JPH0629845A - 量子化雑音低減方法及び装置 - Google Patents

量子化雑音低減方法及び装置

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JPH0629845A
JPH0629845A JP3207293A JP20729391A JPH0629845A JP H0629845 A JPH0629845 A JP H0629845A JP 3207293 A JP3207293 A JP 3207293A JP 20729391 A JP20729391 A JP 20729391A JP H0629845 A JPH0629845 A JP H0629845A
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quantization
data
quantization noise
noise reduction
quantized
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JP3207293A
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Truong-Thao Nguyen
タオ ニューユェン トロング
Martin F Vetterli
エフ ベターリ マーティン
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Columbia University in the City of New York
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Columbia University in the City of New York
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/322Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
    • H03M3/368Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of noise other than the quantisation noise already being shaped inherently by delta-sigma modulators
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M3/00Conversion of analogue values to or from differential modulation
    • H03M3/30Delta-sigma modulation
    • H03M3/39Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators
    • H03M3/436Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the order of the loop filter, e.g. error feedback type
    • H03M3/438Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the order of the loop filter, e.g. error feedback type the modulator having a higher order loop filter in the feedforward path
    • H03M3/454Structural details of delta-sigma modulators, e.g. incremental delta-sigma modulators characterised by the order of the loop filter, e.g. error feedback type the modulator having a higher order loop filter in the feedforward path with distributed feedback, i.e. with feedback paths from the quantiser output to more than one filter stage

Abstract

(57)【要約】 【目的】 オーバサンプリングによるアナログ・デジタ
ル変換における量子化雑音を更に低減させるようにす
る。 【構成】 量子化される信号データに対応する離散時間
信号の集合が凸集合である場合、ローパスフィルタ処理
の工程と、いわゆるコード投影処理の工程とを交互に行
うことによって、オーバサンプリングされる量子化デジ
タルデータ中の量子化雑音を低減させることができる。
この方法としては、シンプルアナログ・デジタル変換
と、“ディザド(dithered)”アナログ・デジタル変換
と、1次及び2次単一パスΣΔ変換がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アナログ信号をオーバ
サンプリングすることによって発生するデジタル信号の
量子化雑音低減に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、音声記録及び再構成、地震予
知、医療的影像、化学的データ入手等の種々の応用分野
において、規則的な時間間隔でサンプリングされる値に
デジタル近似をすることで、アナログ信号を表現するこ
とがしばしば望まれる。これは、例えば、処理又は記憶
の便宜のためである。このことは、信号が帯域限定され
ている有利な場合、その最大周波数成分の周波数(ナイ
キストサンプリング速度)の2倍よりも大きい速度で信
号がサンプリングされると、サンプリングによる情報の
損失が全くないというシャノン(Shannon) 定理より既知
である。一方、サンプルの量子化によって必ず歪みが生
じる。従って、量子化信号は、源信号と“量子化雑音”
との和と考えられる。
【0003】最も簡易な形態のアナログデジタルコンバ
ータは、以前に得られたサンプルを考慮せずに、信号を
サンプリングするサンプリング前に、すべての成分周波
数が信号帯域外に存する“ディザ(dither)信号”を付加
することも有利である。一方、いわゆるΣΔコンバータ
のように、量子化雑音を低減させるために、より高性能
のコンバータで、フィードバックを使用することもでき
る。
【0004】以下に示すものは、量子化雑音と関連する
文献からの抜粋である。1980年9月9日に、N.H.K.
