JPH06301881A - 回転体の物理量−電気量変換器の検出信号伝送装置 - Google Patents

回転体の物理量−電気量変換器の検出信号伝送装置

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JPH06301881A
JPH06301881A JP10890593A JP10890593A JPH06301881A JP H06301881 A JPH06301881 A JP H06301881A JP 10890593 A JP10890593 A JP 10890593A JP 10890593 A JP10890593 A JP 10890593A JP H06301881 A JPH06301881 A JP H06301881A
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signal
light emitting
physical quantity
magnetic material
detection signal
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JP10890593A
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Inventor
Keinosuke Shirata
恵之助 白田
Makoto Shiyouya
信 昌谷
Akira Miyazaki
亮 宮崎
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Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Electronic Instruments Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】トルク等の回転体の物理量を検出し、その検出
信号をノイズの混入がない状態で、高い応答性をもって
長期に亘り安定的に固定側に伝送する。 【構成】 両端側のCフランジ8Lと8Rに被測定体の
回転力が伝達されると、円筒状の起歪体1のうち薄肉に
形成された起歪部1aが捩られてその表面に剪断ひずみ
を生じる。この剪断ひずみは、ひずみゲージ23により
電気信号に変換され、さらに信号処理回路部22で増幅
・A/D変換・並列/直列変換・変調等の処理が施され
て発光ダイオード21を点滅駆動させる。この点滅情報
は、固定側のフォトダイオード20で電気信号に再び変
換され、さらに波形整形・復調・D/A変換等の処理が
施されて回転力が記録・表示されることになる。一方、
固定側から回転側への電力の供給は、コイル16,1
7,フェライトコア15a,15b等からなるロータリ
トランスを介して行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転体の物理量−電気
量変換器の検出信号伝送装置に関し、例えば高速にて回
転する回転体の回転トルク量を電気量として検出し、固
定側へその電気量を転送する回転体の物理量−電気量変
換器の検出信号伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、回転体のトルクの測定は、駆動軸
と、この駆動軸によって回転駆動される負荷軸との間に
連結された円柱状の起歪体に添着されたひずみゲージに
よって、起歪体に発生するねじれ量を電気量として検出
し、被測定体の回転トルクを測定するようにしている。
【0003】この測定方法で一番課題となる点は、被測
定体が回転体ということに起因する問題である。すなわ
ち、測定された結果を活用する為には、一般的に回転側
から固定側へ測定量を伝達しなければならない。この伝
達手段として、例えば従来用いられてきた第一の手法
は、スリップリングとブラシを用いて機械的接触により
アナログ信号を伝達するスリップリング方式である。
【0004】また、第2の手法は、測定されたアナログ
信号を交流の搬送波信号に変換し、変換された信号を回
転側と固定側との間に設けた非接触のロータリートラン
