JPH0629372Y2 - 人家屋根における雪庇防止装置 - Google Patents
人家屋根における雪庇防止装置Info
- Publication number
- JPH0629372Y2 JPH0629372Y2 JP9747588U JP9747588U JPH0629372Y2 JP H0629372 Y2 JPH0629372 Y2 JP H0629372Y2 JP 9747588 U JP9747588 U JP 9747588U JP 9747588 U JP9747588 U JP 9747588U JP H0629372 Y2 JPH0629372 Y2 JP H0629372Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof
- snow
- eaves
- slope
- house roof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、人家等の屋根等に積雪し、その積雪時に軒先
より積雪が張り出す雪庇を少なくする装置に関する。
より積雪が張り出す雪庇を少なくする装置に関する。
〈従来の技術〉 雪国での多量の積雪時には、屋根に積った雪の側面に雪
が付着して、軒先より張り出す雪庇が生じることがあり
(2m余りの積雪で水平方向に1m程張り出すことがあ
る)、この雪庇の雪及び軒上の積雪とにより、垂木を折
損する事故がある。また、屋根雪を降ろす際にも、上記
雪庇が一度に多量に落ち、窓を破損することがあったの
で、屋根の雪降ろしを早目に行なったり、雪庇が成長し
てきた時は竹竿等で雪庇を落としていた。
が付着して、軒先より張り出す雪庇が生じることがあり
(2m余りの積雪で水平方向に1m程張り出すことがあ
る)、この雪庇の雪及び軒上の積雪とにより、垂木を折
損する事故がある。また、屋根雪を降ろす際にも、上記
雪庇が一度に多量に落ち、窓を破損することがあったの
で、屋根の雪降ろしを早目に行なったり、雪庇が成長し
てきた時は竹竿等で雪庇を落としていた。
〈考案が解決しようとする課題〉 上記竹竿等で雪庇を落とす作業は、たいへんな労力を必
要とするばかりか、2階の屋根の時は非常に危険な作業
でもあった。
要とするばかりか、2階の屋根の時は非常に危険な作業
でもあった。
ここで、第3図に示したような、通常の緩傾斜な大屋根
Aの下方に連続して急傾斜の小屋根Bを設けた屋根は、
急傾斜の小屋根Bには当然に雪は積らず、緩傾斜の大屋
根Aにおいても図示の積雪の如く、雪庇が生成しないこ
とが確認された。
Aの下方に連続して急傾斜の小屋根Bを設けた屋根は、
急傾斜の小屋根Bには当然に雪は積らず、緩傾斜の大屋
根Aにおいても図示の積雪の如く、雪庇が生成しないこ
とが確認された。
そこで本考案は、上記現象に鑑み成されたもので、既設
の人家等の屋根に装着して、雪庇の成長を防止する雪庇
防止装置を提供することを目的とする。
の人家等の屋根に装着して、雪庇の成長を防止する雪庇
防止装置を提供することを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 既設の屋根の軒先が、上記第3図の屋根形状と略同一と
成るように、屋根勾配に略沿わせる基板と、その基板の
下方に連続して屋根勾配より急な勾配となる雪庇防止板
とからなる雪庇防止装置を既設の屋根の軒先に着脱自在
と成す。
成るように、屋根勾配に略沿わせる基板と、その基板の
下方に連続して屋根勾配より急な勾配となる雪庇防止板
とからなる雪庇防止装置を既設の屋根の軒先に着脱自在
と成す。
〈実施例〉 図において、1は既設の屋根であり、上下方向に長いト
タン板を組合せた俗に言う瓦棒葺きの屋根であり、その
先端に雨樋2を設ける。上記屋根1の軒先に、基板3a
と雪庇防止板3bとからなる略への字状の雪庇防止具3
を、基板3aが屋根1上面上に、雪庇防止板3bが屋根
1傾斜より急になる如く載置し、上記基板3a上端に固
着した止金具4により、トタン板の組合せ部5に装着す
る。更に雪庇防止板3b下面より軒先まで延設して支持
具6設け、その支持具6先端には、基板3aと対応して
軒先を狭握する固定ネジ7を設ける。上記止金具4には
その止金具4上部に載置した屋根雪滑落防止具8を固定
する防止具フック9を設ける。
タン板を組合せた俗に言う瓦棒葺きの屋根であり、その
先端に雨樋2を設ける。上記屋根1の軒先に、基板3a
と雪庇防止板3bとからなる略への字状の雪庇防止具3
を、基板3aが屋根1上面上に、雪庇防止板3bが屋根
1傾斜より急になる如く載置し、上記基板3a上端に固