Judellに発行された米国特許第4,222,110 号明細書は、
集積化アナログ・デジタルコンバータをデジタルフィル
タに結合させ、量子化雑音及びエイリアシング(aliasi
ng) の低減を達成することを開示している。
【0005】J.C.Candy による“Decimation for Sigma
Delta Modulation"、IEEE Transaction on Communicac
ions,Vol.COM-34(1986),pp.72 〜76では、速い速度で短
いワードをサンプリングし、遅い速度で長いワードを発
生させる際の、オーバーサンプリングされるアナログ信
号のデジタル表現変換を開示している。このプロセスに
おいて、雑音に対する信号の比率(S/N比)は、本質
的に変化していない。
【0006】1988年6月28日、R.G.Nelson等によ
って発行された米国特許第4,754,260 号明細書では、基
準信号と、関連するアナログ信号によって変調された信
号との間の移相差のローパスフィルタを有するアナログ
デジタルコンバータが開示されている。関連する周波数
帯域の移相誤差を表示しているものとみなされる最終的
な信号を用い、調整的なフィードバック信号を発生させ
る。
【0007】U.Heute による"Improving A/D convevsio
n by Digital Signal Processing-Novel Solutions to
Known Problems and New Probrems,"Frequenz,Vol.42(1
988).pp.93 〜101 では、線型的な予測図を用いて、多
数の先行サンプルの線型結合から信号サンプルを予測す
る、オーバサンプリングアナログデジタル変換が開示さ
れている。
【0008】T.Cataltepe 等による"Digitally Correct
ed multibid ΣΔ Data Converters",Proceedings,IEEE
International Symposium on Circuits and Systems,V
ol.1(1989), pp.647〜650 では、デジタル修正図を用い
て、フィードバック信号のデジタルアナログ変換の非線
型性を補償するアナログデジタルコンバータが開示され
ている。
【0009】F.Harris等による“New Results with Ove
rsampled Converters",ConferenceRecord, Twenty-Thir
d Annual Asilomar Conference on Signalling Systems
and Computers, Asilomar Conference on Circuits, Sy
stems, and Computers,Vol. 2. Maple Press, 1989, p
p.844 〜848 では、量子化以前に、まずアナログ入力信
号をアナログ量子化形態に変換する2工程アナログデジ
タルコンバータが開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、古典的ナイ
キスト速度アナログデジタル変換では、量子化雑音のパ
ワーは、2次的に量子化インターバルと関係しており、
量子化細分化が十分良好な場合、信号帯域内で振幅の分
散が均一となる(“ホワイトノイズ”)。オーバサンプ
リング、すなわち、ナイキスト速度よりも速い速度で、
帯域限定される信号をサンプリングする場合、オーバサ
ンプリングにより信号帯域内の雑音が低減されるよう
に、雑音パワースペクトルは、信号帯域外にまで広がる
ことができる。簡単なアナログ・デジタル変換の場合、
量子化誤差信号と入力信号との間に相関関係がないなら
ば、誤差信号パワー(すなわち平均2乗誤差、mean-squ
areerror,MSE) は、オーバサンプリング速度R=fs
/2fm と等しいファクタで低減される。量子化器がn
次単一パスΣΔコンバータの場合、R2n+1に比例して低
減する。本発明の目的は、オーバサンプリングによるア
ナログ・デジタル変換方法における量子化雑音を更に低
減させることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、アナログ信号
のオーバサンプリングによって生じるデジタルデータの
量子化雑音を低減させるための方法であって、量子化に
あたり量子化信号データに相当する離散時間信号の集合
が凸集合となり、前記方法が第1工程と第2工程とを具
え、前記第1工程が、ローパスフィルタ処理を有し、且
つ、前記第2工程が、前記量子化信号データと同一の量
子化表現の信号の集合への投影処理を有していることを
特徴としている。
【0012】
【実施例】本発明の好適例は、例えば図1で示している
ような方法及び装置を具えている。好適なコンピュータ
システム10は、メモリ手段Mと計算手段S及びTとを具