スにより伝達するロータリートランス方式である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、第一の
手法であるスリップリング方式は、ブラシの摺動部に摺
動ノイズが発生し、そのノイズの検出信号への混入が避
けられないという問題があった。また、伝送系もスリッ
プリングやブラシを使用した機械的な接触方式によるも
のであるため、高速回転に耐えられず摺動部の摩耗と接
触不良の発生、さらには接触不良に伴う信号の伝達不良
の発生という問題も避けられず、また、この後者の問題
の防止には、頻繁なメンテナンスが必須であった。
【0006】一方、第二の手法のロータリートランス方
式は、摺動部の摩耗の問題は生じないが、外部ノイズの
影響を受け易く、信号の高S/N比化が望めなかった。
また、電源の伝送に信号の伝送と同一手法を用いると、
相互干渉によるノイズの混入が発生し、これを避けるた
めに相互の搬送周波数を充分離し、更に信号の整形を行
う等特別な配慮を必要とした。
【0007】本発明は、上述の事情に鑑みてなされたも
ので、その第1の目的は、低速から高速回転する被測定
対象の物理量を検出して電気量に変換する物理量−電気
量変換装置の検出信号を固定部側に伝送する際に、その
回転数に何らの制約を受けず、信号伝送系にノイズが生
ずることなく、正確に且つ長期に亘り安定的にしかも高
い応答性をもって固定側に伝送することができる回転体
の物理量−電気量変換器の検出信号伝送装置を提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、回転する被測定対象の物理量
を物理量−電気量変換器により検出しこの検出した信号
を固定側へ伝送する検出信号伝送装置において、上記物
理量−電気量変換器の検出信号を受けこれを少なくとも
増幅する信号調整手段と、この信号調整手段から出力さ
れる信号をデジタル変換すると共にこのデジタル変換し
た並列信号を直列信号に変換する第1の信号処理手段
と、上記信号調整手段および上記第1の信号処理手段と
ともに上記被測定対象側に配設されこれと一体に回転し
つつ上記第1の信号処理手段の出力に基づき点滅する発
光素子を有する発光手段と、固定側に配設され上記発光
素子から発せられる点滅光を受けこれを電気信号に変換
する受光素子を有する受光手段とを具備したことを特徴
としている。
【0009】また、上記の目的を達成するために、請求
項2の発明は、上記被測定対象側の所定角度の範囲内に
一定角度間隔で回転軸を中心とする円弧上に配設された
複数の発光素子よりなり、一方、上記受光手段は、上記
固定側の上記回転軸を中心とする円弧上であって上記発
光素子に近接対向して等配角度で配設された複数の受光
素子よりなり、被測定対象の回転位置に拘らず上記発光
手段による点滅光を上記受光手段で受け得るように構成
したことを特徴としている。
【0010】さらにまた、上記の目的を達成するため
に、請求項3の発明は、回転する被測定対象の物理量を
検出しこの検出した信号を固定側へ伝送する回転体の物
理量−電気量変換器の検出信号伝送装置において、固定
側に第1の磁性材と第1のコイルを設け、回転側に第2
の磁性材と第2のコイルを設け、上記第1の磁性材と上
記第2の磁性材とを上記第2の磁性材の回転位置に拘ら
ず相互に近接した位置を保持し得るように配置して上記
第1の磁性材と上記第2の磁性材とで閉磁路を形成し、
上記第1のコイルへ経時的に変化する電流を流して上記
第1の磁性材に変化する起磁力を生じさせ上記第2の磁
性材に生じる磁束の変化によって上記第2のコイルに起
電力を発生させるように構成してなる電力伝送手段を具
備し、上記電力伝送手段によって回転側へ伝送された電
力を上記回転体の物理量の検出に用いることを特徴とし
ている。
【0011】さらにまた、上記の目的を達成するため
に、請求項4の発明は、2つの回転体の中間部に介挿さ
れ且つ相互に連結され上記2つの回転体の間に発生する
トルクを検出しこの検出した信号を少なくとも増幅し且
つデジタル変換して固定側へ伝送するための信号に変換
する信号処理手段を、上記トルクを検出するための円筒
状の起歪体の内部に配設したことを特徴としている。
【0012】
【作用】上記のように構成された回転体の物理量−電気
