JPH0630169A - 画像通信装置 - Google Patents

画像通信装置

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JPH0630169A
JPH0630169A JP4128530A JP12853092A JPH0630169A JP H0630169 A JPH0630169 A JP H0630169A JP 4128530 A JP4128530 A JP 4128530A JP 12853092 A JP12853092 A JP 12853092A JP H0630169 A JPH0630169 A JP H0630169A
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Zenichi Makiuchi
善一 牧内
Shigeru Suematsu
茂 末松
Mitsuyoshi Saneishi
光義 実石
Akira Muto
彰 武藤
Akira Kato
公 加藤
Tomofumi Suehisa
智文 末久
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 読取部に対する定着部の熱の影響を小さく
し、且つ装置の小型化を図る。 【構成】 読取部を装置本体25に対して取外し可能な
読取部ユニット26とし、その下面に底板31を取外し
可能に設けてミラー10a、10b、レンズ11、読取
素子12等の読取光学系を保護し、更にその読取部ユニ
ット26よりも装置の中央側にずれた位置に定着部20
を配置して、その定着部20の熱が読取光学系に与える
影響を小さくし、また、読取部の下方に記録紙受け34
を設けて装置の小型化を図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原稿読取と画像記録を
行う機能を備えた画像通信装置に関し、特に、記録系
に、普通紙を用いる電子写真方式を採用した画像通信装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置には、原稿用トレーと
記録紙排出用トレーとを装置の異なる側面に設けている
ものもあるが、小型化のために両トレーを装置の同一側
面に設け、トレー一つ分の長さだけ設置スペースを削減
しているものもある。これは、電子写真方式で記録を行
うプロセスカートリッジを使用した普通紙ファクシミリ
装置においても同様である。
【0003】従来、この種の普通紙ファクシミリ装置
は、図9に示すように、その一方の側面の上下に原稿用
トレー1と記録紙排出用トレー2を配置しており、上側
の原稿用トレー1の近傍に読取部3が配置されている。
この読取部3は、装置の上面に形成された原稿台4上の
原稿を繰り込む給紙ローラ5、原稿を読取位置Pを通っ
て搬送する送りローラ6、読取済の原稿を排出する排出
ローラ7等からなる原稿搬送装置と、読取位置Pの原稿
を照射する光源9、原稿からの反射光を光路変更するミ
ラー10、原稿からの反射光を結像させるレンズ11、
その結像位置に配置された読取素子12等からなる読取
手段を有しており、原稿台4上にセットした原稿を読取
位置Pを通って搬送する間に、その情報を読み取って送
信し、読取済の原稿は原稿用トレー1に排出し集積して
いた。
【0004】一方、装置の下部には普通紙である記録紙
を収容した給紙カセット14と、その給紙カセット14
から記録紙を繰り出す給紙ローラ15が配置され、その
上方には記録紙を記録紙排出用トレー2を設けた側に向
けて搬送する記録紙搬送ローラ16と、その記録紙にト
ナー像を付与するための記録部を構成するレーザースキ
ャンユニット(LSU)17、プロセスカートリッジ1
8及び転写ユニット19と、記録紙にトナー像を定着さ
せる定着部20等が配置されている。プロセスカートリ
ッジ18は内部に、感光体ドラムと、その感光体ドラム
に帯電させる帯電器、感光体ドラム表面に形成された静
電潜像をトナーにより現像する現像器、残留トナーを除
去するクリーニング装置等を有している。受信記録時に
は、受信情報に応じてレーザースキャンユニット17が
プロセスカートリッジ18内の感光体ドラムを走査して
静電潜像を形成し、その潜像がトナーにより可視像化さ
れた後、転写ユニット19が記録紙搬送ローラ16によ
って送られる記録紙にそのトナー像を転写し、その後、
定着部20がトナー像を定着し、定着済の記録紙は記録
紙排出用トレー2に排出し集積していた。
【0005】ここで、原稿用トレー1と記録紙排出用ト
レー2を装置の同じ側に上下に配置した関係上、定着部