え、以下に示す各々の好適な変換を実行する;計算手段
は、ハードウェア、フォームウェア又はソフトウェアで
実現することができる。更に、図1には、第1推定の入
力手段11と、帯域限定周波数fm の入力手段12と、量子
化信号入力データ (0)の入力入段13と、ノイズ低減出
力データの出力手段14とが示されている。
【0013】図2〜12を参照して以下の説明を行うに際
し、ベクトル表記法を採用する。この場合、等時間間隔
でのサンプリングの瞬時に対応するタイムインデックス
を表示するベクトルの成分の添字を用いる。
【0014】図2は、従来のオーバサンプリングされる
アナログ−デジタル変換及びデジタル−アナログ変換に
関係する連続的なステップを図式的に示している。時間
的に連続で振幅が連続、且つ最大周波数fm に帯域限定
されている入力信号x(t)=x(0) (t)は、2fm
より大きなサンプリング速度fs (ナイキスト速度)で
サンプリングされる。最終的に得られる離散時間、連続
的な振幅信号 (0) ={xi (0) }は、x(0) (t)と
等価である。 (0) を量子化することによって、(デジ
タル)コードシーケンス (0) ={Ci (0) }を発生さ
せる。これは、振幅が離散している(量子化されてい
る)とともに、時間的に離散している。連続的なデジタ
ル−アナログ変換、すなわち、時間的に連続且つ振幅が
連続している信号e(0) (t)を、 (0) から発生させ
るために、時間的に離散且つ振幅が連続している信号
(0) ={ei (0) }を発生させる工程と、離散ローパス
フィルタ処理を行い、改良された時間的に離散且つ振幅
が連続している信号 (1) ={ei (1) }を発生させる
工程と、値ei (1) 間で内挿を行う工程とを具えてい
る。
【0015】 (0) と比較して、 (1) (0) のより
優れた近似であるものの、本発明の一態様より、e(1)
を更に改良できることを確かめた。このことは、図3の
例からも明らかであろう。図3はR=fs /2fm =4
のファクタで信号をオーバサンプリングすることによる
簡単なアナログ−デジタル変換を示す図である。
【0016】図3は、0〜16のタイムインデックと、量
子化レベル−q,及びo及びqと、量子化しきい値−q
/2,q/2及び3q/2と、連続曲線として示されて
いる信号x(0) (t)とを示している。 (0) の成分x
i (0) は、タイムインデック0〜16で採用されるx(0)
(t)の縦座標の値である。更に、円形の点として示さ
れている推定ei (0) と、 (0) のローパスフィルタ処
理によって得られ、xマークで示されている改良された
推定ei (1) とを示している。図3より、 (1) のサン
プル10及び11が、対応する (0) のサンプルと同一の量
子化レベルにはなく、また、これらを正しい間隔の境界
に投影することによって、すなわち、値q/2をサンプ
ル10及び11に与えることによって、より優れた近似が得
られること明らかである。換言すれば、成分が (1)
同一であるベクトルe(2) は、e10 (2) =e11 (2) =q
/2を除き、より優れた (0) の近似となる。
【0017】推定e(2) は、2つの連続する演算:すな
わち、(i)ローパスフィルタリング処理、及び(ii)
“コード投影処理(code projection)"によるe(0) の変
換として解釈することができる。事実、図2及び3を参
照しての上記説明手順は、2回の投影処理とし幾何学的
に解釈することができる。速度fs でサンプリングされ
るすべての離散信号の空間Hにおいて、V0 がfm
帯域限定される信号のサブ空間を示している場合、e
(0) をローパスフィルタリング処理し、e(1) を得ると
いうことは、V0 への直交投影処理に相当する。図5に
て示されているように、このことによって、推定と
(0) との間の距離を減少させることができる。e(1)
らe(2) への第2の変換も投影処理であるが、異なる方
向への投影処理である。すなわち、量子化される際、同
一のコード (0) を提供するこれらすべての離散信号の
集合Γ0 の投影である。(例えば、図3の例では、集合
Γ0 は、図4のハッチングされている領域間の区域とし
て視覚化される。)理想的に、制限内でV0 とΓ0 との
交差点におけるベクトル∞に到達するまで、これら交
互の投影処理が繰り返されると、更により優れた一連の
近似が得られる。
【0018】上記にて与えられるシンプルアナログデジ
タル変換の幾何学的な解釈は、内積から得られるノルム
を用いた、ヒルベルト空間Hにおける距離及び直交性の
概念に基づいている。更に収束のためには、V0 及びΓ
0 が凸集合である必要がある。Hのサブ空間である、V
0 は、必然的に凸集合である。検証により、Γ0 が凸集
合であることによって、Γ0 中のすべてのベクトル
に対し、また、0〜1のすべての実数θに対し、ベ
