JPH06300896A - 放射線治療装置の多分割絞り装置における絞り駆動機構 - Google Patents
放射線治療装置の多分割絞り装置における絞り駆動機構Info
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- JPH06300896A JPH06300896A JP10877493A JP10877493A JPH06300896A JP H06300896 A JPH06300896 A JP H06300896A JP 10877493 A JP10877493 A JP 10877493A JP 10877493 A JP10877493 A JP 10877493A JP H06300896 A JPH06300896 A JP H06300896A
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61N—ELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
- A61N5/00—Radiation therapy
- A61N5/10—X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy
- A61N5/1042—X-ray therapy; Gamma-ray therapy; Particle-irradiation therapy with spatial modulation of the radiation beam within the treatment head
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Abstract
(57)【要約】
【目的】放射線治療装置の多分割絞り装置における絞り
駆動機構において、装置を大重量化、高コスト化するこ
となく、また大形化することなく、限られた設置スペー
スの中で、絞りブロックを増やすことを可能とする。 【構成】絞りブロック３１を移動させる駆動軸５を、同
一の軸中心を有する複数の軸５ａ〜５ｃを備え、各軸が
軸受１０を介し互いに独立して回転可能な多重軸で構成
し、絞りブロック３１をその移動方向に長くすることな
く、多数の駆動軸５ａ〜５ｃを設置可能とする。
駆動機構において、装置を大重量化、高コスト化するこ
となく、また大形化することなく、限られた設置スペー
スの中で、絞りブロックを増やすことを可能とする。 【構成】絞りブロック３１を移動させる駆動軸５を、同
一の軸中心を有する複数の軸５ａ〜５ｃを備え、各軸が
軸受１０を介し互いに独立して回転可能な多重軸で構成
し、絞りブロック３１をその移動方向に長くすることな
く、多数の駆動軸５ａ〜５ｃを設置可能とする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、放射線治療装置の照射
野限定装置（絞り装置）、特に多分割絞り装置における
絞り駆動機構に関するものである。
野限定装置（絞り装置）、特に多分割絞り装置における
絞り駆動機構に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来から、放射線治療装置の絞り装置と
して、矩形以外の不規則な形状の照射野（不整形照射
野）を形成する多分割絞り装置がある。その一例とし
て、特公昭６２−７１０号公報に記載のように、絞り動
作方向の軌道面が円筒状で、隣接する絞りの側面傾斜方
向が放射線源に向かう円錐面となるものがある。この多
分割絞り装置では、絞りの駆動方法として、細分化され
た絞り（絞りブロックという）の各々にラック部を刻設
し、これに噛合する歯車（ピニオン）との組み合わせに
より行うものがある。
して、矩形以外の不規則な形状の照射野（不整形照射
野）を形成する多分割絞り装置がある。その一例とし
て、特公昭６２−７１０号公報に記載のように、絞り動
作方向の軌道面が円筒状で、隣接する絞りの側面傾斜方
向が放射線源に向かう円錐面となるものがある。この多
分割絞り装置では、絞りの駆動方法として、細分化され
た絞り（絞りブロックという）の各々にラック部を刻設
し、これに噛合する歯車（ピニオン）との組み合わせに
より行うものがある。
【０００３】このような多分割絞り装置の全体構成例を
図８に示す。図８において、１は放射線源、２は単体ブ
ロック絞り、３は多分割絞りの絞りブロック群、３１は
絞りブロック、４は照射野、５は駆動軸、６はチェー
ン、７はモータ、８は歯車である。図示するように多分
割絞り装置は、複数個の絞りブロック３１が相互に摺動
可能に側方に密着配列されてなり、円筒状の軌道面を有
