JPH06292607A - ピアスのステム及び該ステムを被覆する方法並びにピン状のピアスのステムを保持するキャッチャー及び該キャッチャーを被覆する方法 - Google Patents

ピアスのステム及び該ステムを被覆する方法並びにピン状のピアスのステムを保持するキャッチャー及び該キャッチャーを被覆する方法

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JPH06292607A
JPH06292607A JP5084752A JP8475293A JPH06292607A JP H06292607 A JPH06292607 A JP H06292607A JP 5084752 A JP5084752 A JP 5084752A JP 8475293 A JP8475293 A JP 8475293A JP H06292607 A JPH06292607 A JP H06292607A
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stem
catcher
piercing
plastic film
earlobe
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Yokichi Nakayama
與吉 中山
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IKEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ピアスステムに耳たぶに対して低アレルギー
性を有するプラスチック膜を簡単かつきれいに被覆す
る。 【構成】 耳たぶに対して低アレルギー性を有する透明
な熱収縮性のプラスチック素材からなりステム1が遊挿
可能な薄肉の管状部材8を用意し、該管状部材8にステ
ム1を遊挿した後、この状態で、例えば、所定の温度に
加熱された水等に浸漬させると、管状部材8が熱によっ
て収縮してステム1の形状に沿って密着する。これによ
り、ステム1に、耳たぶ2に対して低アレルギー性を有
する透明なプラスチック膜7が簡単かつきれいに被覆さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耳たぶに明けられたピ
アス孔に挿通されるピアスステム及び該ピアスステムを
被覆する方法並びにピン状のピアスステムを保持する金
属製のキャッチャー及び該キャッチャーを被覆する方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ピアスによる金属アレルギーを防
止するために種々の提案がなされているが、その一例と
しては米国特許第4067341号に示すピアスステム
のカバーが知られている。
【0003】このピアスステムカバーは、耳たぶに明け
られたピアス孔に挿着されるもので、耳たぶに対して低
アレルギー性を有するプラスチック素材で管状に形成さ
れている。ピアスステムカバーの内部には、ピアスステ
ムが挿通される挿通孔が形成されており該挿通孔に18
金等の種々の金属からなるピアスステムを挿通させるこ
とにより、ピアスステムがピアス孔に直接触れないよう
にして上述した金属アレルギーを防止している。
【0004】ところが、上記ピアスステムカバーにおい
ては、ピアス孔への挿入に際し、耳たぶの厚さは個人差
(通常4〜8mm)があるので、予め長めのピアスステ
ムカバーを製作しておき使用者の耳たぶの厚さに合わせ
て先端部を切断した後、挿入しなければならない。この
ため、ピアス孔への挿着作業が面倒である。しかも、該
カバーの一端部には、通常、抜け止め用のフランジ部が
形成されているため、挿着時に該フランジ部が外部に露
出して外観を損ねるという不都合がある。
【0005】この場合、ピアスステムに上述したプラス
チック素材からなる塗料を塗布してプラスチック膜を形
成することができれば、該カバーを用いなくても金属ア
レルギーを良好に防止することができるが、ピアスステ
ムは非常に細くて小さいものであるため、塗布すること
は困難であり、仮りに塗布することができても、ピアス
ステムの端部に取着された飾りの部分に塗料が付着して
