JPH06299930A - 内燃機関用の燃料噴射ポンプ - Google Patents

内燃機関用の燃料噴射ポンプ

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JPH06299930A
JPH06299930A JP6058783A JP5878394A JPH06299930A JP H06299930 A JPH06299930 A JP H06299930A JP 6058783 A JP6058783 A JP 6058783A JP 5878394 A JP5878394 A JP 5878394A JP H06299930 A JPH06299930 A JP H06299930A
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JP
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control
plunger
control edge
pump
edge
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Application number
JP6058783A
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English (en)
Inventor
Josef Guentert
ギュンタート ヨーゼフ
Hans Brett
ブレット ハンス
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Robert Bosch GmbH
Original Assignee
Robert Bosch GmbH
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M59/00Pumps specially adapted for fuel-injection and not provided for in groups F02M39/00 -F02M57/00, e.g. rotary cylinder-block type of pumps
    • F02M59/20Varying fuel delivery in quantity or timing
    • F02M59/24Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke
    • F02M59/26Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke caused by movements of pistons relative to their cylinders
    • F02M59/265Varying fuel delivery in quantity or timing with constant-length-stroke pistons having variable effective portion of stroke caused by movements of pistons relative to their cylinders characterised by the arrangement or form of spill port of spill contour on the piston

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 全運転範囲において正確な調整を実施可能な
燃料噴射ポンプを提供する。 【構成】 ポンププランジャ1の端面側に第1の制御縁
14と第2の制御縁18と第3の制御縁20とを設け、
プランジャ長手方向で見てこれらの端面側の制御縁に整
合する位置に配置されかつプランジャ長手方向溝16か
ら延びる下降する斜めの制御縁が、2つの制御縁に分割
され、第1の斜めの制御縁26が、第1の端面側の制御
縁14と第2の端面側の制御縁18との間の移行部にプ
ランジャ長手方向で見て整合する位置において、段部3
2を介してポンプ作業室9に向かって第2の斜めの制御
縁30に移行し、第2の斜めの制御縁30の第1の斜め
の制御縁側端部と、第2の端面側の制御縁18との間の
間隔が、シリンダバレル壁における制御開口11のプラ
ンジャ長手方向の長さよりも小さい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関用の燃料噴射
ポンプであって、シリンダバレルのシリンダ孔内を軸方
向に案内されていてカム駆動装置によって往復駆動され
る回動可能なポンププランジャが設けられており、該ポ
