JPH0629482Y2 - エンジンのコントロール装置 - Google Patents
エンジンのコントロール装置Info
- Publication number
- JPH0629482Y2 JPH0629482Y2 JP8504188U JP8504188U JPH0629482Y2 JP H0629482 Y2 JPH0629482 Y2 JP H0629482Y2 JP 8504188 U JP8504188 U JP 8504188U JP 8504188 U JP8504188 U JP 8504188U JP H0629482 Y2 JPH0629482 Y2 JP H0629482Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lever
- engine
- chain
- yoke
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
- Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、芝刈機等の作業機に搭載されるエンジンのコ
ントロール装置に関するものである。
ントロール装置に関するものである。
(従来の技術) 縦軸型エンジンが多く搭載される芝刈機では、第7,8
図に示すようにエンジン(E)のコントロールを1本の
操作レバー(21)によつて行うものが多く、停止、調速、
チヨークの各機能を備えたコントロール装置を備えてい
る。
図に示すようにエンジン(E)のコントロールを1本の
操作レバー(21)によつて行うものが多く、停止、調速、
チヨークの各機能を備えたコントロール装置を備えてい
る。
作業機(H)(芝刈機)に搭載されたエンジン(E)の
従来例を第7図ないし第10図によつて説明すると、該エ
ンジン(E)は、第7,8図に示すように作業機(H)
に搭載されて、操作レバー(21)によりボーデンワイヤ(1
1)を介して気化器(23)(第10図)のスロツトルバルブ、
チヨークバルブ(図示省略)を操作するコントロール装
置を備えている。図中(22)はエンジンの点火栓である。
従来例を第7図ないし第10図によつて説明すると、該エ
ンジン(E)は、第7,8図に示すように作業機(H)
に搭載されて、操作レバー(21)によりボーデンワイヤ(1
1)を介して気化器(23)(第10図)のスロツトルバルブ、
チヨークバルブ(図示省略)を操作するコントロール装
置を備えている。図中(22)はエンジンの点火栓である。
該コントロール装置の従来例は、第9,10図に示すよう
に、操作レバー(21)に連結されて進退されるボーデンワ
イヤ(11)の外索(11a)を固着したコントロールパネル(1
0)端部のクランプ(12)、コントロールパネル(10)に枢着
(14)されて回動しボーデンワイヤ(11)の先端部が連結さ
れたコントロールレバー(13)、コントロールパネル(10)
に配設されコントロールレバー(13)に対設された停止ス
イツチ端子(15)、枢着(14)されてコントロールレバー(1
3)上の回転調整ネジ(16)を介し連動されるチヨークコン
トロールプレート(17)、チヨークコントロールプレート
(17)の端部とチヨークバルブ作動用のチヨークレバーに
連設されたチヨークロツド(18)、コントロールレバー(1
3)とガバナレバー(24)間に連設されたガバナスプリング
(19)等を有し、さらに、第10図に示すようにガバナレバ
ー(24)は、エンジンのシリンダブロツク(E1)に内蔵
されるガバナアーム(26)にナツト等で枢着され、ガバナ
ロツド(25)を介してスロツトルレバーに連結された構造
になつている。
に、操作レバー(21)に連結されて進退されるボーデンワ
イヤ(11)の外索(11a)を固着したコントロールパネル(1
0)端部のクランプ(12)、コントロールパネル(10)に枢着
(14)されて回動しボーデンワイヤ(11)の先端部が連結さ
れたコントロールレバー(13)、コントロールパネル(10)
に配設されコントロールレバー(13)に対設された停止ス
イツチ端子(15)、枢着(14)されてコントロールレバー(1
3)上の回転調整ネジ(16)を介し連動されるチヨークコン
トロールプレート(17)、チヨークコントロールプレート
(17)の端部とチヨークバルブ作動用のチヨークレバーに
連設されたチヨークロツド(18)、コントロールレバー(1
3)とガバナレバー(24)間に連設されたガバナスプリング
(19)等を有し、さらに、第10図に示すようにガバナレバ
ー(24)は、エンジンのシリンダブロツク(E1)に内蔵
されるガバナアーム(26)にナツト等で枢着され、ガバナ
ロツド(25)を介してスロツトルレバーに連結された構造
になつている。
該コントロール装置の作用について説明すると、操作レ
バー(21)によりボーデンワイヤ(11)を引き込みコントロ
ールレバー(13)を最大限に図示右回転すると、コントロ
ールレバー(13)が停止スイツチ端子(15)に接触してエン
ジン(E)が停止し、ボーデンワイヤ(11)を突出してコ
ントロールレバー(13)を図示左回転すると、ガバナスプ
リング(19)が引張られてガバナレバー(24)、ガバナロツ
ド(25)、スロツトルレバーを介し気化器(23)のスロツト
ルバルブ(絞り弁)の開度が調整され、コントロールレ
バー(13)の図示左回転の当初はエンジンが低速回転とな
り次第に高速回転となる調速装置になつており、コント
ロールレバー(13)が最大に図示左回転すると、回転調整
ネジ(16)によりチヨークコントロールプレート(17)が図
示左回転されて、チヨークロツド(18)、気化器(23)のチ
ヨークレバーを介してチヨークバルブが閉じられるチヨ
ーク装置になつている。
バー(21)によりボーデンワイヤ(11)を引き込みコントロ
ールレバー(13)を最大限に図示右回転すると、コントロ
ールレバー(13)が停止スイツチ端子(15)に接触してエン
ジン(E)が停止し、ボーデンワイヤ(11)を突出してコ
ントロールレバー(13)を図示左回転すると、ガバナスプ
リング(19)が引張られてガバナレバー(24)、ガバナロツ
