JPH06292445A - 脱穀装置の扱胴構造 - Google Patents

脱穀装置の扱胴構造

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JPH06292445A
JPH06292445A JP7921793A JP7921793A JPH06292445A JP H06292445 A JPH06292445 A JP H06292445A JP 7921793 A JP7921793 A JP 7921793A JP 7921793 A JP7921793 A JP 7921793A JP H06292445 A JPH06292445 A JP H06292445A
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JP
Japan
Prior art keywords
handling
threshing
handle
teeth
load
Prior art date
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Pending
Application number
JP7921793A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Fujimitsu
敬介 藤光
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱穀装置において扱室内に送り込まれる穀稈
の量が特に多くなった場合に、扱胴の前半部に負荷が集
中するのを防止する。 【構成】 扱胴2における扱室1の入口6側の部分に、
設定以上の負荷により扱胴2の回転方向とは逆向きに弾
性的に後退変位可能なナイロンロープ製等の扱歯21を
備えて、扱胴2の前半部に負荷が集中するのを避け、こ
の負荷を扱胴2の後半部に分散させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンバインやハーベス
タ等に搭載される脱穀装置の扱胴構造に関する。
【0002】
【従来の技術】前述のような脱穀装置においては、扱室
内の横軸芯周りで回転駆動される扱胴と、扱胴の横軸芯
と平行に扱胴の下側に沿って配置される円弧状の受網
と、刈り取られた穀稈の株元を挟持しながら扱胴の横軸
芯に沿って、穀稈の穂先を扱室の入口から扱胴と受網の
間に送り込み、扱室の出口から抜き出すフィードチェー
ンとを備えた自脱型の脱穀装置がある。この自脱型の脱
穀装置では、円筒状の扱胴の外面に金属製の線材をU字
状に折り曲げた扱歯を多数設けて、扱胴の回転により扱
歯で穀稈の穂先を打撃することにより、穀粒を穂先から
受網上に落とし受網から下方の揺動選別部に漏下させて
いくように構成している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、作業能率向上や
作業時間の制約等の面から脱穀装置の高機能化及び高能
率化の要望、つまり単位時間当たりの脱穀処理量をさら
に多くしたいと言う要望が高まってきている。しかし、
前述のような脱穀装置の場合、入口から扱室内に新しい
穀稈が連続して送り込まれてくるので、扱胴において入
口側の部分に掛かる負荷が比較的大きなものとなってい
る。従って、脱穀処理量を多くする為に入口から扱室内
に送り込む穀稈の量を多くすると、扱胴の入口側の部分
に掛かる負荷が非常に大きくなってしまうので、改善の
余地がある。本発明は特に扱室内に送り込まれる穀稈の
量が多くなった場合、扱胴における扱室の入口側の部分
に掛かる負荷を抑えることを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は以上のよ
うな脱穀装置において、次のように構成することにあ
る。つまり、 〔1〕扱室の横軸芯周りで回転駆動される扱胴におい
て、扱室の入口側の部分に、設定以上の負荷により扱胴
の回転方向とは逆向きに弾性的に後退変位可能な扱歯を
備えてある。 〔2〕前項〔1〕の構成において、入口側の扱歯が弾性
変形自在なナイロンロープにより形成されて、扱胴に備
えられている。
【0005】
【作用】
〔I〕前項〔1〕のように扱胴における扱室の入口側の
部分に弾性的に後退変位自在な扱歯を備えると、穀稈が
入口から扱室内に連続的に多量に送り込まれてきて、扱
胴の入口側の部分に掛かる負荷が大きくなった場合、入
口側の扱歯が扱胴の回転方向とは逆方向に弾性的に後退
変位して、扱胴に掛かる負荷が逃がされる。このように
扱室の入口側において扱歯が後退変位すると、その分だ
け穀稈の脱穀処理が行われないことになるが、扱胴の後
半部(扱室の出口側)に扱歯を所定数だけ備えておれ
ば、扱室の入口側で脱穀処理されなかった穀稈は扱胴の
後半部で脱穀処理されるのである。これにより、扱胴の
前半部に集中する負荷が扱胴の後半部にも分散されるこ
とになる。
【0006】〔II〕ナイロンロープは自身に適度な弾
性と剛性とを備えているので、前項〔2〕のようにナイ
ロンロープにより扱歯を形成して扱胴にそのまま取り付
けるだけでよく、扱歯が後退変位する為の揺動支点や、
所定姿勢側に付勢するバネ等の構造を備える必要はな
い。
【0007】
【発明の効果】請求項1のように、弾性的に後退変位可
能な扱歯を扱胴の前半部に備えることにより、特に多く
の穀稈が扱室内に送り込まれてきた場合、扱胴の前半部
に負荷が集中するのを避けて負荷を扱胴の後半部にも分
散することができるようになって、脱穀装置における扱
胴自身及びその支持部付近の耐久性の向上を図ることが
できる。請求項2のように扱歯をナイロンロープにより
形成すると、揺動支点やバネ等の構造を備えなくても容
易に扱歯を扱胴に取り付けることができるので、生産コ
ストの低減の面で有利なものが得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はコンバインに搭載されている自脱型の脱穀
装置の全体を示しており、扱室1内の横軸芯P1周りで
回転駆動される扱胴2、横軸芯P1と平行に扱胴2の下
側に沿って配置される円弧状で超高分子樹脂製の受網
3、刈り取られた穀稈の株元を挟持して搬送するフィー
ドチェーン4、及び受網3の下側に配置される揺動選別
部5を備えて、自脱型の脱穀装置が構成されている。以
上の構造により、刈り取られた穀稈の株元がフィードチ
ェーン4により挟持され搬送されて、穀稈の穂先が扱胴
2の横軸芯P1に沿って扱室1の入口6から扱胴2と受
網3との間に送り込まれ脱穀処理されて、扱室1の出口
7から抜き出されていく。
【0009】以上のようにして、脱穀処理された穀粒及
びワラ屑等の処理物は受網3を漏下して、又、扱室1の
出口7から出て下方の揺動選別部5に落ちる。図1に示
すように揺動選別部5には、粗選別用の第1グレンパン
13、第1グレンパン13の後端に片持ち状に交互に支
持される第1ストローラック14と棒状のふるい線1
5、第1ストローラック14の後方に片持ち状に支持さ
れる第2ストローラック16、精選別用の第2グレンパ
ン17及びグレンシーブ18が備えられて構成されてい
る。
【0010】これにより、揺動選別部5に漏下した穀粒
及びワラ屑等の処理物は、揺動選別部5による揺動選別
作用及び唐箕8からの選別風により充分に選別されて、
単粒化した穀粒が1番物回収部9に回収され、充分に脱
穀されていない穀粒が2番物回収部10に回収されて、
搬送装置11により扱室1に戻され再脱穀される。そし
て、扱室1から出てくる細かいワラ屑等が、排塵ファン
12により脱穀装置の外に排出される。
【0011】次に、扱胴2について説明する。図1及び
図2に示すように扱胴2は金属製で円筒状に形成されて
おり、扱胴2における扱室1の入口6側の部分に、金属
製の線材を逆U字状に折り曲げて形成された扱歯19
と、金属製の平板を半円状に切り出した扱歯20とが、
扱胴2の回転方向に対して斜めに固定されている。扱胴
2において扱歯19,20の後側に、ナイロンロープを
逆U字状に曲げて形成された扱歯21が、扱胴2に固定
されている。このナイロンロープの扱歯21は自身に適
度な弾性と剛性とを備えており、図2に示すように扱胴
2の回転に伴う遠心力及び自身の慣性により、外側に逆
U字状に膨らみながら扱胴2の回転方向とは逆方向に少
し後退するような状態となる。そして、扱胴2において
ナイロンロープの扱歯21の後側に、金属製の線材を逆
U字状に折り曲げて形成された扱歯22が、扱胴2に多
数取り付けられている。
【0012】〔別実施例〕図1及び図2の実施例ではナ
イロンロープを逆U字状に曲げて扱歯21を形成してい
るが、これを図3に示すように逆U字状ではなく片持ち
状にし、その先端に球状の頭部23aを備えて扱歯23
を形成してもよい。
【0013】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にする為に符号を記すが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置の全体正面図
【図2】扱胴の前半部の縦断側面図
【図3】別実施例における扱胴の前半部の縦断側面図
【符号の説明】
1 扱室 2 扱胴 6 扱室の入口 21,23 扱歯 P1 横軸芯

