JP3680320B2 - 自己発熱型触媒コンバータ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、自動車用の排気浄化装置としての触媒コンバータに係り、特に触媒作用を行なう物質の活性化を促進するために、触媒担体自体が発熱するようにした自己発熱型触媒コンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車用エンジンの排気経路内に触媒コンバータを介在させて、排気ガス中に含まれているCO,HCおよびNOx等の有害成分を無害な気体あるいは水に変換することが行われている。しかしながら、単に触媒コンバータのみを用いた場合、エンジンの始動初期の排ガスの温度が低い状態では、触媒物質が活性化されないために排気ガスが浄化されにくいという問題がある。
【0003】
このため、特開平2−223622号公報に記載されたものでは、主たる触媒コンバータとは別に自己発熱型ハニカム担体を備えている触媒コンバータを配設し、この自己発熱型ハニカム担体に通電加熱して、触媒物質の活性化を図ることが提案されている。この自己発熱型ハニカム担体は、波形の凹凸が連続的に折曲形成されて帯状をなす金属製の波板と、平坦な帯状をなす金属製の平板とを交互に重ね合わせて、それらを巻回もしくは積層して形成されたものである。
【0004】
従来の自己発熱型ハニカム担体においては、ハニカム担体の中心と外側面にそれぞれ電極を設けて、中心部から外側面に向かって電流を流すことにより金属製の担体を発熱させるという方法を取っている。古いものでは米国特許第3770389号明細書にも同様な構造を有する例が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
自己発熱型のハニカム担体に通電して発熱、昇温させるためには、波板と平板に所定の大きさの抵抗値を持たせる必要があるので、中心電極から外側面に向かって電流を流す従来の自己発熱型ハニカム担体の場合には、帯状の金属箔からなる波板と平板の長さを十分に長く取って抵抗値を確保する必要があった。
【0006】
その結果、従来のハニカム担体においては、ハニカム担体自身の熱容量が増大するので、通電時の昇温速度が極めて遅くなって、大電流を投入しなければエンジン始動後の早期に高い浄化性能が得られないという問題があった。
【0007】
また、エンジンの振動に対して十分な強度を得るためには、波板と平板との接触部分が機械的に接合されていることが望ましいが、電気的絶縁を保ちながら波板と平板とを接合することは非常に困難である。特に、中心電極から外側面に向かって電流を流す場合、波板と平板を溶接によって接合すると、溶接部分によってハニカム担体の内層と外層が短絡されるために所定の抵抗値を得ることができない。したがって、ハニカム担体を単純に溶接することはできず、十分な強度を有しながら電気的絶縁を保つことは非常に困難であった。
【0008】
また、従来の触媒コンバータでは、ハニカム担体に通電して昇温させる際に、発生した熱が波板および平板を構成する金属箔内の熱伝導により、ハニカム担体内で素早く全体に拡がってしまうので、ハニカム担体全体を活性化温度まで昇温させるには、非常に長い時間を要するという問題があった。特に、熱伝導率の大きい金属製メタル担体を用いる自己発熱型触媒コンバータでは、大電力を供給しなければ十分な浄化性能を得ることができないという大きな問題があった。
【0009】
以上述べたように自己発熱型ハニカム担体において抵抗値の確保と熱容量の低減、および省電力と高浄化率を両立させることは非常に困難であった。
【0010】
また、自己発熱型ハニカム担体には、900℃を越える高温の排気ガスと、エンジン本体を加振源とする強い振動が負荷されるため、極めて高い機械的耐久性が要求される。従来のハニカム担体は板厚50μm程度の薄いステンレス鋼の箔で構成されているのに対して、これを保持する外筒は板厚1mmを越える厚いステンレス鋼板によって構成されており、ハニカム担体が高温に晒された場合に外筒との温度差に起因して発生する熱応力によってハニカム担体が破損するという問題があったが、未だに有効な解決策がとられた例がない。
自己発熱型ハニカム担体の電極部分は、機械的耐久性は勿論、泥や水を被った場合にも腐食しないような耐腐食性が要求される。しかしながら、上述の従来技術においては、自己発熱型ハニカム担体の電極部分の構造に関する記載が全く無い上に、現在までに実用化された例もなく、実験的には試作されたことがあるとしても、振動に対する耐久性や、通電不良に代表される耐腐食性に関する信頼性等については多くの問題点を残している。
【0011】
本発明は、従来技術における上述のような問題点に鑑み、ハニカム担体の高抵抗化と低熱容量化を両立させると共に、ハニカム担体内での熱伝導を低減させることにより、触媒物質を少量の電力によって短時間内に活性化温度まで昇温させることができるような、しかも十分な耐久性と高い信頼性を有する自己発熱型触媒コンバータを得ることを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明は、エンジンの排気経路中に配置される自己発熱型金属製触媒コンバータにおいて、触媒物質を担持しているハニカム担体が金属製の平板と波板とから構成されており、前記平板および/または波板の少なくとも一部には開口としてのスリット部が形成されていて、それらの平板と波板を交互に積層および/または巻回して形成されており、前記平板および/または波板のスリット部に対してハニカムの軸方向に電流を流すことを可能とする電流流入・流出部が設けられ、前記電流流入・流出部は外筒の取付穴を貫通して外部へ突出する棒状電極を有し、前記棒状電極は前記外筒に対して絶縁部材を介して電気的に絶縁固定されていると共に、前記外筒の外部に突出させた少なくとも電流流入または流出部の一方の棒状電極の外筒取付穴には、前記外筒と同材質であって、少なくとも前記外筒よりも内側に入る絶縁部材を覆う円筒形状の覆い部材が配設されており、前記棒状電極を貫通して、前記棒状電極と電気的に絶縁を保った状態で、前記外筒に対して圧入、あるいは溶接固定、あるいはそれらの両方の手段によって固定されていることを特徴とする。