量変換器の検出信号伝送装置は、回転する被測定対象の
物理量を物理量−電気量変換器で電気信号に変換し、こ
の検出信号に増幅等の信号調整を施した後、並列のデジ
タル信号に変換したうえで、これをさらに直列信号に順
次変換処理し、この変換処理後の信号に基づき発光手段
が上記物理量に対応する光信号に変換する。
【0013】回転側で光信号に変換された物理量に対応
する信号を固定側に配置した受光素子が受け電気信号に
変換する。より具体的には、回転側で電気信号を光信号
とする発光手段は、被測定対象側の所定角度範囲内(例
えば45°)に一定角度(例えば9°)間隔で回転軸を
中心とする円弧上に配設された複数個の発光素子よりな
り、一方、固定側の光信号を受信する受光手段は、回転
軸を中心とする円弧上であって上記発光素子に近接対応
して等配角度(例えば45°)で配設された複数個の受
光素子よりなる。このような構成により、物理量−電気
量変換器により検出された被測定対象の物理量の信号
は、電気的作用を受け難い光信号に変換されて回転側か
ら固定側へと非接触の状態で伝送される。
【0014】また、発光素子と受光素子の配置条件を上
記のように設定したことにより、回転側の位置に拘らず
回転側の発光領域と固定側の受光領域が常時重複し、従
って、全回転域で安定して信号の伝送が行われる。
【0015】上記のように構成された検出信号伝送装置
には、固定側と回転側とにそれぞれ磁性材とコイルとが
設けられ、これがいわゆる非接触型のロータリートラン
スとして機能し、回転体の回転位置に拘らず電力供給ト
ランスの機能が維持される。
【0016】よって、固定側のコイルに交流電流、パル
ス電流等の経時的に変化する電流を流し回転側のコイル
に起電力を生じさせることにより、非接触で電力伝送を
行うようにしてある。回転側へ伝送された電力は、物理
量−電気量変換器、信号調整手段、第1の信号処理手段
等に供給される。
【0017】2つの回転体の中間部へ連結された筒状の
起歪体の内部には、空間効率を向上させると共に検出し
た信号を高S/N比をもって固定側へ伝送するための増
幅、デジタル変換等を行う信号処理手段が収納してあ
る。
【0018】
【実施例】以下、本発明の構成を、図面に示す実施例に
基づいて詳細に説明する。本実施例の説明は、下記の主
要な機能および機構に分類して行うこととする。
【0019】本実施例の回転体の物理量ー電気量変換器
の検出信号伝送装置(以下、「伝送装置」と略称する)
は、大別すると、図1、図3および図4に示す測定機構
部と、図2に示す測定回路部とに分類される。
【0020】このうち、測定機構部は、図1に示すよう
に、トルク伝達部、フォトカップリング部、トルク検出
部、信号処理回路部、受電部、の5つの主要部に分類さ
れる。先ず、この実施例について測定機構部を中心に上
記の5つの各部の説明と、測定回路部全体の説明を、以
下に詳しく説明する。
【0021】(1)トルク伝達部 本実施例の伝送装置のトルク伝達部は、連結機能に柔軟
性をもたせた、いわゆるフレキシブルカップリング機構
として構成されている。その主要機構部は、起歪体1を
中心として、左右対称に形成されている。
【0022】伝送装置は、その左右に2個のカップリン
グフランジ(以降「Cフランジ」という)8L,8Rを
有しており、一方のCフランジ8Lまたは8Rが、被測
定対象たる駆動側の回転体へ、他方のCフランジ8Rま
たは8Lが負荷、制動装置等へ連結される。
【0023】また、伝送装置の中央部には、起歪体1が
設けられている。この起歪体1は、左右のCフランジ8
L,8R間のトルクを検出するための部分である。トル
ク測定の詳細は、(3)トルク検出部において説明す
る。2個のCフランジ8の一方8Lから起歪体1を介し
て他方のCフランジ8Rへの回転力の伝達は、左右それ
ぞれにおいて3個のダイヤフラムA5,同B6,同C7
とフランジ2とそれらを固定する各種のボルト4,9,
10等を介して行われる。
【0024】(2)フォトカップリング部 フォトカップリング部は、測定された信号を回転側から
固定側へ伝送する機構部である。上述の起歪体1へ取付
けられた発光側リング14とこの発光側リング14に取
付けられた複数の発光素子である発光ダイオード21と
