示す。6310〜6321は経路外リンク
を示す。また、6322,6323は経路外のノードを
示す。経路リンク6301〜6305、経路外リンク6
310〜6320は国道であり、経路リンク6302,
6303のリンク種別は交差点内リンクであるとする。
【0175】図64はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の表示例を示すもので、例えば、実施
例1による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、6401〜6405は経路リンク6301〜
6305に対応した経路リンクを示す。6406〜64
09はノード6306〜6309に対応した特徴点を示
す。6411〜6416,6419,6421は経路外
リンク6311〜6316,6319,6321に対応
した経路外リンクを示す。
【0176】図65は図64に示す表示の作成を説明す
るための説明図である。図において、6501〜650
4,6510〜6514,6517はリンクを示す。6
506〜6508,6522はノードを示す。また、リ
ンク6501〜6504,6510〜6514,651
7の道路種別は国道であり、リンク6502,650
3,6513,6514のリンク種別は交差点内リンク
であってノード6506〜6508,6522は同一交
差点のノードとなる。その他のリンクのリンク種別は本
線である。図65(b)は図65(a)に対して経路が
設定されている図である。すなわち、6530は経路を
示す。よって、リンク6501〜6504が経路リンク
となる。
【0177】図65(b)より実施例2や実施例3等に
おける特徴点抽出を行った場合、ノード6506,65
08は、国道との交差点であるという理由で特徴点とさ
れる。また、ノード6507は右左折交差点であるとい
う理由で特徴点とされる。よって、図64に示すよう
に、3つの特徴点であるリンク6406〜6408が表
示される。
【0178】図66はこの実施例による交通情報提示装
置の表示例を示したものである。図において、660
6,6609はノード6306,6309に対応する特
徴点、6601,6604,6605はリンク630
1,6304,6305に対応する経路リンクを示す。
6611,6615,6619,6621はリンク63
11,6315,6319,6322に対応する経路外
リンクを示す。
【0179】図67はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の他の例を示すもので、例えば、実施
例3による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、6701〜6705は経路リンク6301〜
6305に対応した経路リンクを示す。6706〜67
09はノード6306〜6309に対応した特徴点を示
す。6711〜6716,6719,6721は経路外
リンク6311〜6316,6319,6321に対応
した経路外リンクを示す。
【0180】図68はこの実施例による交通情報提示装
置の表示例を示したものである。図において、680
6,6809はノード6306,6309に対応する特
徴点、6801,6804,6805はリンク630
1,6304,6305に対応する経路リンクを示す。
6811,6815,6819,6821はリンク63
11,6315,6319,6322に対応する経路外
リンクを示す。
【0181】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104の動作は異なるものの、図1または図15
に示すものと同様である。次に動作について説明する。
経路探索手段103は、実施例1または実施例3の場合
と同様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段
104も、実施例1または実施例3の場合と同様に動作
し特徴点リストを作成する。ただし、この場合には、特
徴点抽出手段104は、図69のフローチャートに示す
ような特徴点削除をも行う。
【0182】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、例えば、特徴点抽出手段10
4は、ステップST706の処理の完了後に、図69の
フローチャートに示す特徴点削除処理を行う。特徴点抽
出手段104は、今対象としているノードについて、流
入するリンクのリンクデータからリンク種別を取り出
す。そして、交差点内リンクであるかどうか確認する
(ステップST6901)。交差点内リンクであれば、
直前の特徴点についてノードデータを取り出しノード種
別および交差点名称を確認する。直前の特徴点が同一交
差点であって、かつ、右左折交差点であれば、対象とし
ているノードを特徴点リストから削除する(ステップS
T6902〜6904)。直前の特徴点が同一交差点で
あって、かつ、右左折交差点でなければ、直前の特徴点
を特徴点リストから削除する(ステップST690
5)。
【0183】以上のようにして、同一交差点の各ノード
のうち1とのノードが選定される。その後、この実施例
による交通情報提示装置は、実施例1または実施例3に
よる装置と同様に動作して図66または図68に示す表
示を行う。
【0184】実施例13.図70は経路リンクが探索さ
れた後のリンク接続概念図の一例を示し、7001〜7
004は経路リンクを示す。7005〜7007はノー
ドを示す。7008〜7012は経路外リンクを示す。
なお、経路外リンク7002のリンク長は、しきい値以
下である。
【0185】図71はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の表示例を示すもので、例えば、実施
例1による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、7101〜7104は経路リンク7001〜
7004に対応した経路リンクを示す。7105〜71
07はノード7005〜7007に対応した特徴点を示
す。7108〜7112は経路外リンク7008〜70
12に対応した経路外リンクを示す。
【0186】図72はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する表示の例を示すものである。図において、
7201,7203,7204は経路リンク7001〜
7004に対応した経路リンクを示す。なお、経路リン
ク7203は、経路リンク7002,7003に対応し
ている。7205,7207はノード7005,700
7に対応した特徴点を示す。7208,7209,72
12は経路外リンク7008,7009,7012に対
応した経路外リンクを示す。
【0187】図73はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の他の例を示すもので、例えば、実施
例3による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、7301〜7304は経路リンク7001〜
7004に対応した経路リンクを示す。7305〜73
07はノード7005〜7007に対応した特徴点を示
す。7308〜7312は経路外リンク7008〜70
12に対応した経路外リンクを示す。
【0188】図74はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する他の表示の例を示すものである。図におい
て、7401,7403,7404は経路リンク700
1〜7004に対応した経路リンクを示す。なお、経路
リンク7403は、経路リンク7002,7003に対
応している。7405,7407はノード7005,7
007に対応した特徴点を示す。7408,7409,
7412は経路外リンク7008,7009,7012
に対応した経路外リンクを示す。
【0189】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104の動作は異なるものの、図1または図15
に示すものと同様である。次に動作について説明する。
経路探索手段103は、実施例1または実施例3の場合
と同様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段
104も、実施例1または実施例3の場合と同様に動作
し特徴点リストを作成する。ただし、この場合には、特
徴点抽出手段104は、図75のフローチャートに示す
ような特徴点削除をも行う。
【0190】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、例えば、特徴点抽出手段10
4は、ステップST706の処理の完了後に、図75の
フローチャートに示す特徴点削除処理を行う。特徴点抽
出手段104は、今対象としているノードの直前の特徴
点のノードデータを取り出す(ステップST750
2)。そのノードデータの接続リンクポインタを用いて
流出リンクのリンクデータを取り出す(ステップST7
503)。そして、そのリンクデータからリンク長を取
り出す(ステップST7504)。そのリンク長すなわ
ち対象としている特徴点と直前の特徴点との間の距離を
所定のしきい値と比較する(ステップST7507)。
ここで、しきい値とは、特徴点間の距離がその値よりも
小さいときに特徴点間の表示をやめるためのものであ
り、適当な値に決定される。特徴点間の距離がしきい値
よりも小さいときには、今対象としているノードは、特
徴点リストから削除される(ステップST7508)。
【0191】以上のようにして、直前の特徴点との間の
距離が小さいノードは、特徴点から除外される。その
後、この実施例による交通情報提示装置は、実施例1ま
たは実施例3による装置と同様に動作して図72または
図74に示す表示を行う。
【0192】実施例14.図76は経路リンクが探索さ
れた後のリンク接続概念図の一例を示し、7601〜7
604は経路リンクを示す。7605〜7607はノー
ドを示す。7608〜7611は経路外リンクを示す。
7612は、行政上の境界を示す。
【0193】図77はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の表示例を示すもので、例えば、実施
例1による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、7701〜7704は経路リンク7601〜
7604に対応した経路リンクを示す。7705〜77
07はノード7605〜7607に対応した特徴点を示
す。7708〜7711は経路外リンク7608〜76
11に対応した経路外リンクを示す。
【0194】図78はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する表示の例を示すものである。図において、
7801,7802,7804は経路リンク7601〜
7604に対応した経路リンクを示す。なお、経路リン
ク7802は、経路リンク7602,7603に対応し
ている。7805,7807はノード7605,760
7に対応した特徴点を示す。7808〜7211は経路
外リンク7608〜7611に対応した経路外リンクを
示す。
【0195】図79はこの実施例における特徴点抽出処
理を用いない場合の他の例を示すもので、例えば、実施
例3による交通情報提示装置の表示に対応している。図
において、7901〜7904は経路リンク7601〜
7604に対応した経路リンクを示す。7905〜79
07はノード7605〜7607に対応した特徴点を示
す。7908〜7911は経路外リンク7608〜76
11に対応した経路外リンクを示す。
【0196】図80はこの実施例による交通情報提示装
置が提示する他の表示の例を示すものである。図におい
て、8001,8002,8004は経路リンク760
1〜7604に対応した経路リンクを示す。なお、経路
リンク8002は、経路リンク7602,7603に対
応している。8005,8007はノード7605,7
607に対応した特徴点を示す。8008〜8011は
経路外リンク7608〜7611に対応した経路外リン
クを示す。
【0197】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104の動作は異なるものの、図1または図15
に示すものと同様である。次に動作について説明する。
経路探索手段103は、実施例1または実施例3の場合
と同様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段
104も、実施例1または実施例3の場合と同様に動作
し特徴点リストを作成する。ただし、この場合には、特
徴点抽出手段104は、図81のフローチャートに示す
ような特徴点削除をも行う。
【0198】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、例えば、特徴点抽出手段10
4は、ステップST706の処理の完了後に、図80の
フローチャートに示す特徴点削除処理を行う。特徴点抽
出手段104は、今対象としているノード(特徴点リス
トにあるものである。)のノードデータからノード種別
を取り出す(ステップST8101)。ノード種別が属
性変化点(路線番号変化点または道路種別変化点)を示
しているときには、対象としているノードへの流入リン
クの道路種別をリンクデータから取り出す(ステップS
T8102)。道路種別が地方道を示しているときに
は、流出リンクの道路種別をリンクデータから取り出す
(ステップST8103,ST8104)。その道路種
別も地方道を示しているときには、対象としているノー
ドを特徴点リストから削除する(ステップST810
6,ST8107)。
【0199】以上のようにして、単に行政境界を越える
点にすぎないノードは、特徴点から除外される。その
後、この実施例による交通情報提示装置は、実施例1ま
たは実施例3による装置と同様に動作して図78または
図80に示す表示を行う。
【0200】実施例15.図82はこの発明の第15の
実施例による交通情報指示装置における地図情報記憶手
段内の地図データのフォーマットを示す説明図である。
図17に示す地図データに対して交差点通行コードが追
加されている。よって、ノードデータに交差点通行コー
ド内の該当コードを指す交差点通行コードポインタが付
加されている。交差点通行コード内の各コードは、交差
点における右左折禁止等の通行規制を表すもので、ノー
ドに接続するリンク間の通行可、不可を表す。また、リ
ンクデータにリンク通行コードが付加されている。リン
ク通行コードは、一方通行等のそのリンクの通行規制を
表す。両方向通行可、始点ノードから終点ノード方向に
のみ通行可、または終点ノードから始点ノード方向にの
み通行可を表す。
【0201】図44におけるリンク4412がノード4
407からノード4408への方向にのみ通行可能なリ
ンクであるとすると、ノード4407はリンク4412
の分岐点、ノード4408は合流点である。よって、そ
の場合には、図45に示す表示や図46に示す表示に比
べて、ノード4407を特徴点としノード4408を特
徴点としない表示の方がわかりやすい表示となる。
【0202】この実施例は、そのような考え方にもとづ
くものである。この場合の装置構成は、例えば、特徴点
抽出手段104の動作と地図情報記憶手段101の内容
は異なるものの、図1または図15に示すものと同様で
ある。次に動作について説明する。経路探索手段103
は、実施例1または実施例3の場合と同様に動作し経路
データを作成する。特徴点抽出手段104も、実施例1
または実施例3の場合と同様に動作し特徴点リストを作
成する。ただし、この場合には、特徴点抽出手段104
は、図83のフローチャートに示すような特徴点削除を
も行う。
【0203】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、例えば、特徴点抽出手段10
4は、ステップST706の処理の完了後に、図83の
フローチャートに示す特徴点削除処理を行う。特徴点抽
出手段104は、今対象としているノードの流入リンク
および流入リンクのリンクデータを取り出し、リンク種
別からそれらリンクが本線かどうか確認する(ステップ
ST8301,8302)。
【0204】両リンクともに本線である場合には、対象
としているノードに接続する経路リンク以外の各リンク
について、側道かまたは連絡路かどうかの確認を行う
(ステップST8303,8304,8305,830
8)。すなわち、ノードデータ内の接続リンクポンタが
指すリンクデータのリンク種別を確認する。側道または
連絡路であるなら、リンク通行コードからそのリンクが
合流リンクかどうか確認する(ステップST830
6)。合流リンクであれば、対象としているノードを特
徴点リストから削除する(ステップST8307)
【0205】以上のようにして、側道または連絡路の分
岐点は特徴点とされ合流点は特徴点とされず、例えば、
図44におけるノード4408が特徴点から除外され
る。その後、この実施例による交通情報提示装置は、実
施例1または実施例3による装置と同様に動作して図4
5に示す表示からノード4508が削除された表示、ま
たは図47からノード4708が削除された表示を行
う。
【0206】実施例16.図44におけるリンク441
2がノード4408からノード4407への方向にのみ
通行可能なリンクであり、かつ、リンク4403からリ
ンク4412への通行が不能の場合には、ノード440
8は側道の分岐点ではあるが特徴点とする必要はない。
【0207】この実施例は、そのような考え方にもとづ
くものである。この場合の装置構成は、例えば、特徴点
抽出手段104の動作と地図情報記憶手段101の内容
は異なるものの、図1または図15に示すものと同様で
ある。次に動作について説明する。経路探索手段103
は、実施例1または実施例3の場合と同様に動作し経路
データを作成する。特徴点抽出手段104も、実施例1
または実施例3の場合と同様に動作し特徴点リストを作
成する。ただし、この場合には、特徴点抽出手段104
は、図84のフローチャートに示すような特徴点削除を
も行う。
【0208】特徴点抽出手段104は、例えば、図7の
フローチャートに示すように特徴点を抽出するための処
理を行う。この場合には、例えば、特徴点抽出手段10
4は、ステップST706の処理の完了後に、図84の
フローチャートに示す特徴点削除処理を行う。特徴点抽
出手段104は、今対象としているノードの流入リンク
および流入リンクのリンクデータを取り出し、リンク種
別からそれらリンクが本線かどうか確認する(ステップ
ST8401,8402)。
【0209】両リンクともに本線である場合には、対象
としているノードに接続する経路リンク以外の各リンク
について、側道かまたは連絡路かどうかの確認を行う
(ステップST8403,8404,8405,840
7)。すなわち、ノードデータ内の接続リンクポンタが
指すリンクデータのリンク種別を確認する。側道または
連絡路であるなら、交差点通行コードによって流入リン
クから通行可能であるかどうか判定する(ステップST
8406)。通行可能でないならば、対象としているノ
ードを特徴点リストから除外する(ステップST840
8)。
【0210】以上のようにして、経路リンクから通行で
きない側道または連絡路の分岐点は特徴点とされず、例
えば、図44におけるノード4408が特徴点から除外
される。その後、この実施例による交通情報提示装置
は、実施例1または実施例3による装置と同様に動作し
て図45に示す表示からノード4508が削除された表
示、または図47からノード4708が削除された表示
を行う。
【0211】実施例17.図85はこの発明の第17の
実施例による交通情報提示装置の構成を示すブロック図
である。図85において、110は特徴点抽出手段10
4が抽出した特徴点を重要度に応じて選別する選別手段
である。その他のものは、図15に示すものと同じもの
である。
【0212】図86は通常縮尺による表示の例を示すも
のであり、8601〜8605は特徴点、8606は通
常縮尺での表示エリアを示す。特徴点8601,860
2,8603,8605は右左折交差点であり重要交差
点であるとする。
【0213】図87はこの実施例おける表示処理を説明
するための説明図である。8701は表示エリア860
6より大きいエリア(第1のエリア)、8702は表示
エリア8606より小さいエリア(第2のエリア)を示
す。図88はこの実施例による交通情報提示装置による
表示例を示すものである。図において、8801〜88
05は特徴点8601〜8605に対応した特徴点であ
る。
【0214】次に動作について説明する。経路探索手段
103は、実施例1または実施例3の場合と同様に動作
し経路データを作成する。特徴点抽出手段104も、実
施例1または実施例3の場合と同様に動作し特徴点リス
トを作成する。その後、この場合には、図89のフロー
チャートに示すような描画処理が実行される。
【0215】選別手段110は、特徴点リスト中の特徴
点ついて描画する最終特徴点を決定する(ステップST
8901)。そして、最終特徴点とされたものが重要特
徴点があるかどうか確認する(ステップST890
2)。重要特徴点であるかどうかはノードデータ中のノ
ード種別によって判定される。例えば、ノード種別が右
左折交差点を示していれば重要特徴点とされる。重要交
差点であれば、表示手段109は、図86に示すよう
に、通常縮尺で描画を行う(ステップST8907)。
【0216】選別手段110は、最終特徴点が重要特徴
点でないなら後述する第1の最終特徴点更新処理を行う
(ステップST8903)。そこで更新処理が実行され
たら、表示手段109は、第1のエリア用縮尺で描画を
行う(ステップST8904,8905)。更新処理が
実行されなかったら、選別手段110は、後述する第2
最終特徴点更新処理を行い(ステップST8906)、
表示手段109は、通常縮尺で描画を行う(ステップS
T8907)。
【0217】次に、図90のフローチャートを参照し
て、選別手段110の最終特徴点決定処理について説明
する。選別手段110は、まず、特徴点存在範囲を示す
Xmax,Xmin ,Ymax ,Ymin を初期化する(ステッ
プST9001)。次に最初の特徴点(図86における
ノード8601)のノード座標をノードデータから取り
出す(ステップST9002)。
【0218】そして、次の特徴点のノード座標を取り出
し(ステップST9003)、最初の特徴点からの相対
座標Xr ,Yr を算出する(ステップST9004)。
XrがXmax よりも大きければXmax をXr で更新する
(ステップST9006,ST9007)。Xr がXmi
n よりも小さければXmin をXr で更新する(ステップ
ST9008,ST9009)。
【0219】同様に、Yr がYmax よりも大きければY
max をYr で更新する(ステップST9010,ST9
011)。Yr がYmin よりも小さければYmin をYr
で更新する(ステップST9012,ST9013)。
そして、X方向の特徴点存在範囲(Xmax −Xmin )が
X方向の通常描画範囲Xd を越えるか、Y方向の特徴点
存在範囲(Ymax −Ymin )がY方向の通常描画範囲Y
d を越えると(ステップST9014,ST901
6)、対象としている特徴点の1つ前の特徴点を最終特
徴点とする(ステップST9015)。
【0220】X方向の特徴点存在範囲およびがY方向の
特徴点存在範囲が通常描画範囲を越えていない場合に
は、次の特徴点についてステップST9003以降の処
理を行う。以上のようにして、最初の特徴点の座標との
距離が通常描画範囲を越えない特徴点のうち、最もその
距離が大きいものが最終特徴点とされる。
【0221】次に、図91のフローチャートを参照して
第1の最終特徴点更新処理について説明する。選別手段
110は、まず、最終特徴点の次の特徴点のノード座標
を取り出し(ステップST9103)、最初の特徴点か
らの相対座標Xr ,Yr を算出する(ステップST91
04)。Xr がXmax よりも大きければXmax をXrで
更新する(ステップST9106,9107)。Xr が
Xmin よりも小さければXmin をXr で更新する(ステ
ップST9108,ST9109)。
【0222】同様に、Yr がYmax よりも大きければY
max をYr で更新する(ステップST9110,ST9
111)。Yr がYmin よりも小さければYmin をYr
で更新する(ステップST9112,9113)。そし
て、X方向の特徴点存在範囲(Xmax −Xmin )が第1
のエリアのX方向の描画範囲Xd1を越えるか、Y方向の
特徴点存在範囲(Ymax −Ymin )が第1のエリアのY
方向の描画範囲Yd1を越えると(ステップST911
4,ST9116)、最終特徴点を更新せずに処理を終
了する。
【0223】X方向の特徴点存在範囲およびがY方向の
特徴点存在範囲が第1のエリアの描画範囲を越えていな
い場合には、対象としている特徴点が重要特徴点である
かどうか判定する(ステップST9117)。重要特徴
点であればその特徴点を最終特徴点とし(ステップST
9115)、そうでなければさらに次の特徴点について
ステップST9103以降の処理を行う。以上のように
して、最初の特徴点に順次つながっている各特徴点の中
に重要特徴点があれば、その特徴点が最終特徴点とされ
る。また、重要特徴点が見つからないうちに特徴点存在
範囲が第1のエリアの描画範囲を越えた場合には、最終
特徴点の更新処理はなされない。
【0224】そして、上述したように、選別手段110
がステップST9115の更新処理をした場合には、第
1のエリアの縮尺をもって描画処理がなされる。
【0225】次に、図92のフローチャートを参照して
第2の最終特徴点更新処理について説明する。選別手段
110は、まず、最終特徴点の1つ前の特徴点のノード
データを取り出し(ステップST9201)、その特徴
点が重要特徴点であるかどうは判定する(ステップST
9202)。重要特徴点でなければさらに1つ前の特徴
点について判定を行う。そして、重要特徴点でないもの
が見つかるまでステップST9201〜ST9202の
処理を繰り返す。重要特徴点でないものが見つかると、
その特徴点のノード座標を取り出す(ステップST92
04)。そして、最初の特徴点からの相対座標Xr ,Y
r を算出する(ステップST9204)。Xr がXmax
よりも大きければXmax をXr で更新する(ステップS
T9206,ST9207)。Xr がXmin よりも小さ
ければXmin をXr で更新する(ステップST920
8,ST9209)。
【0226】同様に、Yr がYmax よりも大きければY
max をYr で更新する(ステップST9210,ST9
211)。Yr がYmin よりも小さければYmin をYr
で更新する(ステップST9212,ST9213)。
そして、X方向の特徴点存在範囲(Xmax −Xmin )が
第2のエリアのX方向の描画範囲Xd2よりも小さいか、
Y方向の特徴点存在範囲(Ymax −Ymin )が第2のエ
リアのY方向の描画範囲Yd2よりも小さいと(ステップ
ST9214,ST9216)、最終特徴点を更新せず
に処理を終了する。
【0227】X方向の特徴点存在範囲およびがY方向の
特徴点存在範囲が第2のエリアの描画範囲以上である場
合には、対象としている特徴点を最終特徴点とする(ス
テップST9215)。そして、上述したように、通常
縮尺をもって先頭の特徴点と最終特徴点との間が描画処
理がなされる。
【0228】図86に示されたものの場合には、まず、
ステップST8901でノード8604が最終特徴点で
あるとされる。ノード8604は重要交差点ではないの
で、第1の最終特徴点更新処理が実行される。ノード8
604の次のノード8605は第1のエリア内にあって
重要交差点である。よって、第1の最終特徴点更新処理
において、更新がなされる。そこで、ステップST89
05で第1のエリア用縮尺で描画画なされ、図88に示
すような表示がなされる。
【0229】実施例18.図93はこの実施例おける表
示処理を説明するための説明図である。図において、9
301〜9310は特徴点を示す。そのうち、特徴点9
301,9304,9307,9309は重要特徴点で
あるとする。9311は現在位置を示す。図94はこの
実施例による交通情報提示装置による表示例を示すもの
である。図において、9401,9404,9405,
9406,9407,9409は特徴点9301,93
04,9305,9306,9307,9309に対応
した特徴点である。9411は現在位置記号である。
【0230】図95はこの実施例における特徴点リスト
のフォーマットを示すものである。すなわち、ここで
は、図5に示された特徴点リストに描画対象であるかど
うか示す描画フラグが付加される。