【0013】
【作用】
本発明によれば、ハニカム担体にスリット部を設けたことにより、従来のものに比較して高い電気抵抗を有する平板または波板を容易に得ることができる。
したがって、従来の如く、平板や波板に長い材料を必要としないため、熱容量の極めて小さいハニカム担体を実現することができ,僅かな電力によって短時間で触媒物質の活性化温度まで昇温させることができる。
【0014】
また、ハニカム担体の平板または波板に設けたスリット部によって軸方向の熱伝導を極めて小さくすることができるので、昇温時の熱を触媒コンバータ内に保熱させて昇温速度を高めることができる。そのため、この保熱効果によっても投入電力を小さくすることができる。
さらに、電極取出部は、絶縁部材を介して確実に電気的絶縁を確保しつつ、ゴム部材あるいは耐熱性ステンレス鋼の箔材からなるガスケット部材により、確実にシールすることができる。
また、電極取出部は円環状部材を介してハニカム担体に接合されるため、担体の確実な固定を実現する。
さらに、前記円環状部材がスリット部から1mm以上離れた位置に、径方向への変形自在に組み付けられているので、ハニカム担体の急激な熱膨張・収縮による破損を効果的に防止することができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明を実施することによって、容易にハニカム担体に所定の抵抗値を確保することができ、極めて熱容量が小さく、僅かな電力によって短時間内に触媒の活性化温度まで昇温させることができ、早期に高い浄化性能を得ることができる耐久性に優れたハニカム担体と、高い耐久性と、耐腐食性を有する電極構造を備えた自己発熱型触媒コンバータを提供することが可能となる。
【0016】
【実施例】
以下添付の図面を参照して本発明の第1の実施例を詳細に説明する。
図1は、本発明の第1実施例としての自己発熱型触媒コンバータにおいて、触媒を担持させた自己発熱型ハニカム担体の一部を断面とした側面を示したものである。また、図2は図1のII−II断面図、図3は図1において矢印III −III の方向に見た正面図、図4は図2において矢印IV−IVの方向に見た部分的な側面図である。さらに、図5は第1実施例におけるハニカム担体に使用される金属箔からなる平板に形成されるスリット列の形状を詳細に示す展開図、図6は電気的な配線を含むハニカム担体の斜視図である。
【0017】
これらの図に示すように、第1実施例のハニカム担体1においては、排気ガスの流入側となる上流端領域1aと、排気ガスの流出側となる下流端領域1bを除いた軸方向の中間の部分に、多数の開口の集まりであるスリット列2が形成されており、下流端領域1bには電流流入部である棒状電極3が取り付けられると共に、上流端領域1aには電流流出部である棒状電極4が取り付けられている。棒状電極3および4は、いずれも厚さ1mm以上の耐熱鋼から成る円環状部材5および6(以下、これらをリングと呼ぶ)に、それぞれ後述のような手段によって接続され、これらのリング5,6を介してハニカム担体1の上下流端領域1aおよび1bと機械的および電気的に接合されている。
【0018】
ハニカム担体1は、図5の展開図に示すように、帯状に長い金属箔からなる平板7と、同様な帯状に長い金属箔を図6に示すように波形に成形した波板8とを重ね合わせて渦巻き状に巻回させたものであるが、第1実施例の場合は、平板7の上流端領域7aと下流端領域7bを除いた軸方向中間の領域に、図5や図6に示したスリット列2を構成する多数の開口部7cが形成されていると共に、それに対応して、図示しない波板8の中間の領域にも同様な態様のスリット列の開口部が形成されている。
【0019】
また、この自己発熱型ハニカム担体1では、上流端領域1aと下流端領域1bとの間に通電するために、図6に示すように下流端領域1b側に電源9とスイッチ10を接続し、上流端領域1a側をアースすることにより、スリット列2に対して軸方向に電流を流す構成となっている。すなわち、下流端領域1bには図1〜図4に示すような電流流入用の棒状電極3が接続されていると共に、上流端領域1aには図2および図3に示すような電流流出用の棒状電極4が接続されており、これらの棒状電極3,4を通して電流がハニカム担体1に流入し、かつ流出するようになっている。
【0020】
上述のように、第1実施例のハニカム担体1のスリット列2は、図5に示す平板7について言えば、幅fの上流端領域7aと幅hの下流端領域7bとの間に形成される。このスリット列2は、渦巻方向に長さb、軸方向に長さdを有する略長方形の形状をなす開口部7cが、間隔cの位置を渦巻方向に長さbの半分の長さb/2の分だけ軸方向に互いにずらせて複数個形成すると共に、図示しない波板8にも、材料となる金属箔を波形に成形する前に、平板7の開口部7cと同様な開口部を予め形成することにより、平板7および波板8の双方が対応する領域において共にスリット列2を形成するようにしたものである。
【0021】
なお、平板7および波板8の材質としては、Crが18〜24wt%,Alが4.5〜5.5wt%,希土類金属(REM)が0.01〜0.2wt%で残部がFeからなるFe−Cr−Al組成のものを使用し、その板厚は、t=0.03〜0.05mmとする。
【0022】
次に、第1の実施例としての自己発熱型コンバータの電流流入部の構造について詳細に説明する。
電流流入部11は、図1に示すようにハニカム担体1に接合されるリング6に取り付けられるもので、リング6は一般的な耐熱ステンレス鋼、例えばSUS304、あるいはSUS430製で、その板厚は0.5〜2mmである。リング6は担体1のスリット列2が形成されている範囲から軸方向に1mm以上離れた位置に配設され、担体1の下流端領域1bに対して例えばレーザ溶接、ろう付け、抵抗溶接等の方法で接合されるが、好ましくは下流端領域1bの全域ではなく一部の範囲内で接合されている構成が良い。詳細に説明しないが、スリット列2との距離、上流端領域1aとの接合方法については、電流流出部12も電流流入部11と概ね同様である。
