JPH06292749A - スキー板 - Google Patents

スキー板

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JPH06292749A
JPH06292749A JP10600793A JP10600793A JPH06292749A JP H06292749 A JPH06292749 A JP H06292749A JP 10600793 A JP10600793 A JP 10600793A JP 10600793 A JP10600793 A JP 10600793A JP H06292749 A JPH06292749 A JP H06292749A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ski
sole
core body
side members
sole edges
Prior art date
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Pending
Application number
JP10600793A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoichi Nagasaki
洋一 長崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP10600793A priority Critical patent/JPH06292749A/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】滑走時にソールエッジにて発生する振動を効果
的に吸収し減衰させて、スキーの安定性を高め、これに
よって、スキー操作性の向上を図るとともに、品質の安
定性を確保することができるようにする。 【構成】芯部が中芯体2にて形成されたスキー本体1の
左右両サイド部材6,6と左右両ソールエッジ7,7及
び下面強度部材4と滑走面材8との間に接着剤9を介層
する。各々のソールエッジ7の上面7aに予め弾性物質
からなる振動吸収部材20をライニングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、滑走時の振動減衰特
性にすぐれたスキ−板に関し、特に、滑走時におけるソ
ールエッジにて発生する振動の減衰特性を高めることに
より、スキー操作性の向上を図るようにしたものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスキ−板においては、図
2に示すように、スキー本体1を、芯部を形成する発泡
合成樹脂等からなる中芯体2と、この中芯体2の上下両
面に積層された繊維強化プラスチックス(FRP)等か
らなる上下両強度部材3,4と、この上面強度部材3の
上面に添設された表面化粧材5と、前記中芯体2のスキ
ー幅方向の両側面にそれぞれ添設された左右両サイド部
材6,6とで構成してなる一方、これら左右両サイド部
材6,6の下端部6a,6aに対応する位置のスキー板
長手方向に沿って左右両ソールエッジ7,7をそれぞれ
添設し、かつ、これら左右両ソールエッジ7,7間の前
記下面強度部材4の下面に滑走面材8を添設するととも
に、前記左右両サイド部材6,6の下端部6a,6aと
左右両ソールエッジ7,7の上面7a,7a及び前記下
面強度部材4と滑走面材8との間に、エポキシ樹脂等の
接着剤9を介層して互いに接着し一体化してなるサンド
ウィッチ構造を有するものがある。
【0003】そして、このような従来のスキー板にあっ
ては、前記左右両サイド部材6,6の下端部6a,6a
と左右両ソールエッジ7,7の上面7a,7aとの間に
ゴム等の弾性素材からなるシート状の振動吸収部材10
を介在することにより、滑走時にソールエッジ7,7に
て発生する振動の減衰性及び衝撃による耐接着性の向上
を図るようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造のスキー板では、振動吸収部材10が接着剤
9を介してソールエッジ7の上面7aに接着されている
ために、接着剤9がスキー本体1間に介在し、滑走時に
おけるソールエッジ7,7からの振動を振動吸収部材1
0にて直接受けることができず、これによって、振動吸
収部材10による振動の減衰特性が低下してスキー本体
1側まで伝播し、その振動がスキーヤの足元に感じさせ
ることが避けられないために、スキーの安定性に劣り、
スキー操作性を妨げている。
【0005】しかも、このようなシート状の振動吸収部
材10をソールエッジ7上に接着する際、互いに細い長
尺物同士の接着であるために、位置決め精度に劣り、品
質の安定性に欠けるという問題があった。
