JPH0542464A - ガラス板の平面研磨機械 - Google Patents

ガラス板の平面研磨機械

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JPH0542464A
JPH0542464A JP3224960A JP22496091A JPH0542464A JP H0542464 A JPH0542464 A JP H0542464A JP 3224960 A JP3224960 A JP 3224960A JP 22496091 A JP22496091 A JP 22496091A JP H0542464 A JPH0542464 A JP H0542464A
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glass plate
polishing
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belt
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JP3224960A
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Shigeru Bando
茂 坂東
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Bando Kiko Co Ltd
Original Assignee
Bando Kiko Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G47/00Article or material-handling devices associated with conveyors; Methods employing such devices
    • B65G47/22Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors
    • B65G47/24Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors orientating the articles
    • B65G47/244Devices influencing the relative position or the attitude of articles during transit by conveyors orientating the articles by turning them about an axis substantially perpendicular to the conveying plane

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 加工し得るガラス板のサイズが制限されるこ
とがなく、大きなガラス板から小さなガラス板まで精度
良く平面研磨し得るガラス板の平面研磨機械を提供する
ことにある。 【構成】 外表面2に研磨層を備えており、並置された
研磨ベルト3及び4と、各研磨ベルト3及び4を同期し
て走行させる走行装置5と、ガラス板6に対する研磨領
域で各研磨ベルト3及び4を平らに支持する支持装置7
及び8と、研磨されるべきガラス板6を保持すると共に
この保持したガラス板6を、支持装置7及び8によって
平らに支持された研磨ベルト3及び4の外表面2に押圧
する保持、押圧装置13及び14とを具備するガラス板
の平面研磨機械1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラス板の表面を平面
研磨して液晶表示装置の表示画面に使用するガラス板、
コピー装置の原稿載置面に使用するガラス板等の精度の
高い平坦度、平面度を必要とするガラス板を生産するガ
ラス板の平面研磨機械に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のガラス板の平面研磨機械において
は、主にスピードファーム社製の機械に代表されるよう
に、回転する研磨定盤上に、研磨剤を供給しながら保持
パット装置により保持され同時に回転されるガラス板を
押圧して、ガラス板の平面研磨を行っている。また他の
ガラス板の平面研磨機械では、上記の方法に加えてガラ