【0023】
また、後で説明する図9にも示すように、リング5の上流側端面は、それを排気管へ組付ける時にガスケットを保持することを目的として部分的な突出部が設けられている。リング5は、上記突出部以外の部分で上流側フランジ13と接合されている。
【0024】
図7は、図1における電流流入部11の部分を拡大して示したものである。
電流流入部11の構成部品である棒状電極3は、耐熱ステンレス鋼SUS304、あるいはSUS430等からなり、外筒14の取付穴14aを貫通して外部へ突出すると共に、Al2 3 を92%含む部分的に半径が大きくなった一対の絶縁固定用セラミック碍子15を支え、同時にリング6との接合部となる座16を有する構造となっている。
【0025】
また、外筒14には電極取付穴14aには、外筒14と同様に耐熱ステンレス鋼SUS304、あるいはSUS430等からなり、円筒形状の絶縁固定用セラミック碍子15を覆う覆い部材17が配設されている。
この覆い部材17には、棒状電極3を貫通して、それと電気的に絶縁を保った状態で、耐熱ステンレス鋼SUS304、あるいはSUS430製の円盤状のプラグ18が圧入されており、プラグ18と覆い部材17とを溶接接合することによって、棒状電極3が外筒14対して確実に絶縁固定される。
【0026】
一方、電流流入用の導線19には、円筒形状の第1の耐熱ステンレス鋼製パイプ20がかしめられており、このステンレス鋼製パイプ20と棒状電極3とが溶接によって固定されている。
この場合、棒状電極3の先端を円筒形状のステンレス鋼製パイプ20と同一の形状に加工しておけば、そのまま導線19を棒状電極3にかしめ加工によって固定することが可能であり、ステンレス鋼製パイプ20と棒状電極3とを固定するための溶接工程を省くことが出来ることは言うまでもない。
【0027】
また、電流流入用の導線19に取付られたステンレス鋼製パイプ20は、外筒14から近い部分を絶縁用セラミック繊維21によって被覆し、外筒から遠い部分を防水性の耐熱シリコンゴム22によって被覆した後、その上に第3の耐熱ステンレス鋼製パイプ23を被せてかしめ加工によって圧着する。ステンレス鋼製パイプ23の下端部には電極覆い部材17が溶接により固定される。溶接箇所を符号24によって示す。なお、本実施例では、防水性を高めるためにシリコンゴム22を被覆したが、絶縁用セラミック繊維21のみでも、ある程度の耐久性が得られることは言うまでもない。
【0028】
この場合、耐熱シリコンゴム22は、溶接箇所24から十分な距離が確保された場所に取付られているため、第3の耐熱ステンレス鋼製パイプ23の溶接時の熱によって溶損することはなく、電流流入用の導線19は、信頼性の高い状態で第3の耐熱ステンレス鋼製パイプ23や電極覆い部材17、および外筒14と絶縁固定され得る。さらに、耐熱性シリコンゴム22は、ハニカム担体1の最外周より約30mmの位置に取付られているので、この自己発熱型触媒コンバータの使用時においても200℃を越える高温になることはなく、実際に使用された時においても溶損の心配はない。
【0029】
また、図1の断面II−II部を示す図2に見られるように、この自己発熱型触媒コンバータにおいては、耐熱ステンレス鋼SUS304、あるいはSUS430製で、貫通穴を有しないものの円盤状のプラグ18と略同一の形状に加工された円盤状のプラグ25により、電極覆い部材17を完全に密閉することにより、電流流入用導線19を取付けないダミ−電極26を、円周上に120度間隔で2個形成している。
【0030】
このダミ−電極26は、電極覆い部材17と、部分的に半径が大きく一対の絶縁固定用セラミック碍子15を支えるための座16を有する電流流入棒3’と、円盤状のプラグ25とによって構成されている。また、電流流入棒3’と円盤状のプラグ25は、電気的絶縁を保つように隙間を設けて取付けられている。
このように、この自己発熱型触媒コンバータのハニカム担体1は、図2に示すように、円周方向に3点で外筒14に対して絶縁固定されている。
【0031】
同様に、第1の実施例における自己発熱型コンバータのハニカム担体1における電流流出部12の構造について詳細に説明する。
図8は、図2の電流流出部12の拡大図を示したものである。
電流流出部12は、電流流出用の導線27をかしめ加工によって圧着した円筒形状の第2の耐熱ステンレス鋼製パイプ28の先端を平板状に押圧加工して、この平板状部分28aと外筒14とを直接に溶接固定した構造となっている。
【0032】
第2のステンレス鋼製パイプ28と電流流出用の導線27との継目は、防水性の耐熱シリコンゴム29で被覆した後、その上に第4のステンレス鋼製パイプ30を被せて、かしめ加工により圧着することにより防水構造を構成している。前述の電流流入部11がハニカム担体1からの熱伝導を考慮する必要があったのに対し、電流流出部12は外筒14からの熱伝導を考慮すれば十分であるため、この電流流出部12におけるシリコンゴム29の取付位置は、電流流入部11よりも約10mm程度短くてよい。すなわち、シリコンゴム29は、外筒14から約20mmの位置に取付けられることによって、実際に使用された時の溶損を防止することができる。
【0033】
しかしながら、上述の構造とは別に、最も簡単に、電流流出部を構成する場合にば、アース側である電流流出部の導線27は、排気管のフランジ等に直接に溶接するか、あるいは電流流出部の導線27に図示しないターミナルを圧着した後にネジ締めによって固定してもよい。
【0034】
ここで、コスト的に許容されるならば、自己発熱型触媒コンバータに通電した時に発生する恐れがあるノイズを考慮して、電流流出部も電流流入部11と同様な構造とし、ハニカム担体1を完全に排気管からフローティング状態で固定することが最も優れた方法であることは言うまでもない。
【0035】
次に、第1実施例の自己発熱型触媒コンバータの製造方法を図9から図13を用いて説明する。まず、図9に示す第1工程であるハニカムの成形方法を図10と図11によって詳細に説明する。
