JPH06293255A - ブレーキ液圧制御装置およびその製造方法 - Google Patents

ブレーキ液圧制御装置およびその製造方法

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JPH06293255A
JPH06293255A JP8093093A JP8093093A JPH06293255A JP H06293255 A JPH06293255 A JP H06293255A JP 8093093 A JP8093093 A JP 8093093A JP 8093093 A JP8093093 A JP 8093093A JP H06293255 A JPH06293255 A JP H06293255A
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JP
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electromagnetic coil
terminal
fluid pressure
brake fluid
control device
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JP8093093A
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Takeshi Fujimoto
剛 藤本
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装置の組立を容易に行なうことができるとと
もに装置の信頼性を向上させることが可能なブレーキ液
圧制御装置およびその製造方法を提供することを目的と
する。 【構成】 電磁コイル12と回路基板32のコネクタ3
2aとを端子14aのみによって電気的に接続する。そ
して端子14aを覆うとともに受入口31aに挿入する
際のガイドとなる樹脂部材15を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブレーキ液圧制御装
置およびその製造方法に関し、特に、組立が容易でかつ
装置の信頼性を向上させることが可能なブレーキ液圧制
御装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アンチロック制御用のブレーキ液
圧制御装置が知られている。図11は、従来のアンチロ
ック制御用のブレーキ液圧装置のブレーキ液圧回路を示
す概略図である。図11を参照して、従来のブレーキ液
圧回路では、マスタシリンダ125とホイルシリンダ1
26とを結ぶ加圧ライン127と、還流ライン128と
の、それぞれに介在するようにソレノイドバルブ129
が設けられている。また、還流ライン128には、ポン
プ133が介在されており、そのポンプ133を駆動す
るためのモータ134が設置されている。さらに、還流
ライン128の一端はリザーバ132に接続されてい
る。また、2つのソレノイドバルブ129の電磁コイル
部分は、コントロールユニット170と電気的に接続さ
れている。なお、図中の破線は電気配線を示し、実線は
液圧回路を示す。
【0003】図12は、図11に対応する従来のブレー
キ液圧制御装置の構造を示す概略図であり、図13は図
12に示したソレノイドバルブ129およびハウジング
130の内部構造について本願発明者等が特願平4−0
16447において提案した構造を示す断面図である。
まず、図12を参照して、従来のブレーキ液圧制御装置
では、ハウジング130の内部に、図11に示したリザ
ーバ132とポンプ133が収納されている。また、ハ
ウジング130にはポンプ133(図11参照)を駆動
するためのモータ134が取付けられている。
【0004】ハウジング130の下面には、ソレノイド
バルブ129が取付けられている。ソレノイドバルブ1
29は、ボビン161およびそのボビン161に巻回さ
れた電磁コイル162を含む電磁コイルアッセンブリ
と、後述する固定弁座および可動弁体を含む弁ユニット
163とから構成されている。また、ソレノイドバルブ
129は保持部材154によって保持されている。
【0005】保持部材154上の所定領域には、電磁コ
イル162への電力の供給を制御するためのコントロー
ルユニット170が設置されている。コントロールユニ
