JPH07110178B2 - 全稈投入型のコンバイン - Google Patents

全稈投入型のコンバイン

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JPH07110178B2
JPH07110178B2 JP1018296A JP1829689A JPH07110178B2 JP H07110178 B2 JPH07110178 B2 JP H07110178B2 JP 1018296 A JP1018296 A JP 1018296A JP 1829689 A JP1829689 A JP 1829689A JP H07110178 B2 JPH07110178 B2 JP H07110178B2
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cylinder
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廣見 山口
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Kubota Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、全稈投入型のコンバインにおける脱穀装置の
構造に関する。
〔従来の技術〕
全稈投入型のコンバイン用の脱穀装置としては例えば実
公昭63-27554号公報に開示されているように、送り込ま
れて来た穀稈を扱胴が下から上に向けて打撃して穀粒を
単粒化するように構成したものがある。
〔発明が解決しようとする課題〕 前述の脱穀装置においては、穀稈は扱室内に送り込まれ
た際に扱胴から打撃を受けるだけで、それ以後は打撃等
の脱穀作用を受けるようなことはない構造となっている
ので、穀粒の回収効率の向上と言う面から改良の余地が
ある。
本発明は全稈投入型のコンバインにおいて、脱穀装置に
おける穀粒の単粒化の促進を図ることを目的としてい
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の特徴は以上のような全稈投入型のコンバインに
おいて、次のように構成することにある。
圃場の穀稈を刈取っていく刈取部と、この刈取部で刈取
った穀稈を扱室側に送る供給コンベアと、この供給コン
ベアの終端において穀稈を挾持しながら扱室内に送り込
む挾持送り込み装置とを備えて、 挾持送り込み装置により扱室内に送り込まれてくる穀稈
を、下から上に向けて回転しながら打撃する扱胴を備
え、扱胴の回転方向に対して傾斜したラスプ歯を、扱胴
の外面に設けると共に、 挾持送り込み装置から供給され打撃された処理物の扱胴
の周方向での移動に抵抗を与える抵抗部を、扱胴の上側
外周に対向する扱室の内面側に形成し、 処理物が扱胴の位置から下方の選別部に直接に落下供給
することを許す開放空間を、扱胴と選別部との間に形成
してある。
〔作用〕
本発明のように構成すると例えば第1図及び第3図に示
すように、刈取部によって刈取られた穀稈は、供給コン
ベア(13)によって扱室(14)側に送られ、挟持送り込
み装置(13b)(15)により挟持されながら扱室(14)
内に送り込まれて、回転する扱胴(16)により下から上
に打撃を受ける。
この場合、穀稈は挟持ち送り込み装置(13b),(15)
により押し潰されて単粒化し易い状態で、扱室(14)に
送り込まれて扱胴(16)から打撃を受けるのであり、扱
胴(16)からの単純な打撃に加えて、ラスプ歯(16a)
による扱胴(16)の軸芯に沿う左右方向のシゴキ作用及
び揉み作用を受ける。そして、単粒化した処理物の一部
が扱室(14)下側の開放空間(14a),(14b)から、下
方の選別部(6)に直接に落下供給される。
扱室(14)への供給始端付近で十分に単粒化しなかった
処理物は、扱胴(16)の回転に伴って上方に送られ、扱
胴(16)と抵抗部(17),(18),(19)との間で揉み
処理されて単粒化し、扱室(14)の下側の開放空間(14
a)(14b)から下方の選別部(6)に直接に落下供給さ
れる。
〔発明の効果〕
以上のように全稈投入型のコンバインにおいて、穀稈が
扱室内に送り込まれた際に扱胴からの単純な上下方向で
の打撃に加えて、挟持送り込み装置による事前の押し潰
し作用、ラスプ歯による左右方向でのシゴキ作用及び揉
み作用も受けるように構成することによって、穀粒の単
粒化を促進させることができるようになり、穀粒の回収
効率を高めることができた。
そして、扱室の供給始端付近で十分に単粒化しなかった
処理物を、扱胴の回転に伴って扱胴と上側の抵抗部との
間で揉み処理するように構成することによって、穀粒の
単粒化をさらに促進させることができるようになり、穀
粒の回収効率をさらに高めることができた。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を大豆・ソバ用の全稈投入型のコ
ンバインにより図面に基づいて説明する。
第3図に示すように機体前部に、回転式の掻き込みリー
ル(2)、バリカン式の刈取装置(3)、刈取った穀稈
を寄せるオーガ(4)、穀稈を上方に送るフィードコン
ベア(5)等で構成された刈取部(1)が備えられてお
り、刈取られた穀稈はフィードコンベア(5)の下側を
通り穀稈排出口(11)から回転駆動式のビータ(12)に
より、ベルト式の供給コンベア(13)上に放出される。
穀稈は供給コンベア(13)から扱室(14)内に送り込ま
れて脱穀処理されるのであり、その構成について説明す