【0036】
予め材料である平坦な帯状の金属箔7’または8’に加工されるスリット列2の開口部7cまたは8cは、図11に示すように、円盤状のトムソン刃31を軸方向に、必要なスリット状の開口の数だけ重ねあわせた上下のローラ32および33により形成される。スリット列2が加工された平板状の金属箔を、図10に示すように、製造したいハニカム体1の左右両方向から導き、その一方の金属箔7’を、噛み合っている一対の歯車のような形状の波板成形用ローラ34および35の間を通すことによって波板加工し、この波板8と平板7のスリット列2が相対向するように、所定寸法まで巻回してハニカム体1を形成する。
【0037】
第1実施例おけるハニカム担体1は、直径66mm,長さ67mmの寸法を有する。また、平板7および波板8は、Fe−Cr−Al−REM製で,板厚0.05mmの材料を使用しており、スリット2は、図5に示す各部分の寸法が、b=30mm,c=5mm,d=0.35mm,e=0.35mm,f=11mm,g=26.25mm,h=29.75mmとしている。また、波板6は、波の高さ1.45mm,波のピッチ4.75mmとしている。平板7と波板8は、図10に示すように、波板8の山部と谷部を、それぞれ上下2方向からYAGレーザ溶接機36および37によってレーザビーム溶接しながら巻回する。38は溶接箇所検出用のレーザ変位計であり、40および41は光ファイバケーブルであって、YAGレーザ溶接機36,37から照射されるレーザビームを分岐するためのものである。
【0038】
図9に示す第2工程は、第1工程において製造したハニカム担体1に電極流入用棒状電極3および3’を溶接するために使用する電極リング5および6の加工工程である。この拡大図を図12および図13に示す。図12はハニカム担体1を組み付ける前の電極リングの形状を示しており、図13は組み付け後の状態を示している。第3工程は電極リング5および6にハニカム担体1を取り付けるためのレーザ溶接工程である。
【0039】
この場合、このハニカム担体1の最外周は、波板8を2枚重ねにした状態となっている。これは、電極リング5および6とハニカム担体1をレーザ溶接する際に、ハニカム担体1の金属箔と電極リング5および6との熱容量の差によって発生する金属箔の溶損および溶接割れを防止するための構造である。
【0040】
また、この段階では、電極リング5および6は、ステンレス鋼の板材から、電極リング5および6が連結部42によって繋がった形に打ち抜き加工され、リングの部分が円筒状に成形された後にハニカム担体1に組付けられる。ここで、電極リング5および6の周方向の合わせ目には、それぞれ微小な幅の隙間67が開形成されており、円周は閉じていない。またその隙間は溶接によって閉じられることもない。電極リング5と6を接続している連結部42は、それに続く担持工程を考慮して、ハニカム1に接触しないようにリング5および6よりも外径側に張り出した形状となっている。また、連結部42を省略し、リング5,6を別々に組み付ける構成とすることも可能であることは言うまでもない。
【0041】
次に、ハニカム1の構造物をγ−Al2 3 を含有したスラリー中に含浸した後に焼成するウォッシュコート工程を行い、その後、触媒金属、例えばPt,Phを溶解した水溶液中に含浸して、再度、焼成する。
その結果、ハニカム担体1にγ−Al2 3 と触媒物質とが付着し、触媒機能が付加され、触媒コンバータを得ることができる。以上の担持工程完了後、連結部42は切りとられる。
【0042】
第5工程および第6工程はハニカム担体1を被覆する断熱材の切出工程とその組付工程である。
断熱材は短繊維セラミック材料43を長繊維セラミック材料44によって被覆し、排ガス流による短繊維セラミック材料43の飛散を防止している。
【0043】
第7工程および第8工程は、3つの部分に分割された外筒14の加工工程と、その組付工程である。前述のように外筒14には電流流入部11の覆い部材17が貫通する取付穴14aが加工されており、この取付穴14aに電流流入部11をはめ込むことにより外筒14を位置決めし、溶接によってハニカム担体1を固定する。
【0044】
第9工程および第10工程は上流側フランジ13および下流側フランジ46の加工工程とその組付工程である。第10工程において、上流側フランジ13はリング5と外筒14に溶接されるが、リング5とは部分的に接合され、熱伝導によるハニカムからの放熱を抑制する構成とすることが望ましい。
第10工程では、さらに電流流出部12の組付けを行い、電流流入用導線19と電流流出用導線27を取り付けてシール処理を行いう。
以上の工程を行うことにより、本発明の自己発熱型触媒コンバータを製造することができる。
【0045】
第1実施例においては、図5に示したような開口部7cからなるスリット列2を設けた場合に、スリット列2によって残された箔部分(b−c)/2×dの一本が約1Ω程度の抵抗値を有することになり、全体としては0.14Ω程度の高抵抗体を成立させることができる。
以上の構成の自己発熱型ハニカム担体1にエンジン始動後、直ちに10〜12Vで約70〜85Aの電流が流れる。
【0046】
図14は、実施例の自己発熱型触媒コンバータ47をエンジン48の排気通路49の途中に設けたエンジンの排気系統の全体構成を示したものである。図中、50は自己発熱型触媒コンバータ47の下流側に接続して設けられた熱容量の小さいサブ触媒を示しており、51はサブ触媒50のさらに下流側に接続された熱容量の大きいメイン触媒を示している。52は二次空気の取り入れ口を示す。エンジン48と実施例の自己発熱型触媒コンバータ47との間隔は0.3乃至1.5m程度とする。53はエンジンの運転制御を行う電子式制御装置であって、これには各種のセンサによって検出されるエンジン回転数や水温、バッテリ電圧等の信号が入力され、リレー54等に制御信号が出力される。従って、電子式制御装置53の指令によって、リレー54が棒状電極3および4の間のハニカム担体1へ流すバッテリ55からの電流を断続制御することになる。なお、図14における57は発電機を示す。