により回転側の信号送信部が構成されている。
【0025】また、受光側リング13とこの受光側リン
グ13に取付けられた複数の受光素子であるフォトダイ
オード20とにより固定側の信号受信部がそれぞれ構成
されている。
【0026】上記信号送信部の発光リング14は、その
リング形状の内周側が起歪体1へ固定され、外周側はリ
ングの横断面形状が略お腕型となるように形成され、お
腕型形状の底部には発光ダイオード21が取付けられて
いる。
【0027】一方、信号受信部の受光リング13は、内
周側が略お腕型に形成され、その底部にフォトダイオー
ド20が取付けられている。これらの2種の受光側リン
グ13と発光側リング14は、お腕型形状の開口部が対
向し且つ近接して配設されている。
【0028】また、これらの2種のリング13,14
は、アルミニウム製で軽量に構成され、そのお腕型内周
面は、アルマイト処理が施されて高い光反射率の構造に
製作されている。
【0029】フォトダイオード20は、図3に示すよう
に、受光リング13の内周において45度の等間隔で8
個取付けられている。また、発光ダイオード21は、リ
ング全周を8分割した45°の1つの円弧状領域内に9
°(45/5)の等間隔で5個取付けられている。
【0030】フォトダイオード20および発光ダイオー
ド21は、光の伝達が均一化されるようにそれぞれ指向
特性の広い(例えば±100°程度)ものが用いられて
いる。5個の発光ダイオード21と8個のフォトダイオ
ード20を上記のように配置し、5個の発光ダイオード
21を同時に点灯駆動させれば、発光領域は、約45度
の円弧帯状となる。
【0031】そのため、受光可能領域は、フォトダイオ
ード20が受光リング13に45度の等間隔で分散配置
されているから実質上360度全域をカバーすることと
なる。そのため、発光リング14の如何なる回転位置に
も拘らず8個のフォトダイオード20のうち、少なくと
もいずれか1個のフォトダイオード20により送信信号
としての点滅光が受光可能となる。
【0032】よって、8個のフォトダイオード20の出
力信号を論理和の構成として入力するように構成すれ
ば、発光ダイオード21の送信信号は欠落なく常時受信
されることとなる。上記の構成によれば、発光側リング
14と受光側リング13とは、非接触であり、両者に摺
接などの機械的な連結関係は生じない。
【0033】ところで回転側の部品は、両側のCフラン
ジ8を介して被測定体と連結され固定される。また固定
側は、受光側リングベース19により保持され、図1に
破線にて示すカバー24により後述する受電部の送電側
リングベース18と連結部材23により連結され、底部
において図示されていない固定ベースへ固定される。
【0034】(3)トルク検出部 上記の「(2)トルク伝達部」の欄においても説明した
が、トルクの検出は、伝送装置の起歪体1のうち、薄肉
に形成された起歪部1aで行う。
【0035】すなわち、起歪体1は、全体としては大径
の筒状体であるが、トルク検出部である起歪部1aは、
軸方向の中間部が薄肉とされ、さらに、この薄肉部であ
り筒状体の軸芯に対し対称の側面部の2箇所が表面部を
平面状に削られて平坦部が形成され、そこにひずみゲー
ジ23が接着、蒸着、スパッタリング等の手段により添
着されていている。
【0036】一般的にトルクの検出は、トルク伝達軸の
中間部を小径に形成することで、大きなひずみ量を発生
させ大きなひずみ検出信号を得るようにしている。しか
しながら、このようにすると、剛性が小さくなりトルク
変換器の応答性が低下する。この相反する特性を充足さ
せるべく、本実施例においては、上記の構造としている
のである。つまり、ひずみ検出感度を増大させつつ剛性
を高めて応答性を向上させるようにしている。
【0037】ひずみゲージ23は、起歪部1aの軸中心
に対し45°および135°をなす方向に感度軸を合わ
せて添着されている。例えば、Cフランジ8Rを介して
駆動軸からのトルクが入力され、Cフランジ8Lを介し
て負荷軸からの負荷を受ける場合に、その中間に介挿さ
れた起歪体1の起歪部1aに生じる機械的なねじれ(せ
ん断ひずみ)は、上記の如く添着された一対のひずみゲ
ージ23によって抵抗変化に変換される。