【0006】
【発明の目的】この発明の目的は、滑走時にソールエッ
ジにて発生する振動を効果的に吸収し減衰させて、スキ
ーの安定性を高め、これによって、スキー操作性の向上
を図るとともに、品質の安定性を確保することができる
ようにしたスキ−板を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、中芯体と、この中芯体の上下両面
に積層された上下両強度部材と、この上面強度部材の上
面に添設された表面化粧材と、前記中芯体のスキー幅方
向の両側面にそれぞれ添設された左右両サイド部材と、
これら左右両サイド部材の下端部に対応する位置のスキ
ー板長手方向に沿ってそれぞれ添設された左右両ソール
エッジと、これら左右両ソールエッジ間の前記下面強度
部材の下面に添設された滑走面材とを具備し、前記左右
両サイド部材と左右両ソールエッジ及び前記下面強度部
材と滑走面材との間に接着剤を介層して互いに接着し一
体化してなるとともに、前記各々のソールエッジの上面
に予め弾性物質をライニング(焼付)するか、あるい
は、この弾性物質の粉体と合成樹脂素材とが混練された
混練物質をコーティングまたは塗布して振動吸収部材を
添設してなる構成としたものである。
【0008】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことによって、各々のソールエッジの上面に予め弾性物
質をライニングするか、あるいは、この弾性物質の粉体
と合成樹脂素材とが混練された混練物質をコーティング
または塗布して振動吸収部材を添設してなるために、振
動吸収部材が接着剤層とソールエッジとの間に位置し、
滑走時におけるソールエッジからの振動が振動吸収部材
にて直接受けることが可能になる。
【0009】これによって、振動吸収部材による振動が
効果的に吸収されて減衰し、スキー本体側への振動の伝
播量が低減して、スキーヤが足元に感じる振動が小さく
なるために、スキーの安定性が高められるとともに、ス
キー操作性の向上が図れる。
【0010】しかも、ソールエッジ上に振動吸収部材が
予めライニング、あるいはコーティングまたは塗布され
ているために、従前のような接着時のソールエッジと振
動吸収部材との位置決めが不要になり、互いの位置決め
精度の問題がなくなるために、品質の安定性が確保され
る。
【0011】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1に示す図面
を参照しながら詳細に説明する。なお、この発明に係る
図示の実施例において、図2に示す従来構造のスキ−板
と構成が重複する部分は同一符号を用いて説明する。
【0012】すなわち、この発明に係るスキー板は、図
1に示すように、各々のソールエッジ7,7の上面7
a,7aに、接着剤9よりも振動減衰率が大きい振動吸
収部材20,20を添設してなる構成を有するもので、
この振動吸収部材20の添設は、予めゴム等の弾性物質
を前記ソールエッジ7の上面7aに0.01mmから1mm
程度の厚さ範囲でライニングすることにより行なわれて
いる。
【0013】ところで、上記スキー本体1の中芯体2を
構成する材料としては、木材あるいは発泡合成樹脂など
が一種または併用して使用され、特に発泡合成樹脂とし
ては、ポリウレタン樹脂,ポリスチレン樹脂あるいはア
クリル系合成樹脂が好適に使用される。
【0014】また、上記スキー本体1の中芯体2の上下
面に使用される強度部材3,4を形成するFRPのう
ち、この発明と併用して使用される部分の強化用繊維の
織編形態としては、例えばロービング,平織りクロス,
綾織クロスあるいはバイアスクロス等が使用可能であ
り、いずれの形態の種類の強化繊維を単独もしくは2種
以上を複合して積層使用した場合でも、この構造による
効果を得ることが可能である。
【0015】さらに、このような各種形態を採る強化繊
維の材料の種類が、好ましくはガラス繊維、更に必要に
応じてカーボン繊維もしくは他の無機繊維または高弾性
率有機繊維をいずれか1種単独もしくは2種以上を複合
して使用した場合も同様に有効である。
【0016】さらにまた、前記強化用繊維に含浸される
マトリックス用合成樹脂としては、好ましくはエポキシ
樹脂が好適に使用され、更に必要に応じて不飽和ポリエ
ステル樹脂あるいはエポキシアクリレート樹脂等が使用
される。
【0017】また、上記スキー本体1の滑走面側を構成
する滑走面材8としては、例えばポリエチレン樹脂等の
シートが添設使用され、その厚さは0.5mmから1.5
mm、また滑走面の中央溝の有無は、滑走時の方向安定性
の効果を得るために、1本乃至5本有った方が良い。
【0018】さらに、スキー本体1の下面のスキー幅方
向両側端縁部には、ソールエッジ7,7が添設され、こ
