JPH06301489A - ディスクボリューム複写方法 - Google Patents

ディスクボリューム複写方法

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JPH06301489A
JPH06301489A JP5084809A JP8480993A JPH06301489A JP H06301489 A JPH06301489 A JP H06301489A JP 5084809 A JP5084809 A JP 5084809A JP 8480993 A JP8480993 A JP 8480993A JP H06301489 A JPH06301489 A JP H06301489A
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JP
Japan
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disk
volume
input
volumes
processing
Prior art date
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JP5084809A
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Yoshihiro Azumi
義弘 安積
Akira Yamamoto
山本  彰
久司 ▲高▼松
Hisashi Takamatsu
Kazuto Suishu
和人 水主
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ホストからの入出力要求を受け付けながらデ
ィスクボリュームデータの複写を行う際、複写処理時間
の短縮を図る。 【構成】 制御装置102は、最終位置付けアドレス格
納テーブル103と複写済みシリンダビットマップ10
4を参照することによって、入出力処理時に該アドレス
が未複写領域であった場合に入出力処理に継続して該複
写領域をキャッシュメモリ105に格納し、また、複写
処理実行時に常に現在位置付いているアドレスから最も
シーク距離の短い未複写領域を捜し、そこを複写処理対
象領域に選択し、複写処理全体の処理時間の短縮を図
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理システムに用
いられるディスクサブシステムのデータ複写方法に係
り、特に、制御装置上のメモリバッファを用いてデータ
の多重化を図る際の複写処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】情報処理システムなどに用いられるディ
スクサブシステムにおいては、ディスクドライブの障害
によるデータの損失、破壊を防止し信頼性を高めるた
め、制御装置配下に接続される複数のディスクボリュー
ムに同一データを格納し、データの信頼性を高めるディ
スク多重書き方式が知られている。
【0003】従来のディスク多重書き方式においては、
制御装置にメモリバッファを有し、ホストからの書き込
みデータを、マスタとなるべきディスクボリュームに書
き込み処理を行うのと同時に制御装置上のメモリバッフ
ァに格納し、ホストからの入出力処理が終了した後、制
御装置がスレーブとなるべきディスクボリュームに書き
込み処理を行う方式がある。
【0004】また、ホストからの書き込みデータをメモ
リバッファに格納したのみで入出力処理を終了し、ホス
トからの入出力処理とは非同期に、制御装置が多重化さ
れたディスクボリュームのそれぞれに書き込み処理を行
う方式もある。この場合に用いられるメモリバッファは
キャッシュメモリが用いられることが一般的である。
【0005】この様なディスク多重書き方式において
は、ディスクボリューム上のデータの多重化を行う際
に、マスタとなるべきディスクボリュームからスレーブ
となるべきディスクボリュームへの複写処理が必要であ
る。この複写処理方式に関しては、特開昭55−159
263号公報に見られる様に、マスタとなるべきディス
クボリュームから制御装置上のメモリバッファに複写処
理の一複写単位を格納し、その後、メモリバッファから
スレーブとなるべきディスクボリュームに書き込み処理
を行い、それを逐次繰り返して行く方式が知られてい
る。また、複写処理を行う順序としては、ディスクボリ
ューム上の若番のアドレスから始めるのが一般的であ