ンププランジャがその端面でポンプ作業室を制限してい
て、かつその周面に、ポンプ作業室と接続された制御切
欠きを有しており、該制御切欠きが斜めの制御縁を備え
ていて、該斜めの制御縁が、低圧室を起点として延びて
いてシリンダバレルの壁に設けられている制御開口と共
働するようになっており、この場合ポンププランジャ
の、ポンプ作業室側の端面の縁部つまりポンププランジ
ャ周面に対する縁部が、制御開口と共働する第1の制御
縁を形成しており、該第1の制御縁が、周方向において
プランジャ長手方向溝によって制限されていて、該プラ
ンジャ長手方向溝とは反対の側に、プランジャ長手方向
でポンププランジャの駆動側に向かって深くなっていて
第2の制御縁を形成する範囲を有している形式のものに
関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許出願公開第224
6056号明細書に基づいて公知のこのような形式の燃
料噴射ポンプでは、その端面でポンプ作業室を制限して
いるポンププランジャは、シリンダバレル内において軸
方向に運動可能であり、そして、シリンダ壁に配置され
ている制御開口を通過することによって噴射開始を制御
する制御縁、つまりポンププランジャの端面における制
御縁は、燃料供給される内燃機関の公称負荷範囲を制御
するポンププランジャの回転位置範囲において、制御開
口に向かって斜めに面取りされており、これによって、
噴射開始がこの範囲において遅めの方向にずらされるよ
うになっている。このようになっていることによって、
大きな負荷範囲のために噴射開始を最適化することがで
きるのみならず、その他の運転ポイントにおいてもポン
プ作業室における高い最大燃焼圧を得ることが可能であ
る。それというのはこの場合前記その他の運転ポイント
は、公称負荷範囲とは無関係に適合が可能であるからで
ある。
【0003】したがって公知の燃料噴射ポンプによっ
て、燃料噴射ポンプのすべての作業範囲における最大の
燃焼圧の上昇を達成することができ、しかもこの場合
に、特に公称負荷範囲における構成部材の機械的な負荷
可能性に対する最大可能な限界値が越えられることはな
い。
【0004】しかしながらこの場合、有害物質の放出値
を最適化された内燃機関のためにこの公知の燃料噴射ポ
ンプを設計する場合には、噴射開始をかなり遅めにセッ
トすることが必要であり、すなわちこのように遅めにセ
ットされた燃料噴射ポンプでは、最低の負荷範囲つまり
アイドリング時における内燃機関の冷機運転状態におい
て白煙が発生し、そしてこのような白煙は、このような
運転状態において、燃料供給される内燃機関の有害物質
放出を高めることになる。
【0005】しかしながらまた噴射開始を内燃機関の
「冷機始動」のためにも有害物質の少ない最適な燃焼を
目的として十分に大きく早めの方向にシフトさせること
を可能ならしめるために、現時点ではまだ公開されてい
ないドイツ連邦共和国特許出願第42258030号明
細書に提案されている燃料噴射ポンプでは、吐出開始を
制御するポンププランジャにおける端面側の制御縁が、
長手方向溝によって互いに隔てられた2つの範囲に分割
されており、両範囲のうちの、部分負荷領域に配置され
ている第1の範囲は、極めて早い吐出開始を可能にして
おり、これに対して第2の範囲は、遅めの方向にずらさ
れた制御縁を有しており、この制御縁にはさらに凹設部
が配置されていて、この凹設部は第3の制御縁を形成し
ている。そしてこの第3の制御縁によって大きな燃料吐
出量の範囲において吐出開始をさらに遅めに向かってシ
フトさせることが可能であり、その結果この燃料噴射ポ
ンプによって、内燃機関の「冷機始動」を含めて種々様
々な運転範囲に、最適な吐出開始を適合させることがで
きる。
【0006】すぐ上に述べた燃料噴射ポンプにはしかし
ながら次のような欠点がある。すなわちこの場合、制御
縁範囲の間におけるストップ溝として働く長手方向溝、
つまり極めて早めの吐出開始範囲を全調整距離範囲から
隔てている長手方向溝によって、冷機始動以外の「通常
運転」のために有効な、ポンププランジャにおける調整
距離が、制限されてしまい、その結果燃料噴射系は、も
はやすべての運転範囲において正確な調整を実施するこ
とが不可能になる。そして有効な調整距離がこのように
制限されることによって、吐出量が急激に下降するよう
になる。つまり、回動距離としてポンププランジャに伝
えられるコントロールラックの極めて小さな調整距離に
よって、急激に大きな吐出量変化が生じることになる。
公知の燃料噴射ポンプにおいて特に、極めて早めの吐出
開始とストップ溝との間の移行範囲において発生するこ
の急激な吐出量変化によって、燃料供給される内燃機関
