JPH0630174B2 - 金属スタンパの製造方法 - Google Patents
金属スタンパの製造方法Info
- Publication number
- JPH0630174B2 JPH0630174B2 JP5497185A JP5497185A JPH0630174B2 JP H0630174 B2 JPH0630174 B2 JP H0630174B2 JP 5497185 A JP5497185 A JP 5497185A JP 5497185 A JP5497185 A JP 5497185A JP H0630174 B2 JPH0630174 B2 JP H0630174B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal stamper
- glass master
- reinforcing plate
- adhesive
- stamper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/263—Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
- B29C45/2632—Stampers; Mountings thereof
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ビデオディスク，光ディスク等の円盤状記録
媒体の製造に使用する金属スタンパの製造方法に関する
ものである。
媒体の製造に使用する金属スタンパの製造方法に関する
ものである。
従来の技術 近年、ビデオディスク，光ディスク，コンパクトディス
ク等の円盤状記録媒体（以下、ディスクという）の開発
が進められており、そのディスクの製造方法として射出
成形工法と紫外線硬化樹脂工法が採用されている。その
うち、紫外線硬化樹脂によるディスク製造工法に使用さ
れる金属スタンパは、製造上裏面を補強する必要がある
ため、種々の裏面補強手段が用いられている。
ク等の円盤状記録媒体（以下、ディスクという）の開発
が進められており、そのディスクの製造方法として射出
成形工法と紫外線硬化樹脂工法が採用されている。その
うち、紫外線硬化樹脂によるディスク製造工法に使用さ
れる金属スタンパは、製造上裏面を補強する必要がある
ため、種々の裏面補強手段が用いられている。
以下、図面を参照しながら、従来例の金属スタンパの一
例について説明する。第２図，第３図は従来例の金属ス
タンパの側断面図を示すものである。第１の従来例であ
る第２図においては、金属スタンパ１用の補強板２が接
着剤３を介してマグネットシート４に固着されている。
前記金属スタンパ４がマグネットシート１の上に磁力を
利用して固定されることにより金属スタンパ１の裏面が
補強されている。
例について説明する。第２図，第３図は従来例の金属ス
タンパの側断面図を示すものである。第１の従来例であ
る第２図においては、金属スタンパ１用の補強板２が接
着剤３を介してマグネットシート４に固着されている。
前記金属スタンパ４がマグネットシート１の上に磁力を
利用して固定されることにより金属スタンパ１の裏面が
補強されている。
第２の従来例である第３図においては、信号が記録され
たガラス原盤に電解ニッケルメッキされた金属スタンパ
６がメッキされた状態のままで付着されている。このガ
ラス原盤５に付着された金属スタンパ６の裏面に接着剤
７をかいして補強板８が固着され、金属スタンパ６をガ
ラス原盤５から剥離することにより金属スタンパ６の裏
面が補強されている。
たガラス原盤に電解ニッケルメッキされた金属スタンパ
６がメッキされた状態のままで付着されている。このガ
ラス原盤５に付着された金属スタンパ６の裏面に接着剤
７をかいして補強板８が固着され、金属スタンパ６をガ
ラス原盤５から剥離することにより金属スタンパ６の裏
面が補強されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記のような第１の方法では、補強板２
に接着剤３を介して固着されたマグネットシート４の平
面性が充分に得られず、このスタンパ補強法を使用して
製作したディスクは信号面の面振れや平面性に問題があ
った。又、紫外線硬化樹脂を用いたレプリケーションに
より記録信号を転写した後、金属スタンパ１から単板デ
ィスクを剥離する際に、マグネットシート４の着磁力が
充分でないために単板ディスクと金属スタンパ１が同時
にマグネットシート４からは剥離してしまうことがある
ため、作業性が悪いという問題もあった。
に接着剤３を介して固着されたマグネットシート４の平
面性が充分に得られず、このスタンパ補強法を使用して
製作したディスクは信号面の面振れや平面性に問題があ
った。又、紫外線硬化樹脂を用いたレプリケーションに
より記録信号を転写した後、金属スタンパ１から単板デ
ィスクを剥離する際に、マグネットシート４の着磁力が
充分でないために単板ディスクと金属スタンパ１が同時
にマグネットシート４からは剥離してしまうことがある
ため、作業性が悪いという問題もあった。
第２の方法では、ガラス原盤５に約５０℃で電解ニッケ
ルメッキされた金属スタンパ６は、温度が常温に下がっ
た時にガラス原盤５との熱収縮率の差及びメッキ時の残
