JPH06295950A - 半導体装置の配線評価方法 - Google Patents

半導体装置の配線評価方法

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JPH06295950A
JPH06295950A JP8201393A JP8201393A JPH06295950A JP H06295950 A JPH06295950 A JP H06295950A JP 8201393 A JP8201393 A JP 8201393A JP 8201393 A JP8201393 A JP 8201393A JP H06295950 A JPH06295950 A JP H06295950A
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JP
Japan
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wiring
life
current density
semiconductor device
coefficient
Prior art date
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Pending
Application number
JP8201393A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Nishimura
浩一 西村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 精度よく迅速に配線評価を行うことができる
半導体装置の配線評価方法を提供する。 【構成】 半導体装置の配線に任意の電流を供給して加
速試験を行いこのときの測定により配線寿命、配線の電
流密度および配線温度を得、これらの値をもとに非線形
最小二乗法の数値計算によって配線寿命依存パラメータ
である加速係数、電流密度依存係数および活性化エネル
ギを求め、この配線寿命依存パラメータを半導体装置の
配線のエレクトロマイグレーション耐性評価式に適用す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置の素子間
の配線などの配線を評価する半導体装置の配線評価方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】配線のエレクトロマイグレーション耐性
評価式(以下配線評価式という)を用いた半導体の配線
評価方法がある。この配線評価式は次式で表される。す
なわち、 τ=A・Jn ・exp(−q・Ea/(k・T)) ・・・・・(1) ここで、Aは加速係数、nは電流密度依存係数およびE
aは活性化エネルギーであり、これらは配線寿命依存パ
ラメータである。また上式(1)において、qは素電
荷、kはボルツマン定数、τは配線寿命、Jは電流密
度、Tは配線温度である。
【0003】したがって、このような配線評価式を用い
て半導体装置の配線の評価をするためには、まず配線評
価式の配線寿命依存パラメータを求めることとなる。な
お、このような配線のエレクトロマイグレーションによ
る配線寿命依存パラメータについては、『F.M.d'Heurle
and P.S.Ho:"Electromigration in thin films,"Thin
Films-Interdiffusion and Reactions, J.M.Poate, K.
N.Tu and J.W.Mayer,Eds., pp.243-303, John Wiley &
Sons,1978. 』に示されている。
【0004】従来、この種の配線評価式の配線寿命依存
パラメータを求めるには、測定で使用する電流および温
度を正確に制御する必要があった。これは、電流密度依
存係数nを求めるには、配線温度Tを一定にする必要が
あり、また、活性化エネルギEaを求めるには、電流密
度Jを一定にする必要があったためである。以下、図2
により従来の半導体装置の配線評価方法について説明す
る。まず、21は評価対象となる配線に対し、配線温度
Tの一定下で複数値の電流を供給して加速試験により配
線寿命τを測定する配線寿命測定工程である。この工程
では各電流値から電流密度Jを計算して複数のデータの
組(τ,J)を得ている。22は配線温度Tが一定の条
件で成り立つ、τ∝Jn の関係から、工程21で得た複
数データの組(τ,J)より、電流密度依存係数nの最
適値を求める電流密度依存係数計算工程である。この電
流密度依存係数nの精度は工程21での配線寿命の測定
回数と、供給電流値の変動範囲に依存する。
【0005】23は活性化エネルギEaを求めるため
に、評価対象となる配線に対し、電流密度Jを一定にし
て、配線寿命τと配線抵抗Rを測定する配線寿命測定工
程である。この工程では先ず、電流密度Jが一定での配
線抵抗値Rを測定する。配線温度Tは、配線抵抗Rの温
度依存性R=R0 (1+β・T)より求める。ここで、
0 は0℃での抵抗値、βは配線抵抗の温度依存係数で
ある。そして、配線温度Tを変化させ、配線寿命τを測
定し、複数のデータの組(τ,T)を得る。24は電流
密度Jの一定の条件で成り立つ τ∝exp(−q・E
a/(k・T))の関係から、工程23で得た配線寿命
τと配線温度Tの複数データの組(τ,T)より、活性
化エネルギーEaの最適値を求める活性化エネルギー計
算工程である。
【0006】25は加速係数Aを求めるため、評価対象
である配線に対し、任意の電流を供給し、配線寿命τを
測定する配線寿命測定工程である。この工程ではさらに
配線の電流密度Jおよび工程23と同じ方法で配線温度
Tを求める。こうして複数のデータの組(τ,J,T)
を得る。26は工程22で得られた電流密度依存係数
n、工程24で得られた活性化エネルギEaおよび工程
25で得られた複数のデータの組(τ,J,T)と、配
線評価式(1)とから、加速係数Aを得る加速係数計算
工程である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この半
導体装置の配線評価方法は、配線評価式の配線寿命依存
パラメータを求めるのに測定時間が非常にかかり、しか
も測定誤差およびプロセス上の誤差が生じた。また配線
評価式の配線寿命評価パラメータを精度よくしかも迅速
に求めるのは非常に困難であった。
【0008】したがって、この発明の目的は、精度よく
