JPH0629544B2 - 内燃機関用排気ガスフイルタ再生装置 - Google Patents
内燃機関用排気ガスフイルタ再生装置Info
- Publication number
- JPH0629544B2 JPH0629544B2 JP15177986A JP15177986A JPH0629544B2 JP H0629544 B2 JPH0629544 B2 JP H0629544B2 JP 15177986 A JP15177986 A JP 15177986A JP 15177986 A JP15177986 A JP 15177986A JP H0629544 B2 JPH0629544 B2 JP H0629544B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- temperature
- internal combustion
- filter
- combustion engine
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、内燃機関用排気ガスフィルタ再生装置、特
に、急激燃焼によってフィルタを焼損することなくフィ
ルタを再生できる内燃機関用排気ガスフィルタ再生装置
に関連する。
に、急激燃焼によってフィルタを焼損することなくフィ
ルタを再生できる内燃機関用排気ガスフィルタ再生装置
に関連する。
従来の技術 現在、DPF(Deisel Particulate Filter)再生用バ
ーナは、内燃機関の排気ガスに含まれる微粒子(Partic
ulate)をトラップと呼ばれるフィルタで捕集し、バー
ナから噴出する燃料の燃焼によりフイルタの反復使用を
可能にする内燃機関の排気浄化装置として用いられてい
る。この型式の排気浄化装置では、例えば、特開昭56
−11580号公報に示される通り、排気通路中に設け
たトラップによって排気ガス中に含まれるカーボンを主
成分とする微粒子を捕集をする。一定期間使用後、トラ
ップの入口圧力と出口圧力との圧力差を検出してトラッ
プでの微粒子捕集状態を決定するが、この圧力差が所定
レベルに達したとき、バーナを作動して、トラップ内の
微粒子を焼却してフィルタの再生が行われる。
ーナは、内燃機関の排気ガスに含まれる微粒子(Partic
ulate)をトラップと呼ばれるフィルタで捕集し、バー
ナから噴出する燃料の燃焼によりフイルタの反復使用を
可能にする内燃機関の排気浄化装置として用いられてい
る。この型式の排気浄化装置では、例えば、特開昭56
−11580号公報に示される通り、排気通路中に設け
たトラップによって排気ガス中に含まれるカーボンを主
成分とする微粒子を捕集をする。一定期間使用後、トラ
ップの入口圧力と出口圧力との圧力差を検出してトラッ
プでの微粒子捕集状態を決定するが、この圧力差が所定
レベルに達したとき、バーナを作動して、トラップ内の
微粒子を焼却してフィルタの再生が行われる。
上記装置を第5図につてい説明すると、内燃機関1の排
気管2中に形成された過室3内には、フィルタ4が配
置される。フィルタ4は、ハニカム形状を有する多孔質
セラミックで形成される。ハニカム形状を有する型式の
ハニカム式エアフィルタは、例えば、特開昭59−12
7618号公報に開示される通り、並置された多数の通
気孔を流入口で1つおきに密封材で充填すると共に、流
出口では、流入口で充填されない通気孔を密封材で充填
した構造を有する。排気管2を通る排気ガス中に含まれ
る炭素等の可燃性微粒子は、フィルタ4で捕集される。
気管2中に形成された過室3内には、フィルタ4が配
置される。フィルタ4は、ハニカム形状を有する多孔質
セラミックで形成される。ハニカム形状を有する型式の
ハニカム式エアフィルタは、例えば、特開昭59−12
7618号公報に開示される通り、並置された多数の通
気孔を流入口で1つおきに密封材で充填すると共に、流
出口では、流入口で充填されない通気孔を密封材で充填
した構造を有する。排気管2を通る排気ガス中に含まれ
る炭素等の可燃性微粒子は、フィルタ4で捕集される。
一定期間の使用を通じてフィルタ4に捕集されかつ蓄積
した微粒子は、可燃性付着物を形成し、フィルタ4は、
目詰りを生ずる。そこで、フィルタ4に隣接するバーナ
6の作動により、目詰りの原因である可燃性付着物は燃
焼し、フィルタ4は再生される。この目的で、バーナ6
は、グロープラグを有しかつ燃料ポンプ(図示せず)に
接続される。また、バーナ6は、電磁制御によってバー
ナ6への燃料供給量を制御するインジェクタ5を有す
る。フィルタ4の上流には、排気ガスの圧力を検出する
圧力センサ9及びバーナ6の燃焼温度を測定する温度セ
ンサ10が設けられる。内燃機関1には、エンジン回転
数を検出する回転センサ11が取付けられ、バーナ6に
酸素を供給するエアポンプ12が設けられる。エアポン
プ12には、バーナ6へ空気を送る空気供給管13が接
続される。また、上記グロープラグ、燃料ポンプ、イン
ジェクタ5、圧力センサ9、温度センサ10及び回転セ
ンサ11は、制御装置14に接続され、電気的に測定又
は制御される。
した微粒子は、可燃性付着物を形成し、フィルタ4は、
目詰りを生ずる。そこで、フィルタ4に隣接するバーナ
6の作動により、目詰りの原因である可燃性付着物は燃
焼し、フィルタ4は再生される。この目的で、バーナ6
は、グロープラグを有しかつ燃料ポンプ(図示せず)に
接続される。また、バーナ6は、電磁制御によってバー
ナ6への燃料供給量を制御するインジェクタ5を有す
る。フィルタ4の上流には、排気ガスの圧力を検出する
圧力センサ9及びバーナ6の燃焼温度を測定する温度セ
ンサ10が設けられる。内燃機関1には、エンジン回転
数を検出する回転センサ11が取付けられ、バーナ6に
酸素を供給するエアポンプ12が設けられる。エアポン
プ12には、バーナ6へ空気を送る空気供給管13が接