【0231】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104および選別手段110の動作は異なるもの
の、図85に示すものと同様である。次に動作について
説明する。経路探索手段103は、実施例1または実施
例3の場合と同様に動作し経路データを作成する。特徴
点抽出手段104も、実施例1または実施例3の場合と
同様に動作し特徴点リストを作成する。ただし、特徴点
リストには、描画フラグセットのための領域がある。そ
の後、この場合には、図96のフローチャートに示すよ
うな描画処理が実行される。
【0232】選別手段110は、現在位置検出手段10
2から車両の現在位置を入力する(ステップST960
1)。そして、特徴点リストから現在位置のすぐ前にあ
る特徴点を取り出し(ステップST9602)、対応す
る描画フラグヲセットする(ステップST9603)。
また、特徴点リストから現在位置のすぐ後にある特徴点
を取り出し(ステップST9604)、対応する描画フ
ラグヲセットする(ステップST9605)。さらに、
特徴点リスト内の特徴点のうち重要特徴点に対応した描
画フラグをセットする(ステップST9606)。
【0233】表示手段109は、描画フラグがセットさ
れている特徴点のみを用いて描画処理を行う(ステップ
ST9607)。このとき、現在位置記号も描画する。
以上のようにして、図94に示すような現在位置の直前
と直後にある特徴点と重要特徴点とが表示されているも
のが表示される。
【0234】実施例19.図97は第19の実施例によ
る交通情報提示装置による表示例を示すものである。図
において、9705,9706は図93における特徴点
9305,9306に対応した特徴点である。また、9
711は現在位置記号である。
【0235】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104および選別手段110の動作は異なるもの
の、図85に示すものと同様である。次に動作について
説明する。経路探索手段103は、実施例1または実施
例3の場合と同様に動作し経路データを作成する。特徴
点抽出手段104も、実施例1または実施例3の場合と
同様に動作し特徴点リストを作成する。ただし、特徴点
リストには、描画フラグセットのための領域がある。そ
の後、この場合には、図98のフローチャートに示すよ
うな描画処理が実行される。
【0236】選別手段110は、現在位置検出手段10
2から車両の現在位置を入力する(ステップST980
1)。そして、特徴点リストから現在位置のすぐ前にあ
る特徴点を取り出し(ステップST9802)、対応す
る描画フラグヲセットする(ステップST9803)。
また、特徴点リストから現在位置のすぐ後にある特徴点
を取り出し(ステップST9804)、対応する描画フ
ラグヲセットする(ステップST9805)。
【0237】表示手段109は、描画フラグがセットさ
れている特徴点のみを用いて描画処理を行う(ステップ
ST9806)。このとき、現在位置記号も描画する。
以上のようにして、図97に示すような現在位置の直前
と直後にある特徴点と重要特徴点とが表示されているも
のが表示される。
【0238】実施例20.図99は第20の実施例おけ
る表示処理を説明するための説明図である。図におい
て、9901〜9910は特徴点を示す。そのうち、特
徴点9901,9904,9908,9910は重要特
徴点であるとする。9911は現在位置を示す。図10
0はこの実施例による交通情報提示装置による表示例を
示すものであり、図94に対応したものである。図にお
いて、A001,A004〜A008,A010は特徴
点9901,9904〜9908,9910に対応した
特徴点である。A011は現在位置記号である。図10
1もこの実施例による交通情報提示装置による表示例を
示すものであり、図97に対応したものである。図にお
いて、A104〜A108は特徴点9904〜9908
に対応した特徴点である。A111は現在位置記号であ
る。
【0239】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104および選別手段110の動作は異なるもの
の、図85に示すものと同様である。次に動作について
説明する。経路探索手段103は、実施例1または実施
例3の場合と同様に動作し経路データを作成する。特徴
点抽出手段104も、実施例1または実施例3の場合と
同様に動作し特徴点リストを作成する。ただし、特徴点
リストには、描画フラグセットのための領域がある。そ
の後、この場合には、図102のフローチャートに示す
ような描画処理が実行される。
【0240】選別手段110は、現在位置検出手段10
2から車両の現在位置を入力する(ステップSTA20
1)。そして、特徴点リストから現在位置のすぐ前にあ
る特徴点を取り出し(ステップSTA202)、対応す
る描画フラグヲセットする(ステップSTA203)。
取り出された特徴点が重要交差点でなければ、特徴点リ
ストからさらに前方の特徴点を取り出し(ステップST
A204,STA205)、ステップSTA203へ移
行する。すなわち、重要交差点が見つかるまで前方特徴
点がサーチされる。
【0241】前方の重要交差点が見つかると、現在位置
のすぐ後にある特徴点を取り出し(ステップSTA20
6)、対応する描画フラグヲセットする(ステップST
A207)。取り出された特徴点が重要交差点でなけれ
ば、特徴点リストからさらに後方の特徴点を取り出し
(ステップSTA208,STA209)、ステップS
TA207へ移行する。すなわち、重要交差点が見つか
るまで後方特徴点がサーチされる。そして、特徴点リス
ト中の重要特徴点の描画フラグをセットする(ステップ
STA210)。
【0242】表示手段109は、描画フラグがセットさ
れている特徴点のみを用いて描画処理を行う(ステップ
STA211)。このとき、現在位置記号も描画する。
以上のようにして、図100に示すような現在位置から
前方の重要特徴点までと後方の重要特徴点までの特徴点
とが表示される。なお、ステップSTA210の処理を
行わなければ、図101に示すような表示がなされる。
【0243】実施例21.図103は第21の実施例お
ける表示処理を説明するための説明図である。図におい
て、A301〜A309は特徴点を示す。そのうち、特
徴点A301,A304,A306,A308は重要特
徴点であるとする。A310は現在位置を示す。図10
4はこの実施例による交通情報提示装置による表示例を
示すものであり、図94に対応したものである。図にお
いて、A401,A404〜A408は特徴点A30
1,A304〜A308に対応した特徴点である。A4
10は現在位置記号である。図105もこの実施例によ
る交通情報提示装置による表示例を示すものであり、図
97に対応したものである。図において、A504〜A
508は特徴点A304〜A308に対応した特徴点で
ある。A510は現在位置記号である。
【0244】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104および選別手段110の動作は異なるもの
の、図85に示すものと同様である。次に動作について
説明する。経路探索手段103は、実施例1または実施
例3の場合と同様に動作し経路データを作成する。特徴
点抽出手段104も、実施例1または実施例3の場合と
同様に動作し特徴点リストを作成する。ただし、特徴点
リストには、描画フラグセットのための領域がある。そ
の後、この場合には、図106のフローチャートに示す
ような描画処理が実行される。
【0245】選別手段110は、現在位置検出手段10
2から車両の現在位置を入力する(ステップSTA60
1)。そして、特徴点リストから現在位置のすぐ前にあ
る特徴点を取り出し(ステップSTA602)、現在位
置からその特徴点(前方特徴点)までの距離を前方距離
とする(ステップSTA603)。
【0246】前方距離がしきい値よりも小さければ、そ
の特徴点について描画フラグをセットし(ステップST
A604,STA605)、さらに前方の特徴点を取り
出す(ステップSTA606)。そして、前方距離に2
つの特徴点の間の距離を加算し(ステップSTA60
7)、ステップSTA604へ移行する。すなわち、現
在位置からの距離がある一定のしきい値を越えるまで前
方特徴点がサーチされる。
【0247】前方の距離がしきい値を越えると、現在位
置のすぐ後にある特徴点を取り出し(ステップSTA6
08)、現在位置からその特徴点(後方特徴点)までの
距離を後方距離とする(ステップSTA609)。
【0248】後方距離がしきい値よりも小さければ、そ
の特徴点について描画フラグをセットし(ステップST
A610,ステップSTA611)、さらに後方の特徴
点を取り出す(ステップSTA612)。そして、後方
距離に2つの特徴点の間の距離を加算し(ステップST
A613)、ステップSTA610へ移行する。すなわ
ち、現在位置からの距離がある一定のしきい値を越える
まで後方特徴点がサーチされる。そして、特徴点リスト
中の重要特徴点の描画フラグをセットする(ステップS
TA614)。
【0249】表示手段109は、描画フラグがセットさ
れている特徴点のみを用いて描画処理を行う(ステップ
STA615)。このとき、現在位置記号も描画する。
以上のようにして、図104に示すように、現在位置か
ら所定の距離内にある前方の特徴点と所定の距離内にあ
る後方の特徴点とが、重要特徴点とともに表示される。
なお、ステップSTA614の処理を行わなければ、図
105に示すような表示がなされる。
【0250】実施例22.図107は第22の実施例お
ける表示処理を説明するための説明図である。図におい
て、A701〜A709は特徴点を示す。そのうち、特
徴点A701,A704,A707は重要特徴点である
とする。A710は現在位置を示す。図108はこの実
施例による交通情報提示装置による表示例を示すもので
あり、図94に対応したものである。図において、A8
01,A804〜A809は特徴点A701,A704
〜A709に対応した特徴点である。A710は現在位
置記号である。図109もこの実施例による交通情報提
示装置による表示例を示すものであり、図97に対応し
たものである。図において、A904〜A907,A9
09は特徴点A704〜A707,A709に対応した
特徴点である。A910は現在位置記号である。
【0251】この場合の装置構成は、例えば、特徴点抽
出手段104および選別手段110の動作は異なるもの
の、図85に示すものと同様である。次に動作について
説明する。経路探索手段103は、実施例1または実施
例3の場合と同様に動作し経路データを作成する。特徴
点抽出手段104も、実施例1または実施例3の場合と
同様に動作し特徴点リストを作成する。ただし、特徴点
リストには、描画フラグセットのための領域がある。そ
の後、この場合には、図110のフローチャートに示す
ような描画処理が実行される。
【0252】選別手段110は、現在位置検出手段10
2から車両の現在位置を入力する(ステップSTB00
1)。そして、特徴点リストから現在位置のすぐ前にあ
る特徴点を取り出し(ステップSTB002)、その特
徴点について描画フラグをセットする(ステップSTB
003)。規定数の前方特徴点について処理を完了する
まで(ステップSTB004)、より前方の特徴点を取
り出す処理を行い(ステップSTB005)、ステップ
STB003に戻る。すなわち、現在位置からの個数が
ある一定の値を越えるまで前方特徴点がサーチされる。
【0253】前方特徴点について規定数の処理が完了す
ると、選別手段110は、特徴点リストから現在位置の
すぐ後にある特徴点を取り出し(ステップSTB00
6)、その特徴点について描画フラグをセットする(ス
テップSTB007)。規定数の後方特徴点について処
理を完了するまで(ステップSTB008)、より後方
の特徴点を取り出す処理を行い(ステップSTB00
9)、ステップSTB007に戻る。すなわち、現在位
置からの個数がある一定の値を越えるまで後方特徴点が
サーチされる。そして、特徴点リスト中の重要特徴点の
描画フラグをセットする(ステップSTB010)。
【0254】表示手段109は、描画フラグがセットさ
れている特徴点のみを用いて描画処理を行う(ステップ
STB011)。このとき現在位置記号も描画する。以
上のようにして図108に示すように、現在位置から数
えて所定の個数の前方の特徴点と所定の個数の後方の特
徴点とが、重要特徴点と共に表示される。尚、ステップ
STB010の処理を行わなければ、図109に示すよ
うな表示がなされる。
【0255】実施例23.図111はこの発明の第23
実施例による交通情報提示装置の構成を示すブロック図
である。この構成は、図1に示した構成において、命題
生成手段(命題作成手段)111が付加されたものであ
る。命題生成手段111とは、経路の特徴を表す経路命
題を生成するものである。また、図112に示すように
構成することもできる。この構成は、図15に示した構
成において、命題生成手段111が付加されたものであ
る。なお、特徴点抽出手段104は図5に示す特徴点リ
ストを作成する。
【0256】図113は経路命題のフォーマットを示す
ものである。経路命題は、経路上の特徴点や道路等の特
徴、関係等を表す述語と、述語で表される対象等を表す
項、および項の数を表す項数とからなる。以下、経路命
題を 述語(項数:項1、項2、・・・、項Nk ) で表現する。例えば、「Aは交差点である。」は、 交差点(1:A) と表現する。
【0257】図114はこの実施例における経路命題生
成処理を説明するための説明図である。図において、B
401は交差点A、B402はインターチェンジB、B
403は道路C、B404は交差点Aの交差点名称、B
405HAガソリンスタンドDを示す。
【0258】図115は図114の内容に対応した経路
命題を示すものである。交差点(1:A)は「Aは交差
点を表す」を示す。名称(2:A,○○交差点)は「A
の名称は○○交差点である」を示す。IC(1:B)は
「Bはインターチェンジである」を示す。道路(1:
C)は「Cは道路である」を示す。接続(3:A,B,
C)はAとBはCによって接続している」を示す。東
(2:B,A)は「BはAの東にある」を示す。距離
(2:C,短距離)は「Cは短距離である」を示す。ガ
ソリンスタンド(1:D)は「Dはガソリンスタンドで
ある」を示す。左(2:D,C)は「DはCの左側にあ
る」を示す。
【0259】また、図116に示す経路説明に対応した
経路命題は図117に示すようになる。図116におい
て、B601は出発地の交差点A1、B602は交差点
B1、B603は交差点Y、B604は目的地の交差点
B1、B605は道路A2、B606は道路B2、B6
07は道路X1、B608は道路Y2を示す。
【0260】図117において、出発地(1:A1)は
「A1は出発地である」を示す。交差点(1:A2)は
「A2は交差点である」を示す。交差点(1:B1)は
「B1は交差点である」を示す。道路(1:A2)は
「A2は道路である」を示す。接続(3:A1,B1,
A2)は「A1とB1はA2によってせつぞくしてい
る」を示す。北東(2:B1,A1)は「B1はA1の
北東にある」を示す。目的地(1:Z)は「Zは目的地
である」を示す。
【0261】次に動作について説明する。経路探索手段
103は、実施例1または実施例2の場合と同様に動作
し経路データを作成する。特徴点抽出手段104も、実
施例1または実施例2の場合と同様に動作し図5に示す
特徴点リストを作成する。
【0262】そして、命題生成手段111は、経路命題
を生成する。図118のフローチャートを参照して特徴
点に関する経路命題の生成処理について説明する。命題
生成手段111は、特徴点のノードデータからノード種
別を取り出す(ステップSTB801)。そして、その
内容に応じた以下の処理を行う。
【0263】その内容が交差点を示していなければ、そ
のノード種別が示す属性変化点を述語にセットする(ス
テップSTB802,STB803)。交差点である場
合、流入リンクが高速道であり流出リンクが国道である
ときには、インターチェンジを表すICを述語にセット
する(ステップSTB804,STB805)。流出リ
ンクが高速道であり流入リンクが国道であるときにも、
インターチェンジを表すICを述語にセットする(ステ
ップSTB806,STB805)。
【0264】流入リンクが都市高速道であり流出リンク
が一般道であるときには、都市高速道ランプを表すRa
mpを述語にセットする(ステップSTB807,ST
B808)。流出リンクが都市高速道であり流入リンク
が一般道であるときにも、都市高速道ランプを表すRa
mpを述語にセットする(ステップSTB809,ST
B808)。
【0265】流入リンク、流出リンクともに高速道か都
市高速道であるときには、ジャンクションを表すJCT
述語にセットする(ステップSTB810,STB81
1)。そして、以上の条件に該当しない特徴点について
は、交差点を述語にセットする(ステップSTB81
2)。
【0266】さらに、特徴点名を項1にセットし(ステ
ップSTB813)、項数に1をセットする(ステップ
STB814)。
【0267】次に、図119のフローチャートを参照し
て道路に関する経路命題の生成処理について説明する。
命題生成手段111は、まず、述語に道路とセットし
(ステップSTB901)、特徴点からの流出リンクの
路線番号を該当するノードデータから取り出す(ステッ
プSTB902)。取り出した路線番号を項1にセット
する(ステップSTB903)。そして、項数に1をセ
ットする(ステップSTB904)。
【0268】次に、図120のフローチャートを参照し
て交差点名称に関する命題の生成処理について説明す
る。命題生成手段111は、まず、特徴点のノードデー
タを取り出し(ステップSTC001)、交差点名称が
あるかどうか確認する(ステップSTC002)。交差
点名称があれば、その名称を述語にセットする(ステッ
プSTC003,STC004)。さらに、特徴点のノ
ードナンバを項1にセットし(ステップSTC00
5)、項2に交差点名称をセットする(ステップSTC
006)。そして、項数に2をセットする(ステップS
TC007)。
【0269】次に、図121のフローチャートを参照し
て特徴点の接続に関する命題の生成処理について説明す
る。命題生成手段111は、まず、述語に接続とセット
する(ステップSTC101)。そして、特徴点のノー
ドナンバを項1にセットし(ステップSTC102)、
流出リンクのリンクデータを取り出す(ステップSTC
103)。取り出されたリンクデータ中のリンクナンバ
や路線番号等を項3にセットする(ステップSTC10
4)。次いで、経路上の次の特徴点を特徴点リストから
取り出し(ステップSTC105)、その特徴点のノー
ドナンバを項2にセットする(ステップSTC10
6)。項数には3をセットする(ステップSTC10
7)。
【0270】次に、図122のフローチャートを参照し
て特徴点の方位に関する命題の生成処理について説明す
る。命題生成手段111は、まず、特徴点のノードナン
バを項2にセットする(ステップSTC201)。ま
た、その特徴点のノードデータからノード座標を取り出
す(ステップSTC202)。次いで、経路上の次の特
徴点を特徴点リストから取り出し(ステップSTC20
3)、その特徴点のノードナンバを項1にセットする
(ステップSTC204)。そして、取り出された特徴
点のノード座標をその特徴点のノードデータから取り出
す(ステップSTC205)。
【0271】2つの特徴点のノード座標から、対象とし
ている特徴点の方位を算出する(ステップSTC20
6)。そして、算出された方位を量子化する(ステップ
STC207)。量子化された方位を述語にセットし
(ステップSTC208)、項数に2とセットする(ス
テップSTC209)。
【0272】次に、図123のフローチャートを参照し
て特徴点間の距離に関する命題の生成処理について説明
する。命題生成手段111は、まず、述語に距離とセッ
トし(ステップSTC301)、流出リンクのリンクデ
ータからリンク長を取り出す(ステップSTC30
2)。そのリンク長を経路距離とおく(ステップSTC
303)。その流出リンクが遅疑の特徴点の流入リンク
となっていない場合には、次の経路リンクのリンクデー
タからリンク長を取り出し(ステップSTC304,C
305)、そのリンク長を経路距離に加算し(ステップ
STC306)、ステップSTC304へ戻る。
【0273】流出リンクが次の特徴点の流入リンクにな
っている場合には、経路距離を量子化する(ステップS
TC307)。そして、項1に流出リンクのリンクナン
バをセットし(ステップSTC308)、項2に量子化
された距離をセットし(ステップSTC309)、項数
に2をセットする(ステップSTC3106)。
【0274】次に、図124,図125のフローチャー
トを参照して施設および施設位置に関する命題の生成処
理について説明する。命題生成手段111は、まず、経
路リンクリンクデータ中に隣接施設データポインタがあ
るかどうか判定する(ステップSTC401)。なけれ
ば、処理を終了する。あれば、隣接施設データポインタ
が指す施設データを取り出す(ステップSTC40
2)。そして、後述する施設命題生成処理を行う(ステ
ップSTC403)。
【0275】次いで、施設データから隣接位置を取り出
す(ステップSTC405)。隣接位置が右を示し経路
リンクが順方向のものであれば、または隣接位置が右を
示していず経路リンクが順方向でなければ述語に右とセ
ットする(ステップSTC406,STC407,ST
C408,STC409)。隣接位置が右を示し経路リ
ンクが逆方向のものであれば、または隣接位置が右を示
していず経路リンクが順方向であれば述語に左とセット
する(ステップSTC406,STC407,STC4
09,STC410)。
【0276】取り出した経路リンクが特徴点からの流出
リンクでなければ、流出リンクが見つかるまで前の経路
リンクを順次探索する(ステップSTC411,STC
412)。そして、施設種別を項1にセットし(ステッ
プSTC413)、ステップSTC411を抜けたとき
に取り出されている経路リンンクのリンクナンバを項2
にセットし(ステップSTC414)、項数に2をセッ
トする(ステップSTC4155)。
【0277】図125のフローチャートを参照して施設
命題生成処理を説明する。命題生成手段111は、施設
データ中の施設種別を取り出す(ステップSTC50
1)。そして、述語に施設種別に対応した情報をセット
する(ステップSTC502)。さらに、項1に施設を
セットし(ステップSTC503)、項数に1をセット
する(ステップSTC504)。
【0278】次に、図126のフローチャートを参照し
て出発地命題および目的地命題の生成処理について説明
する。命題生成手段111は、まず、図5に示す特徴点
リストから特徴点種別を取り出す(ステップSTC60
1)。特徴点種別が出発地を示していれば、述語に特徴
点とセットする(ステップSTC602,STC60
3)。目的地を示していれば、述語に目的地とセットす
る(ステップSTC604,STC605)。出発地で
も目的地でもない場合には、処理を終了する。
【0279】そして、項1に特徴点のノードナンバをセ
ットし(ステップSTC606)、項数に1をセットす
る(ステップSTC607)。
【0280】以上の処理によって、図115および図1
17に示す経路命題が生成される。情報提示手段105
または表示手段109がその経路命題を出力してもよい
し、または、以下の実施例に示すように、経路命題を提
示される交通情報作成用に用いてもよい。
【0281】実施例24.図127はこの発明の第24
の実施例によるの交通情報提示装置の構成を示すブロッ
ク図である。この構成は、図1に示した構成において、
命題生成手段111および命題合成手段112が付加さ
れたものである。命題合成手段112とは、生成された
経路命題から新たな命題を生成するものである。また、
図128に示すように構成することもできる。この構成
は、図15に示した構成において、命題生成手段111
および命題合成手段112が付加されたものである。な
お、特徴点抽出手段104は、図5に示す特徴点リスト
を作成する。
【0282】図129はこの実施例における処理を説明
するための説明図である。図において、C901は特徴
点A、C902は特徴点B、C903は特徴点C、C9
04は道路D、C905は道路Eを示す。なお、特徴点
Bは国道との交差点であるとする。
【0283】図130は図129に示す経路に対応した
経路命題を示すものである。図131はこの実施例によ
る交通情報提示装置による表示例を示すものである。図
において、D101は図129における特徴点Aに対応
した特徴点A、D103は図129における特徴点Cに
対応した特徴点C、D106は図129における道路D
および道路Eに対応した道路Fを示す。図132はこの
実施例における命題合成処理によって作成された命題を
示すものである。
【0284】次に動作について説明する。経路探索手段
103は、実施例1または実施例2の場合と同様に動作
し経路データを作成する。特徴点抽出手段104も、実
施例1または実施例2の場合と同様に動作し特徴点リス
トを作成する。
【0285】命題生成手段111は、経路データが図1
29に示すようなものを示している場合に、図118〜
図126のフローチャートに示すように動作し、図13
0に示す経路命題を作成する。
【0286】図133のフローチャートに示すように、
命題合成手段112は、経路命題から項1が「A」とな
っている接続命題を取り出す(ステップSTD30
1)。そして、その接続命題の項2を取り出す(ステッ
プSTD302)。これを、「B」とする。また、項3
を取り出す(ステップSTD303)。項3は特徴点
「A」の流出リンクであり、これを、「D」とする。
【0287】「B]は特徴点であり、命題合成手段11
2は、その特徴点のノードデータから「B」が国道との
交差点であるかどうか判定する(ステップSTD30
4)。国道との交差点でなければ、処理を終了する。国
道との交差点であるなら、項1が「B」である接続命題
を取り出す(ステップSTD305)。そして、その接
続命題の項2を取り出す(ステップSTD306)。こ
れを、「C」とする。また、項3を取り出す(ステップ
STD307)。項3は特徴点「B」の流出リンクであ
り、これを、「E」とする。
【0288】命題合成手段112は、取り出した
「D」,「E」を1つのリンク「F」に合成し、接続
(3:A,C,F)を作成する(ステップSTD30
8)。そして、包含命題である包含(3:B,C,E)
を作成する(ステップSTD309)。以上の処理によ
って、図132に示す新たな経路命題が作成される。図
132に示す経路命題にもとづいて、情報提示手段10
5または表示手段109は、図131に示す表示を行う
ことができる。
【0289】実施例25.図134はこの発明の第25
の実施例における処理を説明するための説明図である。
図において、D401は特徴点A、D402は特徴点
B、D403は特徴点C、D404は特徴点D、D40
5は道路E、D406は道路F、D407は道路Gを示
す。なお、道路Eと道路Fとは同一路線であるとする。
【0290】図135は図134に示す経路に対応した
経路命題を示すものである。なお、この場合の道路命題
は、道路種別および路線番号を含めて作成される。例え
ば、道路(3:E,国道,2号線)は、「Eは国道2号
線である」を示す。図136はこの実施例による交通情
報提示装置による表示例を示すものである。図におい
て、D601は図134における特徴点Aに対応した特
徴点A、D603は図134における特徴点Cに対応し
た特徴点C、D604は図134における特徴点Dに対
応した特徴手D、D607は図134における道路Gに
対応した道路G、D608は図134における道路Eお
よび道路Fに対応した道路Hを示す。図132はこの実
施例における命題合成処理によって作成された命題を示
すものである。
【0291】装置構成は、図127または図128に示
すものと同様である。次に動作について説明する。経路
探索手段103は、実施例1または実施例2の場合と同
様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段10
4も、実施例1または実施例2の場合と同様に動作し特
徴点リストを作成する。
【0292】命題生成手段111は、経路データが図1
34に示すようなものを示している場合に、図118〜
図126のフローチャートに示すように動作し、図13
5に示す経路命題を作成する。
【0293】図138のフローチャートに示すように、
命題合成手段112は、まず、iを0とおき(ステップ
STD801)、経路命題から項1が「A」となってい
る接続命題を取り出す(ステップSTD802)。そし
て、その接続命題の項2を取り出す(ステップSTD8
