JPH06293265A - 電動パワーステアリング装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置

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JPH06293265A
JPH06293265A JP5080401A JP8040193A JPH06293265A JP H06293265 A JPH06293265 A JP H06293265A JP 5080401 A JP5080401 A JP 5080401A JP 8040193 A JP8040193 A JP 8040193A JP H06293265 A JPH06293265 A JP H06293265A
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JP
Japan
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torque
steering
shaft
electric power
electric motor
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JP5080401A
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English (en)
Inventor
Kazumi Hiraiwa
一美 平岩
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Rhythm Corp
Original Assignee
Rhythm Corp
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D17/00Control of torque; Control of mechanical power
    • G05D17/02Control of torque; Control of mechanical power characterised by the use of electric means
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0403Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by constructional features, e.g. common housing for motor and gear box
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0409Electric motor acting on the steering column
    • B62D5/0412Electric motor acting on the steering column the axes of motor and steering column being parallel
    • B62D5/0415Electric motor acting on the steering column the axes of motor and steering column being parallel the axes being coaxial
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D5/00Power-assisted or power-driven steering
    • B62D5/04Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear
    • B62D5/0457Power-assisted or power-driven steering electrical, e.g. using an electric servo-motor connected to, or forming part of, the steering gear characterised by control features of the drive means as such
    • B62D5/046Controlling the motor
    • B62D5/0463Controlling the motor calculating assisting torque from the motor based on driver input

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、運転者の操舵するトルクに応じて
モータ駆動を制御してそのトルクを倍力する電動パワー
ステアリング装置に関し、電源およびモータ間の導通を
機械的に開閉することにより確実に電動モータへの電力
の遮断および供給するようにして信頼性の向上およびコ
ストの削減を図ることを目的とする。 【構成】 操舵するトルクを加えられるステアリングシ