着した止金具4により、トタン板の組合せ部5に装着す
る。更に雪庇防止板3b下面より軒先まで延設して支持
具6設け、その支持具6先端には、基板3aと対応して
軒先を狭握する固定ネジ7を設ける。上記止金具4には
その止金具4上部に載置した屋根雪滑落防止具8を固定
する防止具フック9を設ける。
以上の通り構成するので、急傾斜の雪庇防止板3b上へ
の降雪は、当然滑落して積雪はせず、又、基板3a上へ
の降雪は積雪するが、雪庇防止板3b等に関わる風通し
等により上記基板3a上の積雪が、雪庇防止板3b方向
に成長し雪庇を形成することはない。
の降雪は、当然滑落して積雪はせず、又、基板3a上へ
の降雪は積雪するが、雪庇防止板3b等に関わる風通し
等により上記基板3a上の積雪が、雪庇防止板3b方向
に成長し雪庇を形成することはない。
〈考案の効果〉 本考案は以上の通り、既設の屋根の軒先に屋根勾配に略
沿わせた基板と、その基板の下方に連続して屋根勾配よ
り急勾配となる雪庇防止板を装着したので、屋根上に積
った雪が軒先より外側に張り出す雪庇を生成せず、一度
に雪庇が落下したり、軒先を破損することを予防するこ
とができるものである。
沿わせた基板と、その基板の下方に連続して屋根勾配よ
り急勾配となる雪庇防止板を装着したので、屋根上に積
った雪が軒先より外側に張り出す雪庇を生成せず、一度
に雪庇が落下したり、軒先を破損することを予防するこ
とができるものである。
図は本考案を実施した一例であり、第1図は雪庇防止装
置を装着した屋根の斜視図であり、第2図は第1図の断
面側面図である。第3図は雪庇の生成しない既設の屋根
構造を表す断面側面図である。 1……既設屋根、3a……基板 3b……雪庇防止板、3……雪庇防止具 8……屋根雪滑落防止具 A……大屋根、B……小屋根
置を装着した屋根の斜視図であり、第2図は第1図の断
面側面図である。第3図は雪庇の生成しない既設の屋根
構造を表す断面側面図である。 1……既設屋根、3a……基板 3b……雪庇防止板、3……雪庇防止具 8……屋根雪滑落防止具 A……大屋根、B……小屋根
Claims (1)
- 【請求項1】屋根勾配に略沿わせる基板と、その基板の
下方に連続して屋根勾配より急な勾配となる雪庇防止板
と、それらを既設の屋根に装着自在と成す装置から成る
屋根雪の雪庇防止装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9747588U JPH0629372Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 人家屋根における雪庇防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9747588U JPH0629372Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 人家屋根における雪庇防止装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218870U JPH0218870U (ja) | 1990-02-07 |
JPH0629372Y2 true JPH0629372Y2 (ja) | 1994-08-10 |
Family
ID=31322977
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9747588U Expired - Lifetime JPH0629372Y2 (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | 人家屋根における雪庇防止装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0629372Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2539345Y2 (ja) * | 1990-07-10 | 1997-06-25 | 株式会社大林組 | 巻きだれ防止装置 |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP9747588U patent/JPH0629372Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0218870U (ja) | 1990-02-07 |
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