JPH06297291A - インタロック装置 - Google Patents

インタロック装置

Info

Publication number
JPH06297291A
JPH06297291A JP8459493A JP8459493A JPH06297291A JP H06297291 A JPH06297291 A JP H06297291A JP 8459493 A JP8459493 A JP 8459493A JP 8459493 A JP8459493 A JP 8459493A JP H06297291 A JPH06297291 A JP H06297291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
interlock
abnormality
release
outputting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8459493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3329881B2 (ja
Inventor
Yoichi Okamoto
洋一 岡本
Masahiro Komatsu
雅広 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DMG Mori Co Ltd
Original Assignee
Mori Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mori Seiki Co Ltd filed Critical Mori Seiki Co Ltd
Priority to JP08459493A priority Critical patent/JP3329881B2/ja
Publication of JPH06297291A publication Critical patent/JPH06297291A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3329881B2 publication Critical patent/JP3329881B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業者の安全が確実に図れ、さらに作業者が
誤ってインタロックを作動して、作業を中断することな
く作業性を向上させるインタロック装置を提供するこ
と。 【構成】 インタロックの解除又は作動の選択信号を出力する
インタロック選択手段1と、選択信号に応じて解除信号を出力す
る解除指令手段6と、選択信号に応じて警告信号を発生す
る警告表示手段2と、警告表示手段2の作動状態を検知し
て作動確認信号を出力する作動検知手段3と、選択信号と
確認信号により警告表示手段2の異常を判断し異常信号
を出力する異常判断手段4と、解除信号を入力しインタロックの
解除を行い解除確認信号を出力する機械制御手段7と、解
除信号とその解除確認信号とを入力して機械制御手段7
の異常を判断し異常信号を出力する第2の異常判断手段8
とを備え、解除指令手段6は機械制御手段7の異常信号と
警告表示手段2の異常信号により解除信号の出力を停止
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械等に装着される
安全扉等のインタロック装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】従来、可動部を有する工作機械では、可動
部の動作中に作業者が不用意に可動範囲内に侵入した
り、可動範囲内において作業者が作業中に可動部が不用
意に動作したりして作業者に危害を及ぼすことを防ぐた
め、機械本体の周囲に安全柵を設けるとともに、安全柵
の一部に開閉自在な安全扉を設けている。さらに、その
安全扉には、安全扉が開閉されると動作するリミットス
イッチを設けて、このリミットスイッチからの信号によ
り機械操作盤からの可動部の動作指令信号や機械駆動部
の電源を遮断することにより、可動部が動作しないよう
にインタロックを行うインタロック装置を設けている。
更に、このインタロック装置は、安全扉を開放した状態
で可動部を動作させる段取り作業等のために、任意にイ
ンタロックが解除できるように、インタロック解除シス
テムを備えている。
【0003】図4は、従来のインタロック装置を備えた
工作機械のブロック図である。操作盤71上には、主軸
モータ79の回転始動用スイッチ72、送り軸モータ8
1の送り始動用スイッチ73およびプログラムによる自
動運転開始用スイッチ74等の可動部操作用スイッチが
具備され、前記各スイッチ72、73、74を押すとそ
れらの始動指令信号は機械制御部77へ入力される。ま
