JPH06292647A - 真空清掃機用回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、汚い雑巾を取り替える場
合、簡便に雑巾を交換し、部品の破損を防止して製品の
信頼性を向上し得る真空清掃機用回転式雑巾吸入口の雑
巾着脱装置を提供しようとするものである。 【構成】 下部ベース及び下部ベースに係合される上部
カバーと、前記下部ベースに係合されるホルダ１２と、
ホルダ１２に嵌合される固定プーリ１１と、固定プーリ
１１にその一側が係合される雑巾結合軸１０と、雑巾結
合軸１０の他側にスプリング１３を介して係合される伸
縮固定ボス１４及びガイドプーリ１５と、これら雑巾結
合軸１０、固定プーリ１１及びガイドプーリ１５の外周
面に嵌合される回転式雑巾１６と、前記伸縮固定ボス１
４を支持する回転プーリ１７と、を備えて真空清掃機用
回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置が提供されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、真空清掃機の回転式雑
巾吸入口の雑巾着脱装置に係るもので、詳しくは、清掃
をした後、汚い回転式雑巾を簡便に交換し得るように
し、部品の破損を防止し得るようにした、真空清掃機用
回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、真空清掃機の回転式雑巾着脱装置
においては、図６及び図７に示したように、前側に位置
する側壁に一対の固定孔１ｂが穿孔形成され、両側に位
置する側壁内部に一対の支持具１ａが夫々突設され、四
方周辺が側壁により囲まれた長方形状の下部ベース１が
形成されている。又、前側に一対のフック３ｂが突成さ
れかつ後側に一対の結合孔３ａが穿孔形成された、板状
の補助カバー３が形成される。補助カバー３の各フック
３ｂが前記固定孔１ｂに夫々挿合されることにより補助
カバー３が前記下部ベース１に掛合されている。更に、
相互対向する支持リブ４ａが突成された２つのロッカー
４が形成され、これらロッカー４が夫々前記補助カバー
３の結合孔３ａに係合される。又、前側に一対の支持突
条２ａが突成された板状の上部カバー２が形成され、上
部カバー２がこれら支持突条２ａにより前記各ロッカー
４に係合されている。更に、両側に回転支持段部６ａが
突成された雑巾結合軸６が形成され、雑巾結合軸６の外
周面に回転式雑巾８が嵌合される。雑巾結合軸６の両側
の回転支持段部６ａにはホルダ７が夫々嵌合され、これ
らホルダ７が前記下部ベース１の両側に位置する各一対
の支持具１ａ間に夫々係合され、ホルダ７に前記雑巾結
合軸６が支持されて回動されるようになっていた。そし
て、連結管５が下部ベース１及び上部カバー２に係合さ
れていた。

【０００３】そして、このように構成された従来式の真
空清掃機用回転式雑巾の着脱装置においては、清掃を行
う場合、使用者が電源スイッチをオンさせ、清掃機を前
後方向に移動させると、前記雑巾結合軸６が回動して回
転式雑巾８が回動し、床上の汚物を清掃し得る。その
後、回転式雑巾８が汚くなると、回転式雑巾８を雑巾着
脱装置から分離し、洗濯をした後、再び雑巾着脱装置に
装着するか、又は新しい回転式雑巾８と取り替えるよう
になる。即ち、補助カバー３の両側からロッカー４を夫
々はずし（図７の矢印II−II方向）、これらロッカー４
から前記上部カバー２をはずし、これら補助カバー３及
び上部カバー２を夫々下部ベース１からはずした後、下
部ベース１内側の雑巾結合軸６を分解して取り出し、雑
巾結合軸６の回転式雑巾８を洗うようになる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】然るに、このように構
成された従来式の真空清掃機用回転式雑巾の着脱装置に
おいては、回転式雑巾を取り替える場合、補助カバー及
び上部カバーを下部ベースからはずし、次いで下部ベー
スから雑巾結合軸を分解し取り出すようになっているた
め、その雑巾の取り替え動作が極めて煩雑であるという
不都合な点があった。又、清掃の場合、補助カバーに係
合されたロッカーが清掃機吸入口を押しながら上部カバ
ーを支えるようになるので、上部カバーの支持突条が破
損し易いという不都合な点があった。

