JPH06299842A - 通電加熱可能な触媒担体の排気管への取付け構造 - Google Patents

通電加熱可能な触媒担体の排気管への取付け構造

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JPH06299842A
JPH06299842A JP8991493A JP8991493A JPH06299842A JP H06299842 A JPH06299842 A JP H06299842A JP 8991493 A JP8991493 A JP 8991493A JP 8991493 A JP8991493 A JP 8991493A JP H06299842 A JPH06299842 A JP H06299842A
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JP
Japan
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catalyst carrier
exhaust pipe
outer cylinder
bellows
catalyst support
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Withdrawn
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JP8991493A
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English (en)
Inventor
Masakatsu Sanada
昌克 真田
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Nippon Steel Corp
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Nippon Steel Corp
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベローズを用いないでシール性の維持と熱膨
張の吸収が可能な、通電加熱可能な触媒担体の排気管へ
の取付け構造を提供すること。 【構成】 外筒4に電極1、19を絶縁材2、18を介
して剛に固定することにより、シール性を維持し、電極
1、19に径方向に弾性変形可能な応力吸収電極板6、
15を介して、通電加熱可能な触媒担体8を支持するこ
とにより、熱膨張を吸収させた。ベローズと異なり、触
媒担体8を剛支持でき、かつベローズの損傷のような排
気ガスの洩れの問題が生じにくい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通電加熱可能な触媒担
体の排気管への取付け構造から成る。
【0002】
【従来の技術】エンジン始動時に多量生成するHC(炭
化水素)の大気中への排出を低減するために、排気管に
通電加熱可能な触媒を設けて、エンジン始動時に通電し
て速やかに活性化温度に昇温する技術は知られている。
通電加熱式の触媒担体のエンジン排気管への取付けにお
いては、触媒と排気管との間の熱膨張差を吸収して触媒
を支持できること、また触媒担体に電気を供給する電極
が排気管を貫通する部位のシール性を確保できること
が、要求される。
【0003】上記の要求を満足するために、特開平4−
241716号は、ベローズを用いる構造を提案してい
る。この従来構造は、図7に示すように、ハニカムヒー
タ31に固定した電極32を外筒33を貫通して延ば
し、電極32に絶縁材碍子34を電極テーパ部35とナ
ット36との間に固定し、外筒33と碍子34との間に
ベローズ37を設けて、径方向熱膨張差を吸収しながら
外筒の電極貫通部位をシールするようにしてある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来構造はベ
ローズを用いていたため、対向する電極部の両方共ベロ
ーズ構造の場合は触媒担体の径方向位置が定まらないと
いう問題が生じ、対向する電極部の一方を剛固定、他方
をベローズ支持とした場合は剛固定部を中心にして触媒
担体が首振りを起しベローズにも剪断力がかかって損傷
を生じやすく、ベローズの損傷を生じた場合はシール性
が確保できなくなるという問題が生じる。
【0005】本発明の目的は、ベローズのように触媒担
体の位置不定、シールの損傷という新たな問題を生じる
おそれを伴うことなく、シール性の維持と熱膨張の吸収
が可能な通電加熱可能な触媒担体の排気管への取付け構
造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る通電加熱可能な触媒担体の排気管への取
付け構造は、次の構造から成る。すなわち、排気管の一
部を構成する外筒の中に通電加熱可能な触媒担体を配設
し、前記外筒に電極を絶縁材を介して剛に固定し、前記
電極と前記触媒担体とを、半径方向に弾性変形可能でか
つ導電材から成る応力吸収電極板にて接続した通電加熱
可能な触媒担体の排気管への取付け構造。
【0007】
【作用】上記本発明の構造においては、電極と外筒とは
絶縁材を介して剛に固定されているためシール性は低下
せず、触媒担体は応力吸収電極板にて半径方向に弾性変
形可能に電極に接続されているため、径方向熱膨張差を
吸収できる。また、応力吸収電極板による触媒担体の支
持は剛支持であり、かつベローズを用いていないため、
ベローズ損傷によるシール性の破壊という問題を伴わな
い。
【0008】
【実施例】以下に、本発明の望ましい実施例を図1〜図
6を参照して説明する。図1および図2において、エン
ジンの排気管の一部を構成する外筒4の中に、通電加熱
可能な触媒担体(ヒータハニカム)8が配設されてい
る。外筒4は両端をそれぞれ排気管の他の部分に溶接等
により接続される。外筒4の径方向に対向する位置に、
座3、17がそれぞれ溶接などで固定されており、外筒
4および座3、17には、触媒担体8に通電するための
電極1、19を挿通する穴があけられている。
【0009】この穴には、絶縁材2、18を介して正極