03)。これを、「B」とする。また、項3を取り出す
(ステップSTD804)。項3は特徴点「A」の流出
リンクであり、これを、「E」とする。
【0294】「B]は特徴点であり、命題合成手段11
2は、特徴点リストから「B」が目的地であるかどうか
判定する(ステップSTD805)。目的地でなけれ
ば、項1が「B」である接続命題を取り出す(ステップ
STD806)。そして、その接続命題の項2を取り出
す(ステップSTD807)。これを、「C」とする。
また、項3を取り出す(ステップSTD808)。項3
は特徴点「B」の流出リンクであり、これを、「Fi」
とする。
【0295】EとFiが同一路線かどうか判定する(ス
テップSTD809)。今、Fiは「F」であり、Eと
Fは同一路線であるから、ステップSTD810に移行
する。ここで、iの値を1増やし、B=Cとしてステッ
プSTD806に移行する。(ステップSTD81
1)。ステップSTD808において、今度は、項1が
Cの接続命題を取り出し、その項2、項3を取り出す
(ステップSTD807,STD808)。ステップ゜
STD808におけるFiは今度は「G」である。
【0296】ステップSTD809における比較で、E
とGとは同一路線ではないので、ステップSTD812
に移行する。ステップSTD812でiは0かどうか判
定するが、iは0でないので、ステップSTD813に
移行する。そこで、C=Bとし、2つの接続命題から道
路(3:H,道路種別,路線番号)を作成する(ステッ
プSTD814)。なお、道路種別および路線番号は、
リンク「E」のものである。
【0297】次いで、接続(3:A,C,H)を作成し
(ステップSTD815)、包含(i+2:H,E,F
0 ,・・・,Fi-1 )を作成する(ステップSTD81
6)。なお、ステップSTD805において、「B]が
目的地であれば、ステップSTD812に移行し、ステ
ップSTD812において、i=0であれば、処理を終
了する。
【0298】以上のようにして、図137に示す経路命
題が作成される。図137に示す経路命題にもとづい
て、情報提示手段105または表示手段109は、図1
36に示す表示を行うことができる。
【0299】実施例26.図139はこの発明の第26
の実施例における処理を説明するための説明図である。
図において、D901は特徴点A、D902は特徴点
B、D903は特徴点C、D904は道路D、D905
は道路Eを示す。なお、特徴点Cはインターチェンジで
あるとする。
【0300】図140は図139に示す経路に対応した
経路命題を示すものである。図141はこの実施例によ
る交通情報提示装置による表示例を示すものである。図
において、E101は図139における特徴点Aに対応
した特徴点A、E103は図139における特徴点Cに
対応した特徴点C、E106は図139における道路D
および道路Eに対応した道路Fを示す。図142はこの
実施例における命題合成処理によって作成された命題を
示すものである。
【0301】装置構成は、図127または図128に示
すものと同様である。次に動作について説明する。経路
探索手段103は、実施例1または実施例2の場合と同
様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段10
4も、実施例1または実施例2の場合と同様に動作し特
徴点リストを作成する。
【0302】命題生成手段111は、経路データが図1
39に示すようなものを示している場合に、図118〜
図126のフローチャートに示すように動作し、図14
0に示す経路命題を作成する。
【0303】図143のフローチャートに示すように、
命題合成手段112は、まず、iを0とおき(ステップ
STE3801)、経路命題から項1が「A」となって
いる接続命題を取り出す(ステップSTE302)。そ
して、その接続命題の項2を取り出す(ステップSTE
303)。これを、「B」とする。また、項3を取り出
す(ステップSTE304)。項3は特徴点「A」の流
出リンクであり、これを、「D」とする。
【0304】「B]は特徴点であり、命題合成手段11
2は、特徴点リストから「B」がインターチェンジ、ジ
ャンクションまたはランプであるかどうか判定する(ス
テップSTE305)。インターチェンジ、ジャンクシ
ョンまたはランプでなければ、目的地かどうか判定する
(ステップSTE306)。目的地でなければ、項1が
「B」である接続命題を取り出す(ステップSTE30
7)。この場合には、特徴点Bはインターチェンジ、ジ
ャンクションまたはランプでもなく、目的地でもないの
で、ステップSTE307の処理が実行される。そし
て、接続命題の項2を取り出す(ステップSTE30
8)。これを、「C」とする。また、項3を取り出す
(ステップSTE309)。項3は特徴点「B」の流出
リンクであり、これを、「Ei」とする。
【0305】次に、iの値を1増やし(ステップSTE
310)、B=Cとおく(ステップSTE311)。そ
して、ステップSTE305に移行する。特徴点Cはイ
ンターチェンジであるから、今度は、ステップSTE3
05からステップSTE312に移行する。
【0306】ステップSTE312において、i=0な
ら処理を終了する。この場合はそうではないので、ステ
ップSTE313以下の処理が実行される。すなわち、
命題合成手段112は、C=Bとおき(ステップSTE
313)、道路(1:D)および道路(1:E)から道
路(1:F)を合成する(ステップSTE314)。ま
た、2つの接続命題から接続(3:A,C,F)を合成
する(ステップSTE315)。さらに、包含(i+
2:F,D,E0 ,・・・,Ei-1 )を作成する(ステ
ップSTE316)。
【0307】以上のようにして、図142に示す経路命
題が作成される。図142に示す経路命題にもとづい
て、情報提示手段105または表示手段109は、図1
41に示す表示を行うことができる。
【0308】実施例27.図144はこの発明の第27
の実施例における処理を説明するための説明図である。
図において、E401は特徴点A、E403は特徴点C
を示す。なお、特徴点Aは図139における特徴点A、
特徴点Cは図139における特徴点Cに対応したもので
あるとする。よって、特徴点Cはインターチェンジであ
る。図145は、この実施例における命題合成処理によ
って作成された命題を示すものである。
【0309】装置構成は、図127または図128に示
すものと同様である。次に動作について説明する。経路
探索手段103は、実施例1または実施例2の場合と同
様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段10
4も、実施例1または実施例2の場合と同様に動作し特
徴点リストを作成する。
【0310】命題生成手段111は、経路データが図1
39に示すようなものを示している場合に、図118〜
図126のフローチャートに示すように動作し、図14
0に示す経路命題を作成する。
【0311】この場合には、図146のフローチャート
に示すように、命題合成手段112は、まず、内部フラ
グをクリアし(ステップSTE601)、経路命題から
項1が「A」となっている接続命題を取り出す(ステッ
プSTE602)。そして、その接続命題の項2を取り
出す(ステップSTE603)。これを、「B」とす
る。
【0312】「B]は特徴点であり、命題合成手段11
2は、特徴点リストから「B」がインターチェンジまた
はランプであるかどうか判定する(ステップSTE60
4)。インターチェンジまたはランプでなければ、目的
地かどうか判定する(ステップSTE605)。目的地
でなければ、項1が「B」である接続命題を取り出す
(ステップSTE606)。この場合には、特徴点Bは
インターチェンジまたはランプでもなく、目的地でもな
いので、ステップSTE606の処理が実行される。そ
して、接続命題の項2を取り出す(ステップSTE60
7)。これを、「C」とする。
【0313】内部フラグをセットし(ステップSTE6
08)、B=Cとおく(ステップSTE609)。そし
て、ステップSTE604に移行する。特徴点Cはイン
ターチェンジであるから、今度は、ステップSTE60
4からステップSTE610に移行する。
【0314】ここで、内部フラグがセットされていなけ
れば、処理を終了する(ステップSTE610)。この
場合にはセットされている。そこで、特徴点Aおよび特
徴点Bのノード座標をそれぞれのノードデータから取り
出す(ステップSTE611,E612)。それらのノ
ード座標を用いて方位計算を行う(ステップSTE61
3)。そして、計算された方位を量子化する(ステップ
STE614)。また、図145に示すような量子化さ
れた方位に関する命題を作成する(ステップSTE61
5)。情報提示手段105または表示手段109は、作
成された命題を用いて、図144に示されたものに対応
した表示を作成できる。
【0315】実施例28.図147はこの発明の第28
の実施例における処理を説明するための説明図である。
図において、E701は特徴点A、E702は特徴点
B、E703は特徴点C、E704は特徴点D、E70
5は道路E、E706は道路F、E707は道路Gを示
す。なお、道路E,Gは長距離のもの、道路Fは短距離
のものであるとする。
【0316】図148は図147に示す経路に対応した
経路命題を示すものである。図149はこの実施例によ
る交通情報提示装置による表示例を示すものである。図
において、E901は図147における特徴点Aに対応
した特徴点A、E904は図147における特徴点Dに
対応した特徴点D、E905は図147における道路E
に対応した道路E、E907は図147における道路G
に対応した道路G、E908は図147における特徴点
B,Cに対応した統合ノードHを示す。図150はこの
実施例における命題合成処理によって作成された命題を
示すものである。
【0317】装置構成は、図127または図128に示
すものと同様である。次に動作について説明する。経路
探索手段103は、実施例1または実施例2の場合と同
様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段10
4も、実施例1または実施例2の場合と同様に動作し特
徴点リストを作成する。
【0318】命題生成手段111は、経路データが図1
47に示すようなものを示している場合に、図118〜
図126のフローチャートに示すように動作し、図14
8に示す経路命題を作成する。
【0319】図151のフローチャートに示すように、
命題合成手段112は、まず、経路命題から項1が
「F」となっている距離命題を取り出す(ステップST
F101)。そして、「F」が短距離かどうか判定する
(ステップSTF102)。短距離でなければ処理を終
了する。この場合は、「F」は短距離である。短距離の
場合には、項3がFになっている接続命題を取り出す
(ステップSTF105)。そして、その接続命題の項
1を取り出す(ステップSTF104)。これを、
「B」とする。また、項2を取り出す(ステップSTF
105)。これを、「C」とする。
【0320】「C]は特徴点であり、命題合成手段11
2は、特徴点リストから「C」が目的地かどうか判定す
る(ステップSTF106)。目的地であれば、処理を
終了する。目的地でなければ、項2が「B」である接続
命題を取り出す(ステップSTF107)。また、項1
を取り出しこれを「A」とする(ステップSTF10
8)。項3を取り出しこれをEとする(ステップSTF
109)。
【0321】次いで、項1がEである距離命題を取り出
す(ステップSTF110)。それが長距離でなければ
処理を終了する(ステップSTF111)。この場合に
は、「E」は長距離のものである。長距離であれば、項
1が「C」である接続命題を取り出す(ステップSTF
112)。また、その項2を取り出しこれを「D」とす
る(ステップSTF113)。項3を取り出しこれをG
とする(ステップSTF114)。そして、項1がGで
ある距離命題を取り出す(ステップSTF115)。
【0322】「G」が長距離でなければ、処理を終了す
る(ステップSTF116)。この場合には、「G」は
長距離のものである。長距離であれば、統合ノード
(1:H)を作成する(ステップSTF117)。さら
に、接続(3:A,H,E)および接続(3:H,D,
G)を作成する(ステップSTF118,F119)。
また、包含(4:H,B,C,F)を作成する(ステッ
プSTF120)。以上の処理によって、短距離のリン
クFの両側のリンクE,Gが長距離である場合に、リン
クFを省略することができる。
【0323】以上のようにして、図150に示す経路命
題が作成される。図150に示す経路命題にもとづい
て、情報提示手段105または表示手段109は、図1
49に示す表示を行うことができる。
【0324】実施例29.図152はこの発明の第29
の実施例における処理を説明するための説明図である。
図において、F201は特徴点A、F202は特徴点
B、F203は特徴点C、F204は特徴点D、F20
5は特徴点E、F206は道路F、F207は道路G、
F208は道路H、F209は道路Iを示す。なお、道
路Fは長距離のもの、道路G,Hは短距離のもの、道路
Iは中距離のものであるとする。
【0325】図153は図152に示す経路に対応した
経路命題を示すものである。図154はこの実施例によ
る交通情報提示装置による表示例を示すものである。図
において、F401は図152における特徴点Aに対応
した特徴点A、F405は図152における特徴点Eに
対応した特徴点E、F406は図152における道路F
に対応した道路F、F909は図152における道路I
に対応した道路I、F410は図152における特徴点
B,C,Dに対応した統合ノードJを示す。図155は
この実施例における命題合成処理によって作成された命
題を示すものである。
【0326】装置構成は、図127または図128に示
すものと同様である。次に動作について説明する。経路
探索手段103は、実施例1または実施例2の場合と同
様に動作し経路データを作成する。特徴点抽出手段10
4も、実施例1または実施例2の場合と同様に動作し特
徴点リストを作成する。
【0327】命題生成手段111は、経路データが図1
52に示すようなものを示している場合に、図118〜
図126のフローチャートに示すように動作し、図15
3に示す経路命題を作成する。
【0328】図156および図157のフローチャート
に示すように、命題合成手段112は、まず、経路命題
から項1が「G」となっている距離命題を取り出す(ス
テップSTF601)。そして、「G」が短距離かどう
か判定する(ステップSTF602)。短距離でなけれ
ば処理を終了する。この場合は、「G」は短距離であ
る。短距離の場合にはiを0とし(ステップSTF60
3)、項3がGになっている接続命題を取り出す(ステ
ップSTF604)。そして、その接続命題の項1を取
り出す(ステップSTF605)。これを、「B」とす
る。また、項2を取り出す(ステップSTF606)。
これを、「Ci 」とする。
【0329】「Ci 」はこの場合には特徴点Cであり、
命題合成手段112は、特徴点リストから「C」が目的
地かどうか判定する(ステップSTF607)。目的地
であれば、処理を終了する。目的地でなければ、項1が
「Ci 」(この場合はC)である接続命題を取り出す
(ステップSTF608)。また、項2を取り出しこれ
を「D」とする(ステップSTF609)。項3を取り
出しこれをHi とする(ステップSTF610)。
【0330】Hi はこの場合には特徴点Hであるが、項
1がHi の距離命題を取り出す(ステップSTF61
1)。その項2が短距離を示しているかどうか判定する
(ステップSTF612)。短距離でなければステップ
STF615に移行する。この場合、道路Hは短距離の
ものである。短距離であれば、iを1増やし(ステップ
STF613)、Ci をDとおき(ステップSTF61
4)、ステップSTF607に移行する。「D」は目的
地ではないので、「D」について、ステップSTF60
8〜STF611の処理が実行される。ステップSTF
611においてHi はI(中距離のもの)となっている
ので、今度は、ステップSTF612からステップST
F615に移行する。
【0331】ステップSTF615において、i=0な
ら処理を終了する。この場合には、i=2となってい
る。そこで、D=Ci とし(ステップSTF616)、
i=i−1とする(ステップSTF617)。項2がB
である接続命題を取り出す(ステップSTF618)。
その項1を取り出しそれをAとする(ステップSTF6
19)。項3を取り出しそれをFとする(ステップST
F620)。また、項1がDである接続命題を取り出す
(ステップSTF621)。その項2を取り出しそれを
Eとする(ステップSTF622)。項3を取り出しそ
れをIとする(ステップSTF623)。
【0332】命題生成手段111は、取り出された各項
の内容を用いて以下のような処理を行う。すなわち、統
合ノード(1:J)を作成する(ステップSTF62
4)。また、接続(3:A,J,F)を作成し(ステッ
プSTF625)、接続(3:J,E,I)を作成する
(ステップSTF626)。そして、包含(2i+4:
J,C0 ,・・・,Ci ,D,H0 ,・・・,Hi )を
作成する(ステップSTF627)。以上の処理によっ
て、短距離のリンクG,Hの両側のリンクF,Iが長距
離または中距離である場合に、リンクG,Hを省略する
ことができる。
【0333】以上のようにして、図155に示す経路命
題が作成される。図155に示す経路命題にもとづい
て、情報提示手段105または表示手段109は、図1
54に示す表示を行うことができる。
【0334】実施例30.図158はこの発明の第30
の実施例における処理を説明するための説明図である。
図において、F801は特徴点、F802,F803は
経路リンク、F804,F805は経路外のリンクを示
す。ここで、経路リンクF802からリンクF805へ
は通行不可能であるとする。
【0335】図159はこの実施例によらない表示例を
示し、図において、F901は図158における特徴点
F801に対応した特徴点、F902,F903は図1
58における経路リンクF802,F803に対応した
経路リンク、F904,F905は図158におけるリ
ンクF804,F805に対応したリンクを示す。F9
06は施設、F907は交差点名称である。
【0336】図160はこの実施例による表示例を示
し、図において、G001は図158における特徴点F
801に対応した特徴点、G002,G003は図15
8における経路リンクF802,F803に対応した経
路リンク、G004,G005は図158におけるリン
クF804,F805に対応したリンクを示す。G00
6は施設、G007は交差点名称である。
【0337】この場合の地図情報記憶手段内の地図デー
タのフォーマットは図82に示すようなものである。す
なわち、図17に示す地図データに対して交差点通行コ
ードが追加されたものである。この場合の装置構成は、
例えば、特徴点抽出手段104の動作と地図情報記憶手
段101の内容は異なるものの、図1または図15に示
すものと同様である。経路探索手段103は、実施例1
または実施例3の場合と同様に動作し経路データを作成
する。特徴点抽出手段104も、実施例1または実施例
3の場合と同様に動作し特徴点リストを作成する。
【0338】この場合には、情報提示手段105または
表示手段109は、図161のフローチャートに示す処
理によって描画を行う。まず、特徴点に接続するリンク
のリンクデータを取り出す(ステップSTG101)。
取り出したリンクが流入リンク側から通行可能かどうか
判定する(ステップSTG102)。可能でなければ、
ステップSTG111に移行し、他のリンクについての
処理を行う。通行可能であれば、接続角度をノードデー
タから取り出しそれを量子化する(ステップSTG10
3)。今対象としている接続リンクが経路リンクであれ
ば、基準点から量子化された角度方向に経路用直線(例
えば、太線)を描画する(ステップSTG104,G1
05)。経路リンクでなければ、基準点から量子化され
た角度方向に経路外用直線(例えば、細線)を描画する
(ステップSTG104,G106)。
【0339】次に、その接続リンクのリンクデータの隣
接施設データポインタが指す施設データを取り出す。そ
の施設データの位置座標からそれが特徴点付近のものか
どうか判定する(ステップSTG108)。特徴点付近
のものであれば施設記号描画処理を行う(ステップST
G109)。ステップSTG107〜STG109の処
理を隣接施設数分だけ繰り返す(ステップSTG11
0)。
【0340】そして、ステップSTG102〜STG1
10の処理を接続リンク数分だけ繰り返す(ステップS
TG111)。最後に、交差点名称を描画する。以上の
ようにして、図160に示す表示を行うことができる。
すなわち、通行できないリンクは削除される。
【0341】実施例31.図162はこの発明の第31
の実施例による交通情報提示装置を示すブロック図であ
る。図において、101は地図データが格納された地図
情報記憶手段、113は地図情報記憶手段101から任
意の交差点に関する情報を選択するキーボード等を含む
交差点選択手段、114は選択された交差点に接続する
道路の接続角度を計算し接続角度を量子化する制御手
段、109はLCD等を含み、交差点およびその接続道
路で構成される交差点形状を記号化して提示する表示手
段である。
【0342】なお、交差点選択手段113の一部、表示
手段109の一部、および制御手段114は、例えばマ
イクロコンピュータ(CPUおよびプログラムを含む)
で実現される。
【0343】図163は地図情報記憶手段101内の地
図情報を示す説明図であり、地図情報は、道路データの
数を示す道路データ数、交差点データの数を示す交差点
データ数、各道路データへのポインタ、各交差点データ
へのポインタ、多数の道路データ、多数の交差点データ
からなっている。
【0344】ここで、道路は、2つの交差点(始点と終
点)の間のものとして定義されている。道路データは、
図164に示すように、高速道、国道、県道等の別を示
す道路種別、地図情報記憶手段101内でその道路の始
点となる交差点のデータが設定されているアドレスを示
す始点交差点ポインタ、終点となる交差点のデータが設
定されているアドレスを示す終点交差点ポインタ、その
道路上の屈曲点などの補間点の数を示す補間点数、およ
び各補間点の座標を示す補間点座標を含んでいる。
【0345】また、交差点データは、図165に示すよ
うに、重要交差点、一般交差点などの別を示す交差点種
別、その交差点の座標(経緯度またはある規則でそれが
正規化された値)、その交差点に接続している道路の数
を示す接続道路数、および接続道路が設定されているア
ドレスを示す接続道路ポインタを含んでいる。以上のよ
うに、この実施例に置ける地図情報は、図2に示された
ものが簡略化されたものとなっている。
【0346】図166は、この実施例による交通情報提
示装置の動作を示すフローチャートである。図167は
地図情報の一例を示したものであり、図において、G7
00〜G710は交差点、G721〜G746は道路、
G761〜G776は補間点を示す。図168は交差点
G700、この交差点G700に接続する道路G72
1,G723,G740,G744と各補間点、および
それらの道路の多端の交差点G701,G704,G7
05,G707を示したものである。
【0347】図169は交差点G700、それに接続す
る道路G721,G723,G740,G744上の補
間点G766,G762,G767,G761、および
道路G721,G723,G740,G744の各補間
点と交差点G700とを結ぶ部分を示したものである。
なお、G770〜G772は道路G723を基準とした
各道路G721,G740,G744の角度を示す。図
170は角度G770〜G772を量子化して交差点G
700の形状を示したもので、記号H000は交差点G
700を示し、記号H021,H023,H040,H
044はそれぞれ道路G721,G723,G740,
G744を示す。
【0348】一般に、地図等の地理空間における交差点
や道路などのネットワークを理解する場合に、交差点間
の道路を挑戦化したり、その角度を量子化したり、距離
や方位を歪ませたりして理解することが多い。本実施例
による装置は、そのような考え方にもとづいて動作する
ものである。次に動作について図166のフローチャー
トを参照して説明する。
【0349】交差点選択手段113は、例えばキーボー
ド等によって座標値を入力する。(ステップSTG60
1)。地図情報記憶手段101内の交差点データを検索
して、入力された座標値に最も近い座標をもつ交差点の
交差点データを得る(ステップSTG602)。このと
き、交差点選択手段113は、交差点データ中の交差点
座標と入力された座標との間の距離を計算し、その距離
が最小となる交差点座標をもつ交差点を選択する。例え
ば、交差点G700が選択されたとする。
【0350】次に、制御手段114は、交差点G700
の交差点データから、接続道路数分の接続道路ポインタ
を得る(ステップSTG603)。これらの接続道路ポ
インタにもとづいて、該当する全ての道路データを得る
(ステップSTG604)。そして、各道路データか
ら、最も交差点G700側にある補間点の補間点データ
を抽出する(ステップSTG604)。すなわち、制御
手段114は、始点交差点ポインタおよび終点交差点ポ
インタと交差点G700の交差点データのデータ位置を
比較し、交差点G700が始点であれば最初の補間点を
抽出し、交差点G700が終点であれば最後の補間点を
抽出する。
【0351】制御手段114は、交差点G700の交差
点データの最初の接続道路ポインタで示される道路G7
23を基準として(以下、道路G723を基準道路とい
う。)、他の道路の相対角度を計算する(ステップST
G605)。例えば、道路G721の相対角度は以下の
ように計算される。交差点G700交差点座標を(x0
,y0 )、基準道路の補間点g762の補間点座標を
(x1 ,y1 )、道路G721の補間点G766の補間
点座標を(x2 ,y2 )とする。すると、基準道路と道
路G721とがなす角θ1 は、内積より、以下の公式で
求められる。
【0352】cos =θ1 [(x2 −x0 )(x1 −x0
)+(y2 −y0 )(y1 −y0 )]/[(x2 −x0
2 (y2 −y0 )2 √(x1 −x0 )2 (y1 −y0
2
【0353】同様に、道路G740,G744について
も相対角度θ2 ,θ3 が求められる。これらの相対角度
θ1 〜θ3 が道路G723を基準とした接続角度とな
る。制御手段114は、接続角度θ1 〜θ3 を量子化す
る(ステップSTG606)。例えば、各角度が図17
1に示すように変換される。θ1 〜θ3 がそれぞれ73
゜,160,゜265゜であったとすると、それぞれ9
0゜,180゜,270゜とされる。
【0354】表示手段109は、量子化した角度を用い
て図170に示すような交差点および各道路の接続形状
を図化したものを表示する(ステップSTG607)。
【0355】なお、本実施例では、道路の量子化角度
を、交差点座標と補間点座標を用いて計算した接続角度
から判定したが、例えば、図172に示すように、接続
道路ポインタと対になる接続角度を持つ交差点データを
地図情報記憶手段101に設定しておけば、直ちに量子
化角度への変換を行うことができる。
【0356】また、地図情報記憶手段101に図173
に示すような交差点データに関する情報のみが設定さ
れ、交差点データに図174に示すような接続角度を中
心としたデータを設定しておけば、図170に示す表示
を可能にしつつ地図情報の情報量を削減できる。
【0357】本実施例では、図171に示す量子化規則
にしたがって、ある接続角度範囲にある接続角度を全て
1つの量子化値に量子化したが、ある範囲に複数のもの
が存在する場合には、複数の量子化値に変換するように
してもよい。例えば、図175に示すように、22.5
゜〜67.5゜の範囲に2つの道路H502,H503
が存在する場合には、図177に示すような量子化を行
う。すなわち、その範囲で2つの量子化値をきめてお
き、それぞれを近い方の異なる角度に割り当てる。その
ようにして、図176に示すように表示することが可能
になる。
【0358】また、図178に示すように、22.5゜
〜67.5゜の範囲に3つの道路H802,H803,
H804が存在する場合には、例えば、図179に示す
ような量子化を行う。すなわち、その範囲で3つの量子
化値をきめておき、それぞれを近い側の異なる角度に割
り当てる。そのようにして、図180に示すように表示
することが可能になる。
【0359】実施例32.図181はこの発明の第32
の実施例による交通情報提示装置の動作を示すフローチ
ャートである。本実施例による装置の構成は図162に