美観を損ねる不都合がある。
【0006】また、ピン状のピアスステムを耳たぶの表
側から前記挿通孔に挿入して該ピアスステムの先端部を
前記耳たぶの裏側に突出させ、購入時にピアスステムと
組になっているキャッチャーの装着孔を該突出部分に装
着することにより、ピアスステムを保持するいわゆるキ
ャッチングタイプピアスの場合においては、前記キャッ
チャーはピアスステムと同様の金属で形成されているた
め、前記ピアスステムの突出部分に装着した際に、耳た
ぶの裏側部に当接して該裏側部に金属アレルギーを引き
起こすおそれがある。
【0007】このため、従来においては、前記キャッチ
ャーに代えて、耳たぶに対して低アレルギー性を有する
プラスチック素材、例えば、ポリプロピレンあるいはシ
リコーンゴムを用いて、前記突出部分に装着される装着
孔が中央部に形成された略筒状の止め具を成形し、該止
め具の装着孔を前記突出部分に嵌め込むことにより前記
ピアスステムを保持している。このようにすると、止め
具を前記ピアスステムの突出部分に装着した際に、耳た
ぶの裏側部に該耳たぶに対して低アレルギー性を有する
プラスチックが当接するので上述した金属アレルギーを
良好に防止することができ、しかも、シリコーンゴムを
用いた場合には、装着孔に弾性を付与することができる
ため、径の異なる多種類のピアスステムに対応すること
ができる。
【0008】ところが、このような止め具を前記ピアス
ステムの突出部分に装着すると、プラスチック素材であ
るため、安っぽい感じがして耳たぶの裏側から見た場合
の美観を損ね、特に、シリコーンゴムを用いた場合は上
述した弾性を付与するために厚肉に形成する必要がある
ため止め具が大型化して美観を損ねるという不都合があ
る。しかも、ピアスステムと組で購入したキャチャーが
無駄になるという不都合がある。
【0009】この場合、キャッチャーの耳たぶの当接面
に上述したプラスチック素材を塗布してプラスチック膜
を形成することができれば、このような止め具を用いな
くても金属アレルギーを防止することができ、従って、
キャッチャーを有効に利用することができる。ところ
が、キャッチャーの耳たぶの当接面に確実に該塗料を塗
布するのは困難であり、仮りに塗布することができて
も、キャッチャーの装着孔に塗料が侵入して固化してま
い、このため、前記突出部分にキャッチャーを装着する
ことができなくなるという不都合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消するためになされたものであり、ピアス孔に挿着
しても金属アレルギーを引き起こすことがないピアスス
テムを提供することを目的とする。
【0011】また、本発明は、ピアスステムに耳たぶに
対して低アレルギー性を有するプラスチック膜を簡単か
つきれいに被覆することができるピアスステムを被覆す
る方法を提供することを目的とする。
【0012】さらに、本発明は、耳たぶの裏側部に当接
しても金属アレルギーを引き起こすことがないキャッチ
ャーを提供することを目的とする。
【0013】さらに、本発明は、キャッチャーの耳たぶ
の当接面に耳たぶに対して低アレルギー性を有するプラ
スチック膜を簡単かつ確実に被覆することができるキャ
ッチャーを被覆する方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、耳たぶに明けられたピアス孔に挿着さ
れるピアスステムであって、前記ピアス孔への挿着時に
前記ピアス孔に当接する面に、該耳たぶに対して低アレ
ルギー性を有するプラスチック膜を被覆したことを特徴
とするものである。
【0015】また、本発明は、前記ピアス孔に挿着され
るピアスステムを被覆する方法であって、前記ピアスス
テムが遊挿自在であるとともに前記耳たぶに対して低ア
レルギー性を有する薄肉の熱収縮性のプラスチック素材
からなる管状部材を用意し、該管状部材にピアスステム
を遊挿した後、該管状部材に熱を加えることを特徴とす
るものである。
【0016】さらに、本発明は、前記耳たぶの裏側に先
端部が突出するように前記ピアス孔に挿通されたピン状
のピアスステムの該突出部分に装着することにより前記
耳たぶの裏側部に当接して前記ピアスステムを保持する