する絞りブロック群３を備えてなる。この絞りブロック
群３は、２群が対向配置され、そのうちの選択された絞
りブロック３１がその軌道上を所定量移動することによ
り、所定の形状，絞り量の放射線照射野が得られるもの
である。ここで図８は、各絞りブロック３１の円筒状軌
道面内周側にラック部を刻設し、これに、チェーン６を
介してモータ７と連結された駆動軸５の歯車（ピニオ
ン）８を噛合させた例を示している。図示するように多
分割絞り装置は、各絞りブロック３１がそれぞれ独立し
て動作するため、各絞りブロック３１毎に１対１で動作
する駆動軸５及びモータ７が必要である。したがって、
絞りブロック３１の枚数と同じ数の駆動軸５及びモータ
７が必要となる。なお、図８では絞りブロック３１のラ
ック部を絞りブロック３１内周側に設けたが、外周側に
設けることも可能である。
図８に示す。図８において、１は放射線源、２は単体ブ
ロック絞り、３は多分割絞りの絞りブロック群、３１は
絞りブロック、４は照射野、５は駆動軸、６はチェー
ン、７はモータ、８は歯車である。図示するように多分
割絞り装置は、複数個の絞りブロック３１が相互に摺動
可能に側方に密着配列されてなり、円筒状の軌道面を有
する絞りブロック群３を備えてなる。この絞りブロック
群３は、２群が対向配置され、そのうちの選択された絞
りブロック３１がその軌道上を所定量移動することによ
り、所定の形状，絞り量の放射線照射野が得られるもの
である。ここで図８は、各絞りブロック３１の円筒状軌
道面内周側にラック部を刻設し、これに、チェーン６を
介してモータ７と連結された駆動軸５の歯車（ピニオ
ン）８を噛合させた例を示している。図示するように多
分割絞り装置は、各絞りブロック３１がそれぞれ独立し
て動作するため、各絞りブロック３１毎に１対１で動作
する駆動軸５及びモータ７が必要である。したがって、
絞りブロック３１の枚数と同じ数の駆動軸５及びモータ
７が必要となる。なお、図８では絞りブロック３１のラ
ック部を絞りブロック３１内周側に設けたが、外周側に
設けることも可能である。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術におい
て、絞りブロック３１の枚数が少ない場合には、隣接す
る駆動軸５同士が干渉しない範囲で各絞りブロック３１
毎に駆動軸５同士が平行に並ぶように配置することがで
きる。
て、絞りブロック３１の枚数が少ない場合には、隣接す
る駆動軸５同士が干渉しない範囲で各絞りブロック３１
毎に駆動軸５同士が平行に並ぶように配置することがで
きる。
【０００５】また、絞りブロック３１に設けるラック部
を内周側のみならず、外周側にも設けることにより、駆
動軸５も内周側、外周側に振り分けることができるた
め、ある程度、絞りブロック３１の枚数が増えた場合に
も対応することが可能である。更に、絞りブロック３１
自体を円周方向に長くすれば、駆動軸５を配置する範囲
も広くとれる。しかしながらこのような方法では、絞り
ブロック３１の枚数を増やすに当たって次のような問題
点があった。すなわち、絞りブロック３１の周囲には駆
動軸５のみならず、絞りブロック３１の荷重を支持する
荷重支持機構（図示せず）が設置されるため、駆動軸５
が設置できる範囲が制限される。また、絞りブロック３
１を円周方向に長くすると、絞りブロック３１の重量が
増し、またコスト高になり、更に、絞り装置を収納する
放射線治療装置の照射ヘッド部分の外形が大きくなるた
め照射ヘッドと患者との距離が短くなり、治療操作上、
不都合になる。本発明の目的は、装置を大重量化、高コ
スト化することがなく、また大形化することなく、限定
された設置スペースの中で、絞りブロックを増やすこと
のできる放射線治療装置の多分割絞り装置における絞り
駆動機構を提供することにある。
を内周側のみならず、外周側にも設けることにより、駆
動軸５も内周側、外周側に振り分けることができるた
め、ある程度、絞りブロック３１の枚数が増えた場合に
も対応することが可能である。更に、絞りブロック３１
自体を円周方向に長くすれば、駆動軸５を配置する範囲
も広くとれる。しかしながらこのような方法では、絞り
ブロック３１の枚数を増やすに当たって次のような問題
点があった。すなわち、絞りブロック３１の周囲には駆
動軸５のみならず、絞りブロック３１の荷重を支持する
荷重支持機構（図示せず）が設置されるため、駆動軸５
が設置できる範囲が制限される。また、絞りブロック３
１を円周方向に長くすると、絞りブロック３１の重量が
増し、またコスト高になり、更に、絞り装置を収納する
放射線治療装置の照射ヘッド部分の外形が大きくなるた
め照射ヘッドと患者との距離が短くなり、治療操作上、
不都合になる。本発明の目的は、装置を大重量化、高コ
