JPH0629547U

JPH0629547U - 香炉

Info

Publication number: JPH0629547U
Application number: JP7670992U
Authority: JP
Inventors: 和男滝口
Original assignee: 和男滝口
Priority date: 1992-09-28
Filing date: 1992-09-28
Publication date: 1994-04-19

Abstract

(57)【要約】【目的】従来の点火式香料使用の香炉ではなく、揮発
性香料を使用する香炉にして、仏事などでも無煙香が多
用されつつある今日の風潮にもマッチした、また点火式
香料の限界を越えた多様な香りも求められる、使用目的
に沿った香炉を提供する。【構成】香料を入れる容器（１）と、この容器（１）
の蓋（２）と調節片（３）とからなり、蓋（２）の一部
に通気孔（４）を設け、調節片（３）は蓋（２）の表面
を動くようにして、通気孔（４）の開閉・調節をする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、揮発性の香料を使用する香炉に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来の香炉は、点火することにより発香する香料（線香、抹香等）を使用するものであった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の香炉の難点は、点火によって発香する香料を使用するため、香料の燃焼の際の火災や発煙、燃焼した灰の飛散等を防ぐことができない。また、香りが燃焼に限定され、香の多様さにも限界がある。本考案は、これを解決するため揮発性香料が使用でき、かつ香料の発散を調節できる香炉にしたものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

（イ）香料を入れる容器（１）と、容器（１）の蓋（２）と、蓋（２）に装着した調節片（３）とからなる。（ロ）蓋（２）の一部に通気孔（４）を設け、調節片（３）は蓋（２）の表面を動くようにして、通気孔（４）の開閉・調節をする。本考案は、以上のような構成よりなる香炉である。

【０００５】

【作用】

容器（１）に香料を入れ、蓋（２）で容器（１）の開口部（５）を覆い、調節片（３）を動かして、通気孔（４）を開閉することにより、香料を発散させたり停止させたりする。

【０００６】

【実施例】本考案を実施する場合、角型の香炉と球状の香炉とが考えられる。角型の香炉の場合は、（イ）香料を入れる角型の容器（１）と、容器（１）の開口部（５）を覆う蓋（２）と、蓋（２）に装着した調節片（３）とからなる。（ロ）蓋（２）の一部にいくつかの通気孔（４）を設け、調節片（３）は蓋（２）より小さくし、左右に移動して通気孔（４）を開閉できるようにする。（ハ）調節片（３）を蓋（２）の表面を左右に手でスライドさせ、通気孔（４）を開閉して、香料の発散を調節する。球状の香炉の場合は、（イ）香料を入れる半球状の容器（１）と、容器（１）の開口部（５）を覆う蓋（２）と、蓋（２）に重なった半球状の調節片（３）とからなる。（ロ）蓋（２）の一部にいくつかの通気孔（４）を設け、調節片（３）は底部（３’）を半円状にし、蓋（２）の表面を回転して通気孔（４）を開閉できるようにする。（ハ）このため、蓋（２）と調節片の底部（３’）とは中心を心棒で接続し、調節片（３）が円滑に回転できるようにする。（ニ）調節片（１）を手で回転させ、通気孔を開閉して、香料の発散を調節する。

【０００７】

【考案の効果】

揮発性の香料を用いる香炉を使用することにより、点火式香料により生ずる火災の危険や煙の拡散・灰の飛散による部屋の汚染を避け、かつ多様な香りを楽しむことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の角型の香炉の場合の斜視図である。

【図２】本考案の球状の香炉の場合の斜視・透視図であ
る。

【図３】本考案の球状の香炉の場合の、一部を断面にし
た斜視図である。

【符号の説明】

１（香料を入れる）容器２（１にかぶせる）蓋３（香料の発散を調節する）調節片３’（調節片３の）底部４（２の一部に開けた）通気孔５（１の）開口部６（２と３とを接続する）心棒

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】容器（１）と、一部に通気孔（４）を設
けた蓋（２）と、蓋（２）に装着し、かつ蓋（２）の面
を移動することのできる調節片（３）とからなる香炉。