JPH0629865A - 倍長単一誤り訂正2重誤り検出リード・ソロモン符号 の復号器 - Google Patents

倍長単一誤り訂正2重誤り検出リード・ソロモン符号 の復号器

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JPH0629865A
JPH0629865A JP5090845A JP9084593A JPH0629865A JP H0629865 A JPH0629865 A JP H0629865A JP 5090845 A JP5090845 A JP 5090845A JP 9084593 A JP9084593 A JP 9084593A JP H0629865 A JPH0629865 A JP H0629865A
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byte
circuit
check matrix
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、ハードウェア量の少ない高
速で動作する効率的な倍長単一誤り訂正2重誤り検出リ
ード・ソロモン符号の復号器を提供することである。一
バイトをbビットとしたとき、(2b+2)×2バイト
の長さの検査行列を用い、特に、情報ビット長128、
チェックビット長16の符号に対して有効である。な
お、単一誤りか2重誤りかを判定する手段を有してい
る。 【構成】復号器は、シンドローム生成手段、単一誤り訂
正手段、2重誤り判定手段、誤り検出手段等で構成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エラー訂正処理装置、
特に、倍長単−誤り訂正2重誤り検出リード・ソロモン
符号の復号器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】大容量の記憶装置においては、動作の信
頼度を向上させるために、誤り訂正/検出符号が必要で
ある。このため、1ビット誤り訂正/2ビット誤り検出
符号が用いられてきた。さらに半導体技術の進歩によ
り、数ビットの情報を1バイトとして、一個のメモリ素
子に格納されるようにもなった。この場合には、一個の
メモリ素子の障害のため数ビットまとめてエラーが生じ
る。この種の素子を用いた記憶装置に対しては、バイト
の誤りを検出または訂正可能な符号が効果的である。な
お、コンピュータでは、情報ビットとしては32,6
4,128が用いられる。本願発明は、このようなバイ
ト単位に誤り処理をする単−バイト誤り訂正2重バイト
誤り検出符号に関するものであり、特に、情報ビット1
28の場合に有効である。この種符号の従来例について
述べる。なお、本明細書において は行列の記号である。
【0003】まず、単−バイト誤り訂正2重バイト誤り
検出を行うリード・ソロモン符号の基本形を示す。GF
(2b)の原始元をαとすると検査マトリクスは次式と
なる。 ただし、q=2b。この符号の符号長n=b×(2b
2)であり、b=4のとき、n=72、情報ビットk=
60となり、情報ビット64、128の符号が構成でき
ない。
【0004】次に、金田、藤原(”Single Byte Error
Correcting-Double ByteError Detecting Codes for Me
mory Systems”, IEEE Trans. onComputer, C-31, NO.
7, July 1982)の符号は次式の検査マトリクスを用い
る。まず、GF(24)を構成するg(x)=x4+x+
1の随伴行列をTとする。なお、Tとαは本質的に同一
である。 として、さらに、H0の行を巡回させて、4倍の長さの
検査マトリクスHを作る。b=4であり、符号長n=9
×4×4=144、検査ビット長=16、情報ビット=
128である。モジュラ構成のため復号が複雑になる。
【0005】なお、金田、藤原 ”主記憶用誤り検出・
訂正符号”(日本電信電話公社、研究実用化報告第30
巻第4号、1981)に、各バイト位置において、バイ
ト誤り検出手段を用いる一般的な方法が述べられてい
る。