ット170は、枠体171と、枠体171の内部に収納
された回路基板172とを含んでいる。回路基板172
の所定領域にはコネクタ172aが取付けられている。
電磁コイル162と回路基板172のコネクタ172a
とは、リード線164と端子165とによって電気的に
接続されている。
【0006】ソレノイドバルブ129およびハウジング
130の詳細な断面構造は、図13に示されている。す
なわち、ソレノイドバルブ129を構成する弁ユニット
163のフレームには、受圧部163aと、その受圧部
163aに連続する筒状部163bとが設けられてい
る。受圧部163aは、ハウジング130の取付孔13
1(131a、131b)内に液密に挿入されている。
また、受圧部163aには、加圧側流路136と連通す
る通液路137と、排出側流路138と連通する排出通
液路139とが設けられている。
【0007】筒状部163bの内部は、通液路137お
よび排出流路138と連通する弁室141および中空部
142を構成している。中空部142内には、アーマチ
ュア143が軸方向に摺動自在に嵌合されている。この
アーマチュア143に固定した可動弁体144によっ
て、通液路137に取付けた固定弁座145を開閉する
ように構成している。
【0008】また、中空部142の端部には、アーマチ
ュア143と対向するようにステータ147が組込まれ
ている。アーマチュア143とステータ147との間に
はスプリング148が縮挿されている。そして、非給電
時には、スプリング148によってアーマチュア143
を付勢して可動弁体144で固定弁座145を閉鎖す
る。アーマチュア143の外周部には円筒状の電磁コイ
ル162が配置されている。この電磁コイル162に給
電して励磁し、スプリング148の付勢力に抗してアー
マチュア143を移動させることによって固定弁座14
5を開放する。さらに、アーマチュア143の外周に
は、その外周部が弁ユニット163のフレームの内径側
に、その内周部がステータ147の先端外径部にそれぞ
れ圧入固定されたガイドリング150が設けられてい
る。このガイドリング150は、アーマチュア143を
摺動案内する役割を果たす。
【0009】ハウジング130には、小さい直径の第1
部分131aと、その第1部分131aよりも大きい直
径の第2部分131bとが連続して設けられている。す
なわち、第1部分131aと第2部分131bとは受圧
部163aの外径に適合するように形成されている。こ
の一方、受圧部163aの外周部には、円環溝151a
および151bが設けられており、その円環溝151a
および151bにはOリング152がそれぞれ収納され
ている。取付孔131に挿入された受圧部135aは、
Oリング152によって液密状態を確保することができ
る。
【0010】図14は、図12および図13に示した従
来のブレーキ液圧制御装置の製造工程を説明するための
概略図である。図14を参照して、従来のブレーキ液圧
制御装置は、以下のように製造されていた。
【0011】すなわち、まずボビン161に電磁コイル
162を巻回する。そして、電磁コイル162の先端と
リード線164の一方端とをはんだ付けによって接続す
る。リード線164の他方端に端子165を取付ける。
このようにして、ボビン161と電磁コイル162とリ
ード線164と端子165とからなる電磁コイルアッセ
ンブリを形成した後、その電磁コイルアッセンブリを弁
ユニット163に組込んでいた。その後、弁ユニット1
63および電磁コイルアッセンブリを保持するために保
持部材154を取付けていた。
【0012】さらにその後、端子165をコントロール
ユニット170の回路基板172に設けられたコネクタ
172aに接続していた。なお、コントロールユニット
170の防水は、グロメット173によって行なわれ
る。従来ではこのようにして図12に示すようなブレー
キ液圧制御装置が製造されていた。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の製造方法では、以下のような問題点があった。
【0014】すなわち、従来の製造方法では、電磁コイ
ルアッセンブリと弁ユニット163とからなるソレノイ
ドバルブ129を組立てた後に、端子165と回路基板
172のコネクタ172aとの電気的接続を行なってい
た。このため、電磁コイルアッセンブリと弁ユニット1