示したものと同様である。ただし、制御手段は、この場
合には、道路の接続角度を量子化する際に、水平あるい
は垂直を優先して実行するものであり、以下、本実施例
では、制御手段114Bと表現する。
【0360】次に動作について説明する。ここでは、図
182に示すような、道路I201,I202,I20
3,I204が交差点I200に接続する場合を考え
る。上記実施例の場合と同様、交差点選択手段113は
座標値を入力する。(ステップSTI101)。そし
て、入力された座標値に最も近い座標をもつ交差点の交
差点データを得る(ステップSTI102)。次に、制
御手段114Bは、交差点I200の交差点データか
ら、接続道路数分の接続道路ポインタを得る(ステップ
STI103)。これらの接続道路ポインタにもとづい
て、該当する全ての道路データを得る(ステップSTI
104)。そして、各道路データから、最も交差点I2
00側にある補間点の補間点データを抽出する(ステッ
プSTI104)。
【0361】制御手段114Bは、交差点I200の交
差点データの最初の接続道路ポインタで示される道路I
201を基準道路として他の道路の相対角度を計算する
(ステップSTI105)。
【0362】次に、制御手段114Bは、図184,図
185に示す規則にしたがって接続角度を量子化する
(ステップSTI106)。すなわち、量子化角度に対
応する接続角度を、水平および垂直と、そのそれぞれの
間を2分する角度とで、量子化を行う。
【0363】表示手段109は、量子化した角度を用い
て図183に示すような交差点および各道路の接続形状
を図化したものを表示する(ステップSTI107)。
【0364】実施例33.図186はこの発明の第33
の実施例による交通情報提示装置を示すブロック図であ
る。図において、101は地図データが格納された地図
情報記憶手段、102は移動体の現在位置および進行方
位を検出する現在位置検出手段、113は現在位置およ
び進行方位にもとづいて地図情報記憶手段101から交
差点に関する情報を選択する交差点選択手段、114C
は現在位置の前方の交差点に接続する道路の接続角度を
計算し接続角度を量子化する制御手段、109はLCD
等を含み、交差点とその接続道路で構成される交差点形
状を記号化して提示する表示手段である。
【0365】図187は地図情報の一例を示したもので
あり、図167に示されたものと同じである。ただし、
ここでは、車両に現在位置および進行方向を示す現在位
置記号が記入されている。図188は現在位置前方の交
差点G700と、この交差点G700に接続する道路G
721,G723,G740,G744の交差点G70
0側の補間点G766,G762,G767,G761
までとを示したものである。図189は本実施例による
交通情報提示装置の表示例を示すものである。
【0366】図191,図192は動作説明のための説
明図であり、図において、TP1 は道路G724の始点
交差点(交差点G700)を示す。また、TP2 は終点
交差点(交差点G701)を示す。IPは補間点G76
1を示し、CPは現在位置を示す。RCは道路G744
において現在位置に最も近い点を示す。θ1 は座標上方
を基準としたRCから見たTP1 の方位、θ2 はIPの
方位を示す。矢印は移動体の進行方位を示す。
【0367】次に動作について図190のフローチャー
トを参照して説明する。現在位置検出手段102は、G
PSや方位センサ等を用いて移動体の現在位置と進行方
向とを検出している(ステップSTJ001)。交差点
選択手段113は、現在位置検出手段102が検出した
現在位置の座標をもとに地図情報記憶手段101を検索
し、現在移動体が存在する道路を特定する(ステップS
TJ002)。
【0368】すなわち、交差点選択手段113は、道路
データ内の補間点座標を得る。また、道路データ内の始
点道路ポインタと終点道路ポインタとから対応する交差
点データの交差点座標を得る。そして、交差点座標と補
間点座標とで結ばれる線分と、現在位置の座標との間の
距離計算を行い、最小の距離となる線分を求める。この
線分を含む道路を現在位置の存在する道路とする。この
道路の道路データを取り出す。また、現在位置(図19
1におけるCP)に最も近い線分上の位置(図191に
おけるRC)を道路上の現在位置とする。
【0369】次に、交差点選択手段113は、現在位置
前方の交差点を特定する(ステップSTJ003)。す
なわち、まず、道路上現在位置RCが存在する線分の両
端(この場合、補間点IPと交差点TP1 とを結ぶ線
分)の座標を用いて、道路上現在位置RCから交差点T
P1 への方位、および補間点IPへの方位を計算する。
計算された方位を、それぞれθ1 ,θ2 とする。これら
の方位θ1 ,θ2 と移動体の進行方位とを比較する。そ
して、進行方位に近い方を抽出する。ここで、θ1 が抽
出されたとする。
【0370】次に、移動体の進行方向に存在する交差点
を特定する。すなわち、道路上現在位置RCから方位θ
1 側に存在する交差点を、道路データから検索する。こ
の場合、TP1 が選ばれる。仮に、進行方位に近似する
方位がθ2 であったとすると、補間端IPをたどって交
差点TP2 が該当する交差点となる。以上のようにし
て、移動体前方の交差点が特定される。
【0371】制御手段114Cは、交差点TP1 の交差
点データから、接続道路数分の接続道路ポインタを得
る。この結果、道路G721,G723,G740,G
744の道路データが得られる。そして、各道路データ
から、最も交差点TP1 側にある補間点の補間点データ
を抽出する(ステップSTJ004)。この結果、補間
点G766,G762,G767、G761の補間点座
標が得られる。
【0372】制御手段114Cは、さらに、現在位置の
存在する道路G744を基準とした他の接続道路の接続
角度を、補間点G766,G762,G767、G76
1の補間点座標と交差点TP1 の座標とから計算する
(ステップSTJ005)。これらの接続角度につい
て、例えば実施例31による量子化規定にしたがって量
子化する(ステップSTJ006)。表示手段109
は、量子化した角度を用いて図189に示すような交差
点および各道路の接続形状を図化したものを表示する
(ステップSTJ007)。
【0373】なお、本実施例では、現在位置の存在する
道路G744の交差点G700への接続角度をそのまま
に交差点形状を図化したが、図193に示すように表示
してもよい。図193に示す表示は、現在位置の存在す
る道路G744の交差点G700への接続角度を、交差
点G744の垂直下方となるように調整されたものであ
る。このような表示は、進入道路からみた交差点と図化
された交差点との位置関係が一致しているので、運転者
にとってより見やすく、理解しやすいものとなる。
【0374】実施例34.図194はこの発明の第34
の実施例による交通情報提示装置の動作を示すフローチ
ャートである。本実施例による装置の構成は図162に
示したものと同様である。ただし、制御手段は、この場
合には、道路の接続角度を量子化する際に、北を基準と
して実行するものであり、以下、本実施例では、制御手
段114Dと表現する。
【0375】図195は交差点G701、それに接続す
る道路G727,G728,G732,G736,G7
44、および各道路G727,G728,G732,G
736,G744の端の交差点G702,G710,G
709,G708,G700を示したものである。
【0376】図196は交差点G701を中心とした各
接続道路の北からの接続角度を示したものである。図に
おいて、矢印J601は地図方位上の北を示す。θ1 〜
θ5は各接続道路の北からの接続角度を示す。
【0377】図197は本実施例による交通情報提示装
置が表示する量子化された交差点の形状を示し、J70
1は交差点G701に対応した交差点記号、J702〜
J706はそれぞれ道路G727,G744,G77
2,G732,G728に対応した道路記号である。
【0378】次に動作について説明する。実施例31の
場合と同様、交差点選択手段113は座標値を入力す
る。(ステップSTJ401)。そして、入力された座
標値に最も近い座標をもつ交差点の交差点データを得る
(ステップSTJ402)。次に、制御手段114D
は、交差点G701の交差点データから、接続道路数分
の接続道路ポインタを得る(ステップSTJ403)。
これらの接続道路ポインタにもとづいて、該当する全て
の道路データを得る(ステップSTJ404)。そし
て、各道路データから、最も交差点G701側にある補
間点の補間点データを抽出する(ステップSTJ40
4)。
【0379】制御手段114Dは、これらの交差点座標
と補間点座標とを用いて、各接続道路の北からの接続角
度を計算する(ステップSTJ405)。すなわち、実
施例32における計算方法を基準を地図方位上の北と変
換し、また、実施例32における基準道路とした道路の
補間点に代えて地図方位上の任意の点(例えば、(0,
YN ・・・YN は正の整数)を用いて計算を行う。その
結果、接続角度θ1 〜θ5 が得られる。
【0380】表示手段109は、量子化した角度を用い
て図197に示すような交差点および各道路の接続形状
を図化したものを表示する(ステップSTJ407)。
【0381】実施例35.図198はこの発明の第35
の実施例による交通情報提示装置の動作を示すフローチ
ャートである。本実施例による装置の構成は図162に
示したものと同様である。ただし、制御手段は、この場
合には、道路の接続角度を地図情報記憶手段101から
得るとともに、交差点種別を取り扱うものであり、以
下、本実施例では、制御手段114Eと表現する。
【0382】本実施例における地図情報記憶手段101
に記憶される地図情報は図図163に示すものと同様で
あるが、この場合には、交差点データに、図199に示
すように接続角度も含まれる。接続角度は、接続する道
路の交差点との接続角度を、北を基準とした時計回りの
角度で表したものである。
【0383】図200は地図情報に対応した地図の一例
を示し、図において、K001はインターチェンジを示
す。K023〜K028は国道同士の交差点を示す。K
029〜K046は保管点を示す。K047,K048
は高速道路を示す。K049〜K064は国道を示す。
【0384】図201はインターチェンジK001に関
する交差点形状を表すものであり、K101はインター
チェンジを表す記号、K102〜K105は道路を表す
道路記号である。図202は国道同士の交差点の交差点
形状を示すものであり、K201は交差点K023を表
す記号、K202〜K205は道路を表す道路記号であ
る。図203はインターチェンジK001に関する交差
点形状の他の表現を表すものであり、、K301はイン
ターチェンジを表す記号、K302〜K303は国道を
表す記号、K303〜K304は高速道路を表す道路記
号である。
【0385】次に動作について説明する。実施例31の
場合と同様、交差点選択手段113は座標値を入力す
る。(ステップSTJ801)。そして、入力された座
標値に最も近い座標をもつ交差点の交差点データを得る
(ステップSTJ802)。次に、制御手段114E
は、交差点データから交差点種別を取り出す(ステップ
STJ803)。さらに、接続道路数分の接続道路ポイ
ンタと接続角度を取り出す(ステップSTJ804)。
これらの接続道路ポインタが指す道路データを得、それ
らから道路種別を取り出す(ステップSTJ805)。
【0386】表示手段109は、制御手段114Eが得
た各接続角度と交差点種別とを入力し、接続角度にした
がって接続道路を記号表示する(ステップSTJ80
6)。さらに、交差点種別に応じて交差点も記号表示す
る(ステップSTJ807)。このようにして、インタ
ーチェンジである交差点K001は、図201に示すよ
うに表示される。ここでは、インターチェンジである交
差点K001に接続する道路が記号化され、さらに、そ
の接続角度をもとに道路記号K102〜K105が表示
される。また、その上に、インターチェンジである交差
点を表す記号が重畳表示されている。
【0387】国道同士の交差点K023は、図202に
示すように表示される。ここでは、交差点K023に接
続する道路が記号化され、さらに、その接続角度をもと
に道路記号K202〜K205が表示される。また、そ
の上に、交差点を表す記号が重畳表示されている。
【0388】本実施例では、道路は、その種類に無関係
に1種類の道路記号で表示されているが、図203に示
すように、道路種別に対応した記号で表示してもよい。
その場相には、接続道路の区別をつけることがより容易
になり、交差点形状をより簡単に把握できる。
【0389】実施例36.図204はこの発明の第36
の実施例による交通情報提示装置の動作を示すフローチ
ャートである。本実施例による装置の構成は図162に
示したものと同様である。ただし、制御手段は、この場
合には、交差点の周りの一定範囲の施設を取り扱うもの
であり、以下、本実施例では、制御手段114Fと表現
する。また、この場合には、地図情報記憶手段101に
は、図205に示す地図情報が設定される。つまり、図
163に示す地図情報に対して、施設データへのポイン
タと施設データとが付加されている。この場合の施設デ
ータは、図206に示すように、公園、ガソリンスタン
ド、郵便局等の施設の種類を表す施設種別と施設座標と
からなる。
【0390】図207は地図情報に対応した地図の一例
を示したものである。この図は図200に示したものと
基本的には同じであるが、ここでは、各施設が記入され
る。図において、K791は寺である施設、K792は
学校である施設、K793はガソリンスタンドである施
設、K974,K976は郵便局である施設、K975
は公園である施設を示す。
【0391】図208は本実施例による交通情報提示装
置による交差点の交差点形状を示すものである。図にお
いて、K801は交差点K023を表す記号、K802
〜K805はそれぞれ道路K049,K051,K05
0,K052を表す記号、K806は郵便局K796を
表す記号、K806は寺K791を表す記号である。
【0392】次に動作について説明する。実施例31の
場合と同様、交差点選択手段113は座標値を入力す
る。(ステップSTK401)。そして、入力された座
標値に最も近い座標をもつ交差点の交差点データを取り
出す(ステップSTK402)。この交差点データ中の
交差点座標は保存される(ステップSTK403)。次
に、制御手段114Fは、交差点データ内の各接続角度
を取り出す(ステップSTK404)。さらに、交差点
座標から一定範囲内にある施設を地図情報記憶手段10
1から取り出す(ステップSTK405)。すなわち、
制御手段114Fは、地図情報記憶手段101内の全て
の施設データについて、施設座標と保存されている交差
点座標とを比較し、その間の距離があらかじめ設定され
ているしきい値以内である施設座標を持つ施設データを
取り出し、それらを保存する。
【0393】表示手段109は、取り出された接続角度
を用いて、接続道路を記号化し図化表示する(ステップ
STK406)。また、保存されている各施設データの
施設座標に対応する位置に、施設種別に対応した記号を
表示する(ステップSTK407)。これらの記号は道
路記号に重畳表示される。以上のようにして、図208
に示す表示がなされる。
【0394】実施例37.図209はこの発明の第37
の実施例による交通情報提示装置の動作を示すフローチ
ャートである。本実施例による装置の構成は図162に
示したものと同様である。ただし、制御手段は、この場
合には、交差点の周りの一定範囲の歩道橋を取り扱うも
のであり、以下、本実施例では、制御手段114Gと表
現する。また、この場合には、表示手段109には、歩
道橋を表す記号の重畳表示を行う。
【0395】図210は地図情報に対応した地図の一例
を示したものである。この図は図200に示したものと
基本的には同じであるが、ここでは、各歩道橋が記入さ
れる。図において、L001〜L007は歩道橋である
施設を示す。
【0396】図211は本実施例による交通情報提示装
置による交差点の交差点形状を示すものである。図にお
いて、L101は交差点K023を表す記号、L202
〜L205はそれぞれ道路K049,K051,K05
0,K052を表す記号、L106は歩道橋の存在を表
す記号である。
【0397】次に動作について説明する。実施例31の
場合と同様、交差点選択手段113は座標値を入力す
る。(ステップSTK901)。そして、入力された座
標値に最も近い座標をもつ交差点の交差点データを取り
出す(ステップSTK902)。制御手段114Gは、
この交差点データ中の全ての交差点座標および全ての接
続角度を取り出す(ステップST903)。表示手段1
09は、取り出された接続角度を用いて、交差点形状を
図化表示する(ステップSTK904)。
【0398】さらに、制御手段114Gは、全ての施設
データ中の施設種別を調べ、交差点座標から一定範囲内
にある歩道橋である施設データを取り出す(ステップS
TK905〜K909)。そして、制御手段114G
は、該当する施設データを見つけるたびに、表示手段1
09に、歩道橋を表す記号を交差点記号に重畳表示させ
る(ステップSTK910)。以上のようにして、図2
11に示す表示がなされる。
【0399】実施例38.図212はこの発明の第38
の実施例による交通情報提示装置の構成を示すブロック
図である。図において、101は図205に示す地図情
報を記憶する地図情報記憶手段、102は移動体の現在
位置と進行方位とを検出する現在位置検出手段、113
は移動体の前方にある交差点を求める交差点選択手段、
115は交差点に接続する道路と接続角度とを検索する
とともに、移動体からみて交差点の左側にある施設を抽
出する制御手段、109は交差点形状を表示するととも
に、施設を記号を用いて重畳表示する表示手段である。
【0400】図213は地図情報に対応した地図の一例
を示すものである。図において、K791は寺である施
設、K792は学校である施設、K793はガソリンス
タンドである施設、K974,K976は郵便局である
施設、K975は公園である施設を示す。L301は移
動体の現在位置と進行方向とを示すものである。
【0401】図214は本実施例による交通情報提示手
段が提示する交差点形状を示すものであり、L401は
交差点を表す記号、L402〜L405はそれぞれ道路
K049,K051,K050,K052を表す記号、
L406は郵便局K796を表す記号、L407は移動
体の現在位置を表す記号である。
【0402】図215は、この場合の道路データの構成
を示すものであり、道路データは、始点交差点の座標を
示す始点座標(最初の補間点座標の直前に設定される)
と終点交差点の座標を示す終点交差点座標(最後の補間
点座標の直後に設定される)とを含む。図220,図2
21は交差点選択手段113の動作を説明するための説
明図である。図において、TP1 は道路K051の始点
交差点(交差点K023)を示す。また、TP2 は終点
交差点(交差点K026)を示す。IP1 は補間点K0
32を示し、IP2 は補間点K033を示し、CPは現
在位置を示す。その矢印は進行方位を示す。RCは道路
K051において現在位置に最も近い点(道路上現在位
置)を示す。M001〜M003は各交差点と補間点と
の間の線分を示す。
【0403】図221は始点交差点TP1 と補間点IP
1 との間の線分を拡大したものであるが、図において、
矢印M101は進行方向を表す矢印、矢印M102,M
103は真北を表す矢印、θ1 は座標上方を基準とした
RCから見たTP1 の方位、θ2 はIPの方位を示す。
θ3 は真北を基準とした移動体の進行方位を示す。
【0404】次に動作について図216のフローチャー
トを参照して説明する。まず、現在位置検出手段102
は、移動体の現在位置と進行方位とを検出する(ステッ
プSTL701)。交差点選択手段113は、現在位置
に最も近い道路の道路データと移動体前方の交差点の交
差点データを得る(ステップSTL702)。その処理
は、図217〜ず218のフローチャートに示すように
なされる。
【0405】交差点選択手段113は、距離比較用の変
数「最小距離」を十分大きな値、例えば、100kmに
設定しておく(ステップSTL701)。次に、地図情
報記憶手段101内の最初の道路データにポインタ1を
設定する(ステップSTL702)。ポインタ1が指す
道路データ内の始点座標にポインタ2を設定する(ステ
ップSTL703)。ポインタ2が指す位置の位置の座
標値を得、これをS(XS ,YS )とする(ステップS
TL704)。さらに、ポインタ2が指す位置の次の位
置の座標値を得、これをE(XE ,YE )とする(ステ
ップSTL705)。
【0406】そして、S(XS ,YS )とE(XE ,Y
E )とを通る直線における、現在位置座標からの垂線と
の交点C(XC ,YC )を計算する(ステップSTL7
06)。その交点C(XC 、YC )が線分SE間に存在
するかどうか調べる(ステップSTL707)。
【0407】交点C(XC ,YC )が線分SE間に存在
する場合には(ステップSTL708)、交点C(XC
,YC )と現在位置座標との距離を計算する(ステッ
プSTL709)。
【0408】以上の処理について、図220について具
体的に説明する。ポインタ1が線分M001を含む道路
の道路データを示し、ポインタ2がその道路データの始
点座標を示しているとする。すると、ポインタ2の指す
始点座標、すなわち交差点TP1 の座標と、ポインタ2
の指す位置の次の位置の座標、すなわち補間点IP1の
座標とを通る直線への、現在位置CPからの垂線との交
点が求められる。この交点がRCである。このRCは交
差点TP1 と補間点IP1 とを結ぶ線分上にあるので、
現在位置CPと交点RCとの間の距離が計算される。
【0409】次に、交差点選択手段113は、現在位置
CPと交点RCとの間の距離を最小距離と比較する(ス
テップSTL710)。その距離が最小距離よりも小さ
ければ、その距離を最小距離とし、ポインタ1およびポ
インタ2の内容を保存する(ステップSTL711)。
ポインタ2を1つ進め(ステップSTL712)、ポイ
ンタ2が指す位置が終点座標でなければ、ステップST
L704に戻る(ステップSTL713)。
【0410】終点座標を指していれば、ポインタ1を1
つ進め(ステップSTL714)、全ての道路データに
ついて処理を終了したかどうか確認する(ステップST
L715)。終了していなければ、ステップSTL70
3に戻る。終了していれば、ポインタ1が指している位
置の道路データの道路を現在位置道路、ポインタ2が指
している位置の座標を、現在位置線分開始座標とする
(ステップSTL716)。
【0411】交点C(XC 、YC )からポインタ2が指
す位置の座標への方位を、真北を基準として計算し、計
算した方位を方位Aとする(ステップSTL717)。
現在位置検出手段102が検出した方位と方位Aとの差
の絶対値を求めこれを方位差Aとする(ステップSTL
718)。同様に、交点C(XC ,YC )からポインタ
2が指す位置の次の位置の座標への方位を、真北を基準
として計算し、計算した方位を方位Bとする(ステップ
STL719)。現在位置検出手段102が検出した方
位と方位Bとの差の絶対値を求めこれを方位差Bとする
(ステップSTL720)。
【0412】交差点選択手段113は、方位差Aと方位
差Bとを比較し(ステップSTL721)、方位差Aが
方位差Bより大きければ、ポインタ1が指す道路データ
内の始点交差点ポインタが指している交差点データの交
差点を前方交差点とし(ステップSTL722)、そう
でなければ、ポインタ1が指す道路データ内の終点交差
点ポインタが指している交差点データの交差点を前方交
差点とし(ステップSTL723)。そして、前方交差
点の交差点データを取り出す(ステップSTL72
4)。
【0413】以上のステップSTL716からSTL7
24までの処理を、図221を用いて具体的に説明す
る。ポインタ1が指す道路データの道路、すなわち現在
位置道路が線分M001を含む道路であり、ポインタ2
が指す位置の座標、すなわち、現在位置線分座標が交差
点TP1 の座標になっているとする。すると、真北を基
準として、交点RCからポインタ2が指す位置の座標、
すなわち交差点TP1 の座標への方位θ1 が、方位Aと
して得られる。方位θ1 と現在位置検出手段102で検
出された方位θ3 との差の絶対値が方位差Aとなる。
【0414】真北を基準として、交点RCからポインタ
2が指す位置の次の位置の座標、すなわち、補間点IP
1 の座標への方位θ2 が、方位Bとして得られる。方位
θ2と現在位置検出手段102で検出された方位θ3 と
の差の絶対値が方位差Bとなる。そして、ここでは、宝
飯差Bが方位差Aよりも大きいので、前方交差点とし
て、交差点TP1 が得られる。
【0415】制御手段115は、前方交差点の交差点デ
ータから交差点座標と全ての接続角度を得る(ステップ
STL603)。そして、得られた交差点座標をもと
に、その交差点TP1 から一定範囲内に存在する施設の
施設データを地図情報記憶手段101から取り出す。取
り出した施設データの中で交差点TP1 の左側に位置す
る施設の施設データを抽出する(ステップSTL60
4)。そのために、制御手段115は、以下の処理を実
行する。
【0416】図219のフローチャートに示すように、
制御手段115は、まず、地図情報記憶手段101内の
最初の施設データにポイオンタを設定する(ステップS
TL901)。次に、ポインタが指す施設データの施設
座標D(XD ,YD )を取り出す(ステップSTL90
2)。この施設座標と交差点座標とを用いて、2点間の
距離を計算する(ステップSTL903)。その距離が
しきい値以内であれば(ステップSTL904)、現在
位置道路上の前方交差点TP1 の一つ手前の補間点(こ
の場合、補間点IP1 )の座標を得る(ステップSTL
905)。これをB(XB ,YB )とする。また、前方
交差点TP1 の座標を得、これをA(XA ,YA )とす
る(ステップSTL906)。
【0417】補間点IP1 と前方交差点TP1 とを結ぶ
線分BAと、補間点IP1 と施設座標D(XD ,YD )
とを結ぶ線分BDとのなす角度を、線分BAからの角度
として計算する(ステップSTL907)。この角度が
180゜を越えていれば、その施設は交差点の左側にあ
るとして、施設データを保存する(ステップSTL90
8,L909)。ポインタを1つ進め(ステップSTL
910)、全ての施設データについて以上の処理が完了
している場合には、処理を終了する(ステップSTL9
11)。そうでなければ、ステップSTL902に戻
る。
【0418】表示手段109は、制御手段115が得た
接続座標のもとづいて交差点形状を図化して表示する
(ステップSTL605)。さらに、抽出された施設
を、施設種別に応じた記号で、交差てん形状に重畳表示
する(ステップSTL606)。以上のようにして、図
214に示す表示がなされる。図214において、交差
点K023(その記号はL401)から一定の範囲に存
在する施設K791,K794(図213参照)のう
ち、施設K796が交差点の左にあると判定され、記号
L406で表示されている。
【0419】実施例39.図222はこの発明の第39
の実施例による交通情報提示装置の構成を示すブロック
図である。図において、101は地図情報を記憶する地
図情報記憶手段、116は地図情報中の道路、交差点、
施設などの主要な要素を、絵部品に置き換えるととも
に、部品の表示形状および部品間の関係を記述した絵構
造命題を作成する絵構造命題データ変換手段、109は
絵構造命題データの部品の表示形状および部品間の関係
を画面に展開し、地図図形を表示する表示手段である。
【0420】図223はこの場合の地図情報の構成を示
すものであり、図205に示されたものと同じものであ
る。図224はこの場合の道路データの構成を示すもの
であり、図164に示されたものと同じものである。図
225はこの場合の交差点データの構成を示すものであ
り、図165に示されたものと同じものである。図22
6はこの場合の施設データの構成を示すものであり、図
206に示されたものと同じものである。
【0421】部品の図227は絵構造命題データの構成
を示すものであり、絵構造命題データは、丸、棒まどの
絵構造命題の種類を表す絵構造命題種別と、絵構造命題
データが表す対象や属性等を示す1つまたは複数の項と
を含む。絵構造命題データは、「絵構造命題種別(項
1、項2、・・・、項S)」のように記述される。
【0422】図228は絵構造命題データで表される部
品の表示形状の一例を示すものである。(A)は絵構造
命題種別が棒Aである絵構造命題データが表す部品の表
示形状を示す。(B)は絵構造命題種別が棒Bである絵
構造命題データが表す部品の表示形状を示す。(C)は
絵構造命題種別が棒Cである絵構造命題データが表す部
品の表示形状を示す。図229は絵構造命題データで表
