JPH06297317A - ガラス板の平面研磨機械 - Google Patents

ガラス板の平面研磨機械

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JPH06297317A
JPH06297317A JP5107476A JP10747693A JPH06297317A JP H06297317 A JPH06297317 A JP H06297317A JP 5107476 A JP5107476 A JP 5107476A JP 10747693 A JP10747693 A JP 10747693A JP H06297317 A JPH06297317 A JP H06297317A
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JP
Japan
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polishing
glass plate
belt
polishing belt
holding
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Application number
JP5107476A
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English (en)
Inventor
Shigeru Bando
茂 坂東
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Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工し得るガラス板のサイズが制限されるこ
とがなく、大きなガラス板から小さなガラス板まで精度
良く平面研磨し得る上に、また粗研磨用、仕上げ用の異
なる研磨ベルトを用いることにより一度に粗研磨から仕
上げ研磨まで行うことができるガラス板の平面研磨機械
を提供することにある。 【構成】 ガラス板の平面研磨機械100は、研磨ベル
ト3、4及び5と、各研磨ベルト3、4及び5をA方向
に循環走行させる走行装置6と、ガラス板7に対する研
磨領域で各研磨ベルト3、4及び5を平らに支持する支
持装置8、9及び10と、研磨されるべきガラス板7を
保持すると共にこの保持したガラス板7を、研磨ベルト
3、4及び5に押圧する保持、押圧装置31と、保持、
押圧装置31を方向Eに循環移動させる移動装置81
と、各研磨ベルト3、4及び5を保持、押圧装置31に
対して方向Fに相対的に揺動させる揺動装置11と、ガ
ラス板7を回転させるガラス板回転装置12とを具備し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス板の表面を平面
研磨して液晶表示装置の表示画面に使用するガラス板、
コピー装置の原稿載置面に使用するガラス板等の精度の
高い平坦度、平面度を必要とするガラス板を生産するガ
ラス板の平面研磨機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラス板の平面研磨機械において
は、主にスピードファーム社製の機械に代表されるよう
に、回転する研磨定盤上に、研磨剤を供給しながら保持
パット装置により保持され同時に回転されるガラス板を
押圧して、ガラス板の平面研磨を行っている。また他の
ガラス板の平面研磨機械では、上記の方法に加えてガラ
ス板を保持する保持パット部を平面内で円弧運動させて
ガラス板の平面研磨を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこれらの平面
研磨機械の研磨定盤では、その回転における平面精度を
十分に高くしなければならないため、研磨定盤の大きさ
に制限があり、従って加工し得るガラス板のサイズが制
限されることとなり、またその研磨定盤が回転するた
め、供給された研磨剤が遠心力により直ちに外周に流れ
出る結果、ガラス板と研磨定盤との間の研磨剤の保持が
十分でなく、更に、回転する研磨定盤では外周と内周と
で周速が異なることとなり、均一な研磨が困難であり、
そして従来の平面研磨機械では、研磨仕上り後、次に研
磨すべきガラス板の研磨機械への供給毎に研磨定盤の回
転を停止しなければならず、作業能率が極めて悪いもの