金属製のキャッチャーであって、前記耳たぶの裏側部の
当接面に、該耳たぶに対して低アレルギー性を有するプ
ラスチック膜を被覆したこと特徴とするものである。
【0017】さらに、本発明は、前記耳たぶの裏側に先
端部が突出するように前記ピアス孔に挿通されたピン状
のピアスステムの該突出部分に装着することにより前記
耳たぶの裏側部に当接して前記ピアスステムを保持する
金属製のキャッチャーの前記耳たぶの当接面を被覆する
方法であって、前記当接面より大きい形状の前記耳たぶ
に対して低アレルギー性を有する熱融着性プラスチック
フィルムを用意し、該プラスチックフィルムの中央部に
前記ピアスステムの外径と略同径の治具棒を挿通させ、
挿通した該治具棒の先端部を下方に向けた状態で該先端
部に前記キャッチャーを装着することにより、前記プラ
スチックフィルムを前記当接面に載置するとともに、該
プラスチックフィルムの外縁を前記当接面の外縁より所
定寸法外方にはみ出させ、この状態で前記キャッチャー
下方から該キャッチャーの裏側に熱を加えることを特徴
とするものである。
【0018】
【作用】本発明のピアスステムによれば、ピアス孔への
挿着時に該ピアス孔に当接する面に、耳たぶに対して低
アレルギー性を有するプラスチック膜を被覆しているた
め、ピアス孔に挿着してもピアスステムがピアス孔に直
接触れないようにすることができ、従って、金属アレル
ギーによる炎症を防止することができる。
【0019】また、本発明のピアスステムを被覆する方
法によれば、管状部材にピアスステムを遊挿した後、管
状部材に熱を加えると、管状部材が収縮してピアスステ
ムに密着し、これにより、ピアスステムに耳たぶに対し
て低アレルギー性を有するプラスチック膜が簡単に被覆
される。
【0020】さらに、本発明のキャッチャーによれば、
該キャッチャーの耳たぶの裏側部の当接面に、該耳たぶ
に対して低アレルギー性を有するプラスチック膜を被覆
しているため、該キャッチャーが耳たぶに当接しても該
裏側部に金属アレルギーを引き起こす心配はない。
【0021】さらに、本発明のキャッチャーを被覆する
方法によれば、プラスチックフィルムをキャッチャーの
耳たぶの当接面に載置するとともに該プラスチックフィ
ルムの外縁を該当接面の外縁より所定寸法外方にはみ出
させた状態で前記キャッチャー下方から該キャッチャー
の裏側に熱を加えると、プラスチックフィルムの内の当
接面に載置された部分が該当接面に熱融着し、外方には
み出した部分は熱によって軟化して下方に垂れ下がり、
キャッチャーの側面部に沿って熱融着する。これによ
り、キャッチャーの耳たぶの当接面にプラスチック膜が
確実に被覆される。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図4を参照
して説明する。なお、本実施例ではキャッチングタイプ
ピアスのステム(以下、単に「ステム」という。)を例
にとる。図1は本発明の実施の一例であるプラスチック
膜が被覆されたステムをピアス孔に挿着した状態を示す
要部断面図、図2(a)は管状部材にステムを遊挿した
状態を示す要部断面図、図2(b)は管状部材が収縮し
た状態を示す要部断面図、図3は耳たぶの当接面にプラ
スチック膜が被覆されたキャッチャーの全体斜視図、図
4は該当接面を被覆する方法を説明するための説明図で
ある。
【0023】まず、説明の便宜上、ステムから説明する
と、ステム1は図1及び図2に示すように、18金等の
金属で耳たぶ2の厚さより長いピン状に形成されたもの
であり、その外径は、一般的に0.6〜0.8mm程度
になっている。ステム1の後端部(右端部)には、同じ
く18金等の金属からなるフランジ部3が形成されてお
り、該フランジ部3には球状の飾り4が取着されてい
る。一方、ステム1の先端部には後述するキャッチャー
9の弾性保持部12a,12bが係止される係止凹部5
が形成されている。ステム1の最先端部は球状に形成さ
れており、これによりピアス孔6への挿入を容易にして
いる。ステム1、フランジ部3及び飾り4の基部にはプ
ラスチック膜7が被覆されている。
【0024】次に、ステム1を被覆する方法を説明す
る。まず、図2(a)に示すように、ステム1が遊挿可
能となるようにその内径がステム1より大径の管状部材