【0006】次に、特開昭52−123147号公報の
検査マトリクスは情報64ビットについて有効であり、
それについて述べられている。q=2bとしたとき、検
査マトリクスは次式になる。 これは、左半分のq−1列の基本行列を行巡回して、右
半分におき、4列の単位検査マトリクスを加えている。
b=4のとき、n=15×2×4+4×4=136、情
報ビットは120となる。情報ビットを128にするた
めには、3ブロック構造となり復号は複雑になる。な
お、実際の復号法に関しては実施例で述べる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】情報ビット128に対
して有効な単一バイト誤り訂正/2重バイト誤り検出符
号を構成する従来の符号はいずれも復号法が複雑にな
る。したがって、情報ビット128に対して有効な単一
バイト誤り訂正/2重バイト誤り検出符号の検査マトリ
クスを見いだし、復号動作が高速で、ハードウェア量の
少ない復号器を構成する必要がある。本発明はかかる問
題点を解決するために成されたものであって、情報ビッ
ト128に対して有効であり、一般的に、bビットを1
バイトとする単一バイト誤り訂正/2重バイト誤り検出
符号の検査マトリクスを見いだし、復号ステップあるい
は、ハードウェア量の少ない倍長単一誤り訂正2重誤り
検出リード・ソロモン符号の復号器を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1のエラー
訂正処理装置は、bビットを一バイトとし、単一バイト
誤り訂正/2重バイト誤り検出符号を採用し、q=2b
とし、 の検査行列を用いると共に、下記の(1)ないし(6)の手段
を含むことを特徴とする。 (1)上記検査行列を用いて、受信系列から、シンドロー
ムC1、C2、C3、C4を発生させるためのシンドローム
生成手段。ただし、C1は検査行列第1行目、C2は検査
行列第2行目、C3は検査行列第3行目、C4は検査行列
第4行目に対応する。 (2)シンドロームC1、C2、C3、C4がすべて零のとき
誤りなしと判定する手段。 (3)誤りのあるバイト位置を求める手段。 (4)誤りの大きさを求める手段。 (5)単一誤りのとき、誤りのあるバイト位置の情報を、
誤りの大きさを用いて訂正する手段。 (6)2重誤りを検出する手段。
【0009】本願の請求項2のエラー訂正処理装置は、
誤りのあるバイト位置を求める手段として、各バイト位
置において、誤りバイト検査手段をもうけたことを特徴
とする。この方法によると、ハードウェア量は増加する
が高速復号する。
【0010】本願の請求項3のエラー訂正処理装置は、
2重誤りを検出する手段の一部として、検査行列の左か
らq−1列のブロックおよび続くq−1列のブロック
の、それぞれのブロック内の2重誤りを検出するため
に、S0=C1+C2、S1=C3、S2=C4 とし、Z=S1
2+S0・S2=0が真のとき、単一誤りとし、偽のとき
は2重誤りと判定する2重誤り判定手段を含むことを特
徴とする。
【0011】
【作用】本発明に係る倍長単一誤り訂正2重誤り検出リ
ード・ソロモン符号の復号器は、効率的な検査マトリク
スを用いて、ハードウェア量の少ない復号器を構成して
おり、受信語を受け取るとシンドロームを発生させ、高
速に、単一バイト誤りを訂正し、2重バイト誤りを訂正
する。
【0012】
【実施例】以下、本願発明図面を参照して具体的に説明
する。まず、単一誤り訂正2重誤り検出(以下、SbE
C−DbEDと称す)リード・ソロモン(以下、RSと
称す)符号の復号原理について述べる。SbEC−DbE
D RS符号の生成多項式はGF(2b)の原始元をα
とするとき次式となる。 G(x)=(x+α0)(x+α)(x+α2) (4) したがって、誤りパタ−ンをE(x)=ΣYixi とす
るとシンドロ−ムは次式となる。ただし、(1)式の検
査ビット部(右3列の誤りは除いておく)。 S0=E(1) =ΣYi1=E(α) =ΣYii (5) S2=E(α2)=ΣYii 2 まず既に知られている単一バイト誤り訂正(SbEC)
RS符号の復号法を示す。(5)式からi=1としてS
0=Y1,S1=Y11を得る。したがって誤りの位置