続される。また、上記グロープラグ、燃料ポンプ、イン
ジェクタ5、圧力センサ9、温度センサ10及び回転セ
ンサ11は、制御装置14に接続され、電気的に測定又
は制御される。
目詰りの原因である可燃性付着物を除去しフィルタ4を
再生するとき、フィルタ4に隣接するバーナ6をグロー
プラグによって点火し、燃料ポンプから燃料をバーナ6
のインジェクタ5に供給すると共に、エアポンプ1から
空気供給管13を通じてバーナ6に空気を供給すること
により、バーナ6を加熱してフィルタ内の捕集粒子を燃
焼し、フィルタを再生する。フィルタ4の上記目詰り状
態は、過室3の入口部15に設けられた圧力センサ9
によって検出される。即ち、微粒子の捕集量の増加に伴
って可燃性付着物の蓄積量が増加し、フィルタ4の入口
部15の排気ガス圧力が上昇する。この排気ガス圧力が
一定レベル以上に上昇したとき、目詰りと決定し、バー
ナ6を作動して可燃性付着物の燃焼を行う。内燃機関の
全運転領域において、目詰り状態を判断するために、内
燃機関の稼動中に回転センサ11により内燃機関の全回
転数を検出し、また温度センサ16により排気ガスの温
度を検出すると共に、これらの検出信号を制御装置14
に送出し、排気ガス圧力の測定と共に回転数と排気ガス
温度を常時測定する。フィルタ4に捕集された可燃性付
着物のバーナ6による燃焼時には、温度センサ10によ
ってバーナ6の燃焼温度を検出して、バーナ6の燃焼温
度が異常に上昇しないように、例えば、この燃焼温度を
750℃に保持するように、制御装置14で燃料ポンプ
又はインジェクタ5を制御して、バーナ6への燃料の供
給量を制限する。
再生するとき、フィルタ4に隣接するバーナ6をグロー
プラグによって点火し、燃料ポンプから燃料をバーナ6
のインジェクタ5に供給すると共に、エアポンプ1から
空気供給管13を通じてバーナ6に空気を供給すること
により、バーナ6を加熱してフィルタ内の捕集粒子を燃
焼し、フィルタを再生する。フィルタ4の上記目詰り状
態は、過室3の入口部15に設けられた圧力センサ9
によって検出される。即ち、微粒子の捕集量の増加に伴
って可燃性付着物の蓄積量が増加し、フィルタ4の入口
部15の排気ガス圧力が上昇する。この排気ガス圧力が
一定レベル以上に上昇したとき、目詰りと決定し、バー
ナ6を作動して可燃性付着物の燃焼を行う。内燃機関の
全運転領域において、目詰り状態を判断するために、内
燃機関の稼動中に回転センサ11により内燃機関の全回
転数を検出し、また温度センサ16により排気ガスの温
度を検出すると共に、これらの検出信号を制御装置14
に送出し、排気ガス圧力の測定と共に回転数と排気ガス
温度を常時測定する。フィルタ4に捕集された可燃性付
着物のバーナ6による燃焼時には、温度センサ10によ
ってバーナ6の燃焼温度を検出して、バーナ6の燃焼温
度が異常に上昇しないように、例えば、この燃焼温度を
750℃に保持するように、制御装置14で燃料ポンプ
又はインジェクタ5を制御して、バーナ6への燃料の供
給量を制限する。
発明が解決しようとする問題点 フィルタの再生時には、フィルタを通過する排気ガスが
特定の状態にあるとき、フィルタに付着した微粒子が爆
発的に燃焼を開始し、このためフィルタ内の温度が急激
に上昇する急激燃焼現象を発生する。急激燃焼現象が発
生すると、フィルタ内の温度が部分的に著しく高くな
り、このため部分的に大きな温度差が生ずるので、フィ
ルタに亀裂が発生したり、焼損することがある。このよ
うな状況を回避するため、従来では、カーボン捕集量が
少ない時期に再生を行う短周期燃焼法又はバーナへの燃
料供給量を徐々に増加して一定時間後に一定供給量に達
するように燃料供給量を制御する燃料供給微量増加法の
いずれかを行っている。
特定の状態にあるとき、フィルタに付着した微粒子が爆
発的に燃焼を開始し、このためフィルタ内の温度が急激
に上昇する急激燃焼現象を発生する。急激燃焼現象が発
生すると、フィルタ内の温度が部分的に著しく高くな
り、このため部分的に大きな温度差が生ずるので、フィ
ルタに亀裂が発生したり、焼損することがある。このよ
うな状況を回避するため、従来では、カーボン捕集量が
少ない時期に再生を行う短周期燃焼法又はバーナへの燃
料供給量を徐々に増加して一定時間後に一定供給量に達
するように燃料供給量を制御する燃料供給微量増加法の
いずれかを行っている。
上記短周期燃焼法では、カーボン捕集量が少ない時期に
再生を行うと、再生周期が短くなるので、再生回数が増
加し、フィルタの寿命が短くなると共に、再生用燃料の
使用料が増加する。また、燃料供給微量増加法では、バ
ーナの燃焼温度上昇が緩慢になり、再生に長時間を必要
とする。いずれの方法においても、回転数又は負荷の変
動する内燃機関の稼動状態の下では、フィルタ内で急激
燃焼が発生する状態を予測できないため、フィルタの再
生を自動的に行うことができず、内燃機関を特定の状
態、例えば、回転数の高いハイアイドリング状態に保持
し、バーナへの燃料供給量を制御しながらフィルタの再
生を行っていた。このため、フィルタの再生に長時間を
必要とした。
再生を行うと、再生周期が短くなるので、再生回数が増
加し、フィルタの寿命が短くなると共に、再生用燃料の
使用料が増加する。また、燃料供給微量増加法では、バ
ーナの燃焼温度上昇が緩慢になり、再生に長時間を必要
とする。いずれの方法においても、回転数又は負荷の変
動する内燃機関の稼動状態の下では、フィルタ内で急激
燃焼が発生する状態を予測できないため、フィルタの再
生を自動的に行うことができず、内燃機関を特定の状
態、例えば、回転数の高いハイアイドリング状態に保持
し、バーナへの燃料供給量を制御しながらフィルタの再
生を行っていた。このため、フィルタの再生に長時間を
必要とした。
この発明は、内燃機関を変動する回転数又は負荷で稼動
しながらかつフィルタを焼損することなく自動的に再生