【0038】上記の2枚のひずみゲージ23と軸中心に
対し対称(180°反対)側の2枚のひずみゲージ(図
示せず)とは、各々同一方向の2枚のひずみゲージを対
辺とするホイートストンブリッジ回路に組まれる。この
ホイートストンブリッジ回路によって、起歪部1aに生
じるトルクに対応した電圧(または電流)として検出す
ることが可能となる。
【0039】(4)信号処理回路部 図2に示す信号処理回路部22は、トルク検出部として
の起歪部1aに添着されたひずみゲージ23により検出
した検出信号を適宜増幅・波形整形・信号変換等の処理
を施し、処理後の信号を発光ダイオード21とフォトダ
イオード20からなるフォトカップリング部へ出力する
回路等をもって構成される。また、後述する受電部が受
信した電源を処理する電源処理回路も含まれる。
【0040】これらの回路部は、基板化およびモールド
化して構成されており、図1に示すように円筒状の起歪
体1の内部へ収納されている。起歪体1は、高速回転さ
れるため、その内部に収納される信号処理回路部22も
高速回転に耐えられるように、例えば、小型軽量部品の
採用、部品の取付け補強、重量のバランス配分等の対応
が採られる。この回路の機能および動作については、後
述する。
【0041】(5)受電部 受電部は、いわゆる非接触型のロータリートランスにて
構成される。固定側の送電リング11および受電側リン
グ12が対峙した状態で近接配置されている。
【0042】この両リング11,12の対向する側面部
に、それぞれコの字型の一対のフェライトコア15a,
15bが開口部を向い合わせて取付けられている。この
各々のフェライトコア15a,15bのコの字空間内に
リング状に送電側コイル16および受電側コイル17が
巻回された状態で配設されている。
【0043】相対向する1対のコの字型のフェライトコ
ア15a,15bは、閉磁路を形成し、上記コイル1
6,17とともに交流トランスを構成する。すなわち、
送電側コイル16へ経時的に変化する電流、例えば、交
流電流、パルス電流等を流して受電側のフェライトコア
15に磁束の変化を生じさせれば、単位時間当りの磁束
の変化量に応じた起電力が受電側コイル17に発生す
る。
【0044】回転側の受電側リング12は、フォトカッ
プリング部の発光側リング14と共に起歪体1の外周に
強固に固定される。受電側コイル17が発生する電力
は、信号処理回路部22へケーブル26を介して送られ
る。また、固定側のトルク測定回路および電源回路は、
送電側リングベース18に設けられているコネクタ25
を介して接続されるようになっている。
【0045】送電側リング11と受電側リング12と
は、非接触の関係にあり、摺動、圧接など機械的連結関
係はない。固定側の送電側リング11は、送電側リング
ベース18に固定されている。尚、送電側リング11と
受光側リング13とは、固定用シャフト3により強固に
連結されている。
【0046】(6)連結機構部 本実施例の伝送装置の連結機構部は、被測定体へ連結さ
れ被測定体とともに、例えば10,000回転/分、と
いう高速回転を考慮した高剛性構造となっている。
【0047】すなわち、高精度でのトルクの測定ととも
に機械的な耐久力、バランスおよび柔軟性、更に保守の
容易性に配慮がなされている。被測定体としての駆動軸
および負荷軸との連結部であるカップリング部(2,
5,6,7,8等)は、起歪体1を中心として左右対称
であるので、説明を繁雑化させないために、左側の構成
部分主として以下に説明する。
【0048】3種類のダイヤフラムA5,B6,C7
は、Cフランジ8Lとその中心部において連結されてい
る。更に、これらダイヤフラムA5,B6,C7の外周
側には、複数のボルト挿通穴が穿設されており、このボ
ルト挿通穴とフランジ2の外周側に穿設されたボルト挿
通孔には、ボルト9が挿通され、これにナット10が螺
合されて、ダイヤフラム5,6,7とフランジ2とが一
体的に連結されている。
【0049】このフランジ2と起歪体1とがボルト9に
よって一体的に連結されている。
【0050】従って、両サイドのCフランジ8L,8R
と起歪体1とが、一体に連結されることになる。この結
合構造は、3種類のダイヤフラム(A,B,C)5,