クトルθ+(1−θ)もΓ0 内に存在することとな
る。このことは真である。その理由は、このことがすべ
てのタイムインデックiに対して、xi 及びyi が、C
i (0) と称する量子化インターバルに属している場合、
θxi +(1−θ)yi に対しても真だからである。
【0019】交差する凸集合間における交互投影処理が
収束するということは既知である。D.C.Youla 等による
"Image Restoration by the Method of Convex Project
ions: Part 1-Theory",IEEE Transactions on Medical
Imaging, Vol 1 (1982), pp.81−94.を参照のこと。実
際、投影処理オペレータV0 のP及びΓ0 のQが緩和計
数(relaxation factor) だけ重みをかけられている場
合、収束が保証される。このようにして、P及びQを有
する以下のオペレータを用いることができる:S=P+
(α−1)(P−I)及びT=Q+(β−1)(Q−
I)である。
【0020】ここで、緩和計数α及びβは、0と2との
間で選択される。これらの関数は、恒等関数(identity
operator) (α又はβ=0)と、投影処理(α又はβ=
2)に対する対称(symmetry)関数との中間として解釈す
ることができる。α=β=1の場合、オペレータS及び
Tは、それぞれP及びQと一致する。α及びβの選択
は、反復の収束速度に影響する。このため、早く収束で
きるようにα及びβを(実験に基づき)選択することが
できる。反復は、任意の推定(例えば、すべてO′S)
を用いてスタートする。更に、当然のことながら所定の
量子化 (0) は、この目的のために用いられる。
【0021】ローパスフィルタリングは、既知の方法、
例えば、直接的な実現又は高速フーリェ変換によって行
われる。コード投影は、最小化問題を解くこと、少なく
とも、概略的にΓ0 の最も近い点を決定することに帰す
る。
【0022】 (0) と比較して∞がいかに優れている
かが要求される。この問題に対する少なくとも部分的な
解答として、シンプルアナログ−デジタル変換の場合、
(0) が十分な量子化レベル交差(crossing)を有してい
るならば、量子化誤差の大きさは、R2 に対して漸近的
に反比例する。このことは、従来技術によるアナログ−
デジタル変換の場合に上記で示した、対応する比例係数
Rとは著しく異なっている。
【0023】上述したような簡単なアナログ−デジタル
変換ではなくて、ディザド(dither-ed) アナログ−デジ
タル変換と、任意の順番の単一パスΣΔ−変換とに対し
て、本発明に関する好適な処理を適用する。このこと
は、変換システムのファミリのΓ0 を等価的に記載して
いる図6のブロック図を参照し理解できる。ここで、F
及び (0) は、それぞれ線型オペレータ(必ずしも時間
不変量ではない)及び離散信号であり、ユーザが完全に
認識しているものと仮定する。シンプルアナログ−デジ
タル変換は、F=I(恒等関数)及び (0) =0の単純
な場合に相当する。ディザドアナログ−デジタル変換の
場合、F=I及び (0) は、ディザシーケンスである。
ディザを一般的に使用する際の相違点は、 (0) を、各
瞬時において、完全に知りうるものと仮定していること
である。
【0024】集合Γ0 が凸集合である変換システムのフ
ァミリは、第1番目、第2番目及びn番目の単一パスΣ
Δ−変換を更に具えている。これらは、それぞれ、図
7,8及び9のブロック図で示されている。このこと
は、図9及び10を参照して、以下で説明される通りであ
る:C(0) がx(0) によって与えられるコードシーケン
スの場合、信号x(t)は、図9のブロック図を介して
コードシーケンス (0) を提供する。また、コードシー
ケンス (0) が与えられる場合にのみ、信号x(t)
は、図10のブロック図を介してコードシーケンス (0)
を提供する。この最終的な図は、図6のシステムと等価
である。図6で、Fは、n個のアキュムレータのカスコ
ード接続であり、(それ故線型的なものである)また、
(0) は、図10の−の値である。この時、x(t)を
零とする。d(0) は、C(0) から計算され、既知であ
る。
【0025】このような変換システムにおいて、Γ0
凸集合は、以下のように立証される:x(1) 及びx(2)
が同一のコードシーケンスC(0) を与える場合、各々の
タイムインデックスiにおいて、ai (1) 及びai (2)
は、Ci (0) と称する量子化インターバルに属してい
る。入力信号θ (0) +(1−θ) (2) に相当する量
子化器の入力ノードにおける信号は、 F(θ (1) +(1−θ) (2) )− (0) と等しい。ここで、1=θ+(1−θ)及びFが線型的
であることを用いて、結果的に θF( (1) )+(1−θ)F( (2) )−θ (0)
