JP3155988B2 - 内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置

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JP3155988B2 JP00419493A JP419493A JP3155988B2 JP 3155988 B2 JP3155988 B2 JP 3155988B2 JP 00419493 A JP00419493 A JP 00419493A JP 419493 A JP419493 A JP 419493A JP 3155988 B2 JP3155988 B2 JP 3155988B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、それ自身を発熱させる
ことにより、内燃機関の暖機以前に触媒を活性化させ、
その時の排気ガスの浄化を可能にする通電発熱式の排気
浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】このような排気浄化装置は、触媒を担持
するメタル箔を渦状に積層することによって形成される
メタルモノリス担体を発熱体として利用するものであ
る。このメタルモノリス担体は、通電のための二つの電
極がその外周部に設けられている場合、メタル箔は中心
部で連結される互いに反対方向の二つの渦を形成する。
この構造において、各渦を形成するメタル箔が互いに半
径方向に隣接するために、特に外周部においては二つの
電極間に印加されるのと同等の電圧がこれらのメタル箔
の間に作用し、通常のアルミナ被覆等ではショートする
可能性がある。
【0003】従って、半径方向に隣接するメタル箔間に
作用する電圧を小さなものとするために、一方の電極を
メタルモノリス担体の中心に配置するものが一般的に使
用されている。この中心電極は、メタルモノリス担体の
外周部を保持する他方の電極となる外筒の外側に設けら
れた電源と電気的に接続されるために、電気的に絶縁さ
れてこの外筒部を貫通するように形成される。この構造
において、排気ガス温度の上昇に伴い外筒及び中心電極
が加熱されると、両者はそれぞれの機能に適した材料に
より形成されるために通常異なる熱膨張係数を有し、ま
た排気ガスの温度分布に差が生じるために、両者の間に
は軸線方向の熱膨張差を生じ、メタルモノリス担体の中
心部はその外周部に対してこの熱膨張差分だけ軸線方向
に変形させられる。
【0004】メタルモノリス担体が軸線方向に充分な長
さを有していれば、半径方向の溶接等を工夫することに
よりこの変形に対しての追従性を持たせることが可能と
なるが、近年、このようなメタルモノリス担体は、省電
力化のために軸線方向長さが短くなっているために、前
述の変形に対する追従性を持たせることができず、この
変形によってメタルモノリス担体に発生する剪断応力が
その機械的な寿命をかなり低下させる問題を有してい
る。特表平3−504405号公報には、中心電極に湾
曲部を設け、この湾曲部の弾性変形により前述の熱膨張
差を吸収させようとする通電発熱式の排気浄化装置が記
載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、中心電極は電
気抵抗を小さなものとしないとメタルモノリス担体を充
分に発熱させることができないために、この中心電極の
直径は比較的太いものとなってその剛性は高くなり、一
方メタル箔により形成されるメタルモノリス担体の剛性
は比較的低いものであるために、前述の熱膨張差に対し
て中心電極の湾曲部が弾性変形するとは考えにくく、依
然としてメタルモノリス担体は前述のように変形させら
れ、前述の問題を解決することにはならない。
【0006】従って、本発明の目的は、中心電極と外筒
部の熱膨張差によりもたらされるメタルモノリス担体の
変形をかなり小さくして、その機械的な寿命の低下を防
止することのできる内燃機関の排気浄化装置を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1に
記載の内燃機関の排気浄化装置は、中心電極と、他方の
電極を形成する外筒部と、前記中心電極及び前記外筒部
を電気的に接続すると共に触媒を担持するメタル箔によ
り形成されるメタルモノリス担体とを具備し、前記中心
電極が前記外筒部の外側に設けられた電源へ電気的に接
続されるために電気的に絶縁されて前記外筒部を貫通す
る内燃機関の排気浄化装置において、前記外筒部におけ
る前記メタルモノリス担体の接続部側の部分と、前記外