8を用意する。管状部材8は、耳たぶ2に対して低アレ
ルギー性を有する熱収縮性の透明なプラスチック素材、
例えば、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエステル、ア
クリル又はテフロン等を用い、加熱成形加工により、全
長がフランジ部3からステム1の最先端部までの長さよ
り若干長く形成されている。また、管状部材8の後端部
は、上述したフランジ部3及び飾り4の基部を被覆する
ために碗状に形成されている。
【0025】そして、管状部材8にステム1を遊挿した
後、この状態で、例えば、所定の温度に加熱された水等
に浸漬させると、管状部材8が熱によって収縮してステ
ム1、フランジ部3及び飾り4の基部の形状に沿って密
着する(図2(b)参照)。これにより、ステム1、フ
ランジ部3及び飾り4の基部に耳たぶ2に対して低アレ
ルギー性を有する透明なプラスチック膜7が簡単に被覆
され、従って、該プラスチック膜7が被覆されたステム
1をピアス孔6に挿着するだけで、従来のように、ピア
スステムカバーを用いなくても金属アレルギーによる炎
症を防止することができ、しかも、耳たぶ2に接触する
フランジ部3にもプラスチック膜7が被覆されているた
め該フランジ部3による金属アレルギーも同時に防止で
きる。また、フランジ部3及び飾り4の基部に被覆され
たプラスチック膜7は外部に露出するが、該プラスチッ
ク膜7は薄肉かつ透明であり、しかも、フランジ部3及
び飾り4の基部の形状に沿って被覆されているため美観
を損ねることない。
【0026】ピアス孔6にステム1が挿着された状態に
おいては、ステム1の先端部は耳たぶ2の裏側に突出さ
れ、該突出部分1aにはキャッチャー9が装着されてい
る。該キャッチャー9を装着して耳たぶ2の裏側部に当
接させることにより、ステム1をピアス孔6内に保持し
ている。
【0027】キャッチャー9は、ステム1と同様に、1
8金等の金属で形成されたものであり、図3に示すよう
に、耳たぶ2の裏側部に当接する円形の当接板10を備
えている。当接板10の中央部にはステム1の突出部分
1aに装着される装着孔11が形成されている。当接板
10の裏側には、ステム1の突出部分1aを保持するた
めの弾性保持部12a,12bが、装着孔11の軸線を
間に挟んで互いに対向配置されている。
【0028】弾性保持部12a,12bは、当接板10
の周方向に互いに180°離間した各側面部13a,1
3bから径方向内方に円弧状に湾曲形成されており、そ
の最先端部は当接板10の裏面近傍まで達している。弾
性保持部12a,12bの最先端部より若干下方に位置
する各外面14a,14bどうしの間隔はステム1の先
端部外径より狭くなっており、従って、各外面14a,
14b間にステム1の突出部分1aが挿通すると、各外
面14a,14bが径方向外方に弾性変形し、その弾性
反力によって該突出部分1aが係止されて保持される。
【0029】当接板10の表面の装着孔11を除く部
分、当接板10の側面部全域及び弾性保持部12a,1
2bの各基端部には、耳たぶ2に対して低アレルギー性
を有する透明なプラスチック素材、例えば、ナイロン、
ポリプロピレン、ポリエステル、アクリル又はテフロン
等からなるプラスチック膜15が被覆されており、これ
により、キャッチャー9をステム1の突出部分1aに装
着して耳たぶ2の裏側部に当接させた際に、該裏側部に
キャッチャー9の金属面が接触しないようにして金属ア
レルギーの発生を防止している。
【0030】そして、該プラスチック膜15を被覆する
には、図4に示すように、中央部に装着孔11と同径の
挿通孔16が形成され、当接板10より若干大径の円形
プラスチックフィルム17を用意し、挿通孔16にステ
ム1と略同径の治具棒18を挿通させた後、該治具棒1
8の先端部を装着孔11に挿入して該先端部を弾性保持
部12a,12bで保持する。このとき、プラスチック
フィルム17は当接板10の表面に載置され、その外縁
は当接板10の外縁より外方にはみ出している。
【0031】この状態で、キャッチャー9の下方に配置
されたヒータ19によって当接板10の裏面に向けて熱
を放射すると、プラスチックフィルム17の内の当接板