(1−θ) (0) ,θ(F( (1) )− (0) )+(1
−θ)(F( (2) )− (0) ) 且つ、 θ (1) +(1−θ)a(2) に変換することができる。このようにして、この信号の
i番目の値も、量子化インターバルCi (0) のままであ
る。このことは、θ (1) +(1−θ) (2) もコード
シーケンス (0) を提供することを示している。このこ
とは、n番目の単一パスΣΔ変換の場合にΓ0 が凸集合
であることを示している。
【0026】ディザド アナログ−デジタル変換の場
合、コード投影は同様であり、その相違点は、入力信号
と関連して、量子化インターバルがある時間から他の時
間へと変化することにある。しかし、これらの各インタ
ーバルは、ユーザが知るところの値di (0) だけ推移し
ているにすぎない。
【0027】簡単のため、ディザド アナログ−デジタ
ル変換において、コード投影処理は、入力サンプルの個
々の変換として表現される。このことは、ΣΔ変換の場
合にはあてはまらない。以下の導出が、図6及び7を参
照して第1番目のΣΔ変換に適用される。図6において
Fは、累積機能を有し、 (0) は、 (0) の累積の負の
値と等しい。
【0028】x+ΔxがΓ0 内に存在し、且つΔxのエ
ネルギーが最小となるように、Γ0の信号の投影を、信
Δxとする。量子化器の入力ノードにおける信号
=F()− (0) である場合、の変位Δxは、
Δa=F(Δx)となるように、aに変位Δaを生ぜし
める。ΔxがΓ0 内に存在するということは、各瞬
時i毎にai +Δai がCi (0) と称する量子化インタ
ーバルに属していること、すなわち、Δai が−ai
け推移しているインターバルに属していることと等価で
ある。以下において、このような推移したインターバル
は、Qi で示されている。信号がΓ0 に投影されるべき
場合はいつでも、インターバルシーケンスQi が計算さ
れる。一例を図10に示す。ここで、各タイムインデック
スi毎に、矢印は、Qi の境界を示している。この例で
は、コーディングが時刻i=0で開始するものと仮定し
ている。ここでa0 は、0に初期化されている。(この
時、Δa0 は、零に等しいとの制約を受ける。)不均一
量子化に関する一般的な場合も含まれている:各Q
i は、異なる長さであり、唯一個の境界を有するにすぎ
ない。
【0029】従って、投影処理の問題は、各iに対して
Δai がQi 内に存在するとの制約を条件に、エネルギ
Δx=F-1Δa)を最小にするシーケンスΔaを見
出すことにある。Fを積分オペレータとすると、F-1
1次微分オペレータであることに注意する。本発明の一
態様によれば、“スレッド(thread)アルゴリズム”と称
するものによりこの解法が見出されることを確かめた。
物理的には、図11のノード(0,0)にスレッド(糸)
を取り付け、タイムインデックスが増加する方向に矢印
間のテンションで、取り付けられたスレッドを引き延ば
すことになる。(矢印は、量子化インターバルQi の境
界に配置される。) 最終的なスレッドポジションのパス
上のでΔai を用いることによって、のΓ0 への投影
に関する解法が与えられる(図11のxマーク)。
【0030】第2番目のΣΔ変換のアプローチは同様で
あり、この時Fは、2個のアキュムレータのカスコード
接続である。結果的に、F-1は、2次微分オペレータで
ある。本発明の他の態様によれば、この場合のコード投
影処理問題の解法は、図12に示しているように視覚化さ
れる。すなわち、弾性ブレードがノード(0,0)に取
り付けられ、矢印間を時間が増大する方向に通過する。
ブレードの最終的な位置のパス上のΔai を用いること
によって、のΓ0 への投影に関する解法が与えられる
(図12のx−マーク)。
【0031】数回のテストを行い、交互投影処理の原理
を確認した。テストの結果を表1にまとめる。理想的な
ローパスフィルタ処理を行うために、周期的な信号を用
いる。各々のテストにおいて、アルゴリズムによる推定
に存在する誤差を測定し、古典的な一様ノイズパワーq
2 /12(qは、量子化インターバルを示している)と比
較する。実際のノイズパワーと、古典的なノイズパワー
との比率をdBで表現する:平均2乗誤差がRn に比例
する場合(ここで、Rはオーバサンプリング速度を示
し、nは整数である)、Rが2乗される度に、約n×3
dBの利得が期待される。各々のテストにおいて、qの
倍数として表1で与えられるピーク・トウ・ピーク(pe
ak-to-peak) 振幅Aと同様、低周波数(信号帯域)フー
リェ係数である2N+1を固定した。アルゴリズムを、
パラメータN及びAの条件を満足しつつ、ランダムに発
生する試験信号に適用する。
【0032】4個の量子化しきい値交差を有する信号を
用いてのシンプルアナログ−デジタル変換(テスト1及
び2)の場合、Rを2倍にして5.7 dBの利得が得られ
た。これは、R2 の作用に相当する6dB=2×3dB
