JPH0629724U - 金属薄板の据込み接合用ポンチ - Google Patents

金属薄板の据込み接合用ポンチ

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JPH0629724U
JPH0629724U JP6686792U JP6686792U JPH0629724U JP H0629724 U JPH0629724 U JP H0629724U JP 6686792 U JP6686792 U JP 6686792U JP 6686792 U JP6686792 U JP 6686792U JP H0629724 U JPH0629724 U JP H0629724U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属薄板(1)(2)を据込み接合方式で一
体構造に圧着させる際に、上記金属薄板(1)(2)
と、据込み接合用ポンチ(3)との喰付きを防止し、離
型性を高めること。 【構成】 ポンチ(3)の先端部分と基端部との間に、
基端部に向って細くなる逆テーパ状の縮径部位(3C)
を形成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は金属薄板の据込み接合用ポンチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
溶接に代わる金属薄板の接合一体化装置として、重ね合わせた2枚以上の金属 薄板をポンチでダイの据込み穴内に押し込み、エンボス状の接合部位を形成する ことによって上記金属薄板間を圧着させる方式が知られている。
【0003】 以下、図2を参照しながら従来装置の構造と作動順序を説明する。据込み接合 装置(8)は、図2(A)に示すように2枚の金属薄板(1)(2)の支持面( 5B)を具え、この支持面(5B)の下方に有底円筒状の据込み穴(5A)を配 置してなるダイ(5)と、上記据込み穴(5A)と同軸配置で支持面(5B)の 上方で上昇下降可能に配置された円筒状のポンチ(7)と、ポンチ(7)先端に 摺動自在に挿入された円筒状のストリッパ(6)と、ポンチ(7)の周りにスト リッパ(6)への押圧荷重の付加手段として装着されたコイルスプリング(4) とによって構成されている。
【0004】 金属薄板(1)(2)の据込み接合に際しては、まず、図2(A)に示すよう に、支持面(5B)の上に重ね合わせ状態で金属薄板(1)(2)を載置し、金 属薄板(1)の上面にストリッパ(6)の底面を密着させ、この状態でコイルス プリング(4)から伝達される押圧荷重を作用させることによって、ダイ(5) の上に金属薄板(1)(2)を位置決め固定する。
【0005】 次いで図2(B)に示すように、図示しない油圧駆動装置を起動しその先端に 装着されているポンチ(7)に下降ストロークを発生させる。ポンチ(7)は、 コイルスプリング(4)の復元力に抗してストリッパ(6)の軸穴を摺接しなが ら下降し、その先端部分(7A)を、ダイ(5)に設けられている据込み穴(5 A)内に嵌入させる。これによって、据込み穴(5A)上に位置している金属薄 板(1)(2)は、重ね合わせ状態を保持したまま据込み穴(5A)内に押し込 まれ、当該部分をエンボス状の据込み接合部位(1A)(2A)に形成する。
【0006】 2枚の金属薄板(1)(2)にエンボス状の接合部位(1A)(2A)が形成 された後、図2(C)に示すように、図示しない油圧駆動装置を逆起動し、ポン チ(7)に上昇ストロークを発生させる。ポンチ(7)の上昇によって金属薄板 (1)(2)は、エンボス状据込み接合部位(1A)の内周側壁面をポンチ(7 )の外周側壁面に圧接させたまま上昇し、エンボス状の据込み接合部位(1A) (2A)を据込み穴(5A)の上方に引き上げる。金属薄板(1)(2)はスト リッパ(6)を介してコイルスプリング(4)によって下方に押圧されているの で、据込み接合部位(1A)(2A)を上方に引き上げた直後にポンチ(7)の 先端(7A)から金属薄板(1)(2)のエンボス状接合部位(1A)(2A) が離れ、一連の据込み接合動作が終了する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示す従来装置(8)において、ポンチ(7)は、その先端部(7A)か ら基端部(7B)迄を等径とした直円筒体から形成されているから、ポンチ(7 )の先端部(7A)に対してエンボス状の据込み接合部位(1A)(2A)が比 較的広い接触面積で圧接する。このため、上記ポンチ(7)の先端部(7A)と エンボス状の据込み接合部位との間に強い圧接荷重に起因する喰い付き現象が発 生し、金属薄板(1)(2)のポンチ(7)からの離形が困難となる。この問題 を回避すべくコイルスプリング(4)のバネ圧を大きくすることも考えられるが 、その場合は、ポンチ(7)の下降反力が増大し、動力消費量の増大や装置の大 型化等の不都合が発生する。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題の解決手段として本考案は、重ね合わせた2枚以上の金属薄板をダイ の据込み穴内に押し込み、一体構造に据込み接合するポンチにおいて、上記ポン チの先端部分と基端部分との間に上記基端部に向って細くなる逆テーパ状の縮径 部位を形成したことを特徴とする金属薄板の据込み接合用ポンチを提供するもの である。
【0009】
【作用】
ポンチの先端部分と基端部との間に基端部に向って細くなる逆テーパ状の縮径 部位を形成することによって、ポンチの下降ストローク時および上昇ストローク 時に、ポンチの先端部と金属薄板のエンボス状接合部位との圧接面積が減少し、 ポンチの先端からの金属薄板の離型が容易になる。
【0010】
【実施例】
以下、図1を参照しながら本考案の一具体例を説明する。尚、以下の記述にお いて、従来技術を示す図2と同一の構成部材は同一の参照番号で表示し、重複す る事項に関しては説明を省略する。