スト化することがなく、また大形化することなく、限定
された設置スペースの中で、絞りブロックを増やすこと
のできる放射線治療装置の多分割絞り装置における絞り
駆動機構を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的は、複数個の絞
りブロックが相互に摺動可能に側方に密着配列されてな
り、円筒状の軌道面を有する絞りブロック群が、２群対
向配置され、そのうちの選択された絞りブロックがその
軌道上を駆動軸を介して所定量移動することにより、所
定の形状，絞り量の放射線照射野を得る放射線治療装置
の多分割絞り装置において、前記駆動軸は、同一の軸中
心を有する複数の軸を備え、各軸が軸受を介し互いに独
立して回転可能な多重軸からなり、この多重軸の各軸の
一端はそこに設けられた歯車が各絞りブロックにその移
動方向に沿って設けられた歯車部に直接又は第１の回転
力伝達機構を介して各別に噛合し、他端は各々直接又は
第２の回転力伝達機構を介して各モータに連結されてな
ることにより達成される。
りブロックが相互に摺動可能に側方に密着配列されてな
り、円筒状の軌道面を有する絞りブロック群が、２群対
向配置され、そのうちの選択された絞りブロックがその
軌道上を駆動軸を介して所定量移動することにより、所
定の形状，絞り量の放射線照射野を得る放射線治療装置
の多分割絞り装置において、前記駆動軸は、同一の軸中
心を有する複数の軸を備え、各軸が軸受を介し互いに独
立して回転可能な多重軸からなり、この多重軸の各軸の
一端はそこに設けられた歯車が各絞りブロックにその移
動方向に沿って設けられた歯車部に直接又は第１の回転
力伝達機構を介して各別に噛合し、他端は各々直接又は
第２の回転力伝達機構を介して各モータに連結されてな
ることにより達成される。
【０００７】
【作用】絞りブロックを移動する駆動軸に多重軸を用い
ることにより、少ない軸体で多数の絞りブロックを移動
することができる。これにより、絞りブロック移動機構
部の構成を高密度，省スペース化でき、絞りブロックを
円周方向に長くせずに、すなわち装置を大重量化、高コ
スト化することなく、また大形化することなく、限定さ
れた設置スペースの中で、絞りブロックを増やすことの
できることになる。
ることにより、少ない軸体で多数の絞りブロックを移動
することができる。これにより、絞りブロック移動機構
部の構成を高密度，省スペース化でき、絞りブロックを
円周方向に長くせずに、すなわち装置を大重量化、高コ
スト化することなく、また大形化することなく、限定さ
れた設置スペースの中で、絞りブロックを増やすことの
できることになる。
【０００８】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図１は、本発明による放射線治療装置の多分割絞
り装置における絞り駆動機構の一実施例の要部を示す断
面図で、図中３は絞りブロック群、３１は絞りブロッ
ク、５（５ａ〜５ｃ）は駆動軸（多重軸の各軸）、７は
モータ、８は歯車、９はフレーム、１０は軸受、１１は
軸継手、１０１は絞りブロック３１の内周端に刻設され
たラック部である。
する。図１は、本発明による放射線治療装置の多分割絞
り装置における絞り駆動機構の一実施例の要部を示す断
面図で、図中３は絞りブロック群、３１は絞りブロッ
ク、５（５ａ〜５ｃ）は駆動軸（多重軸の各軸）、７は
モータ、８は歯車、９はフレーム、１０は軸受、１１は
軸継手、１０１は絞りブロック３１の内周端に刻設され
たラック部である。
【０００９】すなわち駆動軸５は、同一の軸中心を有す
る複数の軸５ａ〜５ｃを備え、各軸５ａ〜５ｃが軸受１
０を介し互いに独立して回転可能な多重軸、ここでは３
重軸からなる。また、この多重軸の各軸５ａ〜５ｃの一
端はそこに設けられた歯車（ピニオン部）８が各絞りブ
ロック３１に設けられたラック部１０１に各別に噛合
し、他端は各々歯車８，８を介して各モータ７に連結さ
れてなるものである。
る複数の軸５ａ〜５ｃを備え、各軸５ａ〜５ｃが軸受１
０を介し互いに独立して回転可能な多重軸、ここでは３
重軸からなる。また、この多重軸の各軸５ａ〜５ｃの一
端はそこに設けられた歯車（ピニオン部）８が各絞りブ
ロック３１に設けられたラック部１０１に各別に噛合
し、他端は各々歯車８，８を介して各モータ７に連結さ
れてなるものである。
【００１０】図２，図３は、本発明による放射線治療装
置の多分割絞り装置における絞り駆動機構の他の実施例
の要部を示す図で、図２は側面図、図３は図２中のＡ−
Ａ線断面を矢印方向から拡大して示した図である。図
２，図３に示す例は、８枚の絞りブロック３１に対して
２重軸（駆動軸５）を２対配置してなるもので、各駆動
軸５ａ，５ｂの歯車（ピニオン部）８は１枚おきに絞り