に近い値である。これらのテストでは、利得のステップ
インクリメントが、あるステップから次のステップにお
いて0.005 dBより少ないとただちに、反復を停止し
た。実験は、異なる緩和係数を用いても行われた。最適
な結果は、α=β=2の場合に得られた。例えば、オー
バサンプリング速度R=64=26 を用いて、古典的な信
号再構成によって、6×3=18dBの量子化ノイズの低
減が期待される。一方、このアルゴリズムを用いると、
量子化ノイズの低減は、26dBより大きくなる(テスト
3)。更に、有限ステップ数)この場合、平均で64) の
0 及びΓ0 の交線の内側の推定で、常に反復は終了し
た。
【0033】他のテスト(テスト5)は、非理想フィル
タ、すなわち、完全なフィルタをハニング(Hanning) ウ
ィンドウ処理(Windowing) することによって得られる長
さ2048のFIRローパスフィルタを用いて行われた。反
復回数を32回に制限した。理想的な場合(テスト4)と
比較して、平均して0.1 dBだけロスした。
【0034】ディザを用いた変換をテストするのに、振
幅がqで周波数が2fm の正弦波ディザを使用した(テ
スト6及び7)。いっそう優れた誤差低減、すなわち、
30.4dBが得られ、R2 依存性が確認された。この際、
Rの代わりに4Rを用いて、11.5dB≒4 ×3 dBの利
得が得られた( テスト8及び9)。
【0035】第1オーダΣΔ−変換において、単一しき
い値比較器を量子化器として用い、正の入力に対して
は、コード+1を提供し、負の入力に対しては、コード
−1を提供した。同様に、組込デジタル−アナログコン
バータは、アナログ値+q又は−qを発生させる。緩和
係数をα=β=1に固定した。 (0) =1を、反復の第
1推定に用いた。通例のR3 の作用より、Rが8=23
で掛算され、3×3×3=27dBの利得が予想される。
このテストにおいて、約34.4dBの改善がなされた。こ
れは、ほぼ、36dB=4×3×3dBであり、R4 の作
用に相当している。反復の平均回数は、R=64のとき21
であり、R=128 のとき26であった。
【0036】同様のテストが、第2番目のΣΔ変換にお
いて行われた(テスト10及び11) 。一般的にR5 の作用
より、5×3×3=45dBの利得が得られると思われる
が、得られた利得は、約53.0dBであった。これは、約
54dB=6×3×3dBであり、R6 の作用に相当する
ものである。
【0037】理想的には、好適な方法において必要とさ
れる計算は丸めなく実行されなければならないが、実際
には有限精度演算で実行しなければならない。上記テス
トでは、32ビット浮動少数点演算を用いた。(計算に必
要なビット数は、確実に、入力データのビット数よりも
多い。すなわち、一般的には、実験において、十分な計
算精度を達成することができる。)
【0038】最終的に改良されたコードは、雑音低減計
算で用いられているのと同数のケタ数で計算したものと
して表示することができる。このことは、例えば、他の
信号との合成を行うための他の計算が後続する場合、特
に必要とされる。あるいは、記憶スペース保存のため
に、例えば最終的な表示を、より少ないケタ数とするこ
とができる雑音低減によって得られるケタ数以上の保護
ケタを具えていることが好ましい。
【0039】更に、上記方法は、量子化インターバルの
均一性に依存していないことに注意する。従って、この
ような方法は、例えば、量子化インターバルが特別の目
的のために不均一である場合(例えば、量子化しきい値
の対数空間を用いスピーチを量子化する場合、)又は技
術的な制限のために、量子化しきい値が不正確である場
合に適用できる。更に、量子化器の値が物理的な条件に
依存しているので(例えば、量子化器の値が温度に依存
している場合)、量子化インターバルが変化する場合が
ある。しかし、好適な雑音低減に必要なことは、量子化
インターバルが既知ということである。この情報は、コ
ンバータの特性として認識される。逆に、量子化しきい
値が時間とともに変化する場合、このような情報が量子
化の工程で反復的に必要とされるはずである。これによ
って、(反復される)雑音低減手続の自己校正が可能と
なる。
【0040】上記テストは、汎用コンピュータのプログ
ラムを用いて行われるが、特定目的のハードウェアを使
用できないわけではない。例えば、雑音低減工程ステッ
プの数が既知の場合、これを実現するに際し、上記変換
を実現するステージのカスコード接続を採用することが
できる。パラメータα及びβの値が、ステージ毎に異な
る場合がある。
【0041】好適雑音低減方法及びシステムの期待され
る適用分野は、音声記録、地震記録、(例えば、医療的
影像に関する)画像データ、例えば衛星ベース又はその
他の遠隔センサによって得られる測量を表示している科
学的データの生産及び再生産である。
【0042】