される部品の表示形状の他の例を示すものである。
(A)は絵構造命題種別が丸Aである絵構造命題データ
が表す部品の表示形状を示す。(B)は絵構造命題種別
が丸Bである絵構造命題データが表す部品の表示形状を
示す。(C)は絵構造命題種別が丸Cである絵構造命題
データが表す部品の表示形状を示す。(D)は絵構造命
題種別が丸Dである絵構造命題データが表す部品の表示
形状を示す。
【0423】図230は絵構造命題データで表される部
品の表示形状のさらに他の例を示すものである。(A)
は絵構造命題種別が記号Aである絵構造命題データが表
す部品の表示形状を示す。(B)は絵構造命題種別が記
号Bである絵構造命題データが表す部品の表示形状を示
す。(C)は絵構造命題種別が記号Cである絵構造命題
データが表す部品の表示形状を示す。(D)は絵構造命
題種別が記号Dである絵構造命題データが表す部品の表
示形状を示す。
【0424】図231は部品の表示形状を表す絵構造命
題データの一例を示すものであり、部品の表示形状を表
す絵構造命題データは、図231の右覧に記載されてい
るように意味付けられる。図232は図231に示す絵
構造命題データが表す部品の表示形状を示すものであ
る。図において、表示形状付近の符号は、絵構造命題デ
ータの項で与えられている番号に対応した部品番号であ
る。
【0425】図233は部品の関係を表す絵構造命題デ
ータの一例を示すものであり、図233の上欄の絵構造
命題データに対応したものである。部品の表示形状を表
す絵構造命題データは、図231の右覧に記載されてい
るように意味付けられる。図234は部品間の関係を表
す絵構造命題データを説明するための説明図であり、
(A)は絵の部品を示す。(B)は(A)の各絵の部品
を表す絵構造命題データである。(C)は絵の部品の両
端が丸B(30)および丸C(19)であることを示す
絵構造命題データである。この場合、絵構造命題種別
は、両端である。
【0426】図235も部品間の関係を表す絵構造命題
データを説明するための説明図であり、図233の中欄
の絵構造命題データに対応したものである。(A)は絵
の部品(11),(119)を示す。N001は座標上
方を示す補助線である。(B)は(A)の各絵の部品を
表す絵構造命題データを表す。(C)は部品(119)
の部品(11)からの向きを示す絵構造命題データを表
し、絵構造命題種別は方向である。
【0427】図236も部品間の関係を表す絵構造命題
データを説明するための説明図であり、図233の下欄
の絵構造命題データに対応したものである。(A)は絵
の部品(42),(87)および距離(3)を示す。
(B)は(A)の各絵の部品を表す絵構造命題データを
表す。(C)は部品(42)と部品(87)との間の距
離を示す絵構造命題データを表し、絵構造命題種別は距
離である。
【0428】図237は地図情報に対応した地図の一例
を示すものである。図において、N701は国道同士の
交差点、N702,N703は国道と一般道との交差
点、N704,N705は一般道同士の交差点、N70
6,N707は国道、N708,N709は一般道を示
す。矢印N710は交差点N701から見た交差点N7
02の向き、矢印N711,N712,N713はそれ
ぞれ交差点N702から見た交差点N703,N70
4,N705の向き、θ1 ,θ2 ,θ4 ,θ3 はそれぞ
れ座標系上方を基準にした矢印N710〜N713の角
度を示す。d1 は交差点N701と交差点N702との
間の距離、d2 は交差点N702と交差点N703との
間の距離、d3 は交差点N702と交差点N704との
間の距離、d4 は交差点N702と交差点N705との
間の距離を示す。
【0429】図238は図237に示す地図について絵
構造命題データを記述した場合を示すものである。図に
おいて、(A)〜(I)は交差点N701〜N705お
よび道路N706〜N709を対応する絵の部品として
表した絵構造命題データ、(J)〜(U)は部品間の位
置関係を表す絵構造命題データを示す。図239は図2
38に示す絵構造命題データを、各部品の表示形状にも
とづいて図化したものである。
【0430】図240は地図情報に対応した他の地図例
を示すものである。図において、P144は高速道路の
インターチェンジ、P145は国道同士の交差点、P1
46〜P150は国道と一般道との交差点、P151〜
P157は一般道同士の交差点、P158,P159は
高速道路、P160〜P169は国道、P170〜P1
93は一般道、P194〜P198は施設を示す。図2
41は図240に示す地図が一旦絵構造命題データに変
換された後に図化されたものを示している。
【0431】ここで、絵構造命題データについて詳しく
説明しておく。絵構造命題データには、図227に示す
ように、丸、棒、記号等の絵を構成する部品の種類や、
ある部品から他のある部品への向き、部品間の長さ等の
部品間の関係を表す絵構造命題種別が存在する。また、
絵構造命題種別が表す部品の部品番号や、部品間の関係
を表す場合に角度や距離を示す項が存在する。1つの絵
構造命題データには、1つの絵構造命題種別が存在する
が、項は、絵構造命題種別によって一意に決まる個数分
だけ存在する。
【0432】部品の種類を表す絵構造命題データは、例
えば、図231に示されるようなデータであり、絵構造
命題データは、それぞれ図231の右欄に示す意味を持
つ。絵構造命題データの項である(1),(20),
(108)は部品番号である。また、絵構造命題種別で
ある棒A,記号B,丸Dは部品番号で表される部品の色
や形などの表示形状と一意に対応している。このことを
図示したものが図232に示すものである。
【0433】部品間の関係を表す絵構造命題データは、
例えば、図233に示されるようなデータであり、絵構
造命題データは、それぞれ図233の右欄に示す意味を
持つ。ここで、各絵構造命題データの項の個数および各
項のもつ意味は、絵構造命題種別で一意に定まる。例え
ば、方向(119、11、4)の絵構造命題種別は、方
向である。このとき、項を3つ持ち、第1項はこの絵構
造命題データでその方向が決められる部品の部品番号、
第2項は第1項で示される部品の方向を決める基準とな
る部品の部品番号、第3項は方向を表す角度である。
【0434】部品の種類を表す絵構造命題データと部品
間の関係を表す絵構造命題データとを用いて絵を表現す
ると、例えば、図238に示す21個の絵データで、図
239に示す絵を表現できる。図239における各表示
形状は、図228〜図230に示された表示形状に対応
しているが、それ以外の任意の形状とすることができ
る。
【0435】次に動作について図242のフローチャー
トを参照して説明する。絵構造命題データ変換手段11
6は、まず、地図情報記憶手段101内の地図情報を検
索し、地図情報中の主な要素を絵データに変換する(ス
テップSTP201)。この処理は、図243に示すよ
うに実行される。
【0436】絵構造命題データ変換手段116は、ま
ず、絵の部品に一意な番号をつけるために、部品番号用
のカウンタを用意し、これを1に初期化する(ステップ
STP211)。次に、道路について絵構造命題データ
を作成する(ステップSTP212)。この作成は、図
244に示すようになされる。
【0437】絵構造命題データ変換手段116は、地図
情報中の道路データ数に応じた個数の要素を持つ部品番
号格納用の配列(配列1)を用意する(ステップSTP
401)。また、地図情報中の先頭の道路データにポイ
ンタを設定する(ステップSTP402)。次に、ポイ
ンタが指す位置の道路データを取り出しこの道路データ
内の道路種別を取り出す(ステップSTP403)。
【0438】道路種別の内容が国道であった場合には
(ステップSTP404)、絵構造命題種別が棒B、項
がカウンタの値である絵構造命題データを作成する(ス
テップSTP405)。高速道路であった場合には(ス
テップSTP406)、絵構造命題種別が棒C、項がカ
ウンタの値である絵構造命題データを作成する(ステッ
プSTP407)。いずれでもない場合には、絵構造命
題種別が棒A、項がカウンタの値である絵構造命題デー
タを作成する(ステップSTP408)。
【0439】カウンタの値を、配列1の要素の中でポイ
ンタが指す道路データと同じ位置となる要素に格納する
(ステップSTP409)。そして、カウンタの内容を
1増やす(ステップSTP410)。ポインタを1進め
(ステップSTP411)、全ての道路データについて
以上の処理が完了しているかどうか判定する(ステップ
STP412)。完了していない場合には、ステップS
TP403に戻る。以上のようにして、ステップSTP
212の処理が実行される。
【0440】絵構造命題データ変換手段116は、次
に、交差点について絵構造命題データを作成する(ステ
ップSTP213)。この作成は、図245に示すよう
になされる。
【0441】絵構造命題データ変換手段116は、地図
情報中の交差点データ数に応じた個数の要素を持つ部品
番号格納用の配列(配列2)を用意する(ステップST
P501)。また、地図情報中の先頭の交差点データに
ポインタを設定する(ステップSTP502)。次に、
ポインタが指す位置の交差点データを取り出しこの交差
点データ内の交差点種別を取り出す(ステップSTP5
03)。
【0442】交差点種別の内容がインターチェンジまた
はジャンクションであった場合には(ステップSTP5
04)、絵構造命題種別が丸D、項がカウンタの値であ
る絵構造命題データを作成する(ステップSTP50
5)。国道同士の交差点であった場合には(ステップS
TP506)、絵構造命題種別が丸C、項がカウンタの
値である絵構造命題データを作成する(ステップSTP
507)。国道との交差点であった場合には(ステップ
STP508)、絵構造命題種別が丸B、項がカウンタ
の値である絵構造命題データを作成する(ステップST
P509)。いずれでもない場合には、絵構造命題種別
が丸A、項がカウンタの値である絵構造命題データを作
成する(ステップSTP510)。
【0443】カウンタの値を、配列2の要素の中でポイ
ンタが指す交差点データと同じ位置となる要素に格納す
る(ステップSTP511)。そして、カウンタの内容
を1増やす(ステップSTP512)。ポインタを1進
め(ステップSTP513)、全ての交差点データにつ
いて以上の処理が完了しているかどうか判定する(ステ
ップSTP514)。完了していない場合には、ステッ
プSTP503に戻る。以上のようにして、ステップS
TP213の処理が実行される。
【0444】絵構造命題データ変換手段116は、次
に、施設について絵構造命題データを作成する(ステッ
プSTP214)。この作成は、図246に示すように
なされる。
【0445】絵構造命題データ変換手段116は、地図
情報中の施設点データ数に応じた個数の要素を持つ部品
番号格納用の配列(配列3)を用意する(ステップST
P601)。また、地図情報中の先頭の施設データにポ
インタを設定する(ステップSTP602)。次に、ポ
インタが指す位置の施設データを取り出しこの施設デー
タ内の施設種別を取り出す(ステップSTP603)。
【0446】施設種別の内容が郵便局であった場合には
(ステップSTP604)、絵構造命題種別が記号A、
項がカウンタの値である絵構造命題データを作成する
(ステップSTP605)。ガソリンスタンドであった
場合には(ステップSTP606)、絵構造命題種別が
記号B、項がカウンタの値である絵構造命題データを作
成する(ステップSTP607)。寺であった場合には
(ステップSTP608)、絵構造命題種別が記号C、
項がカウンタの値である絵構造命題データを作成する
(ステップSTP609)。神社であった場合には(ス
テップSTP610)、絵構造命題種別が記号D、項が
カウンタの値である絵構造命題データを作成する(ステ
ップSTP611)。いずれでもない場合には、絵構造
命題データを作成しない。
【0447】カウンタの値を、配列3の要素の中でポイ
ンタが指す交差点データと同じ位置となる要素に格納す
る(ステップSTP612)。そして、カウンタの内容
を1増やす(ステップSTP613)。ポインタを1進
め(ステップSTP614)、全ての施設データについ
て以上の処理が完了しているかどうか判定する(ステッ
プSTP615)。完了していない場合には、ステップ
STP603に戻る。以上のようにして、ステップST
P214の処理が実行される。
【0448】絵構造命題データ変換手段116は、次
に、道路および交差点に関する絵の部品の部品間の関係
を表す絵構造命題データを作成する(ステップSTP2
15)。この作成は、図247,図248に示すように
なされる。
【0449】絵構造命題データ変換手段116は、地図
情報中の先頭の道路データにポインタを設定する(ステ
ップSTP701)。配列1の要素の中でポインタが指
す道路データの位置と同じ位置となる要素を取り出し、
これを番号1とする(ステップSTP702)。ポイン
タが指す道路データから始点交差点ポインタと終点交差
点ポインタを取り出す(ステップSTP703)。配列
2の要素の中で始点交差点ポインタが指す交差点データ
の位置と同じ位置となる要素を取り出し、これを番号2
とする(ステップSTP704)。同様に、配列2の要
素の中で終点交差点ポインタが指す交差点データの位置
と同じ位置となる要素を取り出し、これを番号3とする
(ステップSTP705)。
【0450】次に、始点交差点ポインタが指す交差点デ
ータ内の交差点座標を得、これを座標1とする。また、
終点交差点ポインタが指す交差点データ内の交差点座標
を得、これを座標2とする(ステップSTP706)。
次いで、座標情報を基準として、座標1からみた座標2
の方位を計算する(ステップSTP707)。具体的に
は、座標1を原点としたときに、座標2と座標1を通る
直線と、Y軸とのなす角を、Y軸から時計回りの角度と
して計算し、この角度を方位とする。
【0451】次に、座標1と座標2との間の距離を計算
する(ステップSTP708)。そして、絵構造命題種
別が両端で、項1が番号1、項2が番号2、項3が番号
3である絵構造命題データを作成する(ステップSTP
709)。また、絵構造命題種別が方位端で、項1が番
号3、項2が番号2、項3がステップSTP707で計
算された方位である絵構造命題データを作成する(ステ
ップSTP710)。絵構造命題種別が位置で、項1が
番号1、項2が番号2、項3がステップSTP708で
計算された距離である絵構造命題データを作成する(ス
テップSTP711)。
【0452】ポインタを1進め(ステップSTP71
2)、全ての道路データについて以上の処理が完了して
いるかどうか判定する(ステップSTP713)。完了
していない場合には、ステップSTP702に戻る。以
上のようにして、ステップSTP215の処理が実行さ
れる。
【0453】絵構造命題データ変換手段116は、次
に、施設に関する絵の部品の部品間の関係を表す絵構造
命題データを作成する(ステップSTP216)。この
作成は、図249,図250に示すようになされる。
【0454】絵構造命題データ変換手段116は、地図
情報中の先頭の施設データにポインタを設定する(ステ
ップSTP901)。そして、施設データを得、配列3
の要素の中でポインタが指す施設データの位置と同じ位
置となる要素を取り出し、これを番号1とする(ステッ
プSTP902)。番号1の内容が0である場合には、
ステップSTP918に移行する(ステップSTP90
3)。番号1が0でなければ、ステップSTP902で
得られた施設データの施設座標を得、これを座標1とす
る(ステップSTP904)。
【0455】地図情報の先頭の交差点データにポインタ
2を設定する(ステップSTP905)。施設と各交差
点との間の距離比較用変数「最小距離」を用意し、その
内容を十分大きな値、例えば100kmに設定する(ス
テップSTP906)。ポインタ2が指す交差点データ
内の交差点座標を得、これを座標2とする(ステップS
TP907)。次に、座標1と座標2との間の距離を計
算する(ステップSTP908)。計算した距離と最小
距離とを比較し(ステップSTP909)、計算した距
離が最小距離以下であれば、最小距離を、計算した距離
で更新する。また、ポインタ2と座標2とを保存する。
(ステップSTP910)。ポインタ2を1進め次の交
差点データに設定し(ステップSTP911)、全ての
交差点データについて以上の処理が完了しているかどう
か判定する(ステップSTP912)。完了していない
場合には、ステップSTP907に戻る。
【0456】完了した場合には、以下の処理を行う。配
列2の要素の中で、ステップSTP910で保存したポ
インタ2が指す交差点データと同じ位置となる要素を取
り出しこれを番号2とする(ステップSTP913)。
ステップSTP910で保存した最小距離を距離とする
(ステップSTP914)。座標2からの座標1の向き
を計算し、これを方位とする(ステップSTP91
5)。
【0457】次に、絵構造命題種別が方向で、項1が番
号委、項2が番号2、項3がステップSTP915で計
算された方位とする絵構造命題データを作成する(ステ
ップSTP916)。さらに、絵構造命題種別が位置
で、項1が番号委、項2が番号2、項3がステップST
P914で設定された距離とする絵構造命題データを作
成する(ステップSTP917)。ポインタを1進め次
の施設データに設定し(ステップSTP918)、全て
の施設データについて以上の処理が完了しているかどう
か判定する(ステップSTP919)。完了していない
場合には、ステップSTP902に戻る。以上のように
して、ステップSTP216の処理が実行される。
【0458】次に、表示手段109は、絵構造命題デー
タを画面座標系に展開し、地図図形を作成する(ステッ
プSTP202)。具体的には、図251のフローチャ
ートに示すように実行される。
【0459】まず、地図図形の基準となる丸に関する絵
の部品を画面に配置する(ステップSTP221)。配
置処理は、図252のフローチャートに示すように実行
される。最初に、丸に関する部品の部品番号、画面座
標、および画面座標設定終了を示すフラグを、部品の個
数分格納しうる配列4を用意する(ステップSTQ00
1)。絵構造命題データを検索し、絵構造命題種別が丸
A、丸B、丸C、丸Dのいずれである場合、その項の内
容を配列4の部品番号の内容とする。この処理を全ての
絵構造命題データについて行う。そして、丸に関する部
品の部品番号をすべて配列4に格納する(ステップST
Q002)。
【0460】配列4の先頭に部品を座標設定の基準と
し、この部品の画面座標を(0,0)とする。また、座
標設定フラグをオンする(ステップSTQ003)。ポ
インタ1を配列4の先頭に設定する(ステップSTQ0
04)。ポインタ1が指す配列4の部品について座標設
定フラグがオンでなければ、ステップSTQ022に移
行する。オンであれば、以下の処理を行う(ステップS
TQ005)。
【0461】ポインタ1が指す配列4の部品番号を得、
これを番号1とする(ステップSTQ006)。次に、
絵構造命題データを検索し、絵構造命題種別は両端であ
るものをすべて抽出する。抽出した絵構造命題データの
項1または項2が番号1と一致するものを選ぶ。そし
て、一致する項とは異なる項の内容を配列5に設定する
(ステップSTQ007)。例えば、項1の内容が番号
1と一致する場合には、項2の内容が配列5に格納され
る。
【0462】ポインラ2を配列5の先頭に設定する(ス
テップSTQ008)。そして、ポインタ2が指す配列
5の内容を取り出し、これを番号2とする(ステップS
TQ009)。次に、配列4を検索し、部品番号が番号
2と一致するものを選ぶ。また、その座標設定フラグを
得る。その部品番号の配列4における位置を、ポインタ
3の内容とする(ステップSTQ010)。
【0463】座標設定フラグがオンしている場合には、
ステップSTQ020に移行する(ステップSTQ01
1)。オフしている場合には、絵構造命題データから絵
構造命題種別が位置であるものをすべて抽出する。さら
に、抽出した絵構造命題データから項1が番号1のとき
に項2が番号2となっているか、または、項1が番号2
のときに項2が番号1となっているものを抽出する。そ
の項3の内容を距離とする(ステップSTQ012)。
【0464】絵構造命題データから絵構造命題種別が方
位であるものをすべて抽出する。さらに、抽出した絵構
造命題データから項1が番号1のときに項2が番号2と
なっているか、または、項1が番号2のときに項2が番
号1となっているものを抽出する(ステップSTQ01
3)。抽出された絵構造命題データの項1が番号1で項
2が番号2であれば、項3の内容の逆方向を方向とする
(ステップSTQ014,Q015)。項3の内容が8
0゜であれば260゜、190゜であれば10゜であ
る。そうでなければ、項3の内容を方向とする(ステッ
プSTQ016)。
【0465】設定された方向とステップSTQ012で
得られた距離とから、三角関数を用いて番号2の部品の
番号1の部品からのオフセット量を計算する(ステップ
STQ017)。このオフセット量に、番号1の部品の
座標を加えたものを番号2の画面座標とする。そして、
配列4のポインタ3が指す位置に座標に格納する。(ス
テップSTQ018)。また、配列4のポインタ3が指
す座標設定フラグをオンする(ステップSTQ01
9)。
【0466】そして、ポインタ2を配列5における次の
位置に進め(ステップSTQ020)、以上の処理が配
列5の全てについて終了したかどうか判定する(ステッ
プSTQ021)。終了していなければ、ステップST
Q009に戻る。終了していれば、ポインタ1を配列4
における次の位置に進め(ステップSTQ022)、以
上の処理が配列4の全てについて終了したかどうか判定
する(ステップSTQ023)。終了していなければ、
ステップSTQ005に戻る。
【0467】終了していれば、配列4の全ての座標設定
フラグがオンしているか調べ(ステップSTQ02
4)、オンしていれば処理を終了する。オンしていなけ
れば、ステップSTQ004に戻る。以上のようにし
て、ステップSTP221の処理が実行される。
【0468】次に、表示手段109は、絵構造命題種別
が丸に関する部品を描画する(ステップSTP22
2)。具体的には、図255のフローチャートに示すよ
うに実行される。
【0469】表示手段109は、まず、先頭の絵構造命
題データにポインタを設定する(ステップSTQ50
1)。そして、ポインタが指す絵構造命題データの絵構
造命題種別が丸の関係、すなわち、丸A、丸B、丸C、
丸Dであるか調べ(ステップSTQ502)、丸の関係
でなければ、ステップSTQ507に移行する(ステッ
プSTQ503)。丸の関係であれば、その絵構造命題
データの項の内容を番号1とする。また、絵構造命題種
別を取り出す(ステップSTQ504)。配列4のデー
タを検索し、部品番号が番号1と一致するものを選びそ
の座標を得る(ステップSTQ506)。
【0470】絵構造命題種別に応じた表示色および表示
形状で、得られた座標の位置に丸を示す記号を描画する
(ステップSTQ506)。ポインタを次の絵構造命題
データの位置に進め(ステップSTQ507)、全ての
絵構造命題データについて処理が終了しているかどうか
判定する(ステップSTQ508)。終了していなけれ
ば、ステップSTQ502に戻る。以上のようにして、
ステップSTP222の処理が実行される。
【0471】次に、表示手段109は、絵構造命題種別
が棒に関する部品を描画する(ステップSTP22
3)。具体的には、図256のフローチャートに示すよ
うに実行される。
【0472】表示手段109は、まず、先頭の絵構造命
題データにポインタを設定する(ステップSTQ60
1)。そして、ポインタが指す絵構造命題データの絵構
造命題種別が棒の関係であるかどうか調べ(ステップS
TQ602)、棒の関係でなければ、ステップSTQ6
09に移行する(ステップSTQ603)。棒の関係で
あれば、その絵構造命題データの項の内容を番号1とす
る。また、絵構造命題種別を取り出す(ステップSTQ
604)。絵構造命題種別が両端のものを取り出し、そ
の中から、項1が番号1と一致するものを抽出する。そ
の項2を番号2、項3を番号3とする(ステップSTQ
605)。配列4のデータを検索し、部品番号が番号2
と一致するものを選びその座標を座標1とする(ステッ
プSTQ606)。さらに、配列4のデータを検索し、
部品番号が番号3と一致するものを選びその座標を座標
2とする(ステップSTQ607)。
【0473】絵構造命題種別に応じた表示色および表示
形状で、一方が座標1、他方が座標2となっている棒記
号を描画する(ステップSTQ608)。ポインタを次
の絵構造命題データの位置に進め(ステップSTQ60
9)、全ての絵構造命題データについて処理が終了して
いるかどうか判定する(ステップSTQ610)。終了
していなければ、ステップSTQ602に戻る。以上の
ようにして、ステップSTP223の処理が実行され
る。
【0474】次に、表示手段109は、絵構造命題種別
が記号に関する部品を描画する(ステップSTP22
4)。具体的には、図257のフローチャートに示すよ
うに実行される。
【0475】表示手段109は、まず、先頭の絵構造命
題データにポインタを設定する(ステップSTQ70
1)。そして、ポインタが指す絵構造命題データの絵構
造命題種別が記号の関係であるかどうか調べ(ステップ
STQ702)、記号の関係でなければ、ステップST
Q710に移行する(ステップSTQ703)。記号の
関係であれば、その絵構造命題データの項の内容を番号
1とする。また、絵構造命題種別を取り出す(ステップ
STQ704)。絵構造命題種別が位置のものを取り出
し、その中から、項1が番号1と一致するものを抽出す
る。その項2を番号2、項3を距離とする(ステップS
TQ705)。絵構造命題種別が方位のものを取り出
し、その中から、項1が番号1と一致し項2が番号2と
一致するものを抽出する。その項3を方位とする(ステ
ップSTQ706)。配列4のデータを検索し、部品番
号が番号2と一致するものを選びその座標を得る(ステ
ップSTQ707)。距離と方位とからオフセット値を
計算し、記号の位置の座標を得る(ステップSTQ70
8)。
【0476】絵構造命題種別に応じた表示色および表示
形状で、記号の座標に記号を描画する(ステップSTQ
709)。ポインタを次の絵構造命題データの位置に進
め(ステップSTQ710)、全ての絵構造命題データ
について処理が終了しているかどうか判定する(ステッ
プSTQ711)。終了していなければ、ステップST
Q702に戻る。以上のようにして、ステップSTP2
24の処理が実行される。すなわち、図251に示す処
理が終了し、図242に示す処理が終了する。そして、
例えば、図239に示す表示や図241に示す表示がな
される。
【0477】実施例40.図258はこの発明の第40
の実施例による交通情報提示装置の構成を示すブロック
図である。図において、101は地図情報を記憶する地
図情報記憶手段、117は2地点間の最短経路を探索す
る経路探索手段、118は最短経路上の交差点を取り出
し、各交差点間を直線表示する制御手段、109は地図
図形を表示する表示手段である。
【0478】図259はこの場合の地図情報の構成を示
すものであり、基本的には図163に示されたものと同
じものである。図260はこの場合の交差点データの構
成を示すものであり、図165に示されたものと図17
4に示されたものとを合成したものに交差点番号が付加
された構成となっている。図261はこの場合の道路デ
ータの構成を示すものであり、図164または図224
に示されたものに道路番号が付加されたものである。図
262は最短経路データの構成を示すものである。最短
経路データは、出発地座標、目的地座標、経路上に存在
する交差点の番号を示す交差点番号、および経路上に存
在する道路の番号を示す道路番号を含む。
【0479】図263は地図情報に対応した地図の一例
を示すものである。図において、R330〜R335は
経路(最短経路)上の交差点、R336〜R344は交
差点、R345〜R396は補間点、R397〜R40
3は経路上の道路、R404〜R431は道路である。
【0480】図264は図263に示す地図について、
表示手段109が表示する地図図形を示し、図におい
て、R433〜R438は経路上の交差点を表す記号、
R439〜R445は経路上の道路を表す記号である。
【0481】次に図265のフローチャートを参照して
動作について説明する。経路探索手段117は、キーボ
ード等(図示せず)から地図上の2地点の座標を出発地
と目的地として入力する(ステップSTR501)。経
路探索手段117は、2地点間の最短経路離を、地図情
報記憶手段101内の交差点データから探索する(ステ
ップSTR502)。この探索には、ネットワーク上の
最短経路を求めるグラフ理論のアルゴリズムを利用でき
る。経路探索手段117は、最短経路上の交差点と道路