10の表面に載置された部分が該表面に熱融着し、外方
にはみ出した部分は熱によって軟化して下方に垂れ下が
り、当接板10の側面部全域及び弾性保持部12a,1
2bの各基端部に熱融着する。これにより、当接板10
の表面の装着孔11を除く部分、当接板10の側面部全
域及び弾性保持部12a,12bの各基端部にプラスチ
ック膜15が簡単に被覆される。そして、このように当
接板10の表面の装着孔11を除く部分、当接板10の
側面部全域及び弾性保持部12a,12bの各基端部に
プラスチック膜15を被覆することにより、キャッチャ
ー9をステム1の突出部分1aに装着して耳たぶ2の裏
側部に当接させた際に、該裏側部にキャッチャー9の金
属面が接触するのを確実に防止でき、従って、従来のよ
うに、プラスチック素材からなる止め具を用いる必要が
なくなり、ステム1と組で購入したキャッチャー9を有
効に利用することができる。
【0032】また、プラスチック膜15を被覆するに際
しては、治具棒18の先端部をキャッチャー9の装着孔
11に挿入した状態でプラスチックフィルム17を熱融
着させているため、従来のように、プラスチック塗料を
塗布する必要がなく、従って、装着孔11に塗料が侵入
することはない。
【0033】さらに、本実施例のように、弾性保持部1
2a,12bが、各側面部13a,13bから径方向内
方に円弧状に湾曲形成され、その最先端部が当接板10
の裏面近傍まで達している場合においては、従来のよう
に、当接板10の側面部全域及び弾性保持部12a,1
2bの各基端部にプラスチック塗料を塗布すると、該塗
料が垂れて弾性保持部12a,12bの最先端部と当接
板10の裏面との間に侵入して固化してしまい、弾性保
持部12a,12bの弾性機能を失わせるおそれがある
が、本実施例では、上述したようにプラスチックフィル
ム17を熱融着させて当接板10の側面部全域及び弾性
保持部12a,12bの各基端部にプラスチック膜15
を被覆しているため、弾性保持部12a,12bの弾性
機能が失われるおそれはない。
【0034】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更
可能である。例えば、上記実施例では、キャッチングタ
イプピアスのピン状のステム1にプラスチック膜15を
被覆する場合を例にとったが、これに代えて、リング状
に形成されたいわゆるハンギングタイプピアス(図示せ
ず。)のステムにプラスチック膜を被覆することも可能
である。
【0035】また、上記実施例では、管状部材8の全長
をフランジ部3からステム1の最先端部までの長さより
若干長く形成した場合を例にとったが、必ずしもこれに
限定する必要はなく、被覆時にステム1が耳たぶ2に当
接しない範囲において例えば管状部材8の全長をフラン
ジ部3からステム1の先端部に形成されている係止凹部
5より僅かに短めにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
のピアスステムによれば、ピアス孔への挿着時にピアス
孔に当接する面に、該耳たぶに対して低アレルギー性を
有するプラスチック膜を被覆しているため、ピアス孔に
挿着してもピアスステムがピアス孔に直接触れないよう
にすることができ、従って、従来のようにピアスステム
カバーを用いなくても金属アレルギーによる炎症を防止
することができる。
【0037】また、本発明のピアスステムを被覆する方
法によれば、耳たぶに対して低アレルギー性を有する熱
収縮性のプラスチック素材からなる管状部材にステムを
遊挿した後、該管状部材に熱を加えてピアスステムにプ
ラスチック膜を密着させているため、従来のようにピア
スステムにプラスチック塗料を塗布しなくても該ピアス
ステムにプラスチック膜を簡単かつきれいに被覆するこ
とができる。
【0038】さらに、本発明のキャッチャーによれば、
耳たぶの裏側部の当接面に、該耳たぶに対して低アレル
ギー性を有するプラスチック膜を被覆しているので、該
キャッチャーが耳たぶの裏側部に当接しても該裏側部に
金属アレルギーを引き起こす心配はない。このため、従
来のように、プラスチック製の止め具を用いることな
く、ステムと組で購入したキャッチャーを有効に利用す
ることができる。