20のすぐ上に、読取部が配置されることとなる。とこ
ろで、定着部20はその表面温度が約110°C程度と
高温であるため、その近傍には、動作保証温度が約60
°Cである読取素子12を配置することができず、ま
た、読取位置までの必要な光路長を確保するため、読取
素子12は、図示したように、原稿用トレー1を配置し
た側とは反対側の側面近傍に配置されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の構成では、読取部3が定着部20のすぐ上にあるた
め、定着部20が発する高温によりミラー10を保持し
ている部材が膨張して変形してしまい、ミラー10の角
度が変化し、結果的に読取位置にずれが生じることがあ
るという問題があった。すなわち、通常、ミラー10
は、プラスチックで作られた読取部を構成する部材21
に一体に形成されている支持脚21aに保持されている
が、プラスチックは熱伝導率が低いため、部材21の定
着部の高温に面している側は熱くなり、反対の面は通常
の温度に保たれ、その温度差により部材21にゆがみが
生じる。このゆがみにより、ミラー10の角度が変わ
り、ミラーに対する入射角及び反射角が変化してしま
う。そのため、読取素子の撮像面上のレンズ結像位置が
ずれ、結果的に読取位置がずれるという現象が生じ、問
題となっていた。
【0007】また、読取部が定着部の上に位置されてい
ることから、ミラー10がくもるという問題も生じてい
た。すなわち、記録紙は必ず水分を含んでいるので、記
録紙は約190°Cの定着部内に入ると水蒸気を発生さ
せ、定着部20から上がった水蒸気が上に位置する読取
部のミラー10をくもらせ、原稿の読取に悪影響を与え
ていた。この水蒸気の発生具合は種々の条件により異な
るが、湿気の多い梅雨などは水蒸気が頻繁に発生してい
た。
【0008】これらの問題は、読取部と定着部との間の
距離を熱の影響を考慮の上、十分に空けることで或る程
度解決されるが、それでは装置の小型化の要請に反する
こととなる。
【0009】そこで、この問題を解決するために、従来
は読取部近傍に放熱ファンを設けたり、また、図9に示
すように、読取部と定着部との間に、プラスチック製の
しきり板22を設けたりしていた。しかし、放熱ファン
を設けると放熱ファンだけではなく、熱が放熱ファンま
で通り抜ける通路を作らなければならないので、その分
コストが上がり、装置も大きくなってしまうという問題
が生じる。また、しきり板22を設ける場合、そのしき
り板22は下から複数のビス23によって部材21の一
部に固定されており、且つこのしきり板22もプラスチ
ックで作られているので、図10に示すように、しきり
板22がやはり、その下にある定着部20の高熱により
ゆがみ、そのゆがみが、ビス23による固定箇所を通し
て部材21に及ぶこととなる。すなわち、しきり板22
のゆがみが読取部を構成する部材21をゆがめ、そのた
めミラー10の角度が変わってしまい、問題の充分な解
決にはなっていなかった。
【0010】更に、図9に示すように、読取素子12を
装置のトレー1がある側とは反対側の側面近傍に設けて
いるため、読取位置Pから読取素子12までの光路を確
保する必要上、光路上に部品を設けることができず、装
置を小型化する際の大きな妨げとなっていた。
【0011】本発明は、上述の問題点に鑑みて為された
もので、読取部と定着部との間の高さ方向の距離を大き
くすることなく、定着部の高熱及び定着部から発生する
水蒸気から読取部を守ることができ、低コスト且つ小型
化を実現できる画像通信装置を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に記載の発
明は上述の問題点を解決するため、定着部を、読取部よ
りも下方で且つ装置の中央側にずらして配置し、読取部
の下方には、定着部から排出される記録紙を集積する記
録紙受けを設けるという構成をそなえたものである。
【0013】請求項2に記載の発明は、読取部を、装置
本体から取り外し可能な読取部ユニットとして構成し、
更にその読取部ユニットにおいて原稿読取を行う読取手
段が、原稿排出側の側面近傍に配置された読取素子と、
読取位置の原稿面を照射する光源と、その原稿からの反
射光を前記読取素子に導く光路を形成するミラーと、原
稿面を前記読取素子に結像させるレンズと、前記読取素
子、ミラー、レンズを配置した空間を覆う部材とを有す
るように構成したものである。
【0014】請求項3に記載の発明は、上記の読取素
子、ミラー、レンズを配置した空間を覆う部材を、空間
の上面及び側面を覆うユニット本体と、そのユニット本
体に対して取り外し可能に設けられ、前記空間の下面を
覆う底板とで構成し、その底板を装置の側面側で前記ユ
ニット本体にビス止めするように構成したものである。
【0015】請求項4に記載の発明は、記録部を、装置
の上端中央を支点として上方に開閉可能な開閉蓋に保持
させると共にその開閉蓋の上面を原稿搬送装置へ供給す
る原稿を載置する原稿台とし、更に、その開閉蓋の端部
と読取部の上部に形成されている送稿ガイドの端部との
間に隙間を有するつなぎ目を形成し、そのつなぎ目を定
着部の真上に配置するという構成としたものである。
【0016】請求項5に記載の発明は、上記したつなぎ
目を屈曲した形状とするという構成としたものである。
【0017】
【作用】上記した請求項1に記載の発明では、定着部が
読取部から横方向にずれているので、定着部より発生す
る熱の読取部に対する影響が小さくなっており、更にそ
の読取部の下面が記録紙受けの上方空間に面しており、
外気で冷却されるため、読取部があまり加熱されず、こ
のため光路変更用のミラーの角度に熱変形による影響が
ほとんど生じない。また、読取部の下方に記録紙受けを
設けたことにより、その分記録紙排出用トレーの長さを
短くでき、装置の小型化が可能となる。
【0018】上記した請求項2に記載の発明では、読取
素子を装置の原稿排出側の側面近傍に配置したことによ
り、その読取素子が定着部から遠く離れた位置となり、
定着部の熱の影響を受けることがない。また、読取素子
をこの位置に配置したことにより、読取光学系を構成す
る読取素子、ミラー、レンズ等の各部品を読取位置の近
傍に配置することが可能となり、読取部全体を小型化
し、ユニット化することができる。そして、読取部をユ
ニット化したことにより、読取部ユニットを単体として
組み立てでき、本体装置と並行して組み立て作業ができ
る。これにより、本体装置とは別個に動作確認ができる
ようになり、且つ組み立て時間を短縮できる。更に、故
障した部品の交換、定期点検時の清掃作業等が容易とな
る。また、読取手段を構成する読取素子、ミラー、レン
ズ等の光学系が覆われているので、この光学系を定着部
から生じる水蒸気等の異物から保護することができる。
【0019】上記した請求項3に記載の発明では、底板
を装置の側面側のみでユニット本体にビス止めしている
ので、定着部の熱によって底板がゆがんだり、膨張した
りしても、そのゆがみや膨張の影響がユニット本体には
伝わらず、このため、ユニット本体に取り付けられたミ
ラーの角度が変化することはない。また、底板を装置の
側面側からの容易に取り外すことができ、ミラーの清掃
がしやすくなる。
【0020】上記した請求項4に記載の発明では、開閉
蓋と送稿ガイドとの間の隙間を有するつなぎ目が、定着
部の真上に配置されているので、定着部から水蒸気が発
生しても、水蒸気はつなぎ目の隙間を通って装置外部に
出ることとなり、放熱ファンを設けることなく水蒸気を
装置外部に出すことができ、ミラーのくもりを防止でき
る。
【0021】上記した請求項5に記載の発明では、つな
ぎ目を屈曲した形状としたことにより、単に1直線状に
設けた場合に比べて隙間の長さが長くなり、その分水蒸
気の出る出口の面積が増え、その分水蒸気が装置外部に
出やすくなる。また、つなぎ目が屈曲しているので、原
稿が原稿台から送稿ガイドへ進む際、薄い原稿であって
も原稿の先端がつなぎ目の隙間に引っ掛かって折れ曲が
ったり、紙づまりになったりすることを防止できる。
【0022】
【実施例】図1は本発明の一実施例による画像通信装置
の概略断面図、図2はその概略斜視図、図3は一部を分
解して示す概略斜視図であり、図9に示す従来例と同一
部品には同一符号を付けて示している。図1〜図3にお
いて、25は装置本体、26は、その装置本体25に対
して装置の上部で且つ一方の側面近傍に取り外し可能に
設けられた読取部を構成する読取部ユニットである。
【0023】読取部ユニット26は、原稿を装置の中央
上面から側面側に搬送する原稿搬送装置と、その原稿搬
送装置の下方に設けられ、走行中の原稿を読み取る読取
手段とを有するものであり、その原稿搬送装置は、原稿
台4上の原稿を繰り込む給紙ローラ5、その原稿を案内
する送稿ガイド28、原稿を読取位置Pを通って搬送す
る送りローラ6、読取済の原稿を原稿用トレー1上に排
出する排出ローラ7等を備えている。一方、読取手段
は、読取位置Pの原稿を照射する光源9、原稿からの反
射光を光路変更するミラー10a、10b、原稿からの
反射光を結像させるレンズ11、その結像位置に配置さ
れた読取素子12等を有している。このレンズ11及び
読取素子12は、従来とは異なり、装置の原稿排出側の
側面近傍に配置されており、従って、読取手段を構成す
る光学系の各部品は読取位置の近傍に配置されている。
読取手段は、更に、読取素子12、レンズ11、ミラー
10a、10b等を取り付けるための、且つ読取素子1
2、レンズ11、ミラー10a、10b等を配置した空
間の上面及び側面を覆うユニット本体30と、その空間
の下面を覆うようユニット本体30に取り付けられた底
板31を有している。この底板31は、図4に示すよう
に一方の側面31aにビス32を通すビス穴31bを、
反対側の側面に爪31cを有しており、図5に示すよう
にその爪31cをユニット本体30の突起30aに引っ
かけ、且つ図1に示すように側面31aをビス32でユ
ニット本体30の側面にビス止めすることにより、取り
付けられている。従って、底板31を取り付けるビス3
2は装置の側面に位置しているので、容易に取り外すこ
とができ、底板31の取り付け、取り外しも容易に行う
ことができる。
【0024】図1において、装置の下部には普通紙であ
る記録紙を収容した給紙カセット14と、その給紙カセ
ット14から記録紙を繰り出す給紙ローラ15が配置さ
れ、その上方で且つ読取部ユニット26とは反対側の装
置側面近傍には、記録紙を装置の中央方向に搬送する記
録紙搬送ローラ16と、その記録紙にトナー像を付与す
るための記録部を構成するレーザースキャンユニット1
7、プロセスカートリッジ18及び転写ユニット19が
配置されている。更に、読取部ユニット26の下方で且
つ装置の中央側にずれた位置には、記録紙にトナー像を
定着させる定着部20等が配置されている。装置本体2
5の、読取部ユニット26の下方に位置する部分は、定
着部20の近傍まで大きく切り欠いた形状となってお
り、定着部20から排出される記録紙33を集積する記
録紙受け34が形成されている。更に、その記録紙受け
34の先端には記録紙排出用トレー35が設けられてい
る。この記録紙排出用トレー35は、図9に示す従来装
置に設けられている記録紙排出用トレー2に比べて、記
録紙受け34を設けた分、短く作られており、このた
め、装置の全体の長さが短縮されている。
【0025】図1において、37は、支点38を中心と
して装置本体25に回転可能に設けられた開閉蓋であ
り、レーザースキャンユニット17及びプロセスカート
リッジ18を保持している。その開閉蓋37の上面は、
図6に示すように、読取部に対して原稿を供給するため
の原稿台4を構成しており、原稿の両側縁を案内する原
稿ガイド39が設けられている。この原稿台4の端部
は、読取部ユニット26の送稿ガイド28の端部とほぼ
同一高さに形成されており、且つ両者間につなぎ目40
が形成されている。このつなぎ目40は、上面から見た
状態において屈曲した形状に作られており、原稿台4か
ら送稿ガイド28に原稿を滑らせてセットする際に、そ
の先端がつなぎ目4に引っ掛かりにくくなるようにして
いる。なお、つなぎ目40は必ずしも屈曲した形状に限
定されるものでなく、図8に示すように、原稿台4から
送稿ガイド28の間に1直線状に形成したつなぎ目40
Aを用いてもよい。
【0026】図7(a)は図6に示す実施例におけるつ
なぎ目40のA−A矢視断面を、(b)はそのB−B矢
視断面を示すものであり、原稿台4と送稿ガイド28の
間のつなぎ目40には、空気が通過しうる隙間41が形
成されている。図1に示すように、つなぎ目40は、定
着部20の真上に配置されている。
【0027】なお、図6、図8において、43は読取部
ユニット26に開閉可能に設けている送稿開閉部であ
る。
【0028】以上の構成になる画像通信装置において
も、従来と同様に原稿の読取送信及び受信記録が行われ
る。すなわち、図1において、送信時には、原稿台4上
にセットされた原稿が、給紙ローラ5で繰り込まれ、送
りローラ6で読取位置Pを通って送られる間に、その画
像が読取素子12によって読み取られ、読取済の原稿は
原稿用トレー1に排出され集積される。一方、受信記録
時には、受信情報に応じてレーザースキャンユニット1
7がプロセスカートリッジ18内の感光体ドラムを走査
して静電潜像を形成しており、その潜像がトナーにより
可視像化され、感光体ドラムの回転に同期して給紙され
る記録紙にそのトナー像が転写され、その後、そのトナ
ー像が記録紙に対して定着部20によって定着され、定
着済の記録紙は記録紙受け34上に排出され集積され
る。
【0029】ここで、定着部20は高温に加熱されてお
り、周囲の空気を加熱し、また、記録紙を加熱して水蒸
気を発生させることがある。しかしながら、定着部20
が読取部ユニット26から装置の中央側にずれた位置に
配置されているので、定着部20より発生する熱が読取
部ユニット26に与える影響が少なくなっている。ま
た、定着部20から発生する熱風や水蒸気は上昇し、そ
の真上に設けているつなぎ目40の隙間から外部に出
る。このため、この点からもその熱風や水蒸気が読取部
ユニット26に与える影響は少ない。更に、読取部ユニ
ット26の下面が底板31で覆われているので、定着部
20で加熱された空気や定着部20から出る水蒸気等が
読取光学系を配置した空間内に入り込むことが少なく、
ユニット本体30を変形させてミラー10a、10bの
取り付け角度を狂わせたり、ミラーを曇らせたりするこ
とがない。また、温度に弱い読取素子12は、定着部2
0から遠く離れた位置に配置されており、且つその下方
は外気に接触する空間となっているので、不都合に加熱
されることはなく、常時良好に作動する。底板31は定
着部20の近傍に配置しているので、定着部の熱によっ
て底板31がゆがんだり、膨張したりするが、底板31
はその一つの側面31aをビス32でユニット本体30
に固定しているのみであるので、底板31がゆがんだ
り、膨張したりしても、図5に示すようにその影響は直
接ユニット本体30に伝わらない。この点からもユニッ
ト本体30に変形が生じることはない。かくして、常時
良好な読取が行われる。
【0030】製造に当たっては、読取部ユニット26が
装置本体25に対して取り外し可能であるので、読取部
ユニット26と本体装置とは並行して組み立て作業や動
作確認が行われる。これにより、組み立て時間が短縮さ
れる。
【0031】読取部ユニット26の保守点検や修理に当
たっては、必要に応じ読取部ユニット26を取り外して
行う。これにより、故障した部品の交換、定期点検時の
清掃作業等が容易となる。また、ミラーの清掃の際に
は、読取部ユニット26全体を取り外さなくても、底板
31のみを容易に取り外すことができるので、容易に行
うことができる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1に記載の発明は、定着部を読取部から横方向にずらし
て配置したことにより、定着部より発生する熱の読取部
に対する影響を小さくでき、更に、その読取部の下方に
記録紙受けを設けることにより、読取部の加熱を防止で
きると共に記録紙受けに設ける記録紙排出用トレーの長
さを短くでき、読取部での読取不良を生じることなく、
装置の小型化を図ることができるという効果を有してい
る。
【0033】次に、請求項2に記載の発明は、読取素子
を装置の原稿排出側の側面近傍に配置したことにより、
その読取素子を定着部から遠く離して定着部の熱の影響
を避けながら、読取光学系を構成する各部品を読取位置
の近傍に配置することが可能となり、読取部全体をコン
パクトな構成とすると共にユニット化でき、装置の小型
化を図ることができる。更に、読取部をユニット化した
ことにより、読取部ユニットを単体として組み立てで
き、本体装置と並行して組み立て作業や動作確認を行う
ことができ、組み立て時間を短縮でき、更に、故障した
部品の交換、定期点検時の清掃作業等が容易となる。し
かも、読取素子、ミラー、レンズ等の読取光学系を覆う
構成としたことにより、この光学系を定着部から生じる
水蒸気等の異物から保護することができる等の効果を有
している。
【0034】請求項3に記載の発明は、読取素子、ミラ
ー、レンズ等の光学系を配置した空間の下面に配置する
底板を、装置の側面側のみでユニット本体にビス止めす
る構成とすることにより、定着部の熱によって底板がゆ
がんだり、膨張したりしても、そのゆがみや膨張の影響
がユニット本体には伝わらず、このため、ユニット本体
が変形せず、それに取り付けられたミラーの角度が変化
することはなく、常時良好な読取が可能となり、しか
も、底板を装置の側面側から容易に取り外すことができ
るので、ミラーの清掃がしやすくなる等の効果を有して
いる。
【0035】請求項4に記載の発明では、開閉蓋と送稿
ガイドとの間に隙間を有するつなぎ目を形成し、それを
定着部の真上に配置することにより、定着部から水蒸気
が発生しても、水蒸気をつなぎ目の隙間から装置外部に
排出させることができ、放熱ファンを設けることなく水
蒸気を装置外部に出すことができ、ミラーのくもりを防
止できるという効果を有している。
【0036】請求項5に記載の発明は、つなぎ目を屈曲
した形状としたことにより、単に1直線状に設けた場合
に比べて隙間の長さが長くでき、その分水蒸気の出る出
口の面積が増し、水蒸気の装置外への排出が確実とな
り、しかも、つなぎ目が屈曲しているので、原稿が原稿
台から送稿ガイドへ進む際、薄い原稿であっても原稿の
先端がつなぎ目の隙間に引っ掛かって折れ曲がったり、
紙づまりになったりすることがないという効果を有して
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による画像通信装置の概略断
面図
【図2】その概略斜視図
【図3】上記実施例を、読取部ユニットを外した状態で
示す概略斜視図
【図4】上記実施例を、底板を外した状態で示す概略斜
視図
【図5】上記実施例において、ユニット本体に底板の後
端を引っ掛けている部分を示す概略断面図
【図6】上記実施例の上面を示す概略斜視図
【図7】(a)は図6のA−A矢視断面図 (b)は図6のB−B矢視断面図
【図8】上記実施例とは異なる実施例を示す図6と同一
部分の概略斜視図
【図9】従来の画像通信装置の概略断面図
【図10】図9に示す従来装置において、読取部に生じ
る変形を示す概略断面図
【符号の説明】
1 原稿用トレー 4 原稿台 5 給紙ローラ 6 送りローラ 7 排出ローラ 10、10a、10b ミラー 11 レンズ 12 読取素子 14 給紙カセット 15 記録紙給紙ローラ 16 記録紙搬送ローラ 17 レーザースキャンユニット 18 プロセスカートリッジ 19 転写ユニット 20 定着部 25 装置本体 26 読取部ユニット 30 ユニット本体 31 底板 32 ビス 34 記録紙受け 35 記録紙排出用トレー 37 開閉蓋 38 支点 40 つなぎ目 41 隙間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武藤 彰 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送株式会社内 (72)発明者 加藤 公 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送株式会社内 (72)発明者 末久 智文 東京都目黒区下目黒2丁目3番8号 松下 電送株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置の上部で且つ一方の側面近傍に設け
    られ、原稿を装置の中央上面からその側面側に搬送する
    原稿搬送装置と、その原稿搬送装置の下方に設けられ、
    走行中の原稿を読み取る読取手段とを有する読取部と、
    装置の前記読取部とは反対側の側面近傍に配置され、中
    央に向かって搬送される記録紙にトナー像を付与する記
    録部と、前記読取部よりも下方で且つ装置の中央側にず
    れた位置に配置され、前記記録部からの記録紙のトナー
    像を定着する定着部と、前記読取部の下方に形成され、
    排出される記録紙を集積する記録紙受けとを有する画像
    通信装置。
  2. 【請求項2】 読取部が、装置本体から分離可能な読取
    部ユニットを構成しており、更に、その読取部に設けら
    れた読取手段が、原稿排出側の側面近傍に配置された読
    取素子と、読取位置の原稿面を照射する光源と、その原
    稿からの反射光を前記読取素子に導く光路を形成するミ
    ラーと、原稿面を前記読取素子に結像させるレンズと、
    前記読取素子、ミラー、レンズを配置した空間を覆う部
    材とを有することを特徴とする請求項1記載の画像通信
    装置。
  3. 【請求項3】 読取素子、ミラー、レンズを配置した空
    間を覆う部材が、前記空間の上面及び側面を覆うユニッ
    ト本体と、そのユニット本体に対して取り外し可能に設
    けられ、前記空間の下面を覆う底板とを有し、この底板
    が装置の側面側で前記ユニット本体にビス止めされてい
    ることを特徴とする請求項2記載の画像通信装置。
  4. 【請求項4】 記録部が、装置の上端中央を支点として
    上方に開閉可能な開閉蓋に保持されており、その開閉蓋
    の上面が原稿搬送装置へ供給する原稿を載置する原稿台
    を構成しており、更に、その開閉蓋の端部と読取部の上
    部に形成されている送稿ガイドの端部との間に隙間を有
    するつなぎ目が形成されており、そのつなぎ目が定着部
    の真上に配置されていることを特徴とする請求項1、
    2、3のいずれか1項に記載の画像通信装置。
  5. 【請求項5】 つなぎ目が屈曲した形状であることを特
    徴とする請求項4に記載の画像通信装置。
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