63とからなるソレノイドバルブ129を組立てる際
に、リード線164の先端に設けられた端子165に油
などが付着するという不都合が生じていた。この結果、
最終的に端子165とコネクタ172aとの電気的接続
を行なった場合に良好な接続が得られず、装置の信頼性
が低下してしまうという問題点があった。
【0015】また、リード線164が短いと端子165
とコネクタ172aとの電気的接続を行なう際の作業性
が悪いため、リード線164に余長を設ける必要があっ
た。しかし、リード線164に余長を設けると、端子1
65とコネクタ172aとを接続した場合にリード線1
64の余長部分が回路基板172の上に位置することに
なり、電気回路の設計上不都合が生じるという問題点が
あった。
【0016】さらに、リード線164の一方端と電磁コ
イル162の先端とは従来はんだ付けによって電気的に
接続されていた。しかし、このようなはんだ付け作業
は、自動化がしにくいという不都合があった。このた
め、従来では製造コストを低減するのが困難であるとい
う問題点があった。
【0017】また、従来では、リード線164とコイル
162との接続と、リード線164と端子165との接
続というように接続箇所が多いので、製造工程が増加し
てしまうという不都合が生じていた。この結果、製造コ
ストが上昇してしまうという問題点があった。
【0018】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、製造工程を簡略化することができ
るとともに、装置の信頼性を向上させることが可能なブ
レーキ液圧制御装置およびその製造方法を提供すること
を目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】請求項1〜3におけるブ
レーキ液圧制御装置は、電磁コイルと可動弁体とを有し
電磁コイルに電力を供給することによって可動弁体を開
閉してブレーキ液圧を制御するための電磁弁と、回路基
板を有し電磁コイルへの電力の供給を制御するためのコ
ントロールユニットと、その一方端が電磁コイルの先端
に接続されるとともにその他方端がコントロールユニッ
トの回路基板に接続される端子と、少なくとも端子の一
部を覆うように形成されコントロールユニットの受入口
に挿入されるとともにコントロールユニットへの挿入の
際にガイドとなる樹脂部材とを備えている。また、コン
トロールユニットの受入口の内面と、その受入口に挿入
された樹脂部材の外面との間に介在するようにシール部
材を設けてもよい。さらに、上記した樹脂部材を電磁コ
イルをも覆うように形成するようにしてもよい。
【0020】請求項4〜6におけるブレーキ液圧制御装
置の製造方法は、端子の一方端とボビンに巻回された電
磁コイルの先端とを接続する工程と、樹脂成形を行なう
ことによって少なくとも端子の一部を覆う樹脂部材を形
成する工程と、樹脂部材をコントロールユニットの受入
口に挿入してコントロールユニットの回路基板と端子の
他方端とを電気的に接続することによって接続構造を形
成する工程と、この後接続構造を弁ユニットに組込む工
程とを備えている。また、上記した接続構造を弁ユニッ
トに組込んだ後さらにその接続構造と弁ユニットとを保
持するための保持部材を取付けるように構成してもよ
い。さらに、上記した端子と電磁コイルの先端とを接続
する工程は、端子と電磁コイルの先端とをスポット溶接
するようにしてもよい。
【0021】
【作用】請求項1〜3に係るブレーキ液圧制御装置で
は、その一方端が電磁コイルの先端に接続されるととも
にその他方端がコントロールユニットの回路基板に接続
されるような端子が設けられているので、リード線が不
要となり、従来のようにリード線と端子とを接続する工
程が不要になる。これにより、製造工程の簡略化が図ら
れる。また、リード線が不要であるため、リード線に余
長を設けた場合に生じる電気回路設計状の困難性も解消
される。さらに、端子の一部を覆うように形成された樹
脂部材がコントロールユニットの受入口に挿入されると
ともにそのコントロールユニットへの挿入の際にガイド
となるので、その樹脂部材がコントロールユニットに挿
入されることによって自動的に端子の先端部分とコント
ロールユニットの回路基板とが電気的に接続される。こ
れにより、従来に比べて回路基板と端子との電気的接続
工程がより容易になる。
【0022】また、コントロールユニットの受入口の内