た、前記操作盤71上にはインタロックの解除または作
動を選択するインタロック選択スイッチ75が設けら
れ、インタロックの解除が選択されるとインタロック解
除指令信号が機械制御部77へ入力される。そこで、機
械制御部77は、操作盤71上のインタロック解除確認
ランプ76にインタロック解除確認信号を出力するとと
もに、前記各始動指令信号に対応した可動部をそれぞれ
駆動制御する主軸モータ制御部78および送り軸モータ
制御部80へ回転指令信号を出力する。安全扉84には
ドッグ86が装着され、安全扉84が閉塞されている状
態においては、前記ドッグ86が安全扉閉検出用スイッ
チ82より離脱し、前記スイッチ82が閉確認信号を機
械制御部77へ出力する。また、機械制御部77から送
られてくる安全扉ロック指令信号を受けて、安全扉84
に装着されたロック用金具85をロックして、安全扉8
4を閉塞状態に固定するソレノイド等からなるロック装
置83が設けられている。
【0004】次に、このような従来のインタロック装置
におけるインタロック解除システムの動作を説明する。
【0005】インタロック選択スイッチ75によってイ
ンタロックのロック作動が選択され、安全扉84が閉塞
して安全扉閉検出用スイッチ82より閉確認信号が機械
制御部77に入力されているとき、操作パネル71から
の各始動指令信号は機械制御部77へ、また、機械制御
部77より回転指令信号が各モータ制御部78、80へ
そのまま送られる。また、機械制御部77よりモータ駆
動制御部78、80へ回転指令が出力されている間、機
械制御部77は安全扉ロック指令信号をロック装置83
に送り、ロック用金具85をロックして安全扉84は閉
じたままロックされ、開くことが出来ない。また、安全
扉84が開いて安全扉閉検出用スイッチ82からの閉確
認信号が機械制御部77に入力されないとき、機械制御
部77は操作盤71からの各指令信号を受け付けること
なく、モータ回転駆動時においては、各モータ制御部7
8、80への回転指令信号を停止することによって各モ
ータ79、81を即時減速停止させる。
【0006】他方、インタロック選択スイッチ75によ
ってロック解除が選択され、機械制御部77にインタロ
ック解除指令信号が入力された場合、機械制御部77は
インタロックを解除するとともに、操作盤71上のイン
タロック解除確認ランプ76へインタロック解除確認信
号を出力して前記ランプ76を点灯し、作業者にインタ
ロック解除中であることを知らせる。また、機械制御部
77はロック装置83へ安全扉ロック指令信号を出力す
ることなく、機械制御部77より各モータ駆動制御部7
8、80へ回転指令が出力されていても安全扉84は自
由に開閉でき、段取り作業等を行うことができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来のインタロック装置においては、インタロッ
ク解除回路系統やインタロック解除確認ランプの故障が
生じた場合、作業者の誤認によって危険が生じるという
可能性があった。
【0008】また、機械駆動部の電源を遮断することに
より、可動部が動作しないようにインタロックを行うタ
イプのインタロック装置においては、インタロック作動
中にもかかわらず誤って作業者は可動範囲内に侵入しよ
うとして、安全扉に連動するインタロックが作動し電源
が遮断され、作業が中断するという課題があった。
【0009】本発明はこのような従来のインタロック装
置の課題を解決するためになされたものであって、イン
タロック解除回路系統やインタロック解除確認表示回路
の異常を検知し、異常が検知されたとき、インタロック
を作動させるとともに作業者に異常を知らせることによ
って、解除状態で作業者が不用意に機械に侵入すること
をなくし、作業者の安全を確実に図るとともに、作業者
が誤ってインタロックを作動して、作業を中断すること
なく作業性を向上させるインタロック装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の本発明は、機
械可動部の動作を制限するインタロックを作動または解
除するインタロック装置において、そのインタロックの
作動または解除を選択するための選択信号を出力するイ
ンタロック選択手段と、前記選択信号を入力してその内
容に応じて警告信号を発生する警告表示手段と、その警
告表示手段の作動状態を検出し、作動確認信号を出力す
る作動検知手段と、前記選択信号と前記作動確認信号と
に基づき前記警告表示手段の異常を判断するとともに、
その判断結果に基づき、異常信号を出力する異常判断手
段と、前記異常信号を入力して異常表示を行う異常表示
手段とを備えたインタロック装置である。
【0011】請求項2の本発明は、機械可動部の動作を
制限するインタロックを作動または解除するインタロッ
ク装置において、そのインタロックの作動または解除を
選択するための選択信号を出力するインタロック選択手