る。
【0006】更に、この複写処理実行中にディスクボリ
ュームに対するホストからの入出力要求が発行された場
合、複写処理を一旦中断し入出力処理を受付け、入出力
処理が完了したあと再度複写処理を継続することによ
り、ホストの入出力処理を停止することなく複写処理を
行う装置も製品化されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この複写処
理に要する時間は、1複写単位につき、マスタとなるべ
きディスクボリュームからメモリバッファへ格納するの
に要する時間と、メモリバッファからスレーブとなるべ
きディスクボリュームへ書き込み処理を行うのに要する
時間の和を総複写単位数倍した時間となる。なお、メモ
リバッファへの格納処理とメモリバッファからの書き込
み処理とを並行して行うことにより、この時間はほぼ半
分の時間、即ちメモリバッファへの格納処理に要する時
間とほぼ同等とすることが可能である。
【0008】しかし、このキャッシュメモリへの格納処
理に要する時間は、従来のディスクボリューム上の若番
のアドレスから複写処理を行う方式では、複写処理の一
複写単位をディスクドライブ上で物理的なヘッドの移動
即ちシーク動作の発生しないデータ単位(例えばシリン
ダ)とした場合には、1シリンダをメモリバッファに格
納した後、次のシリンダへシークするのに要する時間は
最小シーク時間で済むことから、 所要時間 :T 最小シーク時間 :STmin 平均回転待ち時間 :RTavg 1シリンダのデータ転送時間 :XTcyl 総シリンダ数 :Ncyl とすると、 T1=(STmin+RTavg+XTcyl)*Ncyl ……(数1) となる。
【0009】ところが、複写処理実行中にホストからの
入出力要求を受付けて実行するとなると、ホストからの
入出力要求に応じてシーク動作を行わなければならない
ことから、複写処理の為のメモリバッファへの格納処理
時のシーク動作が最小シーク時間では済まなくなる。す
なわち、ホストからの入出力要求が全くのランダム性を
持ったものと仮定すると、 平均シーク時間 :STavg STavg>STmin 1回の入出力要求のデータ転送時間 :XTi/o 複写処理中の入出力要求回数 :Ni/o とすると、 T2=(STavg+RTavg+XTcyl)*Ncyl+(STavg+RTavg+XTi/o)*Ni/o ……(数2) となり、複写処理開始から終了までのトータルの所要時
間が増える。かつ、入出力動作にかかる時間のみなら
ず、複写処理自体にかかる時間も増加する。
【0010】数2から分かるように、複写処理のトータ
ルの所要時間はホストからの入出力要求の回数に依存
し、入出力要求回数が増えれば増えるほどトータル所要
時間は増加する。また、複写処理実行中の入出力処理
は、ディスクドライブの負荷が増えるため応答時間も遅
くなることから、複写処理全体の完了が遅くなればなる
ほどサブシステムのスループットは低下する。
【0011】本発明は、ホストからの入出力処理を受け
付けながら複写処理を行う際に、複写処理にかかる時間
を短縮することにより、サブシステムのスループットを
向上させることを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によるディスクボ
リューム複写方法は、メモリバッファを有する一つの制
御装置配下に、各々記憶媒体としてディスク媒体を有す
る複数個のディスクボリュームを接続し、データを複数
個の前記ディスクボリュームに多重に記憶するディスク
サブシステムにおいて、前記複数個のディスクボリュー
ムの第1のディスクボリューム上のデータを第2のディ
スクボリュームに複写する処理方法であって、前記メモ
リバッファを介在することによって、前記第1のディス
クボリューム上のデータを前記制御装置のメモリバッフ
ァに読み込み、次に該メモリバッファに読み込まれたデ
ータを前記第2のディスクボリュームに書き込むことに
よって複写する処理方法を採用し、複写処理実行中にホ
ストから前記第1のディスクボリュームに対する入出力
要求が発行されたとき、前記複写処理を中断して、当該
入出力処理を実行し、当該入出力処理完了時に、前記第
1のディスクボリュームの、前記ホストからの入出力要
求によってヘッドが位置付いたディスク媒体上の位置よ
り最短の距離にある未複写の単位領域を捜し、該未複写
の単位領域から前記複写処理を継続することを特徴とす
る。
【0013】本発明では、複写処理の一複写単位は、例
