JPH06300596A - 容量式電磁流量計 - Google Patents

容量式電磁流量計

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Publication number
JPH06300596A
JPH06300596A JP8606193A JP8606193A JPH06300596A JP H06300596 A JPH06300596 A JP H06300596A JP 8606193 A JP8606193 A JP 8606193A JP 8606193 A JP8606193 A JP 8606193A JP H06300596 A JPH06300596 A JP H06300596A
Authority
JP
Japan
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field effect
effect transistor
capacitance
gate
current
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Pending
Application number
JP8606193A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshihiko Kuroki
善彦 黒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
Application filed by Yokogawa Electric Corp filed Critical Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変換部の入力端の入力インピーダンスを高く
維持しながら漏れ電流により飽和しないように改良した
容量式電磁流量計を提供するにある。 【構成】 測定流体の流量を電気信号に変換し静電容量
を介して先の流量に対応する流量信号を出力する容量式
電磁流量計において、先の静電容量を介して出力された
信号が各ゲートに印加されインピーダンス変換して出力
する一対の電界効果トランジスタであって、これらの電
界効果トランジスタはNチャンネルの電界効果トランジ
スタとPチャンネルの電界効果トランジスタよりなるよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定流体の流量を電気
信号に変換し静電容量を介してこの流量に対応する流量
信号を出力する容量式電磁流量計に係り、特に、変換部
の入力端の入力インピーダンスを高く維持しながら漏れ
電流により飽和しないように改良した容量式電磁流量計
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の容量式電磁流量計の構成の
概要を示す構成図である。10は励磁回路であり所定の
波形、周波数で励磁コイル11A、11Bに励磁電流I
fを流すと共に信号処理に必要なタイミング信号T1を変
換部12に出力している。
【0003】励磁コイル11A、11Bは励磁電流If
に対応する波形・周波数を持つ磁場Bを測定流体Qに印
加している。検出電極13A、13Bは測定流体Qとは
絶縁して絶縁性の導管14に固定されている。これらの
検出電極13A、13Bは変換部12の前置増幅器15
A、15Bの入力端に端子TA、TBを介して接続されて
いる。
【0004】前置増幅器15A、15Bの出力端に現れ
る電気信号は差動増幅器16で差動演算がなされて信号
処理回路17に出力される。ここで信号処理がなされて
変換部12の出力端18に流量信号として出力される。
この信号処理の際にタイミング信号T1が用いられる。
【0005】このような構成において、測定流体Qが導
管14に流れると、この導管14の内部には測定流体Q
の流量に対応する起電力が発生している。これらの起電
力は測定流体Qと検出電極13A、13Bとの間に形成
されている静電容量CA、CBを介して前置増幅器15
A、15Bの入力端に出力されている。この静電容量C
A、CBは数10pF程度の値である。
【0006】前置増幅器15A、15Bは入力側の高イ
ンピーダンスであるが、これを低インピーダンスに変換
して差動増幅器16に出力し、ここでコモンモードノイ
ズなどを除去して信号処理回路17に出力する。
【0007】ところで、この場合の前置増幅器15A、
15Bはそれぞれ図5に示すように構成されている。い
ずれの前置増幅器15A、15Bも同じように構成され
るので、ここでは前置増幅器15A側をベースとして説
明する。
【0008】端子TAは抵抗R1を介して共通電位点CO
Mに接続されると共に電界効果トランジスタQA1のゲー
トGに接続されている。電界効果トランジスタQA1のド
レインDは抵抗R2を介して電源電圧+VBが印加され、
そのソースSは抵抗R3を介して電源電圧−VBが印加さ
れている。
【0009】抵抗R1は数10G(ギガ)Ωの程度であ
り、電界効果トランジスタQA1は入力抵抗の高いMOS
形の電界効果トランジスタを用いており、その入力抵抗
はT(テラ)Ωのオーダである。
【0010】そして、流量信号はソースSから低インピ
ーダンスで出力端子T0に引き出される。出力端子T0
は、図示しない増幅回路が接続され、全体として前置増
幅器15Aが構成されている。つまり、電界効果トラン
ジスタQA1は前置増幅器15Aの初段をなしている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4、
図5に示すような方式では、電界効果トランジスタQA1
の漏れ電流が検出電極13Aとの間に形成されている静
電容量CAに充電されて電界効果トランジスタQA1が飽
和するのを防ぐために抵抗R1が接続されているが、こ
の抵抗R1の熱雑音により出力信号が揺動するという問
題がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の課題を
解決するための構成として、測定流体の流量を電気信号
に変換し静電容量を介して先の流量に対応する流量信号
を出力する容量式電磁流量計において、先の静電容量を
介して出力された信号が各ゲートに印加されインピーダ
ンス変換して出力する一対の電界効果トランジスタであ
って、これらの電界効果トランジスタはNチャンネルの
電界効果トランジスタとPチャンネルの電界効果トラン
ジスタよりなるようにしたものである。
【0013】
【作 用】Nチャンネルの電界効果トランジスタとPチ
ャンネルの電界効果トランジスタの各ゲートに静電容量
を介して測定流体の流量が変換された電気信号が入力さ
れる。
【0014】この場合に、NチャンネルとPチャンネル
とでは漏れ電流の方向が逆であり、これ等の値が等しく