段と、前記選択信号を入力してその内容に応じて、前記
インタロックを解除させる解除信号を出力する解除指令
手段と、前記選択信号を入力してその内容に応じて警告
信号を発生する警告表示手段と、その警告表示手段の作
動状態を検出して作動確認信号を出力する作動検知手段
と、前記選択信号と前記作動確認信号とに基づき前記警
告表示手段の異常を判断するとともに、その判断結果に
基づき、異常信号を出力する異常判断手段とを備え、前
記解除指令手段は前記異常信号によって前記解除信号の
出力を停止するインタロック装置である。
【0012】請求項3の本発明は、機械可動部の動作を
制限するインタロックを作動または解除するインタロッ
ク装置において、そのインタロックの作動または解除を
選択するための選択信号を出力するインタロック選択手
段と、前記選択信号を入力してその内容に応じて、前記
インタロックを解除させる解除信号を出力する解除指令
手段と、前記解除信号を入力し、インタロックの解除を
行うとともにインタロック解除確認信号を出力する機械
制御手段と、前記解除信号と前記インタロック解除確認
信号とを入力して前記機械制御手段の異常を判断して異
常信号を出力する異常判断手段と、前記異常信号を入力
して異常表示を行う異常表示手段とを備えたインタロッ
ク装置である。
【0013】請求項4の本発明は、機械可動部の動作を
制限するインタロックを作動または解除するインタロッ
ク装置において、そのインタロックの作動または解除を
選択するための選択信号を出力するインタロック選択手
段と、前記選択信号を入力してその内容に応じて、前記
インタロックを解除させる解除信号を出力する解除指令
手段と、前記解除信号を入力し、インタロックの解除を
行うとともにインタロック解除確認信号を出力する機械
制御手段と、前記解除信号と前記インタロック解除確認
信号とを入力して前記機械制御手段の異常を判断して異
常信号を出力する異常判断手段とを備え、前記解除指令
手段は前記異常信号によって解除信号を停止するインタ
ロック装置である。
【0014】
【作用】請求項1の本発明に係るインタロック装置によ
れば、インタロックが解除中であることを知らせる警告
表示手段の異常が表示されるようになっているため、イ
ンタロック作動の解除の警告表示がないままにインタロ
ック作動の解除を行うことを防げることができ作業者の
安全が図れる。
【0015】請求項2の本発明に係るインタロック装置
によれば、インタロックが解除中であることを知らせる
警告表示手段の異常があった場合にはインタロックが解
除されない構成となっているため、作業者の安全が図れ
る。
【0016】請求項3の本発明に係るインタロック装置
によれば、インタロックの作動または解除を行う機械制
御手段の異常が表示されるようになっているため、イン
タロック作動解除系統が異常な状態のままに、誤って作
業者が機械可動範囲へ侵入することを防ぐことが出来、
作業者の安全が図れる。
【0017】請求項4の本発明に係るインタロック装置
によれば、インタロックの作動または解除を行う機械制
御手段に異常があった場合にはインタロックが解除され
ない構成となっているため、作業者の安全が図れる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0019】図1は、本発明によるインタロック装置の
基本的な構成を示すブロック図である。図1において、
インタロック装置は、作業者がインタロックの作動又は
解除を指示するための選択信号を出力するインタロック
選択手段1と、前記選択信号を入力し、その内容が解除
の場合は作業者に対する警告信号を発生する警告表示手
段2と、この警告表示手段2の作動状態を検知して作動
確認信号を出力する作動検知手段3と、インタロック選
択手段1からの選択信号と作動検知手段3からの作動確
認信号を入力して警告表示手段2の異常を判断するとと
もにこの判断結果に基づき異常信号を出力する第1異常
判断手段4と、この第1異常判断手段4からの異常信号
を入力して警告表示手段2の異常発生を表示する第1異
常表示手段5とを備え、さらに、第1異常判断手段4の
異常信号と後述する第2異常判断手段8の異常信号とイ
ンタロック選択手段1の選択信号を受けて、それら信号
に応じて解除信号を出力する解除指令手段6と、通常は
インタロックを作動させ、上記解除指令手段6から解除
信号を受けた場合は機械可動部のインタロックの解除処
理を実行するとともに、インタロックの解除中において
は確認信号(インタロック解除確認信号)を出力する機
械制御手段7と、解除指令手段6からの解除信号と機械
制御手段7からの確認信号とを入力して機械制御手段7
の異常を判断し、その旨の異常信号を上記解除指令手段
6へ出力する第2異常判断手段8と、第2異常判断手段
8からの異常信号を入力して作業者に対して機械制御手