る。第1図及び第3図に示すように、供給コンベア(1
3)は一対のローラー(13a),(13b)にゴムベルト(1
3c)を巻回したような構造をしており、穀稈排出口(1
1)側のローラー(13a)の支点(P2)周りに、供給コン
ベア(13)の全体が上下動するように支持され、スプリ
ング(42)により上方側に付勢されている。
第1図に示すように、扱室(14)側のローラー(13b)
(挟持送り込み装置に相当)の上側に、挾圧ローラー
(15)(挟持送り込み装置に相当)が配置されている。
挾圧ローラー(15)は金属製の円筒にゴムを張り付けた
ような構造をしており、供給コンベア(13)の送り速度
よりも低速で紙面反時計周りに回転駆動されている。供
給コンベア(13)の搬送方向(A)において挾圧ローラ
ー(15)の位置よりも、供給コンベア(13)のローラー
(13b)の位置を紙面左方に後退させて、扱室(14)の
第1出口(14a)が広くなるようにしている。
次に扱室(14)内の構造について説明する。第1図及び
第2図に示すように、扱室(14)内において横軸芯
(P3)周りで紙面時計周りに、扱胴(16)が回転駆動さ
れている。扱胴(16)には回転方向に対して傾斜したラ
スプ歯(16a)が、その傾斜の向きを交互に変えながら
取り付けられている。
扱室(14)の上面を形成する第1,第2,第3天井板(1
7),(18),(19)(抵抗部に相当)が、扱胴(16)
の上面に沿うように備えられている。第1,2,3天井板(1
7),(18),(19)は、各々の横軸芯(P4),
(P5),(P6)周りに上方に揺動して退避できるように
取り付けられており、スプリング(20),(21),(2
2)により下方側に付勢されている。第2及び第3天井
板(18),(19)においては、扱室(14)の左右方向に
沿うように、丸棒(18a),(19a)が間隔を置いて取り
付けられている。
以上の構造により、第1図に示すように供給コンベア
(13)により穂先を紙面右方に向けた姿勢で送られてく
る穀稈は、ローラー(13b)と挾圧ローラー(15)との
間で押し潰されながら、且つローラー(13b)と挾圧ロ
ーラー(15)との速度差により揉まれながら、扱室(1
4)内に送り込まれてくる。そして、扱胴(16)の回転
による下から上への打撃作用、及びラスプ歯(16a)に
よるシゴキ・揉み作用により、ほとんどの穀粒(処理
物)が単粒化して扱室(14)の第1出口(14a)から落
下して行く。十分に単粒化しなかった枝付きの穀粒等
(処理物)は、扱胴(16)に絡み付くようにして上方に
送られ、扱胴(16)と第1,2,3天井板(1),(18),
(19)との間で揉み処理されて単粒化し、扱胴(16)の
中からや扱室(14)の第2出口(14b)から落下して行
く。つまり、第1出口(14a)及び第2出口(14b)が、
扱胴(16)の位置から下方の選別部(6)に処理物が直
接落下することを許す開放空間を構成している。
扱室(14)の下方には落下してくる処理物の選別部
(6)が備えられており、次に選別部(6)の構成につ
いて説明する。第3図に示すように、簀の子状の選別板
(23)及び案内板(24)、唐箕(27)及び風向き調節用
の風向板(28)等が配置されており、1番物が1番スク
リュー(29)に回収される。2番物は2番物処理ロータ
ー(31)に回収され単粒化処理されるのであり、2番物
処理ローター(31)から漏下した穀粒等が2番物として
2番スクリュー(33)に回収される。
尚、特許請求の範囲に項に図面との対照を便利にするた
めに符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る全稈投入型のコンバインの実施例を
示し、第1図は供給コンベアの終端及び扱室内の縦断側
面図、第2図は供給コンベアの終端及び扱室内の横断平
面図、第3図はコンバインの全体側面図である。 (1)……刈取部、(6)……選別部、(13)……供給
コンベア、(13b),(15)……挟持送り込み装置、(1
4)……扱室、(14a),(14b)……開放空間、(16)
……扱胴、(16a)……扱胴のラスプ歯、(17),(1
8),(19)……抵抗部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圃場の穀稈を刈取っていく刈取部(1)
    と、この刈取部(1)で刈取った穀稈を扱室(14)側に
    送る供給コンベア(13)と、この供給コンベア(13)の
    終端において穀稈を挾持しながら扱室(14)内に送り込
    む挾持送り込み装置(13b),(15)とを備えて、 前記挾持送り込み装置(13b),(15)により扱室(1
    4)内に送り込まれてくる穀稈を、下から上に向けて回
    転しながら打撃する扱胴(16)を備え、前記扱胴(16)
    の回転方向に対して傾斜したラスプ歯(16a)を、前記
    扱胴(16)の外面に設けると共に、 前記挾持送り込み装置(13b),(15)から供給され打
    撃された処理物の扱胴(16)の周方向での移動に抵抗を
    与える抵抗部(17),(18),(19)を、前記扱胴(1
    6)の上側外周に対向する扱室(14)の内面側に形成
    し、 処理物が前記扱胴(16)の位置から下方の選別部(6)
    に直接に落下供給することを許す開放空間(14a),(1
    4b)を、前記扱胴(16)と選別部(6)との間に形成し
    てある全稈投入型のコンバイン。
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