筒部における前記中心電極の貫通部側の部分との間に
は、排気ガス温度上昇に伴う前記メタルモノリス担体に
作用する前記中心電極と前記外筒部との熱膨張差を吸収
するように前記接続部側の部分と前記貫通部側の部分と
の軸線方向の相対的な強制離間をもたらす熱膨張部材が
配置されていることを特徴とする。また、本発明による
請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置は、中心電極
と、他方の電極を形成する外筒部と、前記中心電極及び
前記外筒部を電気的に接続すると共に触媒を担持するメ
タル箔により形成されるメタルモノリス担体とを具備
し、前記中心電極が前記外筒部の外側に設けられた電源
へ電気的に接続されるために電気的に絶縁されて前記外
筒部を貫通する内燃機関の排気浄化装置において、前記
外筒部における前記メタルモノリス担体の接続部と前記
中心電極の貫通部との間には外周方向に延在する屈曲部
が設けられ、前記屈曲部には排気ガス温度上昇に伴って
熱膨張して前記屈曲部を押し広げる部材が配置されてい
ることを特徴とする。また、本発明による請求項3に記
載の内燃機関の排気浄化装置は、中心電極と、他方の電
極を形成する外筒部と、前記中心電極及び前記外筒部を
電気的に接続すると共に触媒を担持するメタル箔により
形成されるメタルモノリス担体とを具備し、前記中心電
極が前記外筒部の外側に設けられた電源へ電気的に接続
されるために電気的に絶縁されて前記外筒部を貫通する
内燃機関の排気浄化装置において、前記外筒部における
前記メタルモノリス担体の接続部側の部分と、前記外筒
部における前記中心電極の貫通部側の部分とは、排気ガ
ス温度上昇に伴う前記メタルモノリス担体に作用する前
記中心電極と前記外筒部との熱膨張差を吸収するように
前記接続部側の部分と前記貫通部側の部分との軸線方向
の相対的な移動を許容する導電性の低剛性部材によって
接続されていることを特徴とする。また、本発明による
請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置は、中心電極
と、他方の電極を形成する外筒部と、前記中心電極及び
前記外筒部を電気的に接続すると共に触媒を担持するメ
タル箔により形成されるメタルモノリス担体とを具備
し、前記中心電極が前記外筒部の外側に設けられた電源
へ電気的に接続されるために電気的に絶縁されて前記外
筒部を貫通する内燃機関の排気浄化装置において、前記
メタルモノリス担体は、前記外筒部内に位置する部材へ
外周部において電気的及び機械的に接続され、前記部材
は、導電性で低剛性の保持部材によって前記外筒部に接
続されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1に記載の内燃機関の排気浄化装置は、
外筒部におけるメタルモノリス担体の接続部側の部分
と、外筒部における中心電極の貫通部側の部分との間に
配置された熱膨張部材が、中心電極と外筒部の熱膨張時
にメタルモノリス担体に作用する両者の熱膨張差を吸収
するように外筒部における接続部側の部分と貫通部側の
部分との軸線方向の相対的な強制離間をもたらすため
に、熱膨張差によるメタルモノリス担体の変形が抑制さ
れる。請求項2に記載の内燃機関の排気浄化装置は、外
筒部におけるメタルモノリス担体の接続部と中心電極の
貫通部との間には外周方向に延在する屈曲部が設けら
れ、屈曲部は排気ガス温度上昇に伴って熱膨張する部材
によって押し広げられるために、中心電極と外筒部の熱
膨張時にメタルモノリス担体に作用する両者の熱膨張差
は吸収され、熱膨張差によるメタルモノリス担体の変形
が抑制される。請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装
置は、外筒部におけるメタルモノリス担体の接続部側の
部分と、外筒部における中心電極の貫通部側の部分とを
接続する導電性の低剛性部材が、中心電極と外筒部の熱
膨張時にメタルモノリス担体に作用する両者の熱膨張差
を吸収するように、外筒部における接続部側の部分と貫
通部側の部分との軸線方向の相対的な移動を許容するた
めに、熱膨張差によるメタルモノリス担体の変形が抑制
される。請求項4に記載の内燃機関の排気浄化装置は、
メタルモノリス担体が、外筒部内に位置する部材へ外周
部において電気的及び機械的に接続され、この部材は、
導電性で低剛性の保持部材によって外筒部に接続されて
いるために、外筒部に対するメタルモノリス担体の軸線
方向における相対的な移動が可能となり、中心電極と外
筒部の熱膨張時にメタルモノリス担体に作用する両者の
熱膨張差は吸収され、熱膨張差によるメタルモノリス担
体の変形が抑制される。
【0009】
【実施例】図1は、本発明による排気浄化装置の第一実
施例を示す断面図である。同図において、1は一対の平
らなメタル箔及び波状のメタル箔を渦状に配置すること
によって形成されるメタルモノリス担体であり、両メタ
ル箔には触媒が担持されると共にアルミナ等の絶縁被覆
が形成されている。メタルモノリス担体1の中心部は中
心電極2に、またその外周部は金属製の外筒3に、それ
ぞれ電気的及び機械的に接続されている。
【0010】中心電極2は、外筒3の外側に設けられた
電源(図示せず)に電気的に接続されるために外筒3を
貫通し、絶縁材から形成される端子座4によって外筒3
に電気的に絶縁されて保持される。
【0011】このように構成された排気浄化装置は、機
関冷間始動等において、中心電極2と外筒3との間に電
圧を印加することによって、メタルモノリス担体が良好
に発熱し、それに担持される触媒を活性化させて、この
時においても排気ガスの浄化を可能とする。
【0012】本実施例の排気浄化装置は、小さな容量の
電源でも充分な発熱を可能とするために、メタルモノリ
ス担体1の電気抵抗を大きくすべくその軸線方向の長さ
が比較的短くされると共に、中心電極2の電気抵抗を小
さくすべくその直径が比較的大きくされている。また、
中心電極2には、その外筒半径方向に延在する部分の長
手方向熱膨張を吸収するための湾曲部2aが形成されて
いる。さらに、外筒3の中心電極2貫通部とメタルモノ
リス担体1の接続部との間には、半径方向外側に突出す
る屈曲部3aが設けられ、この屈曲部3aの内側には外
筒3の材料の熱膨張係数より少なくとも大きな熱膨張係
数を有する材料から形成されたリング5がはめ込まれて
いる。
【0013】中心電極2の材質は通電性能及び機械的強
度を重視して選択され、一方外筒3の材質は機械的強度
及びそのコストを重視して選択されるために、両者は異
なる材質により形成されている。機関冷間始動時のよう
に排気ガス温度が低い時は問題とはならないが、排気ガ
ス温度の上昇に伴い中心電極2及び外筒3が加熱される
と、両者の材質の違いによる熱膨張係数の違い、及び特
に両者を加熱する排気ガス温度の違いにより、両者の間
に軸線方向の熱膨張差が生じることになる。この熱膨張
差はメタルモノリス担体1の軸線方向の変形をもたら
し、この変形により発生する剪断応力がメタルモノリス
担体1の機械的な寿命を著しく低下させる。
【0014】一般的に、外筒3内を通る排気ガスは、外
筒3近傍において外気により冷却されるために、中心部
程その温度が高くなっている。それにより前述の熱膨張
差は、中心電極2の方が外筒3より熱膨張することによ
って生じる。しかし、本実施例における外筒3には、中
心電極2貫通部とメタルモノリス担体1の接続部との間
に屈曲部3aが設けられ、この屈曲部3aの内側にはリ
ング5がはめ込まれているために、このリング5の材質
及び軸線方向長さを、外筒3及び中心電極2の材料にお
ける熱膨張係数の差と、それぞれに作用する排気ガス温
度の差とを考慮して適当に選択することで、このリング
5の熱膨張が外筒3の屈曲部3aを弾性変形の範囲で強
制的に押し広げ、中心電極2の熱膨張と外筒3の延びを
等しくすることが可能となり、メタルモノリス担体1の
軸線方向の変形を防止することができる。それにより、
メタルモノリス担体1の機械的な寿命の低下は防止され
る。こうして、リング5は、排気ガス温度上昇に伴うメ
タルモノリス担体1に作用する中心電極2と外筒3との
熱膨張差を低減するように、外筒3におけるメタルモノ
リス担体1の接続部側の部分と外筒3における中心電極
2の貫通部側の部分との軸線方向の相対的な強制離間を
もたらす熱膨張部材として機能する。
【0015】図2は、本発明による排気浄化装置の第二
実施例を示す断面図である。第一実施例との違いについ
てのみ以下に説明する。本実施例における外筒3’は、
第1、第2、及び第3部材から構成されている。第1部
材31はメタルモノリス担体1が位置する所において分
割され、少なくともメタルモノリス担体1の軸線方向長
さ以上の空間を形成するように配置されている。第2部
材32は第1部材の空間以上の軸線方向長さを有し、空
間を覆うように第1部材31の外側に配置されており、
メタルモノリス担体1の外周部が電気的及び機械的に接
続されている。第3部材33は、第2部材32及び第1
部材31の空間を気密に覆うように第1部材31に接続
されている。
【0016】第2部材32は、第1部材31及び第3部
材33にワイヤメッシュ等の高い通電性能を有しかつ剛
性の低い材料から形成された四つのリング状保持部材6
によって接続されている。
【0017】このように構成された排気浄化装置は、中
心電極2と外筒3’の第1部材31又は第3部材33と
の間に電圧を印加することで、保持部材6を介してメタ
ルモノリス担体1における通電が実現され、前述の実施
例と同様に機関冷間始動時等の排気ガスの浄化が可能と
なる。
【0018】また、排気ガスの温度上昇に伴う中心電極
2と外筒3’の軸線方向における熱膨張差は、保持部材
6の材料を適当に選択して、その剛性をメタルモノリス
担体1の剛性よりかなり低くすることで、メタルモノリ
ス担体1を変形させるのではなく、保持部材6が外筒
3’の第2部材32を前述の熱膨張差だけ軸線方向に移
動させるように変形して吸収するために、メタルモノリ
ス担体1の機械的な寿命の低下を防止することができ
る。こうして、保持部材6は、排気ガス温度上昇に伴う
メタルモノリス担体1に作用する中心電極2と外筒3’
との熱膨張差を低減するように、外筒3’におけるメタ
ルモノリス担体1の接続部側の部分32と外筒3’にお
ける中心電極2の貫通部側の部分との軸線方向の相対的
な移動を許容する低剛性部材として機能する。
【0019】本実施例のように構成することなく、保持
部材6と同等の材料で中心電極2を形成することによっ
ても前述の熱膨張差に対するメタルモノリス担体1の変
形を防止することができるが、中心電極2は常時排気ガ
スにさらされるために、排気ガスの圧力に対する機械的
な強度が必要であり、このような構成は実現不可能であ
る。本実施例の構成において、保持部材6は外筒3’の
第1部材31の外側に配置されているために、直接的に
排気ガスの圧力が作用することはなく、それに対する機
械的な強度は考慮する必要がないために、その剛性を充
分に低くすることができる。
【0020】また、第1実施例は外筒3の屈曲部3aに
リング5をはめ込むものであるが、屈曲部3aを省略し
て外筒3のその部分をリング5と同等な材料により構成
するようにしても同様な効果を得ることができる。
【0021】
【発明の効果】このように、本発明による請求項1に記
載の内燃機関の排気浄化装置によれば、外筒部における
メタルモノリス担体の接続部側の部分と、外筒部におけ
る中心電極の貫通部側の部分との間に配置された熱膨張
部材が熱膨張して、中心電極と外筒部の熱膨張時にメタ
ルモノリス担体に作用する両者の熱膨張差を吸収するよ
うに外筒部における接続部側の部分と貫通部側の部分と
の軸線方向の相対的な強制離間をもたらすために、熱膨
張差によるメタルモノリス担体の変形が抑制される。そ
れにより、メタルモノリス担体の機械的な寿命は低下す
ることなく充分に維持される。また、本発明による請求
項2に記載の内燃機関の排気浄化装置によれば、外筒部
におけるメタルモノリス担体の接続部と中心電極の貫通
部との間には外周方向に延在する屈曲部が設けられ、屈
曲部は排気ガス温度上昇に伴って熱膨張する部材によっ
て押し広げられるために、中心電極と外筒部の熱膨張時
にメタルモノリス担体に作用する両者の熱膨張差は吸収
され、熱膨張差によるメタルモノリス担体の変形が抑制
される。それにより、メタルモノリス担体の機械的な寿
命は低下することなく充分に維持される。また、本発明
による請求項3に記載の内燃機関の排気浄化装置によれ
ば、外筒部におけるメタルモノリス担体の接続部側の部
分と、外筒部における中心電極の貫通部側の部分とを接
続する導電性の低剛性部材が容易に変形して、中心電極
と外筒部の熱膨張時にメタルモノリス担体に作用する両
者の熱膨張差を吸収するように外筒部における接続部側
の部分と貫通部側の部分との軸線方向の相対的な移動を
許容するために、熱膨張差によるメタルモノリス担体の
変形が抑制される。それにより、メタルモノリス担体の
機械的な寿命は低下することなく充分に維持される。ま
た、本発明による請求項4に記載の内燃機関の排気浄化
装置によれば、メタルモノリス担体が、外筒内に位置す
る部材へ外周部において電気的及び機械的に接続され、
この部材は導電性で低剛性の保持部材によって外筒部に
接続されているために、保持部材が容易に変形して外筒
部に対するメタルモノリス担体の軸線方向における相対
的な移動が可能となり、中心電極と外筒部の熱膨張時に
メタルモノリス担体に作用する両者の熱膨張差は吸収さ
れ、熱膨張差によるメタルモノリス担体の変形が抑制さ
れる。それにより、メタルモノリス担体の機械的な寿命
は低下することなく充分に維持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による排気浄化装置の第一実施例を示す
断面図である。
【図2】本発明による排気浄化装置の第二実施例を示す
断面図である。
【符号の説明】
1…メタルモノリス担体 2…中心電極 3,3’…外筒 3a…屈曲部 5…リング 6…保持部材 31…第1部材 32…第2部材 33…第3部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−67609(JP,U) 特表 平3−504405(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/20 ZAB F01N 3/24 ZAB F01N 3/28 311 F01N 3/28 ZAB

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心電極と、他方の電極を形成する外筒
    部と、前記中心電極及び前記外筒部を電気的に接続する
    と共に触媒を担持するメタル箔により形成されるメタル
    モノリス担体とを具備し、前記中心電極が前記外筒部の
    外側に設けられた電源へ電気的に接続されるために電気
    的に絶縁されて前記外筒部を貫通する内燃機関の排気浄
    化装置において、前記外筒部における前記メタルモノリ
    ス担体の接続部側の部分と、前記外筒部における前記中
    心電極の貫通部側の部分との間には、排気ガス温度上昇
    に伴う前記メタルモノリス担体に作用する前記中心電極
    と前記外筒部との熱膨張差を吸収するように前記接続部
    側の部分と前記貫通部側の部分との軸線方向の相対的な
    強制離間をもたらす熱膨張部材が配置されていることを
    特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  2. 【請求項2】 中心電極と、他方の電極を形成する外筒
    部と、前記中心電極及び前記外筒部を電気的に接続する
    と共に触媒を担持するメタル箔により形成されるメタル
    モノリス担体とを具備し、前記中心電極が前記外筒部の
    外側に設けられた電源へ電気的に接続されるために電気
    的に絶縁されて前記外筒部を貫通する内燃機関の排気浄
    化装置において、前記外筒部における前記メタルモノリ
    ス担体の接続部と前記中心電極の貫通部との間には外周
    方向に延在する屈曲部が設けられ、前記屈曲部には排気
    ガス温度上昇に伴って熱膨張して前記屈曲部を押し広げ
    る部材が配置されていることを特徴とする内燃機関の排
    気浄化装置。
  3. 【請求項3】 中心電極と、他方の電極を形成する外筒
    部と、前記中心電極及び前記外筒部を電気的に接続する
    と共に触媒を担持するメタル箔により形成されるメタル
    モノリス担体とを具備し、前記中心電極が前記外筒部の
    外側に設けられた電源へ電気的に接続されるために電気
    的に絶縁されて前記外筒部を貫通する内燃機関の排気浄
    化装置において、前記外筒部における前記メタルモノリ
    ス担体の接続部側の部分と、前記外筒部における前記中
    心電極の貫通部側の部分とは、排気ガス温度上昇に伴う
    前記メタルモノリス担体に作用する前記中心電極と前記
    外筒部との熱膨張差を吸収するように前記接続部側の部
    分と前記貫通部側の部分との軸線方向の相対的な移動を
    許容する導電性の低剛性部材によって接続されているこ
    とを特徴とする内燃機関の排気浄化装置。
  4. 【請求項4】 中心電極と、他方の電極を形成する外筒
    部と、前記中心電極及び前記外筒部を電気的に接続する
    と共に触媒を担持するメタル箔により形成されるメタル
    モノリス担体とを具備し、前記中心電極が前記外筒部の
    外側に設けられた電源へ電気的に接続されるために電気
    的に絶縁されて前記外筒部を貫通する内燃機関の排気浄
    化装置において、前記メタルモノリス担体は、前記外筒
    部内に位置する部材へ外周部において電気的及び機械的
    に接続され、前記部材は、導電性で低剛性の保持部材に
    よって前記外筒部に接続されていることを特徴とする内
    燃機関の排気浄化装置。
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