段7の異常表示を行う第2異常表示手段9とを備えたも
のである。ここで、上記、解除指令手段6は、インタロ
ック選択手段1から解除信号を受けても、第2異常判断
手段8から出力される機械制御手段7の異常を示す機械
制御異常信号あるいは、第1異常判断手段4から出力さ
れる警告表示手段2の異常を示す警告表示異常信号が入
力されると、解除信号の出力を行わない構成となってい
る。また、解除指令手段6は、既にインタロック選択手
段1から解除信号を受け、解除指令信号を出力していた
後でも、第2異常判断手段8からの機械制御異常信号又
は第1異常判断手段3からの警告表示異常信号のいずれ
の信号が入力された場合は、解除信号の出力を停止す
る。
【0020】図2は、本発明によるインタロック装置の
より具体的な実施例の構成を示す回路図である。
【0021】図2において、インタロック装置は、イン
タロック選択手段1の一例である選択スイッチ10と、
警告表示手段2と第1異常表示手段5および第2異常表
示手段9とを兼ねた表示回路の一例である表示回路20
と、警告表示手段2の異常を判断する第1異常判断手段
4の一例である第1判断回路30と、機械制御手段7の
異常を判断する第2異常判断手段の一例である第2判断
回路40と、インタロック解除指令手段6の一例である
信号送出回路50とを備えるものである。
【0022】前記選択スイッチ10は、インタロックの
有効または無効を選択する2ポジションのセレクトスイ
ッチであって、2つの連動する接点10a、10bを備
え、それぞれが後述する表示回路20と信号送出回路5
0に配設され、無効を選択することによって通電するよ
うに接続されている。
【0023】前記表示回路20は、前記選択スイッチ1
0aと、電源21と、第1の警告表示手段であるブザー
22と、第2の警告表示手段であるランプ23と、前記
ブザー22と前記ランプ23とにそれぞれ直列接続され
る無接点開閉器24、25と、前記選択スイッチ10a
に並列接続される無接点開閉器29と、前記無接点開閉
器24、25を制御する表示駆動部26とを備えてい
る。これら無接点開閉器24とブザー22を直列接続し
たブザー回路と、無接点開閉器25とランプ23を直列
接続したランプ回路と、選択スイッチ10aと無接点開
閉器29の並列回路に表示駆動部26を直列接続した表
示駆動回路とは、それぞれ電源21に接続されている。
前記無接点開閉器29は後述する第2判断回路40の出
力により制御される。
【0024】作業者による解除動作選択によって選択ス
イッチ10aが閉路され、または、後述する第2判断回
路40からの異常信号により無接点開閉器29が閉路さ
れると、表示駆動部26に電流が供給され、ブザーおよ
びランプ駆動信号を出力し、無接点開閉器24、25を
閉路してブザー22およびランプ23を作動させ警告表
示する。また、前記表示駆動部26は後述する第1判断
回路30および後述する第2判断回路40からの異常信
号を入力して、少なくとも一方の判断回路からの異常信
号を入力すると、無接点開閉器24、25を駆動するブ
ザー駆動信号およびランプ駆動信号とを所定の時間間隔
で間欠的に出力することで、ブザー22及びランプ23
を間欠的に作動させて異常表示する。前記ブザー回路お
よび前記ランプ回路には作動検知手段である電流検出器
27、28がそれぞれ配設されており、ブザー22およ
びランプ23に電流が流れると、前記電流検知手段2
7、28がそれぞれの電流を検知して、後述する第1判
断回路30にそれぞれ検知信号を出力する。なお、前記
作動検知手段27、28は、電流検出に限らず電圧検出
等の他の手段によってもよい。
【0025】前記第1判断回路30は、前記ブザー回路
の電流検出器27からの検知信号と表示駆動部26から
のブザー駆動信号との排他的論理和を出力する反一致回
路31と、前記ランプ回路の電流検出器28からの検知
信号と表示駆動部26からのランプ駆動信号との排他的
論理和を出力する反一致回路32と、前記ブザー回路お
よび前記ランプ回路の各電流検出器27、28からのそ
れぞれの検知信号の排他的論理和を出力する反一致回路
33と、前記各反一致回路31、32、33の出力を入
力してそれらの論理和を出力するOR回路34とを備え
る。反一致回路31、32は表示駆動部26の駆動信号
と、ブザー回路、ランプ回路の電流検出信号との一致を
比較判断することで、表示駆動部26からの駆動信号に
よって無接点開閉器24、25が閉路してブザー22お
よびランプ23に電流が供給されブザー22およびラン
プ23が正常に作動したことを確認するとともに、無接
点開閉器24、25の溶着やランプ切れ等によって駆動
信号の出力状態に応じてブザー22およびランプ23が
正常に作動していないことを検出する。また、反一致回
路33はブザー回路およびランプ回路に設けられた電流
検出器27、28からの検知信号の一致を比較判断する
ことで、前記各回路の断線等の異常を検知することが出