できる内燃機関用排気ガスフィルタ再生装置を提供する
ことを目的とする。
しながらかつフィルタを焼損することなく自動的に再生
できる内燃機関用排気ガスフィルタ再生装置を提供する
ことを目的とする。
問題点を解決するための手段 この発明による内燃機関用排気ガスフィルタ再生装置
は、内燃機関の排気管を通って排出される排気ガス中に
含まれる微粒子を過するフィルタと該フィルタで捕集
された微粒子を燃焼するバーナと、バーナに供給する燃
料の供給量を制御するインジェクタ又は燃料ポンプとを
備えた内燃機関用排気ガスフイルタ再生装置において、
バーナの上流における前記排気管に取付けられ排気ガス
の温度を測定する温度センサと、内燃機関の回転数を検
出する回転センサと、回転センサ及び前記温度センサか
らの電気信号を受け、フィルタの加熱時に内燃機関の回
転数が所定の回転数範囲になりかつ上記温度センサの周
囲を流れる排気ガスの温度が所定の温度範囲に達した
時、バーナへの燃料供給量を制限する制御出力を前記イ
ンジェクタ又は燃料ポンプに与える制御回路とを設けた
ことを特徴とする。
は、内燃機関の排気管を通って排出される排気ガス中に
含まれる微粒子を過するフィルタと該フィルタで捕集
された微粒子を燃焼するバーナと、バーナに供給する燃
料の供給量を制御するインジェクタ又は燃料ポンプとを
備えた内燃機関用排気ガスフイルタ再生装置において、
バーナの上流における前記排気管に取付けられ排気ガス
の温度を測定する温度センサと、内燃機関の回転数を検
出する回転センサと、回転センサ及び前記温度センサか
らの電気信号を受け、フィルタの加熱時に内燃機関の回
転数が所定の回転数範囲になりかつ上記温度センサの周
囲を流れる排気ガスの温度が所定の温度範囲に達した
時、バーナへの燃料供給量を制限する制御出力を前記イ
ンジェクタ又は燃料ポンプに与える制御回路とを設けた
ことを特徴とする。
この発明は、排気ガス流量、温度及び排気ガス中に酸素
濃度によってフィルタ内の微粒子が急激燃焼する条件が
決定され、これらは、内燃機関の回転数及び排気ガス温
度によって決定できる事実を発見したことに基づくもの
である。この場合、排気ガスの流量及び酸素濃度は、内
燃機関の回転数と排気ガス温度の測定により検出するこ
とができる。即ち、排気ガス流量が比較的少ないアイド
リング時の回転数、例えば600rpmから1600rpmの
間でかつ排気ガス中の酸素濃度が比較的高い低負荷のと
き、かつ、アイドリング時の排気ガス温度、例えば10
0℃から450℃のときは、フィルタ4内に急激燃焼を
誘発しやすい状態が形成される。従って、これらの回転
範囲及び温度範囲では、バーナへの燃料供給量を減少す
べきである。本来、フィルタ内の酸素濃度を測定するこ
とが望ましいのであるが、酸素濃度の測定には不安定な
酸素濃度センサと複雑な信号処理回路が必要であり、実
用に適する酸素濃度測定装置を開発することは困難であ
る。そこで、この発明は、排気ガスの温度及び内燃機関
の回転数を検出することによりフィルタ内微粒子の急激
燃焼を防止する手段を提供するものである。
濃度によってフィルタ内の微粒子が急激燃焼する条件が
決定され、これらは、内燃機関の回転数及び排気ガス温
度によって決定できる事実を発見したことに基づくもの
である。この場合、排気ガスの流量及び酸素濃度は、内
燃機関の回転数と排気ガス温度の測定により検出するこ
とができる。即ち、排気ガス流量が比較的少ないアイド
リング時の回転数、例えば600rpmから1600rpmの
間でかつ排気ガス中の酸素濃度が比較的高い低負荷のと
き、かつ、アイドリング時の排気ガス温度、例えば10
0℃から450℃のときは、フィルタ4内に急激燃焼を
誘発しやすい状態が形成される。従って、これらの回転
範囲及び温度範囲では、バーナへの燃料供給量を減少す
べきである。本来、フィルタ内の酸素濃度を測定するこ
とが望ましいのであるが、酸素濃度の測定には不安定な
酸素濃度センサと複雑な信号処理回路が必要であり、実
用に適する酸素濃度測定装置を開発することは困難であ
る。そこで、この発明は、排気ガスの温度及び内燃機関
の回転数を検出することによりフィルタ内微粒子の急激
燃焼を防止する手段を提供するものである。
作用 回転数の変化する内燃機関の回転数が所定の回転数範囲
に該当し、かつ排気ガスの温度が所定の温度範囲に該当
するとき、バーナへの燃料供給量を制限する制御出力を
インジェクタに与えて、バーナで燃焼する燃料量を自動
的に減少する。
に該当し、かつ排気ガスの温度が所定の温度範囲に該当
するとき、バーナへの燃料供給量を制限する制御出力を
インジェクタに与えて、バーナで燃焼する燃料量を自動
的に減少する。
実施例 以下、この発明の実施例を第1図ないし第4図について
説明する。これらの図面では、第5図に示す部分と同一
の部分について同一符号を付して説明を省略する。
説明する。これらの図面では、第5図に示す部分と同一
の部分について同一符号を付して説明を省略する。
第1図に示すように、この発明による内燃機関用排気ガ
スフィルタ再生装置は、バーナ6の上流における排気管
2に取付けられ排気ガスの温度を測定する温度センサ1
6と、内燃機関1の回転数を検出する回転センサ11
と、回転センサ11及び温度センサ16からの電気信号
を受け、フィルタ4の加熱時に内燃機関の回転数が所定
の回転数範囲になりかつ温度センサ16の周囲を流れる
排気ガスの温度が所定の温度範囲に達した時、バーナ6
への燃料供給量を制限する制御出力をインジェクタ5に
与える制御回路20とが設けられる。また、第1図で
は、グロープラグ17はインジェクタ5の先端部に取付
けられ制御回路20に接続される。バーナ6に燃料を供
給する燃料供給管18に燃料ポンプ19が接続され、こ
の燃料ポンプ19も制御回路20に接続される。過室
3内では、フィルタ4の後流に触媒体7が取付けられ
る。