ス板を保持する保持パット部を平面内で円弧運動させて
ガラス板の平面研磨を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところでこれらの平面
研磨機械の研磨定盤では、その回転における平面精度を
十分に高くしなければならないため、研磨定盤の大きさ
に制限があり、従って加工し得るガラス板のサイズが制
限されることとなり、またその研磨定盤が回転するた
め、供給された研磨剤が遠心力により直ちに外周に流れ
出る結果、ガラス板と研磨定盤との間の研磨剤の保持が
十分でなく、更に、回転する研磨定盤では外周と内周と
で周速が異なることとなり、均一な研磨が困難であり、
そして従来の平面研磨機械では、研磨仕上り後、次に研
磨すべきガラス板の研磨機械への供給毎に研磨定盤の回
転を停止しなければならず、作業能率が極めて悪いもの
である。
【0004】本発明は、前記諸点に鑑みなされたもので
あり、その目的とするところは、加工し得るガラス板の
サイズが制限されることがなく、大きなガラス板から小
さなガラス板まで精度良く平面研磨し得るガラス板の平
面研磨機械を提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、ガラス板と研磨定盤
との間に研磨剤を所望に保持し得て、平面研磨を困難な
く行い得るガラス板の平面研磨機械を提供することにあ
る。
【0006】本発明の更に他の目的は、ガラス板の表面
に極めて均一な研磨を施し得るガラス板の平面研磨機械
を提供することにある。
【0007】また本発明の他の目的は、平面研磨におけ
る作業能率を飛躍的に向上させることができるガラス板
の平面研磨機械を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、外表面に研磨層を備えており、並置された複数の研
磨ベルトと、この研磨ベルトの各々を同期して走行させ
る走行装置と、ガラス板に対する研磨領域で各研磨ベル
トを平らに支持する支持装置と、研磨されるべきガラス
板を保持すると共にこの保持したガラス板を、支持装置
によって平らに支持された研磨ベルトの外表面に押圧す
る保持、押圧装置とを具備するガラス板の平面研磨機械
によって達成される。
【0009】本発明によれば前記目的は、支持装置によ
って各研磨ベルトが支持される平面と平行であって各研
磨ベルトの走行方向と交差する方向に保持、押圧装置に
よって保持されたガラス板を各研磨ベルトに対して相対
的に同期して揺動させる揺動装置を更に具備している上
述のガラス板の平面研磨機械によっても達成される。
【0010】本発明における揺動装置は、一つの例で
は、ガラス板に対して研磨ベルトを揺動させるように、
各研磨ベルトに連結されており、他の例では、各研磨ベ
ルトに対してガラス板を揺動させるように、押圧、保持
装置に連結されている。従って本発明では揺動装置の例
としては、保持、押圧装置を研磨ベルトの走行方向と交
差する方向において固定して配置する一方、各研磨ベル
トを揺動させて、これにより支持装置によって各研磨ベ
ルトが支持される平面内であって各研磨ベルトの走行方
向と交差する方向に各研磨ベルトに対して保持、押圧装
置を相対的に同期して揺動させてもよく、或いは、各研
磨ベルトをその走行方向と交差する方向において固定し
て配置する一方、保持、押圧装置を揺動させて、これに
より支持装置によって研磨ベルトが支持される平面内で
あって各研磨ベルトの走行方向と交差する方向に研磨ベ
ルトに対して保持、押圧装置を相対的に同期して揺動さ
せてもよいのである。揺動速度は、研磨ベルトの走行速
度等との関連で決定すれば良いのであるが、一つの例と
して約7m/分の速度を例示し得る。
【0011】本発明の研磨ベルトは、好ましい例では無
端ベルトからなっているが、本研磨ベルトは、支持層
と、この支持層に支持された研磨層としてのバフ層とを
少なくとも具備して形成されており、バフ層は、例えば
フェルト、皮革、スポンジ又はゴム系若しくは樹脂系の
材料からなり、好ましい例として発泡ウレタン又はポリ
エステル繊維の不織布を例示し得、本バフ層は支持層に
接着又は溶着されている。
【0012】更に本発明によれば前記目的は、保持、押
圧装置によって保持されたガラス板を、支持装置による
研磨ベルトの支持平面と平行な平面内で回転させるガラ
ス板回転装置を更に具備している上述のガラス板の平面
研磨機械によっても達成される。
【0013】本発明におけるガラス板回転装置によるガ