来、より確実に表示回路の異常を検出出来る。なお、そ
れぞれの回路の動作時間の差により、前記各判断回路に
入力される信号には時間的なズレが生ずることもある
が、このような場合は、図示はしないが通常使われてい
る補正回路によって補正することが望ましい。
【0026】前記解除信号送出回路50は、インタロッ
ク選択スイッチ10bと、前記第1異常判断回路30お
よび後述する第2異常判断回路40からの異常信号をN
OT回路51を介して駆動される無接点開閉器52とを
備え、インタロック選択スイッチ10bと無接点開閉器
52とはそれぞれ直列接続され、機械制御手段7である
機械制御部60に入力されている。インタロック選択ス
イッチ10bが無効を選択され、前記第1判断回路30
および後述する第2判断回路40からの出力された異常
信号をNOT回路51に入力して、それら判断回路3
0、40より異常信号が出力されていない場合のみ、駆
動信号がNOT回路51から出力され開閉器52を閉路
し、機械制御部60にインタロック解除信号を出力す
る。また、少なくとも一方の判断回路より異常信号が出
力されれば解除信号の出力は直ちに停止され機械制御部
60はインタロック作動を行う。また、機械制御部60
はインタロック解除中においてはその確認信号を第2判
断回路40に出力する。
【0027】他方、第2判断回路40は、排他的論理和
を出力する反一致回路41を備え、反一致回路41は、
前記解除信号送出回路50より出力されたインタロック
解除信号と機械制御部60より出力されたインタロック
確認信号とを入力し、各信号のを比較判断して、解除信
号が出ており且つ機械制御部60がそれを確認している
ことを認識することによって、機械制御部60や機械制
御部間の回路等の異常を判断するとともに、前記判断の
結果、異常を判断すれば異常信号を前記表示駆動部26
および表示駆動回路の無接点開閉器29へ出力する。無
接点開閉器29が閉路することでインタロック解除スイ
ッチ10aが開路していても表示駆動部26が作動する
とともに、表示駆動部26への異常信号によって前述し
たようにランプ23およびブザー22を間欠的に作動さ
せ異常表示を行う。
【0028】図3は、上記インタロック装置の実施例に
おける動作を説明するためのフローチャートである。
【0029】まず、作業者がインタロック選択スイッチ
10aにおいて解除または作動を選択する(ステップS
1)。
【0030】前記選択によって作動が選択されると、後
述するステップS4に進み、また、解除が選択されたと
き、前記選択スイッチ10aが閉路して表示駆動部26
に電流が電源21から流れ、表示駆動部26は無接点開
閉器24、25に駆動信号を出力して前記開閉器24、
25を閉路し、ブザー22およびランプ23に電流を供
給し、ブザー22を鳴らすとともにランプ23を点灯す
る。これによって作業者にインタロック解除の警告表示
を行う。またその解除選択によって、前記選択スイッチ
10bが閉じるとともに、第1判断回路及び第2判断回
路からの異常信号が無ければ、解除信号送出回路50の
無接点開閉器52は閉路されて、機械制御部60にイン
タロック解除信号を送出する(ステップS2)。なお、
第1判断回路30、第2判断回路40から異常信号はN
OT回路51に入力されていないとする。いずれかの異
常信号が入力されている場合は無接点開閉器52は閉路
されない。
【0031】次に、第一判断回路30は無接点開閉器2
4、25への前記駆動信号および電流検出器27、28
からの検出信号を入力してランプ回路およびブザー回路
の異常を判断する。その判断結果に従って、異常であれ
ばステップS6に進み、また、異常でなければステップ
5へ進む(ステップS3)。
【0032】ここで、前述のステップS1においてイン
タロック選択スイッチ10a、10bによって作動が選
択されたとき、該スイッチ10a、10bは開路して表
示駆動部26への電流は遮断され、無接点開閉器24、
25を開路して警告表示を停止するとともに、機械制御
部60への解除信号を停止する(ステップS4)。
【0033】ステップS3およびステップS4に続い
て、第2判断回路40は機械制御部60への解除信号と
機械制御部60からのインタロック確認信号とによっ
て、機械制御部60の異常を判断する。その判断結果に
従って、異常であればステップS6へ進み、異常がなけ
れば処理を終了する(ステップS5)。
【0034】ステップS3およびステップS5に続い
て、信号送出回路50の無接点開閉器52を開路して機
械制御部60への解除信号を停止してインタロックを作
動させるとともに、表示駆動回路20の無接点開閉器2
9を閉路するとともに表示駆動部へ異常信号を入力して
表示駆動部26へ電流を供給して該表示駆動部26は無
接点開閉器24、25に間欠的に駆動信号を出力して前
記無接点開閉器24、25を間欠的に開閉してブザーお