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適例を具えるコンピュータシステム
を示す図である。
【図2】デジタル−アナログ読出に後続する、オーバサ
ンプリングアナログ−デジタル変換を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の好適例によるシンプルアナログ−デジ
タル変換の例を図式的に示す図である。
【図4】図3の例と関連する信号セットの時間領域を図
式的に示す図である。
【図5】本発明の一態様を説明するための交互投影を幾
何学的に示す図である。
【図6】本発明の好適変換システムを示すブロック図で
ある。
【図7】本発明の好適例と関連する第1番目のΣΔ変換
システムを示すブロック図である。
【図8】本発明の他の好適例と関連する第2番目のΣΔ
変換システムを示すブロック図である。
【図9】本発明の更に他の好適例と関連する第n番目の
ΣΔ変換を示すブロック図である。
【図10】第n番目のΣΔ変換の仮想コーディングシス
テムを示すブロック図である。
【図11】本発明による好適な第1番目のΣΔ変換の例
において、制約された最小化を示すグラフ図である。
【図12】本発明による好適な第2番目のΣΔ変換の例
において、制約された最小化を示すグラフ図である。
【符号の説明】
10 コンピュータシステム 11, 12, 13 入力手段 14 出力手段 M メモリ手段 S,T 計算手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トロング タオ ニューユェン アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10027 ニューヨーク リバーサイド ドライブ 500 インターナショナルハウス ルー ム 601 (72)発明者 マーティン エフ ベターリ アメリカ合衆国 ニューヨーク州 10027 ニューヨーク リバーサイド ドライブ 560 アパートメント 17ジー

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ信号のオーバサンプリングによ
    って生じるデジタルデータの量子化雑音を低減させるた
    めの方法であって、量子化にあたり量子化信号データに
    相当する離散時間信号の集合が凸集合となり、前記方法
    が第1工程と第2工程とを具え、 前記第1工程が、ローパスフィルタ処理を有し、 且つ、 前記第2工程が、前記量子化信号データと同一の量子化
    表現の信号の集合への投影処理を有していることを特徴
    とする量子化雑音低減方法。
  2. 【請求項2】 前記第2工程が、フィルタ処理されるデ
    ータに最も近い前記集合内の点を、少なくとも概略的に
    決定する工程を具えていることを特徴とする請求項1に
    記載の量子化雑音低減方法。
  3. 【請求項3】 前記第1工程と前記第2工程とが交互に
    反復されることを特徴とする請求項1に記載の量子化雑
    音低減方法。
  4. 【請求項4】 連続する反復が、予定量以下となる際に
    終了することを特徴とする請求項3に記載の量子化雑音
    低減方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも部分的にデジタル計算によっ
    て実行されることを特徴とする請求項1に記載の量子化
    雑音低減方法。
  6. 【請求項6】 最終的なデータがデジタル方式で近似さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の量子化雑音
    低減方法。
  7. 【請求項7】 前記量子化信号データを、第1推定とし
    て用いることを特徴とする請求項1に記載の量子化雑音
    低減方法。
  8. 【請求項8】 量子化インターバルを校正する工程を更
    に具えていることを特徴とする請求項1に記載の量子化
    雑音低減方法。
  9. 【請求項9】 前記第1工程が、緩和係数による重み付
    けがなされるローパスフィルタリング処理を有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の量子化雑音低減方
    法。
  10. 【請求項10】 前記第2工程が、緩和係数によって重
    み付けがなされる前記投影処理を有していることを特徴
    とする請求項1に記載の量子化雑音低減方法。
  11. 【請求項11】 前記第1工程が、Pをローパスフィル
    タ処理とし、Iを恒等関数とし、αを0〜2までの間の
    第1の値とする場合 変換S=P+(α−1)(P−I) を、第1データに適用することによって、前記第1デー
    タを第2データに変換する処理を具え、 且つ、前記第2工程が、Qを前記量子化信号データと同