面と受入口に挿入された樹脂部材の外面との間に介在す
るようにシール部材を設けるように構成すれば、容易に
コントロールユニットを防水構造にすることができる。
【0023】請求項4〜6に係るブレーキ液圧制御装置
の製造方法では、コントロールユニットの回路基板とそ
の一方端が電磁コイルの先端に接続された端子の他方端
とが電気的に接続されて接続構造が形成された後に、そ
の接続構造が弁ユニットに組込まれるので、従来のよう
に弁ユニットに電磁コイルを組込む際に端子に油などが
付着するという不都合も生じない。これにより、端子と
回路基板との良好な電気的接触が得られ、装置の信頼性
が向上される。また、端子の一方端と電磁コイルの先端
との接続をスポット溶接により行なうようにすれば、自
動化が容易となり製造コストが低減される。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0025】図1は、本発明の一実施例によるブレーキ
液圧制御装置を示した概略図である。図2は図1に示し
たA部分の拡大図であり、図3はB部分の拡大図であ
る。
【0026】図1〜図3を参照して、本実施例のブレー
キ液圧制御装置では、ハウジング20の側面にポンプ
(図示せず)を駆動するためのモータ50が取付けられ
ている。ハウジング20の下面には、ソレノイドバルブ
10が取付けられている。ソレノイドバルブ10は、ボ
ビン11およびそのボビン11に巻回された電磁コイル
12からなる電磁コイルアッセンブリと、弁ユニット1
3とによって構成されている。ソレノイドバルブ10の
下面には、ソレノイドバルブ10を保持するための保持
部材40が取付けられている。
【0027】保持部材40上のソレノイドバルブ10と
所定の間隔を隔てた領域には、電磁コイル12への電力
の供給を制御するためのコントロールユニット30が取
付けられている。コントロールユニット30は、枠体3
1と、その枠体31の内部に設置された回路基板32
と、回路基板32に取付けられたコネクタ32aとから
構成されている。
【0028】コントロールユニット30内の回路基板3
2上のコネクタ32aと、ソレノイドバルブ10の電磁
コイル12とは、端子14aによって電気的に接続され
ている。すなわち、端子14aの一方端は電磁コイル1
2の先端に電気的に接続されており、端子14aの他方
端はコネクタ32aに電気的に接続されている。端子1
4aの一部を覆うように樹脂部材15が形成されてい
る。樹脂部材15はコントロールユニット30の受入口
31aに挿入されている。受入口31aの内面と樹脂部
材15の外面との間にはシール部材としてのOリング3
3が介在されている。このOリング33によってコント
ロールユニット30を防水構造にすることができる。
【0029】図4は、図1に示した電磁コイル12と端
子14a(14b)との接続状態を示した概略底面図で
ある。図4を参照して、本実施例では、端子14aおよ
び14bと、電磁コイル12、12とをそれぞれスポッ
ト溶接することによって電気的に接続している。
【0030】本実施例では、上記のように構成すること
によって、以下のような効果を得ることができる。すな
わち、本実施例ではコネクタ32aと電磁コイル12と
を端子14aおよび14bのみによって電気的に接続す
るため、従来のようなリード線が不要になる。これによ
り、従来作業性の観点からリード線に余長を設けていた
ために生じていた電気回路設計上の不都合を解消するこ
とができる。また、後述するような製造工程上の種々の
効果を得ることができる。
【0031】図5は、図1に示したブレーキ液圧制御装
置の製造方法を説明するための概略図であり、図6〜図
9は図5に示した電磁コイルアッセンブリの製造工程の
詳細を説明するための概略図である。図5〜図9を参照
して、次に本実施例のブレーキ液圧制御装置の製造工程
について説明する。
【0032】まず、図6〜図9を参照して、図5に示し
た電磁コイルアッセンブリ16の製造工程の詳細を説明
する。まず最初に図6に示すように、ボビン11に電磁
コイル12を巻回する。次に、図7および図8に示すよ
うに、電磁コイル12、12の先端部分と、端子14
a、14bの一方端とをそれぞれスポット溶接によって
接続する。
【0033】最後に、図9に示すように端子14a(1
4b)を覆うように樹脂成形によって樹脂部材15を形