ブロック３１を駆動する。２重軸５自体はフレーム９に
軸受１０を介して固定され、外軸（駆動軸５ｂ）と内軸
（駆動軸５ａ）は、それぞれ独立に回転可能である。２
重軸５の一端は絞りブロック３１のラック部１０１と噛
合する歯車（ピニオン部）８を備え、他端はチェーン６
を介して前記モータ７と連結するスプロケット１２が設
けられている。なお図２において、１３は絞り荷重支持
軸である。また図３において、図示各駆動軸５ａ，５ｂ
の歯車（ピニオン部）８と噛合していないラック部１０
１をもつ絞りブロック３１は、他の駆動軸（図示せず）
により駆動される。
置の多分割絞り装置における絞り駆動機構の他の実施例
の要部を示す図で、図２は側面図、図３は図２中のＡ−
Ａ線断面を矢印方向から拡大して示した図である。図
２，図３に示す例は、８枚の絞りブロック３１に対して
２重軸（駆動軸５）を２対配置してなるもので、各駆動
軸５ａ，５ｂの歯車（ピニオン部）８は１枚おきに絞り
ブロック３１を駆動する。２重軸５自体はフレーム９に
軸受１０を介して固定され、外軸（駆動軸５ｂ）と内軸
（駆動軸５ａ）は、それぞれ独立に回転可能である。２
重軸５の一端は絞りブロック３１のラック部１０１と噛
合する歯車（ピニオン部）８を備え、他端はチェーン６
を介して前記モータ７と連結するスプロケット１２が設
けられている。なお図２において、１３は絞り荷重支持
軸である。また図３において、図示各駆動軸５ａ，５ｂ
の歯車（ピニオン部）８と噛合していないラック部１０
１をもつ絞りブロック３１は、他の駆動軸（図示せず）
により駆動される。
【００１１】図４，図５は、図２，図３における絞りブ
ロック３１と駆動軸５ａ，５ｂの間にアイドラ歯車軸１
４を設置した（第１の回転力伝達機構としてアイドラ歯
車軸を用いた）ものであり、図５に示すように、アイド
ラ歯車軸１４に対し２本の２重駆動軸５を配置してい
る。アイドラ歯車１６は軸受１０を介してその軸回り方
向に回転可能で、スペーサ１５により所定の間隔が保た
れている。なお、アイドラ歯車軸１４に対する駆動軸５
（５ａ，５ｂ）の設置位置はアイドラ歯車軸１４の周囲
であればどこでもよい。また図示例では、アイドラ歯車
軸１４は絞りブロック３１のラジアル荷重支持軸を兼用
している。アイドラ歯車軸１４を設置することにより、
絞りブロック３１を直接駆動できない位置にある駆動軸
５（５ａ，５ｂ）の回転力を絞りブロック３１に伝達す
ることが可能になる。
ロック３１と駆動軸５ａ，５ｂの間にアイドラ歯車軸１
４を設置した（第１の回転力伝達機構としてアイドラ歯
車軸を用いた）ものであり、図５に示すように、アイド
ラ歯車軸１４に対し２本の２重駆動軸５を配置してい
る。アイドラ歯車１６は軸受１０を介してその軸回り方
向に回転可能で、スペーサ１５により所定の間隔が保た
れている。なお、アイドラ歯車軸１４に対する駆動軸５
（５ａ，５ｂ）の設置位置はアイドラ歯車軸１４の周囲
であればどこでもよい。また図示例では、アイドラ歯車
軸１４は絞りブロック３１のラジアル荷重支持軸を兼用
している。アイドラ歯車軸１４を設置することにより、
絞りブロック３１を直接駆動できない位置にある駆動軸
５（５ａ，５ｂ）の回転力を絞りブロック３１に伝達す
ることが可能になる。
【００１２】図６，図７は、いくつかある駆動軸のうち
の一部の駆動軸１７ａにアイドラ歯車１６を設置し（第
１の回転力伝達機構として駆動軸１７ａに設けたアイド
ラ歯車１６を用い）、そのアイドラ歯車１６を介して駆
動軸５ａ，５ｂのトルクを絞りブロック３１に伝達する
ようにしたものである。またこの例では、各駆動軸５
ａ，５ｂ，１７ａ，１７ｂは軸継手１１又は歯車８を介
してモータ７に連結されている。このような構成によ
り、駆動軸５ａ，５ｂ，１７ａ，１７ｂ同士を近接して
配置することが可能となる。特に、上下の駆動軸５ａ，
５ｂ；１７ａ，１７ｂの中心が放射線源１に対して半径
方向に位置するような配置にすれば、絞りブロック３１
に対する駆動軸５ａ，５ｂ；１７ａ，１７ｂの配置スペ
ースは最小になる。なお、各図において同一符号は同一
又は相当部分を示す。
の一部の駆動軸１７ａにアイドラ歯車１６を設置し（第
１の回転力伝達機構として駆動軸１７ａに設けたアイド
ラ歯車１６を用い）、そのアイドラ歯車１６を介して駆
動軸５ａ，５ｂのトルクを絞りブロック３１に伝達する
ようにしたものである。またこの例では、各駆動軸５
ａ，５ｂ，１７ａ，１７ｂは軸継手１１又は歯車８を介
してモータ７に連結されている。このような構成によ
り、駆動軸５ａ，５ｂ，１７ａ，１７ｂ同士を近接して
配置することが可能となる。特に、上下の駆動軸５ａ，
５ｂ；１７ａ，１７ｂの中心が放射線源１に対して半径
方向に位置するような配置にすれば、絞りブロック３１