ラス板の回転速度は、ベルトの走行速度、ガラス板の寸
法等によって決定され、一つの好ましい例では、例えば
13rpmの回転速度でもってガラス板を回転させるよ
うに、本ガラス板回転装置は形成される。
【0014】また本発明によれば前記目的は、各研磨ベ
ルトに対応する保持、押圧装置を同期して移動させる移
動装置を更に具備している上述のガラス板の平面研磨機
械によっても達成される。本発明における移動装置は、
一つの例では、少なくともガラス板に対する研磨領域
で、保持、押圧装置によって保持されたガラス板を、支
持装置による各研磨ベルトの支持平面と平行な平面内で
移動させるように、構成されている。更に無端循環機構
を具備する本移動装置の一つの例では、無端循環機構に
保持、押圧装置が取付けられていても良く、無端循環機
構に保持、押圧装置を取付けて移動装置を構成すると、
連続研磨を行い得る結果、作業能率を飛躍的に向上させ
ることができ、製品のコストを大幅に低下させ得る。
【0015】
【作用】本発明のガラス板の平面研磨機械によれば、支
持装置により平らに支持された各研磨ベルトの研磨層に
保持、押圧装置により保持されたガラス板が押圧され
る。走行装置により同期して走行される各研磨ベルト
は、このようにして押圧されたガラス板に対して研磨を
施す。研磨を施されたガラス板は、所定の排出装置によ
り排出されて製品とされる。
【0016】次に本発明を、図面に示す好ましい具体例
に基づいて説明する。これにより前記発明及び他の発明
が明瞭となるであろう。尚、本発明はこれら具体例に何
等限定されないのである。
【0017】
【具体例】図1及び図2において、本例のガラス板の平
面研磨機械1は、外表面2に研磨層を備えており、並置
された二つの研磨ベルト3及び4と、各研磨ベルト3及
び4を同期してA方向に走行させる走行装置5と、ガラ
ス板6に対する研磨領域で各研磨ベルト3及び4を平ら
に支持する支持装置7及び8と、研磨されるべきガラス
板6を保持すると共にこの保持したガラス板6を、支持
装置7及び8によって平らに支持された研磨ベルト3及
び4の外表面2に押圧する保持、押圧装置9及び10
と、支持装置7及び8によって研磨ベルト3及び4が支
持される平面と平行であって研磨ベルト3及び4の走行
方向Aと交差するB方向に各研磨ベルト3及び4に対し
て保持、押圧装置9及び10によって保持されたガラス
板6を相対的に同期して揺動させる揺動装置11と、各
研磨ベルト3及び4に対応する保持、押圧装置9及び1
0を同期してE方向に移動させる移動装置12と、保
持、押圧装置9及び10の夫々によって保持されたガラ
ス板6を、支持装置7及び8による研磨ベルト3及び4
の支持平面と平行な平面内で回転させるガラス板回転装
置13及び14を具備している。
【0018】研磨無端ベルト3及び4をA方向に、例え
ば速度約150m/分で同期して走行させる走行装置5
は、フレーム15及び16に回転自在に支持されたテー
ルドラム17(ベルト4側のテールドラムは図示せず)
並びに駆動ドラム18及び19と、基台20に取付けら
れた駆動モータ21とを具備しており、駆動ドラム18
及び19の中心には、スプラインシャフト22が挿通さ
れており、両端で軸受23及び24を介して基台20に
回転自在に支持されたスプラインシャフト22は、駆動
ドラム18及び19の中心に形成されたスプラインナッ
トにスプライン連結されており、これによりスプライン
シャフト22に対して駆動ドラム18及び19は、A方
向と交差する方向の一つである直交方向、即ちB方向に
摺動自在とされている。スプラインシャフト22の一端
側に取付けられたプーリ25とモータ21の回転出力軸
に取付けられたプーリ26との間には、チェーン若しく
はベルト27が掛け渡されている。この構成でもってモ
ータ21の作動でプーリ26が回転されると、チェーン
若しくはベルト27、プーリ25、スプラインシャフト
22、駆動ドラム18及び19を介してベルト3及び4
はA方向に同期して走行される。
【0019】駆動ドラム18とテールドラム17との間
及び駆動ドラム19とこれに対応するテールドラム(図
示せず)との間に掛け渡されたベルト3及び4の夫々
は、支持層と支持層の外表面の全巾、全周に亘って接着
されたバフ層とを具備して均一な厚さもって形成されて
おり、ベルト3及び4の外表面2に位置する研磨層とし
てのバフ層は本例では発泡ウレタン材からなる。