スフィルタ再生装置は、バーナ6の上流における排気管
2に取付けられ排気ガスの温度を測定する温度センサ1
6と、内燃機関1の回転数を検出する回転センサ11
と、回転センサ11及び温度センサ16からの電気信号
を受け、フィルタ4の加熱時に内燃機関の回転数が所定
の回転数範囲になりかつ温度センサ16の周囲を流れる
排気ガスの温度が所定の温度範囲に達した時、バーナ6
への燃料供給量を制限する制御出力をインジェクタ5に
与える制御回路20とが設けられる。また、第1図で
は、グロープラグ17はインジェクタ5の先端部に取付
けられ制御回路20に接続される。バーナ6に燃料を供
給する燃料供給管18に燃料ポンプ19が接続され、こ
の燃料ポンプ19も制御回路20に接続される。過室
3内では、フィルタ4の後流に触媒体7が取付けられ
る。
制御回路20は、第2図に詳細に示されるように、フィ
ルタ4の上流の排気ガス圧力を感知する圧力センサ9と
回転センサ11とが設けられた起動回路22と、起動回
路22の出力でインジェクタ19を作動する駆動回路2
3と、回転センサ11及び温度センサ16からの電気信
号を受け、フィルタ4の再生時に内燃機関1の回転数が
所定の回転数範囲になりかつ温度センサ16の周囲を流
れる排気ガスの温度が所定の温度範囲に達した制御範囲
を検出する温度−回転数検出回路21とを有する。温度
−回転数検出回路21は、上記制御範囲を検出したと
き、バーナ6への燃料供給量を制限する制御出力を燃料
制御回路24を通じてインジェクタ5に与える。
ルタ4の上流の排気ガス圧力を感知する圧力センサ9と
回転センサ11とが設けられた起動回路22と、起動回
路22の出力でインジェクタ19を作動する駆動回路2
3と、回転センサ11及び温度センサ16からの電気信
号を受け、フィルタ4の再生時に内燃機関1の回転数が
所定の回転数範囲になりかつ温度センサ16の周囲を流
れる排気ガスの温度が所定の温度範囲に達した制御範囲
を検出する温度−回転数検出回路21とを有する。温度
−回転数検出回路21は、上記制御範囲を検出したと
き、バーナ6への燃料供給量を制限する制御出力を燃料
制御回路24を通じてインジェクタ5に与える。
起動回路22は、圧力センサ9に接続された増幅器30
と、増幅器30の出力と基準電圧電源31の出力とを比
較する比較器32と、増幅器33を介して回転センサ1
1の出力及び比較器32の出力を受けるアンドゲート3
4と、アンドゲート34の出力でパルスを生ずるワンシ
ョットマルチバイブレータ35とを有する。マルチバイ
ブレータ35の出力は、R/Sフリップフロップ36の
セット端子及びタイマ回路27に接続される。フリップ
フロップ36のQ出力端子は、駆動回路23のトランジ
スタ40のベースに接続される。
と、増幅器30の出力と基準電圧電源31の出力とを比
較する比較器32と、増幅器33を介して回転センサ1
1の出力及び比較器32の出力を受けるアンドゲート3
4と、アンドゲート34の出力でパルスを生ずるワンシ
ョットマルチバイブレータ35とを有する。マルチバイ
ブレータ35の出力は、R/Sフリップフロップ36の
セット端子及びタイマ回路27に接続される。フリップ
フロップ36のQ出力端子は、駆動回路23のトランジ
スタ40のベースに接続される。
駆動回路23は、上記トランジスタ40と、トランジス
タ40のコレクタと電源との間に接続されたグロープラ
グ17と、トランジスタ40のコレクタに接続されたエ
ミッタを有するトランジスタ41と、トランジスタ41
のコレクタに接続されたベースを有するトランジスタ4
2と、トランジスタ42のコレクタに接続された一端と
接地された他端とを有するインジェクタ5のコイル45
と、トランジスタ42のエミッタと電源との間に接続さ
れた抵抗43と、トランジスタ41のベースと電源との
間に接続された抵抗46とを有する。トランジスタ40
のエミッタは接地され、トランジスタ41のベースは、
抵抗49を介してトランジスタ44のコレクタにも接続
される。トランジスタ44は、燃料制御回路24を構成
する。
タ40のコレクタと電源との間に接続されたグロープラ
グ17と、トランジスタ40のコレクタに接続されたエ
ミッタを有するトランジスタ41と、トランジスタ41
のコレクタに接続されたベースを有するトランジスタ4
2と、トランジスタ42のコレクタに接続された一端と
接地された他端とを有するインジェクタ5のコイル45
と、トランジスタ42のエミッタと電源との間に接続さ
れた抵抗43と、トランジスタ41のベースと電源との
間に接続された抵抗46とを有する。トランジスタ40
のエミッタは接地され、トランジスタ41のベースは、
抵抗49を介してトランジスタ44のコレクタにも接続
される。トランジスタ44は、燃料制御回路24を構成
する。
温度−回転数検出回路21は、増幅器33を介して回転
センサ11に接続された比較器51及び52と、増幅器
55を介して温度センサ16に接続された比較器53及
び54と、比較器51〜54にそれぞれ定電圧を印加す
る定電圧電源56〜59と、比較器51の出力及び反転
入力端子により比較器52の出力を受けるアンドゲート
60と、比較器53の出力及び反転入力端子により比較
器54の出力を受けるアンドゲート61と、アンドゲー
ト60及び61の出力を受け、前記トランジスタ44の
ベースに出力を送出するアンドゲート62とを有する。
アンドゲート62の出力は、タイマ回路27にも印加さ
れ、タイマ回路27の計数を一時的に停止する。タイマ
回路27の出力及び停止スイッチ38の出力は、オアゲ
ート37を通じてRSフリップフロップ36のリセット
端子に接続される。
センサ11に接続された比較器51及び52と、増幅器
55を介して温度センサ16に接続された比較器53及
び54と、比較器51〜54にそれぞれ定電圧を印加す
る定電圧電源56〜59と、比較器51の出力及び反転
入力端子により比較器52の出力を受けるアンドゲート