成する。このようにして電磁コイルアッセンブリ16が
形成される。ここで、本実施例のブレーキ液圧制御装置
の製造工程では、端子14aおよび14bとコイル1
2、12とがスポット溶接によって電気的に接続される
ので、従来のはんだ付けによって接続していた場合と事
なり、自動化が容易となる。このため、製造コストを低
減することができるという効果がある。
【0034】このようにして、電磁コイルアッセンブリ
16が形成された後、図5に示すように、まず電磁コイ
ルアッセンブリ16とコントロールユニット30との電
気的接続が行なわれる。すなわち、コントロールユニッ
ト30の受入口31aに樹脂部材15を挿入することに
よって、自動的に端子14aの先端部分とコネクタ32
aとが電気的に接続される。つまり、樹脂部材15は受
入口31aに挿入する際のガイドになる。そして、樹脂
部材15の先端部15aが受入口31aの段差部31b
に当接した際に、端子14aの先端部とコネクタ32a
とが接続されるようにすることによって、容易に端子1
4aとコネクタ32aとの電気的接続を行なうことがで
きる。
【0035】上記のようにしてコントロールユニット3
0と電磁コイルアッセンブリとの電気的接続を行なった
後、その接続構造を弁ユニット13に組込む。その後、
保持部材40を取付ける。このように本実施例のブレー
キ液圧制御装置の製造方法では、電磁コイルアッセンブ
リ16とコントロールユニット30との電気的接続を行
なった後にその接続構造を弁ユニット13に組込むの
で、従来のように弁ユニット13に組込む際に端子14
aの先端部分に油などが付着することがなく、端子14
aとコネクタ32aとの電気的接触が悪くなることもな
い。この結果、装置の信頼性を向上させることができ
る。
【0036】また、本実施例の製造工程では、電磁コイ
ル12とコネクタ32aとの電気的接続が、端子14a
(14b)のみによって行なわれるため、従来のような
リード線を設ける必要がない。このため、図12および
図14に示した従来に比べて、リード線がない分だけ電
気的接続箇所を減らすことができる。これにより、従来
に比べて製造工程を簡略化することができる。この結
果、製造コストを低減することができる。
【0037】図10は、図1および図5に示した電磁コ
イルアッセンブリの変形例を示した概略図である。図1
0を参照して、この変形例の電磁コイルアッセンブリ2
6では、端子14aを覆う樹脂部材55が電磁コイル1
2をも覆うように形成されている。
【0038】
【発明の効果】請求項1〜3に係るブレーキ液圧制御装
置によれば、その一方端が電磁コイルの先端に接続され
るとともにその他方端がコントロールユニットの回路基
板に接続される端子を設けることによって、従来必要で
あったリード線が不要になる。これにより、リード線の
余長によって電気回路設計上不都合が生じるという問題
点も解消することができる。また、端子の一部を覆うと
ともにコントロールユニットへの挿入の際にガイドとな
る樹脂部材を設けることによって、従来に比べてコント
ロールユニットと電磁コイルとの電気的接続をより容易
に行なうことができる。また、コントロールユニットの
受入口の内面とその受入口に挿入された樹脂部材の外面
との間にシール部材を介在させるように構成すれば、容
易にコントロールユニットを防水構造にすることができ
る。
【0039】請求項4〜6に係るブレーキ液圧制御装置
の製造方法によれば、コントロールユニットの回路基板
と電磁コイルに接続された端子の他方端とを電気的に接
続することによって接続構造を形成した後、その接続構
造を弁ユニットに組込むことにより、接続構造を弁ユニ
ットに組込む際に従来のように端子に油などが付着する
という不都合が生じない。この結果、端子と回路基板と
の良好な電気的接触を得ることができ、従来に比べて装
置の信頼性を向上させることができる。また、コントロ
ールユニットと電磁コイルとの接続を端子のみによって
行なうことにより、従来のようなリード線が不要にな
る。これにより、従来リード線を設けた場合に必要であ
ったリード線と端子との接続箇所も不要となり、そのよ
うな接続を行なう工程を省略することができる。この結
果、製造工程を簡略化することができる。さらに、端子
の一方端と電磁コイルの先端とをスポット溶接によって
電気的に接続すれば、自動化が容易となり、製造コスト