である。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、加工し得るガラス板の
サイズが制限されることがなく、大きなガラス板から小
さなガラス板まで精度良く平面研磨し得る上に、また粗
研磨用、仕上げ用の異なる研磨ベルトを用いることによ
り一度に粗研磨から仕上げ研磨まで行うことができるガ
ラス板の平面研磨機械を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、ガラス板と研磨定盤
との間に研磨剤を所望に保持し得て、平面研磨を困難な
く行い得るガラス板の平面研磨機械を提供することにあ
る。
【0006】本発明の更に他の目的は、ガラス板の表面
に極めて均一な研磨を施し得るガラス板の平面研磨機械
を提供することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、平面研磨におけ
る作業能率を飛躍的に向上させることができるガラス板
の平面研磨機械を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、外表面に研磨層を備えた研磨ベルトと、この研磨ベ
ルトを走行させる走行装置と、ガラス板に対する研磨領
域で研磨ベルトを平らに支持する支持装置と、研磨され
るべきガラス板を保持すると共にこの保持したガラス板
を、支持装置によって平らに支持された研磨ベルトの外
表面に押圧する保持、押圧装置と、ガラス板に対する研
磨領域で保持、押圧装置を研磨ベルトの走行方向と交差
すると共に支持装置によって研磨ベルトが支持される平
面と平行な方向に移動させる移動装置とを具備するガラ
ス板の平面研磨機械によって達成される。
【0009】本発明によれば前記目的は、支持装置によ
って研磨ベルトが支持される平面と平行であって研磨ベ
ルトの走行方向と交差する方向に各研磨ベルトを保持、
押圧装置に対して相対的に揺動させる揺動装置を更に具
備している上述のガラス板の平面研磨機械によっても達
成される。
【0010】本発明における揺動装置は、一つの例で
は、保持、押圧装置に対して各研磨ベルトを揺動させる
ように、各研磨ベルトに連結されており、他の例では、
各研磨ベルトに対して保持、押圧装置を揺動させるよう
に、保持、押圧装置に連結されている。揺動速度は、研
磨ベルトの走行速度等との関連で決定すれば良いのであ
るが、一つの例として約7m/分の速度を例示し得る。
【0011】本発明の研磨ベルトは、好ましい例では無
端ベルトからなっているが、本研磨ベルトは、支持層
と、この支持層に支持された研磨層としてのバフ層とを
少なくとも具備して形成されており、バフ層は、例えば
フェルト、皮革、スポンジ又はゴム系若しくは樹脂系の
材料からなり、好ましい例として発泡ウレタン又はポリ
エステル繊維の不織布を例示し得、本バフ層は支持層に
接着又は溶着されている。
【0012】更に本発明によれば前記目的は、保持、押
圧装置によって保持されたガラス板を、支持装置による
研磨ベルトの支持平面と平行な平面内で回転させるガラ
ス板回転装置を更に具備している上述のガラス板の平面
研磨機械によっても達成される。
【0013】本発明におけるガラス板回転装置によるガ
ラス板の回転速度は、ベルトの走行速度、ガラス板の寸
法等によって決定され、一つの好ましい例では、例えば
13rpmの回転速度でもってガラス板を回転させるよ
うに、本ガラス板回転装置は形成される。
【0014】本発明における移動装置の一つの好ましい
例では、無端循環機構を具備して構成され、無端循環機
構を具備する移動装置の例では、当該無端循環機構に保
持、押圧装置が取付けられていても良く、無端循環機構
に保持、押圧装置を取付けて移動装置を構成すると、連
続研磨を行い得る結果、作業能率を飛躍的に向上させる
ことができ、製品のコストを大幅に低下させ得る。
【0015】本発明の他の例では、研磨ベルトは複数並
置されて設けられており、この場合、走行装置は各研磨
ベルトを走行させるように構成されており、支持装置は
各研磨ベルトをガラス板に対する研磨領域で平らに支持
すように、各研磨ベルトに配されている。
【0016】
【作用】本発明のガラス板の平面研磨機械によれば、支
持装置により平らに支持された研磨ベルトの研磨層に保
持、押圧装置により保持されたガラス板が押圧される。
走行装置により走行される研磨ベルトは、このようにし
て押圧されたガラス板に対して研磨を施す。研磨中、移
動装置により保持、押圧装置が研磨ベルトの走行方向と