よびランプを間欠的に作動させて異常表示を行う(ステ
ップS6)。
【0035】以上のインタロック装置の判断処理は機械
動作中繰り返し実行される。
【0036】本実施例のインタロック装置によれば、イ
ンタロック解除中、インタロック解除警告表示回路の異
常を検知し、異常が検知されたとき異常表示をするとと
もにインタロック解除指令を停止してインタロックを作
動し、また、常時インタロック解除回路の異常を検知
し、異常が検知されたときインタロック解除指令を停止
してインタロックを作動させるとともに作業者に異常を
知らせることによって、作業者の安全を確実に図ること
ができる。
【0037】また、複数の警告表示手段を設けたので一
方が故障しても他方が作動し安全であるとともに、前記
警告手段は視覚的に表示するランプと聴覚的に表示する
ブザーを設けたので作業者は表示を誤認することなく作
業を行うことができ、作業を中断させることなく作業性
を向上させるような効果がある。
【0038】さらにまた、警告表示手段は異常表示手段
を兼ねているので複数の表示手段を設ける必要がないの
で安価に構成できる等の効果がある。
【0039】なお、上記実施例の処理手順のステップS
2において、警告表示と機械制御部への解除信号出力を
同時に行ったが、警告表示のみを行い、表示回路の異常
がないことを判断した後、異常の無いことを確認して解
除信号を出力するようにしてもよい。
【0040】また、上述の実施例においては、異常判断
手段においては論理回路によって説明したが、シーケン
サ等のコンピュータを用いてソフトウェア的に実現し、
あるいはそれら各機能を有する専用のハード回路を用い
て実現しても構わない。
【0041】また、上述の実施例においては、作動検知
手段は表示駆動部からの駆動信号と作動検知手段からの
検知信号とを比較判断したが、作動検知手段からの検知
信号のみを用いて異常変化を判断するようにしてもよ
い。
【0042】また、上述の実施例においては、表示回路
において通電手段として無接点開閉器を使用し、表示駆
動部によって駆動したがこれに限定されるものでなく、
リレー回路等によって構成してもよい。
【0043】また、上述の実施例においては、警告表示
手段と異常表示手段を兼用したが、それぞれ個別に設け
るようにしてもよい。
【0044】また、本発明のインタロック装置が適用さ
れる工作機械は、例えば、図4に示す従来の工作機械が
例示されるが、特定の工作機械に限らないことは言うま
でもない。
【0045】
【発明の効果】以上述べたところから明らかなように、
請求項1の本発明によれば、インタロック作動が解除中
であることを知らせる警告表示手段の異常が表示される
ようになっているため、インタロックが解除されている
にもかかわらず、インタロックの解除の警告表示がない
ままに、誤って作業者の機械可動範囲への侵入を防ぐこ
とができ作業者の安全が図れる。また、インタロックが
作動しているにも関わらずインタロック解除の警告表示
がなされ、誤って作業者がインタロックを作動すること
を防ぐことが出来、作業性の向上が図れる。
【0046】請求項2の本発明によれば、インタロック
作動解除中を知らせる警告表示手段に異常があればイン
タロックが解除されないため、作業者の安全が図れ非常
に有用である。
【0047】請求項3の本発明によれば、インタロック
の作動または解除を行う機械制御手段の異常が表示され
るようになっているため、インタロック作動解除系統が
異常な状態のままに誤って作業者が機械可動範囲へ侵入
することを防ぐことが出来、作業者の安全が図れる。
【0048】請求項4の本発明によれば、インタロック
の作動または解除を行う機械制御手段に異常があればイ
ンタロックが解除されないため、作業者の安全が図れ非
常に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインタロック装置の基本的な構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明によるインタロック装置の一実施例の構
成を示す回路図である。
【図3】上記実施例における動作処理手順を示すフロー
チャート図である。
【図4】従来技術によるインタロック装置を有する工作
機械のブロック図である。
【符号の説明】
1 インタロック選択手段 2 警告表示手段 3 作動検知手段 4 第1異常判断手段 5 第1異常表示手段 6 解除指令手段 7 機械制御手段 8 第2異常判断手段 9 第2異常表示手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機械可動部の動作を制限するインタロッ
    クを作動または解除するインタロック装置において、そ
    のインタロックの作動または解除を選択するための選択
    信号を出力するインタロック選択手段と、前記選択信号