ャフト1と、回転力を伝達しそのトルクを倍力する電気
モータ回転子5と、該回転子5およびシャフト1に連結
され回転力およびトルクをピニオンシャフト7に伝達す
る遊星歯車機構20、21と、トルクの大きさに応じて機械
的に回転子5および電源間の導通を開閉するセンサ・ス
イッチ35と、を設け、センサ・スイッチ35は所定以上の
トルクがシャフト1に加えられたとき、そのトルク方向
に応じて回転子5へ電力供給する電源の正負を切り替え
回転子5を正逆駆動させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輌に適用される電動
パワーステアリング装置に関し、詳しくは運転者の操舵
方向およびそのトルクの大きさに応じてモータ駆動を制
御することによりそのトルクを倍力して運転者の操舵力
を軽減する電動パワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ステアリングホイールおよびス
テアリングギヤとをステアリングシャフトによって連結
し、運転者の操舵力をステアリングホイールからステア
リングシャフトを介してステアリングギヤに伝達するよ
うになっており、近年、運転者の操舵力を軽減するため
電動パワーステアリング装置が装着されている。
【0003】この種の電動パワーステアリング装置とし
ては、例えば、ステアリングホイールからステアリング
シャフトに加えられた運転者の操舵方向およびそのトル
クの大きさを電気的に検出するトルク検出手段と、ステ
アリングギヤへ伝達機構等を介して伝達し前記操舵力を
倍力する電動モータと、前記トルク検出手段の検出情報
に基づいて電動モータへの供給電力および電動モータの
回転方向を制御する電子制御式コントローラと、から構
成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電動パワーステアリング装置にあっては、電
動モータを電子制御式コントローラが駆動制御するた
め、このコントローラが故障あるいは誤動作したときに
電動モータが誤動作しないように、想定される異常を検
出する多種の異常検出手段と、その検出情報に基づいて
異常が発生したときに電動モータへの電力供給を停止す
る等の緊急避難処置手段と、からなるセーフティシステ
ムを設けている。そのため、装置全体が複雑になり、さ
らにコスト高になってしまうという問題があった。
【0005】そこで、本発明は、ステアリングシャフト
に加えられたトルクに応じて電源および電動モータ間の
導通を機械的に開閉することにより確実に電動モータへ
の電力の遮断および供給するようにして、安価な電動パ
ワーステアリング装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、ステアリングホイールを介して正
逆回転され操舵するトルクを加えられるステアリングシ
ャフトと、該ステアリングシャフトに連結され前記トル
クを操舵機構に伝達する伝達機構と、電源から電力を供
給され該伝達機構に回転力を伝達し前記トルクを倍力す
る電動モータと、を備えた電動パワーステアリング装置
において、前記電動モータと電源との間に、前記トルク
の大きさに応じて機械的に断接して電動モータおよび電
源間の導通を開閉するスイッチを設けたことを特徴とす
るものである。
【0007】請求項2記載の発明は、前記スイッチが、
所定以上の前記トルクがステアリングシャフトに加えら
れたとき、そのトルクの方向に応じて前記電動モータへ
電力供給する前記電源の正負を切り替え該電動モータを
正逆駆動させることを特徴とするものである。請求項3
記載の発明は、前記ステアリングシャフトと伝達機構と
の間に、ステアリングシャフトに加えられるトルクの大
きさに応じて撓み、該トルクを伝達機構に伝達する所定
弾性力を有する弾性体を設け、前記スイッチが、該弾性
体の撓み量に応じて断接することを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項4記載の発明は、前記トルクの大き
さを検出するトルク検出手段および該トルク検出手段の
検出情報に基づいて電動モータへの電力供給を制御する
電力制御手段を設け、前記スイッチが、前記ステアリン
グシャフトの軸芯と平行に設けられた支軸と、該支軸に
回動自在に支持され前記電動モータに接続された前記ス
テアリングシャフトの回転によって正逆回動される第
1、2可動接点と、前記電源の正負端子の一方側に接続
され第1、2可動接点が正方向に回動したとき第2可動
接点に、逆方向に回動したとき第1可動接点に接するよ
う前記伝達機構に支持された第1固定接点と、前記正負
端子の他方側に接続され前記正逆回動方向に応じて第1
可動接点に接断するよう前記伝達機構に支持された第2
固定接点と、前記正負端子の他方側に接続され正逆回動
方向に応じて第2可動接点に断接するよう前記伝達機構
に支持された第3固定接点と、から構成され、前記トル
ク検出手段が、前記支軸に回動自在に支持され前記第
1、2可動接点と同一方向に正逆回動する第3可動接点
と、所定長さに形成され所定抵抗値を有するとともに前
記電源の正負端子間に接続され正逆回動に応じて該第3
可動接点との接触位置が変化するよう前記伝達機構に支