交差する方向に移動される結果、ガラス板は研磨ベルト
の異なる領域で研磨される。研磨を施されたガラス板
は、所定の排出装置により排出されて製品とされる。
【0017】次に本発明を、図面に示す好ましい具体例
に基づいて説明する。これにより前記発明及び他の発明
が明瞭となるであろう。尚、本発明はこれら具体例に何
等限定されないのである。
【0018】
【具体例】図1及び図4において、本例のガラス板の平
面研磨機械100は、それぞれ外表面2に研磨層を備え
ており、並置された三つの無端の研磨ベルト3、4及び
5と、各研磨ベルト3、4及び5をA方向に循環走行さ
せる走行装置6と、ガラス板7に対する研磨領域で各研
磨ベルト3、4及び5を平らに支持する支持装置8、9
及び10と、研磨されるべきガラス板7を保持すると共
にこの保持したガラス板7を、支持装置8、9及び10
によって平らに支持された研磨ベルト3、4及び5の外
表面2に押圧する保持、押圧装置31と、ガラス板7に
対する研磨領域で保持、押圧装置31を研磨ベルト3、
4及び5の走行方向Aと交差する直交方向であって支持
装置8、9及び10によって研磨ベルト3、4及び5が
支持される平面と平行な方向Eに循環移動させる移動装
置81と、支持装置8、9及び10によって研磨ベルト
3、4及び5が支持される平面と平行であって研磨ベル
ト3、4及び5の走行方向Aと交差する直交方向Fに各
研磨ベルト3、4及び5を保持、押圧装置31に対して
相対的に揺動させる揺動装置11と、保持、押圧装置3
1によって保持されたガラス板7を、支持装置8、9及
び10による研磨ベルト3、4及び5の支持平面と平行
な平面内で回転させるガラス板回転装置12とを具備し
ている。
【0019】研磨ベルト3、4及び5のそれぞれをA方
向に、例えば速度約150m/分で走行させる走行装置
6は、フレーム15に回転自在に支持されたテールドラ
ム16、17及び18と、同じくフレーム15に回転自
在に支持された駆動ドラム19、20及び21と、基台
24に取付けられた駆動モータ22とを具備しており、
駆動ドラム19、20及び21の中心軸はそれぞれ連結
されており、中心軸の一端にはスプラインシャフト22
aが取り付けられており、スプラインシャフト22aは
軸受23を介して基台24に回転自在であってF方向に
移動自在に支持されている。スプラインシャフト22a
のF方向の移動を許容してこれと噛み合うプーリ25と
プーリ26との間には、チェーン若しくはベルト27が
掛け渡されている。プーリ26とモータ22の回転出力
軸との間には、歯車機構22bが設けられており、歯車
機構22bを介してモータ22の回転出力軸の回転は、
プーリ26に伝達される。モータ22の作動でプーリ2
6が回転されると、チェーン若しくはベルト27、プー
リ25、スプラインシャフト22、駆動ドラム19、2
0及び21も回転され、これによりベルト3、4及び5
はA方向に循環走行される。
【0020】ベルト3、4及び5の夫々は、支持層と支
持層の外表面の全巾、全周に亘って接着されたバフ層と
を具備して均一な厚さもって形成されており、ベルト
3、4及び5の外表面2に位置する研磨層としてのバフ
層は本例では発泡ウレタン材からなる。
【0021】ガラス板7に対する研磨領域で研磨ベルト
3、4及び5のそれぞれを平らに支持する支持装置8、
9及び10は、フレーム15に支持された支持板を具備
しており、この支持板はベルト3、4及び5の上方の走
行部の下面に近接して配置されており、ベルト3、4及
び5の走行においてベルト3、4及び5の上方の走行部
の支持層と摺接してベルト3、4及び5を平面的に支持
する支持板の上面は高い平坦精度と耐磨耗特性をもって
形成されている。
【0022】研磨されるべきガラス板7を保持すると共
にこの保持したガラス板7を、ガラス板7に対する研磨
領域で支持装置8、9及び10によって平らに支持され
た研磨ベルト3、4及び5の外表面2、即ちバフ層に押
圧する保持、押圧装置31は、ガラス板7を保持する保
持カップ32と、軸受33を介してキャタピラチェーン
85のリンクプレート91に回転自在に支持されて一端
に保持カップ32が取付けられたスプラインシャフト3
5と、スプラインシャフト35の他端にカップリングを
介して一端が連結されたピストンロッド34を有してブ
ラケット36を介して軸受33に取付けられたエアーシ
リンダ装置38とを具備している。
【0023】このような保持、押圧装置31は、本例で
は、多数枚のガラス板7を同時に研磨すべく、移動方向