【0020】ガラス板6に対する研磨領域で研磨ベルト
3を平らに支持する一方の支持装置7は、両端でフレー
ム15に支持された支持板28を具備しており、支持板
28はベルト3の上方の走行部の下面に近接して配置さ
れており、ベルト3の走行においてベルト3の上方の走
行部の支持層と摺接してベルト3を平面的に支持する支
持板28の上面は高い平坦精度と耐磨耗特性をもって形
成されている。ガラス板6に対する研磨領域で研磨ベル
ト4を平らに支持する他方の支持装置8も両端でフレー
ム16に支持された支持板29を具備して支持装置7と
同様に形成されている。
【0021】研磨されるべきガラス板6を保持すると共
にこの保持したガラス板6を、ガラス板6に対する研磨
領域で支持装置7によって平らに支持された研磨ベルト
3の外表面2、即ちバフ層に押圧する一方の保持、押圧
装置9は、ガラス板6を保持する保持カップ30と、軸
受31を介してキャタピラチェーン32のリンクプレー
ト33に回転自在に支持されて一端に保持カップ30が
取付けられたスプラインシャフト34と、スプラインシ
ャフト34の他端にカップリングを介して一端が連結さ
れたピストンロッド35を有してブラケット36を介し
て軸受31に取付けられたエアーシリンダ装置37とを
具備している。
【0022】他方の保持装置10も同様であって、ガラ
ス板6を保持する保持カップ38と、軸受39を介して
キャタピラチェーン40のリンクプレート(図示せず)
に回転自在に支持されて一端に保持カップ38が取付け
られたスプラインシャフト41と、スプラインシャフト
41の他端にカップリングを介して一端が連結されたピ
ストンロッド42を有してブラケット43を介して軸受
39に取付けられたエアーシリンダ装置44とを具備し
ている。
【0023】このような保持、押圧装置9及び10は、
本例では、多数枚のガラス板6を同時に研磨すべく、移
動方向Eに関して等間隔に多数キャタピラチェーン32
及び40に設けられている。研磨されるべきガラス板6
は研磨されるべき平面を露出せしめて保持カップ30及
び38に嵌着されて保持される。スプラインシャフト3
4及び41は上述のように軸受31及び39によりキャ
タピラチェーン32及び40のリンクプレートに回転自
在に支持されている上に、夫々対応する軸受31及び3
9とスプライン連結しており、軸受31及び39に対し
てC方向に移動自在とされている。スプラインシャフト
34及び41の他端とピストンロッド35及び42の一
端との間に配置される夫々のカップリングはスプライン
シャフト34及び41の回転をエアーシリンダ装置37
及び44のピストンロッド35及び42に伝達しないよ
うにしている。エアーシリンダ装置37及び44はその
作動によりスプラインシャフト34及び41をC方向に
移動させ、これにより保持カップ30及び38は研磨ベ
ルト3及び4に対して進退されることとなる。
【0024】保持、押圧装置9によって保持されたガラ
ス板6を、支持装置7による研磨ベルト3の支持平面と
平行な平面内で、例えば回転速度約13rpmで回転さ
せる一方のガラス板回転装置13は、本例では、スプラ
インシャフト34に固着されたピニオン45と、ブラケ
ット46を介してフレーム47に固定されたラック歯4
8とを具備しており、ラック歯48は研磨ベルト3の直
ぐ上を走行するキャタピラチェーン32に沿って配置さ
れている。キャタピラチェーン32の走行でピニオン4
5がラック歯48と噛合うと、ピニオン45は回転さ
れ、これによりスプラインシャフト34が回転されるよ
うになっている。本例では更にピニオン45とラック歯
48とが噛合う領域において研磨ベルト3が支持される
平面と平行に伸長して一対の案内部材49がブラケット
46を介してフレーム47に取付けられており、案内部
材49内にはローラ50が走行するようになっている。
ローラ50は、リンクプレート33に取付けられたロー
ラ支持板51に回転自在に設けられており、これにより
軸受31及びスプラインシャフト34を介してローラ支
持板51に連結された保持カップ30は案内部材49に
案内されて研磨ベルト3の直ぐ上では研磨ベルト3が支
持される平面と平行に走行されるようになっている。こ
のように本例では研磨中、研磨ベルト3の支持平面と実
質的に平行にガラス板6の被研磨面を走行させるような
案内部材49、ローラ50等からなる案内装置52を具
備している。
【0025】保持、押圧装置10によって保持されたガ