留応力により、ガラス原盤５が金属スタンパ６側へ約１
００〜２００μｍ反った状態になる。この状態で、接着
剤７を介して、補強板８を金属スタンパ６の裏面に固着
するため、スタンパ裏面の補強後にガラス原盤５より金
属スタンパ６を剥離した時、金属スタンパ６の信号表面
が凸状になり、紫外線硬化樹脂によるレプリケーション
において良好な信号面の平面性が得られないという問題
点があった。
ルメッキされた金属スタンパ６は、温度が常温に下がっ
た時にガラス原盤５との熱収縮率の差及びメッキ時の残
留応力により、ガラス原盤５が金属スタンパ６側へ約１
００〜２００μｍ反った状態になる。この状態で、接着
剤７を介して、補強板８を金属スタンパ６の裏面に固着
するため、スタンパ裏面の補強後にガラス原盤５より金
属スタンパ６を剥離した時、金属スタンパ６の信号表面
が凸状になり、紫外線硬化樹脂によるレプリケーション
において良好な信号面の平面性が得られないという問題
点があった。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本発明の金属スタンパの
製造方法では、信号を記録したガラス原盤上に電解ニッ
ケルメッキ法により形成した金属スタンパ面の上に、接
着剤を介して押圧力を加えながら補強板を固着し、その
後、ガラス原盤を剥離するようにしている。
製造方法では、信号を記録したガラス原盤上に電解ニッ
ケルメッキ法により形成した金属スタンパ面の上に、接
着剤を介して押圧力を加えながら補強板を固着し、その
後、ガラス原盤を剥離するようにしている。
作 用 本発明によれば、ガラス原盤から金属スタンパを剥離す
る前に金属スタンパの裏面に接着剤を介して押圧力を加
えながら補強板を固着しているため、電解ニッケルメッ
キ時に発生する金属スタンパの残留応力及びガラス原盤
と金属スタンパの間の熱収縮率の差による反りを解消
し、金属スタンパとガラス原盤が平坦になった状態下で
補強板を接着剤により固着することができる。従って、
金属スタンパ裏面の補強後にガラス原盤から剥離した金
属スタンパの信号表面は、優れた平面性が得られること
となる。
る前に金属スタンパの裏面に接着剤を介して押圧力を加
えながら補強板を固着しているため、電解ニッケルメッ
キ時に発生する金属スタンパの残留応力及びガラス原盤
と金属スタンパの間の熱収縮率の差による反りを解消
し、金属スタンパとガラス原盤が平坦になった状態下で
補強板を接着剤により固着することができる。従って、
金属スタンパ裏面の補強後にガラス原盤から剥離した金
属スタンパの信号表面は、優れた平面性が得られること
となる。
実施例 以下本発明の一実施例の金属スタンパの製造方法につい
て、図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の金
属スタンパの製造方法における補強板固着状態の側断面
図を示すものである。第１図において、９はガラス原
盤、１０は金属スタンパ、１１は接着剤、１２は補強
板、１３はプレス機の固定盤、１４はプレス機の可動盤
である。
て、図面を参照しながら説明する。第１図は本発明の金
属スタンパの製造方法における補強板固着状態の側断面
図を示すものである。第１図において、９はガラス原
盤、１０は金属スタンパ、１１は接着剤、１２は補強
板、１３はプレス機の固定盤、１４はプレス機の可動盤
である。
まず、信号が記録されたガラス原盤９に電解ニッケルメ
ッキによって形成された金属スタンパ10の裏面をアルコ
ールその他の洗浄効果のある溶剤によって清浄した後、
その上に、２液性の常温硬化型エポキシ系接着剤１１を
介して接着面を清浄したステンレス製の補強板１２を重
ねる。
ッキによって形成された金属スタンパ10の裏面をアルコ
ールその他の洗浄効果のある溶剤によって清浄した後、
その上に、２液性の常温硬化型エポキシ系接着剤１１を
介して接着面を清浄したステンレス製の補強板１２を重
ねる。
この状態で、全体をプレス機の可動盤１４上へ乗せ、図
示していないプレス機の駆動源により可動盤１４を上昇
させ、固定盤１３と可動盤１４との間で補強板１２を重
ねたガラス原盤９付の金属スタンパ１０をプレスする。
使用した接着剤１１の所定硬化時間以上プレスしたの
ち、可動盤４を下降させ、補強板１２が固着した金属ス
タンパ１０をプレス機より取り出す。その後、金属スタ
ンパ１０からガラス原盤９を剥離して除去することによ
り、補強板１２で裏面を補強した金属スタンパ１０を完
成する。
示していないプレス機の駆動源により可動盤１４を上昇
させ、固定盤１３と可動盤１４との間で補強板１２を重
ねたガラス原盤９付の金属スタンパ１０をプレスする。
使用した接着剤１１の所定硬化時間以上プレスしたの
ち、可動盤４を下降させ、補強板１２が固着した金属ス
タンパ１０をプレス機より取り出す。その後、金属スタ
ンパ１０からガラス原盤９を剥離して除去することによ
り、補強板１２で裏面を補強した金属スタンパ１０を完
成する。
以上のように本実施例の方法によれば、ガラス原盤９付
の金属スタンパ１０の裏面に接着剤１１を介して補強板
１２を固着する際にプレス機等を使用して押圧力を加え
るようにしたことにより、優れた平面性を有する樹脂工
法用の金属スタンパを製造することができる。
の金属スタンパ１０の裏面に接着剤１１を介して補強板
１２を固着する際にプレス機等を使用して押圧力を加え