【0011】 本考案に係る据込み接合装置(9)に使用されるポンチ(3)は、図1(A) に示すように重ね合わせ状態でダイ(5)の支持面(5B)上に載置された2枚 の金属薄板、例えばアルミニウム薄板(1)(2)に、据込み接合用の圧縮荷重 を負荷するポンチ(3)の先端部分を、比較的短かい軸方向厚み、例えば、約2 mmの厚み(L)を有する円筒状の押圧部位(3A)に形成すると共に、この押圧 部位(3A)から小径の基端部(3B)に向って延びる上記ポンチ(3)の中間 胴部を、逆テーパ状の縮径部位(テーパ角度をθで表示)からなる非圧接区間( 3C)に形成している。小径の基端部(3B)には、圧縮荷重が負荷された際の 応力集中を避けるため所定の曲率半径(R)で面取り加工が施こされている。
【0012】 次に前記接合装置(9)の作動につき説明する。まず図1(A)に示すように ストリッパ(6)による押圧を利用してダイ(5)の上にアルミニウム薄板(1 )(2)を重ね合わせ状態で位置決め固定する。次いで図1(B)に示すように 、図示しない油圧駆動装置を起動し、その先端に装着されているポンチ(3)に 下降ストロークを発生させる。ポンチ(3)の先端部分(3A)は、コイルスプ リング(4)の復元力に抗してストリッパ(6)の軸穴を摺接しながら下降し、 ダイ(5)に設けられている据込み穴(5A)内にアルミニウム薄板(1)(2 )を押し込む。これによってアルミニウム薄板(1)(2)には、エンボス状の 据込み接合部位(1A)(2A)が形成される。
【0013】 最後に、図1(C)に示すように、図示しない油圧駆動装置を逆起動し、ポン チ(3)に上昇ストロークを発生させる。ポンチ(3)の上昇によってアルミニ ウム薄板(1)(2)は、エンボス状据込み接合部位(1A)の内周側壁面をポ ンチ(3)の円筒状押圧部位(3A)の外周側壁面に圧接させたまま上昇し、エ ンボス状の据込み接合部位(1A)(2A)を据込み穴(5A)の上方に引き上 げる。本考案に係る据込み接合装置(9)においては、ポンチ(3)の円筒状の 押圧部位(3A)から小径の基端部(3B)に向って延びる中間胴部(3C)を 、当該基端部側に向って直径が漸減する逆テーパ状の縮径部位に形成することに よって、上記中間胴部(3C)とエンボス状の据込み接合部位(1A)との間に 一定の間隙を確保している。この結果、ポンチ(3)の下降ストローク時ならび に上昇ストローク時に、ポンチ(3)の先端の円筒状押圧部位(3A)の外周の みがアルミニウム薄板(1)(2)のエンボス状据込み接合部位(1A)の内周 面に圧接することになり、ポンチ(3)全体では圧接面積が大幅に減少する。従 って、離形時におけるポンチ(3)とアルミニウム薄板(1)(2)との喰い付 きが回避され、コイルスプリング(4)の復元力によりアルミニウム薄板(1) (2)が離型される。なお中間胴部(3C)が仮に接合部位(1A)と接触する 状態が生じても、その接触圧は従来よりもかなり小さいのでアルミニウム薄板( 1)(2)の離型には支障ない。
【0014】
【考案の効果】
本考案はポンチの先端部に逆テーパ状の縮径部を形成したので、据込み接合時 の金属薄板との接触面積を減少させることができ、金属薄板に対するポンチの喰 い付きを防止し、ポンチの引き抜きを容易にすることができる。また本考案によ れば、コイルスプリング(4)のバネ圧を大きくしなくても実用上満足し得る離 型性が確保されるため、バネ圧の増大に起因するポンチ反力の増大や設備の大型 化も回避される。この結果、生産性の向上と、装置の簡易化に対して注目すべき 効果が発揮される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C)は本考案に係る据込み
接合用ポンチの作動順序を説明する据込み接合装置の正
面図。
【図2】(A)、(B)、(C)は従来の据込み接合用
ポンチの作動順序を説明する据込み接合装置の正面図。
【符号の説明】
1 金属薄板 2 金属薄板 3 ポンチ 3A 円筒台状の押圧部位 3B 小径の基端部 3C 逆テーパ状の縮径部位(非圧接区間、中間胴部) 4 コイルスプリング 5 ダイ 5A 据込み穴 6 ストリッパ 9 据込み接合装置

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせた2枚以上の金属薄板をダイ
    の据込み穴内に押し込み、一体構造に据込み接合するポ
    ンチにおいて、 上記ポンチの先端部分と基端部分との間に上記基端部に
    向って細くなる逆テーパ状の縮径部位を形成したことを
    特徴とする金属薄板の据込み接合用ポンチ。
JP1992066867U 1992-09-25 1992-09-25 金属薄板の据込み接合用ポンチ Expired - Lifetime JP2595910Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7480993B2 (en) 2001-12-20 2009-01-27 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing a nozzle plate
JP2009039739A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Kanto Auto Works Ltd プレス型

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US7480993B2 (en) 2001-12-20 2009-01-27 Seiko Epson Corporation Method of manufacturing a nozzle plate
JP2009039739A (ja) * 2007-08-08 2009-02-26 Kanto Auto Works Ltd プレス型

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