1、誤りの大きさY1は次式となる。 x1=S1/S01=S0 (6)
【0013】さて、SbEC−DbED RS符号の復号
を行うための誤り判定式は次式となることを説明する。 Z=S02 + S1 2 (7) まず、単−誤りのとき、Y1=αi、x1=αj とする
と、S0=αi、S1=αiαj、S2=αiα2j となる。
したがって、Z=S02+S1 2=αiiα2j) + (αi
αj)2 =0。つぎに2重誤りのとき、Y1=αi、x1
αj、Y2=αr、x2=αs とすると、S0=αi+αr
1=αiαj+αrαs、S2=αiα2j+αrα2s とな
る。したがって、Z=S02+S1 2=(αi+αr)・
(αiα2j+αrα2s) + (αiαj +αrαs2=α
i+r(αj+αs2≠0(∵αj≠αs)。以上のことか
ら、Z=0のとき単−誤り、Z≠0のとき2重誤りと判
定できることがわかる。もちろん、S0=S1=S2 のと
き誤りは生じていないとする。なお、単−誤りのときは
0、S1、S2は非零であるから、S0、S1、S2 のい
ずれかが0のときは誤り検出とする。なお、従来の単一
バイト誤り訂正2重バイト誤り検出符号の誤り検出は、
(7)式と等価な次式を用ている。すなわち、各バイト
位置αiにおいて、 Z=(S0αi=S1 AND S1αi=S2) (8) を検査し、Zが真であるエラー・バイト・ポインターを
もとめ、エラー・バイト・ポインターが算出できないと
き誤り検出とする。したがって、(7)式によって、誤
り数を判定することが本発明の特徴の一つである。
【0014】さて、本発明で用いる倍長SbEC−DbE
D RS符号の検査マトリクスを導く。まず、通常のS
bEC−DbED RS符号の検査マトリクス(1)式の
上部に11・・・1を付加した行列と同様に(1)式の
上部に00・・・0を付加した行列を続けて、次式のよ
うにしても符号の能力は同じであることが知られてい
る。 (9)式には、チェックビットに対応する単位検査マト
リクスがない。そこで、(9)式の第1行を第2行に加
えて次式を得る。 (10)式の中央部の ( 1 0 0 0 )t を右から4列目に
移動して単位検査マトリクスを作り、真中の2列 ( 1 1
1 0 )t、 ( 1 1 0 1 )t を単位行列の前におき次式を
得る。
【0015】この(11)式が倍長SbEC−DbED
RS符号のパリティ検査行列であり、d=4である。こ
の検査行列(11)式を見いだしたことが本願発明の主
要部分である。また、1バイトがbビットのとき、符号
長n=(2b+2)×b×2ビットとなり、b=4のと
きn=144ビット、情報ビット128、チェックビッ
ト16の(144,128)符号が構成できる。
【0016】なお、金田、藤原 ”主記憶用誤り検出・
訂正符号”(日本電信電話公社、研究実用化報告第30
巻第4号、1981)に、各バイト位置において、バイ
ト誤り検出手段を用いる一般的な方法が述べられてい
る。本願の請求項2の発明の復号器はこの発明を用い
る。検査行列(11)式の場合は次のようになる。 (1) Aブロックのバイト誤り検出は、C1≠0 AND C2
=0 AND C3=αi・C1 AND C4=α2i・C1 (2) Bブロックのバイト誤り検出は、C1=0 AND C2
≠0 AND C3=αi・C2 AND C4=α2i・C2 (3) Kブロックのバイト誤り検出は、シンドロームの
うち、一つが零で、他の三つが等しい。 (4) Cブロックのバイト誤り検出は、シンドロームの
うち、一つが非零で、他の三つが零。 なお、どのバイト位置においてもバイト誤りが検出され
ないときは、2重誤りが検出されるとする。この方法に
よると、ハードウェア量は増加するが、高速復号でき
る。
【0017】さて、つぎに、検査行列として(11)式
を用いる単一誤り訂正2重誤り検出リード・ソロモン符
号の復号法について述べる。情報ディジットを(11)
式の下に示したように、ブロック A,B,K,Cのよ
うに分ける。チェックディジット C1,C2,C3,C4
を用いて、 S0=C1+C2, S1=C3, S2=C4 (15) とおくと、S0,S1,S2 はSbEC−DbED RS符
