JPH06295944A - 半導体装置とそれを用いたtddb試験方法およびtddb試験装置 - Google Patents
半導体装置とそれを用いたtddb試験方法およびtddb試験装置Info
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- JPH06295944A JPH06295944A JP8220093A JP8220093A JPH06295944A JP H06295944 A JPH06295944 A JP H06295944A JP 8220093 A JP8220093 A JP 8220093A JP 8220093 A JP8220093 A JP 8220093A JP H06295944 A JPH06295944 A JP H06295944A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】半導体装置のTDDB試験に費やす時間を短く
し効率的なTDDB試験を可能にする半導体装置、TD
DB試験方法およびTDDB試験装置を提供する。 【構成】半導体基板上に形成された複数のMOSキャパ
シタを直列に接続した半導体装置と上記半導体装置の複
数のMOSキャパシタに同時に、電流を流し、MOSキ
ャパシタ間の電圧値を観測するTDDB試験方法。ま
た、複数のMOSキャパシタ間の電圧値を観測するTD
DB試験装置において、接続したMOSキャパシタの数
だけ破壊判定電圧値を設けたTDDB試験装置。 【効果】MOSキャパシタが、直列に接続されているた
めに、ふたつの端子間に電流を流すことにより、一度に
多くのMOSキャパシタへのストレス印加ができる。破
壊電圧基準を複数設けることによって、一度に多くのM
OSキャパシタの破壊判定ができる。このためTDDB
試験において、時間短縮が図れる。
し効率的なTDDB試験を可能にする半導体装置、TD
DB試験方法およびTDDB試験装置を提供する。 【構成】半導体基板上に形成された複数のMOSキャパ
シタを直列に接続した半導体装置と上記半導体装置の複
数のMOSキャパシタに同時に、電流を流し、MOSキ
ャパシタ間の電圧値を観測するTDDB試験方法。ま
た、複数のMOSキャパシタ間の電圧値を観測するTD
DB試験装置において、接続したMOSキャパシタの数
だけ破壊判定電圧値を設けたTDDB試験装置。 【効果】MOSキャパシタが、直列に接続されているた
めに、ふたつの端子間に電流を流すことにより、一度に
多くのMOSキャパシタへのストレス印加ができる。破
壊電圧基準を複数設けることによって、一度に多くのM
OSキャパシタの破壊判定ができる。このためTDDB
試験において、時間短縮が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置および、そ
れを用いたTDDB試験方法に関する。
れを用いたTDDB試験方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体装置および、それを用いた
TDDB試験方法においては大別して、ふたつの測定方
法がある。そのひとつは、MOSキャパシタを用い、M
OSキャパシタの電極間にストレスとして電圧を印加し
て、その特性を評価するものである。この方法では、一
度に複数のMOSキャパシタを測定することができる
が、ひとつひとつのMOSキャパシタの絶縁膜の膜厚の
違いにより同じ電圧を印加しても異なる電界となるた
め、厳密な意味で異なった測定を行ったことになるとい
う欠点がある。
TDDB試験方法においては大別して、ふたつの測定方
法がある。そのひとつは、MOSキャパシタを用い、M
OSキャパシタの電極間にストレスとして電圧を印加し
て、その特性を評価するものである。この方法では、一
度に複数のMOSキャパシタを測定することができる
が、ひとつひとつのMOSキャパシタの絶縁膜の膜厚の
違いにより同じ電圧を印加しても異なる電界となるた
め、厳密な意味で異なった測定を行ったことになるとい
う欠点がある。
【0003】これに対して、もうひとつの測定方法は、
MOSキャパシタを用い、MOSキャパシタの電極間に