ド(25)、スロツトルレバーを介し気化器(23)のスロツト
ルバルブ(絞り弁)の開度が調整され、コントロールレ
バー(13)の図示左回転の当初はエンジンが低速回転とな
り次第に高速回転となる調速装置になつており、コント
ロールレバー(13)が最大に図示左回転すると、回転調整
ネジ(16)によりチヨークコントロールプレート(17)が図
示左回転されて、チヨークロツド(18)、気化器(23)のチ
ヨークレバーを介してチヨークバルブが閉じられるチヨ
ーク装置になつている。
前記のように操作レバー(21)でボーデンワイヤ(11)を突
出してエンジン(E)を高速にする場合と、突出して逆
に低速にする場合があり、コントロールパネル(10)に対
するボーデンワイヤ(11)のクランプ(12)は前者の場合は
第9図の実線位置(12)に、後者の場合は鎖線位置(1
2′)に配設される。
出してエンジン(E)を高速にする場合と、突出して逆
に低速にする場合があり、コントロールパネル(10)に対
するボーデンワイヤ(11)のクランプ(12)は前者の場合は
第9図の実線位置(12)に、後者の場合は鎖線位置(1
2′)に配設される。
また、操作レバー(21)でボーデンワイヤ(11)を突出させ
てエンジン(E)をチヨークする場合におけるエンジン
搭載の従来例は、エンジン(E)の点火栓(22)の装着方
向に停止スイツチ端子(15)があるため、ボーデンワイヤ
(11)の引廻しを最短にするため、第7図(A)(B)の
2通りに制限されている。
てエンジン(E)をチヨークする場合におけるエンジン
搭載の従来例は、エンジン(E)の点火栓(22)の装着方
向に停止スイツチ端子(15)があるため、ボーデンワイヤ
(11)の引廻しを最短にするため、第7図(A)(B)の
2通りに制限されている。
(考案が解決しようとする課題) 従来の前記コントロール装置は、エンジン停止のほかに
チヨーク装置と調速装置を備えており、構造が著しく複
雑化し分解、組立および調整に時間を要し作動信頼性に
問題があるとともに、該チヨーク装置は、操作レバーに
より作動されるため、始動操作時のエンジン温度の状態
により操作者が経験と勘を頼りにしてチヨーク閉、開を
判断することになり、エンジン温態時にチヨーク閉とし
て始動しオーバーチヨークで始動不能になつたり、冷態
時にチヨーク開で始動し始動操作回数が必要以上に多く
なるなどの不具合が避けられない。
チヨーク装置と調速装置を備えており、構造が著しく複
雑化し分解、組立および調整に時間を要し作動信頼性に
問題があるとともに、該チヨーク装置は、操作レバーに
より作動されるため、始動操作時のエンジン温度の状態
により操作者が経験と勘を頼りにしてチヨーク閉、開を
判断することになり、エンジン温態時にチヨーク閉とし
て始動しオーバーチヨークで始動不能になつたり、冷態
時にチヨーク開で始動し始動操作回数が必要以上に多く
なるなどの不具合が避けられない。
また、ボーデンワイヤの引き廻しを最短にする必要から
作業機へのエンジン搭載姿勢に制約があり、整備、取扱
い等の観点からエンジン搭載姿勢を異ならしめるため
に、新たなコントロール装置を準備する必要があり、エ
ンジン製作上不経済であるなどの問題点がある。
作業機へのエンジン搭載姿勢に制約があり、整備、取扱
い等の観点からエンジン搭載姿勢を異ならしめるため
に、新たなコントロール装置を準備する必要があり、エ
ンジン製作上不経済であるなどの問題点がある。
本考案は、前記のような課題に対処するために開発され
たものであって、その目的とする処は、オートチヨーク
装置を気化器の部品間に集約しかつスロツトルレバーに
連動せしめエンジン温度の感知によりチヨーク作動を自
動化して、チヨーク性能、作動信頼性を高め、調速装置
の簡素化とともにコントロールレバーの組付け変更とボ
ーデンワイヤのカバーへのクランプ変更によつて、ボー
デンワイヤの引き廻し短縮とともにエンジン搭載性能、
汎用性を向上したエンジンのコントロール装置を提供す
るにある。
たものであって、その目的とする処は、オートチヨーク
装置を気化器の部品間に集約しかつスロツトルレバーに
連動せしめエンジン温度の感知によりチヨーク作動を自
動化して、チヨーク性能、作動信頼性を高め、調速装置
の簡素化とともにコントロールレバーの組付け変更とボ
ーデンワイヤのカバーへのクランプ変更によつて、ボー
デンワイヤの引き廻し短縮とともにエンジン搭載性能、
汎用性を向上したエンジンのコントロール装置を提供す
るにある。
(課題を解決するための手段) 本考案は気化器のチヨークレバーにチヨーク開にばね付
勢するスプリングを設け、該チヨークレバーとスロツト
ルレバー間に、エンジン温度により座屈力が変化し前記
ばね付勢との関連でエンジンの冷態始動時のスロツトル
バルブ全開に際してチヨーク閉に連動し、温態始動およ
び暖気運転時はチヨーク開にする高分子ウレタンエラス
トマー等の高分子材料で構成したチヨーク連結ロツドを
連結してなるオートチヨーク装置を設けるとともに、操
作レバーに連設されたボーデンワイヤとガバナスプリン
グ間に介装して連設されコントロールパネルに枢着され
たボーデンワイヤの係合部付きコントロールレバーに、
停止スイツチ端子との接触部とガバナスプリングの係合
部および回転調整ネジとの接触部をそれぞれ枢着部を中
心とした対称配置で各1対設け、該コントロールレバー
のカバーに複数のボーデンワイヤのクランプ装着部を設
けてなる調速装置を設けた構成に特徴を有し、オートチ
ヨーク装置を気化器のチヨークレバーとスロツトルレバ
ーの部分に集約、配設するとともに、スロツトルレバー
に連動しかつエンジン温度の感知によりエンジン冷態始
動時のみチヨーク作動を自動化するとともに、調速装置
のコントロールレバーの取付け配置変更とボーデンワイ
ヤのカバーへのクランプ位置変更によつて、ボーデンワ
イヤの引き廻し短縮、エンジン搭載姿勢を多様化してい
る。
勢するスプリングを設け、該チヨークレバーとスロツト
ルレバー間に、エンジン温度により座屈力が変化し前記
ばね付勢との関連でエンジンの冷態始動時のスロツトル
バルブ全開に際してチヨーク閉に連動し、温態始動およ
び暖気運転時はチヨーク開にする高分子ウレタンエラス
トマー等の高分子材料で構成したチヨーク連結ロツドを
連結してなるオートチヨーク装置を設けるとともに、操
作レバーに連設されたボーデンワイヤとガバナスプリン
グ間に介装して連設されコントロールパネルに枢着され
たボーデンワイヤの係合部付きコントロールレバーに、
停止スイツチ端子との接触部とガバナスプリングの係合
部および回転調整ネジとの接触部をそれぞれ枢着部を中
心とした対称配置で各1対設け、該コントロールレバー
のカバーに複数のボーデンワイヤのクランプ装着部を設
けてなる調速装置を設けた構成に特徴を有し、オートチ
ヨーク装置を気化器のチヨークレバーとスロツトルレバ
ーの部分に集約、配設するとともに、スロツトルレバー
に連動しかつエンジン温度の感知によりエンジン冷態始
動時のみチヨーク作動を自動化するとともに、調速装置
のコントロールレバーの取付け配置変更とボーデンワイ
ヤのカバーへのクランプ位置変更によつて、ボーデンワ
イヤの引き廻し短縮、エンジン搭載姿勢を多様化してい
る。
(作用) スプリングによりチヨークレバーがチヨーク開方向にば
ね付勢され、チヨークレバーとスロツトルレバー間に連
設され高分子ウレタンエラストマー等の高分子材で構成
されたチヨーク連動ロツドが、エンジン温度により座屈
力が変化して、前記ばね付勢との関連でエンジンの冷態
始動時のスロツトルバルブ全開に際してチヨーク閉に連
動し、温態始動および暖気運転時はチヨーク開にして、
調速装置によるスロツトルバルブの作動に連動してチヨ
ーク作動が自動化され、チヨーク作動の誤操作が解消さ
れて作動信頼性が得られる。
ね付勢され、チヨークレバーとスロツトルレバー間に連
設され高分子ウレタンエラストマー等の高分子材で構成
されたチヨーク連動ロツドが、エンジン温度により座屈
力が変化して、前記ばね付勢との関連でエンジンの冷態
始動時のスロツトルバルブ全開に際してチヨーク閉に連
動し、温態始動および暖気運転時はチヨーク開にして、
調速装置によるスロツトルバルブの作動に連動してチヨ
ーク作動が自動化され、チヨーク作動の誤操作が解消さ
れて作動信頼性が得られる。
前記オートチヨーク装置の気化器の部材間への集約、配
設により調速装置が簡素化されるとともに、該調速装置
のコントロールレバーに設けた各1対の各係合部、各接
触部に対する停止スイツチ端子、ガバナスプリングおよ
び回転調整ネジのそれぞれへの係合変更、対設変更によ
る同コントロールレバーの組付け変更とともに、コント
ロールレバーのカバーに設けた複数のクランプ装着への
ボーデンワイヤのクランプ変更により、ボーデンワイヤ
の引き廻し短縮とともに作業機へのエンジン搭載姿勢が
多様化されかるボーデンワイヤの引き廻し短縮が自在に
なつている。
設により調速装置が簡素化されるとともに、該調速装置
のコントロールレバーに設けた各1対の各係合部、各接
触部に対する停止スイツチ端子、ガバナスプリングおよ
び回転調整ネジのそれぞれへの係合変更、対設変更によ
る同コントロールレバーの組付け変更とともに、コント
ロールレバーのカバーに設けた複数のクランプ装着への
ボーデンワイヤのクランプ変更により、ボーデンワイヤ
の引き廻し短縮とともに作業機へのエンジン搭載姿勢が
多様化されかるボーデンワイヤの引き廻し短縮が自在に
なつている。
(実施例) 第1図ないし第6図に本考案の一実施例を示し、図中(1
01)は気化器、(101a)はスロツトルバルブ(130)を回転し
て開度を調整するスロツトルレバー、(101b)はチヨーク
バルブ(131)を開閉するチヨークレバー、(102)は高分子
ウレタンエラストマー等の高分子材からなるチヨーク連
動ロツドであつて、第1図に示すように該チヨーク連動
ロツド(102)は、カシメピン(115)によりチヨークレバー
(101b)とスロツトルレバー(101a)間に相対回動自在に連
結され、気化器(101)のボデイとチヨークレバー(101b)
間にチヨークレバー(101b)を介しチヨークバルブ(131)
をチヨーク開方向にばね付勢したリターン用のスプリン
グ(120)が介装、セツトされており、気化器(101)のチヨ
ークレバー(101b)にチヨーク開にばね付勢するスプリン
グ(120)を設け、チヨークレバー(101b)とスロツトルレ
バー(101a)間に、エンジン温度により座屈力が変化し前
記ばね付勢との関連でエンジン(E)の冷態始動時のス
ロツトルバルブ(130)全開に際してチヨーク閉に連動
し、温態始動および暖気運転時はチヨーク開にする高分
子ウレタンエラストマー等の高分子材料で構成したチヨ
ーク連動ロツド(102)を連結してなるオートチヨーク装
置が設けられ、コントロールレバー(101a)には調速装置
が連設されている。
01)は気化器、(101a)はスロツトルバルブ(130)を回転し
て開度を調整するスロツトルレバー、(101b)はチヨーク
バルブ(131)を開閉するチヨークレバー、(102)は高分子
ウレタンエラストマー等の高分子材からなるチヨーク連
動ロツドであつて、第1図に示すように該チヨーク連動
ロツド(102)は、カシメピン(115)によりチヨークレバー
(101b)とスロツトルレバー(101a)間に相対回動自在に連
結され、気化器(101)のボデイとチヨークレバー(101b)
間にチヨークレバー(101b)を介しチヨークバルブ(131)
をチヨーク開方向にばね付勢したリターン用のスプリン
グ(120)が介装、セツトされており、気化器(101)のチヨ
ークレバー(101b)にチヨーク開にばね付勢するスプリン
グ(120)を設け、チヨークレバー(101b)とスロツトルレ
バー(101a)間に、エンジン温度により座屈力が変化し前
記ばね付勢との関連でエンジン(E)の冷態始動時のス
ロツトルバルブ(130)全開に際してチヨーク閉に連動
し、温態始動および暖気運転時はチヨーク開にする高分
子ウレタンエラストマー等の高分子材料で構成したチヨ
ーク連動ロツド(102)を連結してなるオートチヨーク装
置が設けられ、コントロールレバー(101a)には調速装置
が連設されている。
前記調速装置について説明すると、第一図において(10
3)はスロツトルレバー(101a)とガバナレバー(104)間に
連設された連動用のガバナロツド、(105)はガバナレバ
ー(104)と調速用のコントロールレバー(107)間に連設さ
れるガバナスプリングであつて、コントロールレバー(1
07)は、カシメピン(106)によりコントロールパネル(11
2)に回動自由に枢着されており、コントロールパネル(1
12)に回転調整ネジ(108)が位置決めスプリング(109)を
介装し設けられてコントロールレバー(107)に対設さ
れ、コントロールパネル(112)に装着した取付端子(110)
(ナイロン等の絶縁物質)で停止スイツチ端子(111)を
挾持してコントロールレバー(107)に対設し、停止スイ
ツチ端子(111)の一端にはエンジン点火装置の1次電流
をアースするためのアース線が接続されている。
3)はスロツトルレバー(101a)とガバナレバー(104)間に
連設された連動用のガバナロツド、(105)はガバナレバ
ー(104)と調速用のコントロールレバー(107)間に連設さ
れるガバナスプリングであつて、コントロールレバー(1
07)は、カシメピン(106)によりコントロールパネル(11
2)に回動自由に枢着されており、コントロールパネル(1
12)に回転調整ネジ(108)が位置決めスプリング(109)を
介装し設けられてコントロールレバー(107)に対設さ
れ、コントロールパネル(112)に装着した取付端子(110)
(ナイロン等の絶縁物質)で停止スイツチ端子(111)を
挾持してコントロールレバー(107)に対設し、停止スイ
ツチ端子(111)の一端にはエンジン点火装置の1次電流
をアースするためのアース線が接続されている。
前記コントロールレバー(107)は、第3,4図に示すよ
うに作業機に配設されている操作レバー(21)に連結され
ているボーデンワイヤ(11)(第5図参照)の係合部(107
d)が突設されているとともに、停止スイツチ端子(111)
との接触部(107a)(107a′)、ガバナスプリング(105)の
係合部(107c)(107c′)、および回転調整ネジ(108)との
接触部(107b)(107b′)がそれぞれ枢着部(106−カシメ
ピン)を中心として対称配置で各1対設けられている。
うに作業機に配設されている操作レバー(21)に連結され
ているボーデンワイヤ(11)(第5図参照)の係合部(107
d)が突設されているとともに、停止スイツチ端子(111)
との接触部(107a)(107a′)、ガバナスプリング(105)の
係合部(107c)(107c′)、および回転調整ネジ(108)との
接触部(107b)(107b′)がそれぞれ枢着部(106−カシメ
ピン)を中心として対称配置で各1対設けられている。
コントロールパネル(112)には、コントロールレバー(10
7)のカバー(140)がボルトもしくは小ネジ(141)、ナツト
(142)で組付けられ、該カバー(140)には、コントロール
レバー(107)突出用の長穴(144a)(144b)が設けられ、コ
ントロールレバー(107)は180°回転した配置に変えて所
望範囲で回動自在となり、また、カバー(140)の4隅部
にはボーデンワイヤ(11)の外索(11a)固着用のクランプ
(12−第9図)を装着するクランプ装着部(e)(f)(g)(h)
が配設された構造になつている。前記チヨーク連結ロツ
ド(102)は、縦弾性係数が急激に変化するガラス転移点
Tgを常温付近(10〜30℃)に設定するため、イソフオ
ロンジイソシアネートとビスフエノールを重合したウレ
タンエラストマーにより構成すると、Tg付近でチヨー
ク連動ロツド(102)の所要の座屈力が急激に変化する。
7)のカバー(140)がボルトもしくは小ネジ(141)、ナツト
(142)で組付けられ、該カバー(140)には、コントロール
レバー(107)突出用の長穴(144a)(144b)が設けられ、コ
ントロールレバー(107)は180°回転した配置に変えて所
望範囲で回動自在となり、また、カバー(140)の4隅部
にはボーデンワイヤ(11)の外索(11a)固着用のクランプ
(12−第9図)を装着するクランプ装着部(e)(f)(g)(h)
が配設された構造になつている。前記チヨーク連結ロツ
ド(102)は、縦弾性係数が急激に変化するガラス転移点
Tgを常温付近(10〜30℃)に設定するため、イソフオ
ロンジイソシアネートとビスフエノールを重合したウレ
タンエラストマーにより構成すると、Tg付近でチヨー
ク連動ロツド(102)の所要の座屈力が急激に変化する。
該ウレタンエラストマーによる感温部材の希望するガラ
ス転移点Tgおよび弾性率は下記のように得られる。
ス転移点Tgおよび弾性率は下記のように得られる。
温度感知部材であるチヨーク連動ロツド(102)を構成す
る高分子エラストマーとしては、目的とする設定温度の
近傍にTgを有するエラストマーであれば、いかなる物
質でもよいが、該Tgの前後における弾性率変化の大な
るエラストマーが好ましく、通常、ポリウレタンエラス
トマー、スチレン−ブタジエンエラストマー、ニトリル
−ブタジエンエラストマー等が用いられる。
る高分子エラストマーとしては、目的とする設定温度の
近傍にTgを有するエラストマーであれば、いかなる物
質でもよいが、該Tgの前後における弾性率変化の大な
るエラストマーが好ましく、通常、ポリウレタンエラス
トマー、スチレン−ブタジエンエラストマー、ニトリル
−ブタジエンエラストマー等が用いられる。
次に各種のTgを有するポリウレタンエラストマーの製
造例について説明する。ポリウレタンエラストマーを製
造するのに使用されるイソシアネート成分としては、通
常ポリウレタンに使用されるものであれば特に制限はな
く例えばジフエニルメタンジイソシアネート、2,4−
または2,6−トリレンジイソシアネート、m−またはp
−フエニレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネートおよびこれら
の粗成分あるいは混合物が使用される。
造例について説明する。ポリウレタンエラストマーを製
造するのに使用されるイソシアネート成分としては、通
常ポリウレタンに使用されるものであれば特に制限はな
く例えばジフエニルメタンジイソシアネート、2,4−
または2,6−トリレンジイソシアネート、m−またはp
−フエニレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、ヘキサメチレンジイソシアネートおよびこれら
の粗成分あるいは混合物が使用される。
またポリオール成分としては、1分子中に少なくとも2
個以上の水酸基を有するものが用いられ、例えば多価ア
ルコール、脂肪族アミン、芳香族アミン等を開始剤と
し、これにアルキレンオキサイドを付加して製造される
ポリオキシアルキレンポリオール、酸とアルコールの縮
合により製造されるポリエステルポリオール、あるいは
ポリテトラメチレングリコール、ポリブタジエンポリオ
ールなどが使用される。
個以上の水酸基を有するものが用いられ、例えば多価ア
ルコール、脂肪族アミン、芳香族アミン等を開始剤と
し、これにアルキレンオキサイドを付加して製造される
ポリオキシアルキレンポリオール、酸とアルコールの縮
合により製造されるポリエステルポリオール、あるいは
ポリテトラメチレングリコール、ポリブタジエンポリオ
ールなどが使用される。
鎖延長剤としては、エチレングリコール、1,4−ブタ
ンジオールなどの短鎖のジオール、エチレンジアミン、
プロパンジアミンなどのジアミン、またはトリメチロー
ルプロパンへのトリレンジイソシアネート付加物のよう
な比較的低分子量のイソシアネート化合物が用いられ
る。
ンジオールなどの短鎖のジオール、エチレンジアミン、
プロパンジアミンなどのジアミン、またはトリメチロー
ルプロパンへのトリレンジイソシアネート付加物のよう
な比較的低分子量のイソシアネート化合物が用いられ
る。
また必要に応じて第3級アミン、金属塩等、公知の触媒
が使用される。
が使用される。
ポリウレタンエラストマーの合成はまず、イソシアネー
トとポリオールを特定の配合比A=〔NCO〕/〔O
H〕で反応させてプレポリマーで合成し、次いで希望す
る配合比B=〔鎖延長剤〕/〔プレポリマー〕になるよ
う鎖延長剤を添加し、その後、脱泡、注型、架橋反応を
行なわせることによつてなされる。
トとポリオールを特定の配合比A=〔NCO〕/〔O
H〕で反応させてプレポリマーで合成し、次いで希望す
る配合比B=〔鎖延長剤〕/〔プレポリマー〕になるよ
う鎖延長剤を添加し、その後、脱泡、注型、架橋反応を
行なわせることによつてなされる。
Tgおよび弾性率に及ぼす要因としては、1)イソシア
ネートの種類、2)ポリオールの種類、3)鎖延長剤の
種類、4)配合比A、5)配合比B、6)熱履歴などが
考えられるが、これらの条件を組み合わせることにより
希望するTg、弾性率をもつポリウレタンエラストマー
を任意に合成することが可能である。
ネートの種類、2)ポリオールの種類、3)鎖延長剤の
種類、4)配合比A、5)配合比B、6)熱履歴などが
考えられるが、これらの条件を組み合わせることにより
希望するTg、弾性率をもつポリウレタンエラストマー
を任意に合成することが可能である。
第1〜2表は、前記処方に従つて合成した各種ポリウレ
タンエラストマーのTgを示すものである。
タンエラストマーのTgを示すものである。
第1,2表から明らかなようにポリウレタンエラストマ
ーのハードセグメント(イソシアネート、鎖延長剤)と
ソフトセグメント(ポリオール)の組み合わせにより自
由にTgを選択できる。同様にしてスチレン−ブタジエ
ンエラストマー、ニトリル−ブタジエンエラストマーに
おいてもハードセグメント(スチレンあるいはニトリ
ル)とソフトセグメント(ブタジエン)の割合を変える
ことにより、Tgを自由に選択できる。
ーのハードセグメント(イソシアネート、鎖延長剤)と
ソフトセグメント(ポリオール)の組み合わせにより自
由にTgを選択できる。同様にしてスチレン−ブタジエ
ンエラストマー、ニトリル−ブタジエンエラストマーに
おいてもハードセグメント(スチレンあるいはニトリ
ル)とソフトセグメント(ブタジエン)の割合を変える
ことにより、Tgを自由に選択できる。
前述のような高分子エラストマーを温度感知部材の材料
として用いるものであるが、温度感知部材の形状は特に
制限はなく如何なる形状でもよい。具体的には、たとえ
ば板状、棒状、あるいは渦巻ばね状として用いられる。
チヨーク連結ロツド(102)の所要座屈力PKは E:縦弾性係数、I:断面2次モーメント、l:長さで
あり、Tgを境とした縦弾性係数Eの変化によりPKが
変化する。次に、機関温度、運転状態に応じたチヨーク
連動ロツドの関係を示した第2図によりチヨーク作動状
態について説明する。
として用いるものであるが、温度感知部材の形状は特に
制限はなく如何なる形状でもよい。具体的には、たとえ
ば板状、棒状、あるいは渦巻ばね状として用いられる。
チヨーク連結ロツド(102)の所要座屈力PKは E:縦弾性係数、I:断面2次モーメント、l:長さで
あり、Tgを境とした縦弾性係数Eの変化によりPKが
変化する。次に、機関温度、運転状態に応じたチヨーク
連動ロツドの関係を示した第2図によりチヨーク作動状
態について説明する。
まず、機関停止時(第2図A)には調速装置の停止位置
において気化器のスロツトルバルブ(130)は全閉状態で
あり、スロツトルレバー(101a)に係合したチヨーク連結
ロツド(102)はチヨークバルブ(131)が全開となる位置に
同ロツドの他端がチヨークレバー(101b)に対し係合され
ており、かつ、リターンスプリング(120)により、確実
にチヨークバルブ(131)は全開となる。
において気化器のスロツトルバルブ(130)は全閉状態で
あり、スロツトルレバー(101a)に係合したチヨーク連結
ロツド(102)はチヨークバルブ(131)が全開となる位置に
同ロツドの他端がチヨークレバー(101b)に対し係合され
ており、かつ、リターンスプリング(120)により、確実
にチヨークバルブ(131)は全開となる。
次に機関冷態時(チヨーク連動ロツド温度Tg未満)の
始動位置(図2−d)では、調速装置によりスロツトル
レバー(101a)を介して気化器スロツトルバルブ(130)が
全開位置に保たれ、スプリング(120)による座屈力PKS
がチヨーク連動ロツド(102)の所要座屈力PKC以下のた
め(PKS<PKC)、スロツトルレバー(101a)とチヨーク
レバー(101b)に係合、連結されたチヨーク連動ロツド(1
02)は、変形することなくチヨークバルブ(131)を全閉に
する。一方、機関温態時(チヨーク連動ロツド(102)の
温度Tg以上)の始動位置(第2図E)では調速装置に
よりスロツトルレバー(101a)を介してスロツトルバルブ
(130)が全開位置に保たれ、リターンスプリング(120)に
よる座屈力PKSがチヨーク連動ロツド(102)の所要座屈
力PKH以上のため(PKS>PKH)、スロツトルレバー(1
01a)とチヨークレバー(101b)に係合されたチヨーク連動
ロツド(102)が座屈し、チヨークバルブ(131)を全開に保
持する。
始動位置(図2−d)では、調速装置によりスロツトル
レバー(101a)を介して気化器スロツトルバルブ(130)が
全開位置に保たれ、スプリング(120)による座屈力PKS
がチヨーク連動ロツド(102)の所要座屈力PKC以下のた
め(PKS<PKC)、スロツトルレバー(101a)とチヨーク
レバー(101b)に係合、連結されたチヨーク連動ロツド(1
02)は、変形することなくチヨークバルブ(131)を全閉に
する。一方、機関温態時(チヨーク連動ロツド(102)の
温度Tg以上)の始動位置(第2図E)では調速装置に
よりスロツトルレバー(101a)を介してスロツトルバルブ
(130)が全開位置に保たれ、リターンスプリング(120)に
よる座屈力PKSがチヨーク連動ロツド(102)の所要座屈
力PKH以上のため(PKS>PKH)、スロツトルレバー(1
01a)とチヨークレバー(101b)に係合されたチヨーク連動
ロツド(102)が座屈し、チヨークバルブ(131)を全開に保
持する。
感温材温度がTg以下、以上の場合のチヨークシヤフト
の回動モーメントの実測値をスプリング(120)のばね力
モーメントと比較した結果は第6図に示すようになり、
第6図において、チヨーク連結ロツド(102)の温度がTg
以上の温態時では、チヨークバルブ回動モーメントがス
プリング(120)によるモーメントの1/2未満であり、チヨ
ークバルブ(131)はリターンスプリング(120)により全開
方向の回動モーメントが与えられて全開となる。
の回動モーメントの実測値をスプリング(120)のばね力
モーメントと比較した結果は第6図に示すようになり、
第6図において、チヨーク連結ロツド(102)の温度がTg
以上の温態時では、チヨークバルブ回動モーメントがス
プリング(120)によるモーメントの1/2未満であり、チヨ
ークバルブ(131)はリターンスプリング(120)により全開
方向の回動モーメントが与えられて全開となる。
一方、チヨーク連動ロツド(102)がTg未満の温度の場
合、チヨークバルブ(131)回動モーメントはスプリング
(120)によるモーメントの20倍以上あり、確実にチヨー
ク全閉となる。第6図において、スロツトル開度12度近
くまでチヨーク連結ロツド(102)による回動モーメント
が発生しないのは、チヨーク連結ロツド(102)のスロツ
トルレバー(101a)側の係合部の開口形状が長穴のためで
あり、長穴の長さ、リンク長さ等の諸元の設定により自
由に選定できる。一般に、ガバナ装置を備えた汎用内燃
機関のクランク軸最高回転数は約4000rpm程度であり、
機関無負荷時のスロツトル開度は最高回転数において高
々10〜12度の程度であり、第2図(B)、第2図(C)
に示すように、エンジン始動後のガバナ作用時には無負
荷時に本考案のオートチヨーク装置によりチヨークバル
ブ(131)は全開を保持できる。
合、チヨークバルブ(131)回動モーメントはスプリング
(120)によるモーメントの20倍以上あり、確実にチヨー
ク全閉となる。第6図において、スロツトル開度12度近
くまでチヨーク連結ロツド(102)による回動モーメント
が発生しないのは、チヨーク連結ロツド(102)のスロツ
トルレバー(101a)側の係合部の開口形状が長穴のためで
あり、長穴の長さ、リンク長さ等の諸元の設定により自
由に選定できる。一般に、ガバナ装置を備えた汎用内燃
機関のクランク軸最高回転数は約4000rpm程度であり、
機関無負荷時のスロツトル開度は最高回転数において高
々10〜12度の程度であり、第2図(B)、第2図(C)
に示すように、エンジン始動後のガバナ作用時には無負
荷時に本考案のオートチヨーク装置によりチヨークバル
ブ(131)は全開を保持できる。
さらに機関運転後においては、機関暖気状態に応じてチ
ヨーク連動ロツドの温度がTg以上となるためスロツト
ル全開域までチヨーク弁は何ら機能せず機関運転状態に
不具合を与えることはない。
ヨーク連動ロツドの温度がTg以上となるためスロツト
ル全開域までチヨーク弁は何ら機能せず機関運転状態に
不具合を与えることはない。
また、機関運転状態より機関停止とするためには、調速
装置の停止スイツチ端子(111)の位置が、スロツトル全
閉位置であることにより、必ず第2図(A)に示される
状態になる。したがって、エンジン運転時、機関温度に
応じたチヨーク開、チヨーク閉操作がチヨーク連結ロツ
ド温度のみで自動的になされ、かつ運転後は、機関暖気
運転を適切に行なうことにより、チヨークは何ら作用し
ないオートチヨーク装置となる。
装置の停止スイツチ端子(111)の位置が、スロツトル全
閉位置であることにより、必ず第2図(A)に示される
状態になる。したがって、エンジン運転時、機関温度に
応じたチヨーク開、チヨーク閉操作がチヨーク連結ロツ
ド温度のみで自動的になされ、かつ運転後は、機関暖気
運転を適切に行なうことにより、チヨークは何ら作用し
ないオートチヨーク装置となる。
前記調速装置は、第3図(A)に示すようにコントロー
ルレバー(107)を180°回転し係合部(107d)を実線位置ま
たは鎖線位置にして、カバー(140)の長穴(144a)または
(144b)から突出させた配置とし、ガバナスプリング(10
5)を係合穴(107c)または(107c′)に係合すると、停止
スイツチ端子(111)に接触部(107a)か(107b)が対接さ
れ、回転調整ネジ(108)に接触部(107b)か(107b′)が対
接されて、コントロールレバー(107)を180度回転させた
配置変更のセツトが可能であり、ボーデンワイヤ(11)の
外索はクランプ装置部g,e,f,hのいずれかにクランプし
て配置変更できる。
ルレバー(107)を180°回転し係合部(107d)を実線位置ま
たは鎖線位置にして、カバー(140)の長穴(144a)または
(144b)から突出させた配置とし、ガバナスプリング(10
5)を係合穴(107c)または(107c′)に係合すると、停止
スイツチ端子(111)に接触部(107a)か(107b)が対接さ
れ、回転調整ネジ(108)に接触部(107b)か(107b′)が対
接されて、コントロールレバー(107)を180度回転させた
配置変更のセツトが可能であり、ボーデンワイヤ(11)の
外索はクランプ装置部g,e,f,hのいずれかにクランプし
て配置変更できる。
第5図に示すエンジン(E)と作業機(H)の関係にお
いて、エンジンの点火栓(22)を作業機進行方向に向けて
搭載するためには、作業機の操作レバー(21)によりボー
デンワイヤ(11)を突出させてチヨークとなるものでは、
第5図(A)のようにコントロールパネルのカバー(14
0)の下方にコントロールレバーの係合部(107d)を突出さ
せ、位置(h)でボーデンワイヤ(11)の外索をクランプ
し、同様に作業機の操作レバーによりボーデンワイヤを
引き込みチヨークとなるものには、第5図(B)のよう
に下の位置にてボーデンワイヤの外索をクランプすれ
ば、エンジンの点火栓(22)を作業機進行方向に向け搭載
し、ワイヤ引き廻しを最短にできる。
いて、エンジンの点火栓(22)を作業機進行方向に向けて
搭載するためには、作業機の操作レバー(21)によりボー
デンワイヤ(11)を突出させてチヨークとなるものでは、
第5図(A)のようにコントロールパネルのカバー(14
0)の下方にコントロールレバーの係合部(107d)を突出さ
せ、位置(h)でボーデンワイヤ(11)の外索をクランプ
し、同様に作業機の操作レバーによりボーデンワイヤを
引き込みチヨークとなるものには、第5図(B)のよう
に下の位置にてボーデンワイヤの外索をクランプすれ
ば、エンジンの点火栓(22)を作業機進行方向に向け搭載
し、ワイヤ引き廻しを最短にできる。
エンジンの点火栓(22)を作業機の進行方向左に向けて搭
載する場合にも、同様に第5図(C)(D)に示す通り
ワイヤ引き廻しを最短にできる。
載する場合にも、同様に第5図(C)(D)に示す通り
ワイヤ引き廻しを最短にできる。
さらには、このようなエンジンのコントロール装置を製
造するに当つて、エンジン製造者はコントロール装置を
エンジンに組付ける際、ボーデンワイヤの係合部(107d)
を上方に位置させ、ガバナスプリング(105)を組み付け
たのち、カバー(140)を組み付けることにより第5図
(A)(C)のコントロール装置を提供でき、また、係
合部(107d)を下方に位置させガバナスプリング(105)を
組み付けた後、カバー(140)を組み付けることにより第
5図(B)(D)のコントロール装置を提供できるた
め、同一部品の組立時のレバー位置を変更するだけで、
操作レバーによらないでボーデンワイヤ(11)の引き廻し
短縮およびエンジン搭載姿勢が多様化されている。
造するに当つて、エンジン製造者はコントロール装置を
エンジンに組付ける際、ボーデンワイヤの係合部(107d)
を上方に位置させ、ガバナスプリング(105)を組み付け
たのち、カバー(140)を組み付けることにより第5図
(A)(C)のコントロール装置を提供でき、また、係
合部(107d)を下方に位置させガバナスプリング(105)を
組み付けた後、カバー(140)を組み付けることにより第
5図(B)(D)のコントロール装置を提供できるた
め、同一部品の組立時のレバー位置を変更するだけで、
操作レバーによらないでボーデンワイヤ(11)の引き廻し
短縮およびエンジン搭載姿勢が多様化されている。
(考案の効果) 本考案は、前述のような構成よりなり、オートチヨーク
装置が気化器の部品間に集約され、調速装置とともに機
構が簡素化されているとともに、該オートチヨーク装置
は、調速装置によるスロツトルレバーの作動に連動され
かつエンジン温度の感知によりチヨーク作動が自動化さ
れて、チヨーク性能、作動信頼性が著しく高められ、さ
らに、調速装置のコントロールレバーの回転による組付
け変更とボーデンワイヤのカバーへのクランプ位置変更
によつて、ボーデンワイヤの引き廻し短縮とともに作業
機へのエンジン搭載姿勢が著しく多様化され、エンジン
搭載性能、汎用性が向上されている。
装置が気化器の部品間に集約され、調速装置とともに機
構が簡素化されているとともに、該オートチヨーク装置
は、調速装置によるスロツトルレバーの作動に連動され
かつエンジン温度の感知によりチヨーク作動が自動化さ
れて、チヨーク性能、作動信頼性が著しく高められ、さ
らに、調速装置のコントロールレバーの回転による組付
け変更とボーデンワイヤのカバーへのクランプ位置変更
によつて、ボーデンワイヤの引き廻し短縮とともに作業
機へのエンジン搭載姿勢が著しく多様化され、エンジン
搭載性能、汎用性が向上されている。
第1図(A)は本考案の一実施例を示す分解斜視図、第
1図(B)は気化器の縦断面図、第2図(A)ないし
(E)はオートチヨーク装置の各作動態様を示す平面視
機構図、第3図(A)はコントロールレバーの拡大正面
図、第3図(B)はコントロールパネルとコントロール
レバーの配置関係を示す正面図、第3図(C)はコント
ロールパネルとコントロールレバーおよびカバーの縦断
面図、第4図はカバーの平面図、第5図(A)ないし
(D)は各エンジン搭載姿勢を示す平面図、第6図はチ
ヨークシヤフト回転モーメントとスロツトルバルブ開度
の実測データ図、第7図(A)(B)は従来例の各エン
ジン搭載配置を示す平面図、第8図は操作レバーの斜視
図、第9図は従来のコントロール装置の要部平面図、第
10図はコントロール装置と気化器の連動機構部の分解図
である。 11:ボーデンワイヤ、21:操作レバー 101:気化器、101a:スロツトルレバー 101b:チヨークレバー 102:チヨーク連結ロツド 105:ガバナスプリング 107:コントロールレバー 107a,107a′,107b,107b′:接触部 107c,107c′,107d:係合部 112:コントロールパネル、120:スプリング 140:カバー、e,f,g,h:クランプ装着部
1図(B)は気化器の縦断面図、第2図(A)ないし
(E)はオートチヨーク装置の各作動態様を示す平面視
機構図、第3図(A)はコントロールレバーの拡大正面
図、第3図(B)はコントロールパネルとコントロール
レバーの配置関係を示す正面図、第3図(C)はコント
ロールパネルとコントロールレバーおよびカバーの縦断
面図、第4図はカバーの平面図、第5図(A)ないし
(D)は各エンジン搭載姿勢を示す平面図、第6図はチ
ヨークシヤフト回転モーメントとスロツトルバルブ開度
の実測データ図、第7図(A)(B)は従来例の各エン
ジン搭載配置を示す平面図、第8図は操作レバーの斜視
図、第9図は従来のコントロール装置の要部平面図、第
10図はコントロール装置と気化器の連動機構部の分解図
である。 11:ボーデンワイヤ、21:操作レバー 101:気化器、101a:スロツトルレバー 101b:チヨークレバー 102:チヨーク連結ロツド 105:ガバナスプリング 107:コントロールレバー 107a,107a′,107b,107b′:接触部 107c,107c′,107d:係合部 112:コントロールパネル、120:スプリング 140:カバー、e,f,g,h:クランプ装着部
Claims (1)
- 【請求項1】気化器のチヨークレバーにチヨーク開にば
ね付勢するスプリングを設け、該チヨークレバーとスロ
ツトルレバー間に、エンジン温度により座屈力が変化し
前記ばね付勢との関連でエンジンの冷態始動時のスロツ
トルバルブ全開に際してチヨーク閉に連動し、温態始動
および暖気運転時はチヨーク開にする高分子ウレタンエ
ラストマー等の高分子材料で構成したチヨーク連結ロツ
ドを連結してなるオートチヨーク装置を設けるととも
に、操作レバーに連設されたボーデンワイヤとガバナス
プリング間に介装して連設されコントロールパネルに樞
着されたボーデンワイヤの係合部付きコントロールレバ
ーに、停止スイツチ端子との接触部とガバナスプリング
の係合部および回転調整ネジとの接触部をそれぞれ樞着
部を中心とした対称配置で各1対設け、該コントロール
レバーのカバーに複数のボーデンワイヤのクランプ装着
部を設けてなる調速装置を設けたことを特徴とする作業
機に搭載されるエンジンのコントロール装置。
Priority Applications (8)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8504188U JPH0629482Y2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | エンジンのコントロール装置 |
CA000601216A CA1321933C (en) | 1988-06-29 | 1989-05-31 | Control apparatus for an engine |
DE8989110403T DE68903302T2 (de) | 1988-06-29 | 1989-06-08 | Steuervorrichtung fuer eine brennkraftmaschine. |
EP89110403A EP0348706B1 (en) | 1988-06-29 | 1989-06-08 | Control apparatus for an engine |
US07/363,199 US4961409A (en) | 1988-06-29 | 1989-06-08 | Control apparatus for an engine |
DE198989110403T DE348706T1 (de) | 1988-06-29 | 1989-06-08 | Steuervorrichtung fuer eine brennkraftmaschine. |
AT89110403T ATE81891T1 (de) | 1988-06-29 | 1989-06-08 | Steuervorrichtung fuer eine brennkraftmaschine. |
AU36581/89A AU602633B2 (en) | 1988-06-29 | 1989-06-19 | Control apparatus for an engine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8504188U JPH0629482Y2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | エンジンのコントロール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH027337U JPH027337U (ja) | 1990-01-18 |
JPH0629482Y2 true JPH0629482Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31309714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8504188U Expired - Lifetime JPH0629482Y2 (ja) | 1988-06-29 | 1988-06-29 | エンジンのコントロール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629482Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-06-29 JP JP8504188U patent/JPH0629482Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH027337U (ja) | 1990-01-18 |
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