号のシンドロームと同様に扱うことができる。復号手順
は次のようになる。 (1)C1=C2=C3=C4=0のとき誤りは生じていな
い。 (2)ブロックKの単一誤りを検出して訂正する。これ
は、例えばC1=C2=C3≠0,C4=0のときK1ディ
ジットを大きさC1で訂正するという方法を用いれば良
い。C1+C2+C3+C4で誤りの大きさを求めると効率
が良い。 (3)ブロックCの単一誤りを検出して訂正する。これ
は、例えば C1≠0、C2=C3=C4=0のときC1ディ
ジットを大きさC1で訂正するという方法を用いれば良
い。C1+C2+C3+C4で誤りの大きさを求めると効率
が良い。 (4)(C1≠0 AND C2≠0)でA,Bブロック
間、C1とC2、K1とC3、K2とC4の2重誤りを検出す
る。 (5)Z=S1 2+S02 ≠0で(5)以外の全ての2重誤り
を検出する。 (6)(4),(5)以外は、AまたはBブロック内の単一誤りと
判定し、C1= 0(C2≠0)のときAブロック、C2=
0(C1≠0)のときBブロックを、それぞれ、誤り位
置X1=S1/S0、誤りの大きさY1=S0 によって訂正
する。
【0018】ここで、2重誤り検出について、詳述す
る。上記(2)でKブロックの単一誤りを訂正しているの
で、上記(5)は明かである。(C1≠0 AND C2≠
0)で検出される2重誤りは、K1とC4、K2とC3もあ
るが、これらも含めて、(7)式で検出できる。以下に
説明する。ただし、誤りの大きさをαi、αj、Aまたは
Bブロックの誤り位置をαsとする。 (イ)同一ブロック内 *A,Bそれぞれのブロック内の2重誤りは(7)式で
検出できることは既に述べた。 *Cブロック内 C1とC2::(C1≠0 AND C2≠0) C1とC3::C1=αi、C2=0、C3=S1j、C4=S2=
0、S0=C1+C2=αi、Z=S02+S1 2i・0+α2j
2j≠0 C1とC4::C1=αi、C2=0、C3=0、C4=αj、Z=αi
・αj+0=αi+j≠0 C2とC3::C1=0、C2=αi、C3=αj、C4=0、Z=αi
・0+α2j2j≠0 C2とC4::C1=0、C2=αi、C3=0、C4=αj、Z=αi
・αj+0=αi+j≠0 C3とC4::C1=0、C2=0、C3=αi、C4=αj、Z=0・
αi2j2j≠0 *Kブロック内 K1とK2::C1=αij、C2=αij、C3=αi、C4
j、Z=0・αj2i2i≠0 (ロ)2ブロック間 *AブロックとBブロック間・・・(C1≠0 AND
C2≠0) *CブロックとA(Bも同様なので省略)ブロック間、 AとC1:C1=αij、C2=0、C3=αiαs、C4=αiα
2s、Z=(αijiα2s2i2si+j+2s≠0 AとC2:C1=αi、C2=αj、C3=αiαs、C4=α
iα2s、Z=(αijiα2s2i2si+j+2s≠0 AとC3:C1=αi、C2=0、C3=αiαsj、C4=αiα
2s、Z=αi・αiα2s+(αiαsj)22j≠0 AとC4:C1=αi、C2=0、C3=αiαs、C4=αiα2s+
αj、Z=αiiα2sj)+(αiαs)2i+j≠0 *KブロックとA(Bも同様なので省略)ブロック間 AとK1:C1=αij、C2=αj、C3=αiαsj、C4
iα2s、Z=αi・αiα2s+(αiαsj)22j≠0 AとK2:C1=αij、C2=αj、C3=αiαs、C4=αi
α2sj、Z=αiiα2sj)+(αiαs)2i+j≠0 *KブロックとCブロック K1とC1:C1=αij、C2=αi、C3=αi、C4=0、Z
j・0+α2i2i≠0 K1とC2:C1=αi、C2=αij、C3=αi、C4=0、Z
j・0+α2i2i≠0 K1とC3:(C1≠0 AND C2≠0) K1とC4:C1=αi、C2=αi、C3=αi、C4=αj Z=0・αj2i2i≠0 (C1≠0 AND C2≠
0) K2とC1:C1=αij、C2=αi、C3=0、C4=αi、Z
j・αi+0=αi+j≠0 K2とC2:C1=αi、C2=αij、C3=0、C4=αi、Z
jαi+0=αi+j≠0 K2とC3:C1=αi、C2=αi、C3=αj、C4=αi、Z=0