ラス板6を、支持装置8による研磨ベルト4の支持平面
と平行な平面内で、例えば回転速度約13rpmで回転
させる他方のガラス板回転装置14もガラス板回転装置
13と同様であって、スプラインシャフト41に固着さ
れたピニオン53と、ブラケット54を介してフレーム
47に固定されたラック歯55とを具備しており、ラッ
ク歯55は研磨ベルト4の直ぐ上を走行するキャタピラ
チェーン40に沿って配置されている。キャタピラチェ
ーン40の走行でピニオン53がラック歯55と噛合う
と、ピニオン53は回転され、これによりスプラインシ
ャフト41が回転されるようになっている。そしてピニ
オン53とラック歯55とが噛合う領域において研磨ベ
ルト4が支持される平面と平行に伸長して一対の案内部
材56がブラケット54を介してフレーム47に取付け
られており、案内部材56内にはローラ57が走行する
ようになっている。ローラ57は、キャタピラチェーン
40のリンクプレート(図示せず)に取付けられたロー
ラ支持板58に回転自在に設けられており、これにより
軸受39及びスプラインシャフト41を介してローラ支
持板58に連結された保持カップ38は案内部材56に
案内されて研磨ベルト4の直ぐ上では研磨ベルト4が支
持される平面と平行に走行されるようになっている。こ
のように本例では研磨中、研磨ベルト4の支持平面と実
質的に平行にガラス板6の被研磨面を走行させるような
案内部材56、ローラ57等からなる案内装置59を具
備している。
【0026】保持、押圧装置13及び14を少なくとも
ガラス板6に対する研磨領域で研磨ベルト3及び4の支
持平面と平行な平面内で、例えば速度約0.7m/分で
同期して移動させる移動装置12は、研磨ベルト3及び
4を跨いで基台20上に設けられたフレーム47に回転
自在に取付けられた一対のチェーンホイール60及び6
1並びにチェーンホイール60及び61間に掛け渡され
たキャタピラチェーン32からなる一方の無端循環機構
62と、この無端循環機構62と同様に形成されてお
り、フレーム47に回転自在に取付けられた一対のチェ
ーンホイール63(一つは図示せず)並びに一対のチェ
ーンホイール63(一つは図示せず)間に掛け渡された
キャタピラチェーン40からなる他方の無端循環機構6
4と、フレーム47に取付けられた駆動モータ65とを
具備しており、モータ65の出力回転軸66に取付けら
れたプーリ67とチェーンホイール61の回転軸68
(本回転軸68は無端循環機構64の図示しないチェー
ンホイールの回転軸でもあって共用されている)に取付
けられたプーリ69との間にはベルト又はチェーン70
が掛け渡されており、モータ65の出力回転軸66の回
転でプーリ67が回転されると、ベルト又はチェーン7
0、プーリ69及び回転軸68を介してチェーンホイー
ル61(無端循環機構64の図示しないチェーンホイー
ルも含む)も回転され、その結果キャタピラチェーン3
2及び40もE方向に同期して循環走行される。
【0027】支持装置7及び8によって研磨ベルト3及
び4の夫々が支持される平面と平行であって研磨ベルト
3及び4の走行方向Aと交差する方向、本例では走行方
向Aと直交する方向であるB方向に研磨ベルト3及び4
に対して保持、押圧装置9及び10を同期して相対的に
揺動させる揺動装置11は、基台20に取付けられた駆
動モータ71と、両端で軸受72及び73を介して基台
20に回転自在に支持されて且つ一端でモータ71の出
力回転軸74に連結されたねじ軸75とを具備してお
り、ねじ軸75はフレーム15及び16に固着されたナ
ット76及び77に螺合しており、フレーム15及び1
6は一対の案内レール78を介して基台20にB方向に
移動自在に支持されている。このように本例では、揺動
装置11は、保持、押圧装置9及び10に対して研磨ベ
ルト3及び4を揺動させるように、フレーム15及び1
6等を介して研磨ベルト3及び4に連結されている。本
例では揺動による研磨ベルト3及び4のB方向の移動速
度が約7m/分程度になるように設定されている。
【0028】研磨ベルト3及び4の上方走行部に対峙し
て、ブラケット46及び54に支持された研磨剤供給パ
イプの一端80(研磨ベルト4側は図示せず)が夫々配
されており、研磨剤供給パイプの他端は研磨剤供給ポン
プ(図示せず)に連結されている。研磨剤としては、酸
化セリウムを水に混入させたものが適用されている。
【0029】尚、図示しないが図1において、平面研磨