Eに関して等間隔に多数キャタピラチェーン85に設け
られている。研磨されるべきガラス板7は研磨されるべ
き平面を露出せしめて保持カップ32に嵌着されて保持
される。スプラインシャフト35は上述のように軸受3
3によりキャタピラチェーン85のリンクプレート91
に回転自在に支持されている上に、夫々対応する軸受3
3とスプライン連結しており、軸受33に対して図3に
おいて上下方向に移動自在とされている。スプラインシ
ャフト35の他端とピストンロッド34の一端との間に
配置される夫々のカップリングはスプラインシャフト3
5の回転をエアーシリンダ装置38のピストンロッド3
4に伝達しないようにしている。エアーシリンダ装置3
8はその作動によりスプラインシャフト35を上下に移
動させ、これにより保持カップ32は研磨ベルト3、4
及び5に対して進退されることとなる。
【0024】保持、押圧装置31によって保持されたガ
ラス板7を、支持装置8、9及び10による研磨ベルト
3、4及び5の支持平面と平行な平面内で、例えば回転
速度約13rpmで回転させるガラス板回転装置12
は、本例では、スプラインシャフト35に固着されたピ
ニオン92と、ブラケット93を介してフレーム94に
固定されたラック歯48とを具備しており、ラック歯4
8は研磨ベルト3、4及び5の直ぐ上を走行するキャタ
ピラチェーン85に沿って配置されている。キャタピラ
チェーン85の走行でピニオン92がラック歯48と噛
合うと、ピニオン92は回転され、これによりスプライ
ンシャフト35が回転されるようになっている。本例で
は更にピニオン92とラック歯48とが噛合う領域にお
いて研磨ベルト3、4及び5が支持される平面と平行に
伸長して一対の案内部材49がブラケット93を介して
フレーム94に取付けられており、案内部材49内には
ローラ96が走行するようになっている。ローラ96
は、リンクプレート91に取付けられたローラ支持板9
8に回転自在に設けられており、これにより軸受33及
びスプラインシャフト35を介してローラ支持板98に
連結された保持カップ32は案内部材49に案内されて
研磨ベルト3、4及び5の直ぐ上では研磨ベルト3、4
及び5が支持される平面と平行に走行されるようになっ
ている。このように本例では研磨中、研磨ベルト3、4
及び5の支持平面と実質的に平行にガラス板7の被研磨
面を走行させるような案内部材49、ローラ96等から
なる案内装置52を具備している。
【0025】保持、押圧装置31を、例えば速度約0.
7m/分で移動させる移動装置81は、フレーム94に
回転自在に取付けられた一対のチェーンホイール83及
び84並びにチェーンホイール83及び84間に掛け渡
されたキャタピラチェーン85からなる無端循環機構
と、フレーム94に取付けられた駆動モータ86とを具
備しており、モータ86の出力回転軸に取付けられたプ
ーリ87とチェーンホイール83の回転軸に取付けられ
たプーリ88との間にはベルト又はチェーン89が掛け
渡されており、モータ86の出力回転軸の回転でプーリ
87が回転されると、ベルト又はチェーン89及びプー
リ88を介してチェーンホイール83も回転され、その
結果キャタピラチェーン85もE方向に循環走行され
る。フレーム94は、研磨ベルト3,4及び5を跨いで
基台24上に設けられたフレーム82に支持されてい
る。
【0026】揺動装置11は、基台24に取付けられた
駆動モータ55と、両端で軸受56及び57を介して基
台24に回転自在に支持されて且つ一端でモータ55の
出力回転軸58に連結されたねじ軸59とを具備してお
り、ねじ軸59はフレーム15に固着されたナット60
に螺合しており、フレーム15には各一対のスライダ6
1及び62が取り付けられており、スライダ61及び6
2は、基台24に取付けられた各一対の案内レール63
及び64にF方向に摺動自在に嵌着されている。モータ
55が作動されて、その出力回転軸58が一定周期で正
転及び逆転されると、ねじ軸59も正、逆転され、ねじ
軸59の正転及び逆転でナット60を介してフレーム1
5はF方向に揺動され、而して各研磨ベルト3、4及び
5もまたF方向に揺動される。このように本例では、揺
動装置11は、保持、押圧装置31に対して研磨ベルト
3、4及び5を揺動させるように、フレーム15等を介
して研磨ベルト3、4及び5に連結されている。本例で
は揺動による研磨ベルト3、4及び5のF方向の移動速
度が約7m/分程度になるように設定されている。