60と、比較器53の出力及び反転入力端子により比較
器54の出力を受けるアンドゲート61と、アンドゲー
ト60及び61の出力を受け、前記トランジスタ44の
ベースに出力を送出するアンドゲート62とを有する。
アンドゲート62の出力は、タイマ回路27にも印加さ
れ、タイマ回路27の計数を一時的に停止する。タイマ
回路27の出力及び停止スイッチ38の出力は、オアゲ
ート37を通じてRSフリップフロップ36のリセット
端子に接続される。
比較器51は、内燃機関の回転数範囲のアイドリング時
の下限回転数、例えば、600rpmを検出して下限回転
数以上の回転数で出力を発生し、比較器52は、上限回
転数、例えば、1600rpmを検出し、上限回転数以上
の回転数で出力を発生する。また、比較器53は、排気
ガスの温度範囲のアイドリング時の下限温度、例えば、
100℃を検出して下限温度以上の温度で出力を発生
し、比較器54は、上限温度、例えば、450℃を検出
し、上限温度以上の温度で出力を発生する。
の下限回転数、例えば、600rpmを検出して下限回転
数以上の回転数で出力を発生し、比較器52は、上限回
転数、例えば、1600rpmを検出し、上限回転数以上
の回転数で出力を発生する。また、比較器53は、排気
ガスの温度範囲のアイドリング時の下限温度、例えば、
100℃を検出して下限温度以上の温度で出力を発生
し、比較器54は、上限温度、例えば、450℃を検出
し、上限温度以上の温度で出力を発生する。
上記構成において、多量の微粒子付着のためフィルタ4
に目詰りが生ずると、増幅器30を介して比較器32に
与えられる圧力センサ9の出力は、基準電圧電源31の
出力より高くなり、比較器32は、出力をアンドゲート
34に送出する。内燃機関1の回転数を検出する回転セ
ンサ11の出力が増幅器33を通じてアンドゲート34
に与えられるから、アンドゲート34は、出力を発生
し、マルチバイブレータ35にパルスを発生させる。従
って、フリップフロップ36がセットされ、Q出力端子
からトランジスタ40のベース入力が与えられる。この
ため、トランジスタ40は、オンとなり、グロープラグ
17が点火され、またトランジスタ41のエミッタ電流
が流れるので、トランジスタ42がオンとなり、電源か
ら抵抗43及びトランジスタ42を通じてインジェクタ
5のコイル45に通電される。従って、バーナ6に燃料
が供給され、フィルタ4の再生が開始される。
に目詰りが生ずると、増幅器30を介して比較器32に
与えられる圧力センサ9の出力は、基準電圧電源31の
出力より高くなり、比較器32は、出力をアンドゲート
34に送出する。内燃機関1の回転数を検出する回転セ
ンサ11の出力が増幅器33を通じてアンドゲート34
に与えられるから、アンドゲート34は、出力を発生
し、マルチバイブレータ35にパルスを発生させる。従
って、フリップフロップ36がセットされ、Q出力端子
からトランジスタ40のベース入力が与えられる。この
ため、トランジスタ40は、オンとなり、グロープラグ
17が点火され、またトランジスタ41のエミッタ電流
が流れるので、トランジスタ42がオンとなり、電源か
ら抵抗43及びトランジスタ42を通じてインジェクタ
5のコイル45に通電される。従って、バーナ6に燃料
が供給され、フィルタ4の再生が開始される。
内燃機関1の回転数がフィルタ4の急激燃焼を予測する
所定の回転数範囲の下限値に達したとき、即ちアイドリ
ング時に比較器51が出力を生じ、上限値に達する前で
は比較器52は出力を生じないので、アンドゲート60
は、出力を発生する。また、排気管2に取付けた温度セ
ンサ16の周囲の温度がフィルタ4の急激燃焼を予測す
る所定の温度範囲の下限値、即ちアイドリング時に、比
較器53は、出力を生じ、上限値に達する前では比較器
52は出力を生じないので、アンドゲート61は、出力
を発生する。従って、所定回転数範囲及び所定温度範囲
に該当する状態では、アンドゲート62は、出力を発生
し、トランジスタ44をオン状態に保持する。従って、
トランジスタ41のベース電流が減少し、トランジスタ
41のエミッタ電流は制限され、従って、トランジスタ
42のベース電流及びコイル45への電流が減少し、バ
ーナ6への燃料供給量が減少する。上記所定回転数範囲
及び所定温度範囲に該当する状態、例えば、内燃機関の
回転数が1600rpm以下のとき及び排気ガス温度が4
50℃以下のときは、アンドゲート60及び61は出力
を生じ、この発明の再生装置ではバーナ6へ燃料供給量
が減少される。しかし、上記回転数及び排気ガス温度の
範囲外では、この発明の再生装置では、燃料供給量は制
御されず、バーナ6の燃焼温度は、約750℃に保持さ
れる。この目的で、図示しない制御回路により、フィル
タ4の異常加熱時、異常低温度、再生開始時及び終了時
には、燃料供給量が所定のレベルに制御されることは従
来の装置と同様である。
所定の回転数範囲の下限値に達したとき、即ちアイドリ
ング時に比較器51が出力を生じ、上限値に達する前で
は比較器52は出力を生じないので、アンドゲート60
は、出力を発生する。また、排気管2に取付けた温度セ
ンサ16の周囲の温度がフィルタ4の急激燃焼を予測す
る所定の温度範囲の下限値、即ちアイドリング時に、比
較器53は、出力を生じ、上限値に達する前では比較器
52は出力を生じないので、アンドゲート61は、出力
を発生する。従って、所定回転数範囲及び所定温度範囲
に該当する状態では、アンドゲート62は、出力を発生
し、トランジスタ44をオン状態に保持する。従って、
トランジスタ41のベース電流が減少し、トランジスタ
41のエミッタ電流は制限され、従って、トランジスタ
42のベース電流及びコイル45への電流が減少し、バ
ーナ6への燃料供給量が減少する。上記所定回転数範囲
及び所定温度範囲に該当する状態、例えば、内燃機関の
回転数が1600rpm以下のとき及び排気ガス温度が4
50℃以下のときは、アンドゲート60及び61は出力
を生じ、この発明の再生装置ではバーナ6へ燃料供給量
が減少される。しかし、上記回転数及び排気ガス温度の
範囲外では、この発明の再生装置では、燃料供給量は制
御されず、バーナ6の燃焼温度は、約750℃に保持さ
れる。この目的で、図示しない制御回路により、フィル
タ4の異常加熱時、異常低温度、再生開始時及び終了時
には、燃料供給量が所定のレベルに制御されることは従
来の装置と同様である。
バーナ6の再生開始後、一定時間経過すると、ワンショ
ットマルチバイブレータ35の出力を受けたタイマ回路
27はオアゲート37を通じてR/Sフリップフロップ
36をリセットし、トランジスタ40のベースへの通電
を停止する。従って、トランジスタ40がオフになり、
インジェクタ5のコイル45への通電が停止され、バー
ナ6への燃料供給が阻止される。
ットマルチバイブレータ35の出力を受けたタイマ回路
27はオアゲート37を通じてR/Sフリップフロップ
36をリセットし、トランジスタ40のベースへの通電
を停止する。従って、トランジスタ40がオフになり、
インジェクタ5のコイル45への通電が停止され、バー
ナ6への燃料供給が阻止される。
第3図は、内燃機関の回転数(rpm)とエキゾーストマニ
ホールド出口での排気ガス温度(℃)とにより、フィル
タ4内で急激燃焼が発生すると予想される回転数と排気
ガス温度の関係を示し、図示の扇形範囲内では、急激燃
焼が発生すると予測される。この扇形範囲は、回転数で
は、600〜1600rpmであり、排気ガス温度では、
100℃〜450℃である。前述の通り、排気ガス流量
が比較的少ないアイドリング時の回転数600rpmから
1600rpmの間でかつ排気ガス中の酸素濃度が比較的
高い低負荷のとき、即ち、アイドリング時の排気ガス温
度100℃から450℃のときは、フィルタ4内は急激
燃焼を誘発しやすい状態が形成される。
ホールド出口での排気ガス温度(℃)とにより、フィル
タ4内で急激燃焼が発生すると予想される回転数と排気
ガス温度の関係を示し、図示の扇形範囲内では、急激燃
焼が発生すると予測される。この扇形範囲は、回転数で
は、600〜1600rpmであり、排気ガス温度では、
100℃〜450℃である。前述の通り、排気ガス流量
が比較的少ないアイドリング時の回転数600rpmから
1600rpmの間でかつ排気ガス中の酸素濃度が比較的
高い低負荷のとき、即ち、アイドリング時の排気ガス温
度100℃から450℃のときは、フィルタ4内は急激
燃焼を誘発しやすい状態が形成される。
この発明の内燃機関用排気ガスフィルタ再生装置では、
微粒子の急激燃焼の発生を回避するため、種々の制御方
法でインジェクタ5を通る燃料を制御することができ
る。例えば、第4図のフローチャートに示される通り、
ステップ70で目詰りを検知したとき、60〜70秒
間、グロープラグ18の通電を行い、燃料供給を開始す
る(ステップ71、72)。この段階では、内燃機関の
回転数及び排気ガスの温度を測定しながら、燃料供給量
は増加される(ステップ73)。フィルタ4が急激燃焼
を開始することが予測される上記所定回転数範囲及び所
定温度範囲に該当する状態(ステップ74)か否か判断
し、内燃機関の回転数及び排気ガス温度が急激燃焼範囲
のとき、燃料供給量を制御される(ステップ75)。し
かし、これらが急激燃焼範囲外のときはバーナの燃焼温
度が750℃に保持され(ステップ76)、この状態に
おいて所定時間の経過による再生終了か否か判断し(ス
テップ77)、一定時間経過していれば、燃料の供給が
停止され、再生が終了する。
微粒子の急激燃焼の発生を回避するため、種々の制御方
法でインジェクタ5を通る燃料を制御することができ
る。例えば、第4図のフローチャートに示される通り、
ステップ70で目詰りを検知したとき、60〜70秒
間、グロープラグ18の通電を行い、燃料供給を開始す
る(ステップ71、72)。この段階では、内燃機関の
回転数及び排気ガスの温度を測定しながら、燃料供給量
は増加される(ステップ73)。フィルタ4が急激燃焼
を開始することが予測される上記所定回転数範囲及び所
定温度範囲に該当する状態(ステップ74)か否か判断
し、内燃機関の回転数及び排気ガス温度が急激燃焼範囲
のとき、燃料供給量を制御される(ステップ75)。し
かし、これらが急激燃焼範囲外のときはバーナの燃焼温
度が750℃に保持され(ステップ76)、この状態に
おいて所定時間の経過による再生終了か否か判断し(ス
テップ77)、一定時間経過していれば、燃料の供給が
停止され、再生が終了する。
この発明の上記実施例では、変更が可能である。例え
ば、制御回路20は、マイクロコンピュータで構成し、
燃料供給量をプログラム制御で行ってもよい。また、フ
ィルタ内で微粒子が急激燃焼を開始する範囲は、通常回
転数では、600〜1600rpmであり、排気ガス温度
では、100℃〜450℃であるが、微粒子の組成成
分、フィルタの形状及び排気ガスの通過状態等の種々の
要因によって変動するから、燃料供給量を制限する上記
急激燃焼に対する条件の具体的数値は、種々の状態を勘
案して設定しなければならない。バーナへ供給する燃料
量の制御は、インジェクタの替わりに燃料ポンプで行っ
てもよい。また、この発明のように急激燃焼を予測せず
かつバーナ6の燃焼温度を検出する温度センサ10の信
号に応答してバーナ6への燃料供給量を制御する従来の
再生装置と組合せて、再生開始時又は終了時に燃料供給
量の増加、減少又は所定レベル維持によりフィルタを所
定の温度に保持してもよい。更に、第2図において、ア
イドリング状態を検出する比較器51と53とを省略し
て、増幅器33の出力をアンドゲート66に直接与える
と共に、増幅器55出力をアンドゲート21に直接与え
てもよい。