の回転数に変動が生じ、その結果燃料噴射系全体の揺動
(Aufschaukeln)が発生し、ひいては内燃機関において
周知の「のこ歯効果」(Saege-Effekt)の惹起されるこ
とがある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ゆえに本発明の課題
は、ポンププランジャにおける有効な調整距離範囲を制
限することなしに、調整のために必要なゼロ吐出量範囲
を形成することができ、ひいてはすべての運転範囲にお
いて正確な調整を実施することができる燃料噴射ポンプ
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、第2の制御縁が、ポンププランジ
ャの駆動側に向かって深くなる付加的な範囲に移行して
おり、該範囲が、ポンププランジャの周面と共に第3の
制御縁を形成しており、前記3つの端面側の制御縁の高
さにつまりプランジャ長手方向で見て該制御縁に整合す
る位置に配置されていてかつプランジャ長手方向溝を起
点として延びていてしかも別の経過をもって下降する斜
めの制御縁が、2つの制御縁に分割されており、両制御
縁のうちの第1の斜めの制御縁が、プランジャ長手方向
溝から延びていて、第1の端面側の制御縁と第2の端面
側の制御縁との間における移行部の高さつまりプランジ
ャ長手方向で見て該移行部に整合する位置において、段
部を介してプランジャ長手方向でポンプ作業室に向かっ
て第2の斜めの制御縁に移行しており、この場合第2の
斜めの制御縁の、第1の斜めの制御縁側の端部と、第2
の端面側の制御縁との間の間隔が、シリンダバレルの壁
における制御開口のプランジャ長手方向における長さよ
りも小さく設定されている。
【0009】
【発明の効果】このように構成された本発明による燃料
噴射ポンプは、従来技術のものに比べて次のような利点
を有している。すなわち本発明による燃料噴射ポンプで
は、吐出開始を制御する制御縁及び吐出終了を制御する
制御縁、もしくは制御縁相互の間隔を、シリンダバレル
の壁に設けられていて該制御縁と共働する制御開口の寸
法との関連において、相応に構成することによって、極
めて早めの吐出開始範囲とその他の調整範囲との間にお
ける長手方向溝を省くことができ、その結果として大き
な有効な全調整距離が得られる。そして本発明による燃
料噴射ポンプでは、内燃機関の「冷機始動」における早
めの吐出開始範囲と通常運転時におけるその他の残りの
吐出開始範囲との間における、調整のために必要なゼロ
吐出は、次にことによって達成される。すなわち本発明
では、吐出終了を制御するポンププランジャにおける傾
斜溝が制御開口を再び開放制御した場合に初めて、吐出
開始を制御する端面側の制御縁がシリンダ壁における制
御開口を、完全に閉鎖することができるようになってお
り、これによってポンプ作業室において高圧が形成され
得なくなる。この場合に本発明における構成のように互
いにずらされた斜めの制御縁が設けられていることによ
って、早めの吐出開始範囲とゼロ吐出量範囲との間にお
ける移行が、急激に行われることは回避され、ひいては
このような移行範囲においても、燃料噴射ポンプの有効
行程の調整が可能である。
【0010】ポンププランジャにおける斜めの制御縁の
ずらされた経過は、互いにずらされていて移行範囲つま
り斜めの制御縁の段部において互いにオーバラップして
いる2つの傾斜溝によって、有利な形式で製作技術的に
簡単に製造することができる。
【0011】個々の運転範囲における調整可能性を付加
的に改善するためには、両制御縁範囲つまり傾斜溝の勾
配が互いに異なった構成を有していると、有利である。
【0012】
【実施例】次に図面につき本発明の実施例を説明する。
【0013】図1において本発明にとって重要な範囲だ
けが示されている燃料噴射ポンプでは、ポンププランジ
ャ1は、図示されていないカム駆動装置によって、ポン
プケーシングに挿入されているシリンダバレル5のシリ
ンダ孔3内において軸方向で往復動させられる。ポンプ
プランジャ1は、カム駆動装置とは反対側の端面7で、
シリンダ孔3内においてポンプ作業室9を制限してお
り、このポンプ作業室9は、プランジャ行程の一部の間
において、シリンダバレル5における半径方向の制御開
口11を通して、シリンダバレル5を取り囲んでいて燃
料を満たされている低圧室と接続されている。この場合
半径方向の制御開口11はその流出縁で、プランジャ長
手方向軸線の方向で見て、各1つの上側の制御縁10と
下側の制御縁12とを形成しており、両制御縁10,1
2はポンププランジャ1と共働する。
【0014】ポンププランジャ1の端面7とポンププラ
ンジャ1の周面との間における移行部に形成されている
縁部は、複数の制御縁範囲に分割されている制御縁とし