【0047】
図15は、図14において、実施例の自己発熱型触媒コンバータ47を直列4気筒2000ccのエンジン48の排気マニホルド56から0.3mの位置に取付け、そのエンジン48を搭載した自動車をLA#4パターンによって走行させた場合の昇温特性を示した線図であって、図16はその時のガス濃度を示した線図である。
【0048】
図15から明らかなように、実施例の自己発熱型触媒コンバータ47の内部に収容されている前述のようなハニカム担体1の内部温度は、約10secの時点で早くも400℃に達し、約20secの時点では(20secまではエンジン48はアイドリング状態)自己発熱型ハニカム担体1は600℃に加熱され、それによって触媒物質が活性化し、走行開始と同時に多量に排出される排気ガスを浄化することができる。その結果、図16に示すように、極めて高い浄化性能早期からが得られる。
【0049】
このように第1実施例の自己発熱型ハニカム担体1では、平板7および波板8にスリット列2を設けることによって、上流端領域1aと下流端領域1bとの間容易に高抵抗体を構成することができるので、従来のように抵抗値を得るために金属箔を長く取る必要がなく、低熱容量の極めてものを実現することができる。従って、このハニカム担体1に電流を流すことによって、僅かな電力で短時間に十分な温度まで昇温させることができ、触媒物質を迅速に活性化させることが可能になる。
【0050】
さらに、平板7および波板8に形成されたスリット列2が自己発熱型ハニカム担体1の軸方向に、スリット間隔の位置を軸方向に交互に長さの半分だけずらしているため、金属箔上を熱が伝わるときに大きく迂回することになるので、従来のスリット列を持たない自己発熱型ハニカム担体と比較して、熱伝導が極めて小さくなっている。
【0051】
例えば、図5に示し先に具体的に示したスリット寸法のものでは、その比は約6×10-4倍となり、通電昇温時の熱は、自己発熱型ハニカム担体1内に保熱されやすくなる。従って、昇温開始後、触媒物質の活性化温度に到達する箇所がハニカム担体1内に早期に発生し、この部分において早くから行われる触媒による排気ガスの浄化作用の触媒反応熱を受けて、他の部分が加熱されて二次的に活性化されるため、投入電力が少なくてもサブ触媒50やメイン触媒51の全体が早期に活性化して高い浄化率が得られる。
【0052】
さらに、実施例の自己発熱型ハニカム担体においては、波板8と平板7の触媒担持部分がレーザ溶接されているため、熱負荷やエンジン振動に対して極めて強く、優れた耐久性を有している。また、通電開始時に、スリット列2が他の部分にさきがけて昇温し、これに伴って、スリット列2の境界部には温度差による急激な熱膨張差が発生するが、電極リング5および6がスリット列2から軸方向に1mm以上距離をおいて取り付けられているため熱応力が緩和され、耐熱負荷性にもすぐれた構成となっている。
【0053】
図15および図16に特性を示した第1実施例の自己発熱型触媒コンバータ47は、排気ガスの熱を受けて早期に昇温することができるように、ハニカム担体1を排気マニホルド56に近接して取付けた例であるが、このような場所は自動車の走行中の高温の排気ガスや、エンジンの振動に直接にさらされる非常に厳しい環境下であるともいえる。しかしながら、この自己発熱型ハニカム担体1の電流流入部11は、外筒14等と完全に絶縁を保った状態で溶接によって固定されており、また、電流流入部11および電流流出部12ともシリコンゴム22,29により防水対策が施されているため、熱負荷やエンジンの振動に対しては極めて強く、耐久性や耐腐食性に問題を生じることはない。
【0054】
なお、第1実施例においては、自己発熱型ハニカム担体1に触媒を担持させた自己発熱型触媒コンバータ47を構成した。しかしながら、ハニカム担体において触媒を担持していない部分にスリット列2と同様なようなものを設けても、また、自己発熱型ハニカム担体自体1が小型であっても、触媒物質の活性化のために十分な発熱量を得ることができる。
【0055】
図17〜図19に、自己発熱型触媒コンバータの電極部に特徴を有する本発明の第2の実施例を示す。図17は第2実施例の自己発熱型触媒コンバータ58の全体の構成を一部断面として示すもので、図18は電流流入部59の拡大図、図19は構成部品の展開図である。
【0056】
第2実施例において、耐熱ステンレス鋼SUS304、あるいはSUS430製の電流流入部59の構成部品である棒状電極60は、第1の実施例の場合と同様に、外筒14の電極取付穴14aを貫通して外筒14の外部へ突出しているとともに、絶縁固定用のセラミック碍子61を支えるために、図19に示すように部分的に半径が大きくなった座62を形成している。また、外筒14には電極取付穴14aに、外筒14と同材質であって、耐熱ステンレス鋼SUS304、あるいはSUS430から製作された円筒形状の絶縁固定用セラミック碍子61の覆い部材63が配設されている。
【0057】
さらに、棒状電極60の先端にはネジ加工が施されており、Fe−Cr−Al−REM製で,板厚0.05mmの材料よりなる排気ガスシール用のガスケット64が5枚と、絶縁固定用のセラミック碍子65、さらに排気ガスシール用のガスケット64を5枚挟んで、耐熱ステンレス鋼SUS304製のナット66によってネジ締め固定され、その後、ナット66と棒状電極60が溶接固定された構造となっている。
【0058】
また、電流の流入導線は、その端部に圧着固定されたターミナルを、棒状電極60に形成されたネジに螺合する図示しない2個のナットによって螺着すると共に、溶接することによって棒状電極60に接続する。さらに、図示しないがアース側である電流流出部は、ターミナルを圧着した電流流出部の導線を直接に排気管のフランジ等に固定する構造となっている。
【0059】
以上のような第2実施例の構成によれば、ハニカム担体1の内部と外部との間は完全にシールされ、第1の実施例の場合と同様な防水構造が実現する。
