JPH0629272A - 半導体基板の洗浄方法 - Google Patents

半導体基板の洗浄方法

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Publication number
JPH0629272A
JPH0629272A JP18336392A JP18336392A JPH0629272A JP H0629272 A JPH0629272 A JP H0629272A JP 18336392 A JP18336392 A JP 18336392A JP 18336392 A JP18336392 A JP 18336392A JP H0629272 A JPH0629272 A JP H0629272A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor substrate
cleaning
washing liquid
hydrogen peroxide
solution
Prior art date
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Pending
Application number
JP18336392A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirobumi Uchida
博文 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electronics Corp
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Publication date
Application filed by Matsushita Electronics Corp filed Critical Matsushita Electronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 半導体基板の洗浄液中の不純物濃度を低減
し、清浄度の高い半導体基板を得る。 【構成】 薬液注入部7から硫酸と過酸化水素水を石英
バス1に供給した後、薬液注入部7からシリカのコロイ
ド溶液を注入する。この後、フィルター6により硫酸と
過酸化水素からなる洗浄液2をろ過した後に、半導体基
板4を洗浄液2に浸して洗浄する。これにより、洗浄液
中の不純物、特に金属イオンはシリカに吸着されるため
に洗浄液の純度は向上し、清浄度の高い半導体基板表面
を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗浄液中の不純物イオ
ンの濃度を低減し、清浄度の高い半導体基板を製造する
のに好適な洗浄方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体基板の洗浄方法は、硫酸/
過酸化水素水の混合液による方法が最も一般的に用いら
れている。以下に、図2を用いて従来技術について説明
する。図2において、石英バス1は、洗浄液2を貯める
ためのものである。3は石英カセット、4は半導体基板
である。また、この装置において5は薬液供給システム
である。薬液供給システム5は、硫酸と過酸化水素水を
適量混合し供給するためのものである。さらに、6はフ
ィルターである。
【0003】このような洗浄装置を用いた半導体基板の
洗浄方法としては、まず薬液供給システム5から硫酸と
過酸化水素水を3:1の体積比で石英バス1に供給す
る。その後、フィルター6を用いて、硫酸と過酸化水素
水からなる洗浄液2を循環ろ過しながら、外部ヒーター
で洗浄液2の温度を加熱保持する。その後、半導体基板
4を保持した石英カセット3を洗浄液2に浸漬する。こ
れによって半導体基板表面の付着物、例えば、ドライエ
ッチング時の堆積物やレジスト残り等を除去するもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の半導
体基板の洗浄方法は、薬液の中に含まれる不純物が多い
と洗浄する半導体基板4表面に不純物が付着し、半導体
製造工程中の熱処理によって半導体基板4中に拡散す
る。このため、半導体基板4中に結晶欠陥が発生し、そ
こに形成されたデバイスのデバイス特性を劣化させる。
例えば、半導体基板4中に形成した、PN接合のリーク
電流を増大させる等の悪影響を及ぼすことになる。
【0005】本発明の目的は、洗浄液中の不純物の濃度
を低下させ、半導体基板の不純物による汚染を低減する
ことができる半導体基板の洗浄方法を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体基板の洗浄方法は、半導体基板の洗
浄液中にシリカのコロイド溶液を添加する工程と、フィ
ルターで前記洗浄液をろ過する工程と、前記半導体基板
を前記洗浄液に浸す工程とを有する。
【0007】
【作用】本発明は上記した構成により、不純物イオンを
シリカに吸着させ、洗浄液中の不純物イオンの濃度を低
減することができる。したがって、薬液を石英バスに導
入した後に、フィルターでろ過し、薬液の純度を向上さ
せてから半導体基板を洗浄することにより、不純物の半
導体基板への付着を抑制できる。この結果、半導体基板
上に形成されるデバイスの性能を向上させることができ
るほか、薬液純度を向上することができるので、コスト
面でもメリットがある。
【0008】
【実施例】以下本発明の一実施例を図1を用いて説明す
る。
【0009】図1において、1は石英バスで、洗浄液2
を貯めるためのものであり、3は石英カセット、4は半
導体基板である。また、この装置において、5は薬液供
給システムであり、硫酸と過酸化水素水を適量混合し、
供給するためのものである。さらに、6はフィルターで
あり、通常0.2μm径の穴を有する。
【0010】7はシリカを含む溶液を注入するための薬
液注入部である。このような洗浄装置を用いた半導体基
板の洗浄方法としては、まず薬液供給システム5から8
9%の濃度の硫酸と31%の濃度の過酸化水素水を3:
1の体積比で石英バス1に供給する。その後、シリカの
コロイド溶液(SiO2の濃度=10〜30%)を洗浄
液の体積の約10%薬液注入部から注入し、フィルター
6を用いて硫酸と過酸化水素水からなる洗浄液2を循環
ろ過する。また、外部ヒーターで洗浄液2の温度を約7
0℃に加熱保持する。約30分ろ過した後、半導体基板
4を保持した石英カセット3を洗浄液2に約30分間浸
漬する。
【0011】金属イオンの濃度を分析した結果によれ
ば、30分のろ過によって、ナトリウム(Na)イオン
は0.2ppbから0.12ppbに、カルシュウム(C
a)イオンは0.6ppbから0.29ppbと約半減し
た。その他の金属、例えば,ニッケル(Ni)、クロム
(Cr)、鉛(Pb)等でも同様の効果がある。
【0012】従来の方法でも、薬液中のパーティクルに
不純物イオンが吸着されて同様の効果があるが、しかし
このような効果を従来の方法で得ようとすると、5時間
程度の時間がかかるため、実用的・効率的ではない。こ
れによって半導体基板表面の付着物、例えば、ドライエ
ッチング時の堆積物やレジスト残り等を除去でき、さら
に不純物イオンの半導体基板への吸着を抑制できるもの
である。
【0013】この方法は、硫酸/過酸化水素以外にも例
えば、塩酸/過酸化水素、アンモニア/過酸化水素等の
薬品にも適用できる。
【0014】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によればより高い不純物除去効果が得られるので、不
純物汚染による結晶欠陥等のデバイス特性の劣化を抑制
できるので製品の歩留まりを向上できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体基板の洗浄方法を示
す装置構成図
【図2】従来の一実施例の半導体基板の洗浄方法を示す
装置構成図
【符号の説明】
1 石英バス 2 洗浄液 3 石英カセット 4 半導体基板 5 薬液供給システム 6 フィルター 7 薬液注入部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の洗浄液中にシリカのコロイド
    溶液を添加する工程と、フィルターで前記洗浄液をろ過
    する工程と、その後、前記半導体基板を前記洗浄液に浸
    す工程とを有することを特徴とする半導体基板の洗浄方
    法。
JP18336392A 1992-07-10 1992-07-10 半導体基板の洗浄方法 Pending JPH0629272A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535276A (ja) * 2005-04-05 2008-08-28 エスイーゼツト・アクチエンゲゼルシヤフト 半導体表面から粒子を除去する方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008535276A (ja) * 2005-04-05 2008-08-28 エスイーゼツト・アクチエンゲゼルシヤフト 半導体表面から粒子を除去する方法

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