    を入力してその内容に応じて警告信号を発生する警告表
    示手段と、その警告表示手段の作動状態を検出し、作動
    確認信号を出力する作動検知手段と、前記選択信号と前
    記作動確認信号とに基づき前記警告表示手段の異常を判
    断するとともに、その判断結果に基づき、異常信号を出
    力する異常判断手段と、前記異常信号を入力して異常表
    示を行う異常表示手段とを備えたことを特徴とするイン
    タロック装置。
  2. 【請求項2】 機械可動部の動作を制限するインタロッ
    クを作動または解除するインタロック装置において、そ
    のインタロックの作動または解除を選択するための選択
    信号を出力するインタロック選択手段と、前記選択信号
    を入力してその内容に応じて、前記インタロックを解除
    させる解除信号を出力する解除指令手段と、前記選択信
    号を入力してその内容に応じて警告信号を発生する警告
    表示手段と、その警告表示手段の作動状態を検出して作
    動確認信号を出力する作動検知手段と、前記選択信号と
    前記作動確認信号とに基づき前記警告表示手段の異常を
    判断するとともに、その判断結果に基づき、異常信号を
    出力する異常判断手段とを備え、前記解除指令手段は前
    記異常信号によって前記解除信号の出力を停止すること
    を特徴とするインタロック装置。
  3. 【請求項3】 機械可動部の動作を制限するインタロッ
    クを作動または解除するインタロック装置において、そ
    のインタロックの作動または解除を選択するための選択
    信号を出力するインタロック選択手段と、前記選択信号
    を入力してその内容に応じて、前記インタロックを解除
    させる解除信号を出力する解除指令手段と、前記解除信
    号を入力し、インタロックの解除を行うとともにインタ
    ロック解除確認信号を出力する機械制御手段と、前記解
    除信号と前記インタロック解除確認信号とを入力して前
    記機械制御手段の異常を判断して異常信号を出力する異
    常判断手段と、前記異常信号を入力して異常表示を行う
    異常表示手段とを備えたことを特徴とするインタロック
    装置。
  4. 【請求項4】 機械可動部の動作を制限するインタロッ
    クを作動または解除するインタロック装置において、そ
    のインタロックの作動または解除を選択するための選択
    信号を出力するインタロック選択手段と、前記選択信号
    を入力してその内容に応じて、前記インタロックを解除
    させる解除信号を出力する解除指令手段と、前記解除信
    号を入力し、インタロックの解除を行うとともにインタ
    ロック解除確認信号を出力する機械制御手段と、前記解
    除信号と前記インタロック解除確認信号とを入力して前
    記機械制御手段の異常を判断して異常信号を出力する異
    常判断手段とを備え、前記解除指令手段は前記異常信号
    によって解除信号を停止することを特徴とするインタロ
    ック装置。
JP08459493A 1993-04-12 1993-04-12 インタロック装置 Expired - Fee Related JP3329881B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08459493A JP3329881B2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 インタロック装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP08459493A JP3329881B2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 インタロック装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06297291A true JPH06297291A (ja) 1994-10-25
JP3329881B2 JP3329881B2 (ja) 2002-09-30

Family

ID=13835015

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP08459493A Expired - Fee Related JP3329881B2 (ja) 1993-04-12 1993-04-12 インタロック装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3329881B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402406B1 (ko) * 2000-12-30 2003-10-22 대우종합기계 주식회사 안전성을 고려한 축 이송 제어장치