えば、一または複数のトラックであっても良いし、一ま
たは複数のシリンダであっても良いが、その複写単位毎
に当該領域が複写済み領域であるか未複写領域であるか
を示すテーブルと、最後にヘッドが位置付いた領域のア
ドレスを示すテーブルをディスクボリューム毎に設け
る。
【0014】
【作用】マスタとなるべきディスクボリュームからスレ
ーブとなるべきディスクボリュームへの複写処理の開始
時点では、当該ボリュームの当該領域が複写済み領域で
あるか未複写領域であるかを示すテーブルは、全領域が
未複写であることを示している。一複写単位の領域(単
位領域)の複写処理終了時に、当該複写領域が複写済み
であることを本テーブル上の当該複写単位領域に対応し
たエリアに記録する。本テーブルの全エリアが複写済み
であることを示したとき、当該ボリュームの複写処理が
終了したことを示す。また、最後にヘッドが位置付いた
領域のアドレスを示すテーブルには、当該ディスクボリ
ューム媒体上で最後に位置付いた、即ち現在、位置付い
ているアドレスが格納される。
【0015】一複写単位の複写処理開始時には、最後に
ヘッドが位置付いた領域のアドレスを示すテーブルが示
すアドレス領域が複写済みか未複写かを、当該領域が複
写済み領域であるか未複写領域であるかを示すテーブル
から判断する。未複写である場合には、当該領域を制御
装置上のメモリバッファに格納する。複写済みである場
合には、前記当該領域が複写済み領域であるか未複写領
域であるかを示すテーブルを検索することによって、現
在位置付いている領域から媒体上の距離にして最短であ
る未複写領域を捜し、そこに対してシーク動作を行な
う。
【0016】複写処理実行中にホストから入出力要求が
発行された場合には、もしその時点でまさに複写処理を
目的としたマスタボリュームからメモリバッファへの読
み込み処理実行中であったときは、読み込み処理の完了
を待って入出力処理を実行する。また、その時点で読み
込み処理実行中でない時にはそのまま入出力処理を実行
する。
【0017】入出力処理実行時には、当該領域が複写済
み領域であるか未複写領域であるかを示すテーブルか
ら、指定されたアドレスが、複写済み領域であるが未複
写領域であるかを判断する。複写済み領域であるときに
は、入出力要求がディスクボリュームからの読み込み処
理要求である場合は、通常の読み込み処理を実行し、ま
たディスクボリュームへの書き込み処理要求である場合
には、マスタ及びスレーブのボリューム双方にデータを
書き込みデータの多重化を保証する。また、ホストから
指定されたアドレスが未複写領域であるときは、当該ア
ドレスが含まれている複写領域の一単位全域を入出力処
理に並行、継続してメモリバッファに読み込み、複写処
理を行う。
【0018】さらに、入出力処理完了時に、複写済み領
域であるか未複写領域であるかを示すテーブルを参照
し、入出力処理で最後に位置付いたヘッド位置より最も
シーク距離の短い未複写領域を捜し、そこにシーク動作
を行い複写処理を行う。
【0019】本発明による効果を定量的に検討する。
【0020】 本発明による平均シーク時間: STtgt ただし、STmin<STtgt<STsvg 入出力要求のトラックが未複写領域内である確率: p 複写処理でマスタボリュームからキャッシングメモリに
読み込む処理の総時間t1: t1=(STtgt+RTavg+XTcyl)*(Ncyl-Ni/o*p) 未複写領域に対する入出力に継続してそのシリンダをキ
ッシュメモリに格納するのに要する総時間t2: t2=(STavg+RTavg+XTcyl)*(Ni/o*p) 複写済み領域に対する入出力要求の総処理時間t3: t3=(STavg+RTavg+XTi/o)*(Ni/o*(l-p)) とすると、複写処理のトータル所要時間T3は、 T3=t1+t2+t3 =(STtgt+RTavg+XTcyl)*Ncyl+(STavg-STtgt)*Ni/o*p +(STavg+RTavg+XTi/o)*Ni/o*(l-p) ……(数3) となる。
【0021】従来の方法による数2と比較すると、 T2−T3 =(STavg-STtgt)(Ncyl-Ni/o*p) + (STavg+RTavg+XTi/o)*Ni/o*p ……(数4) だけ時間短縮される。
【0022】
【実施例】次に、本発明を用いたディスク多重化方法の
一実施例を、図面を用いて示す。
【0023】図1に、本発明による一実施例に係るディ
スクサブシステムの一構成例を中央処理装置101とと