を、図262に示すように最短経路データに設定する。
【0482】制御手段118は、最短経路データの最初
の交差点番号にポインタを設定する(ステップSTR5
03)。そして、地図情報を検索し、交差点番号がポイ
ンタが指す交差点番号に一致する交差点データを取り出
す(ステップSTR504)。この交差点データ内の交
差点座標を取り出し前交差点座標とする(ステップST
R505)。表示手段109は、この前交差点座標の位
置に交差点を表す記号を表示する(ステップSTR50
5)。制御手段118は、ポインタを次の交差点番号に
移す(ステップSTR507)。
【0483】制御手段118は、地図情報を検索し、交
差点番号がポインタが指す交差点番号に一致する交差点
データを取り出す(ステップSTR508)。この交差
点データ内の交差点座標を取り出し現交差点座標とする
(ステップSTR509)。表示手段109は、この現
交差点座標の位置に交差点を表す記号を表示する(ステ
ップSTR510)。
【0484】さらに、前交差点座標と現交差点座標とを
両端とする直線記号を表示する(ステップSTR51
1)。制御手段118は、現交差点座標を前交差点座標
とし(ステップSTR512)、ポインタを次の交差点
番号に移す(ステップSTR513)。最短経路データ
中の全ての交差点について上記処理が完了したら処理を
終了する(ステップSTR514)。以上の処理によっ
て、例えば、図264に示すような表示をすることがで
きる。
【0485】実施例41.図266はこの発明の第41
の実施例による交通情報提示装置の構成を示すブロック
図である。図において、101は地図情報を記憶する地
図情報記憶手段、117は2地点間の最短経路を探索す
る経路探索手段、120は最短経路上の交差点および接
続道路の接続角度を取り出し各交差点間の交差点から離
れた部分をを直線表示する制御手段、109は地図図形
を表示する表示手段である。
【0486】図267は地図情報に対応した地図の一例
を示すものである。図において、R464〜R469は
経路(最短経路)上の交差点、R470〜R478は交
差点、R479〜R530は補間点、R531〜R53
7は経路上の道路、R538〜R565は道路である。
【0487】図268は制御手段120の動作を説明す
るための説明図であり、図において、R570〜R57
2はそれぞれ交差点R466〜R468を中心とする一
定範囲を示し、R573は一定範囲R572と道路R5
34との交点、R574は一定範囲R571と道路R5
34との交点、R575は一定範囲R571と道路R5
35との交点、R576は一定範囲R572と道路R5
35との交点である。R577は交差点R466と交点
R573とを両端とする道路、R578は交点R573
と交点R574とを両端とする道路、R579は交点R
574と交差点R467とを両端とする道路、R580
7は交差点R467と交点R575とを両端とする道
路、R5817は交点R575と交点R576とを両端
とする道路、R582は交点R576と交差点R468
とを両端とする道路を示す。
【0488】図269は図268に示す地図について表
示手段109が表示する地図図形を示すものである。図
において、R583〜R588は経路上の交差点を示す
記号、R589〜R600は経路上の道路の交差点を中
心とした一定範囲との境界点を表す記号、R601〜R
619は道路を表す記号である。
【0489】次に図270のフローチャートを参照して
動作について説明する。経路探索手段117は、キーボ
ード等(図示せず)から地図上の2地点の座標を出発地
と目的地として入力する(ステップSTS001)。経
路探索手段117は、2地点間の最短経路離を、地図情
報記憶手段101内の交差点データから探索する(ステ
ップSTS002)。経路探索手段117は、最短経路
上の交差点と道路を、図262に示すように最短経路デ
ータに設定する。
【0490】制御手段120は、最短経路データの最初
の交差点番号にポインタを設定する(ステップSTS0
03)。そして、ポインタが指す交差点番号に対応する
交差点記号と交差点を中心とする一定範囲内の接続道路
とを表示する(ステップSTS004)。具体的には、
図271に示すように実行される。まず、交差点番号が
ポインタが指す交差点番号と一致する交差点データを、
地図情報から抽出する(ステップSTS101)。そし
て、その交差点データの交差点座標を得る(ステップS
TS102)。次に、ポインタが指す位置の前後位置の
交差点番号得、前に位置する道路を前道路番号、後に位
置する道路を後道路番号とする(ステップSTS10
3)。
【0491】ステップSTS101で得られた交差点デ
ータ中の「接続道路1へのポインタ」にポインタ2を設
定する(ステップSTS104)。接続角度格納用の変
数である前接続角度および後接続角度を用意し、それら
を初期化する(ステップSTS105)。そして、ポイ
ンタ2が指す「接続道路へのポインタ」が指す道路デー
タ内の道路番号を取り出す(ステップSTS106)。
【0492】取り出された道路番号が前道路番号と一致
する場合には(ステップSTS107)、ポインタ2が
指す「接続道路へのポインタ」が示す接続道路と対にな
る接続角度を取り出す(ステップSTS108)。これ
を前接続角度とする。例えば、「接続道路へのポイン
タ」が「接続道路1へのポインタ」であれば、接続道路
1の接続角度が取り出される。取り出された道路番号が
後道路番号と一致する場合には(ステップSTS10
9)、ポインタ2が指す「接続道路へのポインタ」が示
す接続道路と対になる接続角度を取り出す(ステップS
TS110)。これを後接続角度とする。
【0493】ポインタ2を次の「接続道路へのポイン
タ」に移し(ステップSTS111)、全ての「接続道
路へのポインタ」について上記の処理が完了したかどう
か確認する(ステップSTS112)。完了していなけ
れば、ステップSTS106に移行する。
【0494】完了していれば、ステップSTS102で
得られた交差点座標の位置に交差点を表す記号を表示す
る(ステップSTS113)。さらに、この交差点座標
から前接続角度で示される向きの一定距離離れた位置の
座標点を計算する。この座標点を前接続座標とする。ま
た、交差点座標と前接続座標とを両端とする道路を表す
記号を表示する(ステップSTS114)。
【0495】同様に、交差点座標から後接続角度で示さ
れる向きの一定距離離れた位置の座標点を計算する。こ
の座標点を後接続座標とする。また、交差点座標と後接
続座標とを両端とする道路を表す記号を表示する(ステ
ップSTS115)。以上のようにして、ステップST
S003の処理が実行される。
【0496】制御手段120は、ステップSTS004
における前接続座標を前接続座標1とし、後接続座標を
後接続座標1とする(ステップSTS005)。そし
て、ポインタを最短経路データ中の次の交差点番号の位
置に進める(ステップSTS006)。このポインタが
差う交差点番号についてステップSTS004と同じ処
理を行い、交差点と交差点を中心とした一定範囲内の道
路を表示するとともに、前接続座標と後接続座標を得る
(ステップSTS007)。この前接続座標を前接続座
標2とし、後接続座標を後接続座標2とする(ステップ
STS008)。
【0497】後接続座標1と前接続座標2とを両端とす
る直線記号を表示する(ステップSTS009)。そし
て、前接続座標2を前接続座標1とし、後接続座標2を
後接続座標1とする(ステップSTS010)。制御手
段120は、ポインタを次の交差点番号に移す(ステッ
プSTS011)。最短経路データ中の全ての交差点に
ついて上記処理が完了したら処理を終了する(ステップ
STS012)。以上の処理によって、例えば、図26
9に示すような表示をすることができる。
【0498】実施例42.図273はこの発明の第42
の実施例による交通情報提示装置の構成を示すブロック
図である。図において、101は地図情報を記憶する地
図情報記憶手段、117は2地点間の最短経路を探索す
る経路探索手段、122は最短経路の一部または全部を
含む任意の範囲の地図図形を表示する表示手段、121
は表示されている経路の全範囲に対する範囲を記号表示
する経路範囲表示手段である。
【0499】図274はこの場合の地図情報の構成を示
すものであり、基本的には図163に示されたものと同
じものである。図275はこの場合の交差点データの構
成を示すものであり、図165に示されたものに対して
交差点番号が付加されたものとなっている。図276は
この場合の道路データの構成を示すものであり、道路番
号、道路種別、道路の始点となる交差点データの交差点
番号、道路の終点となる交差点データの交差点番号、始
点交差点と終点交差点との間の補間点の数を示す補間点
数、始点交差点の座標である始点交差点座標、各補間点
の補間点座標、および終点交差点の座標である終点交差
点座標が含まれている。
【0500】図277は地図情報に対応した地図の一例
を示すものであり、図において、S660は経路(最短
経路)上の交差点でもある出発点、S661〜S664
は経路上の交差点、S665は経路上の交差点でもある
目的地点、S666〜S674は交差点、S675〜S
725は補間点、S727〜S731は経路上の道路、
S726,S732〜S760は道路である。なお、S
A00は表示手段109が表示する表示領域を示す。
【0501】図278は表示手段109および経路範囲
表示手段121が表示する地図図形の一例を示し、図に
おいて、S761は経路の全範囲を示す全経路範囲記
号、S762は表示領域SA00に含まれる経路範囲と
その範囲の全範囲に対する位置を示す表示経路範囲記号
である。
【0502】次に図279のフローチャートを参照して
動作について説明する。経路探索手段117は、キーボ
ード等から地図上の2地点の座標を出発地と目的地とし
て入力する(ステップSTS901)。経路探索手段1
17は、2地点間の最短経路離を、地図情報記憶手段1
01内の交差点データから探索する(ステップSTS9
02)。経路探索手段117は、最短経路上の交差点と
道路を、図262に示すように最短経路データに設定す
る。
【0503】表示手段122は、表示対象となる矩形領
域の左下隅の座標と右上隅の座標とを入力する(ステッ
プSTS903)。そして、左下隅の座標と右上隅の座
標とで決まる領域に含まれる交差点および道路を地図情
報から検索し、それらの座標を表示座標に変換して表示
する(ステップSTS904)。次に、経路中の交差点
および補間点のうち、出発地側からみて初めて表示領域
に入ったものを求め、それを出発地側突入点とする(ス
テップSTS905)。その処理は、具体的には、図2
81,図282に示すように実行される。
【0504】すなわち、まず、経路データの最初の交差
点番号にポインタ1を設定する(ステップSTT00
1)。また、経路データの最初の道路番号にポインタ2
を設定する(ステップSTT002)。そして、ポイン
タ1が砂州交差点番号を得(ステップSTT003)、
ポインタ2が指す道路番号に対応する道路データを地図
情報から得る(ステップSTT004)。ステップST
T003で得られた交差点番号を、始点交差点番号およ
び終点交差点番号と比較する(ステップSTT005,
STT006)。
【0505】始点交差点番号と一致した場合には、ポイ
ンタ3を道路データ内の始点交差点座標に設定する(ス
テップSTT007)。また、ポインタ3の移動方向を
順方向(+)に設定する(ステップSTT008)。そ
して、ステップSTT011に移行する。終点交差点番
号と一致した場合には、ポインタ3を道路データ内の終
点交差点座標に設定する(ステップSTT009)。ま
た、ポインタ3の移動方向を逆方向(−)に設定する
(ステップSTT010)。そして、ステップSTT0
11に移行する。
【0506】ステップSTT011において、評議手段
122は、ポインタ3が指す座標点が表示領域内に入っ
ているかどうか判定する。入っている場合には、その道
路番号を突入道路番号、ポインタ3を突入道路座標ポイ
ンタとする(ステップSTT017)。また、ポインタ
3が指す位置の交差点または補間点が出発地側突入点で
ある。表示領域内に入っていなければ、ポインタ3を移
動方向に1つ移動して次の座標点とする(ステップST
T013)。その道路データ内の各座標点について処理
を完了したかどうか調べ(ステップSTT014)、完
了していなければ、ステップSTT011に戻る。完了
していれば、ポインタ1およびポンタ2を1つ進める
(ステップSTT015)。そして、経路データ中の全
ての交差点、道路について処理を完了したかどうか調べ
(ステップSTT016)、完了していなければ、ステ
ップSTT003に戻る。以上のようにして、ステップ
STS905の処理が実行される。
【0507】次に、表示手段122は、配列1を用意
し、その1番目に、突入道路番号および突入座標ポイン
タを格納しする(ステップSTS906)。次に、経路
中の交差点および補間点のうち、目的地側からみて初め
て表示領域に入ったものを求め、それを目的地側脱出点
とする(ステップSTS907)。その処理は、具体的
には、図283、図284に示すように実行される。
【0508】すなわち、まず、経路データの最後の交差
点番号にポインタ1を設定する(ステップSTT30
1)。また、経路データの最初の道路番号にポインタ2
を設定する(ステップSTT302)。そして、ポイン
タ1が砂州交差点番号を得(ステップSTT303)、
ポインタ2が指す道路番号に対応する道路データを地図
情報から得る(ステップSTT304)。ステップST
T303で得られた交差点番号を、始点交差点番号およ
び終点交差点番号と比較する(ステップSTT305,
STT306)。
【0509】始点交差点番号と一致した場合には、ポイ
ンタ3を道路データ内の始点交差点座標に設定する(ス
テップSTT307)。また、ポインタ3の移動方向を
順方向(+)に設定する(ステップSTT308)。そ
して、ステップSTT311に移行する。終点交差点番
号と一致した場合には、ポインタ3を道路データ内の終
点交差点座標に設定する(ステップSTT309)。ま
た、ポインタ3の移動方向を逆方向(−)に設定する
(ステップSTT310)。そして、ステップSTT3
11に移行する。
【0510】ステップSTT311において、表示手段
122は、ポインタ3が指す座標点が表示領域内に入っ
ているかどうか判定する。入っている場合には、その道
路番号を脱出道路番号、ポインタ3を脱出道路座標ポイ
ンタとする(ステップSTT317)。また、ポインタ
3が指す位置の交差点または補間点が目的地側脱出点で
ある。表示領域内に入っていなければ、ポインタ3を移
動方向に1つ移動して次の座標点とする(ステップST
T313)。その道路データ内の各座標点について処理
を完了したかどうか調べ(ステップSTT314)、完
了していなければ、ステップSTT311に戻る。完了
していれば、ポインタ1およびポンタ2を1つ進める
(ステップSTT315)。そして、経路データ中の全
ての交差点、道路について処理を完了したかどうか調べ
(ステップSTT316)、完了していなければ、ステ
ップSTT303に戻る。以上のようにして、ステップ
STS907の処理が実行される。
【0511】表示手段122は、配列1の2番目に脱出
道路番号および脱出道露座ポインタを格納する(ステッ
プSTS908)。そして、出発地から出発地側突入点
までの距離、出発地側突入点から目的地側脱出点までの
距離、および目的地側脱出点から目的地までの距離を計
算する(ステップSTS909)。その計算は、具体的
には図285,図286に示すように実行される。
【0512】すなわち、表示手段122は、まず、距離
格納用の配列2を容易する。その内容1には最終的には
出発地側突入点から目的地側脱出点までの距離が設定さ
れ、その内容2には出発地側突入点から目的地側脱出点
までの距離が設定され、その内容3には目的地側脱出点
から目的地までの距離が設定される。まず、ポインタ1
を、内容1を指すようにする(ステップSTS50
1)。また、ポインタ2を、経路データの最初の交差点
番号を指すようにし、ポインタ3を、経路データの最初
の道路番号を指すようにする(ステップSTS50
2)。
【0513】ポインタ2が指す位置の交差点番号を得
(ステップSTS503)、ポインタ3が指す位置の道
路番号に対応する道路データを取り出す(ステップST
S504)。その道路データ内の始点交差点番号および
終点交差点番号を、ステップSTT502で得た交差点
番号と比較する(ステップSTS505,STT50
6)。
【0514】始点交差点番号と一致した場合には、ポイ
ンタ4を道路データ内の始点交差点座標に設定し、この
内容を前座標点とする(ステップSTT507)。ま
た、ポインタ4の移動方向を順方向(+)に設定する
(ステップSTT508)。そして、ステップSTT5
11に移行する。終点交差点番号と一致した場合には、
ポインタ4を道路データ内の終点交差点座標に設定する
(ステップSTT509)。また、ポインタ4の移動方
向を逆方向(−)に設定する(ステップSTT51
0)。そして、ステップSTT511に移行する。
【0515】ポインタ4を移動方向に1つ進める(ステ
ップSTT511)。ポインタ4が指す位置の座標点を
得、これを後座標点とする(ステップSTT512)。
前座標点と後座標点とから2点間の距離を計算する(ス
テップSTT513)。ポインタ1が指す配列2の内容
にこの距離を加算する(ステップSTT514)。後座
標を前座標に置き換える(ステップSTT515)。そ
して、ポインタ3が指す道路番号およびポインタ4の値
が、ポインタ1が指す配列2の内容である道路番号およ
びポインタ値と一致するかどうか調べる(ステップST
T516)。
【0516】一致する場合には、ポインタ1を1つ進め
る(ステップSTT517,STT518)。一致しな
い場合には、ステップSTT518の処理をスキップす
る。ポインタ4を移動方向に進める(ステップSTT5
19)。そして、その道路データ内の全ての交差点およ
び補間点について以上の処理が完了したかどうか判定す
る(ステップSTT520)。完了していなければ、ス
テップSTT511に戻る。完了していれば、ポインタ
2およびポインタ3を1つ進める(ステップSTT52
1)。そして、経路データ中の全ての道路について以上
の処理を完了したかどうか判定する(ステップSTT5
22)。完了していなければ、ステップSTT503に
戻る。
【0517】以上のような隣接する交差点および補間点
の間の距離の加算処理によって、ステップSTT909
における各距離が算出される。
【0518】そして、経路範囲表示手段121は、表示
領域内の経路の全距離の全経路長に対する割合を求める
(ステップSTS910)。具体的には図287に示す
ように処理がなされる。
【0519】経路範囲表示手段121は、まず、配列1
の3つの内容を加算することにより、全経路の距離を得
る(ステップSTT701)。次に、配列1の1番目の
内容を全経路の距離で除算して、出発値から表示領域の
先頭までの割合を得る(ステップSTT702)。そし
て、配列1の2番目の内容を全経路の距離で除算して、
表示領域内の割合を得る(ステップSTT703)。以
上の結果を用いて、経路範囲表示手段121は、表示さ
れる経路の割合を、記号で重畳表示する(ステップST
S911)。この結果、例えば、図278に示す表示が
なされる。
【0520】実施例43.図288はこの発明の第43
の実施例による交通情報提示装置の構成を示すブロック
図である。図において、101は地図情報を記憶する地
図情報記憶手段、123は表示地図を作成するとともに
高速道路を示す文字記号を重畳表示する制御手段、10
9は地図図形を表示する表示手段である。
【0521】図289はこの場合の地図情報の構成を示
すものであり、基本的には図163に示されたものと同
じものである。図290はこの場合の交差点データの構
成を示すものであり、図165に示されたものと同じ構
成となっている。図291はこの場合の道路データの構
成を示すものであり、図164に示されたものに対し
て、始点交差点座標および終点交差点座標が付加された
ものである。
【0522】図292は表示される地図図形の一例を示
すものであり、図において、U791,U792はイン
ターチェンジ、U793,U794は高速道路の補間
点、U795〜U806は交差点、U807〜U848
は一般道路の補間点、U851〜U853は高速道路、
U854〜U884は一般道路、U890は高速道路を
表す簡略な文字記号である高速道路文字記号である。
【0523】次に動作について図293のフローチャー
トを参照して説明する。制御手段123は、地図情報記
憶手段101内の地図情報から道路データを得、道路パ
ターンを展開する。そして、表示手段109は、それら
の道路パターンを表示する(ステップSTU301)。
具体的には、図294に示すように実行される。
【0524】制御手段123は、ポインタ1を、地図情
報内の先頭の道路データを指すように設定する(ステッ
プSTU401)。そして、ポインタ1が指す道路デー
タを取り出す(ステップSTU402)。道路データ内
の道路種別を取り出す(ステップSTU403)。ポイ
ンタ2を、道路データ内の始点交差点座標を指すように
する(ステップSTU404)。ポインタ2が指す位置
の座標値を前座標とする(ステップSTU405)。
【0525】そして、ポインタ2を1つ進める(ステッ
プSTU406)。ポインタ2が指す位置の座標値を
得、これを後座標とする(ステップSTU407)。表
示手段109は、前座標と後座標とを両端とする道路を
表す道路記号を、道路種別に応じた色、形状で表示する
(ステップSTU408)。そして、制御手段123
は、後座標を前座標とする(ステップSTU409)。
ポインタ2が指す位置の座標が終点交差点座標でなけれ
ば、ステップSTU406に戻る(ステップSTU41
0)。終点交差点座標であれば、ポインタ1を1つ進め
る(ステップSTU411)。そして、全ての道路デー
タについて以上の処理を完了したかどうか判定する(ス
テップSTU412)。完了していれば処理を終了し、
完了していなければ、ステップSTU406に戻る。以
上のようにステップSTU301の処理が実行される。
【0526】次いで、制御手段123は、交差点データ
を得、表示手段109は、交差点パターンを画面上に展
開する(ステップSTU302)。具体的には、図29
5に示すように処理される。
【0527】制御手段123は、ポインタ1を、地図情
報内の先頭の交差点路データを指すように設定する(ス
テップSTU501)。そして、ポインタ1が指す交差
点データを取り出す(ステップSTU502)。交差点
データ内の交差点種別を取り出す(ステップSTU50
3)。交差点データ内の交差点座標を取り出す(ステッ
プSTU504)。
【0528】表示手段109は、交差点を表す記号を、
交差点座標の位置に交差点種別に応じた色、形状で表示
する(ステップSTU505)。そして、制御手段12
3は、ポインタ1を1つ進める(ステップSTU50
6)。全ての道路データについて以上の処理を完了した
かどうか判定する(ステップSTU507)。完了して
いれば処理を終了し、完了していなければ、ステップS
TU502に戻る。以上のようにステップSTU302
の処理が実行される。
【0529】次に、制御手段123は、表示手段109
に、高速道路記号を表示させる(ステップSTU30
3)。具体的には、図296に示すように処理される。
【0530】制御手段123は、ポインタ1を、地図情
報内の先頭の道路データを指すように設定する(ステッ
プSTU601)。そして、ポインタ1が指す道路デー
タを取り出す(ステップSTU602)。道路データ内
の道路種別を取り出す(ステップSTU603)。道路
種別が高速道路を示していない場合には、ステップST
U613に移行する(ステップSTU604)。高速道
路を示している場合には、道路データ内の補間点数を取
り出す(ステップSTU605)。
【0531】そして、補間点数を2で割った商を開始補
間点の位置、余りを判定フラグとする(ステップSTU
606)。判定フラグが0であれば、開始補間点の位置
で表された補間点の座標を前座標とする(ステップST
U607,STU608)。開始補間点の位置で表され
る補間点座標の次の股間点座標を後座標とする(ステッ
プSTU609)。前座標と後座標との中間点を記号表
示座標とする(ステップSTU610)。そして、ステ
ップSTU612に移行する。
【0532】判定フラグが0でなければ、開始補間点の
位置の次の位置の補間点座標を記号表示座標とする(ス
テップSTU611)。そして、ステップSTU612
に移行する。ステップSTU612において、表示手段
109は、記号表示座標の位置に、高速道路記号を重畳
表示する。
【0533】そして、制御手段123は、ポインタ1を
1つ進める(ステップSTU613)。全ての道路デー
タについて以上の処理を完了したかどうか判定する(ス
テップSTU614)。完了していれば処理を終了し、
完了していなければ、ステップSTU602に戻る。以
上のようにステップSTU303の処理が実行される。
【0534】以上の処理によって、例えば、図292に
示すような、高速道路のほぼ中間の位置に高速道路記号
が重畳表示された地図記号が表示される。
【0535】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載の発明によ
れば、交通情報提示装置を、経路上の特徴点の周辺を表
示するように構成したので、必要な情報のみを提示し
て、使用者がすばやく道路情報を認識することができる
交通情報を提供できる使いやすく安全なものが得られる
効果がある。
【0536】請求項2記載の発明によれば、交通情報提
供装置を、経路上の特徴点の周辺をデフォルメ表示する
ように構成したので、必要な情報のみをより理解されや
すく提示して、使用者がすばやく道路情報を認識するこ
とができる交通情報を提供できる使いやすく安全なもの
が得られる効果がある。
【0537】請求項3記載の発明によれば、交通情報提
示装置を、経路上の1つの特徴点の周辺を表示するよう
に構成したので、提示情報はより簡略化され、使用者が
すばやく道路情報を認識することができる交通情報を提
供できる使いやすく安全なものが得られる効果がある。
【0538】請求項4記載の発明によれば、交通情報提
示装置を、道路の接続角度差が小さい交差点を特徴点と
するように構成したので、Y字路や連結路等を特徴点と
でき、使用者を正しい経路に誘導できるものが得られる
効果がある。
【0539】請求項5記載の発明によれば、交通情報提
示装置を、路線が変わった点を特徴点とするように構成
したので、使用者にとって経路把握がより容易になる交
通情報図を提供できるものが得られる効果がある。
【0540】請求項6記載の発明によれば、交通情報提
示装置を、主要道路との交差点を特徴点とするように構
成したので、経路上の目印になりやすい地点を特徴点と
でき、経路把握がより容易な交通情報を提供できるもの
が得られる効果がある。
【0541】請求項7ないし請求項14記載の発明によ
れば、交通情報提示装置を、不必要な特徴点が発生しな
いように構成したので、道路の認識がより容易になる交
通情報を提供できるものが得られる効果がある。
【0542】請求項15記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、画面のはじに高レベルの交差点が表示され
るように構成したので、画面の切り替わり時に道路状況
の把握をより容易にする交通情報を提供できるものが得
られる効果がある。
【0543】請求項16記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、移動体周辺を詳しく表示するように構成し
たので、全体の情報を低減させつつ必要な情報を詳しく
提示できるものが得られる効果がある。
【0544】請求項17記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、移動体周辺を詳しく表示するように構成し
たので、必要な情報を詳しく提示できるものが得られる
効果がある。
【0545】請求項18記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、移動体周辺の高レベルの特徴点を表示する
ように構成したので、必要な情報を詳しく提示できるも
のが得られる効果がある。
【0546】請求項19記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、経路の特徴を表す経路命題を作成するよう
に構成したので、その命題によって情報の処理をより容
易に行うことができるものが得られる効果がある。
【0547】請求項20ないし請求項24記載の発明に
よれば、交通情報提示装置を、作成された経路命題から
新たな命題を合成するように構成したので、情報の処理