持された抵抗体と、前記第3可動接点の電位を測定して
前記トルクの大きさを検出するトルク検出回路と、から
構成されたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、ステアリングシャフ
トから加えられたトルクの大きさに応じてスイッチが機
械的に開閉され、そのスイッチにより電動モータおよび
電源間の導通が開閉される。したがって、トルクの大き
さに応じて電動モータへの電力が確実に遮断あるいは供
給される。
【0010】請求項2記載の発明では、ステアリングシ
ャフトに所定以上のトルクが加えられたとき、電動モー
タへ電力供給する電源の正負がスイッチによりトルクの
方向に応じて切り替えられる。したがって、ステアリン
グシャフトに加えられたトルクの方向に応じて電動モー
タが正逆駆動される。請求項3記載の発明では、ステア
リングシャフトに加えられるトルクの大きさに応じて弾
性体が変形され、その弾性体を介してトルクが伝達機構
に伝達されるとともに、スイッチが弾性体の撓み量に応
じて開閉され電動モータおよび電源間の導通が開閉され
る。
【0011】請求項4記載の発明では、ステアリングシ
ャフトに加えられたトルクが所定以下のときは、第1、
2可動接点と第1、2固定接点または第1、3固定接点
とは互いに接することはなく電源から電動モータヘの電
力は遮断される。また、前記トルクが所定以上のときに
は、第1、2可動接点がそのトルクの方向に応じて回動
され、第1、2固定接点あるいは第1、3固定接点に接
することによって電源から電動モータヘ電力が供給され
るとともにトルクの方向に応じて駆動方向が切り替えら
れる。このとき、第3可動接点は抵抗体上を移動されそ
の接触位置により変化された第3可動接点の電位がトル
ク検出回路により測定されそのトルクの大きさが検出さ
れる。そして、トルク検出手段の検出情報に基づいて電
力制御手段により電源から電動モータヘ供給される電力
が制御される。したがって、トルクの大きさおよび方向
に応じた電力が電動モータに供給され、操舵機構に伝達
されるトルクが大きさおよび方向に応じて倍力される。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面に基づいて説明する。図
1〜図3は、本発明に係る電動パワーステアリング装置
の一実施例を示す図であり、図1はその全体構成を示す
断面図であり、図2はその要部を示すA−A矢視図であ
り、図3はその電気的な接続を示す配線図である。な
お、本実施例は、ステアリングホイールとステアリング
ギヤ間、所謂ステアリングコラムに装着されている。
【0013】まず、構成を説明する。図1において、1
はステアリングシャフトであり、ステアリングシャフト
1の一端部には、図示しないステアリングホイールが連
結されており、ステアリングホイールを介して運転者が
操舵する操舵トルクが加えられるようになっている。ス
テアリングシャフト(以下、単にシャフトともいう)1
の他端部側はベアリング2を介してギヤケース3に回転
自在に軸支されており、このギヤケース3は車両に固定
されている。また、このシャフト1の他端部には所定の
弾性力を有するトーションスプリング32を介してモータ
ケース4が連結されており、シャフト1に前記操舵トル
クが加えられると、トーションスプリング(以下、単に
スプリングともいう)32を介して前記操舵トルクがモー
タケース4に伝達されステアリングシャフト1と共に回
転するようになっている。
【0014】スプリング32は、シャフト1の他端部に形
成された軸に対して法線方向に延在する入力フランジ31
と、この入力フランジ31を挟み対向するようモータケー
ス4に形成されたモータフランジ34a、34bと、の間に
介装されており、図2に示すように、入力フランジ31に
所定面積で開口する角穴31aおよび角穴31aに対向し略
同一面積で開口するようモータフランジ34a、34bに形
成された図示していない一対の角穴に挿入されている。
このスプリング32は、前記操舵トルクがシャフト1に入
力されないときには角穴31aおよび前記角穴が同一の位
置になるよう付勢しており、前記操舵トルクがシャフト
1に入力されたときには角穴31aおよび前記角穴の位置
がずれることにより撓みモータフランジ34a、34bに前
記操舵トルクを伝達しモータケース4をシャフト1と同
一方向に回転させる。なお、入力フランジ31には円弧状
の長穴31bが穿孔され、モータフランジ34a、34bには
長穴31bを貫通しているリベット33が固定されており、
入力フランジ31は長穴31b内をリベット33の移動可能量
だけ正逆方向に回転自在にモータフランジ34a、34bに
保持されている。
【0015】モータケース4には、ピニオンシャフト7
が取付けられており、このピニオンシャフト7はステア
リングシャフト1と同一軸芯上に配設されている。この
ピニオンシャフト7の先端部にはピニオン7aが形成さ
れており、このピニオン7aは車幅方向に延在するラッ
ク軸8のラック8aに噛合している。このため、ステア
リングシャフト1に前記操舵トルクが加えられて回転す
るのに伴い、この操舵トルクはスプリング32、モータケ