なお、第2実施例においては、棒状電極60に絶縁固定用セラミック碍子61を支えるための座62を形成する構造としたが、これに代わって、ナットを用いてもよく、2つのナットによって、絶縁固定用セラミック碍子61および65を固定してもよい。
【0060】
図20〜図22に、自己発熱型触媒コンバータの電極リングに特徴を有する本発明の第3の実施例を示す。図20は第3実施例の電極リングのみの形状を示す斜視図であって、図21は図20の電極リングに前述の例におけるものと同様なハニカム担体1を組み付けた状態の斜視図である。
【0061】
第3実施例において、電極リング5および6は、それぞれ3つの部分5a,5b,5cと6a,6b,6cに分割されており、各分割片5a,5b,5cと6a,6b,6cは、それぞれ対応するものに対して軸方向の連結部42によって接続されている。そして、各分割片と連結部42との結合体は、隣接する分割片5a,5b,5c或いは6a,6b,6cの間に円周方向の微小な隙間67を残してハニカム担体1の外側に接合される(図21参照)。その後、第1実施例の場合と同様に、触媒担持工程の完了後に3本の連結部42が除去される。それ以降は、図9に示した第1実施例の場合と同じ工程を経て触媒コンバータとして完成する。なお、第3実施例では電極リング5および6をそれぞれ3つの分割片5a,5b,5cと6a,6b,6cに分割する例を示したが、分割の数はこれに限られる訳ではない。
【0062】
図22は第3実施例の変形例を示すもので、図20と対比すれば明らかなように、電極リング5および6は、隙間67に相当する部分やその他の部分において数個の深い切り込み68を形成されているが、それでも分割されることなく相互に繋がって円環状をなしている。隙間67が形成されていることによって、電極リング5および6は外径を拡張する方向への変形が可能になり、隙間67を設けた第1実施例や第3実施例の場合と同様な効果を奏することができる。触媒担持工程以降の製造工程は図9に示した第1実施例の場合と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の自己発熱型触媒コンバータの一部を断面とした側面図である。
【図2】図1におけるII−II断面図である。
【図3】図1において矢印III の方向に見た正面図である。
【図4】図2において矢印IVの方向に見た部分的な側面図である。
【図5】第1実施例におけるハニカム担体に使用される平板に形成されたスリット列の形状を詳細に示す展開図である。
【図6】第1実施例におけるハニカム担体の斜視図である。
【図7】第1実施例における電流流入部の拡大断面図である。
【図8】第1実施例における電流流出部の拡大断面図である。
【図9】第1実施例の自己発熱型触媒コンバータの製造工程を示す工程図である。
【図10】第1実施例におけるハニカム担体の製造装置を示す斜視図である。
【図11】第1実施例における金属箔にスリット列を加工する装置の斜視図である。
【図12】ハニカム担体を組み付ける前の電極リングの形状を示す斜視図である。
【図13】電極リングとハニカム担体を組み付けた後の状態を示す斜視図である。
【図14】エンジンの排気系統の全体構成を示す概念図である。
【図15】第1実施例の自己発熱型ハニカム担体の昇温特性を例示する線図である。
【図16】第1実施例の自己発熱型触媒コンバータを使用した場合のガス濃度を例示する線図である。
【図17】第2実施例におけるハニカム、外周リング、および電極の接合状態を一部断面として示す側面図である。
【図18】図17の一部である電流流入部を拡大して示す断面図である。
【図19】図18に示す電流流入部の分解斜視図である。
【図20】第3実施例の電極リングの形状を示す斜視図である。
【図21】図20の電極リングとハニカム担体を組み付けた状態を示す斜視図である。
【図22】第3実施例の電極リングの変形例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…自己発熱型ハニカム担体
1a…上流端領域
1b…下流端領域
2…スリット列
3,4…棒状電極
5,6…電極リング
7…平板
7a…上流端領域
7b…下流端領域
7c…開口部
8…波板
11…電流流入部
14…外筒
15…絶縁固定用セラミック碍子
16…座
17…電極覆い部材
18…プラグ
19…導線(電流流入用)
20…第1の耐熱ステンレス鋼製パイプ
21…絶縁用セラミック繊維
22…防水性の耐熱シリコンゴム
23…第3の耐熱ステンレス鋼製パイプ
24…溶接箇所
25…円盤状のプラグ
26…ダミ−電極
27…導線(電流流出用)
28…第2の耐熱ステンレス鋼製パイプ
29…防水性の耐熱シリコンゴム
30…第4のステンレス鋼製パイプ
31…トムソン刃
36,37…YAGレーザ溶接機
43…短繊維セラミック材料
44…長繊維セラミック材料
47…自己発熱型触媒コンバータ(第1実施例)
48…エンジン
50…サブ触媒
51…メイン触媒
53…電子式制御装置
58…自己発熱型触媒コンバータ(第2実施例)
59…電流流入部
60…棒状電極
61…セラミック碍子
62…座
63…電極覆い部材
64…ガスケット
65…セラミック碍子
66…ナット
67…隙間
68…切り込み

Claims (23)