迅速に配線評価を行うことができる半導体装置の配線評
価方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体装置の
配線評価方法は、半導体装置の配線に任意の電流を供給
して加速試験を行いこのときの測定により配線寿命、配
線の電流密度および配線温度を得、これらの値をもとに
非線形最小二乗法の数値計算によって配線寿命依存パラ
メータである加速係数、電流密度依存係数および活性化
エネルギを求め、この配線寿命依存パラメータを半導体
装置の配線のエレクトロマイグレーション耐性評価式に
適用することを特徴とするものである。
【0010】
【作用】この発明の構成によれば、加速試験において測
定された電流密度、配線温度および配線寿命から、配線
評価式に与える配線の加速係数、活性化エネルギーおよ
び電流密度依存係数を、非線形最小二乗法を用いた数値
計算により自動的に求め、配線評価式の配線寿命依存パ
ラメータを満たす配線評価式を完成させる。この完成さ
れた配線評価式から任意の条件下での配線寿命が容易に
求められる。
【0011】この場合、従来例と比較して、配線特性の
測定回数を減少できるとともに測定装置の制御を簡素化
できるので配線評価依存パラメータの精度が上がり、し
かも電流密度依存係数と活性化エネルギーを非線形最小
二乗法を用いた数値計算により一度で求めることができ
るので、迅速に配線評価式を完成させることができる。
このため半導体装置の配線寿命などの配線評価を正確で
しかも効率よく迅速にでき、半導体装置の配線設計およ
び開発の効率を向上でき、半導体装置の信頼性向上につ
ながる。
【0012】
【実施例】この発明の一実施例について図1を参照しな
がら説明する。まず、11は加速試験において、評価対
象となる半導体装置の配線に対し、任意の複数値の電流
を供給して加速試験により配線寿命τと配線抵抗Rとを
測定する配線寿命測定工程である。12は工程11での
供給電流と、配線の設計寸法から得られる配線の断面積
から電流密度Jを求め、加速試験で得られる配線抵抗R
から、配線抵抗Rの温度依存性R=R0 (1+β・T)
を用いて配線温度Tを計算する電流密度・配線温度計算
工程であり、工程11の配線寿命τをあわせて複数デー
タの組(τ,J,T)を得る。13は工程12で得られ
た配線寿命τ、電流密度Jおよび配線温度Tから、非線
形の最小2乗法により、加速係数A、電流密度依存係数
nおよび活性化エネルギーEaを求める非線形最小2乗
法計算工程である。すなわち、複数データの組(τ,
J,T)を次式にあてはめる。
【0013】 Σ{τi −AJi n exp(−qEa /(kTi )}2 =X ここで、Σはi=1からM(データの組数)までの総和
を意味する。非線形最小2乗法の数値計算により、数値
Xが最小となるときの加速係数A,電流密度依存係数
n,活性化エネルギーEaを求める。そして、配線評価
式(1)に適用する。
【0014】このように、半導体装置の配線部分の電
流、電圧測定値を基に、非線形最小二乗法により、半導
体装置の配線評価式の配線寿命依存パラメータをもと
め、配線評価式を完成させることにより、配線寿命計
算、ひいては配線設計の効率を改善させ、配線開発の効
率をあげる。しかも、測定回数の減少、測定装置制御の
簡素化により、半導体装置の配線評価パラメータの精度
が上がり、配線の信頼性のより正確な評価ができる。
【0015】
【発明の効果】この発明の半導体装置の配線評価方法に
よれば、加速試験において配線寿命、電流密度および配
線温度を求め、配線評価式に与える配線寿命依存パラメ
ータを非線形最小二乗法を用いた数値計算により求める
ため、従来例と比較して、配線特性の測定回数を減少で
きるとともに測定装置の制御を簡素化できるので配線評
価依存パラメータの精度が上がり、しかも電流密度依存
係数と活性化エネルギーを非線形最小二乗法を用いた数
値計算により一度で求めることができるので、迅速に配
線評価式を完成させることができる。このため半導体装
置の配線寿命などの配線評価を正確でしかも効率よく迅
速にでき、半導体装置の配線設計および開発の効率を向
上でき、半導体装置の信頼性向上につながるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の半導体装置の配線評価方
法における配線寿命依存パラメータの設定を示したブロ
ック図である。
【図2】従来例の半導体装置の配線評価方法における配
線寿命パラメータの設定を示したブロック図である。
【符号の説明】
11 配線寿命測定工程 12 電流密度・配線温度計算工程 13 非線形最小2乗法計算工程

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体装置の配線に任意の電流を供給して
    加速試験を行いこのときの測定により配線寿命、配線の
    電流密度および配線温度を得、これらの値をもとに非線
    形最小二乗法の数値計算によって配線寿命依存パラメー
    タである加速係数、電流密度依存係数および活性化エネ
    ルギを求め、この配線寿命依存パラメータを半導体装置
    の配線のエレクトロマイグレーション耐性評価式に適用
    することを特徴とする半導体装置の配線評価方法。
JP8201393A 1993-04-08 1993-04-08 半導体装置の配線評価方法 Pending JPH06295950A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6091080A (en) * 1997-06-27 2000-07-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Evaluation method for wirings of semiconductor device
JP2002014067A (ja) * 2000-06-30 2002-01-18 Toshiba Corp 塗膜劣化診断方法とその装置
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CN106449460A (zh) * 2016-10-26 2017-02-22 上海华力微电子有限公司 恒温电迁移测试中的电流加速因子评估方法

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