    一の量子化表現の信号の集合への投影処理とし、Iを恒
    等関係とし、βを0から2までの間の第2の値とする場
    合、 変換T=Q+(β−1)(Q−I) を、前記第2データに適用することによって、前記第2
    データを第3データに変換する処理を具えていることを
    特徴とする請求項1に記載の量子化雑音低減方法。
  12. 【請求項12】 所望の雑音低減を達成するために用い
    られる工程数が、少なくとも概略的に最小となるよう
    に、α及びβの値を選択することを特徴とする請求項1
    1に記載の量子化雑音低減方法。
  13. 【請求項13】 シンプルアナログデジタル変換におい
    て、フィルタ処理されるデータサンプル値が、対応する
    量子化信号データサンプル値と同一の量子化インターバ
    ルに存在しない場合、前記第1工程が、 サンプル値として、前記対応する量子化信号データサン
    プル値に最も近い量子化しきい値を割り当てる処理を具
    えていることを特徴とする請求項2に記載の量子化雑音
    低減方法。
  14. 【請求項14】 ディザドアナログデジタル変換におい
    て、フィルタ処理されるデータサンプル値が、対応する
    量子化信号データサンプル値と同一の量子化インターバ
    ルに存在しない場合、前記投影処理が、 サンプル値として、対応する量子化信号データサンプル
    値に最も近い、ディザ推移される量子化しきい値を割当
    てる処理を具えていることを特徴とする請求項2に記載
    の量子化雑音低減方法。
  15. 【請求項15】 一次単一パスΣΔ変換において、前記
    第2工程が、時間累積が一定のテンションの下、振幅値
    を時間に対してプロットしている座標系の原点に固定さ
    れ、推移した量子化インターバル間を通っているスレッ
    ド上に存する信号を加算する工程を具えていることを特
    徴とする請求項2に記載の量子化雑音低減方法。
  16. 【請求項16】 2次単一パスΣΔ変換において、前記
    第2工程が、 振幅値を時間に対してプロットしている座標系の原点に
    固定され、推移した量子化インターバル間を通っている
    弾性ブレード上に第2次時間累積が存在する信号を加算
    する処理を具えていることを特徴とする請求項2に記載
    の量子化雑音低減方法。
  17. 【請求項17】 音響信号を表しているデータに適用さ
    れることを特徴とする請求項1に記載の量子化雑音低減
    方法。
  18. 【請求項18】 地震データに適用される請求項1に記
    載の量子化雑音低減方法。
  19. 【請求項19】 画像を表しているデータに適用される
    請求項1に記載の量子化雑音低減方法。
  20. 【請求項20】 アナログ信号のオーバサンプリングに
    よって発生する、デジタルデータの量子化雑音を低減さ
    せるための装置であって、量子化にあたり量子化信号デ
    ータに相当する離散時間信号の集合が凸集合となり、前
    記装置が、 ローパスフィルタリング処理を含む変換を行うための第
    1計算手段と、 前記量子化信号データと同一の量子化表現の信号の集合
    への投影処理を含む変換を行うための第2計算手段とを
    具えていることを特徴とする量子化雑音低減装置。
  21. 【請求項21】 第1計算手段と、第2計算手段とのカ
    スコードを具えていることを特徴とする請求項20に記
    載の量子化雑音低減装置。
  22. 【請求項22】 アナログ信号のオーバサンプリングに
    よって発生する、デジタルデータの量子化雑音を低減さ
    せる工程を具える記録方法であって、量子化にあたり量
    子化信号データに相当する離散時間信号の集合が、凸集
    合となり、前記記録方法が第1工程と第2工程とを具
    え、 前記第1工程が、ローパスフィルタリング処理の工程を
    有し、且つ、 前記第2工程が、前記量子化信号データと同一の量子化
    表現の信号の集合への投影処理を有していることを特徴
    とする記録方法。
  23. 【請求項23】 アナログ信号のオーバサンプリングに
    よって発生する、デジタルデータの量子化雑音を低減さ
    せる工程を具えるアナログ信号を再構成するための方法
    であって、量子化にあたり量子化信号データに相当する
    離散時間信号の集合が、凸集合となり、前記方法が、第
    1工程と第2工程とを具え、 前記第1工程が、ローパスフィルタリング処理を行う工
    程を有し、且つ、 前記第2工程が、前記量子化信号データと同一の量子化
    表現の集合への投影処理を有していることを特徴とする
    アナログ信号再生方法。
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