ストレスとして電流を流して、その特性を評価するもの
である。この方法は、ひとつひとつのMOSキャパシタ
の絶縁膜の膜厚が違っていても同じ電流を流すため同等
の測定を行ったことになる。
MOSキャパシタを用い、MOSキャパシタの電極間に
ストレスとして電流を流して、その特性を評価するもの
である。この方法は、ひとつひとつのMOSキャパシタ
の絶縁膜の膜厚が違っていても同じ電流を流すため同等
の測定を行ったことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように電
流を流すTDDB試験においては、一度の複数のMOS
キャパシタにストレスをかけられず、ひとつひとつのM
OSキャパシタを順次、測定していた。
流を流すTDDB試験においては、一度の複数のMOS
キャパシタにストレスをかけられず、ひとつひとつのM
OSキャパシタを順次、測定していた。
【0005】そのため、ひとつのTDDB試験に費やす
時間が多いという課題を有していた。
時間が多いという課題を有していた。
【0006】本発明の目的は、半導体装置のTDDB試
験に費やす時間を短くし効率的なTDDB試験を可能に
する半導体装置、TDDB試験方法およびTDDB試験
装置を提供することである。
験に費やす時間を短くし効率的なTDDB試験を可能に
する半導体装置、TDDB試験方法およびTDDB試験
装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、半導体基板上
に形成された複数のMOSキャパシタを直列に接続した
ことを特徴とし、複数のMOSキャパシタに同時に、電
流を流し、MOSキャパシタ間の電圧値を観測すること
を特徴とする。また、複数のMOSキャパシタ間の電圧
値を観測するTDDB試験装置において、破壊判定電圧
値を接続したMOSキャパシタの数だけ設けることを特
徴とする。
に形成された複数のMOSキャパシタを直列に接続した
ことを特徴とし、複数のMOSキャパシタに同時に、電
流を流し、MOSキャパシタ間の電圧値を観測すること
を特徴とする。また、複数のMOSキャパシタ間の電圧
値を観測するTDDB試験装置において、破壊判定電圧
値を接続したMOSキャパシタの数だけ設けることを特
徴とする。
【0008】
【作用】本発明の半導体装置および、それを用いたTD
DB試験方法では、半導体装置であるMOSキャパシタ
が、直列に接続されているために、ふたつの端子間に電
流を流すことにより、一度に多くのMOSキャパシタへ
のストレス印加ができる。そして、そのMOSキャパシ
タの数に応じて、ふたつの端子間の電圧降下がある。そ
こで、破壊電圧基準を複数設けることによって、一度に
多くのMOSキャパシタの破壊判定ができる。
DB試験方法では、半導体装置であるMOSキャパシタ
が、直列に接続されているために、ふたつの端子間に電
流を流すことにより、一度に多くのMOSキャパシタへ
のストレス印加ができる。そして、そのMOSキャパシ
タの数に応じて、ふたつの端子間の電圧降下がある。そ
こで、破壊電圧基準を複数設けることによって、一度に
多くのMOSキャパシタの破壊判定ができる。
【0009】
【実施例】図1と図2は、本発明の実施例により、製造
されたMOSキャパシタの平面図と断面図であり、10
1,201はMOSキャパシタのポリシコン電極、10
2,202はMOSキャパシタの誘電膜形成領域、10
3,203はMOSキャパシタのポリシコン電極と配線
のコンタクト領域、104はMOSキャパシタの基板電
極と配線のコンタクト領域、105,115はアルミニ
ウム配線、106,204はMOSキャパシタの端子、
107,205 MOSキャパシタの端子、108,2
06は半導体基板、109,207はウェル領域、11
0,209はLOCOS、111,208はMOSキャ
パシタのポリシリコン電極と接続されるシリコン基板の
不純物拡散層領域、112,210 MOSキャパシタ
の誘電膜、113,211はMOSキャパシタのポリシ
コン電極、114は層間絶縁膜である。図3は、本発明
の試験方法を示す等価回路であり、301はTDDB試
験装置、302はMOSキャパシタ試験装置、303は
定電流源、304は電圧測定器である。図4は従来のM