をさらに容易に行うことができるものが得られる効果が
ある。
【0548】請求項25記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、経路の特徴を表す経路命題による交通情報
を提示するように構成したので、情報の提示をより容易
に行うことができるものが得られる効果がある。
【0549】請求項26記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、新たに合成した命題による交通情報を提示
するように構成したので、情報の提示をさらに容易に行
うことができるものが得られる効果がある。
【0550】請求項27ないし請求項29記載の発明に
よれば、交通情報提示装置を、交差点に接続する道路の
接続角度を量子化し、量子化した接続角度によって交差
点形状を表示するように構成したので、正規の接続角度
のままで表示した場合に比べて容易に把握されうる交差
点形状を提供でき、運転者等の交差点での位置確認と今
後の行動立案を容易化するものが得られる効果がある。
【0551】請求項30記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、交差点に接続する道路の接続角度を移動体
の存在する道路を基準として量子化し、量子化した接続
角度によって交差点形状を表示するように構成したの
で、正規の接続角度のままで表示した場合に比べて容易
に把握されうる交差点形状を提供でき、かつ、運転者等
が前方の交差点についての情報を得るときなどに運転者
等が想定する交差点形状に合致する交差点形状を提供で
きるものが得られる効果がある。
【0552】請求項31記載の発明によれば、交差点に
接続する道路の接続角度を北を基準として量子化し、量
子化した接続角度によって交差点形状を表示するように
構成したので、正規の接続角度のままで表示した場合に
比べて容易に把握されうる交差点形状を提供でき、か
つ、運転者等が前方の交差点についての情報を得るとき
などに、一般の地図に合致する交差点形状を提供できる
ものが得られる効果がある。
【0553】請求項32記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、交差点に接続する道路をその接続角度にし
たがって表示し、交差点を所定の記号をもって表示する
ように構成したので、運転者等が交差点形状を容易に把
握でき、かつ、交差点の種別を容易に認識できるものが
得られる効果がある。
【0554】請求項33記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、交差点に接続する道路をその接続角度にし
たがって表示し、交差点周辺の施設を所定の記号をもっ
て表示するように構成したので、運転者等が交差点形状
を容易に把握でき、かつ、交差点周囲の施設を直ちに認
識できるものが得られる効果がある。
【0555】請求項34記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、交差点に接続する道路をその接続角度にし
たがって表示し、交差点周辺の歩道橋を交差点記号に併
せて表示するように構成したので、運転者等が交差点形
状を容易に把握でき、かつ、交差点周囲の歩道橋を直ち
に認識して安全確認を行えるものが得られる効果があ
る。
【0556】請求項35記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、交差点に接続する道路をその接続角度にし
たがって表示し、進行方向左側の施設を表示するように
構成したので、運転者等が交差点形状を容易に把握で
き、かつ、運転者等が見やすい位置にある施設に関する
情報を提供できるものが得られる効果がある。
【0557】請求項36記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、地図情報中の主要な要素について絵構造命
題データを作成し、絵構造命題データにもとづいて地図
図形を表示するように構成したので、絵構造命題データ
に対応する色や形状等をパラメータとして与えることに
より、プログラムの変更無しに地図図形の表示形態を変
更しうるものが得られる効果がある。
【0558】請求項37記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、交差点間の道路を直線表示するように構成
したので、交差点間の位置関係や接続状態の概略を容易
に認識させうるものが得られる効果がある。
【0559】請求項38記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、交差点の周囲は正しく離れた部分では直線
的に表示するように構成したので、交差点間の位置関係
や接続状態の概略を容易に認識させうるとともに、交差
点を中心とした局所的な部分では詳細情報を提供できる
ものが得られる効果がある。
【0560】請求項39記載の発明によれば、交通情報
提示装置を、表示経路の全経路に対する範囲を表示する
ように構成したので、表示される地図図形に影響を与え
ることなく表示領域を容易に把握させうるものが得られ
る効果がある。
【0561】そして、請求項40記載の発明によれば、
交通情報提示装置を、高速道路についてその名称ではな
く記号で表示するように構成したので、高速道を表すの
に十分な情報を残しつつ全体として情報量の少ない見や
すい交通情報を提供できるものが得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例による交通情報提示装
置の構成を示すブロック図である。
【図2】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図3】経路データのフォーマットを示す説明図であ
る。
【図4】特徴点リストのフォーマットを示す説明図であ
る。
【図5】特徴点リストの他のフォーマットを示す説明図
である。
【図6】地図の一例を示す説明図である。
【図7】特徴点抽出処理を示すフローチャートである。
【図8】特徴点抽出処理を示すフローチャートである。
【図9】右左折交差点の場合の特徴点抽出処理を示す説
明図である。
【図10】情報提示処理を示すフローチャートである。
【図11】経路描画処理示すフローチャートである。
【図12】施設記号描画処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】特徴点描画処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】表示される地図図形の一例を示す説明図であ
る。
【図15】この発明の第2の実施例による交通情報提示
装置の構成を示すブロック図である。
【図16】デフォルメ図の一例を示す説明図である。
【図17】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図18】情報提示処理を示すフローチャートである。
【図19】特徴点描画処理を示すフローチャートであ
る。
【図20】特徴点座標算出処理を示すフローチャートで
ある。
【図21】施設記号描画処理を示すフローチャートであ
る。
【図22】この発明の第3の実施例による交通情報提示
装置の表示例を示す説明図である。
【図23】特徴点描画処理を示すフローチャートであ
る。
【図24】特徴点座標算出処理を示すフローチャートで
ある。
【図25】この発明の第4の実施例による交通情報提示
装置の表示例を示す説明図である。
【図26】特徴点描画処理を示すフローチャートであ
る。
【図27】この発明の第5の実施例による交通情報提示
装置の表示例を示す説明図である。
【図28】特徴点描画処理を示すフローチャートであ
る。
【図29】経路リンクが探索された後のリンク接続概念
図である。
【図30】この発明の第6の実施例による交通情報提示
装置の表示例を示す説明図である。
【図31】特徴点抽出処理を示すフローチャートであ
る。
【図32】右左折交差点の場合の特徴点抽出処理を示す
説明図である。
【図33】この発明の第6の実施例による交通情報提示
装置の他の表示例を示す説明図である。
【図34】この発明の第6の実施例による交通情報提示
装置のさらに他の表示例を示す説明図である。
【図35】この発明の第7の実施例による交通情報提示
装置の表示例を示す説明図である。
【図36】特徴点抽出処理を示すフローチャートであ
る。
【図37】この発明の第7の実施例による交通情報提示
装置のさらに他の表示例を示す説明図である。
【図38】この発明の第7の実施例による交通情報提示
装置のさらに他の表示例を示す説明図である。
【図39】経路リンクが探索された後のリンク接続概念
図である。
【図40】この発明の第8の実施例による交通情報提示
装置の表示例を示す説明図である。
【図41】特徴点抽出処理を示すフローチャートであ
る。
【図42】この発明の第8の実施例による交通情報提示
装置のさらに他の表示例を示す説明図である。
【図43】この発明の第8の実施例による交通情報提示
装置のさらに他の表示例を示す説明図である。
【図44】経路リンクが探索された後のリンク接続概念
図である。
【図45】この発明の第9の実施例における特徴点抽出
処理を用いない場合の表示例を示す説明図である。
【図46】この発明の第9の実施例による交通情報提示
装置の表示例を示す説明図である。
【図47】この発明の第9の実施例における特徴点抽出
処理を用いない場合の他の表示例を示す説明図である。
【図48】この発明の第9の実施例による交通情報提示
装置のさらに他の表示例を示す説明図である。
【図49】特徴点削除処理を示すフローチャートであ
る。
【図50】経路リンクが探索された後のリンク接続概念
図である。
【図51】この発明の第10の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の表示例を示す説明図である。
【図52】この発明の第10の実施例による交通情報提
示装置の表示例を示す説明図である。
【図53】この発明の第10の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の他の表示例を示す説明図であ
る。
【図54】この発明の第10の実施例による交通情報提
示装置の他の表示例を示す説明図である。
【図55】特徴点削除処理を示すフローチャートであ
る。
【図56】特徴点抽出処理を示すフローチャートであ
る。
【図57】経路リンクが探索された後のリンク接続概念
図である。
【図58】この発明の第11の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の表示例を示す説明図である。
【図59】この発明の第11の実施例による交通情報提
示装置の表示例を示す説明図である。
【図60】この発明の第11の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の他の表示例を示す説明図であ
る。
【図61】この発明の第11の実施例による交通情報提
示装置の他の表示例を示す説明図である。
【図62】特徴点削除処理を示すフローチャートであ
る。
【図63】経路リンクが探索された後のリンク接続概念
図である。
【図64】この発明の第12の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の表示例を示す説明図である。
【図65】図64に示す表示を作成する処理を説明する
ための説明図である。
【図66】この発明の第12の実施例による交通情報提
示装置の表示例を示す説明図である。
【図67】この発明の第12の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の他の表示例を示す説明図であ
る。
【図68】この発明の第12の実施例による交通情報提
示装置の他の表示例を示す説明図である。
【図69】特徴点削除処理を示すフローチャートであ
る。
【図70】経路リンクが探索された後のリンク接続概念
図である。
【図71】この発明の第13の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の表示例を示す説明図である。
【図72】この発明の第13の実施例による交通情報提
示装置の表示例を示す説明図である。
【図73】この発明の第13の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の他の表示例を示す説明図であ
る。
【図74】この発明の第13の実施例による交通情報提
示装置の他の表示例を示す説明図である。
【図75】特徴点削除処理を示すフローチャートであ
る。
【図76】経路リンクが探索された後のリンク接続概念
図である。
【図77】この発明の第14の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の表示例を示す説明図である。
【図78】この発明の第14の実施例による交通情報提
示装置の表示例を示す説明図である。
【図79】この発明の第14の実施例における特徴点抽
出処理を用いない場合の他の表示例を示す説明図であ
る。
【図80】この発明の第14の実施例による交通情報提
示装置の他の表示例を示す説明図である。
【図81】特徴点削除処理を示すフローチャートであ
る。
【図82】地図データの一構成例を示す説明図である。
【図83】特徴点削除処理を示すフローチャートであ
る。
【図84】特徴点削除処理を示すフローチャートであ
る。
【図85】この発明の第17の実施例による交通情報提
示装置の構成を示すブロック図である。
【図86】通常縮尺による表示例を示す説明図である。
【図87】表示処理を説明するための説明図である。
【図88】この発明の第17の実施例による交通情報提
示装置の表示例を示す説明図である。
【図89】この発明の第17の実施例による交通情報提
示装置の動作を示すフローチャートである。
【図90】最終特徴点決定処理を示すフローチャートで
ある。
【図91】第1の最終特徴点更新処理を示すフローチャ
ートである。
【図92】第2の最終特徴点更新処理を示すフローチャ
ートである。
【図93】第18実施例における表示処理を説明するた
めの説明図である。
【図94】この発明の第18の実施例による交通情報提
示装置の表示例を示す説明図である。
【図95】特徴点リストのフォーマットを示す説明図で
ある。
【図96】この発明の第18の実施例による交通情報提
示装置の動作を示すフローチャートである。
【図97】この発明の第19の実施例による交通情報提
示装置の表示例を示す説明図である。
【図98】この発明の第19の実施例による交通情報提
示装置の動作を示すフローチャートである。
【図99】第20実施例における表示処理を説明するた
めの説明図である。
【図100】この発明の第20の実施例による交通情報
提示装置の表示例を示す説明図である。
【図101】この発明の第20の実施例による交通情報
提示装置の他の表示例を示す説明図である。
【図102】この発明の第20の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図103】第21実施例における表示処理を説明する
ための説明図である。
【図104】この発明の第21の実施例による交通情報
提示装置の表示例を示す説明図である。
【図105】この発明の第21の実施例による交通情報
提示装置の他の表示例を示す説明図である。
【図106】この発明の第21の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図107】第22実施例における表示処理を説明する
ための説明図である。
【図108】この発明の第22の実施例による交通情報
提示装置の表示例を示す説明図である。
【図109】この発明の第22の実施例による交通情報
提示装置の他の表示例を示す説明図である。
【図110】この発明の第22の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図111】この発明の第23の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図112】この発明の第23の実施例による交通情報
提示装置の他の構成を示すブロック図である。
【図113】経路命題のフォーマットを示す説明図であ
る。
【図114】経路命題生成処理を示す説明図である。
【図115】経路命題を示す説明図である。
【図116】経路説明を示す説明図である。
【図117】図116の説明に対応した経路説明を示す
説明図である。
【図118】命題生成手段の動作を示すフローチャート
である。
【図119】道路に関する経路命題生成処理を示すフロ
ーチャートである。
【図120】交差点名称に関する経路命題生成処理を示
すフローチャートである。
【図121】特徴点の接続に関する経路命題生成処理を
示すフローチャートである。
【図122】特徴点の方位に関する経路命題生成処理を
示すフローチャートである。
【図123】特徴点間の距離に関する経路命題生成処理
を示すフローチャートである。
【図124】施設および施設位置に関する経路命題生成
処理を示すフローチャートである。
【図125】施設および施設位置に関する経路命題生成
処理を示すフローチャートである。
【図126】出発地命題および目的地命題の生成処理を
示すフローチャートである。
【図127】この発明の第24の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図128】この発明の第24の実施例による交通情報
提示装置の他の構成を示すブロック図である。
【図129】第24実施例における処理を説明するため
の説明図である。
【図130】図129に示す経路に対応した経路命題を
示す説明図である。
【図131】この発明の第24の実施例による交通情報
提示装置の表示例を示す説明図である。
【図132】作成された命題を示す説明図である。
【図133】命題合成手段の動作を示すフローチャート
である。
【図134】第25実施例における処理を説明するため
の説明図である。
【図135】図134に示す経路に対応した経路命題を
示す説明図である。
【図136】この発明の第25の実施例による交通情報
提示装置の表示例を示す説明図である。
【図137】作成された命題を示す説明図である。
【図138】命題合成手段の動作を示すフローチャート
である。
【図139】第26実施例における処理を説明するため
の説明図である。
【図140】図139に示す経路に対応した経路命題を
示す説明図である。
【図141】この発明の第26の実施例による交通情報
提示装置の表示例を示す説明図である。
【図142】作成された命題を示す説明図である。
【図143】命題合成手段の動作を示すフローチャート
である。
【図144】第27実施例における処理を説明するため
の説明図である。
【図145】作成された命題を示す説明図である。
【図146】命題合成手段の動作を示すフローチャート
である。
【図147】第28実施例における処理を説明するため
の説明図である。
【図148】図147に示す経路に対応した経路命題を
示す説明図である。
【図149】この発明の第28の実施例による交通情報
提示装置の表示例を示す説明図である。
【図150】作成された命題を示す説明図である。
【図151】命題合成手段の動作を示すフローチャート
である。
【図152】第29実施例における処理を説明するため
の説明図である。
【図153】図152に示す経路に対応した経路命題を
示す説明図である。
【図154】この発明の第29の実施例による交通情報
提示装置の表示例を示す説明図である。
【図155】作成された命題を示す説明図である。
【図156】命題合成手段の動作を示すフローチャート
である。
【図157】命題合成手段の動作を示すフローチャート
である。
【図158】第30実施例における処理を説明するため
の説明図である。
【図159】第30実施例によらない表示例を示す説明
図である。
【図160】この発明の第30の実施例による交通情報
提示装置の表示例を示す説明図である。
【図161】描画処理を示すフローチャートである。
【図162】この発明の第31の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図163】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図164】道路データを示す説明図である。
【図165】交差点データを示す説明図である。
【図166】この発明の第31の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図167】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図168】地図の一例を示す説明図である。
【図169】地図の一例を示す説明図である。
【図170】表示される地図図形の一例を示す説明図で
ある。
【図171】量子化規則の一例を示す説明図である。
【図172】交差点データを示す説明図である。
【図173】交差点データを示す説明図である。
【図174】交差点データを示す説明図である。
【図175】量子化を説明するための説明図である。
【図176】量子化を説明するための説明図である。
【図177】量子化規則の一例を示す説明図である。
【図178】量子化を説明するための説明図である。
【図179】量子化規則の一例を示す説明図である。
【図180】表示される地図図形の一例を示す説明図で
ある。
【図181】この発明の第32の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図182】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図183】表示される地図図形の一例を示す説明図で
ある。
【図184】量子化を説明するための説明図である。
【図185】量子化規則の一例を示す説明図である。
【図186】この発明の第33の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図187】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図188】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図189】表示される地図図形の一例を示す説明図で
ある。
【図190】この発明の第33の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図191】第33実施例による交通情報提示装置の動
作を説明するための説明図である。
【図192】第33実施例による交通情報提示装置の動
作を説明するための説明図である。
【図193】表示される地図図形の一例を示す説明図で
ある。
【図194】この発明の第34の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図195】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図196】接続角度を示す説明図である。
【図197】表示される地図図形の一例を示す説明図で
ある。
【図198】この発明の第35の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図199】交差点データを示す説明図である。
【図200】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図201】インターチェンジに関する交差点形状を示
す説明図である。
【図202】国道同士の交差点の形状を示す説明図であ
る。
【図203】インターチェンジに関する他の交差点形状
を示す説明図である。
【図204】この発明の第36の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図205】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図206】施設データを示す説明図である。
【図207】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図208】表示される地図図形の一例を示す説明図で
ある。
【図209】この発明の第37の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図210】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図211】表示される地図図形の一例を示す説明図で
ある。
【図212】この発明の第38の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図213】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図214】表示される地図図形の一例を示す説明図で
ある。
【図215】道路データを示す説明図である。
【図216】この発明の第38の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図217】交差点選択処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図218】交差点選択処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図219】交差点選択処理の動作を示すフローチャー
トである。
【図220】交差点選択手段の動作を説明するための説
明図である。
【図221】始点交差点特徴点補間点との間を拡大して
示す説明図である。
【図222】この発明の第39の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図223】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図224】道路データを示す説明図である。
【図225】交差点データを示す説明図である。
【図226】施設データを示す説明図である。
【図227】絵構造命題データの構成を示す説明図であ
る。
【図228】絵構造命題データで表される部品の表示形
状の一例を示す説明図である。
【図229】絵構造命題データで表される部品の表示形
状の他の例を示す説明図である。
【図230】絵構造命題データで表される部品の表示形
状のさらに他の例を示す説明図である。
【図231】部品の表示形状を表す絵構造命題データの
一例を示す説明図である。
【図232】絵構造命題データが示す部品の形状を示す
説明図である。
【図233】部品の関係を表す絵構造命題データの一例
を示す説明図である。
【図234】部品の関係を表す絵構造命題データを説明
するための説明図である。
【図235】部品の関係を表す絵構造命題データの一例
を示す説明図である。
【図236】部品の関係を表す絵構造命題データの一例
を示す説明図である。
【図237】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図238】図237に示す地図に対応した絵構造命題
データを示す説明図である。
【図239】絵構造命題データを図化したものを示す説
明図である。
【図240】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図241】図240に示す地図情報に対応した地図を
示す説明図である。
【図242】この発明の第39の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図243】絵データ変換処理を示すフローチャートで
ある。
【図244】絵構造命題データ作成処理を示すフローチ
ャートである。
【図245】交差点についての絵構造命題データ作成処
理を示すフローチャートである。
【図246】施設についての絵構造命題データ作成処理
を示すフローチャートである。
【図247】部品間の関係についての絵構造命題データ
作成処理を示すフローチャートである。
【図248】部品間の関係についての絵構造命題データ
作成処理を示すフローチャートである。
【図249】施設に関する部品の絵構造命題データ作成
処理を示すフローチャートである。
【図250】施設に関する部品の絵構造命題データ作成
処理を示すフローチャートである。
【図251】絵構造命題データからの地図図形作成の処
理を示すフローチャートである。
【図252】丸部品の配置処理を示すフローチャートで
ある。
【図253】丸部品の配置処理を示すフローチャートで
ある。
【図254】丸部品の配置処理を示すフローチャートで
ある。
【図255】丸部品の描画処理を示すフローチャートで
ある。
【図256】棒部品の描画処理を示すフローチャートで
ある。
【図257】記号部品の描画処理を示すフローチャート