・αi2j2j≠0 (C1≠0 AND C2≠0) K2とC4:(C1≠0 AND C2≠0) 以上、説明したようにZZ=(C1≠0 AND C2≠
0) OR (Z=S1 2+S02≠0)が真であること
を検出することによって、すべての2重バイト誤りが検
出できる。
【0019】以上の復号アルゴリズムを用いた倍長単一
誤り訂正2重誤り検出リード・ソロモン符号の復号器に
ついて詳述する。第1図は倍長単一バイト誤り訂正2重
バイト誤り検出リード・ソロモン符号の復号器の機能的
ブロック図、第2図は倍長単一誤り訂正2重誤り検出リ
ード・ソロモン符号の復号器の復号動作を示す復号フロ
ーチャート、第3図は倍長単一誤り訂正2重誤り検出リ
ード・ソロモン符号の復号器(その1)、第4図はパタ
ーン一致による誤り位置検出回路、第5図は倍長単一誤
り訂正2重誤り検出リード・ソロモン符号の復号器(そ
の2)である。
【0020】まず、第1図の倍長単一バイト誤り訂正2
重バイト誤り検出リード・ソロモン符号の復号器の機能
的ブロック図について述べる。シンドローム生成手段 1
0は受信系列から、シンドロームC1、C2、C3、C4を
生成させる。ただし、C1は検査行列第1行目、C2は検
査行列第2行目、C3は検査行列第3行目、C4は検査行
列第4行目に対応する。誤り無し判定手段 11 はシンド
ロームC1、C2、C3、C4がすべて零のとき誤りなしと
判定する。ブロックK、C単一誤り訂正手段 12 は、シ
ンドロームのうち、一つが零で、他の三つが等しいこと
を検出しKブロックの単一誤りを訂正し、シンドローム
のうち、一つが非零で、他の三つが零であることを検出
しCブロックの単一誤りを訂正する。2重誤り判定手段
13はS0=C1+C2,S1=C3,S2=C4とし、ZZ=
(C1≠0 AND C2 ≠0) OR (Z=S1 2+S0
2≠0)が真のときは2重誤り、偽のときは単一誤りと
判定する。A、Bブロック単一誤り訂正手段 14 は、ま
ず、誤り位置、大きさ算出手段 15 で、ZZが偽を検出
したとき、C1≠0(C2=0)であれば、Aブロック
の、C1=0(C2≠0)であれば、Bブロックの単一誤
りと判定し、さらに、位置x=S1/S0と誤りの大きさ
y=S0を算出する。ついで、単一誤り訂正実行手段 16
は、誤りの訂正を実行する。誤り検出手段 17 は、Z
Zが真の時、誤り検出とし誤り訂正の実行を行わない。
ただし、ブロックK、C単一誤り訂正手段 12 の訂正の
実行を2重誤り判定手段 13 の動作より優先させる。
【0021】第2図の倍長単一誤り訂正2重誤り検出リ
ード・ソロモン符号の復号器の復号動作を示す復号フロ
ーチャートについて述べる。N1,N2、・・は復号ステ
ップである。まず、ステップN1で、シンドローム生成
手段 10によって、受信系列から、生成したシンドロー
ムC1、C2、C3、C4がすべて零であるか判定し、零の
ときは、N2で、誤り無し判定手段 11 によって誤りな
しと判定する。ブロックK、C単一誤り訂正手段 12
は、N3で、シンドロームのうち、一つが零で、他の三
つが等しいことを検出したとき、N4でKブロックの単
一誤りを訂正し、N5でシンドロームのうち、一つが非
零で、他の三つが零であることを検出したとき、N6で
Cブロックの単一誤りを訂正する。N7で、2重誤り判
定手段 13 はS0=C1+C2,S1=C3,S2=C4と
し、ZZ=(C1≠0 AND C2 ≠0)OR (Z=S
1 2+S02≠0)の真・偽を判定する。ZZが偽を検出
したとき、A、Bブロック単一誤り訂正手段 14 におい
て、まず誤り位置、大きさ算出手段 15 で、N9で、C1
≠0(C2=0)であれば、N10でAブロックの、C1=
0(C2≠0)であれば、N11でBブロックの単一誤り
と判定し、さらに、N12で、位置x=S1/S0と誤りの
大きさy=S0を算出する。ついで、単一誤り訂正実行
手段 16 は、誤りの訂正を実行する。N8で、ZZが真
の時、誤り検出手段17 は誤り検出とし誤り訂正の実行
を行わない。次に、復号器のブロック図を示す。なお、
ガロア体の元の表現は、ベクトル表現と指数表現および
随伴行列による表現があるが、適宜、効率の良くなる方