OSキャパシタの平面図と断面図および電圧ストレスの
試験方法を示す等価回路であり、401はMOSキャパ
シタのポリシコン電極、402はMOSキャパシタの誘
電膜形成領域、403はMOSキャパシタのポリシコン
電極のパッド領域、404はMOSキャパシタの端子、
405は半導体基板、406はウェル領域、407はL
OCOS、408はMOSキャパシタの誘電膜、409
はMOSキャパシタのポリシコン電極、410は層間絶
縁膜である。図5は従来のMOSキャパシタの平面図と
断面図および電流ストレスの試験方法を示す等価回路で
あり、501はTDDB試験装置、502はMOSキャ
パシタ試験装置、503はスイッチング素子、504は
電流測定器、505は定電圧源である。これらについ
て、以下に詳細に説明する。
されたMOSキャパシタの平面図と断面図であり、10
1,201はMOSキャパシタのポリシコン電極、10
2,202はMOSキャパシタの誘電膜形成領域、10
3,203はMOSキャパシタのポリシコン電極と配線
のコンタクト領域、104はMOSキャパシタの基板電
極と配線のコンタクト領域、105,115はアルミニ
ウム配線、106,204はMOSキャパシタの端子、
107,205 MOSキャパシタの端子、108,2
06は半導体基板、109,207はウェル領域、11
0,209はLOCOS、111,208はMOSキャ
パシタのポリシリコン電極と接続されるシリコン基板の
不純物拡散層領域、112,210 MOSキャパシタ
の誘電膜、113,211はMOSキャパシタのポリシ
コン電極、114は層間絶縁膜である。図3は、本発明
の試験方法を示す等価回路であり、301はTDDB試
験装置、302はMOSキャパシタ試験装置、303は
定電流源、304は電圧測定器である。図4は従来のM
OSキャパシタの平面図と断面図および電圧ストレスの
試験方法を示す等価回路であり、401はMOSキャパ
シタのポリシコン電極、402はMOSキャパシタの誘
電膜形成領域、403はMOSキャパシタのポリシコン
電極のパッド領域、404はMOSキャパシタの端子、
405は半導体基板、406はウェル領域、407はL
OCOS、408はMOSキャパシタの誘電膜、409
はMOSキャパシタのポリシコン電極、410は層間絶
縁膜である。図5は従来のMOSキャパシタの平面図と
断面図および電流ストレスの試験方法を示す等価回路で
あり、501はTDDB試験装置、502はMOSキャ
パシタ試験装置、503はスイッチング素子、504は
電流測定器、505は定電圧源である。これらについ
て、以下に詳細に説明する。
【0010】まず、図1の実施例は、N型半導体基板上
にPウェル形成領域を開孔しB(ボロン)イオンを注入
し、Pウェル109を形成する。
にPウェル形成領域を開孔しB(ボロン)イオンを注入
し、Pウェル109を形成する。
【0011】その後、1000℃から1200℃の熱処
理を行いB(ボロン)の不純物を拡散させる。
理を行いB(ボロン)の不純物を拡散させる。
【0012】次に、シリコン基板上に100nm程度の
膜厚の二酸化シリコン膜を形成し、さらに前記二酸化シ
リコン膜上にCVD法によりシリコン窒化膜を150n
m程度堆積した後、写真食刻法により素子形成領域にの
み前記シリコン窒化膜を残す。
膜厚の二酸化シリコン膜を形成し、さらに前記二酸化シ
リコン膜上にCVD法によりシリコン窒化膜を150n
m程度堆積した後、写真食刻法により素子形成領域にの
み前記シリコン窒化膜を残す。
【0013】次に、前記シリコン窒化膜をマスクとし
て、水蒸気酸化により選択的にフィールド酸化膜として
厚さ400nm以上の二酸化シリコン膜110(以降、
LOCOS酸化膜と称する)を形成した後、前記シリコ
ン窒化膜を除去する。
て、水蒸気酸化により選択的にフィールド酸化膜として
厚さ400nm以上の二酸化シリコン膜110(以降、
LOCOS酸化膜と称する)を形成した後、前記シリコ
ン窒化膜を除去する。
【0014】つぎに、写真食刻法により、ひとつのMO
Sキャパシタの電極と他のMOSキャパシタの電極を接
続するための領域を開孔し、エネルギー60keVから