ース4およびピニオンシャフト7を介してラック軸8に
伝達され、ラック軸8の両端部に取付けられた図示しな
いタイロッドを介して前輪に伝達される。すなわち、ピ
ニオンシャフト7、ラック軸8および前記タイロッドは
操舵機構を構成している。
【0016】このモータケース4の内部には、電気モー
タ回転子5が収納されており、電気モータ回転子5はシ
ャフト1と同一軸芯上に配設され、モータフランジ34b
に固設されているセンサ・スイッチ35およびコントロー
ラ36により電源37(図3に示す)からの電力が遮断・供
給および制御され前記操舵トルクの大きさに応じて所定
方向に回転されるようになっている。この電気モータ回
転子(以下、単に回転子ともいう)5の出力軸5aに
は、2組みの遊星歯車機構20、21が取り付けられてお
り、回転子5から出力され遊星歯車機構20、21によって
減速された倍力トルクがピニオンシャフト7に伝達され
前記操舵トルクを倍力するようになっている。すなわ
ち、回転子5は電動モータを構成しており、モータケー
ス4および遊星歯車機構20、21は伝達機構を構成してい
る。
【0017】センサ・スイッチ35は、シャフト1に固定
されたアーム38によって回動されるスライダ39によりス
プリング32の撓み量に応じて開閉されるようになってお
り、図3に示すように、シャフト1の軸芯に平行に設け
られた支軸41と、スライダ39によって回動されるよう支
軸41に回転自在に支持されその軸芯に対して異なる法線
方向に延在している可動接点42〜44と、可動接点42、43
が正逆方向に回動したとき断接するように固定された固
定接点45〜48と、可動接点44が正逆回動したとき接触位
置が変化するよう固定された所定抵抗値の抵抗体49と、
から構成されている。このセンサ・スイッチ35のそれぞ
れの接点は、可動接点42、43は回転子5に、固定接点4
5、48は並列に電源37の負端子側に、固定接点46、47は
共にコントローラ36に設けられた回転子5への電力供給
を制御するモータ電流制御回路51の出力側に接続されて
いる。また、抵抗体49の両端は電源37の正負端子に、可
動接点44は前記操舵トルクの大きさを検出するトルク検
出回路52に接続されている。
【0018】このセンサ・スイッチ35は、スプリング32
が所定量以上撓み入力フランジ31およびモータフランジ
34a、34b間の回転位相差が所定以上になり可動接点4
2、43が図3において時計回りに回動されたとき、可動
接点42、43が固定接点45、47に接触する。一方、反時計
回りに回動されたとき、可動接点42、43が固定接点46、
48に接触することにより電源37、モータ電流制御回路51
および回転子5を導通状態にするとともに電源37の正負
端子との接続を切り替えるようになっている。また、入
力フランジ31およびモータフランジ34a、34b間の回転
位相差が所定以下のときには、可動接点42、43は固定接
点45〜48の何れにも接触しないため電源37、モータ電流
制御回路51および回転子5が切断状態になる。すなわ
ち、スプリング32は弾性体を構成している。また、可動
接点42、43は第1、2可動接点を、固定接点46、47は第
1固定接点を、固定接点45、48は第2、3固定接点を構
成しており、センサ・スイッチ35はスイッチを構成して
いる。
【0019】コントローラ36は、モータ電流制御回路51
およびトルク検出回路52からなり、所謂電子回路等によ
って構成されており、可動接点44が、図3において正逆
方向に回動されたとき、可動接点44の抵抗体49との接触
位置の変化によって発生する分圧の変化をトルク検出回
路52が測定することにより前記操舵トルクの大きさを検
出してその検出情報に基づいてモータ電流制御回路51が
回転子5へ供給する電力を制御するようになっている。
すなわち、可動接点44は第3可動接点を構成し、抵抗体
49およびトルク検出回路52と共に入力フランジ31および
モータフランジ34a、34b間の回転位相差に応じて前記
操舵トルクの大きさを検出するトルク検出手段を構成し
ており、モータ電流制御回路51は電力制御手段を構成し
ている。なお、電源37からモータ電流制御回路51への電
力は、ギヤケース3に設けられた電気ターミナル6を介
して供給されるようになっており、モータ電流制御回路
51から回転子5ヘの電力は図示していないワイヤハーネ
スによりセンサ・スイッチ35を介して供給されるように
なっている。
【0020】遊星歯車機構20は、回転子5の出力軸5a
に連結された第1サンギヤ9と、第1サンギヤ9に噛合
し周囲に配設された複数の第1ピニオン10(図示1つ)
と、モータケース4に取り付けられるとともにピン11を
介して第1ピニオン10を回転自在に保持するピニオンシ
ャフト7の基端部7bと、第1ピニオン10の外周面が内
周面に噛合している第1リングギヤ12と、から構成され
ている。また、遊星歯車機構21は、ピニオンシャフト7
の外周を回転可能に連結部材13を介して第1リングギヤ
12に固定された第2サンギヤ14と、第2サンギヤ14に噛
合し周囲に配設された複数の第2ピニオン15(図示1
つ)と、ギヤケース3に固定された第2プラネットキャ
リヤ17と、連結部材19を介してピニオンシャフト7に固
