JPH06216432A - 磁束密度検出装置 - Google Patents
磁束密度検出装置Info
- Publication number
- JPH06216432A JPH06216432A JP5007113A JP711393A JPH06216432A JP H06216432 A JPH06216432 A JP H06216432A JP 5007113 A JP5007113 A JP 5007113A JP 711393 A JP711393 A JP 711393A JP H06216432 A JPH06216432 A JP H06216432A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低い磁束密度でも検出可能な磁束密度検出器
を提供するとともに、磁束密度検出器の用途拡大を図
る。 【構成】 2個のホール素子HD2,HD3を用い、そ
れぞれのホール素子HD2,HD3の出力ホール電圧を
取り出す差動増幅器DA1,DA2を設け、取り出され
た出力ホール電圧を重畳する差動増幅器DA3を設け
る。
を提供するとともに、磁束密度検出器の用途拡大を図
る。 【構成】 2個のホール素子HD2,HD3を用い、そ
れぞれのホール素子HD2,HD3の出力ホール電圧を
取り出す差動増幅器DA1,DA2を設け、取り出され
た出力ホール電圧を重畳する差動増幅器DA3を設け
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の磁束密度を検出
して、電気回路の開閉を行うもので、例えばVTRやF
DD等におけるブラシレスモータの磁極検出等に利用さ
れる磁束密度検出装置に関する。
して、電気回路の開閉を行うもので、例えばVTRやF
DD等におけるブラシレスモータの磁極検出等に利用さ
れる磁束密度検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に用いられている磁束密度検出装
置は図2に示すような電気回路を有するものが知られて
いる。
置は図2に示すような電気回路を有するものが知られて
いる。
【0003】すなわち、電源端子1および接地端子GN
D間にホール素子HD1が接続される定電圧駆動となっ
ている。ホール素子HD1の両出力端子01,02が各
々反転入力端子,非反転入力端子に接続されているコン
パレータCP1は、磁束密度が0(ゼロ)の時にはオフ
状態であって、ハイレベル信号を出力しており、出力ト
ランジスタQ1はオン状態となっている。磁束密度が増
加して、動作点に達した時、コンパレータCP1の出力
がローレベルに変わり、出力トランジスタQ1がオフさ
れるようになっている。
D間にホール素子HD1が接続される定電圧駆動となっ
ている。ホール素子HD1の両出力端子01,02が各
々反転入力端子,非反転入力端子に接続されているコン
パレータCP1は、磁束密度が0(ゼロ)の時にはオフ
状態であって、ハイレベル信号を出力しており、出力ト
ランジスタQ1はオン状態となっている。磁束密度が増
加して、動作点に達した時、コンパレータCP1の出力
がローレベルに変わり、出力トランジスタQ1がオフさ
れるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の磁束密度検出装
置では、ホール素子の出力ホール電圧が低いために、利
用分野や取付個所が限定されるなど設計の自由度が制約
される場合があった。
置では、ホール素子の出力ホール電圧が低いために、利
用分野や取付個所が限定されるなど設計の自由度が制約
される場合があった。
【0005】そこで、本発明は、低い磁束密度でも検出
可能な磁束密度検出装置を提供することを目的とするも
のである。
可能な磁束密度検出装置を提供することを目的とするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ホール素子を複数個近接して配設し、前記
ホール素子の出力ホール電圧を取出す差動増幅器を設
け、各出力ホール電圧を重畳させる。
に本発明は、ホール素子を複数個近接して配設し、前記
ホール素子の出力ホール電圧を取出す差動増幅器を設
け、各出力ホール電圧を重畳させる。
【0007】また前記複数のホール素子は1チップ構成
とするとともに、前記差動増幅器,出力トランジスタ等
の駆動回路部をも集積回路で1チップ構成とする。
とするとともに、前記差動増幅器,出力トランジスタ等
の駆動回路部をも集積回路で1チップ構成とする。
【0008】
【作用】上記手段によって、低い磁束密度を検出するこ
とができる。
とができる。
【0009】また、ホール素子や駆動回路部を1チップ
化することによって部品特性のバラツキを改善すること
ができるとともにオフセット電圧などの特性の劣化を抑
制することができる。
化することによって部品特性のバラツキを改善すること
ができるとともにオフセット電圧などの特性の劣化を抑
制することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の実施例について図面を参照しな
がら詳細な説明をする。図1は本発明の磁束密度検出装
置の電気回路図であるが、説明を簡単にするためホール
素子2個の場合を例にとって説明する。
がら詳細な説明をする。図1は本発明の磁束密度検出装
置の電気回路図であるが、説明を簡単にするためホール
素子2個の場合を例にとって説明する。
【0011】2個のホール素子HD2とHD3は、電源
端子1及び接地端子GND間に並列に接続されている。
I11,I12,I21,I22はそれぞれ入力端子である。
端子1及び接地端子GND間に並列に接続されている。
I11,I12,I21,I22はそれぞれ入力端子である。
【0012】またホール素子HD2とHD3の両出力端
子O11,O21及びO12,O21は抵抗とコンパレータから
なる差動増幅器DA1,DA2の反転入力端子,非反転
入力端子に接続されるとともに、前記差動増幅器DA
1,DA2はこれらの出力電圧を重畳するため差動増幅
器DA3に接続されている。
子O11,O21及びO12,O21は抵抗とコンパレータから
なる差動増幅器DA1,DA2の反転入力端子,非反転
入力端子に接続されるとともに、前記差動増幅器DA
1,DA2はこれらの出力電圧を重畳するため差動増幅
器DA3に接続されている。
【0013】そして、ホール素子HD2とHD3の電源
端子側1の入力端子I11,I12がコンパレータCP2の
反転入力端子に、差動増幅器DA3の出力端子が非反転
入力端子に接続されている。
端子側1の入力端子I11,I12がコンパレータCP2の
反転入力端子に、差動増幅器DA3の出力端子が非反転
入力端子に接続されている。
【0014】上記磁束密度検出装置で検出される磁束密
度は、2個のホール素子HD2,HD3を用い差動増幅
器DA1,DA2で各出力ホール電圧を取り出し、さら
に上記差動増幅器DA1,DA2の出力電圧を差動増幅
器DA3で重畳される。
度は、2個のホール素子HD2,HD3を用い差動増幅
器DA1,DA2で各出力ホール電圧を取り出し、さら
に上記差動増幅器DA1,DA2の出力電圧を差動増幅