120keV、ドーズ量1×1015cmー2以上の条件下
でBF2または、B(ボロン)のイオン注入を行った
後、レジスト表面をO2 のプラズマ中で剥離し、更に、
H2SO4によりレジストを剥離する。
Sキャパシタの電極と他のMOSキャパシタの電極を接
続するための領域を開孔し、エネルギー60keVから
120keV、ドーズ量1×1015cmー2以上の条件下
でBF2または、B(ボロン)のイオン注入を行った
後、レジスト表面をO2 のプラズマ中で剥離し、更に、
H2SO4によりレジストを剥離する。
【0015】次に、犠牲酸化として素子形成領域に膜厚
約20nm〜40nmの二酸化シリコン膜を形成した
後、弗酸を含む溶液中で前記二酸化シリコン膜をエッチ
ングする。
約20nm〜40nmの二酸化シリコン膜を形成した
後、弗酸を含む溶液中で前記二酸化シリコン膜をエッチ
ングする。
【0016】ついで、各種の酸化を行い、素子形成領域
上にMOSキャパシタの誘電膜としての二酸化シリコン
膜112を形成する。
上にMOSキャパシタの誘電膜としての二酸化シリコン
膜112を形成する。
【0017】ついで、多結晶シリコン膜をCVD法によ
りウェハー全面に約100nmから450nm堆積さ
せ、POCl3 を用いて900℃前後で数10分の熱処
理により多結晶シリコン膜中にP(リン)イオンを拡散
させ、前記多結晶シリコンを高濃度不純物電極材とす
る。
りウェハー全面に約100nmから450nm堆積さ
せ、POCl3 を用いて900℃前後で数10分の熱処
理により多結晶シリコン膜中にP(リン)イオンを拡散
させ、前記多結晶シリコンを高濃度不純物電極材とす
る。
【0018】そして、写真食刻法により、パターニング
を行った後、O2 及びSF6 の混合ガスを用い、数mT
orrの圧力下でゲート電極材のエッチングを行い、ゲ
ート電極113を形成する。
を行った後、O2 及びSF6 の混合ガスを用い、数mT
orrの圧力下でゲート電極材のエッチングを行い、ゲ
ート電極113を形成する。
【0019】つぎに、ウェハー全面にCVD法により二
酸化シリコン膜を10nm〜30nm程度堆積した後、
写真食刻法により、MOSキャパシタの電極の一部を開
孔し層間絶縁膜114を弗酸を含む溶液によりエッチン
グを行い、コンタクト・ホール103,104を形成し
たのち、電極配線用のアルミニウムをスパッタして、写
真食刻法によりアルミニウム配線のパターニングを行
い、アルミニウム配線105,115とMOSキャパシ
タの電極引出し部を形成する。
酸化シリコン膜を10nm〜30nm程度堆積した後、
写真食刻法により、MOSキャパシタの電極の一部を開
孔し層間絶縁膜114を弗酸を含む溶液によりエッチン
グを行い、コンタクト・ホール103,104を形成し
たのち、電極配線用のアルミニウムをスパッタして、写
真食刻法によりアルミニウム配線のパターニングを行
い、アルミニウム配線105,115とMOSキャパシ
タの電極引出し部を形成する。
【0020】つぎに、図2の実施例は、図1と同様に半
導体装置である。N型半導体基板上にPウェル形成領域
を開孔しB(ボロン)イオンを注入し、Pウェル207
を形成する。
導体装置である。N型半導体基板上にPウェル形成領域
を開孔しB(ボロン)イオンを注入し、Pウェル207
を形成する。
【0021】その後、1000℃から1200℃の熱処
理を行いB(ボロン)の不純物を拡散させる。
理を行いB(ボロン)の不純物を拡散させる。
【0022】次に、シリコン基板上に100nm程度の
膜厚の二酸化シリコン膜を形成し、さらに前記二酸化シ
リコン膜上にCVD法によりシリコン窒化膜を150n
m程度堆積した後、写真食刻法により素子形成領域にの
み前記シリコン窒化膜を残す。
膜厚の二酸化シリコン膜を形成し、さらに前記二酸化シ
リコン膜上にCVD法によりシリコン窒化膜を150n
m程度堆積した後、写真食刻法により素子形成領域にの
み前記シリコン窒化膜を残す。
【0023】次に、前記シリコン窒化膜をマスクとし
て、水蒸気酸化により選択的にフィールド酸化膜として
厚さ400nm以上のLOCOS膜209を形成した
後、前記シリコン窒化膜を除去する。
て、水蒸気酸化により選択的にフィールド酸化膜として