6,7の若干の調心的機能を介在させた接続構造であ
り、所望の強度と柔軟性が確保されている。
【0051】起歪体1は、既述のように中空の円筒状と
なっており、その中空部を利用して、回転側の回路部で
ある信号処理回路部22が収納されている。回転体の中
心部は、遠心力が比較的小さく、また外来ノイズに対し
遮蔽されているため信号処理回路部22を収納するのに
最適である。
【0052】保守時は、ダイヤフラム5,6,7を連結
しているボルト10およびCカップリング8Lと負荷軸
との結合を外すことにより起歪体1側との結合が外れる
ので、起歪体1の内部に収納されている信号処理回路部
22の補修等を容易に行うことが出来る。 (7)測定回路部 測定回路部は、図2に示す回路ブロック図に示すように
構成されており、測定機構部の説明で既述したフォトカ
ップリング部、トルク検出部、信号処理回路部22およ
び受電部の各回路を含んだ構成となっている。
【0053】起歪部としてのトルク検出部に添着された
ひずみゲージ23により構成されたホイートストンブリ
ッジ回路の出力端から、起歪部1aに生じたせん断ひず
みに対応した電気量が出力される。この出力信号は、信
号処理回路部22へ送られる。
【0054】信号処理回路部22における検出信号の処
理は、アンプ(増幅器)221、A/D変換器222お
よびフェーズエンコード223とによって行われる。ア
ンプ221は、ひずみゲージ23により検出された微小
なトルク信号を適宜増幅して出力すると共に、所定の周
波数範囲だけの信号を通過させるフィルタ処理を施す。
【0055】アンプ221から出力される出力信号は、
A/D変換器222へ入力され、アナログ信号からデジ
タル信号に変換(以下「A/D変換」という)されさら
に、シフトレジスタのような並列/直列変換回路を介し
てシリアル信号として出力される。このA/D変換器2
22から出力されるシリアル信号は、フェーズエンコー
ダ223へ入力され、フェーズエンコーダ変調(以降
「PE変調」という)処理が施される。
【0056】PE変調とは、デジタル信号に所定のクロ
ック信号を加味して信号に所定の加工を行うことであ
り、伝送信号の対ノイズ特性を高める為の処置をいう。
PE変調された信号は、フォトカップリング部(信号伝
送部)の発光ダイオード21へ入力される。発光ダイオ
ード21は、入力信号に基づいて点灯/消灯(以下「点
滅」という)する。回転側での測定信号の処理は、この
段階で終了する。
【0057】固定側のフォトダイオード20は、発光ダ
イオード21の点滅による光信号を電気信号に変換し出
力する。この光電変換信号は、順次下記の如き処理がな
される。
【0058】先ず、受信信号に生じた波形の歪が波形整
形回路301により除去され、PE変調されている信号
をクロック分離回路302で復調し、シリアル/パラレ
ル変換回路303でパラレルデジタル信号とし、D/A
変換回路304でアナログ信号とする。また、ローパス
フィルター305では、上記アナログ信号を波形整形処
理を施し、出力バッファ306を経て測定信号として出
力する。このようにして回転側で検出されたトルク信号
は、フォトカップリングからなる信号伝送部を介して固
定側の各処理回路に伝送される。
【0059】次に電源側の説明を行う。測定回路へ入力
された商用電源は、図2に示すように、電源トランス4
01で所用の電圧の電源とされ、整流平滑回路402に
よって整流され且つ平滑化された直流電源とされる。直
流電源は、安定化電源回路403を経て測定回路の各回
路へ供給されると共に、電力発振回路404により発振
された交流電力は、回転トランスの送電側コイル16へ
供給される。回転側では、回転トランスの受電側コイル
17で電力受信がされ、受信された電源は、信号処理回
路部22の電源処理回路へ送られる。
【0060】電源処理回路では、整流平滑回路501で
直流電源とされ、安定化電源回路502を経て回転側の
各回路へ供給されると共に、ブリッジ電源回路503で
ひずみ検出用の電源が生成されホイートストンブリッジ
回路の入力端へ印加される。
【0061】なお、本発明は、上述した実施例のみに限
定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、