器DA3で重畳される。
【0015】これによりホール素子が1個の場合に比べ
て2倍の出力電圧が得られるため、ホール素子の出力ホ
ール電圧の入力電圧に対する直線性領域内では、従来の
1/2の磁束密度で概ね同等の出力電圧が得られる。ホ
ール素子をn個用いれば1/n倍の磁束密度で同等の出
力電圧が得られることになる。従って本実施例の場合は
磁束密度検出装置の感度が従来の1個のホール素子の場
合より2倍になったと考えられる。
て2倍の出力電圧が得られるため、ホール素子の出力ホ
ール電圧の入力電圧に対する直線性領域内では、従来の
1/2の磁束密度で概ね同等の出力電圧が得られる。ホ
ール素子をn個用いれば1/n倍の磁束密度で同等の出
力電圧が得られることになる。従って本実施例の場合は
磁束密度検出装置の感度が従来の1個のホール素子の場
合より2倍になったと考えられる。
【0016】なお、前記2個のホール素子や駆動回路部
を1チップ化することにより、集積回路内で出力トラン
ジスタに比し、小さな面積で構成可能で、単独で構成す
るより特性のバラツキ,特性の劣化を抑制することがで
きる。
を1チップ化することにより、集積回路内で出力トラン
ジスタに比し、小さな面積で構成可能で、単独で構成す
るより特性のバラツキ,特性の劣化を抑制することがで
きる。
【0017】
【発明の効果】本発明は上記説明したような構成になっ
ているので以下のような効果を奏する。
ているので以下のような効果を奏する。
【0018】請求項1においては、従来検出できなかっ
た低い磁束密度まで検出され、従来感度不足で使用でき
なかった用途,取付個所,取付方法が制限されていたと
ころでも容易に利用できる。
た低い磁束密度まで検出され、従来感度不足で使用でき
なかった用途,取付個所,取付方法が制限されていたと
ころでも容易に利用できる。
【0019】また請求項2においては、1チップ化する
ことにより装置を大きくすることなく構成することがで
きるとともに特性のバラツキ、特性の劣化を抑制するこ
とができ信頼性の高い検出装置を提供することができ
る。
ことにより装置を大きくすることなく構成することがで
きるとともに特性のバラツキ、特性の劣化を抑制するこ
とができ信頼性の高い検出装置を提供することができ
る。
【図1】本発明の磁束密度検出装置の一実施例の電気回
路図である。
路図である。
【図2】従来の磁束密度検出装置の電気回路図である。
【符号の説明】 HD2,HD3 ホール素子 DA1,DA2,DA3 差動増幅器 CP2 コンパレータ Q2 トランジスタ I11〜I22 ホール素子の入力端子 O11〜O22 ホール素子の出力端子
Claims (2)
- 【請求項1】 ホール素子を用い、該ホール素子の出力
ホール電圧より磁束密度を検出する磁束密度検出装置に
おいて、 前記ホール素子を複数個設け、それぞれのホール素子の
出力ホール電圧を重畳する差動増幅器を設けたことを特
徴とする磁束密度検出装置。 - 【請求項2】 前記ホール素子及び差動増幅器を1チッ
プ化したことを特徴とする請求項1記載の磁束密度検出
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05007113A JP3098879B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 磁束密度検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05007113A JP3098879B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 磁束密度検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06216432A true JPH06216432A (ja) | 1994-08-05 |
JP3098879B2 JP3098879B2 (ja) | 2000-10-16 |
Family
ID=11657041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05007113A Expired - Fee Related JP3098879B2 (ja) | 1993-01-20 | 1993-01-20 | 磁束密度検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3098879B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11330249A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-30 | Micronas Intermetall Gmbh | 集積回路をパラメ―タ化するための方法とそのための集積回路配置構成 |
JP2001339109A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-07 | Sanken Electric Co Ltd | ホ−ル素子を備えた電流検出装置 |
JP2014163691A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Seiko Instruments Inc | 磁気センサ装置 |
JP2014163692A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Seiko Instruments Inc | 磁気センサ装置 |
-
1993
- 1993-01-20 JP JP05007113A patent/JP3098879B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11330249A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-30 | Micronas Intermetall Gmbh | 集積回路をパラメ―タ化するための方法とそのための集積回路配置構成 |
JP2001339109A (ja) * | 2000-05-26 | 2001-12-07 | Sanken Electric Co Ltd | ホ−ル素子を備えた電流検出装置 |
JP2014163691A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Seiko Instruments Inc | 磁気センサ装置 |
JP2014163692A (ja) * | 2013-02-21 | 2014-09-08 | Seiko Instruments Inc | 磁気センサ装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3098879B2 (ja) | 2000-10-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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