定されるとともに第2プラネットキャリヤ17にピン16を
介して回転自在に保持され第2ピニオン15の外周面が内
周面に噛合している第2リングギヤ18と、から構成され
ている。なお、図中22、23はピニオンシャフト7とギヤ
ケース3の間に介装され、ピニオンシャフト7を回転自
在に軸支する軸受である。
【0021】なお、本実施例の遊星歯車機構20、21およ
び前記操舵機構への前記操舵トルクおよび倍力トルクの
伝達は、本願出願人は特願平3−314377号に詳細
に記載しているためこれ以上の説明は省略する。次に、
作用を説明する。まず、運転者が前記ステアリングホイ
ールを操舵すると、その操舵トルクがシャフト1に加え
られスプリング32が変形されモータケース4、遊星歯車
機構20、21を介してピニオンシャフト7等の前記操舵機
構に伝達される。このとき、前記操舵トルクの大きさに
よるスプリング32の撓み量に応じて回転子5ヘの電力が
遮断・供給される。
【0022】スプリング32の撓み量が所定量以下の場合 入力フランジ31およびモータフランジ34a、34b間の回
転位相差は所定以下にされ、可動接点42、43および固定
接点45〜48は非接触状態にされて電源37、モータ電流制
御回路51および回転子5間の導通は機械的に切断され電
源37から回転子5への電力の供給は遮断される。
【0023】スプリング32の撓み量が所定量以上の場合 入力フランジ31およびモータフランジ34a、34b間の回
転位相差が所定以上ににされ、シャフト1の回転方向に
応じて可動接点42〜44が所定方向に回動され、可動接点
42、43が固定接点45、47あるいは46、48に接触されて電
源37、モータ電流制御回路51および回転子5間の導通が
機械的に導通される。また、可動接点44と抵抗体49との
接触位置が変化され、可動接点44および抵抗体49の端部
間の分圧が変化される。そして、その分圧がトルク検出
回路52により測定され前記操舵トルクの大きさが検出さ
れてその検出情報に基づいて電源37から回転子5への電
力がモータ電流制御回路51により制御されて可動接点4
2、43および固定接点45、47、あるいは可動接点42、43
および固定接点46、48を介して回転子5へその電力が供
給される。したがって、前記操舵トルクの操舵方向に応
じて回転子5に供給される電力の正負がセンサ・スイッ
チ35により切り替えられるとともに、前記操舵トルクの
操舵方向に応じて電源37から回転子5に供給される電力
がセンサ・スイッチ35、トルク検出回路52およびモータ
電流制御回路51により制御され、前記操舵トルクが小さ
いときには小さな倍力トルクが、前記操舵トルクが大き
いときには大きな倍力トルクが遊星歯車機構20、21を介
して前記操舵機構に伝達される。その結果、前記操舵ト
ルクがモータケース4を介してピニオンシャフト7等の
前記操舵機構に伝達されるとともにその操舵トルクの大
きさおよび方向に応じて供給および制御された前記倍力
トルクが伝達され前記操舵トルクが倍力される。
【0024】このように本実施例においては、ステアリ
ングシャフトに加えられたトルクによって弾性体が変形
されその弾性体の撓み量に応じてスイッチが開閉され、
電動モータおよび電源間の導通が機械的にスイッチによ
り開閉され電動モータへの電力が遮断あるいは供給され
る。このとき、トルクの大きさおよび方向に応じて電動
モータへの電力がスイッチにより遮断あるいは供給され
るとともに電動モータの回転方向が切り替えられる。ま
た、トルクの大きさがトルク検出手段により検出されそ
の検出情報に基づいて電動モータヘ供給する電力が電力
制御手段により制御される。したがって、トルクが所定
以下のときは電動モータへの電力が確実に遮断され所定
以上のときに供給され、トルクの大きさおよび方向に応
じてそのトルクが倍力される。
【0025】なお、本実施例では、スイッチの支軸をス
テアリングシャフトと別に設けているが共通にしてもよ
く、また電源および電動モータとスイッチの各接点との
接続を入れ換えてもよいことはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、スイッチ
がステアリングシャフトから加えられたトルクの大きさ
に応じて電源および電動モータ間の導通を機械的に開閉
するので、電動モータへの電力を確実に遮断・供給する
ことができ、トルクの大きさに応じて電動モータを停止
・駆動してトルクの大きさが所定以上のときだけ確実に
そのトルクを倍力することができる。その結果、高信頼
性で安価な電動パワーステアリング装置を提供すること
ができる。
【0027】請求項2記載の発明によれば、ステアリン
グシャフトに所定以上のトルクが加えられたとき、その
トルクの方向に応じてスイッチにより電動モータへ電力
供給する電源の正負が切り替えられ電動モータが正逆駆
動される。したがって、ステアリングシャフトに加えら
れたトルクの方向に応じてスイッチが電動モータの駆動
方向を切り替えることができるので、より簡単な構成に
することができ、より安価にすることができる。
【0028】請求項3記載の発明によれば、スイッチが
弾性体の撓み量に応じて電動モータおよび電源間の導通