て構成されている。この場合第1の制御縁14は、直
接、端面7とプランジャ周面との間の縁部によって形成
される。この第1の端面側の制御縁14は、周方向にお
いて、制御開口11とは反対の側においてプランジャ長
手方向溝16によって制限されており、このプランジャ
長手方向溝16とは反対側の端部に、プランジャ長手方
向においてポンププランジャ1の駆動側に向かって深く
なる範囲を有している。この範囲の、第1の端面側の制
御縁14に対して平行に延びる制限縁、つまりプランジ
ャ周面に対する制限縁は、第2の端面側の制御縁18を
形成しており、この制御縁18はポンププランジャ1の
駆動側に向かってさらに深くなる別の範囲を有してお
り、この範囲は第3の端面側の制御縁20を形成してい
る。
【0015】この場合別の噴射形態のためには、第2の
制御縁18及び第3の制御縁20を周方向においてポン
ププランジャ1の半径方向平面に対して斜めに配置する
ことも、可能である。
【0016】ポンププランジャ1は噴射制御のために、
同様に図示されていないコントロールラックを介して回
動可能であり、その周面に制御開口11と共働する制御
切欠き22を有している。この制御切欠き22は、互い
にずらされていてかつ互いに交差もしくはオーバラップ
している2つの傾斜溝から形成されている。両傾斜溝の
うちの第1の傾斜溝24は、プランジャ長手方向溝16
から延びており、周方向で制御開口11に向かって、端
面側の制御縁14,18,20の下でポンププランジャ
1の駆動側に向かって下降している。この場合第1の傾
斜溝24はポンプ作業室側において、第1の斜めの制御
縁26によって制限されている。プランジャ長手方向溝
16とは反対側の端部において第1の傾斜溝24は、プ
ランジャ長手方向でポンプ作業室9に向かってずらされ
た第2の傾斜溝28によってオーバラップされており、
この第2の傾斜溝28は、ポンプ作業室側において第2
の斜めの制御縁30によって制限されている。この場
合、互いに異なった勾配を備えている第1の斜めの制御
縁26と第2の斜めの制御縁30との間における移行部
は、プランジャ長手方向に延びる段部32によって形成
されており、この段部32は、第1の端面側の制御縁1
4と第2の端面側の制御縁18との間における移行部の
高さに、つまりプランジャ長手方向で見て該移行部と整
合するようにな位置に、配置されている。
【0017】端面側の制御縁14,18,20及び斜め
の制御縁26,30の寸法、相対位置及び相互間隔は、
ポンププランジャ1の展開図である図2に詳しく示され
ており、この場合図2には補足的に制御開口11の輪郭
も示されている。図2から明らかなように第1の斜めの
制御縁26と第1の端面側の制御縁14との間における
間隔は、次のように、すなわち該間隔が第1の斜めの制
御縁26と第1の端面側の制御縁14との間に位置して
いる最大吐出量の範囲において、制御開口11の長さつ
まり制御開口11の直径よりも大きくなるように、選択
されている。これに対して第2の斜めの制御縁30と第
2の端面側の制御縁18との間の間隔は、段部32の範
囲において制御開口11の直径よりも小さくなってお
り、このように構成されていることによって、制御開口
11はこの回動位置におけるポンププランジャ1の吐出
行程中においては、第2の端面側の制御縁18が制御開
口11を完全に閉鎖する前に、第2の斜めの制御縁30
によって開放制御される。第2の端面側の制御縁18と
第3の制御縁20との間における差異及び斜めの制御縁
26,30の勾配は、この場合、燃料を供給されるその
都度の内燃機関の必要に合わせることができる。
【0018】本発明による燃料噴射ポンプは、その運動
経過に関しては公知の形式で作動する。すなわち本発明
による燃料噴射ポンプでは、下死点に向かってのポンプ
プランジャ1の吸込み行程中に、燃料が低圧室から、ポ
ンププランジャ1の端面7によって開放される制御開口
11を介してポンプ作業室9に流入する。そして次いで
行われる上死点に向かっての吐出行程時に、まず初め、
ポンプ作業室7内における燃料のわずかな部分が、再び
制御開口11を介して低圧室内に戻される。この低圧室
への燃料の戻り動作は、端面側の制御縁14,18,2
0が制御開口11の上側の制御縁10を通過して、ポン
ププランジャ1がその周面で制御開口11を閉鎖するま
で、続く。ポンププランジャ1の吐出行程がさらに続く
と、ポンプ作業室9内における燃料が圧縮され、そして
燃料は噴射圧に達し、図示されていない噴射導管と噴射
弁とを介して、燃料供給される内燃機関の燃焼室内に噴
射される。斜めの制御縁26,30が制御開口10の下
側の制御縁12を通過すると、高圧下にあるポンプ作業
室9と低圧室との間における接続部が開放制御され、こ