に対する駆動軸５ａ，５ｂ；１７ａ，１７ｂの配置スペ
ースは最小になる。なお、各図において同一符号は同一
又は相当部分を示す。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、同
一箇所に回転中心を共有する駆動軸が設置でき、装置を
大重量化、高コスト化することがなく、また大形化する
ことなく、限定された設置スペースの中で、絞りブロッ
クを増やすことができるという効果がある。また特に、
図２，図３に例示の構成によれば、同一箇所に回転中心
を共有する駆動軸が設置でき、大幅な省スペースが可能
になると共に、駆動軸に対し、軸継手、歯車やチェーン
・スプロケットを用いることにより、モータの設置場所
を自由に選定することができるという効果もある。また
図４，図５に例示の構成によれば、絞りブロックを直接
駆動できない位置にある駆動軸の回転力を絞りブロック
に伝達することができる。また、アイドラ歯車軸を絞り
ブロックのラジアル荷重，スラスト荷重受けと兼用させ
れば、一層省スペース化を図ることができるなどの効果
もある。更に、図６，図７に例示の構成によれば、駆動
軸とアイドラ歯車軸を一体化（兼用）することができ、
駆動軸の設置スペースをより縮小することができ、絞り
ブロックの分割数が増えた場合にも容易に対応できると
いう効果もある。
一箇所に回転中心を共有する駆動軸が設置でき、装置を
大重量化、高コスト化することがなく、また大形化する
ことなく、限定された設置スペースの中で、絞りブロッ
クを増やすことができるという効果がある。また特に、
図２，図３に例示の構成によれば、同一箇所に回転中心
を共有する駆動軸が設置でき、大幅な省スペースが可能
になると共に、駆動軸に対し、軸継手、歯車やチェーン
・スプロケットを用いることにより、モータの設置場所
を自由に選定することができるという効果もある。また
図４，図５に例示の構成によれば、絞りブロックを直接
駆動できない位置にある駆動軸の回転力を絞りブロック
に伝達することができる。また、アイドラ歯車軸を絞り
ブロックのラジアル荷重，スラスト荷重受けと兼用させ
れば、一層省スペース化を図ることができるなどの効果
もある。更に、図６，図７に例示の構成によれば、駆動
軸とアイドラ歯車軸を一体化（兼用）することができ、
駆動軸の設置スペースをより縮小することができ、絞り
ブロックの分割数が増えた場合にも容易に対応できると
いう効果もある。
【図１】本発明機構の一実施例の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図２】本発明機構の他の実施例の要部を示す側面図で
ある。
ある。
【図３】図２中のＡ−Ａ線断面を矢印方向から拡大して
示した図である。
示した図である。
【図４】本発明機構の第１の回転力伝達機構としてアイ
ドラ歯車軸を用いた場合の実施例の要部を示す側面図で
ある。
ドラ歯車軸を用いた場合の実施例の要部を示す側面図で
ある。
【図５】図４中のＡ−Ａ線断面を矢印方向から拡大して
示した図である。
示した図である。
【図６】本発明機構の第１の回転力伝達機構として駆動
軸に設けたアイドラ歯車軸を用いた場合の実施例の要部
を示す側面図である。
軸に設けたアイドラ歯車軸を用いた場合の実施例の要部
を示す側面図である。
【図７】図６中のＡ−Ａ線断面を矢印方向から拡大して
示した図である。
示した図である。
【図８】放射線治療装置の多分割絞り装置の全体構成例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【符号の説明】 １ 放射線源 ２ 単体ブロック絞りブロック ３ 多分割絞りの絞りブロック群 ４ 照射野 ５，５ａ〜５ｃ 駆動軸 ６ チェーン ７ モータ ８ 歯車 ９ フレーム １０ 軸受 １１ 軸継手 １２ スプロケット １３ 荷重支持軸 １４ アイドラ歯車軸 １５ スペーサ １６ アイドラ歯車 １７，１７ａ，１７ｂ 駆動軸 ３１ 絞りブロック １０１ ラック部
Claims (3)
- 【請求項１】複数個の絞りブロックが相互に摺動可能に
側方に密着配列されてなり、円筒状の軌道面を有する絞
りブロック群が、２群対向配置され、そのうちの選択さ
れた絞りブロックがその軌道上を駆動軸を介して所定量
移動することにより、所定の形状，絞り量の放射線照射
野を得る放射線治療装置の多分割絞り装置において、前
記駆動軸は、同一の軸中心を有する複数の軸を備え、各
軸が軸受を介し互いに独立して回転可能な多重軸からな
り、この多重軸の各軸の一端はそこに設けられた歯車が
各絞りブロックにその移動方向に沿って設けられた歯車
部に直接又は第１の回転力伝達機構を介して各別に噛合
