JPH0629958U - 車両用ワイパー制御装置 - Google Patents
車両用ワイパー制御装置Info
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- JPH0629958U JPH0629958U JP6696792U JP6696792U JPH0629958U JP H0629958 U JPH0629958 U JP H0629958U JP 6696792 U JP6696792 U JP 6696792U JP 6696792 U JP6696792 U JP 6696792U JP H0629958 U JPH0629958 U JP H0629958U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】雨などの天候時に、ワイパーブレードによって
払拭された水滴が飛散して、開状態のドアや窓から車内
に侵入したり、乗員がドアを開けて昇降する際に乗員に
水滴が飛散するといった不具合を防止することを目的と
する。 【構成】ワイパースイッチ7は、ワイパーブレード5の
動作レベルを調整可能で、ワイパーブレード5は動作レ
ベルを1−2−3の順でワイパーブレード5の往復動作
の動作間隔を短く設定される。ワイパー制御ユニット8
では、ドア10や窓12の開状態を検出したときに、動
作レベルが2あるいは3で雨量が多いと判断される場合
には、ワイパーモーター4の供給電圧を低下させ、モー
ター4の回転速度を低減させる。
払拭された水滴が飛散して、開状態のドアや窓から車内
に侵入したり、乗員がドアを開けて昇降する際に乗員に
水滴が飛散するといった不具合を防止することを目的と
する。 【構成】ワイパースイッチ7は、ワイパーブレード5の
動作レベルを調整可能で、ワイパーブレード5は動作レ
ベルを1−2−3の順でワイパーブレード5の往復動作
の動作間隔を短く設定される。ワイパー制御ユニット8
では、ドア10や窓12の開状態を検出したときに、動
作レベルが2あるいは3で雨量が多いと判断される場合
には、ワイパーモーター4の供給電圧を低下させ、モー
ター4の回転速度を低減させる。
Description
【0001】
この考案は、乗員への水滴の飛散を防止する車両用ワイパー制御装置に関する ものである。
【0002】
一般に、車両用ワイパー装置は、車体に配設されたフロントウインドを払拭す るワイパーブレードと、フロントウインドの下方側の車体に配設され、ワイパー ブレードを駆動するワイパーモーターを備えたものがある(例えば特開昭57− 191150号公報参照)。このような技術においては、雨などの天候時による ワイパーブレードの作動中に、乗員がドアを開けたり、窓を開けたりした場合、 ワイパーブレードの往復運動によるガラス面上の水滴の払拭によって、払拭され た水滴が飛散して開放されたドアや窓から車内に侵入したり、乗員がドアを開け て昇降する際に乗員に水滴が飛散したりといった不具合が生じるといった問題が あった。
【0003】
ところで、車体に対して開閉自在に配設されたリヤウインドを、車体に設置さ れたワイパーモーターによって駆動されるワイパーブレードにより払拭する車両 用ワイパー装置において、リヤウインドが開状態のときに、ワイパーモーターへ の通電を停止し、ワイパーブレードの動作を禁止するものが提案されている(例 えば実開昭54−100342号公報参照)。この技術は、リヤウインドが開い ているとき、誤ってワイパーモーターを動作させると、ワイパーブレードが車内 に飛び込みワイパーブレードを損傷したりするといった不具合の防止を目的とす るものであるため、車体側部のドアから乗員が昇降する際に、乗員に水滴が飛散 するといった不具合や、あるいは車体側部の窓が開放された状態のときに、窓の 開放された部分から車室内に水滴が侵入するといった不具合の解決策とはならな い。
【0004】 この発明は上記のような点に鑑みてなされたもので、開閉体が開状態の場合に はワイパーブレードの動作を規制し、ワイパーブレードの払拭する動作によって 飛散した水滴が、開状態のドアや窓から車内に侵入したり、乗員がドアを開けて 昇降する際に乗員に水滴が飛散するといった不具合を防止することを目的とする 。
【0005】
請求項1記載の車両用ワイパー制御装置は、車体のドアの開状態あるいは摺動 可能な開閉体によって開閉される窓の開状態の少なくとも一方の開状態を検出す る開状態検出手段と、ウインドガラスを払拭するワイパーブレードを動作させる ワイパー駆動手段と、上記開閉体の開状態開該状態検出手段からの出力に基づい て上記ワイパー駆動手段による上記ワイパーブレードの動作を規制する規制手段 とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】 また、請求項2記載の車両用ワイパー制御装置は、雨量を検知する雨量検知手 段を備え、請求項1記載の上記規制手段は、上記開閉体が開状態の場合、雨量が 少量のとき、上記ワイパーブレードの動作の規制を禁止することを特徴とするも のである。
【0007】
上記の構成により、請求項1記載の考案では、開閉体が開状態の場合、規制手 段によってワイパー駆動手段によるワイパーブレードの動作が規制される。