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱室(1)の横軸芯(P1)周りで回転
    駆動される扱胴(2)において、前記扱室(1)の入口
    (6)側の部分に、設定以上の負荷により前記扱胴
    (2)の回転方向とは逆向きに弾性的に後退変位可能な
    扱歯(21),(23)を備えてある脱穀装置の扱胴構
    造。
  2. 【請求項2】 前記入口(6)側の扱歯(21),(2
    3)が弾性変形自在なナイロンロープにより形成され
    て、前記扱胴(2)に備えられている請求項1記載の脱
    穀装置の扱胴構造。
JP7921793A 1993-04-06 1993-04-06 脱穀装置の扱胴構造 Pending JPH06292445A (ja)

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JPH06292445A true JPH06292445A (ja) 1994-10-21

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JP7921793A Pending JPH06292445A (ja) 1993-04-06 1993-04-06 脱穀装置の扱胴構造

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003079225A (ja) * 2001-09-11 2003-03-18 Yanmar Agricult Equip Co Ltd コンバイン
US7811162B2 (en) 2007-08-07 2010-10-12 Cnh America Llc Combine rotor assembly with progressive pitch element pattern
CN109362362A (zh) * 2018-12-17 2019-02-22 湖州职业技术学院 一种脱粒机构
JP2019106899A (ja) * 2017-12-15 2019-07-04 健司 小野田 脱穀装置
CN113875402A (zh) * 2021-09-16 2022-01-04 华南农业大学 一种刚柔耦合脱粒滚筒装置以及再生稻联合收割机

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