を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるブレーキ液圧制御装置
を示した概略図である。
【図2】図1に示したブレーキ液圧制御装置のA部分の
拡大図である。
【図3】図1に示したブレーキ液圧制御装置のB部分の
拡大図である。
【図4】図1に示したブレーキ液圧制御装置の電磁コイ
ルと端子との接続状態を示した概略底面図である。
【図5】図1に示したブレーキ液圧制御装置の製造工程
を説明するための概略図である。
【図6】図5に示した電磁コイルアッセンブリの製造工
程の第1工程を説明するための概略図である。
【図7】図5に示した電磁コイルアッセンブリの製造工
程の第2工程を説明するための概略図である。
【図8】図5に示した電磁コイルアッセンブリの製造工
程の第3工程を説明するための概略図である。
【図9】図5に示した電磁コイルアッセンブリの製造工
程の第4工程を説明するための概略図である。
【図10】図1および図5に示した電磁コイルアッセン
ブリの変形例を示した概略図である。
【図11】従来のブレーキ液圧制御装置の液圧回路を示
した概略図である。
【図12】従来のブレーキ液圧制御装置を示した概略図
である。
【図13】図12に示したソレノイドバルブ(電磁弁)
およびハウジング部の内部構造について本願発明者等が
提案した構造を示した断面図である。
【図14】図12に示した従来のブレーキ液圧制御装置
の製造工程を説明するための概略図である。
【符号の説明】
10:ソレノイドバルブ(電磁弁) 12:電磁コイル 14a、14b:端子 15:樹脂部材 30:コントロールユニット 32a:コネクタ 33:Oリング なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁コイルと可動弁体とを有し、前記電
    磁コイルに電力を供給することによって前記可動弁体を
    開閉してブレーキ液圧を制御するための電磁弁と、 回路基板を有し、前記電磁コイルへの電力の供給を制御
    するためのコントロールユニットと、 その一方端が前記電磁コイルの先端に接続されるととも
    に、その他方端が前記コントロールユニットの回路基板
    に接続される端子と、 少なくとも前記端子の一部を覆うように形成され、前記
    コントロールユニットの受入口に挿入されるとともに前
    記コントロールユニットへの挿入の際にガイドとなる樹
    脂部材とを備えた、ブレーキ液圧制御装置。
  2. 【請求項2】 前記コントロールユニットの受入口の内
    面と、前記受入口に挿入された樹脂部材の外面との間に
    介在するようにシール部材が設けられている、請求項1
    に記載のブレーキ液圧制御装置。
  3. 【請求項3】 前記樹脂部材は、前記電磁コイルをも覆
    うように形成されている、請求項1に記載のブレーキ液
    圧制御装置。
  4. 【請求項4】 端子の一方端と、ボビンに巻回された電
    磁コイルの先端とを接続する工程と、 樹脂成形を行なうことによって少なくとも前記端子の一
    部を覆う樹脂部材を形成する工程と、 前記樹脂部材をコントロールユニットの受入口に挿入し
    て前記コントロールユニットの回路基板と前記端子の他
    方端とを電気的に接続することによって、接続構造を形
    成する工程と、 この後、前記接続構造を弁ユニットに組込む工程とを備
    えた、ブレーキ液圧制御装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記接続構造を弁ユニットに組込んだ
    後、さらに、前記接続構造と前記弁ユニットを保持する
    ための保持部材を取付ける、請求項4に記載のブレーキ
    液圧制御装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記端子と前記電磁コイルの先端とを接
    続する工程は、前記端子と前記電磁コイルの先端とをス
    ポット溶接する工程を含む、請求項4に記載のブレーキ
    液圧制御装置の製造方法。
JP8093093A 1993-04-07 1993-04-07 ブレーキ液圧制御装置およびその製造方法 Withdrawn JPH06293255A (ja)

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