るようにしたことにより、優れた平面性を有する樹脂工
法用の金属スタンパを製造することができる。
なお、実施例において、接着剤１１は２液性の常温硬化
型エポキシ系接着剤としたが、この接着剤１１は金属ス
タンパ１０と補強板１２とを固着するに充分な接着力を
有するものであれば、どのような接着剤でも良い。
型エポキシ系接着剤としたが、この接着剤１１は金属ス
タンパ１０と補強板１２とを固着するに充分な接着力を
有するものであれば、どのような接着剤でも良い。
また、補強板１２はステンレス製補強板としたが、平面
性が優れたものであればステンレス以外の金属あるいは
ガラスとしても良い。
性が優れたものであればステンレス以外の金属あるいは
ガラスとしても良い。
発明の効果 以上のように、本発明によれば、信号を記録したガラス
原盤上に形成した金属スタンパをガラス原盤から剥離す
る前に、金属スタンパの裏面へ接着剤を介して押圧力を
加えながら補強板を固着するようにしたことにより、金
属スタンパ形成時の残留応力及びガラス原盤と金属スタ
ンパの熱収縮率の差によるガラス原盤付金属スタンパの
反りを解消した状態で金属スタンパの裏面に補強板を固
着することができる。これにより、信号表面の平面性が
優れた樹脂工法に用いる裏面補強板付の金属スタンパを
製造することができるものである。
原盤上に形成した金属スタンパをガラス原盤から剥離す
る前に、金属スタンパの裏面へ接着剤を介して押圧力を
加えながら補強板を固着するようにしたことにより、金
属スタンパ形成時の残留応力及びガラス原盤と金属スタ
ンパの熱収縮率の差によるガラス原盤付金属スタンパの
反りを解消した状態で金属スタンパの裏面に補強板を固
着することができる。これにより、信号表面の平面性が
優れた樹脂工法に用いる裏面補強板付の金属スタンパを
製造することができるものである。
第１図は本発明の一実施例における金属スタンパの製造
方法による補強板固着状態の側断面図、第２図は第１の
従来例の金属スタンパの補強板固着後の側断面図、第３
図は第２の従来例の金属スタンパの補強板固着後の側断
面図である。 ９……ガラス原盤、１０……金属スタンパ、１１……接
着剤、１２……補強板、１３……固定盤、１４……可動
盤。
方法による補強板固着状態の側断面図、第２図は第１の
従来例の金属スタンパの補強板固着後の側断面図、第３
図は第２の従来例の金属スタンパの補強板固着後の側断
面図である。 ９……ガラス原盤、１０……金属スタンパ、１１……接
着剤、１２……補強板、１３……固定盤、１４……可動
盤。
Claims (1)
- 【請求項１】信号を記録したガラス原盤上に電解ニッケ
ルメッキ法により形成した金属スタンパ面の上に、接着
剤を介して押圧力を加えながら補強板を固着し、その後
前記ガラス原盤を除去するようにしたことを特徴とする
金属スタンパの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5497185A JPH0630174B2 (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 金属スタンパの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5497185A JPH0630174B2 (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 金属スタンパの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61214162A JPS61214162A (ja) | 1986-09-24 |
| JPH0630174B2 true JPH0630174B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=12985538
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5497185A Expired - Lifetime JPH0630174B2 (ja) | 1985-03-19 | 1985-03-19 | 金属スタンパの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0630174B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0322230A (ja) * | 1989-06-20 | 1991-01-30 | Nikka Eng Kk | スタンパおよびその製造方法 |
| WO2000021728A1 (en) * | 1998-10-14 | 2000-04-20 | Åmic AB | A matrix and method of producing said matrix |
-
1985
- 1985-03-19 JP JP5497185A patent/JPH0630174B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61214162A (ja) | 1986-09-24 |
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