JPH06300984A - 光偏向器用電動機 - Google Patents

光偏向器用電動機

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Publication number
JPH06300984A
JPH06300984A JP11093693A JP11093693A JPH06300984A JP H06300984 A JPH06300984 A JP H06300984A JP 11093693 A JP11093693 A JP 11093693A JP 11093693 A JP11093693 A JP 11093693A JP H06300984 A JPH06300984 A JP H06300984A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
shaft
fixed
rotor
electric motor
Prior art date
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Pending
Application number
JP11093693A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Kameyama
徹 亀山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP11093693A priority Critical patent/JPH06300984A/ja
Publication of JPH06300984A publication Critical patent/JPH06300984A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 軸受外輪回転軸電動機の組立工程中におい
て、固定軸の先端にボールベアリングの内輪を当接して
損傷させたり、内輪が傾いたり或いはロータ部の回転ず
れが大きくなるなどのトラブルを防止する。 【構成】 鉄製回路基板21、偏平空芯コイル22及び
ブッシュ23から成るステータ部に対し、固定軸24、
その上下2個所に設けた転動溝24a、24bと外輪2
6との間にボール27を介在させた内輪を省いた軸付き
ベアリング25と、その周りに取り付けたハブ28、ハ
ブ28に直接又は間接的に固定されたロータマグネット
31とを含むロータ部を別々に組み立て、軸付きベアリ
ング25の固定軸24をブッシュ23に嵌入して固定す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザープリンタ等に
おいて、レーザービームを偏向走査するために回転多面
鏡を回転させる光偏向器用電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザービームを偏向走査する回転多面
鏡を回転駆動させる電動機には中央に固定軸を配し、固
定軸の周りに取り付けたボールベアリングの外輪に回転
部分を設けた方式のものが知られている。このような軸
受外輪回転型の光偏向器用電動機は、ボールベアリング
部分を回転多面鏡の内径部にまで奥深く配置できるので
電動機の薄型化に有利である。
【0003】図4はこのような軸受外輪回転型の電動機
の従来例を示し、鉄製回路基板1の上面に複数の偏平空
芯コイル2を円環状に配備し、中央部にブッシュ3を加
締め等の方法で取り付け、ブッシュ3に固定軸4を挿入
して固着してある。そして、固定軸4に上下2個のボー
ルベアリング5を介してハブ6が取り付けられ、固定軸
4の上部は止め輪7によって抜け止めが施されている。
なお、ボールベアリング5の外輪はハブ6の内周面に接
着等の手段で固定されている。また、ハブ6の下側には
ロータヨーク8を固着し、ロータヨーク8の下面には複
数磁極に着磁された永久磁石から成るロータマグネット
9が、偏平空芯コイル2と対向する位置に取り付けられ
ている。ハブ6の上部には、外周に複数の鏡面を有する
回転多面鏡10が載置され、押え板11によって押えら
れている。
【0004】このような光偏向器用電動機を組み立てる
場合に、先ず鉄製回路基板1、偏平空芯コイル2、ブッ
シュ3、固定軸4から成るステータ部と、ハブ6、ボー
ルベアリング5、ロータヨーク8、ロータマグネット9
から成るロータ部を別々に組み立てる。そして、ロータ
部を固定軸4に嵌め込んだ後に、止め輪7によりロータ
部が抜けないように固定して組み上げている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述の従
来例では、ロータ部を固定軸4に組み込む際に、固定軸
4の先端が良く見えないため、固定軸4の先端にボール
ベアリング5の内輪端部を当接して軸受を傷付けたり、
内輪がこじられながら固定軸に嵌入される結果、内輪が
傾きロータ部の回転ずれが大きくなるなどの障害が発生
することがある。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
軸受に内輪を省いた軸付きベアリングを用いることによ
り、前述のような電動機の組立工程で生ずるトラブルを
除去できるようにした光偏向器用電動機を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めの本発明に係る光偏向器用電動機は、ステータ部とロ
ータ部との間に、前記ステータ部に固定する固定軸と、
前記ロータ部に固定する外輪と、前記固定軸の上下に設
けた転動溝と前記外輪との間で転動するボールとを一体
化した軸付きベアリングとを介在させたことを特徴とす
る。
【0008】
【作用】本発明に係る光偏向器用電動機によれば、外輪
回転型の電動機の組立工程において、ロータ部単独状態
で軸受ユニットが完成するため、軸受を固定軸に組込む
工程が省略され、軸受を固定軸に組み込む際に発生する
種々のトラブルが除去される。
【0009】
【実施例】本発明を図1〜図3に図示の実施例に基づい
て詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例を示
し、鉄製回路基板21と、その上面に配列された複数の
偏平空芯コイル22と、それらの中心部に加締め等の方
法で固定されたブッシュ23によりステータ部が構成さ
れている。このステータ部と後述するロータ部との間に
は、固定軸24とその上下に配置された内輪のないボー
ルベアリングとを一体化した軸付きベアリング25が用
いられている。この軸付きベアリング25は、固定軸2
4の上下2個所の外周に転動溝24a、24bを設け、
これらの転動溝24a、24bと外輪26との間にボー
ル27を介在させた軸一体型ベアリングであり、従来の
ボールベアリングの内輪は省略されている。
【0010】軸付きベアリング25の外周にはハブ28
が装着され、ハブ28と外輪26は接着固定されてい
る。ハブ28と外輪26の接着の際に、外輪26は他方