種々の変形実施が可能である。
【0062】例えば、発光側リング14および受光側リ
ング13の対向面の横断面形状は、図1および図4に示
す形状に限られるものではなく、図5に示すように、発
光側リング14の横断面を、受光側リング13の横断面
より大きな曲率半径断面形状に形成してもよいし、図6
に示すように、発光側リング14および受光側リング1
3の横断面を、図1に示すものより深いお椀型に形成し
てもよいし、さらに、図7に示すように、受光側リング
13の横断面を、逆V字状に形成してもよい。
【0063】また、信号伝送部のフォトダイオードと発
光ダイオードの個数および配置は、上述した例に限ら
ず、その個数は、発光ダイオードの指向性、出力、発光
側リングの円周面形状フォトダイオードの感度などによ
って適宜増減し得るものである。
【0064】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明によれば、低速回転から高速回転に至る
広い回転数範囲で回転する被測定対象の物理量を検出し
て電気量に変換する物理量−電気量変換装置の検出信号
を固定部側に伝送する際に、その回転数に何ら制約を受
けることがなく、しかも信号伝送系に外来ノイズが混入
・重畳する虞れがなく、正確に且つ長期に亘り安定的に
しかも高い応答性をもって固定側に伝送することができ
る回転体の物理量−電気量変換器の検出信号伝送装置を
提供することができる。
【0065】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記の請求項1に記載の効果に加えて、少ない発光手段と
受光手段の安価な構成で被測定対象の回転位置に拘らず
効率よく確実に固定側に検出信号を伝送し得る回転体の
物理量−電気量変換器の検出信号伝送装置を提供するこ
とができる。
【0066】また、請求項3に記載の発明によれば、固
定部から回転体への電源供給が非接触で行われるため、
機械的な摩耗部がなく、製品寿命が延長化され、保守点
検の負担が大幅に軽減化されると共に、検出信号の伝送
系とは異なる伝送系であるため、両者の相互干渉による
影響を皆無となし得る回転体の物理量−電気量変換器の
検出信号伝送装置を提供することができる。
【0067】さらに請求項4に記載の発明によれば、検
出した微弱信号を増幅し、アナログ−デジタル変換しさ
らに並列信号を直列信号に変換して発光手段を上記物理
量に対応させて点滅駆動するための信号処理手段を円筒
状の起歪体の内部に配設したから、本来デッドスペース
であった部分を有効に利用でき、しかも信号処理手段は
円筒体の中心部分で遠心力の作用も小さく、強度をあま
り大きく設定しなくても済み、さらには、微弱の検出信
号をしかもスリップリングなどのようにノイズの混入し
やすい伝送系で行っていた従来の方式に比べ、ノイズが
殆ど混入しない回転体の物理量−電気量変換器の検出信
号伝送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である回転体の物理量−電気
量変換器の検出信号伝送装置の測定機構部の半断面の正
面図である。
【図2】本発明の一実施例である回転体の物理量−電気
量変換器の検出信号伝送装置の電気的作用部を機能別に
表わした回路ブロック図である。
【図3】図1に示す実施例からCフランジ、3枚のダイ
ヤフラム、フランジなどを取り除き且つカバーの上半部
を取り除いた状態における右側面図である。
【図4】図1に示す実施例からCフランジ、3枚のダイ
ヤフラム、フランジなどを取り除いた状態において、そ
の一部を破断して示す正面図である。
【図5】図1に示す実施例中に用いられている発光側リ
ングと受光側リングの変形例を示す部分横断面図であ
る。
【図6】図5に示すものとはさらに異なる変形例を示す
部分横断面図である。
【図7】図6に示すものとはさらに異なる変形例を示す
部分横断面図である。
【符号の説明】