厚さ400nm以上のLOCOS膜209を形成した
後、前記シリコン窒化膜を除去する。
【0024】つぎに、写真食刻法により、ひとつのMO
Sキャパシタの電極と他のMOSキャパシタの電極を接
続するための領域を開孔し、エネルギー60keVから
120keV、ドーズ量1×1015cmー2以上の条件下
でBF2または、B(ボロン)のイオン注入を行った
後、レジスト表面をO2 のプラズマ中で剥離し、更に、
H2SO4によりレジストを剥離する。
Sキャパシタの電極と他のMOSキャパシタの電極を接
続するための領域を開孔し、エネルギー60keVから
120keV、ドーズ量1×1015cmー2以上の条件下
でBF2または、B(ボロン)のイオン注入を行った
後、レジスト表面をO2 のプラズマ中で剥離し、更に、
H2SO4によりレジストを剥離する。
【0025】次に、犠牲酸化として素子形成領域に膜厚
約20nm〜40nmの二酸化シリコン膜を形成した
後、弗酸を含む溶液中で前記二酸化シリコン膜をエッチ
ングする。
約20nm〜40nmの二酸化シリコン膜を形成した
後、弗酸を含む溶液中で前記二酸化シリコン膜をエッチ
ングする。
【0026】ついで、各種の酸化を行い、素子形成領域
上にMOSキャパシタの誘電膜としての二酸化シリコン
膜210を形成する。
上にMOSキャパシタの誘電膜としての二酸化シリコン
膜210を形成する。
【0027】ついで、多結晶シリコン膜をCVD法によ
りウェハー全面に約100nmから450nm堆積さ
せ、POCl3 を用いて900℃前後で数10分の熱処
理により多結晶シリコン膜中にP(リン)イオンを拡散
させ、前記多結晶シリコンを高濃度不純物電極材とす
る。
りウェハー全面に約100nmから450nm堆積さ
せ、POCl3 を用いて900℃前後で数10分の熱処
理により多結晶シリコン膜中にP(リン)イオンを拡散
させ、前記多結晶シリコンを高濃度不純物電極材とす
る。
【0028】そして、写真食刻法により、パターニング
を行った後、O2 及びSF6 の混合ガスを用い、数mT
orrの圧力下でゲート電極材のエッチングを行い、ゲ
ート電極211を形成する。
を行った後、O2 及びSF6 の混合ガスを用い、数mT
orrの圧力下でゲート電極材のエッチングを行い、ゲ
ート電極211を形成する。
【0029】つぎに、ウェハー全面にCVD法により二
酸化シリコン膜を10nm〜30nm程度堆積した後、
写真食刻法により、直列に接続されているMOSキャパ
シタの両端子に当たる電極の一部を開孔し、絶縁膜21
2を弗酸を含む溶液によりエッチングを行い、コンタク
ト・ホール203を形成する。そして、直列に接続され
ているMOSキャパシタの両端子に当たる電極の引出し
口を形成する。
酸化シリコン膜を10nm〜30nm程度堆積した後、
写真食刻法により、直列に接続されているMOSキャパ
シタの両端子に当たる電極の一部を開孔し、絶縁膜21
2を弗酸を含む溶液によりエッチングを行い、コンタク
ト・ホール203を形成する。そして、直列に接続され
ているMOSキャパシタの両端子に当たる電極の引出し
口を形成する。
【0030】このように形成された、本発明の半導体装
置および、それを用いたTDDB試験の等価回路は、図
3に示される。
置および、それを用いたTDDB試験の等価回路は、図
3に示される。
【0031】ここで、TDDB試験について説明する
と、まずストレスとして、MOSキャパシタの両端子間
に電流を流す。MOSキャパシタの破壊判定は、随時電
圧をモニターすることによって、行なう。MOSキャパ
シタの破壊により電圧降下が生じるため、その判定は容
易に可能となる。
と、まずストレスとして、MOSキャパシタの両端子間
に電流を流す。MOSキャパシタの破壊判定は、随時電
圧をモニターすることによって、行なう。MOSキャパ
シタの破壊により電圧降下が生じるため、その判定は容
易に可能となる。
【0032】例えば、直列に5個接続されたMOSキャ
パシタを測定する場合、ストレスとして端子と端子の間
に単位面積あたり、1mAの電流を流し、随時電圧をモ
ニターする。そして、端子と端子の間の電圧がいずれの
MOSキャパシタも絶縁破していない初期状態で50V
の電圧あるとすると、ひとつMOSキャパシタが絶縁破
壊により10Vの電圧降下がある。すると、破壊判定電
圧と破壊したMOSキャパシタの個数の関係は下記の表
1のようになる。
パシタを測定する場合、ストレスとして端子と端子の間
に単位面積あたり、1mAの電流を流し、随時電圧をモ
ニターする。そして、端子と端子の間の電圧がいずれの
MOSキャパシタも絶縁破していない初期状態で50V
の電圧あるとすると、ひとつMOSキャパシタが絶縁破
壊により10Vの電圧降下がある。すると、破壊判定電
圧と破壊したMOSキャパシタの個数の関係は下記の表
1のようになる。
【0033】
【表1】
【0034】このように、ひとつの測定において、複数
のMOSキャパシタのTDDB測定が可能な半導体装置
および、それを用いたTDDB試験方法を提供できる。
のMOSキャパシタのTDDB測定が可能な半導体装置
および、それを用いたTDDB試験方法を提供できる。
【0035】
【発明の効果】以上、述べたように本発明の半導体装置
では、定電流をMOSキャパシタに流すTDDB試験に
おいて、MOSキャパシタを直列に接続することによ
り、従来、一回のストレスによってひとつのMOSキャ
パシタを測定することしか出来なかったが、複数のMO
Sキャパシタにストレスを加えることが可能となり、T
DDB試験において、時間短縮が図れる。
では、定電流をMOSキャパシタに流すTDDB試験に
おいて、MOSキャパシタを直列に接続することによ
り、従来、一回のストレスによってひとつのMOSキャ
パシタを測定することしか出来なかったが、複数のMO
Sキャパシタにストレスを加えることが可能となり、T
DDB試験において、時間短縮が図れる。
【0036】また、本発明のTDDB試験方法およびT
DDB試験装置においては、複数のMOSキャパシタに
同時に、電流を流し、MOSキャパシタ間の電圧値を観
測し、複数のMOSキャパシタ間の電圧値を観測時に、
破壊判定電圧値を接続したMOSキャパシタの数だけ設
けることにより複数のMOSキャパシタの同時測定を可
能とし、効率的なTDDB試験を可能とする。
DDB試験装置においては、複数のMOSキャパシタに
同時に、電流を流し、MOSキャパシタ間の電圧値を観
測し、複数のMOSキャパシタ間の電圧値を観測時に、
破壊判定電圧値を接続したMOSキャパシタの数だけ設
けることにより複数のMOSキャパシタの同時測定を可
能とし、効率的なTDDB試験を可能とする。
【図1】 本発明の実施例の半導体装置の平面図及び、
断面図である。
断面図である。
【図2】 本発明の実施例の半導体装置の平面図及び、
断面図である。
断面図である。
【図3】 本発明の実施例のTDDB評価装置のブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】 従来の半導体装置の平面図及び、断面図であ
る。
る。
【図5】 従来のTDDB評価装置のブロック図であ
る。
る。
101,201 MOSキャパシタのポリシコン電極 102,202 MOSキャパシタの誘電膜形成領域 103,203 MOSキャパシタのポリシコン電極と
配線のコンタクト領域 104, MOSキャパシタの基板電極と配線の
コンタクト領域 105,115 アルミニウム配線 106,204 MOSキャパシタの端子 107,205 MOSキャパシタの端子 108,206 半導体基板 109,207 ウェル領域 110,209 LOCOS 111,208 MOSキャパシタのポリシリコン電極
と接続されるシリコン基板の不純物拡散層領域 112,210 MOSキャパシタの誘電膜 113,211 MOSキャパシタのポリシコン電極 114 層間絶縁膜 301 TDDB試験装置 302 MOSキャパシタ試験装置 303 定電流源 304 電圧測定器 401 MOSキャパシタのポリシコン電極 402 MOSキャパシタの誘電膜形成領域 403 MOSキャパシタのポリシコン電極の
パッド領域 404 MOSキャパシタの端子 405 半導体基板 406 ウェル領域 407 LOCOS 408 MOSキャパシタの誘電膜 409 MOSキャパシタのポリシコン電極 410 層間絶縁膜 501 TDDB試験装置 502 MOSキャパシタ試験装置 503 スイッチング素子 504 電流測定器 505 定電圧源
配線のコンタクト領域 104, MOSキャパシタの基板電極と配線の
コンタクト領域 105,115 アルミニウム配線 106,204 MOSキャパシタの端子 107,205 MOSキャパシタの端子 108,206 半導体基板 109,207 ウェル領域 110,209 LOCOS 111,208 MOSキャパシタのポリシリコン電極
と接続されるシリコン基板の不純物拡散層領域 112,210 MOSキャパシタの誘電膜 113,211 MOSキャパシタのポリシコン電極 114 層間絶縁膜 301 TDDB試験装置 302 MOSキャパシタ試験装置 303 定電流源 304 電圧測定器 401 MOSキャパシタのポリシコン電極 402 MOSキャパシタの誘電膜形成領域 403 MOSキャパシタのポリシコン電極の
パッド領域 404 MOSキャパシタの端子 405 半導体基板 406 ウェル領域 407 LOCOS 408 MOSキャパシタの誘電膜 409 MOSキャパシタのポリシコン電極 410 層間絶縁膜 501 TDDB試験装置 502 MOSキャパシタ試験装置 503 スイッチング素子 504 電流測定器 505 定電圧源
Claims (3)
- 【請求項1】半導体基板上に形成された複数のMOSキ
ャパシタを直列に接続したことを特徴とする半導体装
置。 - 【請求項2】複数のMOSキャパシタに同時に、電流を
流し、MOSキャパシタ間の電圧値を観測することを特
徴とするTDDB試験方法。 - 【請求項3】複数のMOSキャパシタ間の電圧値を観測
するTDDB試験装置において、破壊判定電圧値を接続
したMOSキャパシタの数だけ設けることを特徴とする
TDDB試験装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220093A JPH06295944A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 半導体装置とそれを用いたtddb試験方法およびtddb試験装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8220093A JPH06295944A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 半導体装置とそれを用いたtddb試験方法およびtddb試験装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06295944A true JPH06295944A (ja) | 1994-10-21 |
Family
ID=13767790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8220093A Pending JPH06295944A (ja) | 1993-04-08 | 1993-04-08 | 半導体装置とそれを用いたtddb試験方法およびtddb試験装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06295944A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103941171A (zh) * | 2013-01-22 | 2014-07-23 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 半导体测试结构及测试方法 |
-
1993
- 1993-04-08 JP JP8220093A patent/JPH06295944A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103941171A (zh) * | 2013-01-22 | 2014-07-23 | 中芯国际集成电路制造(上海)有限公司 | 半导体测试结构及测试方法 |
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