ば、制御回路20は、マイクロコンピュータで構成し、
燃料供給量をプログラム制御で行ってもよい。また、フ
ィルタ内で微粒子が急激燃焼を開始する範囲は、通常回
転数では、600〜1600rpmであり、排気ガス温度
では、100℃〜450℃であるが、微粒子の組成成
分、フィルタの形状及び排気ガスの通過状態等の種々の
要因によって変動するから、燃料供給量を制限する上記
急激燃焼に対する条件の具体的数値は、種々の状態を勘
案して設定しなければならない。バーナへ供給する燃料
量の制御は、インジェクタの替わりに燃料ポンプで行っ
てもよい。また、この発明のように急激燃焼を予測せず
かつバーナ6の燃焼温度を検出する温度センサ10の信
号に応答してバーナ6への燃料供給量を制御する従来の
再生装置と組合せて、再生開始時又は終了時に燃料供給
量の増加、減少又は所定レベル維持によりフィルタを所
定の温度に保持してもよい。更に、第2図において、ア
イドリング状態を検出する比較器51と53とを省略し
て、増幅器33の出力をアンドゲート66に直接与える
と共に、増幅器55出力をアンドゲート21に直接与え
てもよい。
発明の効果 フィルタ内に捕集された微粒子が急激燃焼を開始する状
態を内燃機関の回転数及び排気ガスの温度から予測し、
内燃機関の回転数が所定の回転数範囲にあり、かつ排気
ガスの温度が所定の温度範囲にあるとき、バーナへの燃
料供給量を制限する制御出力をインジェクタ又は燃料ポ
ンプに与えて、バーナで燃焼する燃料量を減少するの
で、回転数又は負荷の変動する内燃機関の稼動時におい
ても自動的にフィルタの再生を行うことができ、フィル
タの急激燃焼を充分に阻止することができる。
態を内燃機関の回転数及び排気ガスの温度から予測し、
内燃機関の回転数が所定の回転数範囲にあり、かつ排気
ガスの温度が所定の温度範囲にあるとき、バーナへの燃
料供給量を制限する制御出力をインジェクタ又は燃料ポ
ンプに与えて、バーナで燃焼する燃料量を減少するの
で、回転数又は負荷の変動する内燃機関の稼動時におい
ても自動的にフィルタの再生を行うことができ、フィル
タの急激燃焼を充分に阻止することができる。
第1図は、この発明による内燃機関用排気ガスフィルタ
再生装置の略示図、第2図は、第1図の再生装置に使用
する制御回路の詳細を示す電気回路図、第3図は、フィ
ルタの急激燃焼を予測する内燃機関の回転数と排気ガス
温度との関係を示すグラフ、第4図は、この発明の再生
装置での燃料制御方法の一例を示すフローチャートで、
第5図は、従来の内燃機関用排気ガスフィルタ再生装置
の略示図である。 1……内燃機関、2……排気管、4……フィルタ、5…
…グロープラグ、6……バーナ、9……圧力センサ、1
0、16……温度センサ、11……回転センサ、20…
…制御回路、
再生装置の略示図、第2図は、第1図の再生装置に使用
する制御回路の詳細を示す電気回路図、第3図は、フィ
ルタの急激燃焼を予測する内燃機関の回転数と排気ガス
温度との関係を示すグラフ、第4図は、この発明の再生
装置での燃料制御方法の一例を示すフローチャートで、
第5図は、従来の内燃機関用排気ガスフィルタ再生装置
の略示図である。 1……内燃機関、2……排気管、4……フィルタ、5…
…グロープラグ、6……バーナ、9……圧力センサ、1
0、16……温度センサ、11……回転センサ、20…
…制御回路、
Claims (4)
- 【請求項1】内燃機関の排気管を通って排出される排気
ガス中に含まれる微粒子を過するフィルタと、該フィ
ルタで捕集された微粒子を燃焼するバーナと、該バーナ
に供給する燃料の供給量を制御するインジェクタ又は燃
料ポンプとを備えた内燃機関用排気ガスフィルタ再生装
置において、 前記バーナの上流における前記排気管に取付けられ排気
ガスの温度を測定する温度センサと、内燃機関の回転数
を検出する回転センサと、該回転センサ及び前記温度セ
ンサからの電気信号を受け、前記フィルタの加熱時に内
燃機関の回転数が所定の回転数範囲になりかつ上記温度
センサの周囲を流れる排気ガスの温度が所定の温度範囲
に達した時、前記バーナへの燃料供給量を制限する制御
出力を前記インジェクタ又は燃料ポンプに与える制御回
路とを設けたことを特徴とする内燃機関用排気ガスフィ
ルタ再生装置。 - 【請求項2】上記内燃機関の所定の回転数範囲は、アイ
ドリング時の回転数から1600rpmであり、排気ガス
の所定の温度範囲は、アイドリング時の温度から450
℃である特許請求の範囲第(1)項記載の内燃機関用排気
ガスフィルタ再生装置。 - 【請求項3】上記アイドリング時の回転数は、600rp
mであり、アイドリング時の排気ガス温度は、100℃
である特許請求の範囲第(2)項に記載の内燃機関用排気
ガスフィルタ再生装置。 - 【請求項4】上記制御回路は、上記フィルタの上流の排
気ガス圧力を測定する圧力センサを設けた起動回路と、
上記温度センサ及び上記回転センサに接続され排気ガス
温度と回転数が所定の温度範囲及び回転数範囲にあるか
否かを判断する温度−回転数検出回路と、前記起動回路
の出力で上記インジェクタを作動する駆動回路と、上記
温度−回転数検出回路の出力が発生したとき、前記イン
ジェクタへ供給する出力を減少する燃料制御回路とを有
する特許請求の範囲第(1)項記載の内燃機関用排気ガス
フィルタ再生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15177986A JPH0629544B2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 内燃機関用排気ガスフイルタ再生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15177986A JPH0629544B2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 内燃機関用排気ガスフイルタ再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS639613A JPS639613A (ja) | 1988-01-16 |