【0039】さらに、本発明のキャッチャーを被覆する
方法によれば、プラスチックフィルムの内のキャッチャ
ーの耳たぶの当接面に載置された部分を該当接面に熱融
着させ、外方にはみ出した部分をキャッチャーの側面部
に沿って熱融着させているため、従来のようにキャッチ
ャーの耳たぶの当接面にプラスチック塗料を塗布しなく
ても該当接面にプラスチック膜を簡単かつ確実に被覆す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例であるプラスチック膜が被
覆されたピン状のピアスステムをピアス孔に挿着した状
態を示す要部断面図である。
【図2】(a)は、管状部材にピアスステムを遊挿した
状態を示す要部断面図、(b)は、管状部材が収縮した
状態を示す要部断面図である。
【図3】耳たぶの当接面にプラスチック膜が被覆された
キャッチャーの全体斜視図である。
【図4】該当接面にプラスチック膜を被覆する方法を説
明するための説明図である。
【符号の説明】
1…ステム、2…耳たぶ、6…ピアス孔、7…プラスチ
ック膜、8…管状部材、9…キャッチャー、15…プラ
スチック膜、17…プラスチックフィルム、18…治具
棒、19…ヒータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】耳たぶに明けられたピアス孔に挿着される
    ピアスステムであって、前記ピアス孔への挿着時に前記
    ピアス孔に当接する面に、該耳たぶに対して低アレルギ
    ー性を有するプラスチック膜を被覆したことを特徴とす
    るピアスステム。
  2. 【請求項2】前記ピアス孔に挿着されるピアスステムを
    被覆する方法であって、前記ピアスステムが遊挿自在で
    あるとともに前記耳たぶに対して低アレルギー性を有す
    る熱収縮性のプラスチック素材からなる薄肉の管状部材
    を用意し、該管状部材にピアスステムを遊挿した後、該
    管状部材に熱を加えることを特徴とするピアスステムを
    被覆する方法。
  3. 【請求項3】前記耳たぶの裏側に先端部が突出するよう
    に前記ピアス孔に挿通されたピン状のピアスステムの該
    突出部分に装着することにより前記耳たぶの裏側部に当
    接して前記ピアスステムを保持する金属製のキャッチャ
    ーであって、前記耳たぶの裏側部の当接面に、該耳たぶ
    に対して低アレルギー性を有するプラスチック膜を被覆
    したこと特徴とするキャッチャー。
  4. 【請求項4】前記耳たぶの裏側に先端部が突出するよう
    に前記ピアス孔に挿通されたピン状のピアスステムの該
    突出部分に装着することにより前記耳たぶの裏側部に当
    接して前記ピアスステムを保持する金属製のキャッチャ
    ーの前記耳たぶの当接面を被覆する方法であって、前記
    当接面より大きい形状の前記耳たぶに対して低アレルギ
    ー性を有する熱融着性プラスチックフィルムを用意し、
    該プラスチックフィルムの中央部に前記ピアスステムの
    外径と略同径の治具棒を挿通させ、挿通した該治具棒の
    先端部を下方に向けた状態で該先端部に前記キャッチャ
    ーを装着することにより、前記プラスチックフィルムを
    前記当接面に載置するとともに、該プラスチックフィル
    ムの外縁を前記当接面の外縁より所定寸法外方にはみ出
    させ、この状態で前記キャッチャー下方から該キャッチ
    ャーの裏側に熱を加えることを特徴とするキャッチャー
    を被覆する方法。
JP5084752A 1993-04-12 1993-04-12 ピアスのステム及び該ステムを被覆する方法並びにピン状のピアスのステムを保持するキャッチャー及び該キャッチャーを被覆する方法 Pending JPH06292607A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08182516A (ja) * 1994-12-27 1996-07-16 Central Medic:Kk ピアシング用ピアス
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