の外輪の方向に一定量の荷重を掛けた状態で押えられな
がら接着される。これにより、軸付きベアリングには一
定量の予圧が与えられ、軸受のラジアル隙間に起因する
外輪26の回転振れを抑えることができる。
【0011】ハブ28の下部にはロータヨーク29が固
着され、またその上部には外周に複数の鏡面を持つ回転
多面鏡30が載置されている。ロータヨーク29の下面
には複数磁極に着磁された永久磁石から成るロータマグ
ネット31が、空芯コイル22と対向する位置に接着固
定されている。回転多面鏡30は押え板32によりハブ
28に押圧固定されている。
【0012】この第1の実施例の光偏向器用電動機の組
み立ては次の手順で行う。先ず、鉄製回路基板21、偏
平空芯コイル22、ブッシュ23から成るステータ部
と、軸付きベアリング25、ハブ28、ロータヨーク2
9、ロータマグネット31から成るロータ部を別々に組
み立てる。次に、固定軸24をブッシュ23に嵌入して
接着等の手段により固定軸24とブッシュ23を固定す
る。そして、回転多面鏡30をハブ28上に載置し、押
え板32によりハブ28に固定する。
【0013】なお、第1の実施例の光偏向器用電動機は
アキシャルギャップ型ブラシレス電動機であって、偏平
空芯コイル22に流れる電流によって発生する回転磁界
とロータマグネットの共働作用により発生する回転トル
クによってロータ部が回転駆動される。
【0014】図2は第2の実施例を示し、図1と同一符
号と同一又は同一の部材を表している。この第2の実施
例は先の第1の実施例と軸付きベアリングの構成が異な
る。即ち、軸付きベアリング25の上下の外輪26の間
には圧縮コイルばね33が組み込まれており、この圧縮
コイルばね33のばね圧によって軸受には予圧が掛けら
れている。
【0015】この第2の実施例の構成では、軸付きベア
リング25をハブ28に固定する際に、予圧を掛けなが
ら接着する必要がないので、ロータ部の組み立て工程が
簡略化できる長所がある。
【0016】なお、外輪26とハブ28との接着におい
て、熱膨張による予圧量の変化を避けるため、必要であ
れば1個の外輪は接着しなくともよい。
【0017】図3は第3の実施例を示し、回転多面鏡、
ロータマグネット、ステータ部は第1、第2の実施例と
同様であり、図示を省略している。この第3の実施例
も、第1、第2の実施例とは軸付きベアリングの構成が
異なっている。ここでは、軸付きベアリング25の外輪
26の外周にはスリーブ34が接着されている。スリー
ブ34と外輪26の接着の際に、外輪26は他方の外輪
の方向に一定量の予圧を掛けた状態で接着される。
【0018】従って、軸付きベアリング25をハブ28
に接着する時には、予圧を掛けながら接着を行う必要が
ないので、ロータ部の組み立て工程が簡略化できる長所
がある。なお、この場合に軸付きベアリングに第2の実
施例の圧縮コイルばね33を組み込むこともできる。
【0019】また、以上の説明では、光偏向器用電動機
としてアキシャルギャップ型電動機を用いた場合につい
て説明したが、本発明はラジアルギャップ型電動機等以
外の他の方式の電動機を使用した場合にも適用できるこ
とは云うまでもない。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る光偏向
器用電動機は、外輪回転型の電動機において軸受に軸付
きベアリングを用いることにより、電動機の組立工程か
ら軸受を固定軸に組み込む工程をなくし、軸受を固定軸
に組み込む際に固定軸の先端にボールベアリングの内輪
を当接して軸受に傷を付けたり、内輪がこじられながら
固定軸に嵌入されて内輪が傾くといったトラブルをなく
すことができる。また、ロータ部単体状態で既に軸受ユ
ニットが完成しているため、ステータ部に組み込む前に
予め軸受部の回転ずれ、異音等の状態をチェックができ
るので、不良を早い段階で発見できる効果もある。
【0021】また、軸付きベアリングを使用することで
内輪が不要となるので、軸受部の径が小さくなり、回転
多面鏡の内径穴寸法を小さくできるので、回転多面鏡の
鏡面加工時内径穴が大きいために回転多面鏡が撓んで鏡
面の加工精度が出し難いといった問題を改善できる利点
もある。更に、内輪の誤差を考えなくてよい軸付きベア
リングを使用すれば、回転振れ等の回転精度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の断面図である。
【図2】第2の実施例の断面図である。
【図3】第3の実施例の部分断面図である。
【図4】従来の光偏向器用電動機の断面図である。
【符号の説明】
21 鉄製回路基盤 22 偏平空芯コイル 23 ブッシュ 24 固定軸 25 軸付きベアリング 26 外輪 27 ボール 28 ハブ 29 ロータヨーク 30 回転多面鏡 31 ロータマグネット 32 押え板 33 圧縮コイルばね 34 スリーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステータ部とロータ部との間に、前記ス
    テータ部に固定する固定軸と、前記ロータ部に固定する
    外輪と、前記固定軸の上下に設けた転動溝と前記外輪と
    の間で転動するボールとを一体化した軸付きベアリング
    とを介在させたことを特徴とする光偏向器用電動機。
JP11093693A 1993-04-13 1993-04-13 光偏向器用電動機 Pending JPH06300984A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11093693A JPH06300984A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 光偏向器用電動機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11093693A JPH06300984A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 光偏向器用電動機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06300984A true JPH06300984A (ja) 1994-10-28

Family

ID=14548347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11093693A Pending JPH06300984A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 光偏向器用電動機

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JP (1) JPH06300984A (ja)

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