もに示す。中央処理装置101に、制御装置102が接
続され、制御装置102には、マスタボリューム106
とスレーブボリューム107が接続されている。制御装
置102は、各ボリューム毎に、最終位置付けアドレス
格納テーブル103と、複写済みシリンダビットマッブ
104と、キャッシュメモリ105とを持つ。本実施例
では、一複写単位をシリンダとする。なお、ボリューム
のシリンダは同心の円筒群として示すべきであるが、図
1では作図の都合上、積層したリング状に示してある。
【0024】最終位置付けアドレス格納テーブル103
は、マスタボリューム106上で最後に位置付いた、即
ち現在位置付いているアドレスを格納する。複写済みシ
リンダビットマップ104は、当該ボリューム(即ちマ
スタボリューム106)上のスレーブボリューム107
への複写済み領域を示す。図の例で、マスタボリューム
106のシリンダCYL#m115についてみれば、複
写済シリンダマップ104の該当するエリア111に
は、当該シリンダが未複写状態であることを示す値
“0”が格納されており、当該シリンダの複写処理が終
了した時点でこの値が“1”に変更される。シリンダC
YL#0 114については複写処理が既に終了してお
り、複写済シリンダマップ104の該当するエリア11
0には“1”が格納されている。
【0025】マスタボリューム106からスレーブボリ
ューム107への複写処理開始時には、複写済みシリン
ダビットマップ104は全て“0”の値にリセットされ
ている。この時は、最終位置付けアドレス格納テーブル
103参照し、本テーブル103に格納されているアド
レスが含まれているシリンダをキャッシュメモリ105
に読み込み、当該シリンダから複写処理を開始する。当
該シリンダのキャッシュメモリ105への読み込み処理
終了時に、最後に読み込んだシリンダ、ヘッドアドレス
を最終位置付けアドレス格納テーブル103に格納す
る。次の一複写処理単位の複写処理実行時には、この最
終位置付けアドレス格納テーブル103と複写済みシリ
ンダビットマップ104とを参照し、最も近い未複写シ
リンダを検索し、そのアドレスを次の複写処理対象領域
としてシーク動作を行う。この複写処理実行中に、中央
処理装置101から入出力要求が発行されない間は、最
終のシリンダの複写が終わるまで、以上の処理を繰り返
して実行する。
【0026】次に、複写処理実行中に中央処理装置10
1から入出力要求が発行された場合について説明する。
【0027】ホストから入出力要求受領時に、入出力要
求で指定されたアドレスがまさに複写処理実行中の領域
(シリンダ)内である場合には、その入出力要求をデバ
イスビジー状態として待たせ、当該領域の複写処理が終
了した後入出力要求を実行する。
【0028】まず、ホストからの入出力要求で指定され
たアドレスが複写済み領域内であるケースをアドレスC
YL#n HD(ヘッド)#i(116,112)を例
にして示す。ホストから入出力要求を受領すると(ステ
ップ201)、複写済みシリンダビットマップ104を
参照し(ステップ202)、CYL#nの複写済みシリ
ンダビットマップ104のエリア112が“1”である
かを調べる(ステップ203)。ここでは“1”である
ことから当該トラックが複写済みシリンダ内であると判
定し、ホスト入出力処理を実行するためにステップ20
6へと進む。
【0029】ステップ206で入出力処理を実行する際
には、当該入出力要求がディスクボリューム上のデータ
の読み出し要求である場合には、マスタボリューム10
6またはキャッシュメモリ105からデータを中央処理
装置101に転送する。また、当該入出力要求が書き込
み要求である場合には、マスタボリューム106に書き
込むのと同時にキャッシュメモリ105にも書き込み、
後でスレーブボリューム107にも書き込み、データの
多重化を保証する。入出力処理が終了すると、複写済み
シリンダビットマップ104を参照し(ステップ20
7)、現在位置付いているアドレス、即ちCYL#n
HD#i(116)から最も近い未複写のシリンダを捜
し、ステップ208でそこにシーク動作を行なう。
【0030】次に、入出力要求で指定されたアドレスが
未複写領域内であるケースをCYL#m HD#h(1
15,111)を例にして示す。ホストから入出力要求
を受領すると(ステップ201)、複写済みシリンダビ
ットマップ104を参照し(ステップ202)、ステッ
プ203でCYL#mの複写済みシリンダビットマップ
104のエリア111が“0”の値を示したことから当
該トラック未複写シリンダ内であると判定し、ステップ
204へと進む。ステップ204で、ホストと入出力処
理を行なうのと同時に当該トラックCYL#m HD#
h(115)をキャッシュメモリ105のエリア113
に格納し、引き続きステップ205でそのシリンダCY
L#m全体をキャッシュメモリ105に格納し複写処理
に充てる。その後、ステップ207、ステップ208で
前記のケースと同様の処理を行なう。
【0031】多重化ボリュームにおいて実現されるこの
複写方法は、同様の制御によりディスクアレイに於いて
も実現可能である。
【0032】例えば、ディスクボリュームとして、m+
n個のディスクボリュームを有し、これらのディスクボ
リュームのうちm個のディスクボリュームにデータを記
憶し、n個のディスクボリュームに前記m個のディスク
ボリューム上のデータからパリティ生成関数によって生
成されるパリティを記憶するディスクアレイにおいて、
m+n個のディスクボリュームの内k個(k≦n,kは
正整数)のディスクボリュームのデータはパリティを残
りのm+n−k個のディスクボリューム(マスタとなる
べきディスクボリューム)から復元してk個のディスク
ボリューム(スレーブとなるべきディスクボリューム)
に複写する。かつ、この複写処理は、メモリバッファを
介在することによって、即ち、マスタとなるべきディス
クボリューム上のデータを制御装置のメモリバッファに
読み込み、次にスレーブとなるべきディスクボリューム
に書き込むことによって行う。このの場合、複写処理実
行中にホストから前記データに対する入出力要求が発行
されたとき、入出力処理完了時に、ホストからの入出力
要求によって位置付いたディスク媒体上の位置より最短
の距離にある未複写の領域を捜し、その領域から複写処
理を継続することにより、複写処理時間を短縮する。
【0033】
【発明の効果】本発明により以下のことから、複写処理
の総時間の短縮効果が得られる。
【0034】1.複写処理時のマスタボリュームでのシ
ーク時間が、複写処理全体の平均で見ると平均シーク時
間より短くなる。
【0035】2.ホストからの入出力処理でアクセスさ
れたシリンダをキャッシュメモリにも同時に格納し複写
処理に充てることにより、複写処理のキュッシュメモリ
への格納処理の回数が減る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るディスクサブシステム
構成例を示す説明図
【図2】実施例の処理フローを示すフローチャート
【符号の説明】
101 中央処理装置 102 制御装置 103 最終位置付けアドレス格納テーブル 104 複写済みシリンダビットマップ 105 キャッシュメモリ 106 マスタボリューム 107 スレーブボリューム 110 複写済みシリンダビットマップ(CYL#
0) 111 複写済みシリンダビットマップ(CYL#
m) 112 複写済みシリンダビットマップ(CYL#
n) 113 キャッシュメモリ(CYL#m 格納領域) 114 CYL#0 115 CYL#m 116 CYL#n 201〜208 処理ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水主 和人 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】メモリバッファを有する一つの制御装置配
    下に、各々記憶媒体としてディスク媒体を有する複数個
    のディスクボリュームを接続し、データを複数個の前記
    ディスクボリュームに多重に記憶するディスクサブシス
    テムにおいて、前記複数個のディスクボリュームの第1
    のディスクボリューム上のデータを第2のディスクボリ
    ュームに複写する処理方法であって、 前記メモリバッファを介在することによって、前記第1
    のディスクボリューム上のデータを前記制御装置のメモ
    リバッファに読み込み、 次に該メモリバッファに読み込まれたデータを前記第2
    のディスクボリュームに書き込むことによって複写する
    処理方法を採用し、 複写処理実行中にホストから前記第1のディスクボリュ
    ームに対する入出力要求が発行されたとき、前記複写処
    理を中断して、当該入出力処理を実行し、 当該入出力処理完了時に、前記第1のディスクボリュー
    ムの、前記ホストからの入出力要求によってヘッドが位