JPH0629544B2 true JPH0629544B2 (ja) | 1994-04-20 |
Family
ID=15526114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15177986A Expired - Lifetime JPH0629544B2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 | 内燃機関用排気ガスフイルタ再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629544B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6302935B1 (en) | 1999-02-01 | 2001-10-16 | Lead Industry Company, Ltd. | Apparatus for removing fine particles in exhaust gas and apparatus for cleaning exhaust gas |
WO1999051862A1 (fr) * | 1998-04-06 | 1999-10-14 | Lead Industry Company Ltd. | Systeme d'elimination des particules emises dans les gaz d'echappement et dispositif antipollution pour gaz d'echappement |
US6391077B1 (en) | 1998-04-06 | 2002-05-21 | Lead Industry Company, Ltd. | Apparatus for removing fine particles in exhaust gas and apparatus for cleaning exhaust gas |
-
1986
- 1986-06-30 JP JP15177986A patent/JPH0629544B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS639613A (ja) | 1988-01-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4897096A (en) | System for the regeneration of a particulate filter trap | |
US6854265B2 (en) | Exhaust gas filter regenerating apparatus effectively burning particulate material | |
US4549399A (en) | Exhaust emission control system for diesel engine | |
JP5056898B2 (ja) | 排気浄化装置の故障検出装置 | |
JP2003524106A (ja) | 粒子を保持するフィルタの燃焼による再生を制御する方法および装置 | |
EP2229511A2 (en) | Method and apparatus for operating an emission abatement assembly | |
US20090178394A1 (en) | Method and Apparatus for Cleaning Electrodes of a Fuel-Fired Burner of an Emission Abatement Assembly | |
JPS59153914A (ja) | 内燃機関における排気微粒子捕集用トラツプの再生用バ−ナ−の制御装置 | |
JPH08284643A (ja) | 排気微粒子浄化装置 | |
JPH0629544B2 (ja) | 内燃機関用排気ガスフイルタ再生装置 | |
US20080302086A1 (en) | Electrically heated particulate filter diagnostic systems and methods | |
JP2001073743A (ja) | ディーゼル機関の排気浄化装置 | |
JPS6345484B2 (ja) | ||
WO2003004838A1 (en) | Device and method for regenerating soot reducing device | |
JPS6115205Y2 (ja) | ||
JPS62228613A (ja) | 内燃機関用排気ガスフイルタ再生装置 | |
JPS58222907A (ja) | デイ−ゼル機関の排気微粒子トラツプの再生方法 | |
WO2009091470A2 (en) | Method and apparatus for controlling a fuel-fired burner of an emission abatement assembly | |
JPS62153512A (ja) | 内燃機関の排気微粒子捕集用トラツプの再生用バ−ナ制御装置 | |
JPH0550571B2 (ja) | ||
JPH0410324Y2 (ja) | ||
JPH0218277Y2 (ja) | ||
JPH0336134B2 (ja) | ||
JPS5820919A (ja) | デイ−ゼルエンジンの排気浄化装置 | |
JPH07317530A (ja) | ディーゼルエンジンの排気浄化装置 |