れによってポンプ作業室9における高圧が低下し、燃料
は制御開口11を介して低圧室に流出する。そしてこの
際に噴射系における圧力は再び必要な噴射圧よりも低下
し、噴射弁は閉鎖する。
【0019】制御開口11の開閉制御の時点ひいては燃
料吐出の開始及び継続時間ひいては噴射される燃料量
は、ポンププランジャの回動によって制御可能である。
次に図3に記載の線図を参照しながらこのような本発明
による制御動作を説明する。図3においては吐出量Qと
ポンププランジャ1の有効行程NHとが、ポンププラン
ジャ1の調整距離RW(単位mm)に対して示されてい
る。この場合、ポンププランジャ1の回動距離に相当す
るポンププランジャの調整距離RWは、線図の横軸にと
られており、吐出量Q(噴射量のQK特性線)とポンプ
プランジャ1の有効行程(斜線範囲)とはそれぞれ縦軸
にとられており、しかもこの場合調整距離ラインは図2
にも示されている。この場合斜線範囲の制限ラインは、
ポンププランジャ行程の次のような位置ライン、つまり
制御開口11が端面側の制御縁14,18,20によっ
て閉鎖制御(uB−下側の制限ライン)されるか又は高
圧吐出の終了時に斜めの制御縁26,30によって開放
制御(oB−上側の制限ライン)される位置ラインに相
当している。
【0020】この場合調整距離位置0はゼロ吐出量に相
当しており、つまり制御開口11はプランジャ長手方向
溝16と合致しているままであり、したがってポンプ作
業室9内において燃料高圧が形成されることはなく、こ
れによってこの範囲においては有効行程も吐出量もゼロ
である。
【0021】ポンププランジャ1がある規定の調整距離
だけ回動すると、制御開口11はプランジャ長手方向溝
16との合致状態から離脱し始め、このことは約2mm
の調整距離において完全に行われている。この時点から
上に述べた吐出行程が、ポンププランジャ1の周面によ
る制御開口11の一時的な閉鎖によって行われる。この
場合吐出開始が等しい場合には、制御開口11のこの閉
鎖制御の継続時間は、調整距離RWが増大するに連れ
て、制御縁14と斜めの制御縁26との間における増大
する間隔に基づいて、長くなり、これによって有効行程
NH及び吐出量Qもまた連続的に増大する。この場合こ
の第1の制御範囲は、極めて早めの吐出開始に相当して
おり、このような極めて早めの吐出開始は、特に、燃料
供給される内燃機関の冷機始動のために必要である。さ
らに続く調整距離範囲において制御開口はほぼ6mmの
ところで、段部32における合致範囲に達し、この結果
有効行程及び吐出量は、有効な閉鎖制御時間の短縮に基
づいて再び減じられる。そしてこの動作は、有効行程及
び吐出量がほぼ7mmのところで再び0に達するまで続
く。7mm〜ほぼ9.5mmの調整距離範囲において
は、制御縁18,30の配置形式つまり制御縁18と制
御縁30との間の間隔に基づいて、制御開口11の閉鎖
は行われず、この結果ポンプ作業室9内における燃料
は、ポンププランジャ吐出行程中に制御開口11を介し
て低圧室内に流出する。ほぼ9.5mmの調整距離位置
からは有効行程がひいては吐出量もまた、制御開口11
の新たな状態に基づいて上昇し始める。このことは、ポ
ンププランジャ1がさらに回動した場合に、制御開口1
1を閉鎖制御する制御縁18と該制御開口を開放制御す
る斜めの制御縁30との間における増大する間隔に起因
している。そしてこの場合、第2の制御縁18から遅め
の吐出開始を可能にする制御縁20への、ほぼ18mm
の調整距離のところにおける移行部に基づいて、さもな
いと連続的に増大する有効行程特性及び吐出量特性は、
短時間、屈曲する。
【0022】吐出量Qはこの場合、図3に示されている
斜線範囲によって明らかである。この場合、この斜線範
囲を制限する下側のラインは吐出開始を意味し、上側の
ラインは吐出終了を意味しているので、吐出量は両方の
ラインの間の間隔によって生ぜしめられることになる。
調整距離に関して図示及び記載されたものは、この場合
単に1実施例であり、したがってその都度の要求に応じ
て変化可能であり、かつ燃料供給される内燃機関に適合
させることができる。
【0023】以上述べたことから明らかなように、制御
縁を本発明のように構成及び配置することによって、冷
機始動時における吐出開始の早め方向へのシフトを達成
することが可能であり、しかもこの際にポンププランジ
ャにおける有効調整距離が制限されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による燃料噴射ポンプの一部を断面して
示す図である。
【図2】調整補助ライン及びシリンダ壁における制御開
口の寸法と共に、ポンププランジャを展開して示す図で
ある。
【図3】吐出量及び有効行程を本発明による燃料噴射ポ