電極1、負極電極19が剛に支持され、電極1、19は
外筒4の外から中に外筒4、座3、17を貫通してい
る。電極1、19には、それぞれ、径方向に弾性変形可
能でかつ導電材からなる応力吸収電極板6、15が溶接
などにより導通可能に接合されている。応力吸収電極板
6、15は、たとえば図2に示すようなコ字状部材から
なり、コ字の対向辺を結ぶ方向が担体の半径方向となる
ようにセットされる。応力吸収電極板6、15は、触媒
担体8の半径方向の熱膨張を吸収緩衝する。なお、応力
吸収電極板6、15は、半径方向に弾性変形可能な導電
部材であればコ字状部材でなくてもよく、片側で0.5
mm程度の変形が吸収できればたとえば弧状部材、台形
状部材などであってもよい。
【0010】応力吸収電極板6、15と外筒4との間に
は、図3に示すような絶縁板5、16が介装されてお
り、応力吸収電極板6、15と外筒4とを互いに電気絶
縁している。一方、応力吸収電極板6、15は、直接又
は導電材の支持板7、14を介して、ハニカム表層9、
13にそれぞれ導通される。
【0011】触媒担体8は、図4に示すように、Al入
りステンレスの平箔20と波箔21とが接合された少な
くとも1本の箔アッセンブリを中心まわりにうず巻状に
巻回し、これを空気中で焼成してヒータ表面に酸化皮膜
の絶縁層23を形成し、これにアルミナを塗布したもの
から成る。このアルミナに触媒金属(Pt等)を担持し
て触媒とされている。ヒータ箔は周方向には導通してい
るものの半径方向には隣りのヒータ箔から絶縁層24に
より絶縁されており、表層9、10、11、13部位の
みにて半径方向に導通している。表層9、10、11、
13ではハニカムが端面溶接接合されており、図4の2
点鎖線より右側に示す部分25のように、その絶縁皮膜
23、24が溶融除去されて連続導通接合されている。
【0012】触媒担体8では、電気は主に表層9から表
層10と表層11にわかれて通り、表層13を通って流
れる。図1に示したように、表層10と表層11はその
電気通路が狭くなっているため、電気抵抗が大きく、主
にこの部分が電圧降下を伴なって発熱することになる。
図6は表層と他の部分を電気回路図で示したものであ
り、Rは抵抗、サフィックスの数字は部材の符号に対応
する。R8 が非常に大のため、R10、R11側に電流が主
に流れ、R10、R11はR9 、R13に比べて大のため、R
10、R11で発熱する。このように、触媒担体8を部分発
熱させることによってヒータに通電するためのバッテリ
容量を小さくでき、既存の車両搭載バッテリを利用でき
る。触媒担体8が部分加熱されて局部的に活性温度に達
すると、そこでのHC浄化の発熱も利用でき、それが周
囲の担体部分に熱伝達して、触媒全域を速やかに活性化
温度に上げることができる。
【0013】触媒担体8の外周と外筒4の内周との間に
は環状隙間が形成されている。この隙間は図5に示すよ
うに、環状のリテーナ26で上流側から覆われており、
ガスは触媒をバイパスして浄化されないで大気に放出さ
れることが防止されるようになっている。
【0014】つぎに、作用を説明する。エンジン始動時
に触媒担体8に通電され、触媒担体8は部分的に加熱さ
れ、加熱された部分は速やかに活性化温度に達し、HC
を浄化し始める。触媒全域が活性化温度に達すると、通
電は停止され、それ以後は排気ガス温度とHC、COの
酸化反応による発熱とによって触媒温度は維持される。
【0015】触媒担体8と外筒4との温度差などによっ
て、熱膨張差が生じるが、この熱膨張差は応力吸収電極
板6、15の弾性変形によって吸収される。応力吸収電
極板6、15は熱膨張差を吸収するように変形はするも
のの、ベローズのように径方向に自在に変形するもので
はないから、触媒担体8の位置は確定する。
【0016】また、電極1、19の外筒4からの支持は
絶縁材2、18を介しての剛支持であり、初期のシール
性は保たれる。しかもシール部は、従来のベローズのよ
うに大きな変形を伴わず、しかも熱荷重がかかるもので
ないから、耐久性がある。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、外筒に電極を絶縁材を
介して剛に支持したのでシール性の低下がなく、電極に
触媒担体を応力吸収電極板を介して柔に支持したので、
径方向の熱膨張差を吸収できる。しかも、ベローズを用
いていないので触媒担体の支持は確定しており、かつ耐
久性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る通電加熱可能な触媒担
体の排気管への取付け構造の正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【図3】図1の応力吸収電極板と絶縁板の斜視図であ
る。
【図4】図1のうち触媒担体の一部拡大正面図である。
【図5】リテーナとその近傍の拡大断面図である。
【図6】図1の構造の電気抵抗回路図である。
【図7】特開平4−241716号公報に開示された電
極構造断面図である。
【符号の説明】
1 電極 2 絶縁材 3 座 4 外筒 5 絶縁板 6 応力吸収電極板 7 支持板 8 触媒担体 9 表層 10 表層 11 表層 13 表層 14 支持板 15 応力吸収電極板 16 絶縁板 17 座 18 絶縁材 19 電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 排気管の一部を構成する外筒の中に通電
    加熱可能な触媒担体を配設し、前記外筒に電極を絶縁材
    を介して剛に固定し、前記電極と前記触媒担体とを、半
    径方向に弾性変形可能でかつ導電材から成る応力吸収電
    極板にて接続したことを特徴とする通電加熱可能な触媒
    担体の排気管への取付け構造。
JP8991493A 1993-04-16 1993-04-16 通電加熱可能な触媒担体の排気管への取付け構造 Withdrawn JPH06299842A (ja)

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Cited By (5)

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