を使用すれば良い。以下の復号器では一例を示したので
あって、本発明は元の表現を限定しない。もちろん、本
願発明と同様の検査行列を行および列の並び替え、線形
変換によって操作した行列も本願発明のなかに含まれ
る。
【0022】まず、第3図に、倍長単一誤り訂正2重誤
り検出リード・ソロモン符号の復号器(その1)を示
す。実線はビツト幅がb、点線はビット幅1ビットの信
号である。+ 23,24 はExclusive OR回
路、ROM VE 25 はベクトル表現の元を指数表現に
変換するROM、回路 22 はパタ−ン一致による誤り位
置検出回路であり、詳細を第4図に示す。MU26 は加
算回路であり、指数表現の元の加算を求める回路であ
る。1C 27 は1の補数を求める回路であり、MU 26
と組合せて、元の除算を行うためのものである。CI 2
8 は一致検出回路、ZD34 は全て零検出回路である。
さて、C1=C2=C3=C4=0 のときOR 21 の出力
は0であり、これを反転して誤りなしの信号とする。回
路 22 によりブロックK,Cの誤り位置を求め、+ 23
で誤りの大きさを求めて回路 38 で誤りを訂正する。そ
して、+ 24 でS0=C1+C2 を求め、MU 26 の出力
1/S0 が誤り位置X1 となる。誤りの大きさはS0
1 である。CI 28 の出力はZ=S1 2+S02≠0の
とき1となるので、これを反転した信号と、C1≠0 A
ND C2≠0 の信号、A,Bブロック内の単一誤りの
ときS0、S1、S2 は非零なので、回路 35 の出力信号
の、これら3つを回路 30 でORをとると誤り検出信号
となる。これを反転して、A,Bブロックの誤り訂正信
号として、回路 22 の出力が零のときのみ動作させるよ
うにして、AND 31 に信号を送り、A,Bプロック内
単一誤りを訂正するために、大きさS0をAND 31 よ
り出力するようにする。C1が零のときAND 33,C1
が非零のときAND 32 がそれぞれ動作し、誤りの大き
さS0を送り、誤り位置X1をもとにブロックA,Bの単
一誤りを訂正する。
【0023】第4図の回路は、第3図の回路 22 であ
り、はパターン一致による誤り位置検出回路である。こ
れは例ば、K4ディジットの誤りはC1=C2=C3≠0,
C4=0によって検出する。
【0024】さらに、倍長単一誤り訂正2重誤り検出リ
ード・ソロモン符号の復号器(その2)を第5図に示
す。具体的に、b=4、p=7の場合、すなわち、(2
8)式の検査行列を用いた場合の復号器である。第3図
におけるZ=S1 2+S02=0の判定を、並列にビット
位置iにおいて、Z=(S0αi=S1 AND S1αi
2) を判定し、エラー・バイト・ポインターを求め
る。回路 51,52,53 等は第3図 回路 21,29,22 と同じ
である。回路 55 でS0αi=S1 i、回路 56 でS1αi
2 を判定し、両方成立すれば回路 57 よりA,B両ブ
ロックに誤り位置信号を出力する。誤りの大きさS0
C1≠0のときブロックAに、C1=0のときはブロック
Bに送られて、誤り位置信号の出力されている箇所を訂
正する。ここで、回路 55,56 は、同一の回路設計が可
能であることは明かである。回路 61 の出力が1で、か
つ回路 62 の出力が1のときブロックA,Bの訂正が行
われる。したがって回路 63 より誤り訂正信号が出力さ
れる。以上の復号器において、A、B両ブロックの単一
誤りが同じ判定式 Z=S1 2+S02=0(またはS0α
i=S1 AND S1αi=S2)が真で検出されるので復
号器が簡単になる。
【0025】なお、第5図において、エラー・バイト・
ポインターの信号を回路 61 で集めてORをとり、その
信号出力が無いとき2重誤りを検出しているが、この回
路を取り除き、Z=S1 2+S02=0を判定する回路を
付加し、2重誤りを検出することができることは明かで
ある。
【0026】また、本願の請求項2の発明を、ハードウ
ェア量の観点からさらに改良したのが第5図の復号器で
ある。一方、回路55、56をA,Bブロック共通とせ
ず、A,Bブロックにそれぞれ回路55、56を設ける
構成とする本願の請求項2の発明になる復号器の方が復