ンプの調整距離との関係で示す線図である。
【符号の説明】
1 ポンププランジャ、 3 シリンダ孔、 5 シリ
ンダバレル、 7 端面、 9 ポンプ作業室、 1
0,12 制御縁、 11 制御開口、 14,18,
20 端面側の制御縁、 16 プランジャ長手方向
溝、 24,28傾斜溝、 26,30 斜めの制御
縁、 32 段部
フロントページの続き (72)発明者 ハンス ブレット ドイツ連邦共和国 ビーティヒハイム−ビ シンゲン ローゼンシュトラーセ 15−1

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用の燃料噴射ポンプであって、
    シリンダバレルのシリンダ孔(3)内を軸方向に案内さ
    れていてカム駆動装置によって往復駆動される回動可能
    なポンププランジャ(1)が設けられており、該ポンプ
    プランジャがその端面でポンプ作業室(9)を制限して
    いて、かつその周面に、ポンプ作業室(9)と接続され
    た制御切欠き(22)を有しており、該制御切欠きが斜
    めの制御縁を備えていて、該斜めの制御縁が、低圧室を
    起点として延びていてシリンダバレル(5)の壁に設け
    られている制御開口(11)と共働するようになってお
    り、この場合ポンププランジャ(1)の、ポンプ作業室
    側の端面(7)の縁部つまりポンププランジャ周面に対
    する縁部が、制御開口(11)と共働する第1の制御縁
    (14)を形成しており、該第1の制御縁が、周方向に
    おいてプランジャ長手方向溝(16)によって制限され
    ていて、該プランジャ長手方向溝(16)とは反対の側
    に、プランジャ長手方向でポンププランジャ(1)の駆
    動側に向かって深くなっていて第2の制御縁(18)を
    形成する範囲を有している形式のものにおいて、第2の
    制御縁(18)が、ポンププランジャ(1)の駆動側に
    向かって深くなる付加的な範囲に移行しており、該範囲
    が、ポンププランジャ(1)の周面と共に第3の制御縁
    (20)を形成しており、前記3つの端面側の制御縁
    (14,18,20)の高さにつまりプランジャ長手方
    向で見て該制御縁(14,18,20)に整合する位置
    に配置されていてかつプランジャ長手方向溝(16)を
    起点として延びていてしかも別の経過をもって下降する
    斜めの制御縁が、2つの制御縁に分割されており、両制
    御縁のうちの第1の斜めの制御縁(26)が、プランジ
    ャ長手方向溝(16)から延びていて、第1の端面側の
    制御縁(14)と第2の端面側の制御縁(18)との間
    における移行部の高さつまりプランジャ長手方向で見て
    該移行部に整合する位置において、段部(32)を介し
    てプランジャ長手方向でポンプ作業室(9)に向かって第
    2の斜めの制御縁(30)に移行しており、この場合第2
    の斜めの制御縁(30)の、第1の斜めの制御縁(2
    6)側の端部と、第2の端面側の制御縁(18)との間
    の間隔が、シリンダバレル(5)の壁における制御開口
    (11)のプランジャ長手方向における長さよりも小さく
    設定されていることを特徴とする、内燃機関用の燃料噴
    射ポンプ。
  2. 【請求項2】 ポンププランジャ(1)の周面に設けら
    れた制御切欠き(22)が、互いにずらされていて互い
    に部分的に交差もしくはオーバラップする2つの傾斜溝
    (24,28)から形成されており、両傾斜溝(24,
    28)のポンプ作業室側の縁部が、周方向においてプラ
    ンジャ長手方向溝(16)に向かってポンププランジャ
    (1)の端面(7)の方向で上昇する斜めの制御縁(2
    6,30)を形成している、請求項1記載の燃料噴射ポ
    ンプ。
  3. 【請求項3】 斜めの制御縁(26,30)が互いに異
    なった勾配を有している、請求項1記載の燃料噴射ポン
    プ。
  4. 【請求項4】 第2の端面側の制御縁(18)及び第3
    の端面側の制御縁(20)が、ポンププランジャ(1)
    の端面(7)の平面に対して平行な平面に位置してい
    る、請求項1記載の燃料噴射ポンプ。
  5. 【請求項5】 第2の端面側の制御縁(18)及び第3
    の端面側の制御縁(20)が、ポンププランジャ(1)
    の半径方向平面に対して周方向で傾けられて延びてい
    る、請求項1記載の燃料噴射ポンプ。
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