    置付いたディスク媒体上の位置より最短の距離にある未
    複写の単位領域を捜し、 該未複写の単位領域から前記複写処理を継続することを
    特徴とするディスクボリューム複写方法。
  2. 【請求項2】前記ホストからの入出力要求受領時に、そ
    の時点で複写処理を実行中の前記第1のディスクボリュ
    ームの単位領域の読出しが完了した後、当該入出力処理
    を実行することを特徴とする請求項1記載のディスクボ
    リューム複写方法。
  3. 【請求項3】前記ホストからの入出力要求受領時に、該
    入出力要求にてアクセスされた領域が前記複写処理の未
    複写単位領域内であった場合、当該入出力処理に並行、
    継続してその単位領域全域を前記制御装置のメモリバッ
    ファに読み込むことを特徴とする請求項1記載のディス
    クボリューム複写方法。
  4. 【請求項4】前記単位領域は、ディスクボリュームの1
    シリンダ、予め定めた複数のシリンダ、1トラック、お
    よび予め定めた複数のトラックのいずれかであることを
    特徴とする請求項1、2または3記載のディスクボリュ
    ーム複写方法。
  5. 【請求項5】前記ディスクボリュームとして、m+n個
    のディスクボリュームを(m,nは正整数)有し、該デ
    ィスクボリュームのうちm個のディスクボリュームにデ
    ータを記憶し、n個のディスクボリュームに前記m個の
    ディスクボリューム上のデータからパリティ生成関数に
    よって生成されるパリティを記憶するディスクアレイに
    おいて、前記m+n個のディスクボリュームの内k個
    (k≦n,kは正整数)のディスクボリュームのデータ
    はパリティを残りのm+n−k個のディスクボリューム
    から復元して前記k個のディスクボリュームに複写する
    処理方法において、前記m+n−k個のディスクボリュ
    ームを前記第1のディスクボリュームとし、前記k個の
    ディスクボリュームを前記第2のディスクボリュームと
    することを特徴とする請求項1記載のディスクボリュー
    ム複写方法。
  6. 【請求項6】各々記憶媒体としてディスク媒体を有し、
    データ多重化のために重複したデータを格納する複数個
    のディスクボリュームと、 ホストから入出力要求を受けて前記複数個のディスクボ
    リュームのうちの第1のディスクボリュームに対してデ
    ータの読み書きを行うとともに、複写処理時に前記第1
    のディスクボリュームのデータを前記第2のディスクボ
    リュームに複写する制御装置とを備えたディスクサブシ
    ステムにおいて、 前記制御装置は、 前記第1のディスクボリュームの現時点のヘッド位置付
    けアドレスを格納する最終位置付けアドレス格納テーブ
    ルと、 複写処理時に前記第1のディスクボリュームの各単位領
    域が複写済みか否かを示す情報を格納する複写済み単位
    領域マップとを備え、 複写処理時に、前記最終位置付けアドレス格納テーブル
    および前記複写済み単位領域マップを参照して、次に複
    写すべき領域単位として最短の距離にある未複写の単位
    領域を選択することを特徴とするディスクサブシステ
    ム。
  7. 【請求項7】前記制御装置は、バッファメモリを有し、
    該バッファメモリを介して前記複写処理を行うことを特
    徴とする請求項6記載のディスクサブシステム。
JP5084809A 1993-04-12 1993-04-12 ディスクボリューム複写方法 Pending JPH06301489A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8126846B2 (en) 1999-03-19 2012-02-28 Hitachi, Ltd. System and method for replicating data

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8126846B2 (en) 1999-03-19 2012-02-28 Hitachi, Ltd. System and method for replicating data

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