  1. エンジンの排気経路中に配置される自己発熱型金属製触媒コンバータにおいて、触媒物質を担持しているハニカム担体が金属製の平板と波板とから構成されており、前記平板および/または波板の少なくとも一部には開口としてのスリット部が形成されていて、それらの平板と波板を交互に積層および/または巻回して形成されており、前記平板および/または波板のスリット部に対してハニカムの軸方向に電流を流すことを可能とする電流流入・流出部が設けられ、前記電流流入・流出部は外筒の取付穴を貫通して外部へ突出する棒状電極を有し、前記棒状電極は前記外筒に対して絶縁部材を介して電気的に絶縁固定されていると共に、前記外筒の外部に突出させた少なくとも電流流入または流出部の一方の棒状電極の外筒取付穴には、前記外筒と同材質であって、少なくとも前記外筒よりも内側に入る絶縁部材を覆う円筒形状の覆い部材が配設されており、前記棒状電極を貫通して、前記棒状電極と電気的に絶縁を保った状態で、前記外筒に対して圧入、あるいは溶接固定、あるいはそれらの両方の手段によって固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  2. 請求項1記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記棒状電極は、前記外筒に対して前記絶縁部材とガスケット部材を介して電気的に絶縁固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  3. エンジンの排気経路中に配置される自己発熱型金属製触媒コンバータにおいて、触媒物質を担持しているハニカム担体が金属製の平板と波板とから構成されており、前記平板および/または波板の少なくとも一部には開口としてのスリット部が形成されていて、それらの平板と波板を交互に積層および/または巻回して形成されており、前記平板および/または波板のスリット部に対してハニカムの軸方向に電流を流すことを可能とする電流流入・流出部が設けられ、前記電流流入・流出部は外筒の取付穴を貫通して外部へ突出する棒状電極を有し、前記棒状電極は前記外筒に対して絶縁部材を介して電気的に絶縁固定されていると共に、前記棒状電極が前記外筒に対して前記絶縁部材とガスケット部材を介して電気的に絶縁固定されている自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記ガスケット部材は数枚の耐熱製ステンレス鋼板であって、板厚0.03mmから0.2mmのFe−Cr−Al製のステンレス鋼の箔であることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記外筒の外部に突出させた電流流入および/または流出部である前記棒状電極にはネジ加工が施されており、前記棒状電極は絶縁部材を介して前記外筒に対して一対のナットによって螺着されることにより固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  5. 請求項4記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、電流流入および/または流出部の前記棒状電極は、前記外筒に対して螺着された後に、少なくとも前記外筒よりも外側の前記ナットが前記棒状電極と溶接によって固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記外筒の外部に突出させた電流流入および/または流出部である前記棒状電極は、前記外筒に対して内側方向に、前記外筒に固定される絶縁部材を支持するために、前記棒状電極よりも半径が大きい座となる部分を備えていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  7. 請求項1記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、電流流入および/または流出部に配設された前記絶縁部材の少なくとも1個以上の前記覆い部材に、前記棒状電極に対して電気的に絶縁を保った状態で、圧入、あるいは溶接固定、あるいはその両方の手段によって固定される円盤状のプラグを備えていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  8. 請求項記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記電流流入部に配設された前記絶縁部材の少なくとも1個以上の前記覆い部材に、前記棒状電極を貫通する貫通穴を有し、前記棒状電極に対して電気的に絶縁を保った状態で、圧入、あるいは溶接固定、あるいはその両方の手段によって固定される円盤状のプラグを備えていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  9. 請求項1からのいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、電流流入および/または流出部の前記棒状電極は、円筒形状の第1のステンレス鋼製パイプおよび/または第2のステンレス鋼製パイプにかしめられた電流流入および/または流出用の導線と、ネジ締め、あるいは溶接固定、あるいはその両方の手段によって固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  10. 請求項1からのいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、電流流入および/または流出部の前記棒状電極の少なくとも1つ以上の先端形状は、前記電流流入および/または流出用導線と、かしめ固定することができるように、円筒形状のくぼみを備えていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  11. 請求項1からのいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、電流流出部の前記棒状電極部は、先端が平板状態につぶされた円筒形状の第2のステンレス鋼製パイプにかしめられた電流流入用の導線と、前記外筒とを直接に溶接によって固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  12. 請求項9から11のいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、第1および/または第2のステンレス鋼製パイプは、その外周を防水性の耐熱ゴムによって被覆した後、第1のステンレス鋼製パイプを被覆する第3のステンレス鋼製パイプ、および/または第2のステンレス鋼製パイプを被覆する第4のステンレス鋼製パイプによってかしめられ、前記第3、および/または第4のステンレス鋼製パイプは、前記外筒あるいは前記電極覆い部材と溶接、あるいは、ねじ固定、あるいはその両方によって固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  13. 