JP2003310733A - 芳香発生方法及び芳香器 - Google Patents

芳香発生方法及び芳香器

Info

Publication number
JP2003310733A
JP2003310733A JP2002121650A JP2002121650A JP2003310733A JP 2003310733 A JP2003310733 A JP 2003310733A JP 2002121650 A JP2002121650 A JP 2002121650A JP 2002121650 A JP2002121650 A JP 2002121650A JP 2003310733 A JP2003310733 A JP 2003310733A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating element
aroma
essential oil
lid
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002121650A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideo Hachikawa
秀男 八川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2002121650A priority Critical patent/JP2003310733A/ja
Publication of JP2003310733A publication Critical patent/JP2003310733A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Fats And Perfumes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 取り扱いが容易で地震の際などに火災を起こ
す危険がない芳香方法及び芳香器を提供する。 【解決手段】 空気との接触による酸化反応で緩慢に発
熱する発熱体21が発する熱によって芳香の発生が促進
されるように、前記発熱体に近接して芳香性精油を含ま
せたシート状体22とを配置する。蝋燭などを使用しな
いため地震等で転倒して火災が発生する恐れが無く、ま
た、使用するための準備に手間がかからない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、芳香性精油を空気
中に揮発させて芳香を発生するための芳香発生方法及び
芳香器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、アロマテラピー等の普及により、
室内に芳香を漂わせるために種々の芳香器が作られてい
る。このような芳香器は、通常、小さな皿状の容器に水
を張って、その水面に数滴の芳香性精油、例えば、真性
ラベンダーやペパーミント、レモングラス等の精油を滴
下し、容器を下方から蝋燭の火や小型の電球で加熱して
容器内の水を温め、水面に拡がっているこれらの精油の
芳香成分を揮発させて室内に芳香を漂わせるようにして
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述したような従来の
芳香器においては、使用する際に、容器に水を入れてセ
ットするなど手間がかかるとともに、特に蝋燭の火を使
うものでは、容器が地震等によって転倒したり、また、
誤って転倒させたりした場合、蝋燭の火がカーテンなど
に燃え移って火災を発生させる危険があった。
【0004】そこで、本発明は、このような、従来技術
における問題を解消し、取り扱いが容易で地震の際など
に火災を起こす危険がない芳香発生方法及び芳香器を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、芳香発生方法は、空気との接触による酸化反応で緩
慢に発熱する発熱体が発生する熱によって、芳香性精油
の揮発を促進させるようにしたものである。
【0006】また、本発明の芳香器は、空気との接触に
よる酸化反応で緩慢に発熱する発熱体と、前記発熱体が
発する熱によって芳香の発生が促進されるように、前記
発熱体に近接して配置される、芳香性精油を含ませたシ
ート状体とを備えたものである。
【0007】本発明の芳香器においては、シート状体を
発熱体の上方に重ねた状態で収容する、外部と連通した
凹部を有する断熱性の容器本体を備えていることが望ま
しい。さらに、凹部の開口部に、開口面積を可変とする
蓋体を有していることも望ましい。
【0008】
【発明の実施形態】図1は、本発明の芳香発生方法を実
施するための芳香器の1実施形態を示す斜視図であっ
て、同図に示すように、芳香器1は、本体容器2と蓋体
3から構成されている。
【0009】図2は、芳香器1の内部構造を示す一部切
欠断面図、図3は、縦断面図、図4は、分解斜視図であ
って、これらの図に示すように、本実施形態において
は、芳香器1は、高さの低い円筒状に形成されていて、
本体容器2の内部には横断面円形の凹部4が形成されて
いる。前記凹部4には、その底面と側面にそれぞれアル
ミニウム製の反射板5、6が貼り付けられている。
【0010】また、蓋体3は、その上面の中心部に摘み
7が取り付けられており、その両側にこの摘み7を中心
とする一つの円周上に沿った、一対の円弧状の長孔8、
8が形成されている。
【0011】また、蓋体3の下面には、スライド板9が
設けられている。前記スライド板9は、その中心部に形
成された孔10を下方から貫通し、さらに蓋体3の中心
に形成された孔11を貫通して摘み7下面に螺入固定さ
れたネジ12によって、蓋体3に対して回動自在に取り
付けられている。
【0012】スライド板9には、蓋体3の一対の長孔
8、8と重なる長孔13、13が形成されている。ま
た、スライド板9は、図4に示すように、一対の平行し
たガイド面14、14を有していて、これらのガイド面
14、14の長手方向に直角な横断面が台形状になって
いる。
【0013】また、スライド板9のこれらのガイド面1
4、14の長手方向の一方の端面は、容器本体2及び蓋
体3の外周面と一致する円弧面15から構成され、他方
の端面は平坦面16で構成されている。
【0014】スライド板9は、容器本体2の上面の開口
部4Aの両側に接着固定されている一対のガイド板1
7、17間でスライド自在に案内されるようになってい
る。そのため、それぞれのガイド板17のガイド面14
は、スライド板9が容器本体2側から外れないように、
対向するスライド板9のガイド面18と適合する傾斜を
有している。
【0015】また、スライド板9の平坦面16が、一対
のガイド板17、17のそれぞれのガイド面18、18
の長手方向の一方の端部側において容器本体2の上面に
接着固定されているストッパ片19の内側面20に当接
して位置決めされるようになっている。
【0016】容器本体2内に形成されている凹部4内に
は、発熱体21とシート状体22が重ねて収容できるよ
うになっている。発熱体21は、空気との接触による酸
化反応で緩慢に発熱するように、鉄粉、食塩、炭素を含
んだ混合粉末を、通気性のある不織布等の袋に封入した
ものであり、これは、安価且つ容易に入手可能である市
販の使い捨て懐炉の小型のものを利用することができ
る。
【0017】また、シート状体22は、不織布、和紙、
ガーゼ等に、例えば、真性ラベンダー、ペパーミント、
レモングラス、ユーカリ、檜等の芳香性の精油を数滴浸
みこませたものである。
【0018】次に、前述したように構成されている芳香
器1の使用方法について説明する。芳香器1を使用する
際には、図5に示すように、芳香器1の容器本体2に対
して蓋体3を側方にスライドさせて、凹部4を開き、こ
の中に、発熱体21を入れる。
【0019】次に、その上に、あらかじめ、好みの種類
の芳香性精油(市販のエッセンシャルオイル等)を数滴
浸み込ませたシート状体22を重ねて載せ、蓋体3のス
ライド板9を一対のガイド板17間に挿入して開口部4
Aを蓋体3で閉じる。
【0020】そして、蓋体3の長孔8とスライド板9の
長孔13が連通する位置に蓋体3を回動させた状態で、
芳香器1を机の上等所望の場所に置く。そうすると、発
熱体21は、周囲の空気との接触による酸化反応で発熱
し、この発熱によってシート状体22に含まれる芳香性
精油の揮発が促進されて、芳香器1が置かれた周囲の空
間に芳香を放つ。なお、発熱体21として、一般に市販
されている使い捨て懐炉の小型のものを用いた場合で、
少なくとも5時間程度の使用が可能である。
【0021】また、本実施形態においては、容器本体2
の凹部4の底面と周面にそれぞれ反射板5、6が貼られ
ているため、発熱体21から下方や側方に放射される熱
がこれらの反射板5、6で反射され、芳香器1の外部へ
無駄に逃げる熱量が低減されている。
【0022】本実施形態においては、蓋体3を容器本体
2に対して回動して上下の長孔9、13どうしの重なり
具合を加減することにより、芳香の強さを調整すること
ができる。
【0023】なお、この実施形態における芳香器1にお
いては、蓋体3をネジ12回りにスライド板9に対して
回動することによって、容器本体2の凹部4の開口部4
A側が外部と連通する開口面積を可変とするように構成
しているが、構造を簡略化するために、このような開口
面積の調整機能を省略して芳香器を構成することも可能
である。
【0024】さらに、芳香器は例えは、発熱体と芳香性
精油を含ませたシート状態とを近接させて内部に収容す
る吊り下げ容器として室内で天井から吊せるようにし、
容器壁面に通気孔を形成して、外部に芳香を発散する構
造とすることも可能である。
【0025】また、前述した実施形態においては、芳香
器1は、反射板5、6及びネジ12以外の部分は、断熱
性や加工性の面から木材で製作しているが、これらの構
成部分には、コルクや竹、合成樹脂材料を素材として用
いてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1記載の
芳香発生方法の発明によれば、空気との接触による酸化
反応で緩慢に発熱する発熱体が発生する熱によって、芳
香性精油の揮発を促進させるようにしているため、熱源
に火を使うと危険な場所や、熱源として利用する電球や
ヒーターのための電源が確保できない場所においても、
芳香を安全且つ容易に発生させることができる。
【0027】請求項2記載の芳香器の発明によれば、空
気との接触による酸化反応で緩慢に発熱する発熱体が発
する熱によって芳香性精油を含ませたシート状体を温め
て芳香の発生を促進するようにしているため、従来の芳
香器のように皿状の容器に水を張ったり、熱源としての
蝋燭や電球を用いたりする必要が無くなり、使用するた
めの準備に手間がかからず、また、蝋燭等の火を使用し
ていないため、地震等で転倒して火災を発生させるよう
な恐れがない。しかも、発熱体には、市販の使い捨て懐
炉を利用することができるため、発熱体を安価且つ容易
に入手することができる。
【0028】また、請求項3記載の芳香器の発明によれ
ば、構造が簡単で、芳香器を小型且つ軽量に構成するこ
とができるとともに、芳香を効果的に発生させることが
できる。
【0029】さらに、請求項4記載の発明によれば、芳
香器の容器本体凹部の開口部に、開口面積を可変とする
蓋体を設けたことによって、発熱体に触れる空気の量が
調整されるため、発熱体の酸化反応速度を押さえて発熱
量を制御することができ、発熱体の寿命が延びて長時間
の使用が可能になるとともに、芳香の発散量を所望の量
に加減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施形態としての芳香器の外観を
示す斜視図である。
【図2】 本発明の1実施形態としての芳香器の内部構
造を示す一部切欠断面図である。
【図3】 本発明の1実施形態としての芳香器の内部構
造を示す縦断面図である。
【図4】 本発明の芳香器の構造を示す分解斜視図であ
る。
【図5】 本発明の1実施形態としての芳香器の蓋体を
開いた図である。
【符号の説明】 1 芳香器 2 容器本体 3 蓋体 4 凹部 4A 開口部 5、6 反射板 7 摘み 8 長孔 9 スライド板 10、11 孔 12 ネジ 13 長孔 14 ガイド面 15 円弧面 16 平坦面 17 ガイド板 18 ガイド面 19 ストッパ片 20 内側面 21 発熱体 22 シート状体

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気との接触による酸化反応で緩慢に発
    熱する発熱体が発生する熱によって、芳香性精油の揮発
    を促進させるようにしたことを特徴とする芳香発生方
    法。
  2. 【請求項2】 空気との接触による酸化反応で緩慢に発
    熱する発熱体と、前記発熱体の発生する熱によって芳香
    の発生が促進されるように、この発熱体に近接して配置
    される、芳香性精油を含ませたシート状体とを備えたこ
    とを特徴とする芳香器。
  3. 【請求項3】 シート状体を発熱体の上方に重ねた状態
    で収容する,外部と連通した凹部を有する断熱性の容器
    本体を備えたことを特徴とすることを特徴とする請求項
    2記載の芳香器。
  4. 【請求項4】 凹部の開口部に開口面積を可変とする蓋
    体を有することを特徴とする請求項3記載の芳香器。
JP2002121650A 2002-04-24 2002-04-24 芳香発生方法及び芳香器 Pending JP2003310733A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002121650A JP2003310733A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 芳香発生方法及び芳香器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002121650A JP2003310733A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 芳香発生方法及び芳香器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003310733A true JP2003310733A (ja) 2003-11-05

Family

ID=29537488

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002121650A Pending JP2003310733A (ja) 2002-04-24 2002-04-24 芳香発生方法及び芳香器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003310733A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EA008490B1 (ru) * 2004-08-19 2007-06-29 Белл Флейверз Энд Фрейгренсиз Лимитед Устройство для обработки воздуха и сменный блок
JP2007527101A (ja) * 2004-02-03 2007-09-20 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 光および揮発性活性体の調整された発散を提供する装置
KR101895189B1 (ko) * 2018-03-30 2018-09-04 이준식 조명기능이 구비된 방향기

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007527101A (ja) * 2004-02-03 2007-09-20 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 光および揮発性活性体の調整された発散を提供する装置
JP4847347B2 (ja) * 2004-02-03 2011-12-28 エス.シー. ジョンソン アンド サン、インコーポレイテッド 光および揮発性活性体の調整された発散を提供する装置
EA008490B1 (ru) * 2004-08-19 2007-06-29 Белл Флейверз Энд Фрейгренсиз Лимитед Устройство для обработки воздуха и сменный блок
KR101895189B1 (ko) * 2018-03-30 2018-09-04 이준식 조명기능이 구비된 방향기

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6033212A (en) Lamp for dispensing volatile substances
US6254248B1 (en) Controlled fragrance dispenser for light bulb
US7014819B2 (en) Device for vaporizing and diffusing oils
ES2683094T3 (es) Combinación de una luz y un dispositivo para dispensar una sustancia volátil
US20070031298A1 (en) Aromatic substance heating device
US9022365B2 (en) Scent diffuser
JPH11197226A (ja) 芳香器
BRPI0709664A2 (pt) dispensador de material volátil
US9745542B2 (en) Burner cup
US9497958B2 (en) Post mounted dispensing device
US10780193B2 (en) Rotary aromatherapy lamp structure
JP2003310733A (ja) 芳香発生方法及び芳香器
KR101973325B1 (ko) 해충퇴치기능이 구비된 향초 워머
US20050175513A1 (en) Device for vaporising and diffusing oils
KR200250915Y1 (ko) 훈증기
JP2003153997A (ja) 芳香器
CN219071420U (zh) 一种复合型香薰机
CN216821437U (zh) 一种精油驱蚊器
TWM360045U (en) Structure of wood illuminating light with aroma-spreading function
JPH0350799Y2 (ja)
US20230084442A1 (en) Novel portable mosquito dispeller
JPH0534544Y2 (ja)
JP2542715Y2 (ja) 芳香器
US20020117376A1 (en) Essential oil evaporator
JPS584491Y2 (ja) ホ−コ−キ