【０００５】それで、このような問題点を解決するた
め、本発明者達は研究を重ねた結果、次のような真空清
掃機用回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置を提供しようと
するものである。本発明の目的は、汚い雑巾を取り替え
る場合、極めて簡便に交換し得る真空清掃機用回転式雑
巾吸入口の雑巾着脱装置を提供しようとするものであ
る。又、本発明の目的は、清掃機雑巾着脱装置の部品が
破損される憂いが全然無く、製品の信頼性を向上し得る
真空清掃機用回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置を提供し
ようとするものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】そして、このような本発
明の目的は、下部ベース及び下部ベースに係合される上
部カバーと、前記下部ベースに係合されるホルダと、ホ
ルダに嵌合される固定プーリと、固定プーリにその一側
が係合される雑巾結合軸と、雑巾結合軸の他側にスプリ
ングを介して係合される伸縮固定ボス及びガイドプーリ
と、これら雑巾結合軸、固定プーリ及びガイドプーリの
外周面に嵌合される回転式雑巾と、前記伸縮固定ボスを
支持する回転プーリと、を備えて真空清掃機用回転式雑
巾吸入口の雑巾着脱装置を構成することにより達成され
る。

【０００７】

【作用】使用者が電源スイッチをオンにさせて床上の汚
物を清掃した後、汚い回転式雑巾を取り替える場合、回
転式雑巾組立体を手で固定具側に押し付けると、スプリ
ングの作用により伸縮固定ボスがガイドプーリ内に挿入
され、下部ベースからホルダがはずれて簡便に回転式雑
巾が分離される。その後、回転式雑巾を取り付ける場合
は、回転プーリに伸縮固定ボスを挿合し、手で押してホ
ルダを下部ベースに係合させた後手を離すと、スプリン
グの復元力により伸縮固定ボスが突出され、簡便に取り
付けられる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明の実施例に対し、図面を用いて
詳細に説明する。本発明に係る真空清掃機用回転式雑巾
吸入口の雑巾着脱装置においては、図４及び図５に示し
たように、四方側周辺が側壁により囲まれた長方形状の
下部ベース１が形成される。下部ベース１の一側に位置
する側壁の内部底面上には固定具１ｃが突成され、下部
ベース１の他側に位置する側壁内壁面には所定間隔を有
した一対のホルダ支持具１ａが突成されている。又、両
側に支持リブ２ｂが夫々下向きに突成された上部カバー
２が形成され、上部カバー２は後述するホルダ１２を介
し前記下部ベース１に掛合いされるようになっている。
更に、図２及び図３に示したように、支持段部１２ａを
有した中空円筒状のホルダ１２が二つ形成され、これら
ホルダ１２は夫々前記下部ベース１の固定具１ｃと一対
のホルダ支持具１ａ間とに夫々係合されている。又、図
１及び図２に示したように、一側に中空円筒状のホルダ
支持段部１１ａを有し他側に四角形断面溝を有した固定
プーリ１１が形成される。固定プーリ１１は前記支持具
１ａ間に係合されたホルダ１２の支持段部１２ａに掛合
されている。

【０００９】そして、両側に中空四角柱状の支持段部１
０ａを夫々有しかつ中空内所定部位にスプリング支持ボ
ス１０ｂを有した雑巾結合軸１０が形成され、雑巾結合
軸１０の一方の支持段部１０ａは前記固定プーリ１１の
四角形断面溝内に摩擦ボス１１ｂを介して係合されてい
る。又、一側に四角柱状のスプリング支持ボス１４ａが
突成された伸縮固定ボス１４が形成される。伸縮固定ボ
ス１４のスプリング支持ボス１４ａにはスプリング１３
の一端が掛合される。更に、両側の大きさが夫々異なる
ように四角形断面ロック溝１５ａが穿孔形成されたガイ
ドプーリ１５が形成される。ガイドプーリ１５は前記伸
縮固定ボス１４に係合され、それにより伸縮固定ボス１
４及び前記スプリング１３を前記雑巾結合軸１０の他方
の支持段部１０ａに係合させている。又、中空円筒状の
支持段部１７ａを有した中空の回転プーリ１７が形成さ
れる。回転プーリ１７の中空部１７ｃには摩擦ボス１７
ｂが挿合され、回転プーリ１７の中空部１７ｃは摩擦ボ
ス１７ｂを介して前記伸縮固定ボス１４に係合される。
回転プーリ１７の支持段部１７ａは前記下部ベース１の
固定具１ｃに係合されたホルダ１２の支持段部１２ａに
係合されている。更に、前記雑巾結合軸１０、固定プー
リ１１及びガイドプーリ１５の外周面には回転式雑巾１
６が嵌合されている。更に、前記スプリング１３は、前
記雑巾結合軸１０内部空間部位に形成されたスプリング
支持ボス１０ｂに基端が掛合され、前記伸縮固定ボスの
スプリング支持ボス１４ａに他端が掛合されている。

【００１０】このように構成された本発明に係る真空清
掃機用回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置においては、使
用者が床上の汚物を清掃した後、汚い回転式雑巾を取り
替える場合、図２に示した矢印Ｂの方向に手で回転式雑
巾組立体を移動させると、スプリング１３の圧縮により
伸縮固定ボス１４がガイドプーリ１５の内側に挿合さ
れ、図面において左側に位置するホルダ１２が下部ベー
ス１のホルダ支持具１ａ間からはずれて、極めて簡便に
分離される。その後、回転式雑巾を取り付ける場合は、
回転プーリ１７の中空部１７ｃに伸縮固定ボス１４を挿
合し、手で押して前記下部ベース１のホルダ支持具１ａ
にホルダ１２を係合させ、手をはずすと、前記スプリン
グ１３の復元力により伸縮固定ボス１４が突出されて回
転式雑巾は極めて簡単に取り付けられる。

【００１１】

【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る真空
清掃機用回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置においては、
従来の補助カバーを省き一枚の上部カバーのみを使用す
るようになっているため、汚れた雑巾の取り替えを極め
て簡便に行い、部品の破損を防止して製品の信頼性を向
上し得る効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る真空清掃機用回転式雑巾吸入口の
雑巾着脱装置を示した概略分解斜視図である。

【図２】本発明に係る雑巾着脱装置の一部縦断面図であ
る。

【図３】本発明に係る回転プーリ及びホルダの係合状態
を示した縦断面図である。

【図４】本発明に係る上部カバー及び下部ベースの組立
後の外観図である。

【図５】本発明に係る上部カバーの支持リブ及び下部ベ
ースの固定具を示した図面である。

【図６】従来式の真空清掃機用回転式雑巾着脱装置を示
した概略分解斜視図である。

【図７】従来式の上部カバー及び下部ベースの組立後の
外観図である。

【符号の説明】

１…下部ベース １ａ…ホルダ支持具 １ｃ…固定具 ２…上部カバー ２ｂ…支持リブ １０…雑巾結合軸 １１…固定プーリ １１ａ…ホルダ支持段部 １２…ホルダ １３…スプリング １４…伸縮固定ボス １４ａ…スプリング支持ボス １５…ガイドプーリ １５ａ…四角形断面ロック溝 １６…回転式雑巾 １７…回転プーリ １７ａ…支持段部

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 四方側周辺が側壁により囲まれた長方形
   状の下部ベースであって該下部ベースの一側に位置する
   側壁周辺部にホルダ支持具が突成されかつ下部ベースの
   他側に位置する側壁周辺部に固定具が突成された下部ベ
   ースと、該下部ベースに係合される上部カバーと、該下
   部ベースに係合される回転式雑巾組立体と、を備えた真
   空清掃機用回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置であって、 前記下部ベースのホルダ支持具と固定具とに夫々係合さ
   れる一対のホルダであって夫々の側部に中空円筒状の支
   持段部が突成されたホルダと、 一側には該ホルダの支持段部に嵌合される中空円筒状の
   ホルダ支持段部が突成され、他側には四角形断面溝が形
   成された固定プーリと、 両側に中空四角柱状の支持段部が突成された雑巾結合軸
   であって該中空四角柱状の支持段部のうちいずれか一方
   が該固定プーリの四角形断面溝に係合される雑巾結合軸
   と、 該雑巾結合軸の他方の支持段部にスプリングを介して往
   復動可能に係合される伸縮固定ボスと、 該伸縮固定ボスに係合されるガイドプーリと、 前記雑巾結合軸、固定プーリ及びガイドプーリの外周面
   に嵌合される回転式雑巾と、 前記伸縮固定ボスに係合され該伸縮固定ボスを支持する
   回転プーリと、を備えた真空清掃機用回転式雑巾吸入口
   の雑巾着脱装置。
2. 【請求項２】 前記ホルダ支持具は前記下部ベースの一
   側に位置する側壁内側面に所定間隔を置いて２個突成さ
   れ、前記固定具は該下部ベースの他側に位置する側壁の
   内部の底面上に１個突成された請求項１記載の真空清掃
   機用回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置。
3. 【請求項３】 前記上部カバーの両側の所定部位には夫
   々支持リブが下向きに突成され、該支持リブにより上部
   カバーが前記下部ベースに係合し又は前記下部ベースか
   ら離脱することにより上部カバーが開閉される請求項１
   記載の真空清掃機用回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置。
4. 【請求項４】 前記ガイドプーリの両側に大きさが互い
   に異なるように四角形断面ロック溝が夫々穿孔形成され
   た請求項１記載の真空清掃機用回転式雑巾吸入口の雑巾
   着脱装置。
5. 【請求項５】 前記スプリングは、前記雑巾結合軸のス
   プリング支持ボスに基端が掛止され、前記伸縮固定ボス
   のスプリング支持ボスに他端が掛止された請求項１記載
   の真空清掃機用回転式雑巾吸入口の雑巾着脱装置。
6. 【請求項６】 前記回転プーリの一側に中空円筒状の支
   持段部が突成され、該支持段部により伸縮固定ボスの往
   復動を支持する請求項１記載の真空清掃機用回転式雑巾
   吸入口の雑巾着脱装置。