JP2012084051A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Yazaki Corp 警報器及びそのブザー故障診断方法
WO2013008823A1 (ja) * 2011-07-14 2013-01-17 シチズンホールディングス株式会社 工作機械およびこの工作機械の駆動規制装置
JP2021003774A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 Dmg森精機株式会社 工作機械

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100402406B1 (ko) * 2000-12-30 2003-10-22 대우종합기계 주식회사 안전성을 고려한 축 이송 제어장치
JP2012084051A (ja) * 2010-10-14 2012-04-26 Yazaki Corp 警報器及びそのブザー故障診断方法
WO2013008823A1 (ja) * 2011-07-14 2013-01-17 シチズンホールディングス株式会社 工作機械およびこの工作機械の駆動規制装置
CN103687695A (zh) * 2011-07-14 2014-03-26 西铁城控股株式会社 机床以及该机床的驱动限制装置
JPWO2013008823A1 (ja) * 2011-07-14 2015-02-23 シチズンホールディングス株式会社 工作機械およびこの工作機械の駆動規制装置
CN103687695B (zh) * 2011-07-14 2016-02-03 西铁城控股株式会社 机床以及该机床的驱动限制装置
US9383061B2 (en) 2011-07-14 2016-07-05 Citizen Holdings Co., Ltd. Machine tool and drive regulation device for said machine tool
JP2021003774A (ja) * 2019-06-26 2021-01-14 Dmg森精機株式会社 工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
JP3329881B2 (ja) 2002-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1785237B1 (en) Robot control device
JP3910130B2 (ja) ロボットシステム
JP2005500965A (ja) エレベータシステムのドアの領域に不良がある場合の状況依存反応
JP5187027B2 (ja) 工作機械のドアロック制御装置
JP5254968B2 (ja) 制御装置
US6186260B1 (en) Arm rest/seat switch circuit configuration for use as an operational state sensor for a work machine
JP5046530B2 (ja) エレベータ制御装置
JP4292404B2 (ja) 駆動軸操作システム
JPH06297291A (ja) インタロック装置
JP2000255431A (ja) 鉄道用保安制御装置及び保安制御システム
EP3502360B1 (en) Construction machine equipped with battery
JP4389975B2 (ja) 安全システムおよび安全機器
JP5525347B2 (ja) エレベータの戸開走行防止装置の点検方法ならびにエレベータ監視装置
JP4395829B2 (ja) 自動機械の動作許可装置
JP2009236676A (ja) 速度検出装置
JPH05237738A (ja) 安全装置
WO2021177216A1 (ja) 工作機械および工作機械システム
JPH0764500B2 (ja) エレベータ扉の制御装置
JP2529402B2 (ja) Ha制御機器の運転制御装置
JP2010005758A (ja) 工作機械のドアロック制御装置
JPH05177496A (ja) 安全装置
JP2003237505A (ja) ワンマンバスの乗降扉開閉制御装置及びこの装置を用いた乗降扉開閉制御方法
JP2007169999A (ja) 回転ドア装置
SG186544A1 (en) Elevator-use electronic safety assurance control apparatus
JP2563561B2 (ja) Ha制御機器の運転制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees