JPH0629963U - 蓄圧式ハイブリッド自動車 - Google Patents

蓄圧式ハイブリッド自動車

Info

Publication number
JPH0629963U
JPH0629963U JP6697292U JP6697292U JPH0629963U JP H0629963 U JPH0629963 U JP H0629963U JP 6697292 U JP6697292 U JP 6697292U JP 6697292 U JP6697292 U JP 6697292U JP H0629963 U JPH0629963 U JP H0629963U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure
accumulators
pump motor
axis
vehicle body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6697292U
Other languages
English (en)
Inventor
秀一 中村
秀吉 村木
律美 石田
明伸 門井
長吉 中園
Original Assignee
日産ディーゼル工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産ディーゼル工業株式会社 filed Critical 日産ディーゼル工業株式会社
Priority to JP6697292U priority Critical patent/JPH0629963U/ja
Publication of JPH0629963U publication Critical patent/JPH0629963U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作動油が移動しても車体の安定性を損なわな
い。 【構成】 駆動軸に連結したポンプモータ4から運動エ
ネルギを回収して加速時などに動力として再生する蓄圧
式ハイブリッド自動車において、フレーム1の軸線に対
して等しい位置に所定の耐圧性能を備えた高圧アキュー
ムレータ6、6をそれぞれ配設する一方、これら高圧ア
キュームレータ6、6の外側に低圧アキュームレータ
7、7をそれぞれ設ける。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両の減速時に運動エネルギを回収して駆動エネルギとして利用す る蓄圧式ハイブリッド自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のハイブリッド自動車としては、例えば実開昭64−29029 号公報及び特開昭62−31522号公報に開示されるものが知られている。
【0003】 これらの装置は車輪駆動系に電磁クラッチ及びギヤを介してポンプモータを接 続し、このポンプモータの一方のポートを高圧側のアキュームレータに接続する とともに、他方のポートを低圧側のタンクに接続している。そして、車両の減速 時にはポンプモータを車輪駆動系に接続してポンプとして作動させることにより 、ポンプモータを負荷として車輪駆動系を制動するとともにアキュームレータに 高圧オイルを蓄圧して車両の運動エネルギを回収するよう構成される。アキュー ムレータに蓄圧されたエネルギは、例えば発進時などにポンプモータを車輪駆動 系に接続してモータとして作用させ、車輪駆動系の駆動エネルギとして使用する 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の装置においては、ポンプモータを介して高圧側のア キュームレータと低圧側のアキュームレータとの間で作動油を移動させており、 作動油がどちらか一方に片寄ると車両の安定性を損なう場合がある。
【0005】 そこで本考案は、作動油が移動しても車両の安定性を損なうことのない蓄圧式 ハイブリッド自動車を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】 本考案は、駆動軸に連結したポンプモータから減速時の運動エネルギを油圧に 変換するとともに蓄圧し、加速時などに動力として再生する蓄圧式ハイブリッド 自動車において、車体の軸線に対して対称な位置に第1のアキュームレータをそ れぞれ配設する一方、これら第1のアキュームレータの外側かつ車体の軸線に対 して対称な位置に第2のアキュームレータをそれぞれ設ける。
【0007】
【作用】
したがって、運動エネルギを回収する際にはポンプモータが車体の軸線から等 距離の外側左右に配設された第2のアキュームレータからの作動油を、車体の軸 線から等距離の左右に配設された第1のアキュームレータへ均等に圧送する一方 、エネルギを再生する際には左右に設けた第1のアキュームレータからの作動油 がポンプモータを駆動した後に第2のアキュームレータへ均等にそれぞれ流入し 、第1のアキュームレータと第2のアキュームレータとの間の作動油の移動が車 体の軸線に対して左右均等に行われるため車体のロール方向の安定を崩すことが ない。
【0008】
【実施例】
図1に本考案の実施例を示す。
【0009】 図1において、1ははしご状に形成されたフレームで、前方にエンジン2を搭 載する。エンジン2の出力軸はデファレンシャルギヤ10を介して駆動軸として の後輪3に連結されるとともに、デファレンシャルギヤ10を介してポンプモー タ4が連結する。
【0010】 フレーム1の後輪3の後方には、フレーム1の軸線から等距離かつ軸線と平行 な位置に高圧アキュームレータ6、6がフレーム1の外側左右に固定され、高圧 アキュームレータ6の外側にはフレーム1の軸線から等距離かつ軸線と平行な位 置に低圧アキュームレータ7がそれぞれ取り付けられる。なお、高圧アキューム レータ6は所定の耐圧構造を備えており、図示はしないが高圧の窒素ガス等を封 入するため、低圧アキュームレータ7より堅固な構造を備える。
【0011】 高圧アキュームレータ6、6は高圧油通路8、8を介してそれぞれ切換弁5に 接続され、低圧アキュームレータ7、7は低圧油通路9、9を介して切換弁5に 接続される。切換弁5は図示しない制御手段によって駆動され、運動エネルギ回 収モードでは低圧油通路9をポンプモータ4の図示しない入口ポートに、高圧油 通路8を同じくポンプモータ4の図示しない出口ポートに接続する一方、エネル ギ再生モードでは高圧油通路8をポンプモータ4の図示しない入口ポートに、低 圧油通路9をポンプモータ4の図示しない出口ポートに選択的に接続するよう設 定される。
【0012】 以上のように構成され、次に作用について説明する。
【0013】 図示しない制御手段によって運動エネルギ回収モードが選択されると、切換弁 5はポンプモータ4の入口ポート(図示せず)を低圧油通路9、9に接続する一 方、ポンプモータ4の出口ポート(図示せず)を高圧油通路8、8と接続する。 ポンプモータ4はデファレンシャルギア10を介して後輪3により駆動され、 低圧アキュームレータ7の作動油を高圧アキュームレータ6へ圧送するとともに 蓄積し、車両の運動エネルギが作動油の圧力に変換されて制動が行われる。この とき作動油は低圧アキュームレータ7、7から高圧アキュームレータ6、6へ常 時均等に移動するため、フレーム1の軸回りのモーメントが変化することなく車 体の安定は保持される。
【0014】 一方、エネルギ再生モードが選択された場合には、切換弁5はポンプモータ4 の入口ポート(図示せず)を高圧油通路8、8に接続する一方、ポンプモータ4 の出口ポート(図示せず)を低圧油通路9、9と接続する。
【0015】 ポンプモータ4は高圧アキュームレータ6、6からの作動油によりデファレン シャルギア10を介して後輪3を駆動し、ポンプモータ4を駆動した作動油は低 圧油通路9を介して低圧アキュームレータ7、7へ排出され、作動油の圧力が車 両の運動エネルギに変換される。このとき作動油は高圧アキュームレータ6、6 から低圧アキュームレータ7、7へ常時均等に移動するため、前記運動エネルギ 回収モードと同様にフレーム1の軸回りのモーメントが変化することなく車体の 安定は保持される。
【0016】 また、重量の大きな高圧アキュームレータ6、6を低圧アキュームレータ7、 7の内側、すなわちフレーム1の軸線に近接する位置に配設したため、高圧アキ ュームレータ6及び低圧アキュームレータ7の図示しない支持部材に加わる荷重 によって発生するフレーム1の捩りモーメントを抑制することができ、車体の変 形量を少なくすることができる。
【0017】 図2は他の実施例を示し、フレーム1の軸線から等しい距離の左右内側に高圧 アキュームレータ60、60を固定する一方、フレーム1の軸線から等しい距離 の左右外側に低圧アキュームレータ70、70を備えたものであり、その他の構 成及び作用は前記第1の実施例と同様である。
【0018】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、車体の軸線から等しい距離の左右に第1のアキ ュームレータをそれぞれ設け、第2のアキュームレータを第1のアキュームレー タの外側かつ車体の軸線から等しい距離の左右にそれぞれ設けたため、作動油の 移動に伴う車体の軸回りのモーメントの変化を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す概略図である。
【図2】他の実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 フレーム 4 ポンプモータ 5 切換弁 6 高圧アキュームレータ 7 低圧アキュームレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 門井 明伸 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内 (72)考案者 中園 長吉 埼玉県上尾市大字壱丁目一番地 日産ディ ーゼル工業株式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動軸に連結したポンプモータから減速
    時の運動エネルギを油圧に変換するとともに蓄圧し、加
    速時などに動力として再生する蓄圧式ハイブリッド自動
    車において、車体の軸線に対して対称な位置に第1のア
    キュームレータをそれぞれ配設する一方、これら第1の
    アキュームレータの外側かつ車体の軸線に対して対称な
    位置に第2のアキュームレータをそれぞれ設けたことを
    特徴とする蓄圧式ハイブリッド自動車。
JP6697292U 1992-09-25 1992-09-25 蓄圧式ハイブリッド自動車 Pending JPH0629963U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6697292U JPH0629963U (ja) 1992-09-25 1992-09-25 蓄圧式ハイブリッド自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6697292U JPH0629963U (ja) 1992-09-25 1992-09-25 蓄圧式ハイブリッド自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0629963U true JPH0629963U (ja) 1994-04-19