し、他端は各々直接又は第２の回転力伝達機構を介して
各モータに連結されてなる放射線治療装置の多分割絞り
装置における絞り駆動機構。 - 【請求項２】第１の回転力伝達機構は、個々に独立して
回転可能なアイドラ歯車を有するアイドラ歯車軸である
請求項１に記載の放射線治療装置の多分割絞り装置にお
ける絞り駆動機構。 - 【請求項３】多重軸を複数備え、個々に独立して回転可
能なアイドラ歯車を前記複数の多重軸のうちの所定の多
重軸上に配置し、そのアイドラ歯車を介して他の多重軸
の回転力を各絞りブロック側に伝達する請求項２に記載
の放射線治療装置の多分割絞り装置における絞り駆動機
構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10877493A JPH06300896A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 放射線治療装置の多分割絞り装置における絞り駆動機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10877493A JPH06300896A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 放射線治療装置の多分割絞り装置における絞り駆動機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06300896A true JPH06300896A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=14493146
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10877493A Pending JPH06300896A (ja) | 1993-04-13 | 1993-04-13 | 放射線治療装置の多分割絞り装置における絞り駆動機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06300896A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007117464A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Toshiba Corp | 多分割絞り装置 |
| JP2010540944A (ja) * | 2007-10-05 | 2010-12-24 | ムルティテスト・エレクトロニッシェ・ジステーメ・ゲーエムベーハー | 循環軌道に沿って案内される複数の回転運搬台を有する電子部品、特にｉｃ用の取扱装置 |
| US7965819B2 (en) | 2004-01-13 | 2011-06-21 | Right Mfg. Co., Ltd. | Device for limiting field on which radiation is irradiated |
| JP4762417B2 (ja) * | 1999-02-06 | 2011-08-31 | ドイチェス クレープスフォルシュングスツェントルム シュティフトゥング デス エッフェントリッヒェン レヒツ | 放射線治療用の輪郭コリメータ |
-
1993
- 1993-04-13 JP JP10877493A patent/JPH06300896A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4762417B2 (ja) * | 1999-02-06 | 2011-08-31 | ドイチェス クレープスフォルシュングスツェントルム シュティフトゥング デス エッフェントリッヒェン レヒツ | 放射線治療用の輪郭コリメータ |
| US7965819B2 (en) | 2004-01-13 | 2011-06-21 | Right Mfg. Co., Ltd. | Device for limiting field on which radiation is irradiated |
| JP2007117464A (ja) * | 2005-10-28 | 2007-05-17 | Toshiba Corp | 多分割絞り装置 |
| JP2010540944A (ja) * | 2007-10-05 | 2010-12-24 | ムルティテスト・エレクトロニッシェ・ジステーメ・ゲーエムベーハー | 循環軌道に沿って案内される複数の回転運搬台を有する電子部品、特にｉｃ用の取扱装置 |
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