1 起歪部 2 フランジ 3 連結部材 4 ボルト 5 ダイヤフラムA 6 ダイヤフラムB 7 ダイヤフラムC 8 カップリングフランジ(Cフランジ) 9 ボルト 10 ナット 11 送電側リング 12 受電側リング 13 受光側リング 14 送光側リング 15 フェライトコア 16 送電側コイル 17 受電側コイル 18 送電側リングベース 19 受光側リングベース 20 フォトダイオード 21 発光ダイオード 22 信号処理回路部 23 ひずみゲージ 24 カバー 25 コネクタ 221 アンプ 222 A/D変換器 223 フェーズエンコーダ 301 波形整形回路 302 クロック分離回路 303 シリアルパラレル変換回路 304 D/A変換回路 305 ローパスフィルタ 306 出力バッファ 401 電源トランス 402 整流平滑化回路 403 安定化電源回路 404 電力発振回路 501 整流平滑回路 502 安定化電源回路 503 フリッジ電源回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する被測定対象の物理量を物理量−
    電気量変換器により検出しこの検出した信号を固定側へ
    伝送する検出信号伝送装置において、上記物理量−電気
    量変換器の検出信号を受けこれを少なくとも増幅する信
    号調整手段と、この信号調整手段から出力される信号を
    デジタル変換すると共にこのデジタル変換した並列信号
    を直列信号に変換する第1の信号処理手段と、上記信号
    調整手段および上記第1の信号処理手段とともに上記被
    測定対象側に配設されこれと一体に回転しつつ上記第1
    の信号処理手段の出力に基づき点滅する発光素子を有す
    る発光手段と、固定側に配設され上記発光素子から発せ
    られる点滅光を受けこれを電気信号に変換する受光素子
    を有する受光手段とを具備したことを特徴とする回転体
    の物理量−電気量変換器の検出信号伝送装置。
  2. 【請求項2】 上記の発光手段は、上記被測定対象側の
    所定角度の範囲内に一定角度間隔で回転軸を中心とする
    円弧上に配設された複数の発光素子よりなり、一方、上
    記受光手段は、上記固定側の上記回転軸を中心とする円
    弧上であって上記発光素子に近接対向して等配角度で配
    設された複数の受光素子よりなり、被測定対象の回転位
    置に拘らず上記発光手段による点滅光を上記受光手段で
    受け得るように構成したことを特徴とする請求項1記載
    の回転体の物理量−電気量変換器の検出信号伝送装置。
  3. 【請求項3】 回転する被測定対象の物理量を検出しこ
    の検出した信号を固定側へ伝送する回転体の物理量−電
    気量変換器の検出信号伝送装置において、固定側に第1
    の磁性材と第1のコイルを設け、回転側に第2の磁性材
    と第2のコイルを設け、上記第1の磁性材と上記第2の
    磁性材とを上記第2の磁性材の回転位置に拘らず相互に
    近接した位置を保持し得るようにして配置して上記第1
    の磁性材と上記第2の磁性材とで閉磁路を形成し、上記
    第1のコイルへ経時的に変化する電流を流して上記第1
    の磁性材に変化する起磁力を生じさせ上記第2の磁性材
    に生じる磁束の変化によって上記第2のコイルに起電力
    を発生させるように構成してなる電力伝送手段を具備
    し、上記電力伝送手段によって回転側へ伝送された電力
    を上記回転体の物理量の検出に用いることを特徴とする
    請求項1および2記載の回転体の物理量−電気量変換器
    の検出信号伝送装置。
  4. 【請求項4】 2つの回転体の中間部に介挿され且つ相
    互に連結され上記2つの回転体の間に発生するトルクを
    検出しこの検出した信号を少なくとも増幅し且つデジタ
    ル変換して固定側へ伝送するための信号に変換する信号
    処理手段を、上記トルクを検出するための円筒状の起歪
    体の内部に配設したことを特徴とする請求項1,2また
    は3記載の回転体の物理量−電気量変換器の検出信号伝
    送装置。
JP10890593A 1993-04-12 1993-04-12 回転体の物理量−電気量変換器の検出信号伝送装置 Pending JPH06301881A (ja)

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