Family

ID=13331454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6697292U Pending JPH0629963U (ja) 1992-09-25 1992-09-25 蓄圧式ハイブリッド自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0629963U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093519A (ja) * 2009-10-01 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 液圧ハイブリッド車両

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011093519A (ja) * 2009-10-01 2011-05-12 Honda Motor Co Ltd 液圧ハイブリッド車両
US8820354B2 (en) 2009-10-01 2014-09-02 Honda Motor Co., Ltd. Liquid flow rate control valve
US8931514B2 (en) 2009-10-01 2015-01-13 Honda Motor Co., Ltd. Liquid flow rate control valve
US9150091B2 (en) 2009-10-01 2015-10-06 Honda Motor Co., Ltd. Liquid pressure circuit

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3622395B2 (ja) 制動装置
US7167783B2 (en) Apparatus and method for controlling regenerative braking of an electric vehicle
CN102348584A (zh) 制动系统、用于运行制动系统的方法以及用于制动系统的制造方法
EP3013660A2 (en) Energy efficient electric vehicle control system
EP3339071B1 (en) Regenerative energy capturing and launching assistant
CN101423055A (zh) 一种混合动力轿车再生制动系统的电子制动操纵系统
CN107697053A (zh) 一种电动汽车制动能量回收及再利用系统
CN110712635B (zh) 用于车辆的制动设备
EP1535826A3 (en) Hydraulic steering system for a four-wheel driven articulated vehicle
CN1242891C (zh) 汽车制动能和车轮振动能利用装置
JPH0629963U (ja) 蓄圧式ハイブリッド自動車
CN1397447A (zh) 电机反馈制动与液压制动联合控制的制动系统
CN101758824B (zh) 用于控制再生的液压制动装置的方法和再生的液压制动装置
CN102795216A (zh) 集成式汽车制动系统液压单元
JPH0629964U (ja) 蓄圧式ハイブリッド自動車
JP3742941B2 (ja) 制動エネルギ回生装置
JPH114504A (ja) 車両用制動装置
JP3167526B2 (ja) 車両用液圧駆動システム
KR100425902B1 (ko) 운동 에너지 재생기능을 갖는 제동장치
Ragavan et al. Design of a Pneumatic drive train with regenerative braking
CN209505839U (zh) 电动车辆
JP2987739B2 (ja) 車両のブレーキエネルギ回生システムの制御装置
JPH08127263A (ja) 制動エネルギ回生装置
JP3079859B2 (ja) 制動エネルギ回生装置
JPS5815539U (ja) 車両用駆動補助装置