のソールエッジ7は、好適には断面が矩形またはL字形
からなるとともに、その一部のみを外部に露出させてな
るもので、このようなソールエッジ7の取付けは、スキ
ー本体1の片側でも良く、またその材質も炭素鋼,ステ
ンレススチール等のメタル製のもの、あるいはそれらの
金属表面の一部にセラミックス等の硬質薄膜を形成した
ものや硬質合成樹脂(熱可塑性合成樹脂も含む)などを
使用することが可能である。
【0019】そして、このソールエッジの種類として
は、連続エッジまたはスリット入りエッジのいずれの使
用も可能であり、またその厚さも0.5mmから1.5mm
と薄い方が良い。
【0020】さらにまた、スキー本体の中芯体2の上側
に積層された上面強度部材3の上面側に積層接着される
表面化粧材5は、ABS樹脂、フェノール樹脂あるいは
セルロイド等が好適に使用されている。
【0021】なお、この発明の実施例においては、ソー
ルエッジ7上への振動吸収部材20の添設手段として、
ゴム等の弾性物質のライニング処理を例にして説明した
が、他の例としては、ゴム等の弾性物質の粉体と合成樹
脂素材とが混練された混練物質をコーティングまたは塗
布してなることも可能である。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明によれば、各々のソールエッジの上面に予め弾性物質
をライニングするか、あるいは、この弾性物質の粉体と
合成樹脂素材とが混練された混練物質をコーティングま
たは塗布して振動吸収部材を添設してなることから、振
動吸収部材を接着剤層とソールエッジとの間に位置させ
ることができ、滑走時におけるソールエッジからの振動
を振動吸収部材にて直接受けることができるとともに、
振動吸収部材による振動を効果的に吸収して減衰させる
ことができるために、スキー本体側への振動の伝播量が
低減し、これによって、スキーヤが足元に感じる振動を
小さくなり、スキーの安定性を高めることができ、スキ
ー操作性の向上を図ることができる。
【0023】しかも、ソールエッジ上に振動吸収部材が
予めライニング、あるいはコーティングまたは塗布され
ているために、従前のような接着時のソールエッジと振
動吸収部材との位置決めが不要になり、互いの位置決め
精度の問題がなくなるために、品質の安定性を確保する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るスキ−板の一実施例を一部拡大
して示す縦断側面図。
【図2】従来のスキー板を一部拡大して示す縦断側面
図。
【符号の説明】
1・・・ スキー本体、2・・・ 中芯体、3,4・・・ 強度部
材、6,6・・・ 側面材、7,7・・・ ソールエッジ、7
a,7a・・・ 上面、8・・・ 滑走面材、9・・・ 接着剤、2
0・・・ 振動吸収部材。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中芯体と、この中芯体の上下両面に積層さ
    れた上下両強度部材と、この上面強度部材の上面に添設
    された表面化粧材と、前記中芯体のスキー幅方向の両側
    面にそれぞれ添設された左右両サイド部材と、これら左
    右両サイド部材の下端部に対応する位置のスキー板長手
    方向に沿ってそれぞれ添設された左右両ソールエッジ
    と、これら左右両ソールエッジ間の前記下面強度部材の
    下面に添設された滑走面材とを具備し、 前記左右両サイド部材と左右両ソールエッジ及び前記下
    面強度部材と滑走面材との間に接着剤を介層して互いに
    接着し一体化してなるとともに、 前記各々のソールエッジの上面に予め弾性物質からなる
    振動吸収部材をライニングしたことを特徴とするスキー
    板。
  2. 【請求項2】中芯体と、この中芯体の上下両面に積層さ
    れた上下両強度部材と、この上面強度部材の上面に添設
    された表面化粧材と、前記中芯体のスキー幅方向の両側
    面にそれぞれ添設された左右両サイド部材と、これら左
    右両サイド部材の下端部に対応する位置のスキー板長手
    方向に沿ってそれぞれ添設された左右両ソールエッジ
    と、これら左右両ソールエッジ間の前記下面強度部材の
    下面に添設された滑走面材とを具備し、 前記左右両サイド部材と左右両ソールエッジ及び前記下
    面強度部材と滑走面材との間に接着剤を介層して互いに
    積層し一体化してなるとともに、 前記各々のソールエッジの上面に、予め弾性物質の粉体
    と合成樹脂素材とが混練された混練物質からなる振動吸
    収部材をコーティングまたは塗布したことを特徴とする
    スキー板。
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