機械1の左側には自動的に保持カップ30及び38に研
磨すべきガラス板6を供給するガラス板供給装置が、平
面研磨機械1の右側には自動的に保持カップ30及び3
8から研磨されたガラス板6を取出すガラス板取出し装
置が夫々設けられており、これによりガラス板6の連続
的研磨がなされるようになっている。
【0030】以上のように形成されたガラス板の平面研
磨機械1では、モータ65の作動によりプーリ67、ベ
ルト又はチェーン70、プーリ69及び一対のチェーン
ホイール61(他方は図示せず)を介してキャタピラチ
ェーン32及び40はE方向に同期して走行される。キ
ャタピラチェーン32及び40の走行で保持カップ30
及び38も次々にE方向に走行される。保持カップ30
及び38の夫々が研磨ベルト3及び4の直ぐ上にもたら
されると、対応するエアシリンダ装置37及び44が作
動されて保持カップ30及び38が下降され同時に案内
部材49及び56により保持カップ30及び38はその
走行が案内されると共にラック歯48及び55とピニオ
ン45及び53との噛合いにより保持カップ30及び3
8は回転される。保持カップ30及び38の下降で、研
磨ベルト3及び4に所定の押圧力で各保持カップ30及
び38に保持されたガラス板6が押圧されると、エアー
シリンダ装置37及び44による保持カップ30及び3
8の下降が停止されガラス板6は回転されたままの状態
で研磨ベルト3及び4にエアーシリンダ装置37及び4
4のエアー弾性下で押圧される。研磨ベルト3及び4
は、モータ21の作動によるスプラインシャフト22の
回転と、モータ71の作動によるねじ軸75の回転とに
よって予めA方向に同期して走行されていると共にB方
向に同じく同期して揺動されている。従って保持カップ
30及び38に保持されたガラス板6は、走行装置5に
よりA方向に同期して走行されると共に揺動装置11に
よりB方向に同期して揺動される研磨ベルト3及び4に
押圧され、これによりガラス板6に平面研磨が施され
る。研磨中、研磨剤供給パイプの一端80から研磨ベル
ト3及び4上に研磨剤が供給される。
【0031】所定の平面研磨が施されて保持カップ30
及び38が駆動ドラム18及び19に近づくと、対応す
るエアシリンダ装置37及び44により保持カップ30
及び38は上昇されてガラス板6と研磨ベルト3及び4
との接触が解除されると共に、案内部材49及び56に
よる保持カップ30及び38の案内及びラック歯48及
び55とピニオン45及び53との噛合いによる保持カ
ップ30及び38の回転も解除されてガラス板取出し装
置により研磨されたガラス板6が保持カップ30及び3
8から取出される。空になった保持カップ30及び38
はキャタピラチェーン32及び40の上方部の走行でガ
ラス板供給装置の位置にまで運ばれてここで再び新たな
研磨すべきガラス板6が保持カップ30及び38に供給
され、保持カップ30及び38に嵌着される。以後上述
の動作が繰り返される。
【0032】尚、研磨ベルト3及び4のB方向の同期揺
動は、ねじ軸75を一定数回転毎に正転、逆転させるよ
うに、モータ71を作動せしめることになされる。
【0033】このようにガラス板の平面研磨機械1で
は、研磨領域で一定方向に直線的に走行する研磨ベルト
3及び4にガラス板6を押圧してガラス板6を平面研磨
しているため、研磨ベルト3及び4の幅及び支持装置7
及び8の支持板28及び29の幅を広くすれば簡単に大
きなガラス板6を研磨し得、加工し得るガラス板のサイ
ズが制限されることがなくなり、大きなガラス板から小
さなガラス板まで精度良く平面研磨し得る。そして研磨
領域で直線的に走行する研磨ベルト3及び4により研磨
するため、全幅方向に亘って研磨速度が同一となり、ガ
ラス板の表面に極めて均一な研磨を施し得る。更に、供
給される研磨剤に研磨ベルト3及び4からの遠心力が作
用しないため、ガラス板6と研磨ベルト3及び4との間
に研磨剤を所望に保持し得て、研磨剤の機能を確実に発
揮させることができ、そして平面研磨機械1では揺動装
置11が設けられているため、研磨においてガラス板6
の表面に線等が付くことがなく、極めて均一な研磨をガ
ラス板6に施し得る。
【0034】更にガラス板の平面研磨機械1では、ガラ
ス板6の研磨加工を次々に連続して且つ並行して行い得
るため、極めて限られた狭い場所で極めて低コストのガ
ラス板製品を供給することができる。
【0035】尚、研磨機械1では、研磨中、ガラス板6