【0027】研磨ベルト3、4及び5の上方走行部に対
峙して、ブラケット93に支持された研磨剤供給パイプ
の一端72が夫々配されており、研磨剤供給パイプの他
端は研磨剤供給ポンプ(図示せず)に連結されている。
研磨剤としては、酸化セリウムを水に混入させたものが
適用されている。
【0028】尚、図示しないが図1において、平面研磨
機械100の左側には自動的に保持カップ32に研磨す
べきガラス板7を供給するガラス板供給装置が、平面研
磨機械100の右側には自動的に保持カップ32から研
磨されたガラス板7を取出すガラス板取出し装置が夫々
設けられており、これによりガラス板7の連続的研磨が
なされるようになっている。
【0029】以上のように形成されたガラス板の平面研
磨機械100では、モータ86の作動によりプーリ8
7、ベルト又はチェーン89、プーリ88及びチェーン
ホイール83を介してキャタピラチェーン85はE方向
に走行される。キャタピラチェーン85の走行で保持カ
ップ32も次々にE方向に走行される。保持カップ32
のそれぞれが研磨ベルト3の直ぐ上にもたらされると、
対応するエアシリンダ装置38が作動されて保持カップ
32が下降され同時に案内部材49により保持カップ3
2はその走行が案内されると共にラック歯48とピニオ
ン92との噛合いにより保持カップ32は回転される。
保持カップ32の下降で、研磨ベルト3に所定の押圧力
で各保持カップ32に保持されたガラス板7が押圧され
ると、エアーシリンダ装置38による保持カップ32の
下降が停止されガラス板7は回転されたままの状態で研
磨ベルト3、4及び5にエアーシリンダ装置38のエア
ー弾性下で押圧される。研磨ベルト3、4及び5は、モ
ータ22の作動によるスプラインシャフト22aの回転
と、モータ55の作動によるねじ軸59の回転とによっ
て予めA方向に走行されていると共にF方向に揺動され
ている。従って保持カップ32に保持されたガラス板7
は、走行装置6によりA方向に走行されると共に揺動装
置11によりF方向に揺動される研磨ベルト3、4及び
5に次々に押圧され、これによりガラス板7に平面研磨
が施される。研磨中、研磨剤供給パイプの一端72から
研磨ベルト3、4及び5上に研磨剤が供給される。
【0030】所定の平面研磨が施されて保持カップ32
が駆動ドラム83に近づくと、対応するエアシリンダ装
置38により保持カップ32は上昇されてガラス板7と
研磨ベルト5との接触が解除されると共に、案内部材4
9による保持カップ32の案内及びラック歯48とピニ
オン92との噛合いによる保持カップ32の回転も解除
されてガラス板取出し装置により研磨されたガラス板7
が保持カップ32から取出される。空になった保持カッ
プ32はキャタピラチェーン85の上方部の走行でガラ
ス板供給装置の位置にまで運ばれてここで再び新たな研
磨すべきガラス板7が保持カップ32に供給され、保持
カップ32に嵌着される。以後上述の動作が繰り返され
る。
【0031】尚、研磨ベルト3、4及び5のF方向の揺
動は、ねじ軸59を一定数回転毎に正転、逆転させるよ
うに、モータ55を作動せしめることになされる。
【0032】このようにガラス板の平面研磨機械100
では、研磨ベルト3、4及び5にガラス板7を押圧して
ガラス板7を平面研磨しているため、研磨ベルト3、4
及び5の走行距離及び支持装置8、9及び10の支持板
の長さを長くすれば簡単に大きなガラス板7を研磨し
得、加工し得るガラス板のサイズが制限されることがな
くなり、大きなガラス板から小さなガラス板まで精度良
く平面研磨し得る。そして直線的に走行する研磨ベルト
3、4及び5により研磨するため、全幅方向に亘って研
磨速度が同一となり、ガラス板の表面に極めて均一な研
磨を施し得る。更に、供給される研磨剤に研磨ベルト
3、4及び5からの遠心力が作用しないため、ガラス板
7と研磨ベルト3、4及び5との間に研磨剤を所望に保
持し得て、研磨剤の機能を確実に発揮させることがで
き、そして平面研磨機械100では揺動装置11が設け
られているため、研磨においてガラス板7の表面に線等
が付くことがなく、極めて均一な研磨をガラス板7に施
し得る。また研磨ベルト3に粗研磨を、研磨ベルト4に
普通の研磨を、研磨ベルト5に仕上げ研磨を行わせるよ
うにしてもよく、このようにすると一度にガラス板7の
表面を研磨することができる。
【0033】更にガラス板の平面研磨機械100では、
ガラス板7の研磨加工を次々に連続して且つ並行して行