【0008】 また、請求項2記載の考案では、雨量を検出する雨量検出手段を備え、規制手 段は、開閉体が開状態の場合、雨量が少量のときにワイパー駆動手段によるワイ パーブレードの動作を規制するものである。
【0009】
【考案の効果】 以上の如く、請求項1記載の考案では、雨などの天候時に、ワイパーブレード によって払拭された水滴が飛散して、開状態のドアや窓から車内に侵入したり、 乗員がドアを開けて昇降する際に乗員に水滴が飛散するといった不具合を防止す ることができる。
【0010】 また、請求項2記載の考案では、雨量に応じてワイパー駆動手段によるワイパ ーブレードの動作が規制されるため、雨量の少ない場合には、ワイパーブレード によるウインドガラスの払拭きをおこなうことができ、乗員の視界を確保するこ とができる。
【0011】
以下、本考案における実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
【0012】 図1、図2に示すように、車体前部1には、フロントガラス2が配設されてお り、フロントガラス2の近傍の車体側には、フロントガラス2の払拭をおこなう ワイパー機構部3が配設されている。ワイパー機構部3は、ワイパーモーター4 と、フロントガラス2面上に付着した雨等の水滴を払拭するワイパーブレード5 と、ワイパーモーター4の回転駆動をワイパーブレード5に伝達し、ワイパーブ レード5を往復移動させるリンク部6から構成されている。
【0013】 また、車室内の運転席の近傍には、ワイパーブレード5の往復動作の動作間隔 を3段階に調整するワイパースイッチ7が配設されており、動作レベルが1−2 −3の順序でワイパーブレード5の往復動作の動作間隔は短くなり段階的に水滴 を払拭する能力を向上させている。ワイパースイッチ5から出力される操作信号 はワイパー制御ユニット8に出力され、ワイパー制御ユニット8では、操作信号 を入力すると、操作信号に応じて電源電圧回路9に駆動信号を出力する。電源電 圧回路9は、ワイパーモーター4に供給する電圧を駆動信号に応じて調整するも のであり、駆動信号を入力すると、ワイパーモーター4はワイパースイッチ5の 動作レベルに応じた回転動作間隔および回転速度となるよう制御される。
【0014】 また、車体の側部には、ドア10とドア10に形成された窓11を開閉させる 窓ガラス12が配設されており、ドア10は乗員によるドアノブ13の操作によ って開閉されるもので、ドア10と車体とを係止する係止部分(図示せず)には 、ドアの開閉を検出するドア開閉検出センサ10aが設置されており、ドア10 が開状態のときはドア開信号をワイパー制御ユニット8に出力している。
【0015】 窓ガラス12は、ドアの車両内方側に設置されたパワーウインドスイッチ14 のスイッチ操作によってパワーウインドモーター15が駆動されることにより、 窓ガラス12の開閉動作をおこなうことができる。また、窓ガラス12の開度を 検出するため、パワーウインドモーター15にはエンコーダ16が配設されてお り、エンコーダ16によってパワーウインドモーター15の回転数が検出され、 この検出値はワイパー制御ユニット8に出力されている。
【0016】 ワイパー制御ユニット8は、ワイパースイッチ7から出力される3段階のワイ パー動作を指令する操作信号に基づいて、ワイパーブレード5の往復動作の動作 間隔の長短により雨量を検知する図示しない雨量検出手段を有している。また、 ワイパー制御ユニット8の図示しない規制手段では、ドア10や窓11の開状態 を検出したときに、ワイパーブレード5の動作レベルが2あるいは3で、ワイパ ーブレード5の往復動作の動作間隔が短くて雨量が多いと判断される場合には、 電源電圧回路9によりワイパーモーター4の供給電圧を低下させ、モーター4の 回転速度を低減させる。また、ドア10や窓11の開状態を検出したときに、ワ イパーブレード5の動作レベルが1で、ワイパーブレード5の往復動作の動作間 隔が短くて雨量が少ないと判断される場合には、電源電圧回路9によるワイパー モーター4の供給電圧を低下するといった規制は、禁止される。
【0017】 なお、窓11の開状態の検出の判断は、エンコーダ16から出力される回転数 によって、窓11が所定量以上(例えば窓11の上下方向に沿った全長の40% 以上)開放された場合、ワイパーブレード5の往復移動により飛散した水滴が窓 の開放された部分から侵入すると判断され、ワイパーモーター4の供給電圧が低 下される。 本実施例におけるの制御動作については、図3のフローチャートを参照して説 明する。
【0018】 まず、フローチャートをスタートしてステップS1に進み、ステップS1では 、ワイパースイッチ7の操作があるか否かを判断し、ワイパースイッチ7の操作 がある場合ステップS2に進み、ワイパースイッチ7の操作がない場合ステップ S1に戻る。ステップS2では、ドア10が開放されているか否かを判断し、ド ア10が開放されている場合ステップS3に進み、ドア10が閉塞されている場 合ステップS4に進む。ステップS3では、ワイパースイッチ7によってワイパ ーブレード5の動作レベルが2あるいは3に選択されている場合ステップS5に 進み、ワイパーブレード5の動作レベルが1の場合ステップS6に進む。ステッ プS5では、ワイパーモーター4への供給電圧を低下するよう電源電圧回路9に よる供給電圧の低下処理がおこなわれ、ステップS6に進み、ステップS6では ワイパーモーター4の駆動がおこなわれる。また、ステップS4では、窓11が 所定量以上開放されているか否かを判断され、窓11が所定量以上開放されてい る場合ステップS3に進み、所定量以上開放されていない場合ステップS6に進 む。
【0019】 以上示すように、本実施例においては、雨などの天候時に、ワイパーブレード 5によるフロントガラス2の払拭がおこなわれた場合にドア10や窓11が開状 態であって、雨量が多い状態であると判断されると、ワイパーブレード5の往復 移動の速度は、ワイパーブレード5の払拭の動作により水滴が飛散しない程度に 低減され、ワイパーブレード5によって払拭された水滴を飛散し難くすることが できる。これによって、ワイパーブレード5の動作によって飛散される水滴が、 開状態のドア10や窓12から車室内に侵入したり、乗員がドア10を開けて昇 降する際に乗員に水滴が飛散するといった不具合を防止することができるととも に、ワイパーブレード5の往復移動の速度が低減されてフロントガラス2の払拭 がおこなわれるため、乗員はウインドガラスによる視界を確保することができる 。
【0020】 また、雨量が少なく、ワイパーブレード5の動作によって水滴が飛散されない と判断される場合には、ワイパー制御ユニット8の規制手段によるワイパーブレ ード5の動作速度の低減が禁止される。つまり、ワイパーブレード5の動作速度 は低減されないため、ワイパーブレード5は通常の動作速度を維持することがで き、乗員の視界の十分な確保ができる。
【0021】 なお、本実施例においては、車両の開閉体として、ドア10および窓ガラス1 2について記載したが、車両の開閉体としては、車体の天井部に形成されたサン ルーフであってもよい。
【0022】 また、本実施例においては、フロントガラス2のワイパー機構部3について述 べたが、リアガラスを払拭するワイパー機構部においても、同様の制御をおこな ってもよいことは述べるまでもないことである。
【図1】図1は、本考案の実施例における概略図。
【図2】図2は、本考案の実施例における制御体系図。
【図3】図3は、本考案の実施例における制御フローチ
ャート。
ャート。
4…ワイパーモーター、5…ワイパーブレード、8…ワ
イパー制御ユニット、10…ドア、12…窓ガラス、1
4…ドア開閉検出センサ、16…エンコーダ
イパー制御ユニット、10…ドア、12…窓ガラス、1
4…ドア開閉検出センサ、16…エンコーダ
Claims (2)
- 【請求項1】車体のドアの開状態あるいは摺動可能な開
閉体によって開閉される窓の開状態の少なくとも一方の
開状態を検出する開状態検出手段と、ウインドガラスを
払拭するワイパーブレードを動作させるワイパー駆動手
段と、上記開閉体の開状態開該状態検出手段からの出力
に基づいて上記ワイパー駆動手段による上記ワイパーブ
レードの動作を規制する規制手段とを備えたことを特徴
とする車両用ワイパー制御装置。 - 【請求項2】雨量を検知する雨量検知手段を備え、上記
規制手段は、上記開閉体が開状態の場合、雨量が少量の
とき、上記ワイパーブレードの動作の規制を禁止するこ
とを特徴とする請求項1記載の車両用ワイパー制御装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6696792U JPH0629958U (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 車両用ワイパー制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6696792U JPH0629958U (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 車両用ワイパー制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0629958U true JPH0629958U (ja) | 1994-04-19 |
Family
ID=13331308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6696792U Pending JPH0629958U (ja) | 1992-09-25 | 1992-09-25 | 車両用ワイパー制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629958U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022102428A1 (ja) * | 2020-11-10 | 2022-05-19 | 株式会社デンソー | 洗浄制御装置、洗浄制御方法、及び洗浄制御プログラム |
-
1992
- 1992-09-25 JP JP6696792U patent/JPH0629958U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022102428A1 (ja) * | 2020-11-10 | 2022-05-19 | 株式会社デンソー | 洗浄制御装置、洗浄制御方法、及び洗浄制御プログラム |
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