を研磨ベルト3及び4の走行方向と同じ方向に移動させ
たが、これに代えてキャタピラチェーン32及び40の
走行方向を逆転して、研磨中、ガラス板6を研磨ベルト
3及び4の走行方向と逆に移動させるようにしても良い
のである。この場合所定の研磨速度でガラス板6が研磨
されるように研磨ベルト3及び4の走行速度、キャタピ
ラチェーン32及び40の走行速度等を設定する。また
研磨機械1では、研磨ベルト3及び4等を一対設けて構
成したが、本発明はこれに限定されないのはもちろんで
あって、同期して走行される研磨ベルト等を3個以上並
置させて構成してもよいのである。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、加工し得
るガラス板のサイズが制限されることがなく、大きなガ
ラス板から小さなガラス板まで精度良く平面研磨し得、
加えて研磨剤を所望に研磨領域に保持し得て、平面研磨
を困難なく行い得、ガラス板の表面に極めて均一な研磨
を施し得る。また本発明によれば平面研磨における作業
能率を飛躍的に向上させることができ、極めて限られた
狭い場所で極めて低コストのガラス板製品を供給するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガラス板の平面研磨機械の好まし
い一具体例の正面図である。
【図2】図1に示す具体例の断面図である。
【符号の説明】
1 平面研磨機械 3 研磨ベルト 4 研磨ベルト 5 走行装置 6 ガラス板 7 支持装置 8 支持装置 9 保持、押圧装置 10 保持、押圧装置 11 揺動装置 12 移動装置 13 ガラス板回転装置 14 ガラス板回転装置

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外表面に研磨層を備えており、並置され
    た複数の研磨ベルトと、この研磨ベルトの各々を同期し
    て走行させる走行装置と、ガラス板に対する研磨領域で
    各研磨ベルトを平らに支持する支持装置と、研磨される
    べきガラス板を保持すると共にこの保持したガラス板
    を、支持装置によって平らに支持された研磨ベルトの外
    表面に押圧する保持、押圧装置とを具備するガラス板の
    平面研磨機械。
  2. 【請求項2】 支持装置によって研磨ベルトが支持され
    る平面と平行であって研磨ベルトの走行方向と交差する
    方向に各研磨ベルトに対して保持、押圧装置によって保
    持されたガラス板を相対的に同期して揺動させる揺動装
    置を更に具備している請求項1のガラス板の平面研磨機
    械。
  3. 【請求項3】 揺動装置は、ガラス板に対して各研磨ベ
    ルトを同期して揺動させるように、各研磨ベルトに連結
    されている請求項2のガラス板の平面研磨機械。
  4. 【請求項4】 揺動装置は、各研磨ベルトに対してガラ
    ス板を同期して揺動させるように、保持、押圧装置に連
    結されている請求項2のガラス板の平面研磨機械。
  5. 【請求項5】 保持、押圧装置によって保持されたガラ
    ス板を、支持装置による研磨ベルトの支持平面と平行な
    平面内で回転させるガラス板回転装置を更に具備する請
    求項1から4のいずれか一項のガラス板の平面研磨機
    械。
  6. 【請求項6】 各研磨ベルトに対応する保持、押圧装置
    を同期して移動させる移動装置を更に具備している請求
    項1から5のいずれか一項のガラス板の平面研磨機械。
  7. 【請求項7】 移動装置は、少なくともガラス板に対す
    る研磨領域で、保持、押圧装置によって保持されたガラ
    ス板を、支持装置による各研磨ベルトの支持平面と平行
    な平面内で同期して移動させるように、構成されている
    請求項6のガラス板の平面研磨機械。
  8. 【請求項8】 移動装置は無端循環機構を具備してお
    り、無端循環機構に保持、押圧装置が取付けられている
    請求項6又は7のガラス板の平面研磨機械。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4604319B2 (ja) * 2000-08-07 2011-01-05 坂東機工株式会社 ガラス板の加工方法及びその装置

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