なったところで先の静電容量への充電が停止するので、
この入力回路が飽和するゲート電圧まで至らない。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例について図を用いて説
明する。図1は本発明の1実施例の要部構成を示す構成
図である。図1に示す構成は、基本的には図4に示す前
置増幅器15A、或いは15Bの初段に対応する構成を
示している。ここでも、前置増幅器15A側について説
明する。
【0016】端子TAは検出電極13Aに接続されると
共にNチャンネルの電界効果トランジスタQA2のゲート
GとPチャンネルの電界効果トランジスタQA3のゲート
Gにそれぞれ接続されている。
【0017】電界効果トランジスタQA2のドレインDは
抵抗R4を介して電源電圧+VBが印加され、そのソース
Sは抵抗R5を介して出力端子T0に引き出されている。
また、電界効果トランジスタQA3のドレインDは抵抗R
6を介して電源電圧−VBが印加され、そのソースSは抵
抗R6を介して出力端子T0に引き出されている。
【0018】次に、図2に示す特性図、図3に示す説明
図を用いて図1に示す要部実施例の動作について説明す
る。図2はNチャンネルの電界効果トランジスタのドレ
イン/ソース間の電圧VDSとゲートの漏れ電流IGXとの
関係を示す。
【0019】電圧VDSが大きくなるとゲートの漏れ電流
GXが指数関数的に増大する。Pチャンネルの電界効果
トランジスタの場合は、ドレイン/ソース間の電圧VDS
と漏れ電流IGXの符号がNチャンネルのときと反対にな
る。
【0020】ここで、Nチャンネルの電界効果トランジ
スタQA2とPチャンネルの電界効果トランジスタQA3
漏れ電流IGN、IGPが等しければ、測定流体Qと検出電
極13Aとの間に形成されている静電容量CAを漏れ電
流が充電することはなく、ゲート電圧VGはゼロボルト
である(図3)。
【0021】しかし、一般的には、漏れ電流IGN、IGP
の大きさは電界効果トランジスタにより異なりゲート電
圧VGはゼロボルトにはならないので、この点について
次に説明する。
【0022】例えば、電界効果トランジスタQA2のゲー
トへの漏れ電流IGNが大きくなると、静電容量CAを漏
れ電流IGNが充電し、ゲート電圧VGおよびソース電圧
Sがプラスにシフトする。
【0023】この結果、電界効果トランジスタQA2のド
レイン/ソース間電圧は小さくなり、漏れ電流IGNが小
さくなる(図2)。一方、電界効果トランジスタQA3
ドレイン/ソース間電圧は大きくなり漏れ電流IGPが増
大する。
【0024】そこで、電界効果トランジスタQA2とQA3
の漏れ電流IGN、IGPが等しくなったところで静電容量
Aへの充電が止まる。従って、ゲート電圧VGは入力回
路が飽和する電圧までには至らないこととなる。
【0025】今までの説明では、接合形の電界効果トラ
ンジスタとして説明したが、MOS形の電界効果トラン
ジスタを用いても良い。さらに、今までの説明から明ら
かなように、Nチャンネルの電界効果トランジスタとP
チャンネルの電界効果トランジスタは相補対称でなくて
も良い。なお、電源電圧+VB、−VBを制御することに
より図3に示すゲート電圧VGをほぼゼロに調整するこ
とも可能である。
【0026】
【発明の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに本発明によれば、Nチャンネルの電界効果トランジ
スタとPチャンネルの電界効果トランジスタの各ゲート
に測定流体と検出電極で形成される静電容量を介して流
量信号を入力するようにしたので、各電界効果トランジ
スタのゲートに流れるゲート電流の極性が異なり、先の
静電容量を限りなく充電することがなくなり、入力回路
の飽和を避けることができる。
【0027】この結果、ゲート電流を放出する入力抵抗
を使用する必要がなくなり熱雑音による出力揺動を避け
ることができると共に前置増幅器の入力抵抗を大きくす
ることが可能になる。さらに、高価な高抵抗の入力抵抗
を使用する必要がなくなったので、コストダウンにも寄
与する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例の要部構成を示す構成図であ
る。
【図2】図1に示す電界効果トランジスタの特性を説明
する特性図である。
【図3】図1に示す要部実施例の動作を説明する説明図
である。
【図4】従来の容量式電磁流量計の構成を示す構成図で
ある。
【図5】図5に示す容量式電磁流量計の一部の構成の詳
細を説明する構成図である。
【符号の説明】
10 励磁回路 11A、11B 励磁コイル 12 変換部 13A、13B 検出電極 14 導管 15A、15B 前置増幅器 16 差動増幅器 17 信号処理回路 QA2、QA3 電界効果トランジスタ CA 静電容量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】測定流体の流量を電気信号に変換し静電容
    量を介して前記流量に対応する流量信号を出力する容量
    式電磁流量計において、前記静電容量を介して出力され
    た信号が各ゲートに印加されインピーダンス変換して出
    力する一対の電界効果トランジスタであって、これらの
    電界効果トランジスタはNチャンネルの電界効果トラン
    ジスタとPチャンネルの電界効果トランジスタよりなる
    ことを特徴とする容量式電磁流量計。
JP8606193A 1993-04-13 1993-04-13 容量式電磁流量計 Pending JPH06300596A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8606193A JPH06300596A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 容量式電磁流量計

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8606193A JPH06300596A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 容量式電磁流量計

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JPH06300596A true JPH06300596A (ja) 1994-10-28

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JP8606193A Pending JPH06300596A (ja) 1993-04-13 1993-04-13 容量式電磁流量計

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