である。
【図258】この発明の第40の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図259】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図260】交差点データを示す説明図である。
【図261】道路データを示す説明図である。
【図262】最短経路データを示す説明図である。
【図263】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図264】表示される地図図形を示す説明図である。
【図265】この発明の第40の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図266】この発明の第41の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図267】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図268】制御手段の動作を説明するための説明図で
ある。
【図269】表示される地図図形を示す説明図である。
【図270】この発明の第41の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図271】この発明の第41の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図272】この発明の第41の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図273】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図274】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図275】交差点データを示す説明図である。
【図276】道路データを示す説明図である。
【図277】地図情報に対応した地図の一例を示す説明
図である。
【図278】表示される地図図形を示す説明図である。
【図279】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図280】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図281】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図282】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図283】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図284】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図285】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図286】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図287】この発明の第42の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図288】この発明の第43の実施例による交通情報
提示装置の構成を示すブロック図である。
【図289】地図情報の一構成例を示す説明図である。
【図290】交差点データを示す説明図である。
【図291】道路データを示す説明図である。
【図292】表示される地図図形を示す説明図である。
【図293】この発明の第43の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図294】この発明の第43の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図295】この発明の第43の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図296】この発明の第43の実施例による交通情報
提示装置の動作を示すフローチャートである。
【図297】従来の交通情報提示装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図298】従来の地図データの一例を示す説明図であ
る。
【図299】ポリゴンデータの作成を示す説明図であ
る。
【図300】ラインデータの作成を示す説明図である。
【符号の説明】
101 地図情報記憶手段 102 現在位置検出手段 103,117 経路探索手段 104 特徴点抽出手段 105 情報提示手段 107A 制御手段 107B 制御手段(情報提示手段) 108 デフォルメ図作成手段 109 表示手段(情報提示手段) 110 選別手段 111 命題生成手段(命題作成手段) 112 命題合成手段 113 交差点選択手段 114,114C,115 制御手段 116 絵構造命題データ変換手段 118 制御手段 120 制御手段 121 経路範囲表示手段 122 表示手段 123 制御手段

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各道路の始点と終点を示す情報を含む各
    道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有す
    る地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地
    図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手段
    内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、探索され
    た経路および前記特徴点抽出手段が抽出した各特徴点を
    特徴点周辺とともに提示する情報提示手段とを備えた交
    通情報提示装置。
  2. 【請求項2】 経路上の特徴点間を直線で結ぶデフォル
    メ図作成手段を備えた請求項1記載の交通情報提示装
    置。
  3. 【請求項3】 各道路の始点と終点を示す情報を含む各
    道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有す
    る地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地
    図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、探索された経路上の1つの特徴点を前記地図情報記
    憶手段内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、こ
    の特徴点抽出手段が抽出した特徴点を特徴点周辺および
    道路とともに提示する情報提示手段とを備えた交通情報
    提示装置。
  4. 【請求項4】 各道路の始点と終点を示す情報を含む各
    道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有す
    る地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地
    図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、前記地図情報記憶手段内の地図情報から、前記経路
    上の交差点であってそこからの経路流出角度とそこから
    の経路外道路の流出角度との差が規定値より小さくなっ
    ている交差点を特徴点として抽出する特徴点抽出手段
    と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示する情
    報提示手段とを備えた交通情報提示装置。
  5. 【請求項5】 各道路の始点と終点を示す情報を含む各
    道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有す
    る地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地
    図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、前記地図情報記憶手段内の地図情報から、路線番号
    変化点または道路種別変化点を特徴点として抽出する特
    徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴点
    を提示する情報提示手段とを備えた交通情報提示装置。
  6. 【請求項6】 各道路の始点と終点を示す情報を含む各
    道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有す
    る地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地
    図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、前記地図情報記憶手段内の地図情報から、主要道路
    と交差する交差点を特徴点として抽出する特徴点抽出手
    段と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示する
    情報提示手段とを備えた交通情報提示装置。
  7. 【請求項7】 各道路の始点と終点を示す情報を含む各
    道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有す
    る地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地
    図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手段
    内の地図情報から抽出するとともに、流入道路および流
    出道路が本線であって側道または連結路が接続する交差
    点を特徴点から除外する特徴点抽出手段と、この特徴点
    抽出手段が抽出した特徴点を提示する情報提示手段とを
    備えた交通情報提示装置。
  8. 【請求項8】 各道路の始点と終点を示す情報を含む各
    道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有す
    る地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地
    図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手段
    内の地図情報から抽出するとともに、同一路線の側道も
    しくは連結道への分岐点または合流点を特徴点から除外
    する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出した
    特徴点を提示する情報提示手段とを備えた交通情報提示
    装置。
  9. 【請求項9】 各道路の始点と終点を示す情報を含む各
    道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有す
    る地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地
    図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手段
    内の地図情報から抽出するとともに、上下線分離と上下
    線非分離との分岐点を特徴点から除外する特徴点抽出手
    段と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提示する
    情報提示手段とを備えた交通情報提示装置。
  10. 【請求項10】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手
    段内の地図情報から抽出するとともに、同一交差点内に
    複数の特徴点が設定された場合に1の特徴点を選択する
    特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴
    点を提示する情報提示手段とを備えた交通情報提示装
    置。
  11. 【請求項11】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手
    段内の地図情報から抽出するとともに、直前の特徴点か
    らの距離がしきい値より小さい点を特徴点から除外する
    特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴
    点を提示する情報提示手段とを備えた交通情報提示装
    置。
  12. 【請求項12】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手
    段内の地図情報から抽出するとともに、流入道路および
    流出道路がいずれも地方道である属性変化点を特徴点か
    ら除外する特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽
    出した特徴点を提示する情報提示手段とを備えた交通情
    報提示装置。
  13. 【請求項13】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データを有する地図情報記憶手段と、任意の2地
    点間の経路を前記地図情報記憶手段内の地図情報から探
    索する経路探索手段と、探索された経路上の特徴点を前
    記地図情報記憶手段内の地図情報から抽出するととも
    に、流入道路および流出道路がいずれも本線であって側
    道または連結路が接続する交差点を特徴点から除外する
    特徴点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴
    点を提示する情報提示手段とを備えた交通情報提示装
    置。
  14. 【請求項14】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手
    段内の地図情報から抽出するとともに、流入道路および
    流出道路の他に流入道路側から進入できない側道または
    連結路のみが接続する交差点を特徴点から除外する特徴
    点抽出手段と、この特徴点抽出手段が抽出した特徴点を
    提示する情報提示手段とを備えた交通情報提示装置。
  15. 【請求項15】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手
    段内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、この特
    徴点抽出手段が抽出した各特徴点をレベル分けする選別
    手段と、経路上の特徴点間を直線で結ぶデフォルメ図作
    成手段と、提示される経路における最初の特徴点および
    提示される経路における最後の特徴点をレベルの高い特
    徴点としつつ前記特徴点抽出手段が抽出した特徴点を提
    示する情報提示手段とを備えた交通情報提示装置。
  16. 【請求項16】 移動体の現在位置を検出する現在位置
    検出手段と、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道
    路データおよび各道路間の接続に関するデータを有する
    地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地図
    情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手段
    内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、この特徴
    点抽出手段が抽出した各特徴点をレベル分けする選別手
    段と、経路上の特徴点間を直線で結ぶデフォルメ図作成
    手段と、レベルの高い特徴点と移動体の現在位置の周辺
    の特徴点とを提示する情報提示手段とを備えた交通情報
    提示装置。
  17. 【請求項17】 移動体の現在位置を検出する現在位置
    検出手段と、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道
    路データおよび各道路間の接続に関するデータを有する
    地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地図
    情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手段
    内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、経路上の
    特徴点間を直線で結ぶデフォルメ図作成手段と、移動体
    の現在位置の周辺の特徴点を提示する情報提示手段とを
    備えた交通情報提示装置。
  18. 【請求項18】 移動体の現在位置を検出する現在位置
    検出手段と、各道路の始点と終点を示す情報を含む各道
    路データおよび各道路間の接続に関するデータを有する
    地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記地図
    情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手段
    と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手段
    内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、この特徴
    点抽出手段が抽出した各特徴点をレベル分けする選別手
    段と、経路上の特徴点間を直線で結ぶデフォルメ図作成
    手段と、移動体の現在位置の周辺のレベルの高い特徴点
    を提示する情報提示手段とを備えた交通情報提示装置。
  19. 【請求項19】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手
    段内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、この特
    徴点抽出手段が抽出した特徴点から前記経路の特徴を記
    述する経路命題を作成する命題作成手段と、前記特徴点
    抽出手段が抽出した各特徴点を提示する情報提示手段と
    を備えた交通情報提示装置。
  20. 【請求項20】 命題作成手段が作成した経路命題から
    新たな命題を合成する命題合成手段を備えた請求項19
    記載の交通情報提示装置。
  21. 【請求項21】 命題作成手段が作成した経路命題か
    ら、同一路線を示す各経路命題を統合する命題を合成す
    る命題合成手段を備えた請求項19記載の交通情報提示
    装置。
  22. 【請求項22】 命題作成手段が作成した経路命題か
    ら、インターチェンジ、ランプ、またはジャンクション
    までの各経路命題を統合する命題を合成する命題合成手
    段を備えた請求項19記載の交通情報提示装置。
  23. 【請求項23】 命題作成手段が作成した経路命題から
    重要特徴点への方位に関する命題を合成する命題合成手
    段を備えた請求項19記載の交通情報提示装置。
  24. 【請求項24】 命題作成手段が作成した経路命題か
    ら、短道路を統合する命題を合成する命題合成手段を備
    えた請求項19記載の交通情報提示装置。
  25. 【請求項25】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手
    段内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、この特
    徴点抽出手段が抽出した特徴点から前記経路の特徴を記
    述する経路命題を作成する命題作成手段と、この命題作
    成手段が作成した各命題から地図情報を作成しそれを提
    示する情報提示手段とを備えた交通情報提示装置。
  26. 【請求項26】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の特徴点を前記地図情報記憶手
    段内の地図情報から抽出する特徴点抽出手段と、この特
    徴点抽出手段が抽出した特徴点から前記経路の特徴を記
    述する経路命題を作成する命題作成手段と、この命題作
    成手段が作成した各経路命題から新たな命題を合成する
    命題合成手段命題と、この命題合成手段が合成した各命
    題から地図情報を作成しそれを提示する情報提示手段と
    を備えた交通情報提示装置。
  27. 【請求項27】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地
    図情報から任意の交差点を選択する交差点選択手段と、
    この交差点選択手段が選択した交差点に接続する道路と
    その接続角度を前記地図情報から抽出し、抽出した接続
    角度を量子化する制御手段と、この制御手段が量子化し
    た接続角度を用いて、選択された前記交差点に対する各
    道路の接続形状を図化して表示する表示手段とを備えた
    交通情報提示装置。
  28. 【請求項28】 制御手段は、各接続角度を、水平、垂
    直方向の4角度およびそれらの間を二分する角度に量子
    化する請求項27記載の交通情報提示装置。
  29. 【請求項29】 制御手段は、各接続角度を、水平、垂
    直方向の角度を優先させて量子化する請求項28記載の
    交通情報提示装置。
  30. 【請求項30】 移動体の現在位置および進行方位を検
    出する現在位置検出手段を備え、制御手段は、各接続角
    度を、移動体の存在する道路を基準とした角度に置き換
    えて量子化する請求項27記載の交通情報提示装置。
  31. 【請求項31】 制御手段は、各接続角度を、北を基準
    とした角度に置き換えて量子化する請求項27記載の交
    通情報提示装置。
  32. 【請求項32】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地
    図情報から任意の交差点を選択する交差点選択手段と、
    この交差点選択手段が選択した交差点に接続する道路お
    よびその接続角度ならびに交差点選択手段が選択した交
    差点の種類を示す情報を前記地図情報から抽出する制御
    手段と、選択された前記交差点に対する各道路の接続形
    状を図化して表示するとともに、選択された前記交差点
    をその種類に応じた記号で表示する表示手段とを備えた
    交通情報提示装置。
  33. 【請求項33】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータなら
    びに各道路に隣接する施設に関するデータを有する地図
    情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地図情報か
    ら任意の交差点を選択する交差点選択手段と、この交差
    点選択手段が選択した交差点に接続する道路およびその
    接続角度を前記地図情報から抽出するとともに、選択さ
    れた交差点の周囲の施設に関するデータを前記地図情報
    から選択する制御手段と、選択された前記交差点に対す
    る各道路の接続形状を図化して表示するとともに、前記
    制御手段が選択した施設をその種類に応じた記号で表示
    する表示手段とを備えた交通情報提示装置。
  34. 【請求項34】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータなら
    びに各道路に隣接する施設に関するデータを有する地図
    情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地図情報か
    ら任意の交差点を選択する交差点選択手段と、この交差
    点選択手段が選択した交差点に接続する道路およびその
    接続角度を前記地図情報から抽出するとともに、選択さ
    れた交差点の周囲の歩道橋の有無を前記地図情報を用い
    て調査する制御手段と、選択された前記交差点に対する
    各道路の接続形状を図化して表示するとともに、歩道橋
    の有無を示す記号を、交差点を示す記号に併せて表示す
    る表示手段とを備えた交通情報提示装置。
  35. 【請求項35】 移動体の現在位置および進行方位を検
    出する現在位置検出手段と、各道路の始点と終点を示す
    情報を含む各道路データおよび各道路間の接続に関する
    データならびに各道路に隣接する施設に関するデータを
    有する地図情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の
    地図情報から任意の交差点を選択する交差点選択手段
    と、この交差点選択手段が選択した交差点に接続する道
    路およびその接続角度を前記地図情報から抽出するとと
    もに、選択された交差点の周囲の施設であって現在位置
    からみて交差点の左側にある施設に関するデータを前記
    地図情報から選択する制御手段と、選択された前記交差
    点に対する各道路の接続形状を図化して表示するととも
    に、前記制御手段が選択した施設をその種類に応じた記
    号で表示する表示手段とを備えた交通情報提示装置。
  36. 【請求項36】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータなら
    びに各道路に隣接する施設に関するデータを有する地図
    情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地図情報か
    ら各要素を取り出し、それらの要素を絵部品に置き換
    え、さらに絵部品の表示形状および部品間関係を記述し
    た絵構造命題データに変換する絵構造命題データ変換手
    段と、前記各絵構造命題データの絵部品の表示形状およ
    び部品間関係を画面に展開する表示手段とを備えた交通
    情報提示装置。
  37. 【請求項37】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の交差点を前記地図情報記憶手
    段内の地図情報から抽出するとともに、抽出した交差点
    を表示手段に表示させ、かつ、交差点の間の道路を直線
    的に表示手段に表示させる制御手段とを備えた交通情報
    提示装置。
  38. 【請求項38】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、探索された経路上の交差点およびその交差点に接
    続する道路の接続角度を前記地図情報記憶手段内の地図
    情報から抽出するとともに、抽出した交差点を表示手段
    に表示させ、かつ、交差点間の道路を、交差点の周囲で
    は前記接続角度に応じて、交差点から離れた道路部分で
    は直線的に表示手段に表示させる制御手段とを備えた交
    通情報提示装置。
  39. 【請求項39】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、任意の2地点間の経路を前記
    地図情報記憶手段内の地図情報から探索する経路探索手
    段と、前記経路の一部または全部を含む任意の範囲の地
    図図形を画面に表示する表示手段と、前記経路に対する
    表示手段で表示された経路の範囲を、前記画面に記号で
    重畳表示する経路範囲表示手段とを備えた交通情報提示
    装置。
  40. 【請求項40】 各道路の始点と終点を示す情報を含む
    各道路データおよび各道路間の接続に関するデータを有
    する地図情報記憶手段と、この地図情報記憶手段内の地
    図情報を用いて表示地図を作成するとともに、高速道路
    については高速道路を表す記号を道路中央部に付加する
    制御手段と、この制御手段による表示地図を表示する表
    示手段とを備えた交通情報提示装置。
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