を開閉するので、電動モータへの電力の遮断および供給
を簡易な構成にすることができる。請求項4記載の発明
によれば、スイッチがトルクの大きさに応じて電動モー
タへの電力を確実に遮断・供給するとともに、そのトル
クの大きさを検出するトルク検出手段の検出情報に基づ
いて電力制御手段が電動モータへ供給する電力をそのト
ルクの大きさに応じた電力に制御するので、トルクの大
きさに応じてそのトルクを倍力することができる。さら
に、スイッチおよびトルク検出手段の第1〜3可動接点
を同軸上に設け、第1〜3固定接点および抵抗体を第1
〜3可動接点の回動円の円周上に設けているので、コン
パクトで簡単な構成で電動モータの電力の遮断・供給お
よび駆動方向の切り替えを実現することができる。その
結果、より安価で小型の電動パワーステアリング装置を
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電動パワーステアリング装置の一
実施例の全体構成を示す断面図である。
【図2】その要部を示すA−A矢視図である。
【図3】その電気的な接続を示す配線図である。
【符号の説明】 1 ステアリングシャフト 4 モータケース(伝達機構) 5 電気モータ回転子(電気モータ) 7 ピニオンシャフト(操舵機構) 8 ラック軸(操舵機構) 20、21 遊星歯車機構(伝達機構) 31 入力フランジ 34a、34b モータフランジ 32 トーションスプリング(弾性体) 35 センサ・スイッチ 36 コントローラ 37 電源 42、43 可動接点(第1、2可動接点、スイッチ) 44 可動接点(第3可動接点、トルク検出手段) 45、48 固定接点(第2、3固定接点、スイッチ) 46、47 固定接点(第1固定接点、スイッチ) 49 抵抗体(トルク検出手段) 51 モータ電流制御回路(電力制御手段) 52 トルク検出回路(トルク検出手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングホイールを介して正逆回転さ
    れ操舵するトルクを加えられるステアリングシャフト
    と、該ステアリングシャフトに連結され前記トルクを操
    舵機構に伝達する伝達機構と、電源から電力を供給され
    該伝達機構に回転力を伝達し前記トルクを倍力する電動
    モータと、を備えた電動パワーステアリング装置におい
    て、 前記電動モータと電源との間に、前記トルクの大きさに
    応じて機械的に断接して電動モータおよび電源間の導通
    を開閉するスイッチを設けたことを特徴とする電動パワ
    ーステアリング装置。
  2. 【請求項2】前記スイッチが、所定以上の前記トルクが
    ステアリングシャフトに加えられたとき、そのトルクの
    方向に応じて前記電動モータへ電力供給する前記電源の
    正負を切り替え該電動モータを正逆駆動させることを特
    徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング装置。
  3. 【請求項3】前記ステアリングシャフトと伝達機構との
    間に、ステアリングシャフトに加えられるトルクの大き
    さに応じて撓み、該トルクを伝達機構に伝達する所定弾
    性力を有する弾性体を設け、 前記スイッチが、該弾性体の撓み量に応じて断接するこ
    とを特徴とする請求項1記載の電動パワーステアリング
    装置。
  4. 【請求項4】前記トルクの大きさを検出するトルク検出
    手段および該トルク検出手段の検出情報に基づいて電動
    モータへの電力供給を制御する電力制御手段を設け、 前記スイッチが、 前記ステアリングシャフトの軸芯と平行に設けられた支
    軸と、該支軸に回動自在に支持され前記電動モータに接
    続された前記ステアリングシャフトの回転によって正逆
    回動される第1、2可動接点と、前記電源の正負端子の
    一方側に接続され第1、2可動接点が正方向に回動した
    とき第2可動接点に、逆方向に回動したとき第1可動接
    点に接するよう前記伝達機構に支持された第1固定接点
    と、前記正負端子の他方側に接続され前記正逆回動方向
    に応じて第1可動接点に接断するよう前記伝達機構に支
    持された第2固定接点と、前記正負端子の他方側に接続
    され正逆回動方向に応じて第2可動接点に断接するよう
    前記伝達機構に支持された第3固定接点と、から構成さ
    れ、 前記トルク検出手段が、 前記支軸に回動自在に支持され前記第1、2可動接点と
    同一方向に正逆回動する第3可動接点と、所定長さに形
    成され所定抵抗値を有するとともに前記電源の正負端子
    間に接続され正逆回動に応じて該第3可動接点との接触
    位置が変化するよう前記伝達機構に支持された抵抗体
    と、前記第3可動接点の電位を測定して前記トルクの大
    きさを検出するトルク検出回路と、から構成されたこと
    を特徴とする請求項2記載の電動パワーステアリング装
    置。
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