い得るため、極めて限られた狭い場所で極めて低コスト
のガラス板製品を供給することができる。
【0034】尚、研磨機械100では、三個の研磨ベル
ト3、4及び5を設けて構成したが、本発明はこれに限
定されないのはもちろんであって、研磨ベルト等を一個
若しくは二個又は4個以上並置させて構成してもよいの
である。
【0035】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加工し得
るガラス板のサイズが制限されることがなく、大きなガ
ラス板から小さなガラス板まで精度良く平面研磨し得、
加えて研磨剤を所望に研磨領域に保持し得て、平面研磨
を困難なく行い得、ガラス板の表面に極めて均一な研磨
を施し得る。また本発明によれば平面研磨における作業
能率を飛躍的に向上させることができ、極めて限られた
狭い場所で極めて低コストのガラス板製品を供給するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガラス板の平面研磨機械の好まし
い一具体例の正面図である。
【図2】図1に示す具体例の一部断面図である。
【図3】図1に示す具体例の側面断面図である。
【図4】図1に示す具体例において図2と異なる位置で
の一部断面図である。
【符号の説明】
3、4、5 研磨ベルト 6 走行装置 7 ガラス板 8、9、10 支持装置 11 揺動装置 12 ガラス板回転装置 31 保持、押圧装置 81 移動装置 100 平面研磨機械

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面に研磨層を備えた研磨ベルトと、
    この研磨ベルトを走行させる走行装置と、ガラス板に対
    する研磨領域で研磨ベルトを平らに支持する支持装置
    と、研磨されるべきガラス板を保持すると共にこの保持
    したガラス板を、支持装置によって平らに支持された研
    磨ベルトの外表面に押圧する保持、押圧装置と、ガラス
    板に対する研磨領域で保持、押圧装置を研磨ベルトの走
    行方向と交差すると共に支持装置によって研磨ベルトが
    支持される平面と平行な方向に移動させる移動装置とを
    具備するガラス板の平面研磨機械。
  2. 【請求項2】 支持装置によって研磨ベルトが支持され
    る平面と平行であって研磨ベルトの走行方向と交差する
    方向に各研磨ベルトを保持、押圧装置に対して相対的に
    揺動させる揺動装置を更に具備している請求項1に記載
    のガラス板の平面研磨機械。
  3. 【請求項3】 揺動装置は、保持、押圧装置に対して各
    研磨ベルトを揺動させるように、各研磨ベルトに連結さ
    れている請求項2に記載のガラス板の平面研磨機械。
  4. 【請求項4】 揺動装置は、各研磨ベルトに対して保
    持、押圧装置を揺動させるように、保持、押圧装置に連
    結されている請求項2に記載のガラス板の平面研磨機
    械。
  5. 【請求項5】 保持、押圧装置によって保持されたガラ
    ス板を、支持装置による研磨ベルトの支持平面と平行な
    平面内で回転させるガラス板回転装置を更に具備する請
    求項1から4のいずれか一項に記載のガラス板の平面研
    磨機械。
  6. 【請求項6】 研磨ベルトは複数並置されて設けられて
    おり、走行装置は各研磨ベルトを走行させるように構成
    されており、支持装置は各研磨ベルトをガラス板に対す
    る研磨領域で平らに支持すように、各研磨ベルトに配さ
    れている請求項1から5のいずれか一項に記載のガラス
    板の平面研磨機械。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105690211A (zh) * 2016-03-11 2016-06-22 无锡建凌电器有限公司 一种螺丝钉十字槽的加工装置
CN112355870A (zh) * 2020-11-11 2021-02-12 科达制造股份有限公司 一种板材抛光机

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CN105690211A (zh) * 2016-03-11 2016-06-22 无锡建凌电器有限公司 一种螺丝钉十字槽的加工装置
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