請求項から11のいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記第1および/または第2のステンレス鋼製パイプは、その外周をセラミック繊維によって被覆した後、前記第1および/または第2のステンレス鋼製パイプを被覆する前記第3のステンレス鋼製パイプ、および/または前記第2のステンレス鋼製パイプを被覆する前記第4のステンレス鋼製パイプによってかしめられ、前記第3および/または第4のステンレス鋼製パイプは、前記外筒あるいは電極覆い部材と溶接、あるいは、ねじ固定、あるいはその両方によって固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  14. 請求項から11のいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記第1および/または第2のステンレス鋼製パイプは、その外周の前記外筒に近い部分をセラミック繊維によって被覆し、前記外筒から遠い部分を防水性の耐熱ゴム、好ましくはシリコンゴムによって被覆した後、前記第1のステンレス鋼製パイプを被覆する前記第3のステンレス鋼製パイプ、および/または前記第2のステンレス鋼製パイプを被覆する前記第4のステンレス鋼製パイプによってかしめられ、前記第3および/または第4のステンレス鋼製パイプは、前記外筒あるいは前記電極覆い部材と溶接、あるいは、ねじ固定、あるいはその両方によって固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  15. 請求項1あるいは1のいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記第1および/または第2のステンレス鋼製パイプに被覆される防水性の耐熱ゴムは、ハニカム担体から30mm以上離れた位置に配設された後に、前記第1のステンレス鋼製パイプを被覆する前記第3のステンレス鋼製パイプ、および/または前記第2のステンレス鋼製パイプを被覆する前記第4のステンレス鋼製パイプによってかしめられ、前記第3および/または第4のステンレス鋼製パイプは、前記外筒あるいは前記電極覆い部材と溶接、あるいは、ねじ固定、あるいはその両方によって固定されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  16. 請求項1あるいは1のいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記第1および/または第2のステンレス鋼製パイプに被覆される防水性の前記耐熱ゴムは、前記外筒から20mm以上離れた位置に配設されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  17. 請求項1または1のいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、電流流入および/または流出部が、前記ハニカム担体のスリットが形成された部分を挟む上流側と下流側の円筒面にそれぞれ設置された略円環状の部材に接合され、前記略円環状の部材を介してハニカム担体に接合されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  18. 請求項1に記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記略円環状の部材が、前記ハニカム担体のスリット形成部から上流側および下流側へそれぞれ1mm以上離れた位置に配設されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  19. 請求項1に記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記略円環状の部材が、円環径を広げる方向に変形可能な構造を有していることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  20. 請求項19に記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記略円環状の部材が、それぞれ一枚のステンレス鋼板から形成され、円環状に閉じていないことによって、円環径を広げる方向に変形可能に構成されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  21. 請求項19に記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記略円環状の部材が、それぞれ少なくとも二枚のステンレス鋼板から形成され、円環状に閉じていないことによって、円環径を広げる方向に変形可能に構成されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  22. 請求項19に記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記略円環状の部材が、円筒面に少なくとも一箇所のたわみ部を有することによって、円環径を広げる方向に変形可能に構成されていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
  23. 請求項19から2のいずれかに記載の自己発熱型触媒コンバータにおいて、前記略円環状の部材が、ハニカムコンバータの上流側と下流側の少なくとも一方の開口端にガスケットを保持するための部分円管状の突出部を備えていることを特徴とする自己発熱型触媒コンバータ。
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