号動作は高速になる。本願の請求項2の発明になる復号
器は、第5図の復号器から容易に構成できるので、復号
器の図面は省略する。
【0027】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、単一誤
り訂正2重誤り検出リード・ソロモン符号の検査マトリ
クスを基に符号長を倍にすることができる、倍長単一誤
り訂正2重誤り検出リード・ソロモン符号の復号器が構
成できる。この復号器の利点を以下にまとめる。 (1)情報ビット128、チェックビット16の(14
4,128)符号が構成できる。コンピュータのメイン
メモリは符号長64、128なので、実用上重要であ
る。 (2)各バイト位置で誤りの検出を行う場合は復号動作が
高速になる。 (3)A、B両ブロックの単一誤りが同じ判定式Z=S0 2
+S12=0(またはS0αi=S1 AND S1αi=S
2)が真で検出されるので復号器が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】倍長単一バイト誤り訂正2重バイト誤り検出リ
ード・ソロモン符号の復号器の機能的ブロック図であ
る。
【図2】倍長単一誤り訂正2重誤り検出リード・ソロモ
ン符号の復号器の復号動作を示す復号フローチャートで
ある。
【図3】倍長単一誤り訂正2重誤り検出リード・ソロモ
ン符号の復号器(その1)である。
【図4】パターン一致による誤り位置検出回路である。
【図5】倍長単一誤り訂正2重誤り検出リード・ソロモ
ン符号の復号器(その2)である。
【符号の説明】
10 :シンドローム生成手段 11 :誤り無し判定手段 12 :ブロックK、C単一誤り訂正手段 13 :2重誤り判定手段 14 :A、Bブロック単一誤り訂正手段 15 :誤り位置、大きさ算出手段 16 :単一誤り訂正実行手段 17 :誤り検出手段 22,53 :パターン一致による誤り位置検出回路 25 :元のベクトル表現を指数表現に変換するRO
M 26 :加算回路(元の積を求める回路) 28 :一致回路 55,56,57:エラーバイトポインター検出回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 bビットを1バイトとし、単一バイト誤
    り訂正/2重バイト誤り検出符号を採用した情報伝送シ
    ステムにおけるエラー訂正処理装置において、 q=2bとし、 の検査行列を用いると共に、下記の(1)ないし(6)の手段
    を含むことを特徴とする倍長単一誤り訂正2重誤り検出
    リード・ソロモン符号の復号器。 (1)上記検査行列を用いて、受信系列から、シンドロー
    ムC1、C2、C3、C4を発生させるためのシンドローム
    生成手段。ただし、C1は検査行列第1行目、C2は検査
    行列第2行目、C3は検査行列第3行目、C4は検査行列
    第4行目に対応する。 (2)シンドロームC1、C2、C3、C4がすべて零のとき
    誤りなしと判定する手段。 (3)誤りのあるバイト位置を求める手段。 (4)誤りの大きさを求める手段。 (5)単一誤りのとき、誤りのあるバイト位置の情報を、
    誤りの大きさを用いて訂正する手段。 (6)2重誤りを検出する手段。
  2. 【請求項2】 誤りのあるバイト位置を求める手段とし
    て、各バイト位置において、誤りバイト検査手段をもう
    けたことを特徴とする請求項1記載の倍長単一誤り訂正
    2重誤り検出リード・ソロモン符号の復号器。
  3. 【請求項3】 2重誤りを検出する手段の一部として、
    検査行列の左からq−1列のブロックおよび続くq−1
    列のブロックの、それぞれのブロック内の2重誤りを検
    出するために、S0=C1+C2、S1=C3、S2=C4 と
    し、Z=S1 2+S0・S2=0が真のとき、単一誤りと
    し、偽のときは2重誤りと判定する2重誤り判定手段を
    含むことを特徴とする請求項1記載の倍長単一誤り訂正
    2重誤り検出リード・ソロモン符号の復号器。
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